おとといはちょっと嬉しくなる出会い(とやり取り)がふたつありました。
ひとつ目は営業中のこと。
どう見てもロック&ロールな佇まいのお客様がご入店なさって「スーツのオーダーを考えているのですが少しお話を聞かせてもらえますか?」と仰いました。
話してみるとご来店のきっかけはTHE ALFEEの高見沢俊彦様だそうです。
ご存知の方も多いと思いますが、高見沢様は僕がLOUD GARDENの前に某アパレル企業と共同でやっていたブランド/テイラーA WORKROOMでたくさんのスーツを作ってくださったお得意様です。
当時は「私服がスーツ」「スーツがマイブーム」ということを仰っていたと思います。
その後、残念なことにブームは去ってしまったようで、LOUD GARDENになってからは一度だけしかご注文いただけなかったのですが、同じ大学出身、同じバスケットボール/NBAラヴァー、同じHR/HM愛好家の偉人高見沢様からご愛顧いただけたのは最高の光栄でした。
そのお客様は2010年頃に発売された何らかの紙媒体にて高見沢様が「スーツはいつもA WORKROOMという店で作っている」という趣旨の発言をなさっているのを見てご来店くださったそうです。
色々なご縁に心から感謝です。
ふたつ目はおとといの深夜でした。
とある音楽家からe-mailが届いたのです。
曰く「I saw that my name popped up on your website. I was happy to see you are a fan of my work. I am a long time fan of your work as well.(以下略)」だそうです。
「これは完全にスパムメールでしょ?」と一瞬思いましたが、どうもe-mail全体を見るとそうではないっぽいんですよね。
仕事でバリバリ使うため英語が堪能な妻が見ても「これは本人からでしょう」と感じたそうです。
でも、僕の作品のa long time fanっていうのはどうにも「ほんとに?」「なんで?」という感じなのですが。。。
という訳で、(e-mailに気づいたのが昨日の朝だったため)昨日の午前中に返信を送りました。
こちらも縁がつながっていくと、広がっていくと嬉しいです。
ところで。
「高見沢様」といえば。
高見沢様とのご縁をつないでくれたのは、A WORKROOMのスカルライニング付きブラックトレンチコートを掲載してくれたSENSEという雑誌でした。
昨年(だったと思います)休刊となりましたが、A WORKROOM時代はロックテイスト満載のSENSEには相当お世話になりました。
そういえば、LOUD GARDENオープンの際にも、とっても「らしい」ブラック&ゴージャスな花輪を贈ってくれました。
嬉しかったなぁ。
SENSEの関係各位にはほとんど恩返しができなかったので、いつか何かのカタチでビッグな恩返しができればと思っています。
それから、THE ALFEEと高見沢様もそれぞれ別で華やか極まりない花輪を贈ってくださいました。
THE ALFEEは桜井様用のステージ衣裳をスタイリストさん経由で承っていた関係から贈ってくださったのだと思います。
あれも心底感激、そしてびっくりしました。
もちろん他にも、例えば山口洋さんやユカイさん、そしてお取引各社からも贈っていただいたんですよね。
たくさんの力をいただきました。
あれから、11年が経とうとしています。
記念すべき新たなディケイドの1周年に向けて未来志向と原点回帰を同時かつ強力に推し進めたい、何とかあの時に思った色々を実現できるようにより一層努力を重ねたいと思っています。
かくかくしかじかなので。。。
今日は最新のスカルアイテムをご紹介します。
「 “♡ Camo” umbrella」「 “♡ Camo” cotton canvasとOkayama denimのリヴァーシブルトートバッグ」に続く「入魂の10周年記念アイテム第3弾」として昨年リリースした「Made-to-order Skull Hat/オーダーメイドスカルハット」のSpring/Summerシーズンヴァージョンのご注文品第1号です💀
以前にもこのDiaryに書きましたが、10周年記念アイテムは「実にLOUD GARDENらしいアイテム!」「Excitingライフを生きるお得意様皆さまに間違いなく使っていただけるアイテム」「自分自身が最高に欲しいブツ!」という3つのキイワードをいつにも増して大事に構想しました。
その結果、 “♡ Camo” umbrellaはあっという間に完売 、 リヴァーシブルトートバッグは残り在庫僅少、Skull Hatはかなり好評と嬉しい成果に恵まれています。
本当にありがたいです泣。
そのSkull Hatですが、リリース当時にご用意した素材は100% オーストラリアンメリノウールのフェルトオンリーでした。
でも、日本の夏にフェルトは無理ですよね!
UKやイタリア北部では春夏シーズンでもフェルトハットを被っている人を見ることがありますが、日本であれをやったらきっと「汗製造機」と化してしまいます(笑)。
春夏シーズンのハットといえばやっぱりストローハットです。
しかしながら、残念なことに一般的なストローハットの原料はかなりソフトなのでなかなかスカルのシェイプがキレイに出ません。。。
ということで、当初はSpring/Summerシーズン向けのスカルハットは諦めていたのですが、「かなりハードなラフィアという原料の素材を使えばできるかもしれませんよ」という情報を帽子工房の方から教えてもらえたので早速サンプルを作りました。
ラフィアは「マダガスカル島に生えているヤシの木、ラフィア椰子の葉を乾燥させることでできる繊維」で以下の特徴を持つそうです。
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つまり、成形がしやすく(= Skullの表現がしっかりとできて)、型崩れがしにくく、軽量で、エイジングも楽しめるという訳です。
優れた防水性も嬉しい限りですよね。
というラフィアを石目織りで仕上げた素材を使ってカウンターサンプルを作ったのですが、そして「もしイマイチならデビューはさせないでおこう」「もし修正したいポイントがあれば再度サンプルを作ろう」と思っていたのですが、仕上がりが完璧だったので1月末に正式リリースをしました。
そのサンプルを見てオーダーいただいたご注文第1号が今日ご紹介するスカルハットです。
では!
↓こちら↓ です💀
めちゃくちゃいい感じですよね〜!
クラシカルなリネンのスリーピーススーツスタイルにロックなスパイスを加えるのによし。
モダンなワーク&ミリタリースタイルをよりクールに演出するのによし。
Tシャツ&デニムパンツといったシンプルなカジュアルスタイルをスタイリッシュに仕上げるのによし。
間違いなく「使えるヤツ」です!
もう少し具体的にご説明すると、ブリムは6.5cm巾&クラシック仕上げ(ブリムのバックを少し上げる仕様)、ブラックのグログランリボン付きでお作りしました。
クラシックな佇まいとスカルのギャップ、アイヴォリーカラーの本体とブラックグログランのハイコントラストが最高ですよね!
正直。。。
僕もこのデザインで作りたくなりました!
僕はいつももう少しモードなデザイン(9.0cmブリム&ストレート仕上げ&リボンなし)で作っているのですが、こちらも本当にカッコいいと思います。
屋外で撮った写真もご紹介しましょう!
う〜ん、最高にかっこいいですよね〜!
工房の方は「フェルトより難しい」と仰っていましたが、そしてやっぱりフェルトほどはスカルがパキッと出ていない感じもありますが、それが逆にオーガニックテイストを上げてくれていてすごくいいとお思います💀
また、天然素材かつ立体感の多いスカルハットだけにランダムな節や穴(でいいのかな?)が散見されるのも、より一層 One of a kind な感じがしていいですよね😎
この節や穴は絶対に「完全再現」はできないですから!
Spring/SummerヴァージョンのSkull Hatは ↓こちら↓ の6カラーからセレクトが可能です。
今回はNo.2 カスタードでお作りしました。
フェルトの23カラーから比べるとかなり少ないのですが。。。
個人的にはこれくらいの方が悩まなくていいかも!と思っています。
それでも、6マークでも、自分用としてサンプルを作った時にも「No.1 黒にするか」「No.2カスタードにするか」「No.5 キャメルにするか」などなどかなり悩みましたけれど。。。
Skull Hat: ¥26,400~
以上です。
皆さんもぜひともよろしくお願い申し上げます!
O君、いつも本当にありがとうございます。
THE STREET SLIDERSが今から楽しみ過ぎます!!
そして。。。
お互い開幕3連敗。。。
腹が立ちますね笑
3rd. Apl. 2023
Ryoji Okada