The list of the [ Formalwear ] category.
失意の3連休が明けた昨日は。。。
嬉しいご予約が2件入り、楽しいコラボレーション企画の骨子が固まり、複数の問題が少し解決に向かって進展し、とあるご注文品が想像以上にカッコよく仕上がり、心あるお取引先の丁寧なご対応に感銘を受け、新しいシャツをおろしエトセトラ。
悪くない幕開けでした。
店舗営業は3連休の最悪な流れを断ち切れずで日曜日から泥沼の3連敗(3連休 + 昨日で3敗1分。。。辛い泣)となりましたけれど。
今日は営業時間が短い&僕ひとり体制の水曜日ですがなんとか3連休前のいい流れを取り戻すべくあれこれ頑張りたいです!
皆さまのご来店も心よりお待ちしております。
10月の水曜日は14:00開店です!
Go! LOUD GARDEN!
ところで。
「3連休」といえば。
今日は3連休の2日目:10.13 Sunにお渡ししたばかりのスーツをご紹介します。
お得意様の淑女がご結婚なさったのですが、そのお得意様のご夫君がウェディングパーティでお召しになるようにご注文いただいたスーツです。
お渡しした日曜日にこのDiaryでご紹介・ご解説したSuper cool and chic “BYGONES!” midnight suit!同様、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAならではのエキサイティングなギミックが満載の1着です。
どんなご注文でも嬉しいのが我々の偽らざる本心ながら、その一方で「スペシャルな場でお召しになるスペシャルな1着」をご注文いただけるのはテイラー冥利に尽きる光栄です。
今回も「せっかくだから岡田さんの店でカッコいいスーツを作ってもらいたいと思いました」とお得意様に仰っていただいたのは感激でした。
N様、この度は本当にありがとうございました。
誰もが羨む華やかなオーラを持った美男美女!
どうぞ末永くお幸せに♡
では、早速ご紹介しましょう。
お作りいただいたのは ↓こちらのスーツ↓ です。
新郎はバレエダンサーということもありスタイル抜群かつ姿勢がめちゃくちゃよく、更にスーパーハンサムです(羨ましい限り!)。
元々お持ちのオーラがとっても華やかなので、そしてパーティのご主役なので、それを踏まえてあれこれ吟味していただいた結果今回はVBCのフローラルジャカード素材でお作りいただくことになりました。
カラーはMidnight(我々がミッドナイトブルーと呼ぶ極めてダークなネイヴィブルーです)です。
品質は100% Super 110’s Wool(260g/m)、いわゆるAll Seasonタイプ(日本では盛夏を除くオールシーズン)の素材ですね。
ウェディングパーティだけではなく普段使いもできる素材だと思うので、そしてAll Seasonタイプの素材なのでハレの場やレストランデートで年中、ガンガン着ていただきたいです。
N様がお持ちのオーラならスーツを普段使いしてもまったく「負けない」と思いますが、時としてジャケットとボトムスをセパレートしてもいいかもしれません!
ということも考えて、そして素材がかなり華やかかつフォーマル度が高いためデザインはそこまでフォーマル度を高くしませんでした
具体的には以下の通りです。
ジャケット:ややナロウ巾:8.0cm&ハイゴージーラインのセミノッチドラペル + シングブレステッド1ボタン + クラシックフロント + スランテッド/ハッキングポケット + やや深め:27.0cmのセンターヴェント
ボトムス:ベルトループレス&サイドアジャスター仕様 + 0プリーツ + モダンなテイパードシルエット + ストレートヘム
といったデザインです。
フォーマルウェアですから、セミノッチドラペルではなくピークトラペル、スランテッド/ハッキングポケットではなくフラップなしのホリゾンタルポケット、センターヴェントではなくノーヴェントの方がよりクラシックかつ「正しい」です。
が、今回はそれをしっかりご理解いただいた上で&普段使いも考えて上記のデザインに決めていただきました。
例えばジャケット単品で着た時等を考えたらこのデザインの方が絶対にイイですもんね!
続いて、エキサイティングなディテイルを「寄り画像」で披露していきましょう。
チェストです。
シャープなややナロウ巾&ハイゴージーラインのラペルはこのスーツの「顔」になっていると思います。
また、フロントボタンの計算し尽くされた位置/高さもラペルのシャープさを引き立てていると思います。
ショルダーは怒り肩に悩んでいらっしゃるということも加味してナチュラルショルダーにしました。
僕のような撫で肩男からすると羨ましいくらい立派な肩なのですが、それが強調されるのがお悩みでいらっしゃるとのことでした。
なので、ナチュラルショルダーにするだけではなく、最も薄い肩パッドとタレわたを使う工夫も加えました。
胸ポケットの袋地はライニングと同じワインレッドのペイズリージャカード素材を使用してポケットスクウェア/チーフ代わりに出せるようにしました。
もちろんホワイト無地のポケットスクウェアを入れたり、ペンを入れたりと通常のポケットとしても機能します。
無論ペンは入れない方がいい訳ですけれど。。。
上前(ウワマエ:左手側の前身頃)のラペル(下衿)裏には文字刺繍をお入れしました。
October 2024 N&K
ウェデイングパーティの年月とおふたりのイニシャルです。
ロマンティックですよね〜!
刺繍の糸はライニングのワインレッドと呼応させました。
フロントボタンです。
フロントボタンは正式なフォーマルスタイル:着脱式の拝みボタンにしました。
着脱式ということは複数作っておけば、拝みボタンを「着替える」ことができます。
という訳で、今回はスーツと同じ素材の拝みボタンとライニングの拝みボタンをお作りしました。
ウェディングパーティではどちらのボタンをセレクトなさるでしょうか!?
ウエストポケットです。
シャープな印象を与える前後差5.0cmの急傾斜スラント。
ラペルと呼応した5.5cm巾のフラップ。
いずれもオーダーメイドならではのさりげなくも深い「小技」です。
美しいステッチワークも見逃せません。
そして、この画像だと素材の質感が分かりやすいですね!
ご覧の通りとってもエレガントなジャカード素材です。
ライニングです。
ミッドナイトブルーとワインレッド!
最高にラグジュアリーなコントラストですよね。
思わず「チラ見せ」させたくなります!
こちらのライニングは現在一時的に希少となっている100% Cuproです。
スリーヴボタンです。
はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
以上です。
N様、今回をご縁に今後とも当店を何卒よろしくお願い申し上げます。
季節の変わり目ですのでどうぞご自愛ください。
16th. Oct. 2024
Ryoji Okada
おとといカープがあと2週間に迫ったドラフト会議で明治大学の宗山選手を1位指名すると公言しました。
ドラフトの公言はいつも早いカープですが、今年は12球団トップでした。
戦力外通告は例年遅いんですけどね笑。
それはともかく、今年の公言は少しでも競合球団を少なくしたいという意図があってのことでしょう。
2月に肩甲骨を骨折したとはいえ今年の野手ではトップ評価の選手、しかも遊撃手です。
既にNPBの一軍レヴェルにあると評価される高い守備力に加えて非凡な打撃センスにも恵まれた遊撃手が欲しくない球団はないでしょう。
が、今季かなりブレイクした矢野選手と今季は三塁手での出場が多かったものの元々は遊撃手である2018年のドラフト1位小園選手がいるカープが公言したのは少々驚きでした。
公言するにしてももう少し後にすれば、他球団の動きを注視しつつ「もし宗山選手に想定以上の指名が集まりそうだったら大商大渡辺選手あたりの一本釣りを狙う」という両面作戦もできたはずですから。
でも、そうする必要を感じさせないほど球団が宗山選手に惚れ込んだのかもしれません。
広島の名門広陵高校出身ですしね。
また、果たして左打ちの遊撃手が「①俊足巧打タイプの左打者が多い ②守備面での指標が12球団トップの矢野選手とレジェンド菊池選手が二遊間を担う ③小園選手(や前川選手)もいる」カープの補強ポイントなのか?という疑問もweb上ではかなり上がっていました。
確かに絶対的な補強ポイントは右の長距離砲でしょう。
ただ、それは新外国人野手で補う、一部で話題に上がっているビシエド選手を獲得する、末包選手を鍛え直して開花させるという算段をしているのかもしれません。
加えて、矢野選手か宗山選手を菊池選手の後継者として二塁手にコンヴァートするプランも想定している可能性が高いです。
更に、遊撃手としては守備面で矢野選手に太刀打ちできない、三塁手として長打力が物足りない小園選手をセンターにコンヴァートする構想もあるのではという憶測がXで散見されました。
小園選手のセンターコンヴァートはともかく、様々な要素を重ね合わせると、そして宗山選手が圧倒的に優れているのなら十分に納得できる方向性、そして公言です。
とにもかくにも。。。
ドラフトは必ずや成功させ、新外国人選手もアタリを引き、支配下枠をもっと開けて来季に備えて欲しいです。
あれだけの「ガス欠」を起こした訳ですから、選手個々がレヴェルアップするために猛練習に取り組むのは「必要条件」でお願いしたいです。
しかし。。。
昨日のSD@LADを見ると。。。
やっぱり野球は本塁打、つまり長打力なんですけどね笑。
ところで。
「ポイント」といえば。
今日は先月お渡ししたポイントだらけ、つまりこだわりと遊び心満載のスーツ(とシャツとボウタイとヴェスト)をご紹介します!
大阪で会社をご経営なさっているS様が社員様のウェディングパーティにご参列なさる、そしてスピーチもなさるということでご注文いただいた一式です。
S様は今回のご注文が初めてのご注文でした。
お得意様のN様がご縁を繋いでくださったのですが、N様はM様のご紹介でした。
また、N様は先日別のお客様M様とのご縁も繋いでくださいました。
このように縁が連なっていくのは本当にありがたく幸せなことです。
この場を借りて改めて心よりの御礼を申し上げたいです。
本当にありがとうございました!
では、さっそくご紹介しましょう。
まずはスーツを。
素材は個性的なクリエイションに定評があるUKミルDarrow Daleの無地です。
品質は100% Wool(240/260g/m)、組織はクリアカットカットのツイル(綾織)、All Seasonボディ(日本では盛夏を除くオールシーズン)ですね。
ぱっと見は普通のブラック無地、個性的ではないように見えると思います。
が、しかし、こちらはタイトルにもあるようにMidnight(日本でいうミッドナイトブルー)、ブラックではなくブルーなのです!
社員様のウエディングパーティということで、最初に「デザイン自体はあまり遊びを入れないクラシカルな方向性」と決まったので素材とディテイルにこだわりと遊び心を注入しまくりました。
その一環がこのMidnightのセレクトです。
ちなみに、All SeasonタイプのMidnightってかつては多く存在したのですが近年は極めて珍しくなっているようで、少なくともLOUD GARDENで取り扱っているバンチブックにはDarrow Daleのこの素材ともう1種くらいしかありません。
そういった意味で「密かに個性的」なだけでなく希少性も高い素材です。
デザインは上記の通りクラシカルにまとめました。
具体的には以下の通りです。
ジャケット:ややナロウ巾:7.5cm&ハイゴージーラインのピークトラペル + 実際に細いロープを入れて構築するロープドショルダー + シングブレステッド1ボタン + クラシックフロント + スランテッド/ハッキングポケット + やや深め:26.0cmのサイドヴェンツ
ボトムス:ベルトループレス&サイドアジャスター仕様 + 0プリーツ + モダンなテイパードシルエット
といったデザインです。
フォーマルウェアですから、スランテッド/ハッキングポケットではなくフラップなしのホリゾンタルポケット、サイドヴェンツではなくノーヴェントの方がよりクラシックかつ「正しい」です。
が、今回はそれを踏まえた上で普段使いも考えて上記のデザインをご提案しました。
例えばジャケット単品で着た時等を考えたらこのデザインの方が絶対にイイですもんね!
続いて「隠された」こだわりと遊び心を「寄り画像」で披露していきましょう。
とってもゴキゲンですよ!
ふふふ。。。
チェストです。
シャープなややナロウ巾&ハイゴージーラインのラペルはこのスーツの「顔」になっていると思います。
また、フロントボタンの計算し尽くされた位置もラペルのシャープさを引き立てていると思います。
この画像では半分くらい切れてしまっています(汗)が、ロープドショルダーとの相性も◎だと思います。
胸ポケットの袋地はライニングと同じ “♡ Camo” silk c/# GPを使用してポケットスクウェア/チーフ代わりに出せるようにしました。
もちろんホワイト無地のポケットスクウェアを入れたり、ペンを入れたりと通常のポケットとしても機能します。
ペンは入れない方がいいですけれど。。。
上前(ウワマエ:左手側の前身頃)のラペル(下衿)裏には文字刺繍をお入れしました。
BYGONES!
不勉強で僕は知らないワードでしたが、調べてみるとこの位置にこのワードを入れるユーモアはなかなどうしてすごく素敵だと思います!
さすがはユーモアと知性に溢れたS様です。
刺繍の糸はライニングのピンクと呼応させました。
フロントボタンです。
フロントボタンは正式なフォーマルスタイル:着脱式の拝みボタンにしました。
着脱式ということは複数作っておけば、拝みボタンを「着替える」ことができます。
という訳で、今回はスーツと同じ素材の拝みボタンとハートシェイプメタルボタンの拝みボタンをお作りしました。
実は、ここ最近のS様のテーマが「愛」ということで、今回の一式にはハートがたくさん散りばめられています!
社員様のウェディングパーティご参列時にはどちらのボタンをセレクトなさったでしょうか!?
ウエストポケットです。
シャープな印象を与える前後差4.5cmの急傾斜スラント。
ラペルと呼応したやや細め:5.0cm巾のフラップ。
いずれもオーダーメイドならではのさりげなくも深い「小技」です。
ライニングです。
「ハートを散りばめよう!」というご意向に沿ったライニング。
はい、 “♡ Camo” silkしかありません!!
という訳で、こちらの「完売が見えてきている」c/# GPをセレクトいただきました。
ミッドナイトブルーとのコントラストがサイコーですよね。
スリーヴボタンです。
はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
そして!?
よく見ていただくと!!
左(上画像)と右(下画像)の袖ボタン数が異なります!!
具体的には左が3個で右が4個です。
これは決して工房の間違いではなく意図したものです。
こういった超スーパーさりげないディテイルって素晴らしく粋ですよね。
ボトムスはフライフロント仕様にしました。
これまたこだわりのディテイルです!
ちなみに僕も基本的には常にボタンフライで作っています。
シャツは2枚お作りたいただきました。
ホワイトはドビーでマイクロダイヤ柄を表現した国産素材でお作りしました。
シャープなマイクロダイヤ柄と美しい光沢が見事なハーモニーを生み出している逸品です。
デザイン/仕様は「カッタウェイカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン」です。
ブルーは国産のエンドオンエンド(ハケ目)素材でお作りしました。
デザイン/仕様は「ロータイプのカッタウェイカラー + ミラノカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 +ポリエステルのネイヴィブルーボタン」です。
共通するのは左カフスにお入れしたハート刺繍です!
が、実は刺繍糸のカラーを変えています。
具体的にはホワイトはブルー糸、ブルーはネイヴィブルー糸でお入れしました。
芸が細かい!!
ちなみにですが、もちろんホワイトが今回のウェディングパーティご参列用にお作りいただいた1枚です。
かなりフォーマル仕様な1枚ですので、ウェディングパーティと相性抜群なことは間違ありません。
が、しかし、スーツがミッドナイトブルーですからブルーを合わせてもキレイにキマリそうです。
ボウタイは “♡ Camo” silk c/# GPでお作りしました。
ウェディングパーティではたくさん「可愛い!」と絶賛されたのではないでしょうか!?
最後にスーツ(のジャケット)とヴェストを合わせた画像とヴェスト単体の画像をご紹介します。
ミッドナイトブルーのスーツということで、ヴェストもブルーにしました。
が、これは既製品です。
理想の素材がなさそうだったり納期的な問題だったり。。。
諸般の事情があって今回は取り寄せ可能なフォーマルブックからセレクトいただきました。
ご覧の通り、すごくイイですよね!
サイズ展開はそんなに多くないのですが、「まるで誂えたかのように」ピッタリだったのもよかったです。
5月にご紹介した ↓こちら↓ のブックからセレクトいただきました。
以上です。
今回の一式はかなり渾身、自信作です!
皆さんもここぞの一式はぜひともLOUD GARDEN/RYOJI OKADAにお任せください。
S様、この度は当店をご利用くださいまして本当にありがとうございました。
心より御礼を申し上げます。
N様、S様およびM様をご紹介いただきまして誠にありがとうございました。
スカートの仮縫いが仕上がりましたらまたご連絡いたします。
M様、N様をご紹介いただき誠にありがとうございました。
例のボトムス、ぜひともお願いいたします!
ご縁に感謝です!!!
13th. Oct. 2024
Ryoji Okada
昨日からNPBのペナントレースが再開されました。
わずか4日間ではありますが、野球がない日々は少々味気なかったので喜ばしい限りです。
カープは苦手としているバンテリンドームでのD戦に臨んでいます。
セ・パ交流戦をなんとか勝ち越しで乗り切ったので更に勢いづけたいところですが。。。
昨日の先発は今シーズン抜群の安定感を誇っている勝ち頭左腕床田投手でした。
が、Dの先発も好投手、侍ジャパンにも選ばれた逸材髙橋宏投手でした。
カープ打線は髙橋宏投手をまったく攻略できていないんですよね〜。
また、カープもDも鉄壁のクローザーを筆頭に勝ちパターンがかなり充実しています。
そして、印象的にはカープもDもあまり打てない。。。
実際の数字は下記の通り印象とはだいぶ違うんですけれど。
—–
カープ:チーム打率リーグ2位・チーム防御率リーグ1位・得失点差リーグ最少
D:チーム打率リーグ4位・チーム防御率リーグ4位・得失点差リーグ最大
—–
順位自体もカープが首位でDは最下位です。
が、しかし、昨日の試合前時点における今季の対戦成績は2勝4敗1分、負け越しているという。。。
いずれにしても、お互いに「好投手が先発・後ろが強い・貧打気味」となると大事なのは先取点および失策等のミス抑制になります。
果たして昨日は。。。
カープ戦に強いカリステ選手のソロ本塁打で先制されました。。。
なだけでなく、4回までに二度の併殺および失策から得た好機での凡退等、髙橋投手を助ける展開となりました。
極め付けは7回表の拙攻!
これではバンテリンドームで勝てる訳がありません。
床田投手が粘投していただけにかなりストレスフルな、そして痛い負け試合でした。
プロフェッショナルですからそんなことはないとは思いますが、D戦で先制されると「やばい!9回はマルティネス投手だから早めになんとかしないと」と全員で焦ってしまい残塁の山を作っているように見えます。
今日の先発は絶好調の大瀬良投手です。
今日もまた「うまい投球」を披露してチームを久し振りの勝利に導いて欲しいです!
Go! CARP!
ところで。
「抜群」といえば。
今日は抜群に上品で優雅で正統派なディナースーツ(タキシード)をご紹介します。
これだけ正統派なディナースーツをお作りしたのは久し振り!
手前味噌ではありますが、作り手の僕も大満足のマスターピース!
かなりの自信作です。
ご注文くださったのはご自身でコンサルタント会社を経営なさっているI様です。
I様とはA WORKROOM時代から、I様が学生だった(20歳くらい?)頃からのご縁です。
とってもハンサムで聡明で育ちがよさそう(←実際にお育ちがよかったです!)な若人だったI様もたくさんのキャリアを重ねて堂々たる風格を感じさせる経営者となられました。
風格といってもご体型は以前とほぼ変わらぬまま。
そして、依然としてとってもハンサムです。
羨ましい限りです!
今回は、そんなI様の会社に勤務する女性の結婚式にI様が主賓としご参列なさることからご依頼いただきました。
実は、この1ヶ月で「主賓」の装いを合計3回お手伝いできました。
特別な場でお召しになる装いのご相談・ご注文をいただけることはテイラー冥利に尽きる光栄中の光栄です
本当にありがたいことです。
では、早速ご紹介しましょう!
↓こちら↓ です。
「往年のハリウッドスターが着ていてもおかしくないような見事に正統派なディナースーツ!」に仕上がっていると思います。
シングルブレステッドのディナースーツはピークトラペルかショウルカラーのどちらか(稀にノッチドラペルのディナースーツも映画等で見ますが僕がGIEVES & HAWKESで教わった限りでは邪道です)なのですが、柔和な笑顔と気品ある立ち居振る舞いの中にどこかシャープさと男性らしさを感じさせるI様です。
僕は「ピークトラペルになさるのかな?」と思っていました。
が、ショウルカラーをセレクトなさいました。
I様の優雅さと柔らかさが強調されるので確かにショウルカラーが正解かもしれません。
仕上がりのフィッティング時にもとってもお似合いでしたし!
ただ、最近多い「膨らみ皆無なナロウ巾のショウルカラー」は、モード感こそありますが少々「ガキっぽい(←言葉が悪く恐縮です汗)」のでオススメしませんでした。
表現を変えると、「優雅さと柔らかさに威厳を加えたクラシカルなショウルカラー」の方が10年後、20年後にお召しになってもきっとしっくりくるはずですからそちらをオススメしました。
I様のことです。
10年後、20年後には会社を更に大きくして立場的にも「威厳重視」になるでしょう!
だとすれば、クラシカルなショウルカラーこそふさわしいはずです。
10年後、20年後だと物理的に年齢も重ねていますしね。
ただ、スーパークラシックなカラーの下部がかなり膨らんでいるタイプにはしませんでした。
あのタイプも素敵ですが、「ちょっとトゥマッチかな?」と思ってのことです。
(ボトムスの)サイドストライプ(側章)の巾は2.5cmとこれもクラシカル!
そして、パッと見える箇所には一切の遊びを入れませんでした。
結果、ご覧の通りにヴェリーモダンクラックな正統派ディナースーツに仕上がりました。
「僕はもうディナースーツを着る機会がないかな?」と思っていたのですが、このディナースーツを見たらもう一度このスタイルで作ってみたくなりました。
では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。
チェストです。
エレガント極まりないショウルカラー。
実際に細いロープを入れて構築するマスキュリなロープドショルダー。
ライニングを使用してポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるように作ったチェストポケットの袋地。
左右対称に見える拝みボタン仕様。
見える部分での遊び心は極力排除したはずですが実際にはチェストだけでも謳い文句がいっぱいです!
左右のショウルカラー裏には刺繍が入っています。
上前(ウワマエ:左手側前身頃)のショウルカラー裏にはレッド糸でハート刺繍が、下前(シタマエ:右手側前身頃)のショウルカラー裏にはネイヴィブルー糸で8188刺繍が入っています。
これは今回特別にお入れした訳ではなく、I様のスーツの定番です。
前者は丈夫に、後者は返り位置から20cm程度上の位置に入っています。
もちろん、ショウルカラーをめくらなければ見えない位置です。
ライニングです。
ライニングはブラックのペイズリージャカードにしました。
ショウルカラーで使用したブラックのシルクサテンと完璧なハーモニーを奏でていると思います!
スリーヴボタンです。
—–
—–
はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
ボトムスのウエスト部分です。
クラシカルなサイドアジャスター仕様が自慢です!
以上です。
I様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
今後とも当店を何卒よろしくお願い申し上げます。
22nd. Jun. 2024
Ryoji Okada
セ・パ交流戦も昨日で最初の3連戦が終了、今日から新たな3連戦が始まります。
Buとの初戦でセリーグの首位に立ったカープですが、2戦目は19安打を放って14-0の圧勝、3戦目は複数のミスが出ての惨敗でした。
昨日の負けはかなり内容がよろしくありませんでした。
が、2位Tも雨天中止の後2連敗だったのでなんとか首位をキープしたまま今日から敵地福岡に乗り込んでパリーグ首位のHに挑みます!
勝率も得失点差もチーム打率もチーム防御率も負けています(というかかなり次元が違う感じです)が、3タテだけは絶対に回避したいですね。
いや、終わったGとの3連戦を見る限り状態は必ずしもよくないようですしあわよくば勝ち越したいですね。
そのためにはやっぱり初戦が大事です。
先発は勝ち星にこそあまり恵まれていませんが今季は完全復活に近い状態を開幕から続けている大瀬良投手です。
また、左腕が苦手というデータがあるH打線ですが、幸いにも今季のカープ救援陣は困った時の火消し能力が極めて高い森浦投手、腕を下げてひと皮向けた塹江投手、勝ちパターン昇格(あるいは先発ローテーション再挑戦)間近くらいまできている&ブレイクしつつある黒原投手、交流戦まで隠されていた(?)剛腕助っ人ハーン投手とかなり強力な左腕が揃っています。
昨日は森浦投手と塹江投手は散々でしたけど。。。
もちろん「矢崎投手 → 島内投手 → 栗林投手」の勝ちパターン右腕三人衆、特に後ろのふたりはリーグ随一の安定感と評しても過言ではないでしょう。
という訳で、大瀬良投手には序盤から飛ばしていって欲しいですね。
Buとの第2戦のように打線が爆発して楽な展開になるのが理想的ですが、Hの先発はモイネロ投手ですからなかなかそうもいかないと思います。
なので、大瀬良投手は「6回零封が満点」という設定でいいと思います。
明日先発予定の玉村投手とあさって先発予定のアドゥワ投手があまり長く投げられないタイプなので長い回を投げて欲しいのが本音ですけれど、引っ張った結果被弾して負けるのだけは避けたいところ。
自慢のリリーフ陣を惜しむことなく投入して2日振りの勝利を手繰り寄せて欲しいです。
Go! CARP!
ところで。
「困った時」といえば。
今月は「経営者仲間のお集まり内で行われるとある卒業パーティ」「結婚式の主賓」「シャンパンパーティ」「ご子息の受験(の面接)」といった華やかな場/特別な場でお召しになるためのご注文・ご依頼が多かったです。
そのような場でお召しになるウェアをご依頼いただけるのはテイラー冥利に尽きる光栄です。
本当にありがたいです。
この場を借りて改めて心よりの御礼を申し上げます。
さて、そういった「特別な場でお召しになるウェア」についてまわるのが「緊急事態」です。
具体的には、例えば「あるはずのフォーマル用のヴェストがどうしても見つからない!どうしよう」とか「10年前に作ったフォーマル用のシャツが着れなくなっていたのを忘れていた。。。間に合う?」とか「今週末に行われるクラシックなパーティに急遽呼ばれたんだけどブラックのボウタイを持っていない。どうしたらいい?」といったご相談をしばしばいただきます。
ご相談のタイミングが「特別な場」の1ヶ月以上前でしたらもちろん問題はないのですが、それが3週間前とかになると。。。
テイラーにとっては緊急事態です。
そして、ありがたくもご相談いただけた訳ですから「なんとかしたい!」と思うのが人情です。
なので、そういった場合は全力で職人・工房・ファクトリーにお願いして超特急で仕上げてもらう努力をします。
今月もいくつかのアイテムを「ねじ込み」ました!
が、しかし、それでも納期的に難しい場合があります。
例えば、今月は主賓用のご依頼をおふたりからいただいたのですが、そのおひとり(友人でもあるH君)は月曜日の午前中に「リョーさん、今週末に主賓として結婚式に列席するんですけれどVゾーンどうしましょう」という趣旨のメッセージをくれました。
はい、1週間もありません。
「H君、友達なんだしもっと早いタイミングで気軽にコンタクトしてくれよ〜笑!」と思うと同時に「頼ってくれてありがとう!それはなんとかしなきゃね!主賓だしね」と思った次第です。
でも、「無理なものは無理」なのも事実、大切な友人ですから最悪の場合(= LOUD GARDEN/RYOJI OKADAで対応できない場合)はパーソナルショッピングよろしく天下の伊勢丹さんあたりに出向いて見繕うしかありません。
が、しかし、フォーマルウェアに関しては「困った時」に心強いコイツがあります!
Formal Accessory Collection Vol.8です!
A4サイズ・表紙/裏表紙を含めて40ページのフォーマルウェア/フォーマルアクセサリーブックです。
はい、こちらのブックには業者さんが在庫を持っているフォーマルウェア/フォーマルアクセサリーの既製品がたくさん掲載されていて、それを1点から購入可能なのです!
その業者さんの社長は僕が以前GIEVES & HAKWESやA WORKROOMをやっていた時に在籍していた会社時代の後輩が務めています。
何代目かは分かりませんが立派に家業を継いでますます発展させているようです。
昔、何度か会食に行ったことがありますけれどすごく聡明でしたもんね。
というご縁から10年以上前にこのブックを取り扱うことになったのですが、困った時によく助けられています。
なにせ、H君分も火曜日に発注したら水曜日に届きましたもの!?
取り扱いアイテムはシャツ、カマーバンド、ボウタイ、ポケットスクウェア(チーフ)、ネクタイ、ヴェスト、アスコットタイ、カフリンクス、タイバー、スタッズボタン、ブレイシズ(サスペンダー)、アームバンド、ソックス、レザーグローヴ、シルクハット、オペラパンプス等々とかなり幅広いです。
品質もなかなかでほとんどがしっかりとした国産、ブレイシズはAlbert Thurstonもあります。
すべて既製品ですからサイズは限られていますが、「超急ぎでネクタイやホワイトシャツが必要な時」等にはまずこのFormal Accessory Collection Vol.8を頼ってみるというのも大アリだと思います!
今回H君用に手配したシャツもそうするのですが、多少のサイズ調整ならGordenさんができますしね。
という訳で、ぜひお見知りおきください。
ちなみに何故このタイミングでご紹介したかといえば。
Formal Accessory Collection Vol.8は4月にリリースされて今月入荷、今回H君からもらったご相談で初めて使ったからです。
Formal Accessory Collection Vol.7から4年振りのリニュアルだそうです。
内容を比較したらかなりのグレードアップが成し遂げられていました。
素晴らしい!
では、(全ページをご紹介するのもアレなので)ちらっとだけ中身をお見せしましょう!
ネクタイです。
ネクタイはよっぽどのご体型でない限りはフリーサイズに近い感覚でご購入いただけるので、「急ぎ欲しい!」という時はこちらからセレクトいただくのも◎だと思います。
フォーマル用としてはもちろん、右ページ中段右:ネイヴィブルーのペイズリーや右ページ下段左:シャンパンゴールドのストライプなんて普段使いように僕も欲しいです!
ネクタイは素材によってプライスが違うのですが、全マークが税込で¥10,000未満というのも嬉しい限りではないでしょうか!
Albert Thurston専用のページもあります!
まずは4ページに渡るヴォリュームが嬉しい!
Vol.7では2ページでしたからね。
そして、ソックスガーターの取り扱いが継続されているのが嬉しい!
ソックスガーター。。。
僕もかつて(GIEVES & HAWKESの時代)は紳士の嗜みとして必ずしていました。
以前使っていたソックスガーターはもう処分してしまったのでまた時が来たら買おうと思っています。
また、このご時世にも関わらず、ブレイシズやクリップオンボタンのプライスがあまり上がっていないのもナイスです。
ちなみにブレイシズはプラス2ページ:国産のページもあります。
レザーグローヴです。
かような極めて珍しいアイテムの取り扱いもあります。
果たしてどれだけの頻度で売れているのか?
とっても興味深いです!
次回、業者さんの社長に会ったら聞いてみたいと思います。
ナイロン製・コットン製のグローヴの取り扱いもあります。
H君用にFormal Accessory Collection Vol.8から手配したヴェストです。
たまたまですが、サイズはH君にバッチリ合いそうです!
さて、このヴェストですが表素材は国産の100% Silk(ライニングは100% Polyester)、縫製も国内です。
オーダーメイドでしたら背表(セオモテ:後ろ身頃の表面)をスーパーファンシーなライニングにしたり、デザインに少しヒネリを加えたり、よりフィッティングをよくするための補正を加えたりする訳ですが。。。
数日後に列席する結婚式でお召しになるためのヴェストですからこれで100点ですよね!
すごくよくできていると思います。
Formal Accessory Collectionシリーズからヴェストを購入したの初めてなのですが縫製もしっかりしていてとても感心しました。
表素材がSilk風のPolyesterではなく100% Silkというのも素晴らしい!
こんなことは書きたくないのですが。。。
仮にこの素材でオーダーメイドで作ったら。。。
プライスは3倍近くなる可能性が高いと思います。
品質もそうですがプライスもかなり頑張っているようです。
以上です。
H君、いつもありがとうございます。
土曜日までにシャツの微調整をしておきます!
それはともかくまた一献まいりましょう。
31st. May. 2024
Ryoji Okada
< Special Campaign!:オーダーシャツ × 2枚 = ¥13,650〜 >
今朝、GGに行ったら(原宿店は第三月曜日が定休ですが祝日の場合は7:00から営業しています)、いつになく混雑していました。
9時台であれだけトレッドミルがいっぱいだったのは始めてだな〜〜。
今日は「海の日」。
海には行けなくともヘルシーに過ごしたい!ということでしょうか。
何にしてもいいことですよね。
そして、引き続き暑いものの吹く風が心地良い3連休の最終日です。
昨日一昨日よりはお買物日和。
こんな日は、海もいいけれどLOUD GARDENにもぜひいらして下さい!
ところで。
Tailorという業態の商売をやっていると、既製服の小売店では起こり得ないような、楽しく、嬉しく、ミラクルなあれこれが起こるのですが、最も光栄な瞬間のひとつが、「ウェディングで着る服を作りたいんだけれど」というご依頼を受け、いろいろと相談をした上で服をお作りした結果、ウェディングの当日にご本人が満足して下さった時、そしてそのようなご報告をいただいた時です。
人生最大の晴れ舞台でもあるウェディングの服を任される、輝かしい笑顔の新郎さんをより一段と輝かせることが出来る、幸せ極まりない時間作りにいくばくかでもお手伝いが出来るということは、何ともTailor冥利に尽きる、光栄至極な話なのです。
A WORKROOMの時もたくさんありました。
そして、LOUD GARDENオープン以来、何人かのお客様からウェディング用の服のご依頼をいただきましたが、昨日、旧来からのお付き合いであるお得意様から「正にその時」な写真をお送りいただきました。
じゃ〜ん!
もう最高に幸せそうな、いや、最高に幸せなおふたりのお写真!
こっちまでハッピーな気持ちで満たされます。
やった〜!!!
おめでとうございま〜す!!!!♡
今回、タキシードとシャツをオーダー下さったのですが、そこここに森下様のこだわりが封じ込められた逸品に仕上がっております。
手前味噌ながら、本当にかっこいいタキシードとシャツが仕上がりました!
が、しかし、でも、but、そうは言っても、スーパーハンサム&スポーツマン故の肉体美を誇る森下様がタキシードのかっこよさを引き立てて下さっていますよね〜。
有り難いことです!
何にしてもです、森下様がとっても喜んで下さったので、僕は何とも誇らしい気分なのです!
それにしても。。。
何度見ても。。。
お美しい奥様(そして素晴らしいドレス!)とかっこいい森下様!
本当にお幸せそうです。
森下様、いつも本当に有り難うございます。
そして、どうぞ末永くお幸せに。
かように、もちろんのことフォーマルウェアもオーダー出来るLOUD GARDENであります。
いや、というよりも、オーダーメイドジュエリーのブランドで働いていたこともある大川さんと英国のクラシックブランドでテイラードウェアの基礎を学んだ僕を擁するLOUD GARDENです、フォーマルウェアは得意分野であります。
という訳で、ご結婚の予定がおありの方、パーティに列席する機会が多い方、世の中にステイリッシュなフォーマルウェアが少な過ぎるとお嘆きの方、ぜひぜひLOUD GARDENに足をお運び下さいませ。
タキシードは¥105,000(オーダー価格)から承っております。
15th. Jul. 2013
Ryoji Okada