昨日は定休日を利用して先日受けた内視鏡検査等々の結果を聞きに行きました。
結果はすべて異常なし。
嬉しい結果でよかったです😌
そういえば。
嬉しいといえば、水曜日に僕がPitti Immagine Uomoに自身のコレクションを出展していた時に通訳をお願いしていたFさんから「今日お休みですよね?近くにいるのですが」という連絡をいただきました。
水曜日は期待の大型新スタッフT君への採寸レクチュアなどがあってたまたま店に出ていたので「店におりますのでぜひ!」とご返信したところすぐにいらしてくださいました。
多分12年くらい振りの再会です。
当時はフィレンツェにお住まいでしたが、現在はフィレンツェと千葉の二拠点生活をしているそうです。
SNSでそのご活躍は知っていたのですが、実際にお話を聞いたら「さすがだなぁ」とますます尊敬の念が高まりました。
それから、以前と変わらぬ満開のお花のようなお美しい笑顔にも癒されました。
あんな風にふらりと訪ねてくれて本当に嬉しかったです。
ご来店ありがとうございました!
ところで。
「熱い」といえば
今日は3日振りに2024 Spring/Summerシーズン向けの新作バンチブックをご紹介します!
8回目の今日はHolland & Sherryの2回目:Crispaireです。
Crispaireは30年以上に渡って「Holland & SherryのSpring/Summerシーズン向けSuiting(スーティング:スーツ素材)を代表するボディ」として人気を博しているベストセラーコレクションです。
具体的にはハイツイストのトロピカル(平織)素材で品質は100% Super 100’s Wool(280/310gm)です。
上述の通りHolland & SherryはSpring/Summerシーズン向けにリリースしている素材ですが、日本の気候ではSpring/Summerシーズンというよりは盛夏を除くオールシーズン的に使える素材だと思います。
盛夏も頑張ればいけるかな?
そういった意味ではHarrisonsのFrontierに少し似ているでしょうか。
いずれにしても素晴らしい素材、極上のコレクションです。
そうそう、Holland & Sherryを積極的に展開していたLOUD GARDEN創業当時、Crispaireのしっかりした質感とハリコシ、そして個性的かつクリエイティヴな色柄に魅了されてリピートオーダーを入れてくださるお得意様が続出したことを思い出しました。
では、早速ご紹介しましょう!
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。
全56マーク。
Holland & Sherryの真骨頂ともいえるエッヂの効いた色柄が素晴らしいコレクションに仕上がっています。
また、圧巻の無地コレクションも必見です!
では、個別画像で全マークを見てみましょう!
一気に全マークをご紹介します。
いかがでしょうか。
素晴らしいですよね!
柄物はトラディショナルパターンをベースにHollans & Sherryらしいカラーリングで「エッヂに磨きをかけた」逸品ばかり。
無地は17マークにも及ぶ完璧なカラーヴァリエーション。
そして、30年以上に渡って世界中のテイラーから高い支持を集めているCrispaireボディ。
完全無欠のコレクションだと思います。
皆さんはどの素材がお好きですか?
しかし。。。
Crispaireって、以前はもっと「クラシカル寄り」なコレクションだったように記憶しています。
そこは「さすがHolland & Sherry!」「進化する老舗」ですね、見事にモダンに進化させています。
見習わねば!
では、今日もまた悩みに悩んでなんとかセレクトした「僕のBest 5」をご紹介しましょう!
Red, White and Blueのグレンチェックです。
いい具合のヴィンテージテイストも感じさせてくれる最高にスタイリッシュなカラーリングですよね!
僕はこちらならシングルブレステッド3ボタンのスリーピーススーツを作りたいです。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」といったヴェリーイングリッシュなデザインで作ってみたいです。
そして、時々「ジャケット + ヴェスト」と「ヴェスト + ボトムス」をセパレートして着たいです。
ジャケット + ヴェストで使う場合はボトムスをレッドあるいはブルーの無地にしたいです。
ヴェスト + ボトムスで使う場合はジャケットをレッドあるいはブルーの無地にしたいです。
また、いずれの場合でもVゾーンには必ずレッドを加えたいです。
ボタンはブルーに染めたマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、ライニングはレッドが効いたファンシーなプリント素材にしたいです。
続いてグレイのハウンズトゥースです。
ミディアムトーン(上)でジャケットをライトトーン(下)でボトムスを作ってセットアップしたいです。
パッと見はスーツにも見えるセットアップ!
相当粋ですよね😉
もちろんジャケットの一部パーツにライトトーンを、ボトムスの一部パーツにミディアムトーンを巧みに使いたいです。
2素材を使ったキャスケット、ボウタイもあわせて作りたいです。
このグレイグラデーションのチョークストライプも超スーパーカッコいいと思います!
こちらも作るなら最初のグレンチェックと同じ「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」がいいかな?
あるいはダブルブレステッド6ボタンのスーツを作ってもいいかもしれません。
いずれにしても、極めて端正でダンディな1着に仕上がること間違いなしだと思います。
ボタンはmade in England&グレイのリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはブラックベースのスカルプリントあたりがロックでいいでしょうか!
こちらもまたジャケット(+ ヴェスト)と(ヴェスト +)ボトムスをセパレートした着こなしも楽しめると思います。
ストライプ内にジグザグラインが走っている超個性派ボールドストライプです。
久し振りに新作バンチブックの取り扱いを再開したのでHolland & Sherryの素材では最低でも必ず1着は作ろうと思っているのですが、その最有力候補がこちらです。
まあ、最有力候補が4マークほどあるのですが汗。
「ダブルブレステッドもいいけどやっぱりシングルブレステッドのスリーピーススーツかな?」等々、現在どう「料理」するか熟考中です。
もし本当に作ることを決めたらその時にどう作るかのアイディアをお知らせします!
こちらは3カラー展開なのですが、他の2カラーもサイコーです。
最後にフローラルジャカードのネイヴィブルー無地です。
シックにして華やか。
上品にしてセクシー。
無地にして柄物。
「ロックな無地アイテムを作るならこれしかない!」とも思える逸品です。
僕はこちらならダブルブレステッドのブレザーを作りたいです。
10年以上前にヴィンテージショップで買ってストックしているメタルボタンを使いたいですね。
こちらはカラー違いにブラックもあるのですが、ディナースーツ等パーティウェアに大オススメです。
以上です。
次回もHolland & Sherryをご紹介予定です。
次は筆舌に尽くし難い美しさを誇るAzureの番かな?
超ウルトラ傑作コレクションですので乞うご期待ください!
23rd. Feb. 2024
Ryoji Okada