The list of the [ Ryoji Okada ] category.
連日お知らせをしてきた、そしてお得意様や友人にお声がけしてきた南青山 EAT & JAZZ ストリート 2024ですが、昨日無事に終わりました!
LOUD GARDENは主催した南青山外苑西通り商店会の会員というだけで開催にはほぼほぼノータッチなのですが、幹事さんたちの奮闘を間近で見ていたので大きなトラブルもなく大盛況に終わったことがとっても嬉しいです。
大盛況の証拠ですが。。。
11:30から優先入場チケットを配布したのですが配布開始時点で100名様ほどの行列ができていたようです。
また、開店と同時にいらしたご近所に住むお得意様も「これ気になっていたんですよね!受付行ってみます」と総合受付:LOUD GARDENから徒歩1分にある極上沖縄料理店オキナワンパーラーさんのテラス席に向かいました。
そして、このDiaryでも散々書きましたが、僕はThe Aoyama Grand HotelさんのルーフトップバーThe Top.のライヴのみ行ったのですが超満員&すごい熱気でした。
ライヴにいらした方がご入店することは残念ながらありませんでしたが、メインウインドウの隅にあるNow Playingコーナーに飾っておいたJOHNNY GRIFFIN SEXTETのThe Little Giant(1958年作品)を見て何やら話している方は複数いらっしゃいました。
また、LOUD GARDENも昨日は千客万来で嬉しかったです。
痛恨のミスもやってしまいましたが。。。
とにもかくにも、なんとも楽しい1日でした!
また来年以降も更なるグレードアップを遂げて開催できたらいいですね〜。。
それから、3年くらい振り2回目の訪問だったThe Top.はやっぱりすごくいい空間でした!
演奏した方々もサイコーでした。
Jazzバンザイ!!
幹事の皆さん、関係した会場の皆さん、演者の皆さん、O君、そして猛暑の中参加した皆さん、本当にお疲れ様でした。
ところで。
「連日」といえば。
定休日を除いて連日行ってきたオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介も今日を入れていよいよ残り3回となりました!
*予定より長めになっています汗
6回目の今日はWrinkle Freeの新作です。
Wrinkle Freは形態安定加工を施したドレスシャツ向けの国産素材がコンパイルされているバンチブックです。
今回入荷した&昨日までにご紹介したオーダーシャツ用新作素材で多数あったEasy Careよりも「記憶力(形態安定性)」が高く、お洗濯後のアイロン要らず&着用時にもシワになりくいハイパフォーマンスが自慢です。
今日ご紹介する9マークを含めて全56マーク展開、40マークを超える多様な無地に加えてクラシックストライプやギンガムチェックといったドレスシャツの基本柄を取り揃えたコレクションが1冊のバンチブックにコンパイルされています。
基本的な品質は100% Cottonですが、Coolmax(100% Polyester)も一部ご用意があります。
*Coolmax Stretch Wrinkle Freeといった超ハイパフォーマンスなWrinkle Free素材はBook Ⅰにコンパイルされています
今回は前者:100% Cotton*の新作が入荷しました。
*100% CottonのWrinkle Freeシリーズは「素材として織り上がった後ではなく紡績の段階で加工を施すため通常の100% Cotton素材と着心地がほとんど変わらない」というこだわりの工程と優れた特徴を誇ります
なんだかんだと天然繊維が好きな僕としては嬉しい限りです!
また、昨今の物価高騰で値上げを余儀なくされるバンチブックが後を経たない中、遂に今夏Wrinkle Freeも値上げとなったのですが、シャツファクトリーさんと協議を重ねた結果新たなスターティングプライス(最低価格)を作ることに成功しました。
はい、今日ご紹介するのは新たに作ったスターティングプライスの9マークです。
こんな時代ですからね、新たなスターティングプライスを創設できた、つまり値下げができたのはヴェリーグッドなニュースだと自負しています。
具体的には従来の素材とは糸番手を変えることで値下げを実現しました!
糸番手が違うとはいえ、それでもすごく上質な素材です。
ご来店の際にぜひとも従来の素材と比べてみてください。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っております。
その際には個別画像左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう。
今回入荷したWrinkle Freeの新作は ↓こちらの9マーク↓ です。
上述の通り品質はすべて100% Cotton、糸番手は経糸(タテイト)・緯糸(タテイト)とも40番手単糸(タンシ)です。
ドレスシャツ用で経糸・緯糸ともに単糸使いの素材は比較的珍しいのですが、そこは「デキるビジネスマン向けのデキるWrinkle Free」です。
肌触りはかなり良好、Wrikle Freeコレクションのメインボディである100番手双糸(ソウシ)とそこまで変わらない気がします。
また、信頼のmade in Japanですから単糸使いによる堅牢度の低下という心配もありません。
もちろんWrinkle Free機能の「精度」も従来品と同じです。
ご来店時にはぜひとも触ってみてください。
続いて、「寄り画像」で詳細のご説明を加えていきます。
FM19510/511/512/513
スターティングプライスということで、ベイシックなホワイト無地を揃えました。
左からポプリン/ブロード(平織)、オックスフォード調のマイクロパターンドビー、ツイル(綾織)、ヘリンボンです。
どれも「間違いない」ホワイト無地ですよね!
実は。。。
この職業であってはならないことですが。。。
ポプリン/ブロードのホワイト無地シャツを切らしている(というかパンプアップ&デブ化で着られなくなりましたせ)僕です汗。
正直普段はあまり着ることがないのですが、有事の時には絶対必要なので「こちらで作っておくのはアリかも?」と思っています。
ややカリッとした肌触りの素材なので秋冬シーズンでも汗っかきの僕にはよさそうです。
もちろん「プライスもイイ!」ですよね〜。
作るなら「エドワードレギュラーカラー + 大丸シングルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン 」といった感じでニート&ノーブルにまとめたいです。
オーダーメイドシャツ(税込):¥14,300~
FM19917/198
シャドウチェック2マークです。
左がオックスフォードベースのミニウインドウペーンで右がポプリン/ブロードベースのダブルウインドウペーンです。
ドレスシャツ向けの素材ではありますが、この織柄ならスマートなカジュアルシャツを作っても◎だと思います。
個人的には、より遊び心が効いた右:FM19918の方が好みでしょうか。
こちらはベースこそ上述の通りポプリン/ブロードなのですがウインドウペーンはツイルなんですよね。
組織変化による洗練された立体感がナイスだと思いました。
また、ダブルで入ったウインドウペーンの太さが違うのもイイですよね。
それによって洗練された立体感が更に際立っていると思います。
僕はこちらなら「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフス裏はホワイト無地素材」といった感じでスーパードレッシー&エレガントな1枚を作りたいです。
ギャザー仕様なので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。
最高にダンディなホワイトシャツが仕上がることでしょう!
オーダーメイドシャツ(税込):¥14,300~
FM19902/906/933
ブルー「3兄弟」です。
左からポプリン/ブロードの無地、ピンヘッドの無地、ポプリン/ブロードのグラフチェックです。
どれもすごくイイ感じの素材です。
左の無地はかなりライトなトーンなのでスーパードレッシーなブルーシャツをお探しの方にオススメです。
中央は絶妙なトーンのブルーなのでドレス/カジュアル兼用シャツにオススメです。
右のグラフチェックはかなりサイズが小さい(0.3cm四方弱)ので、遠目には無地っぽく見えるのがイイと思います。
僕はこの中なら右のグラフチェックに挑戦してみたいです!
具体的には「ループ仕様のラウンドタブカラー + 大丸シングルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフス裏はネイヴィブルーベースにホワイトのミニドットプリント素材」といった感じで作ってみたいです。
皆さんはどれがお好きですか?
オーダーメイドシャツ(税込):¥14,300~
以上です。
最後に。。。
Wrinkle Free素材でお作りになる方は「ご家庭でのお洗濯」がほとんどだとは思いますが、念のためにお知らせすると出来るだけクリーニングは避けた方が「吉」です。
クリーニング店さんが「もし洗濯表示をきちっとチェックせずに通常のクリーニング(特に高温・高湿プレス)をしてしまう」とネックサイズやカフス回りがかなり縮むことがあるようです!
これは、Wrinkle Free素材専用の芯地によるそうです。
ご注意ください。
もちろん予期せぬひどい汚れがついてしまった時やご出張時等にはクリーニングに出さざるを得ないケースもあると思います。
その際には、ぜひとも「ちゃんと洗濯表示を読んでからやってくださいね!」とお口添えしていただければと思います。
次回はBasicsの新作をご紹介予定です。
Basicsもスターティングプライスの拡充を図りました。
乞うご期待ください!
8th. Sep. 2024
Ryoji Okada
いよいよ!
今日:9.7 Sat開催です!!
楽しみ過ぎます。
皆さんもぜひぜひいらしてください。
ちなみに、今日のBGMは。。。
JOHNNY GRIFFIN SEXTETのThe Little Giant(1958年作品)にしました!
Jazzの醍醐味を味わえる1枚。
名盤に数えられる1枚。
分かりやすさを持ち合わせた1枚。
玄人の人がいらしても「センスいいじゃん!」と思ってくれるに違いない1枚。
そんな音源をと思いあれこれ考えたのですが、途中で「店主(= 僕)が特に好きなJazzマンの1枚という定義もいるな!」などとも思い最終的に2枚に絞りました。
1枚はThe Little Giantでもう1枚はPHINEAS NEWBORN JR.のA Wold Of Piano!(1961年作品)です。
他の候補は「定番過ぎ」だったり「狙い過ぎ」だったりでこの2枚になった感じですね。
センス的には後者の方がいい気もしますが、イヴェント当日ということで「ここはやっぱり豪快にキメよう!」と本作にしました。
よりLOUD GARDENっぽい音源という感じもしますしね!
明日は後者を堪能しようと思います。
それにしても。。。
本作を含めてJOHNNY GRIFFINの音源ってすごく久し振りに聴いた気がしますけれどやっぱりサイコーですね!
最後に時代は違うけれど、JOHNY GRIFFINの豪快なブローが聴ける /見られるライヴ動画を貼りますね。
機会があればぜひとも愉しんでみてください!
でも、その前に!
今日開催される南青山 EAT & JAZZ ストリート 2024に足を運んでください。
ところで。
「1」「2」といえば。
昨日に引き続いてオーダーメイドシャツ用の新作コレクションをご紹介します。
5回目の今日はBook ⅠとBook Ⅱの新作です。
昨日の最後で「Book Ⅰのみ」みたいな書き方をしましたが、Book ⅠとBook Ⅱを別々にご紹介するとあと3~4日くらいオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介に時間を費やすことになりそうなので一緒にご紹介することにしました。
幸いにも、今回は珍しくBook Ⅱのマーク数が少ないですし!
それはともかく、そしてBook ⅠとBook Ⅱの特徴は後述しますが、いずれも個性が濃厚極まりない新作が入荷しました。
ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っています!
お忙しくてご来店が難しいといった方はぜひともお気軽にご連絡ください。
その際には「寄り画像」の左上に記す「FMから始まる品番」にてご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう。
まずはBook Ⅰの新作7マークです。
Book Ⅰは国産の「高機能素材」と「ニット/ジャージー素材」のみがコンパイルされているバンチブックです。
今回は両者ともに入荷しました。
具体的には左5マークが前者:高機能素材で右2マークがジャージー素材です。
続いて、今日も「寄り画像」とともにより詳しいご説明をしていきます。
FM17149/150/151
オーガニックコットンを使用したツイル(綾織)組織の無地です。
キレイかつ丁寧なミルド(起毛)加工がイイですよね!
この上品なミルド加工のおかげでオーガニックコットンが持つナチュラルで優しい風合いがより「強調」されていると思います。
が、しかし!
オーガニックコットン、ミルド加工だけではBook Ⅰにコンパイルされることはありません。
では、なぜBook Ⅰにコンパイルされているかというと。。。
Natural Stretch機能*がついているからであります!
*Natural Stretch機能:Polyurethaneに代表される伸縮性のある繊維を使わず/天然繊維のみで実現した高ストレッチ機能
イイ具合にかな〜り伸びます。
はい、つまりこちらは「オーガニックコットン + ミルド加工 + Natural Stretch」という三拍子が揃った逸品なのであります!
ぱっと見はNatural Stretch感がないのもすごくイイですよね。
左からホワイト、グレイ、ネイヴィブルーです。
グレイとネイヴィブルーはメランジなのがナイスだと思います!
僕は、グレイでドレッシーなシャツとサファリジャケットのセットを作りたいです。
そして、その2アイテムをセットアップで着たいです。
シャツは「ループ仕様のラウンドタブカラー + 大丸シングルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン + カラー&カフス裏はグレイ系のフローラルプリント無地」といった感じにしたいです。
サファリジャケットのカラーとカフスの裏もシャツ同様にグレイ系のフローラルプリント素材にしたいですね。
こちらはシャツワンピースやシャツジャケットにもオススメです。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
品質は100% Cotton、糸番手は経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに30番手単糸(タンシ)です。
オーダーメイドシャツ(税込)¥18,700~
FM17152/153
こちらも一見すると少々Book Ⅰらしくない素材です。
が、Easy Care機能*とNatural Stretch機能が付加されているのでBook Ⅰにコンパイルされました!
*Easy Care機能:Wrinkle Freeほどの形態安定/形状記憶機能は持ちませんがお洗濯後整えてから干していただければ乾いた時にほとんどシワが残らない高機能
この「顔」でEasy Care & Natural Stretch!?
意外性があって◎だと思います!
いずれも品質は100% Cotton、組織はツイル、糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸(ソウシ)です。
この「顔」で細番手というのも嬉しいですね〜!
FM17152(左):ホワイトベースにネイヴィブルーのトリプルストライプです。トリプルストライプの真ん中がかなり力強い一方で両端が繊細なペンシルストライプというメリハリが見事だと思います。これにより楽しい立体感が生まれていると思います。僕はドレスシャツよりもカジュアルシャツを作るとより素敵だと思うのですがいかがでしょうか。ゆったりサイズ&ややロング丈のバンドカラーシャツあたりを作ってみたいです。
FM17153(右):アイヴォリーベースにネイヴィブルーのダブルストライプです。こちらは水曜日にご紹介したSidograsに似た素材がありました!水曜日に書いた通りあちらもすごくカッコよいので大好きですがこちらもサイコーだと思います。ちなみに、あちらはポプリン/ブロード(平織)でこちらはツイル、似て非なる素材なので「大好きならば両方作る」のが粋人というものですが。。。零細小売店主の僕は。。。先日来このDiaryに書いている通りあれこれ作っている/作るつもりなので作るとしてもどちらかにしなければいけません。。。そして選ぶならばより雰囲気がカジュアルっぽいこちらを選ぶと思います!僕はこちらなら「古のワーカースタイル」で作りたいです。具体的には「デタッチャブルカラー + 大丸シングルボタンカフス + 本前立 + 胸ポケットレス仕様 + ハンガーループつき + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」で作りたいです。デタッチャブルカラーなのでカラーは最低でも2個作っておきたいですね。シャツと同素材とホワイト無地のカラーをともにラージラウンドカッタウェイカラーで作りたいです。ギャザー仕様かつ古のスタイルなので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。間違いなくOne of a kindな1枚が仕上がると思います。スーツスタイルにはもちろんカジュアルスタイルにも使いたいです。はい、Sidograsの似寄り素材と同じスタイル/デザインです。
オーダーメイドシャツ(税込)¥18,700~
FM18139/140
ハイゲージジャージーコレクションの新作です。
こちらは超ハイゲージに編み上げることと仕上げに特殊な薬剤を用いることでまるで織物(通常の素材)のような見た目と仕立て映えを実現した、ドレッシーなデザインで作っても「間違いない」ジャージー素材です。
もちろん、それでいてジャージーならではの快適さはいささかも損なわれていません。
鹿の子ほどは伸びませんが、上でご紹介したNatural Stretch素材の倍以上は伸びます!
そして伸びた後の復元力も超優秀です。
ご来店の際にはぜひとも試しに引っ張ってみてください。
品質は52% Cotton + 48% Polyester、Cottonは世界最大手のシャツテキスタイルメーカーAlbiniの良質な糸を使用、Polyesterは天下の伊藤忠さんが開発したリサイクルドポリエステル:Renuを使用しています。
ドレッシーで、快適で、サステイナブルなジャージー素材!
素晴らしい新作が登場しました。
僕も久し振りにジャージー素材のシャツを作りたくなりました。
左がホワイトで右がサックスブルーです。
写真の撮り方がまずいのか、こちらの画像ではかなりマットに見えますが。。。
実際は上品な光沢に恵まれた素材です。
オーダーメイドシャツ(税込)¥18,700~
次にBook Ⅱの新作3マークです。
Book Ⅱは「定番素材が収録されているBasics」「高機能素材とニット/ジャージー素材が収録されているBook Ⅰ」「Linen系素材とジャカードの無地素材が収録されているBook Ⅲ」「国産素材の最高峰コレクションThe Royal Caribbean Cotton」「形態安定素材専用コレクションWrinkle Free」以外の国産素材がコンパイルされているバンチブックです。
それゆえ、Book Ⅱははよき意味で「枠にはまらない個性派集団」「はみ出しモノの集まり」みたいな「統一感があまりないコレクション」なので、見ているだけですごく楽しい気分になれると思います。
また、仮に「ノープラン」でご来店いただいても必ずや「ハッ!」とする素材が見つかる1冊だと思います。
つきましては、ご来店の際にはぜひとも冒頭からじっくりご覧になってみてください。
*新作はバンチブックの最後に加えています
というBook Ⅱの新作はこちらのストライプ3マークです。
ぱっと見は比較的普通のストライプ、しかも3マーク。。。
「いつも変わった新作が大量入荷するBook Ⅱらしくない!」とお思いの鋭い方もいらっしゃるかもしれません。。。
が、しかし、この3マークも実は密かに個性派なのです。
具体的には糸番手が経糸・緯糸ともに120番手双糸なのです。
Book Ⅱで120番手双糸は珍しいです!
そして、左2マークのようなストライプで120番手双糸は珍しいです!
そういった意味で個性派です。
品質は100% Cotton、組織はポプリン/ブロード(平織)です。
こちらも「寄り画像」とともにもう少し詳しい説明を加えましょう。
FM12895/896/897
いずれもボディは同じで色柄違いです。
上述の通り経糸・緯糸ともに120番手双糸なので肌触りは抜群に良好です!
それでいてこの素敵なストライプ!!
更に、120番手双糸では最安値と思われるグッドプライス!!!
Book Ⅱの人気柄はすぐにソールドアウトとなる傾向にあります。
「お!?」とお思いの方はぜひともお早めにお願いします。
僕はこの中なら。。。
特に左のブラウンが好みです!
モダンクラシックなドレスシャツを作ってみたいです。
中央もすごくイイのですが、このカラーリングならふたつ上でご紹介したBook ⅠのツイルかSidgrasのレールストライプにしたいかな?と思ったり。
それから、実は右のボールドストライプもかなり「狙い目」ですよね。
120番手双糸ボディでこのストライプって国産の通常コレクションではまず見つからないので!
僕はこちらならスーパードレッシーにキメたいです。
「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」あたりのイメージです。
皆さんはいかがですか。
オーダーメイドシャツ(税込)¥17,600~
以上です。
今日も皆さんのハートに刺さる素材があったならば幸せです!
明日はBook Ⅲ。。。
は、今回新作入荷がなかったのでWrinkle Freeの新作をご紹介予定です。
乞うご期待ください。
◆本日のライヴ動画◆
The Jazz Life featuring THE JONNY GRIFFIN QUARTET at the Village Vanguard – 1981
サイコーですよね。
30分ちょっとの動画ですがビールが15杯くらい飲めそう笑。
今日登場するミュージシャンの方々もそれぞれの持ち味を最大限に発揮して熱いパフォーマンスを繰り広げて欲しいですね!
7th. Sep. 2024
Ryoji Okada
いよいよもって!
「南青山 EAT & JAZZ ストリート 2024」の開催日が迫ってきました!
開催日は明日9.7 Satです!
僕もすご〜〜〜くワクワクしています。
ぜひとも皆さん、南青山に集合して下さい。
皆さんにお会いできることを心より楽しみにしています。
明日のBGMは何にしようかな〜〜〜?
「こんな日に聴く決定的名盤」「Jazzを代表する音源」といえば。。。
僕なら。。。
あれとかあれとかが思い浮かびます。
でも、もし演者さんやJazz玄人な方がパンフレット/店舗マップを見てふらりとLOUD GARDENを訪ねてくれた時に「おお、センスいいな」と思ってくれそうな音源にしたいとも思ったり。
などと考えていたら楽しくなってきてあれこれ聴き直してしまいました。
そして、音源は決まりました!
それはまた明日発表します。
では、皆さんまた明日お会いしましょう。
明日はお忙しいという方はぜひとも今日か明日にご来店ください。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
ところで。
「玄人」といえば
今日は2日振りにオーダーメイドシャツ用の新作コレクションをご紹介します。
4回目の今日は「国産素材の最高峰コレクション:The Royal Caribbean Cotton」の新作です。
何度もこのDiaryに書いている通り、The Royal Caribbean Cottonは「肌触りが抜群にいい!」「この素材でないとダメだね」「信頼のクオリティ!」と仰ってくださるファンがたくさんいらっしゃる、そして我々玄人もそのクオリティの高さに思わず脱帽したくなるとってもスペシャルなコレクションです。
実に手間のかかるこだわりの工程を経て作られている素材なのでそれも納得なのですが、その素晴らしさをまだご存じない方が多数いらっしゃるのもまた事実だと思います。
つきましては、ご来店の際にぜひともその優れたクオリティをじっくりとご確認ください。
*こだわりの工程等は最後にご説明します
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っております。
その際には個別画像左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう。
まずはThe Royal Caribbean Cotton Gold Lineの新作12マークから。
The Royal Caribbean Cottonには2冊のバンチブックが存在します。
120番手双糸(ソウシ)を基本としたGold Lineと100番手双糸を基本としたSilver Lineです。
*Gold Line以上のシリーズ:Platinum LineもありますがそちらはGold Lineの巻末にコンパイルされています
こちらは前者:Gold Lineの新作です。
ご記憶がある方もいらっしゃるかもしれませんが、シャツファクトリーさんの「The Royal Caribbean Cottonコレクションのクラシックストライプとギンガムチェックはこれまで新色をチョロチョロ補強しては完売を繰り返していたので今回思い切って定番化を図りました」という意向のもと、今春Silver Lineに定番柄の新作が大量投入されました。
その結果、今春はGold LineとSilver Lineの合計で33マークもの新作が投入されたんじゃなかったかな?
しかもそのほとんどが定番柄。
素晴らしい!
そして、今秋はGold Lineに定番柄の大量投入が敢行されました。
それがこちらの12マークです。
これまた素晴らしいですしなんとも嬉しい限りです。
なにしろ。。。
これまで、「細番手の方(Gold Line)にはクラシカルなストライプがないの?」「そうなんです。申し訳ありません汗」というやりとりを何度もしましたし、「The Royal Caribbean Cottonってシックなチェックがないの?」というお問い合わせもしばしばいただきました。
そして、そういったやり取りを繰り返す度に、そういったお問い合わせをいただく度に残念かつ面目ない気持ちでいっぱいになりました。
それも(前回:今春と)今回の入荷で相当程度解消します。
繰り返しになりますが。。。
嬉しい限りです!
続いて、いつもの通り「寄り画像」で詳細のご説明を加えていきます。
FM85629/630/631/632
The Royal Caribbean Cotton Gold Lineにシック&エレガントなペンシルストライプが登場しました!
今までありそうでなかった、そして実際に他のバンチブックを見てみると全然見つからないタイプのストライプがすごくいい感じだと思います。
しかもThe Royal Caribbean Cotton Gold Line(= スーパーハイクオリティボディ)です。
4カラーとも作るお客様がいらっしゃってもまったく不思議ではありません。
品質は100% Cotton、糸番手は経糸(タテイト)が120番手双糸で緯糸(ヨコイト)が70番手単糸(タンシ)、組織はポプリン/ブロード(平織)です。
Gold Lineには経糸・緯糸ともに120番手双糸の素材も存在します(というか、そちらがメインです)が、こちらは緯糸に単糸を打つことでよりソフトな肌触りを実現しています。
皆さんご存知の通り、糸番手は数字が多くなるほど糸が細くなることを意味するのですが、双糸は2本の糸を撚り合わせて作られるため「実質的に70番手単糸と140番手双糸は同じ細さ」になります。
なので、経糸・緯糸ともに120番手双糸の素材よりもソフト感が増す訳です。
ストライプのカラーは左からグレイ、ブラウン、ブルー、ブラックです。
意外と探している方が多いグレイが入っているのがナイスですし、トレンドカラーでもあるブラウンがきっちり抑えられているの◎だと思います。
どれもグッドカラーですが。。。
僕はこの中ならブルーで作ってみたいです。
こちらなら間違いなくドレッシーに作るのがいいでしょうね
僕は「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフス裏はネイヴィブルー×ホワイトのミニドットプリント素材」といった感じでさりげない遊び心が効いたスーパードレッシー&エレガントな1枚を作りたいです。
ギャザー仕様なので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。
最高にダンディな1枚が仕上がることでしょう!
オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100~
FM85633/634/635/636
ひとつ上でご紹介したペンシルストライプのカラー違い、グラフチェックです。
カラーヴァリエーションもペンシルストライプと同じで、左からグレイ、ブラウン、ブルー、ブラックです。
グラフチェックも最近見なくなりましたからこの新入荷は素晴らしい「補強」になったと思います。
カープも来季は素晴らしい助っ人補強に成功して欲しいものです笑。
僕は希少(だと思います)なグレイが気に入りました。
こちらなら知的なドレスシャツを作りたいです
具体的には「ループ仕様のラウンドタブカラー + 大丸シングルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフス裏はグレイ無地素材」といった感じでしょうか。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100~
FM85637/638/639/640
上でご紹介したペンシルストライプ・グラフチェックの柄違い、ヴァーティカルストライプです。
カラーヴァリエーションもペンシルストライプ・グラフチェックと同じで、左からグレイ、ブラウン、ブルー、ブラックです。
今回入荷した3柄の中で僕が最も好きなのはこちらです!
なので、正直4マークとも作りたい気持ちでいっぱいなのですが
おとといも書いた通り、今夏既に4枚のシャツを作っていて&勉強も兼ねて他社さんの既製品を1枚買っていて&追加で最低でも2枚は作ろうと考えている零細小売店主の懐事情で 「4マークとも」はとっても不可能なので作るとしたら「どれかに絞らなければいかん!」です。。。
もし1マークに絞るとしたら、悩みますが。。。
ブラウンですかね〜。
ブルーも相当カッコいいですけれど今回入荷した12マークは一応「定番」ですから。。。
「少なくともブルーがすぐにソールドアウトすることはないだろう(いつでも作れるだろう)!」と思いますし、先に1マークだけ作るとすればブラウンにしたいです。
僕はブラウンなら最近お気に入りのモダンクラシックなデザインで作りたいです
具体的には「ラージラウンドカッタウェイカラー + 大丸シングルボタンカフス + フライフロント + 胸ポケットレス仕様」で作りたいです。
「ボタンは二重タライデザインのマザーオブパールボタン」「カラー&カフスのエッヂはブラウンのハンドスティッチ入り」「カラー&カフス裏はブラウン系のフローラルプリント素材」にしたいです。
ショルダーヨーク右後ろにゴールド糸でスパイダー刺繍を入れても楽しいかな?
とにもかくにも。。。
とっても作ってみたいです。
オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100
続いてThe Royal Caribbean Cotton Silver Lineの新作3マークを。
モダンクラシックな「顔」がとてもスタイリッシュなタッタソールがThe Royal Caribbean Cottonコレクションに仲間入りました!
品質は100% Cotton、糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸、組織はツイル(綾織)です。
「典型的なタッタソールとは少し違う都会的なカラーリング」「細番手素材のきめ細かなツイル組織ならではの高貴な光沢と美しい表面」「The Royal Caribbean Cottonならではの極上の肌触り」が三位一体となった素晴らしい逸品だと思います!
タッタソールって。。。
決して大人気という訳ではありませんが、しばしば探している方がいらっしゃるんですよね。
そして、そういう場合に必ずしも「これぞ!」というご提案ができないケースが多い素材/柄の代表格です。
なので、今回の入荷はすごく喜ばしいです!
では、こちらも「寄り画像」で見てみましょう。
FM84744/745/743
見れば見るほど素晴らしくキレイな素材ですよね!
カラーは左がネイヴィブルー×ブラウン、中央がブラック×グレイ、右がネイヴィブルー×レッドです。
*写真を撮る時に順番を入れ替えてしまったようで画像左上の品番が若い番号順になっていません(が、この番号が正しいです)
どれも素敵ですが。。。
ブラック×グレイのタッタソールはとっても新鮮ですね〜!
すごくスタイリッシュですし発想自体がナイスだと思います。
が、僕はやっぱりベースのホワイトを数えたらRed, White and Blueの右:ネイヴィブルー×レッドがお気に入りです。
こちらでスマートなドレスシャツを作ってみたいです。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
オーダーメイドシャツ(税込):¥19,800~
最後にThe Royal Caribbean Cottonコレクションがいかに素晴らしいか、いかにこだわった素材かをご紹介します。
—–
まずは原材料です。
良質の綿花のみを手摘みで収穫、38㎜以上の超長繊維綿のみを選りすぐっております。
これが上品な光沢としなやかさを持ち自然な肌触りを感じ取ることが出来る素材の「土壌」となります。
続いてThe Royal Caribbean Cottonの最重要ポイントともいえる「ガス焼き」です。
「ガス焼き」とは、紡績の段階で「糸の1本1本を2回に分けてガス管に通して焼くことで余計な毛羽を除去する工程」のことです。
この工程により、素材の表面が均一化し染色性が向上、繊細な色合いを表現する事が可能になります。
また、糸ムラが抑えられるため素材表面が一層美しく仕上がります。
某俳優さんを筆頭にした数々のファッション上級者をも魅了してきた滑らかな肌触りと上品な光沢は、原材料の品質の高さとこのガス焼き工程に由来します。
最後に製織です。
昔ながらの低速のシャトル織機を用いて丁寧に織られていることと、製織段階での糊付けを行っていないことから素材本来の豊かな風合いを失うことなく仕上がります。
かように原材料、紡績工程、製織工程の3段階、すべてにおいてこだわりを凝縮した素材がThe Royal Caribbean Cottonなのです!
—–
素晴らしい!
以上です。
次回は国産高機能素材&ニット/ジャージー素材専用バンチブックBook Ⅰの新作をご紹介予定です。
乞うご期待ください!
6th. Sep. 2024
Ryoji Okada
今日は木曜日。
つまり定休日。
月末とそれにまつわるあれこれがあって、己が設定したThe Loudest Voice vol.38の入稿締切があって、バンチブックやオーダーメイドシャツ等の新作コレクション入荷/ご紹介を筆頭にした2024-2025 Autumn/Winter開幕の諸々があって、今週こそ己の服を仕込みたいと思っていて、NFLの開幕が直前に迫っていて、セリーグの首位争いはめちゃくちゃタフでエトセトラ。
とにかく忙しいので今日もちょっとだけ店に出動します!
午前中はトレーニングに励みたいし食材等の買い出しもしたいので、店に確実にいるのは14:30-17:00くらいになると思います。
もし「そういうことなら行こうかな!」という方がいらっしゃいましたらどうぞ遠慮なくいらしてください。
ただ、不測の事態で14:45になる、途中で抜けるといったことも十分にあり得るのでもしいらっしゃる場合はお電話でご確認いただくか、事前にe-mailかSNSのメッセージで「行くよ!」とご連絡いただけるとありがたいです。
ご来店。
大歓迎。
です!
ところで。
「バンチブック」といえば。
先月下旬に「あれを除けばそろそろ揃ったかな!」と思ったバンチブックですが、おとといもHFWからなんの予告もなくHardy Minnisの絶品Jacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)コレクション:Dorchesterが届いたり、予定外の入荷が続いています。
Dorchesterは素晴らしいコレクションなのですごく嬉しいです!
という訳で。。。
今日は現在絶賛印刷中のポストカードに撮影したナイス素材たちをご紹介します!
はい、お得意様に送る用のポストカードで、素材はいずれも新作バンチブックから選りすぐりました。
↓こちら↓ です!
上2つの画像はVBCのSuiting(スーティング:スーツ向けてキスたり)で、下の画像はDragoが誇るSkyfallのJacketingです。
いずれもサイコーです!!
今日は定休日なのでこれくらいにしますね。
Dorchesterは入稿後に届いたのでポストカードには使いませんでした。
が、最高に素晴らしいJacketingコレクションなのでできるだけ早いタイミングでご紹介するつもりです。
乞うご期待ください。
5th. Sep. 2024
Ryoji Okada
少し前に最近の僕が音楽をどう愉しんでいるかについて書いたと思います。
音楽についてはサブスクリプションを拒否している偏屈ジジイなので相変わらずコツコツとCDやLPを購入していること。
しかし、その枚数はかつての年間250枚なんてことはなくなったこと。
加齢とともに新しい音楽を聴く感性と体力が失われつつあること。
昔から興味はあったけれど接することがなかった/少なかったバンドやミュージシャンの音源を買う/聴くことを始めたこと。
そして、現在における一番の楽しみはNICK CAVE & THE BAD SEEDSの新譜Wild Godであること。
そのWild Godが届いたのでこの数日は聴き込んでいます。
NICK CAVE関連の音源がハズレのはずはない!という前提を持つ僕ですが。。。
今作も素晴らしいと感じました。
まず1曲目のSong Of The Lakeが流れた時に僕はその時にやっていた(仕事中でした)すべての動きを止めて、天井の1点を見つめ微笑んでいました。
ひと通り聴いた後で解説(NICK CAVE関連音源は歌詞もしっかり理解したいため国内盤を購入するようにしています)を読んだら、「これは喜びに充ちたレコードだ」とNICK CAVEが語ったらしいです。
ホワイトなジャケットのアートワーク、 Joyというタイトルの楽曲(4曲目)、そして再結集を楽しむかのような比類なきバンドアンサンブル。。。確かに喜びに充ちているかも。
前作Ghosteen(2019年作品)も傑作でしたが本作も前作に匹敵する仕上がりだと思います。
感動しました。
NICK CAVEという人/NICK CAVE & THE BAD SEEDSというバンドは恐ろしく高い境地に到達していますよね。
現代に生きる音楽家/バンドの最高到達点にいる男/男たちだと思います。
そして、僕は常々いつかこの人/この人たちのスーツを作りたいと思っています。
そしてそして、NICK CAVE & THE BAD SEEDSはいつか生ライヴを観てみたい「最後のバンド」です。
Diaryの最後にSong Of The Lakeのリリックヴィデオを貼りました。
機会があればぜひとも見て/聴いてください!
僕のように皆さんの日々にも微笑みが生まれたら嬉しいです。
ところで。
「嬉しい」といえば。
3日連続でオーダーメイドシャツ用の新作コレクションをご紹介します。
3回目の今日はスペインのコットン系テキスタイルメーカーSidogras/シドグラスです。
1953年にバルセロナで創業、元々はShirting(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)専業メーカーでしたがここ最近はブルゾンやボトムス向けの中肉素材まで展開を広げているそうです。
「そうです」という表現はですね。。。
まったくもって不勉強なことに。。。
今秋の通常コレクションデビューをシャツファクトリーさんの展示会で把握するまでは存在自体を知りませんでした汗。
A WORKROOMを立ち上げたくらいからPremière Visionを筆頭にした素材の展示会に足を運ばなくなったこともあり、コットン系やポリエステル系のメーカーさんにはまだまだ知らない名前がたくさんあります。
いけませんね。。。
でも、こうして新たな出会いが生まれたのは嬉しい限りです!
入荷した7マークともとてもナイスですしね。
という訳で、新たに仲間に加わったSidograsのナイスな素材たち!
ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。
今回入荷したSidograsの「デビュー作」は ↓こちらの7マーク↓ です。
柄物6マークと無地1マークの合計7マークです。
今回がデビューシーズンですから当たり前ですが、SidograsはThomas MasonやCanclini、Alumo、Monti等と異なり単独バンチブックがありません。
そういったインポート素材はImported Fabrics(ドレス系)あるいはImported Fabrics Ⅱ(カジュアル系)というバンチブックにコンパイルされます。
シャツファクトリーさんの展示会でこの7マークを見た時は「Imported Fabrics Ⅱかな?」と思いましたが、シャツファクトリーさんの判断はそうではありませんでした。
はい、Imported Fabrics、つまりドレス系のバンチブックにコンパイルされています。
という、どちらともとれる「よき意味で曖昧なニュアンス」「ドレスとカジュアルの中間の位置感覚」!
まずもってこの7マークの魅力はそこだと僕は思います。
というか、Sidograsについていろいろと調べてみたら、このニュアンス・感覚は今回入荷した7マークだけではなくSidograssの全体的な傾向なのかもしれません。
もちろんスーパードレッシーな素材もあるようなのですが、1時間ちょっと調べてみた限りではそういう印象を受けました。
もしそれが正しいとすれば、この7マークは本当にいいセレクトですよね!
さすがはテキスタイルマニアのFさん(担当はFさんじゃないかもしれなけれど)!!
品質はすべて100% Cotton、糸番手は柄物6マークが経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに60番手単糸(タンシ)で無地1マークが経糸・緯糸ともに50番手単糸、組織は柄物6マークがポプリン/ブロード(平織)で無地1マークがドビーです。
では、今日も「寄り画像」とともにより詳しいご説明をしていきます。
FM89686
グレイッシュグリーンとブルーのダブルストライプです。
柄物6マークの中では最もドレッシーな素材です。
こちらは完全にImported Fabrics向けですね!
それはともかく、今回入荷した柄物6マークすべてに当てはまるのですが「敢えて経糸・緯糸ともに細番手の単糸を使うことで繊細かつシルキーな肌触りを表現した」素晴らしいボディがまずは白眉です。
そして、こちらは明度・彩度・色相ともに相反するカラーをダブルストライプに使うことで洗練された立体感を生み出しているのがナイスだと思います。
加えて、グレイッシュグリーンとブルーのストライプの描写を若干変えているという芸の細かさも◎だと思います。
ビシッとドレッシーにまとめれば、洗練を極めたセンスのいい1枚が仕上がるでしょうね〜!
オーダーメイドシャツ(税込):¥19,800~
FM89687/688/689
2.0cm以上のワイドストライプ「3兄弟」です!
これは。。。
どれもめちゃくちゃカッコいいですよね。
正直すごく困ります。。。
だって、3マークとも激しく作りたくなりますもの汗。
でも、今夏既に4枚のシャツを作っていて&勉強も兼ねて他社さんの既製品を1枚買っていて&追加で最低でも2枚は作ろうと考えている零細小売店主の懐事情で「3マークとも」はまったくもって不可能なのでもし作るとしたらどれかに絞らなければ。。。
もし絞るとしたら。。。
左上:FM89687です。
明日見たら変わっているかもしれませんけれど笑。
皆さんはどれがお好きですか?
では、それぞれをもう少し深くご説明します。
FM89687(左上):今日の「僕のイチオシ」です!キリッとメリハリの効いたカラーリングと構図で作られた約2.4cm巾のレールストライプが最高にナイスですよね!今までありそうであまりなかったストライプ、そして「もし気が利いたデザインの既製品がこの素材で作られていたら思わず手に取ってしまう」に違いないストライプ。会心の素材だと思います。さすがSidogras!不勉強で最近まで知りませんでしたけれど汗。僕はこちらなら「古のワーカースタイル」で作りたいです。具体的には「デタッチャブルカラー + 大丸シングルボタンカフス + 本前立 + 胸ポケットレス仕様 + ハンガーループつき + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン」で作りたいです。デタッチャブルカラーなのでカラーは最低でも2個作っておきたいですね。シャツと同素材とホワイト無地をともにラージラウンドカッタウェイカラーで作りたいです。ギャザー仕様かつ古のスタイルなので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。間違いなくOne of a kindな1枚が仕上がると思います。スーツスタイルにはもちろんカジュアルスタイルにも使いたいです。
FM89688(中央):ベイジュのワイドストライプです。約2.6cm巾のワイドストライプもいいですしヘアラインストライプがブルーというのも素敵ですよね!個人的にはこちらもすごく好きです。ぱっと見はオーガニックでナチュラルな「顔」なので「少しハードタッチの素材かな?」と思いますが、上述の通りかなり繊細でシルキーな肌触り!その意外性も魅力だと思います。僕はこちらなら2つの相反するアイディアが頭に浮かびます!ひとつは思いっきりドレッシーなデザイン。もうひとつはLibertyプリント素材と組み合わせたカウボーイ/ウエスタンシャツです。どちらもすごくハマりそうです。こちらはFM89687以上にありそうであまりなかった、いや恐らく探すと他にはまず見つからないタイプのレアな色柄ですので気になる方はぜひともお早めにお願いします。早期にソールドアウトとなりそうです。
FM89689(右下):ブルーベースにホワイトのワイドストライプです。上2マークに比べるとインパクトは少しだけ小さいけれどこちらも存在感あふれるナイスストライプだと思います。ストライプ巾は約2.0cmです。僕ならドレスシャツかゆったりサイズ&ロング丈のバンドカラーシャツを作ると思います。後者の場合はカラーとカフスをホワイト無地にしたいですね。また、こちらは淑女にもオススメです。妻にこの素材で仕立てたシャツをプレゼントしたいです!少しゆとりのあるフィッティングがいいかな?デザインはショートラウンドカラーと大丸シングルボタンカフス、カラー&カフスはホワイト無地素材にしたいです。きっと可愛らしさと凛とした佇まいが見事なハーモニーを奏でたウィメンズシャツに仕上がると思います!
オーダーメイドシャツ(税込):¥19,800~
FM89690/691
チェック2マークです。
こちらもなかなかいい感じの「曖昧なニュアンス」に恵まれていますよね。
FM89690(左上):ボルドー + ベイジュ + グレイのトリコロールチェックです。グレイがグリーンだったりするとかなりカントリーテイストが強くなると思うのですがグレイなのでカントリーテイストとアーバンテイストが絶妙なバランスで共存しています。「ナイスセンスだな〜!」と思いました。ドレス/カジュアル兼用のボタンダウンシャツあたりが「本命」かな?とも思いますが、こちらなら敢えてかなりドレッシーに振ってもいいかもしれません。例えば「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」といった感じで作っても面白いと思います!
FM89691(右下):ネイヴィブルーとホワイトのオーヴァーチェックです。爽やかでハンサムで知的なチェックですよね!老若男女にオススメできそうなのであっという間にソールドアウトするかもしれません!?僕はこちらならモダンクラシックにまとめたいです。例えば「ユーロクラシックワイドスプレッドカラー + ミラノカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフスの裏面はブルー系のLibertyプリント素材」といったデザインで作りたいです。最高にスマートかつスタイリッシュな1枚に仕上がる確信があります!
オーダーメイドシャツ(税込):¥19,800~
FM89692
ドビーでオーヴァル柄を表現したホワイト無地です。
まずはこの柄が素敵ですよね!
そして、少しカリッとした素材感もいいと思います。
きっとパリッとしたジェントルマンな1枚に仕上がるはずです。
僕はこちらなら「ループ仕様のラウンドタブカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」といったフォーマルテイスト強めのデザインで作りたいです。
ちょっとしたパーティでも着られる極上の、そしてひと味違うホワイトシャツに仕上がると思います。
オーダーメイドシャツ(税込):¥19,800~
以上です。
Sidoglasはインポート素材としてはこなれたプライスも嬉しいですね。
次回からは国産素材のご紹介に移ります。
まずはやっぱり国産素材の最高峰コレクションThe Royal Caribbean Cottonからですね!
乞うご期待ください。
◆本日の一曲◆
Song Of The Lake
NICK CAVE & THE BAD SEEDS
諸般の事情で本日の一枚、本日の一曲をやめてからもう半年くらいが経ったと思います。
諸般の事情がク⚪︎めんどくせー感じなので以前のようにはやることはありませんが、こうしてしばしば良質な音楽をご紹介できればと思います。
やめる前と後で僕の音楽愛は。。。
まったく変わっていませんから!
それはともかく、NICK CAVE & THE BAD SEEDSの素晴らしさよ。
こんなにも美しく官能的で情念が満ち満ちた音楽をやっている/やることができるのは彼らだけですよね。
この曲がロックかというと答えに窮しますが、かように独創的な音楽を生み出せる彼らは間違いなくロック魂の塊だと思います!
新譜Wild Godを聴いたら、上述の通りオープニングトラックのこの曲を聴いたら微笑みが生まれて、聴き進めるうちに感動して、聴き終わったら2024年というこの時代にこの音源を届けてくれたことに感謝をしたと同時に勇気をもらいました。
日本に来る可能性は低いと思いますがいつか生ライヴを観てみたいです。
4th. Sep. 2024
Ryoji Okada