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俺の新作:リヴァーシブル “♡ Camo” cotton canvas バルマカーンコート!

Loud Garden / Ryoji Okada / Ryoji's Collection / The Loudest Voice

 

 

< News! >

  ☑︎ 11月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ 残り2日です!Option free campaign for made-to-measure shirts

  ☑︎ リペア&リメイクの承り:10月より部分再開いたします

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

 

 

 

 

漏水の最終工事ですが、昨日書いたベストシナリオ通りにはいきませんでした。。。

結局、(来週木曜日は祝日ゆえに営業するため工事ができないので)再来週の木曜日に工事が終わることとなりました。

ですのでまだ天井は2トーンのままです。。。

でも、まあ、昨日時点でも95%程度の確率で漏水が止まるところまできていて、再来週やれば99.9%まで確率を高められるということなのでヨシとします。

業者さんが「不安なところを発見してしまいました。どうしてももう少し精度を上げたいのでなんとか再来週も工事させてもらえませんか」と正直&誠実に仰ってくださったのも好印象でした。

という訳で再来週の木曜日まで天井は2トーンのままです。

事情が事情ですので仕方がないとはいえ、小売店としてはあるまじき状況です。

ご来店の際には笑ってやってください!

 

 

 

 

ところで。

「昨日書いた」といえば。

今宵行われるフォトエキシビション:Bob Marley by Dennis Morris: Portraits of The Kingのオープニングレセプションですが、昨日書いた通り「新調したゴキゲンで堪らないコート」で行くつもりです!

月曜日に仕上がったばかりのできたてホヤホヤの新戦力です!

仕上がった後は店頭に飾っているのですが、それを見た皆さんが口を揃えて「これ、すごいですね〜!」と仰ってくださる強者コートです。

オープニングレセプションで名刺がわりの一撃になるのを期待して着ていきます。

そうそう、肝心の名刺も忘れないようにしないとですね。

では、早速ご紹介しましょう!!

 

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

 

はい、The Loudest Voice最新号でもちらっとご紹介した、そしてこのDiaryでも2ヶ月ちょっと前に進捗とトワルをご紹介したReversible Overcoatです!

2ヶ月ちょっと前はこのように書いています。

 

—–

お得意様からのご要望と僕が以前より抱いていた野望が絶妙なタイミングで交わったことを契機として、現在ラグランスリーブのReversible Overcoat製作に挑戦しています!

様々な資料を集めモーターサイクルジャケットやM-65フィールドジャケットでお世話になっているパタンナーさんに型紙作成を依頼、先日トワルが完成しました。

テイラードウェアの工房・職人では縫製が難しいアイテムですがExciting Tailoring/Emotional Tailoring/Elaborate Tailoringを標榜するLOUD GARDEN、Everything made with Love, Passion and The Heart of Rock’n’ Roll!を標榜するRYOJI OKADAなら実現が可能です💪

オーダーメイド展開を予定しておりますので乞うご期待ください。

—–

 

—–

今月中旬からお得意様の分と僕の分の縫製に入ります。

僕は。。。

“♡ Camo” cotton canvasのc/# RGBと何かのリヴァーシブルにしたいのですが、その「何か」がまだ決まっていません汗。

早く決めないと!!

—–

 

という僕用のコートが完成したという訳です!

かなり悩みましたが、結局LOUD GARDENの「歩く広告塔」になることも考えて “♡ Camo” cotton canvasのReversibleにしました。

デザインは「セミステンカラー」「ラグランスリーヴ」「三角タブ付きの袖先」と典型的なバルマカーンコートスタイルにしました。

いかがでしょうか?

手前味噌ながら、めちゃくちゃクールですよね!?

あ、もちろんお得意様の分も同時に仕上がりました。

そちらもすごくカッコいいのでお渡しした後にまたご紹介します。

そして。

上述の通り、僕は以前からずっとラグランスリーブのReversible Overcoatをオーダーメイドで作りたいと思っていました。

大好きなブランドDries Van NotenのReversible Overcoat(←これもラグランスリーヴです!)は持っているのですが、そしてそのコートは大のお気に入りなのですが、やっぱり自分用にカスタマイズしたいじゃないですか!

でも、これまた上述の通り、いつもコートを依頼している工房・職人では難しい(というか縫えない)のが実態なのでなかなか自分のためだけに動く気にはなれませんでした。

他にやるべきことがたくさんあるし、一応は尊敬するDries Van Notten先輩の作品を持っていますしね。

が、お得意様からのご依頼があれば話は別です!

いちから研究し直して、何度かパタンナーさんと相談して、トワルを作って、縫製工場さんにもきちっと説明をしてやっと完成させました。

して、その仕上がりは!

完璧でした!!

大いに気に入りました!!!

という訳で、今宵のオープニングレセプションにはコイツを羽織って行こうと思います😎

“♡ Camo” cotton canvas c/# RGBと “♡ Camo” cotton canvas c/# Khaki

さてさて、どちらを表面にしましょうか?

パーティですからね、やっぱり前者(c/# RGB)がいいですね!

では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。

 

 

 

今宵は表面になる予定の “♡ Camo” cotton canvas c/# RGB面のカラーです。

 

 

 

 

トップボタンを止めてよし、外してよし、「衿立て」してよし!

本当にいい感じです。

あ、トップボタンは最近購入したスカルのメタルボタンにしました。

我ながら抜け目がないディテイルだと自負しています。

 

 

 

スカルメタルボタンは袖口にも使用しました。

 

 

とってもナイスなアクセントになってますよね。

 

 

 

今宵は裏面になる予定の “♡ Camo” cotton canvas c/# Khaki面のカラーです。

 

 

 

 

繰り返しになりますが。。。

トップボタンを止めてよし、外してよし、「衿立て」してよし!

本当にいい感じです。

 

 

 

袖口です。

 

 

Reversible Overcoatの袖口は簡素な筒袖(何もついていない袖)になっているのが一般的です。

僕が所有しているDries Van Notten先輩の作品もそうです。

でも、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAはテイラーですからね!

敢えてより手間がかかるフラップつきにしました😎

素晴らしい!

ご覧のように両面ともフラップ付きですが、内面になっているフラップ&ボタンが腕にあたって気になるというようなこともありません。

何度か試しに着てみた僕の感想なので間違いありません!

 

 

 

ポケットの美しい柄合わせも自慢です!

 

 

完璧です!

 

 

 

裾口です。

 

 

Reversibleということもあり、裾口はふらし(縫い合わせなし)で仕上げています。

簡易なReversible Overcoatは縫い合わせが多いのですが、そうすると例えば着用時に内面の素材が摩擦で引っ張られる(ライニングと違い少々滑りが悪いため十分にあり得ます)と裾が内側に丸まってしまうなど「不細工」になりがちです。

が、ふらしにすれば内面と外面が独立しているのでそういったことが起こりません。

ただ、ふらしにすると内面と外面が互いに影響を与えないため、例えばちょっと走った時とかに外面の裾が上がると「内面の中面/裏面(←ややこしい!)」が露呈してしまいます。

そうした時に「外面」と「内面の中面/裏面」がハイコントラストだと裾から覗いた「内面の中面/裏面」が悪目立ちしてしまうんですよね。

そして、Reversibleはハイコントラストな場合が多いです。

裏と表の「違い」を楽しむためのReversibleだから当然ですよね。

上の画像で見えている帯状のテープパーツ(我々は「身返し」と呼んでいます)はその対策です。

「内面の中面/裏面」の裾には「外面」と同じ素材でテープパーツが貼られているため、仮に「外面」が上がってもこのテープパーツが見えるだけなので「内面の中面/裏面」が露呈することがないのです。

ちなみに、テープパーツは2.5cm巾です。

「2.5cm巾では短くないの?」「外面が派手に上に上がったら内面の中面/裏面が見えるでしょ?」とお思いかもしれません。

しかし、ふらしてはいますけれど「外面と内面は前立部分とセンターベント部分は縫い合わせしています」し「脇線の裏表で遊びのある縫いどめをしている」ので2.5cmでも十二分なのです。

また、テープパーツも横方向はバシッと柄合わせを、縦方向は敢えて少しずらして柄合わせをしています。

後者は少し上がった時に柄が合うような工夫です。

僕の語彙力だとなんとも文章だけでは説明しにくいのですが素晴らしいディテイルだと思います。

テイラードウェアにはないこういったディテイル(←テイラードウェアには基本的にReversibleアイテムがないので当たり前です)を研究・試行錯誤しながら取り組んだためこのコートは完成までにかなり時間がかかりました汗。

 

 

 

着用画像もお披露目しましょう!

 

 

 

 

 

1番上:c/# RGBを表にしてフロントを締めたヴァージョン

上から2番目:c/# RGBを表にしてフロントを開けたヴァージョン

上から3番目:c/# Khakiを表にしてフロントを締めたヴァージョン

1番下:c/# Khakiを表にしてフロントを開けたヴァージョン

皆さんはどのヴァージョンがお好きですか?

お目汚し失礼しました!

 

以上です。

 

もちろんこのReversible Overcoatはオーダーいただけます。

が。。。

しかし。。。

“♡ Camo” cotton canvas c/# RGBは既に完売しております。。。

でも、c/# Khakiはまだ在庫がありますので、例えば片面はc/# Khakiでもう片面はインディゴデニムといったReversible Overcoatならご注文いただけますよ😉

通常のオーダーメイドコート同様にバンチブックからセレクトいただくことも可能です。

一般的なテイラーさんだと恐らく作れないReversible Overcoat!

ぜひともよろしくお願いいたします

 

 

 

 

17th. Nov. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



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