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New bunch book collection for 2024 Spring/Summer, vol.6: Strona

Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

< News! >

  ☑︎ 2月の水・木定休に戻して営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクは一時休止中です

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

  ☑︎ “♡ Camo” silk neckties in store now!

  ☑︎ “♡ Camo” のMessenger bagを作りました

 

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  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

 

 

 

 

今日は日曜日です。

はい、期待の大型新スタッフT君が出勤してくれる日です。

そして、ありがたいことに様々なオファーが重なり仕事が山積みなので今日はGordenさんにも出てもらいます。

ここ最近はGordenさんが「月・火・金・土」の週4日出勤、T君が「日のみ」の週1日出勤が通常。

僕ひとり体制の水曜日以外は2人体制が基本なのですが、今日に限ってここ数年ではかなりレアケースとなる「3人体制」で営業します。

男性3人で仲良く、そして熱く営業しますのでお近くまでいらした折にはぜひともLOUD GARDENにもお立ち寄りください!

皆さんのご来店をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

また、上記の出勤体制は3月末までの予定です。

詳細はまだ決まっていませんが、4月からはT君とGordenさんの出勤日が逆転するイメージになると思います。

Gordenさんの週4日出勤は彼の希望を受けたテンポラリーな状態で半年ほど続けました。

ですが、Gordenさんの環境が4.1 Monから整うようなので週1日あるいは2日体制に戻すことにしました。

そして、偶然にもT君が4月から複数日数出勤できるというのです!

この素晴らしい偶然、いや必然に感謝です。

かくかくしかじかで、4月からいよいよ新体制が本格スタートするLOUD GARDENです。

引き続きの温かいご愛顧と熱い応援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

ところで。

「熱い」といえば

今日は7日振りに2024 Spring/Summerシーズン向けの新作バンチブックをご紹介します!

6回目の今日はMaurizioと同じ力強くも美しい赤いカヴァーが印象的なStronaです。

はい、こちらはそのMaurizioやDarrow Daleと同じS商事さんが企画・編集しているバンチブックで、Maurizioと同じ「Biellesiブランド内の1コレクション」という扱いになります。

なので、Maurizioと同じ赤いカヴァーな訳です。

また、カヴァー下部にBiellesiと書かれていますが「Biellesiがブランドの名前でStronaがミルの名前」「Biellesi by Strona」とご理解くださればと思います。

カヴァー上部にある大きなSTの文字はStronaのSTです。

ではでは、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

 

 

なかなかどうしてカッコいいレッド、そしてこれまたとってもカッコいいSTのフォントではないでしょうか。

でも、カッコいいのはカヴァーだけではもちろんありません。

その内容もすごくカッコいいです😎

なので、ご来店の際にはぜひともじっくりとご覧になってください。

ちなみに、カヴァーの最下部にも書かれている通りこちらのバンチブックはコンパイルされている全マークが「All Season向けの細番手糸を使用したツイル(綾織組織)素材」です。

品質は100% Wool(260/270g)です。

All Season表記はあくまでヨーロッパにおけるAll Seasonなので日本だと「夏はちょっと」という素材が少なくないのですが、こちらは夏も着用可能な薄さ/軽さ/素材感を持ったボディです。

その上、ツイル組織なので真冬に着ていてもまったくおかしくはありませんから、こちらは「本当のAll Season素材」だと思います。

もちろんトロピカル(平織組織)素材に比べると夏場は少し暑く感じますけれど。

収録マーク数は97マーク。

Darrow Daleの144マーク、Maurizioの124マークには及びませんがかなりのヴォリュームです。

が、しかし、上記の通りトータルのマーク数では及ばないものの、視点を「All Season素材のマーク数」に変えればDarrow Dale(84マーク)とMaurizio(85マーク)をはるかに凌ぐという事実も見逃せません。

今日はその全97マークを全力で公開・紹介します!

 

 

 

まずは圧巻&魅惑のチェックコレクションを一気に!

 

 

 

 

 

 

 

圧巻の53マーク。

いかがでしょうか!?

素晴らしいの一言ではないでしょうか!?

Darrow DaleやMauriziotと比べると全体的にかなりシックではありますが、それでもとても個性的かつ洗練されたカラーリングが目を惹くナイスこれションに仕上がっていると思います。

では、簡単に上から画像別のご説明を。

画像1:シックかつ渋めのカラーリングが魅力のチェック9マークです。ブラウン系のカラートーンが特に白眉だと思います。

画像2:イングリッシュテイストが強めのクラシックグレンチェック11マークです。どれも一筋縄ではいかないクリエイティヴなカラーリングが自慢です。

画像3:画像2のグループより少し華やかでモダンなグレンチェックとオーヴァーチェック11マークです。個人的には上の3マークがとっても好きです!

画像4:極めてスタイリッシュなトリプルウインドウペーンとオーヴァーチェック9マークです。前者の6マークはどれも素晴らしく素敵です。

画像5:ウインドウペーン8マークです。大きめかつクリエイティヴな差し色が◎な上5マークは特に必見です!

画像6:エレガントなシャドウウインドウペーン5マークです。上からワインレッド、グリーン、ブルー、ネイヴィブルー、ブラックです。

毎度のことながら。。。

「全マークをできるだけコンパクトな量でご紹介しよう」と思ってのこの撮り方なのですが、「色柄の全貌が掴みやすいか?」と問われれば首を縦に振りにくいのが正直なところです。

特にチェックは全貌が分かりにくいのは否めません。

その一方で、お得意様の反応等から考えると「それでもニュアンスはお伝えできているのかな?」とも思っています。

が、もしも「画像2の下から3番目をもっとしっかり見たい」といったご要望があれば遠慮なくお申し付けください。

該当素材の写真を撮り直してe-mail等ですぐにお送りいたします!

というStronaのチェックコレクション。

皆さんはどれがお好きですか?

 

 

 

続いてストライプコレクションです。

 

 

 

ストライプは18マークとチェックに比べて少なめです。

これはDarrow Dale、Maurizioと同じ傾向です。

それ故に、あれこれバラバラっとした展開をせず、敢えてかなりテイストを「絞った」ピンポイントなコレクションに仕上げています。

結果として、ご覧の通りそれがすごくうまく作用していると思います。

具体的には以下の2グループに絞っています。

上画像:シャドウストライプ7マークです。上2マークはヘリンボンの間にストライプを挟んだような構造でややナロウ巾(約0.7cm)、下5マークはツイル組織にシャドウストライプを走らせた構造でややワイド巾(約1.2cm)です。際立つ美しい光沢も魅力です。

下画像:ブリティッシュテイストが強めのボールドストライプ11マークです。1番下だけややテイストが違いますが、いずれも素晴らしくダンディだと思います!また、上2マークはなんというか。。。ほぼ同じですね笑

 

 

 

遠目には無地にも見えるマイクロパターンです。

 

 

上5マーク:ナロウ巾(0.3cm弱)のヘリンボン5マークです。かようなクラシックヘリンボンには珍しいカラーヴァリエーションが素晴らしいと思います。

上から6番目/7番目:数年前に若い女性の間で突如として人気が沸騰した寅さん風マイクロチェックです。寅さんのジャケットよりも洗練されたカラーリングが自慢です。

上から8番目~11番目:バーズアイ風のマイクロダイヤ柄です。バーズアイよりシャープなスーツに仕上がると思います。

下から2番目:ネイヴィブルーのホリゾンタルストライプです。Stronaらしいクリエイティヴな逸品だと思います。

1番下:ハウンズトゥース(千鳥格子)とチェッカードパターン(市松模様)のいいところどりをしたようなユニークなミニチェックです。こちらもすごくStronaらしいと思います。

Stronaは1966年創業の「原毛買付から紡績・製織・整理までの全工程」を自社工場で一貫して行うイタリアンミルです。

本来の社名はTessil Stronaのはずですが、ブランディングのために最近はStronaとだけ表記することが多くなっているようです。

色気のあるコレクションが特徴的なミルです。

 

 

 

無地です。

 

 

ベイジュからブラックまで充実の13マーク展開です!

ブラウンのヴァリエーションが特にナイスだと思います。

 

 

 

では、僕のBest 5をご紹介します!

 

 

ベイジュベースにブルーのトリプルウィンドウペーンです。

これはかなり新鮮&スタイリッシュですよね!

僕はこちらならクラシカルなダブルブレステッドスーツを作ってみたいです。

そして、たまにジャケットとボトムスをセパレートして着たいですね。

ジャケット単体で使う場合はボトムスを(ウインドウペーンのブルーに近い)ブルー無地にしたいです。

ボトムス単体で使う場合はジャケットをブルーあるいはベイジュの無地にしたいです。

また、スーツで着る時もジャケット/ボトムスを単体で使う時もVゾーンには必ずブルーを加えたいです。

例えば、秋冬はブルーのタートルネックニットウェア、春夏はブルーのネクタイやシャツといった具合です。

うん、すごく「使えるスーツ」になりそうだ!

とっても作りたいです。

 

 

 

カラー違いのブラック&ホワイトもクール極まりないです!

 

 

このカラーリングも最高にカッコいいですよね!

ウインドウペーンがライトグレイやオフホワイトではなくピュアホワイトなのがいいですし、ピンドットで入っているのもナイスです。

僕はこちらなら最近お気に入りのややフォーマルテイスト強め&セクシーなデザインで「料理」したいです。

具体的には「ワイド巾ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といったデザインです。

上衿やターンナップカフスはブラック無地素材にして、ボタンはくるみボタンにして、ライニングは “♡ Camo” silkにしたいですね!

それから、同素材でボウタイとキャスケットも作りたいです!

 

 

 

こちらのシャドウウインドウペーンが持つ高貴な佇まいも捨て難いです。

 

 

他のバンチブックで探してもなかなか見つからないこと間違いなしのナイスカラーだと思います。

僕はこちらなら1930年代を彷彿とさせるエレガントなスリーピーススーツを作ってみたいです。

もちろんボトムスはスーパーワイドシルエットです!

 

 

 

ストライプでセレクトしたのは ↓こちら↓ です。

 

 

「爽やかで端正なブルー」「力強く情熱的なレッド」「約2.1cmとワイド巾のチョークストライプ」と3拍子揃った逸品です。

僕はこちらなら「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」といったヴェリーイングリッシュなデザインで作ってみたいです。

ボタンはネイヴィブルーに染め上げたmade in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはレッド系の華やかなプリント素材にしたいです。

これもめちゃめちゃ作りたいです!

 

 

 

「ヴィンテージテイストあふれる表現が極めてモダン」な ↓こちら↓ のホリゾンタルストライプも素晴らしい!

 

 

ダイヤ柄とランダムに入ったホリゾンタイルストライプが見事なハーモニーを奏でた美しい素材です。

クリエイティヴで色気があってモダン。

個人的には全97マーク中で「最もStronaらしい」のはこちらだと思います。

僕はこちらならフォレスティエールとグルカパンツのセットアップを作りたいです。

 

以上です。

 

次回からはしばらく久し振りに新作お取り扱いを再開したHolland & Sherryの傑作をご紹介予定です。

が、その前にオーダーメイドシャツ用の新作素材のご紹介も挟む予定です。

いずれも乞うご期待ください!

 

 

 

 

 

18th. Feb. 2024

Ryoji Okada

 

 

 

 



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