The list of the [ Hiroshima Carp ] category.
NPBはオープン戦が最終盤に入り「開幕待ったなし!」状態になりました。
MLBは明日LADとSDがお隣の韓国でオープニングゲームを行います。
そして、昨日センバツ高校野球こと第96回選抜高等学校野球大会が始まりました。
今週はさしずめ「野球週間」ですね!
これでは大相撲やNBAをチェックする時間もありません。。。
野球以外はNFLのFA・トレード情報を追いかけるので精一杯です。
さて、このDiaryでも何度か書いたと思いますが、僕は縁もゆかりもないのに高校野球も広島(と東京)を応援しています。
残念ながら関東一は昨日敗れてしまいましたが、広陵は優勝候補の一角にもあげられていますので躍動に期待したいです。
初陣はあさってです。
定休日ですしね、じっくり観戦しようと思います!
高校球児の皆さん!!
頑張れ、輝け、花開け!!!
ところで。
「花開け」といえば。
今日からしばらくの間、オーダーメイドシャツ用の新作素材を全力でご紹介したいと思います。
はい、先週入荷したばかりのホットな新作たちです!
今シーズンはこここ数シーズンと同様に3ヶ月連続の新作投入が予定されているのですが、3ヶ月連続の場合「初月:ドレッシーな色柄が中心で最もマーク数が多め」「2ヶ月目:個性的なカジュアル素材が多めになりマーク数は(初月ほどではないけれど)多め」「3ヶ月目:個性的な色柄中心でマーク数は少なめ」という感じになるのが定番です。
果たして今シーズンもそうでした。
ということはつまり、2024 Spring/Summerシーズンの2ヶ月目となる今月は「LOUD GARDENに集うエキサイティングライフを生きる皆さまの多くが心惹かるに違いない新作素材」が質量ともにたくさん、これでもか!と花開いていることを意味します。
つきましては。
ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。
もちろん電話/e-mail/SNSでのご注文・お問い合わせも可能です。
その際には個別画像左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう!
初日の今日ご紹介するのはLibertyの新作5マークです。
どれもすごく素敵ですよね!
ちなみに今シーズンの新作は昨シーズン同様に過去最高レヴェルの充実度です。
こちらの5マークと来月入荷予定の4マークは本当にどれも作ってみたくなる、ワクワク感が止まらない傑作ばかりです。
Libertyの人気柄は比較的完売するのが早いので「お!」とお思いになられたは「善は急げ!」でお願いします。
続いて、全マークを「個別画像」で見ていきましょう!
が、その前に。
Libertyはリピートの大きいパターンが多いため、入荷したバンチブック用のカットサンプルだけだと全貌が分かりにくい、あるいは仕上がりをイメージしにくいという問題があります。
という訳で、少しでも全貌を把握しやすいように、仕上がりをイメージしやすいようにカットサンプル画像の下にもうひとつ画像をおつけします。
これは1.5年くらい前でしょうか、最近導入された「バンチブックのカットサンプル裏に貼ってある品番シール横のQRコード」にスマートフォンをかざすと出てくる画像です。
QRコード自体は「通常コレクション」の全マークについています。
QRコードを取り込んで仕上がりをイメージを確認する作業はなかなか楽しいのでご来店の際にはぜひともスマートフォンをかざしてみてください!
*4マーク中3マークはシャツファクトリーさんの展示会で撮らせてもらったサンプルの画像もおつけします
オーダーメイドシャツ:¥20,900~
*今回入荷した新作はすべて100% Cottonです
*今回入荷した新作はすべて(Libertyとしては)レアなmade in Italyです
*LOUD GARDENで取り扱っているLiberty FabricsコレクションはLiberty Londonが毎シーズンリリースする膨大なパターン/素材の中から選りすぐった素材のみをコンパイルしています
FM78283:Rainbow Garden
Rainbow Gardenは虹の7色にちなんで、色鮮やかに咲き乱れる花々が所狭しと描かれた、いかにもLibertyらしい華やかかつ品のあるフローラルパターンです。
鉛筆と細いライナーペンで輪郭を描いた色とりどりの花々が目を惹く一方で、花びらの中に小さな虹が隠されているという小粋な遊び心も楽しい逸品です。
虹といっても隠されているのは2カラー、3カラー、4カラーではありますが。。。
とにもかくにも、色々とRainbowな素材ですからぜひとも老若男女を問わず作っていただきたいです。
僕ならリラックス&レイドバックしたプルオーヴァースタイルのボタンダウンカラーシャツを作りたいですね。
FM78284:Lucky John
Lucky Johnは虹の形成にまつわる神話や幸運の象徴をイメージしたパターンです。
具体的には、巧みに重ね合わせた三つ葉と四つ葉のクローヴァーを水彩で描かくことでトーンと深みを出した独特のシックな質感が魅力のパターンです。
どの辺が「虹の形成にまつわる神話」なのかはあまり教養がない僕には分かりませんが、リリースには確かにそう書いてあります。
でも、まあ、確かに神秘的ではありますよね!
グリーンとブルーのカラーリングもすごく洗練されていると思います。
Libertyにしてはかなり小さめの柄ですからドレスシャツを作っても間違いなく素敵だと思います。
それが証拠に、僕ならかなりクラシカルなドレスシャツを作ると思います。
例えば「ラウンドピンホールカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ ポケットレス仕様」といった感じです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、カラー&カフスの裏面は別布専用コレクションのブルー系プリント素材にしたいです。
FM78285:Margot Mary
Margot MaryはLibertyのアーカイヴから発見された手描きのアートワークをベースに生み出されたパターンです。
楽しげに並ぶ簡略化されたステンシルの花々がなんとも魅力底ではないでしょうか!
また、Libertyにしては珍しいブラック&ホワイトのカラーリングもとてもカッコいいですよね。
このアーティスティックで少々ロックなパターン!
僕はとっても気に入りました。
ぜひとも作ってみたいです!
素材が持つカッコよさとロックテイストが引き立つシャープ&モダンなデザインで「料理」したいですね。
例えば「ハイネックショートレギュラー + カーヴドトリプルボタンカフス + フライフロント + ポケットレス仕様」といった感じです。
ボタンはブラックマザーオブパール(黒蝶貝)ボタン、カラー&カフスはブラックの無地にしてエッヂにブラックのハンドスティッチを入れてもいいかもしれません。
どこかにロックな刺繍も入れたいですね!
シルヴァー糸でLong Live R&Rはどうでしょう?
もしそう入れるとしたら場所はヨークがいいかな?
いずれにしてもすごくクールな1枚に仕上がるに違いありません。
FM78286:Love Links
Love Linksはヴィクトリア時代に流行したLove Knotの魅力的なシンボリズムにインスピレーションを得て生み出されたハートモチーフのジオメトリックパターンです。
ロマンティックなコンセプトとルックスを持つパターンと優しいカラーリングが最高に素敵ですよね!
実は、大川さんと「 “♡ Camo” に次ぐハート系エクスクルーシヴパターン第二弾」を考えていた時期があったのですが、その際にこのLove Linksと似たデザインを大川さんが提案してくれた記憶があります。
きちんとリリースできていたらよかったな〜!と今更になって思います。
それはともかく、コンセプト的にもデザイン的にもとってもナイスな素材ですので、ロマンティストなレディス&ジェントルメン、そしてチャーミングなキッズにご注文いただきたいです。
僕はロマンティストだと自認はしていますけれど、見た目といつものスタイリングがロマンティックじゃないからダメかな?笑
いや、そういう人物の印象を和らげてくれるに違いない1枚が仕上がるはずなので、逆に僕のような男こそ作っておいた方がいいのかも!?
僕はこちらならシャープなドレスシャツスタイルで作りたいです。
具体的には「カッタウェイカラー + ラウンドダブルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ ポケットレス仕様」といった感じです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、カラー&カフスの裏面はグリーンの無地素材にしたいです
FM78287:Endless Love
Endless Love!
これまたロマンティック、そして美しい名前のパターン/素材ですよね♡
Endless Loveは優雅に絡み合った「終わり」のないリボンが「エンドレスな愛の結び目」を表現している超スーパーラヴリーなパターンです。
こちらもインスピレーション源はヴィクトリア時代に流行したLove Knotだそうです。
「極めて繊細なパターン」「様式化されたフラワーモチーフ」「情熱的なカラーリング」が三位一体となって素晴らしい素材です。
リボンがペイズリー風に見えるので、ややサイケデリックな感覚があるのもいいですよね!
僕はこちらならロングシャツを作ってみたいです。
以上です。
次回は極上Linenコレクションをご紹介予定です。
乞うご期待ください。
19th. Mar. 2024
Ryoji Okada
昨日もちらっとこのDiaryで書いた「先発ローテーション最後の1枠争い」ですが、昨日はアドゥワ投手も黒原投手も「おめでとう!合格」とはいかなかったようです。
かといって、ふたりとも一歩後退したという訳ではありません。
一軍のオープン戦で先発したアドゥワ投手は5回77球5被安打3奪三振1与四球1与死球1失点でした。
結果は残したものの内容的にはやや課題が残った感じでした。
二軍のT戦で先発した黒原投手は5回96球2被安打4奪三振2与四球0失点でした。
黒原投手も結果は残したものの二軍戦で5回96球は球数が多過ぎでしょうか。
初回に味方の拙守に足を引っ張られたこともありますが。。。
まあ、昨日は一軍の試合も二軍の試合も雨天の中で行われた(いずれも途中で試合終了)という「悪条件」もありますから、結果を残したことが一番大事なのかもしれません。
という訳で、アドゥワ投手と黒原投手と玉村投手の「最後の1枠争い」は未だ続いています。
「消去法」ではなく、誰かが「勝ち取る」流れなのはすごくいいと思います。
今日は一軍・二軍ともにお休みでです。
明日は玉村投手は二軍戦で先発するのかな?
アドゥワ投手と黒原投手に続いて結果を残し首脳陣を大いに悩ませて欲しいですね!
Go! TAMAMURA!
ところで。
「おめでとう!」といえば。
今日は、先週お渡ししたばかりの学ラン(学ランスーツ)をご紹介します!
土曜日に卒園式を迎えたばかりの、そして来月入学式を迎えるキラキラで明るい未来が待ち受けている若人(というかお子様)用にお作りした1着です。
何事にもこだわりがお強いお得意様のご子息が「どうしても既製品の学ランでは満足できない!」「卒園式と入学式はお気に入りの1着でキメたい」という趣旨の意思表示をなさったようでご依頼をいただきました。
もちろん喜んで承りました!
だって、一生に一度の晴れ舞台でお召しになる服をお作りすることができるって最高の光栄ですもの。
が。。。
滅多に承ることがない三要素が揃ったので仮縫い付きで承りました。
お作りした仮縫い服を1ヶ月ちょっと前にこのDiaryでご紹介したのでご記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。
はい、今日は仮縫い服のフィッティングを経て完成したスーツをご紹介する!という訳です。
Y様、いつも本当にありがとうございます。
そして、この度はご子息のご卒園とご入学おめでとうございます!
最高に光栄なご依頼でした。
それでは、早速ご紹介しましょう!
↓こちら↓ です。
カッコいいですよね〜!
ジャケットは画像だと短ランに見えますが、ご身長的には中ランくらいだと思います。
ボトムスはボンタンスタイル、ウエストにはグルリ一周でゴムを入れベルトループもおつけしました。
上下をセパレートして着てもよさそうですね。
というこの学ランスーツ、(僕はまったく知識がなかったのですが)東京リベンジャーというアニメ?映画?の登場人物がイメージソースになっています。
素材はハイパーなナチュラルストレッチ機能を誇るMarlaneのExtenderです。
カラーはブラックです。
もう少しリーズナブルな国産素材もご提案したのですが、ご子息が「こっちがいい!」と一目惚れなさったためにこちらに決まりました。
ご子息にはプライスや機能性等の情報は一切お知らせしていなかったのですが「これ!」「この黒」とまったく迷いがありませんでした。
優れたモノを感覚的に知っている末恐ろしい幼稚園児です!
では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。
カラーです。
学ランならではのスタンドカラーです!
学生服ではまず入ることがないハンドステッチもナイスではないでしょうか。
ボタンです。
ボタンについてもご子息は明確なイメージをお持ちでした。
いくつかお見せしたらこちらに「ピン」ときたようで、迷いなく「これ!」と決めてくれました。
表素材といいボタンといい即断即決とはさすがの感性です!
スーツ自体がお子様サイズなので、ボタンは通常スリーヴボタンに使用する15㍉サイズにしました。
ライニング&内ポケットです。
ブラックとレッドの組み合わせ!
最強&最高ですよね。
内ポケットは左右におつけしました。
お友達と一緒に撮ったお写真を入れる用とのことです。
素敵なこだわりですよね。
ボトムスのヒップポケットです。
このデザインもご子息の指定で左右におつけしました。
最初のご来店時にお気に入りのパンツをご持参いただいたのですがそのパンツについているポケットとほぼ同じデザインにしました。
以上です。
これは。。
やっぱり。。。
既製品ではなかなか難しいですよね!
お渡し後すぐにすごく気に入ってくれたご様子とお母様からご報告をいただきました。
本当に嬉しいです!
また、我々からのお祝いとして仮縫い服を着用可能な状態にしてプレゼントしました。
それもすごく喜んでくれたとのこと。
よかったです。
そういえば、先週はこのDiaryでも何度か触れた「Hip Hopダンススクールに通っているお子様たちの衣装/ファンシーディナースーツ16着」も納品しました。
そちらも好評と聞いています!
ホッとしました。
かくかくしかじかで、こだわりのキッズウエアのご注文も承っているLOUD GARDEN/RYOJI OKADAです!
機会がありましたらぜひともよろしくお願いします。
18th. Mar. 2024
Ryoji Okada
昨日から始まった開幕カードの前哨2連戦@マツダスタジアム。
初戦は開幕カード2戦目に先発予定の森下投手が先発しました。
3回37球2被安打1奪三振0与四死球0失点、本人はもう少し投げるつもりだったものの指揮官が「開幕カードで投げる相手だしもういいだろう」と止めたそうです。
その後は室内練習場で30球ほど投げ込みをしたようですし仕上がりは上々のようですね。
が、島内投手が体調不良でベンチ外という報道がありましたし、二軍戦で中継ぎ登板した高橋投手が不運にも打球を左腕に当てて降板したようです、
順調に見えた投手陣に綻びが見え始めました。
まあ、開幕時点で100%万全というチームなんてありませんからね、こればっかりは仕方がありません。
島内投手と高橋投手が軽傷であることを願いたいです。
それから、常廣投手とハーン投手の状態も気になりますね。
今日は先発ローテーション最後の1枠を争う2投手が登板予定です。
具体的にはアドゥワ投手がマツダスタジアムの一軍戦で、黒原投手が鳴尾浜球場の二軍戦で先発します。
森投手は一歩後退したようなので、現状は上記の2投手 + 玉村投手が候補なのかな?
熾烈な生き残り戦!
層が厚くなりつつある投手陣の更なる充実には1番の良薬かもしれません。
手術明けの大瀬良投手、日本の野球および気候が初めてのハッチ投手。
既に決まっている5枠とて「未知数」な部分が少なくないので、7枚目・8枚目もとても重要ですしね。
もちろん森投手や新婚さんの遠藤投手、期待のドラフト1位ルーキー常廣投手の巻き返しにも期待したいです。
Go! CARP!
ところで。
「2」といえば。
おとといの予告通り2日振りに今春リリースされた新作バンチブックのご紹介をしたいと思います。
こちらも予告通りで、14回目の今回も12回目・13回目同様にUKメイドの極上素材がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。
具体的には、WoodheadとJohn FosterのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル):合計58マークがコンパイルされているバンチブックです。
12・13回目同様に「UKメイドの極上素材がコンパイルされているバンチブック」とはいえ、「かぶり」は一切ありません。
そして、ほとんど全マークがヴェリーブリティッシュ&クラシックな仕上がりです。
つきましては、「今回は英国素材で作りたいな」というイメージでご来店の際にはぜひとも3冊すべてをチェックしてください。
あ、Darrow Daleも加えたら4冊ですね!
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。
ではでは、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
最後までお付き合いいただければ幸いです😌
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
「(John Fosterには及ばないものの)100年を超える歴史を持つ老舗マーチャントAlfred BrownがプロデュースするブランドWoodhead」と「200年以上の歴史を誇る英国を代表するミルJohn Foster」の新作Suiting(および定番Suiting)が収録されたバンチブックです。
では、「中身」をご紹介する前にまずはWoodheadとJohn Fosterについてご説明しましょう。
Alfred Brown(Woodhead)は ↓このようなマーチャント↓ です。
—–
1915年には英国ウエストヨークシャー州最大の都市リーズにオフィスを開業することでAlfred Brownの歴史は幕を開けます。
開業時はBrowns & Sonsという名前でスタート、現在のAlfred Brownに社名が変わったのは1955年のことです。
主なコレクションはメンズ向けのやSuitingとJacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)です。
そのコストパフォーマンスの高さと規模の大きさ(年間生産高は100万メートルを超えます)に加えてストックサービスも充実していることから、英国内ではマークス&スペンサーやネクストといった大手チェーンからSavile Rowのテイラー、著名英国ブランドまで引く手数多、英国における知名度は相当に高いものがあります。
フットボール(サッカー)英国代表チームのオフィシャルスーツやオリンピック英国代表チームのオフィシャルスーツに素材を供給したり、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ魔法魔術学校(のクローク)にAlfred Brown社製の素材が使われたことがあるのもその証左かもしれません。
現代的なテイストを反映させた英国らしいクラシックスタイルのコレクションがその特徴です。
Alfred Brownは現在、Alfred Brown、Empire Mills、Woodheadの3ブランド展開をしています。
—–
以上です。
John Fosterは ↓このようなミル↓ です。
—–
1819年に英国ウエストヨークシャー州ブラッドフォードのクイーンズベリーにおいて21歳のJohn Fosterが毛織物商を営み始めたのがJohn Fosterの原点です。
ブラッドフォードに牧場を持つ農夫の息子だった彼は成人するとブラッドフォード郊外にあるクイーンズベリーの地主の娘と結婚します。
そして、後にBlack Dyke Mills(John Fosterの自社工場)を建てる場所に存在した倉庫で毛織物商を始めます。
地元で紡績された上質な糸を仕入れて卸販売をするという形態から始めて順調に規模を拡大、間もなく自社の製織工場を設立するに至ります。
その後も成長を続け、1843年には自社工場に約500台もの織機を導入、1851年にロンドンで行われた万国博覧会ではモヘア混紡素材で一等を、糸で金メダルを受賞する快挙を成し遂げるなど「John Fosterの糸と素材」はそこここで高い評判を得ることに成功、その高い評判をきっかけにDormeuilの素材を手がけることにもなります。
以降も規模を拡大させて英国を代表するミルに成長し現在に至ります。
その最大の特徴は英国ミルらしい質実剛健さと現代的な感性を絶妙にブレンドさせたデザインにあります。
比較的抑えめなプライスも魅力です。
—–
ブラッドフォードのクイーンズベリー!
行きましたね〜〜!
もちろんJohn Fosterの自社工場等を見に行くためです。
25年以上前の話なのでかなり記憶が薄れていますが2回は行っているはずです。
すごくいいところでした。
その2回のうちの初回だったかな、同行した先輩がその当時はもう使われていなかったBlack Dyke Millsブランドを日本で復活させたんですよね〜!
初代John Fosterも参加していたというBlack Dyke Mills Band由来の「ラッパのマーク」が入った織ネームも印象的でした!
あの先輩はもう一線を退いているみたいだけれどBlack Dyke Millsブランドはその後どうなったでしょうか?
また、リーズにも一度だけ行きました。
リーズはAlfred Brown訪問ではなくGIEVES & HAWKESの新しい店を見に行ったんですよね。
活気のあるなかなか大きい地方都市でした。
で、駅近くにあったパブで「一杯やろうか!」と思って入ってみたら、スキンヘッドの連中がたむろする危険な空気が充満している店でめちゃくちゃ焦った記憶があります。
肝心なことよりこういう記憶の方が鮮明という笑。
という僕のことはともかく、内容を見ていきましょう。
上述の通り今日も全マークを披露します!
Woodhead 2-1
当バンチブック初登場となるFrescoタイプ10マークです。
はい、3回連続でFresco/Frescoタイプの新作がコンパイルされているバンチブックのご紹介になりました。
こうなれば、複数のミル/マーチャント/ブランドのFresco/Frescoタイプをひとまとめにしたバンチブックが欲しいくらいです笑。
オリジネイターのMartin Sons & Co.。
Martin Sons & Co.に匹敵するボディでよりクリエイティヴな展開を誇るWilliam Halstead。
そして、両者にはない色柄が複数マークコンパイルされていて少しリーズナブルなWoodhead。
いずれもナイスです。
つきましては、「あ、今年はFrescoもいいかな?」という方がいらっしゃいましたら、ご面倒でもぜひすべてをチェックしてください!
ちなみにFrescoタイプとは。。。
太めの強撚糸を使用しトロピカル(平織)組織で織り上げた「高い通気性」「最高のハリコシ」「独特のシャリ感」「優れた抗シワ性」「美しい仕立て映え」を誇るSpring/Summerシーズン向け素材、普段使いはもちろんご出張にも◎なスーツ/ジャケットが仕上がること間違いなしの素材です。
FrescoはMartin Sons & Co.が開発した素材で、現在はその親会社であるHFW(Huddersfield Fine Worsted)が商標を持っているので、HFW傘下のマーチャント/ブランド以外のミル/マーチャント/ブランドが展開する似た素材には「タイプ」がつきます。
WoodheadのFrescoタイプは100% Wool(300g/m)、Martin Sons & Co.・William Halsteadより僅かですがライトウエイトです。
ハリコシもWoodheadの方がありそうです。
ストライプ2マーク、そして1番下のブラウン&ベイジュのハウンズトゥースがかなりツボです!
Woodhead 2-2
Spring/SummerシーズンにおけるWoodheadのメイン商材:Tropical Suitingsです。
品質はすべて100% Wool(250g/m)です。
後で出てくるJohn Fosterのトロピカルよりも少しウェイトはありますが、強撚糸由来のかなり強めなシャリ感があるので盛夏もバッチリ愉しめると思います。
また、抗シワ製にも優れている素材です。
チェックと無地はOn/Off兼用可能な色柄、上下(ジャケット/ボトムス)をセパレートしての着用も可能なので、ちょっとしたご旅行やご出張にも重宝するはずです。
最近、こういった「(よき意味で)変哲のないクラシカルな英国調Suiting」が少なくなっているので逆に新鮮に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そういった意味でも、意外と掘り出し物がたくさんあるコレクションだと思います!
John Foster 2-1
クリアカット&ツイル(綾織)組織のSuitingコレクション16マークです。
品質は100% Wool(250g/m)、いわゆるFour Seasonsタイプの素材です。
とはいえ、made in Italy素材のそれよりも手持ち感はしっかりしていてややハードタッチです。
はい、それがJohn Fosterの魅力です。
もちろん英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄とドライなタッチも魅力です。
どれもとってもダンディですよね。
そして、どれもさりげないこだわりやひねりが加えられているのも嬉しい限りです。
John Foster 2-2
トロピカル組織のSuitingコレクション12マークです。
品質はすべて100% Wool(235g/m)、春先から秋口まで愉しめるボディ、made in Englandのトロピカル素材らしいシャリ感とハリコシを併せ持ったナイスなボディだと思います!
もちろんツイル組織同様に、英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。
チェック人気が完全に復調してきたこの4シーズンほどですが、にも関わらずストライプ中心のコレクションという潔さも好きです♡
無地が1番下のライトグレイのみというのもこれまた潔いですよね!
以上です。
それでは・・・
過去13回と同じようにまずは冒頭から全マークをご紹介したので、最後に「僕のBestセレクション」を披露したいと思います。
34WF-3105
WoodheadのFrescoタイプからはこちらのストライプをセレクトしました。
爽やかで知的なブルーが最高に素敵ですよね!
僕はこちらならややスポーティなスーツを作りたいです。
具体的には「シングルブレステッド3ボタン + セミノッチドラペル + 3パッチ/アウトポケット + 大身返し + 観音開きライニング」のジャケットと「グルカパンツスタイル + 2インプリーツ + テイパードシルエット + 6.0cmのターンナップヘム」のボトムスを作りたいです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、ライニングもホワイト系にしたいです。
そして、春と初秋は程々にして夏にガンガン着たいですね!
ジャケットは単品で着てもすごくよさそうです。
その際のボトムスはやっぱりホワイト無地ですね!
34WF-3111/3113
WoodheadのTropical Suitingsからはこちらのグレンチェック2種をセレクトしました。
僕はこちらなら巧みに&さりげなく2種の素材を混在させてダブルブレステッドスーツを作りたいです。
一見「2種使い」というのが分かりにくいのがキモです。
すごくクリエイティヴな1着に仕上がるはずです!
これはかなり作ってみたいです。
34JF-3203
John Fosterのツイル組織からはこちらのブラック無地をセレクトしました。
以前に作ったブラックスーツはウエイトトレーニングの成果とウエストのデブ化で着ることができません汗。
なので、どこかのタイミングでクラシカルなブラックスーツは作っておきたいと常々思っています。
でも、僕の個性ですから。。。
無難すぎる素材はイヤ!
という訳で、この素材はかなり有力な候補になりそうです。
さりげない(?)織柄ですし、Four Seasonsタイプですし、比較的リーズナブルですから!
34JF-3215
John Fosterのトロピカル組織からはこちらのブラック無地をセレクトしました。
クラシックなバンチブックから突如として現れたインパクト大のこちら。
すごく心惹かれました!
僕はこちらなシングルブレステッド4ボタンのモッズスーツを作りたいです。
絶対にカッコいいと思います。
以上です。
次回はLoro Pianaあたりを考えています。
が、その前に。。。
昨日オーダーメイドシャツ用の新作素材が大量入荷したのでそちらをまず少し!と考えています。
乞うご期待ください。
17th. Mar. 2023
Ryoji Okada
オープン戦もいよいよ中盤に差し掛かりました。
我がカープは現在、北海道に遠征してFとの3連戦に臨んでいます。
昨日は2戦目でした。
初戦は最後に若手の「守乱」が続発して引き分けに終わったとはいえ、初の開幕投手に決まった九里投手が上々の仕上がりを見せたことや今季は何らかのタイトルに期待したい小園選手が5打数4安打1打点と大躍動したこと、新助っ人レイノルズ選手がマルチ安打を放つなど状態が上がってきたように見えること等々の好材料がありました。
昨日は昨季の開幕投手大瀬良投手が右肘手術後初となる対外試合登板で好投、高卒2年目のドラフト1位右腕斉藤投手が凱旋登板で2回零封、続く中﨑投手、矢崎投手、益田投手もほぼ完璧でした。
斉藤投手と同じく凱旋登板となった今年のドラフト3位左腕滝田投手は、回を跨いだ9回に課題を露呈にした「一人相撲」を演じましたがそれもよき経験になったのではないでしょうか。
引き続き投手陣は順調のようです。
打ってはレイノルズ選手が待望の来日初本塁打を、北海道遠征から一軍に合流した松山選手が技ありの適時打を放つといった収穫がありました。
チームも6-1で勝利、昨日は満点に近い試合でした。
恐らく今日までが「見極め」で、週末のBをマツダスタジアムに迎えての2連戦からは「本番モード」になると思われます。
開幕一軍の「当落線上」にいる若手にはぜひとも奮起して存在感を示してもらいたいですね。
Go! CARP!
ところで。
「我が」といえば。
今日は定休日ですが、めちゃめちゃ作業が溜まっているので4時間くらいは店に出たいと考えています。
そのうちの2時間ほどは「我がの今シーズン1着目」を仕込む時間に当てるつもりです。
おおよその構想は固まっているので、あとはディテイルをどうするかを決めて縫製仕様書を作成するのみです!
でも、その縫製仕様書がめちゃめちゃ細かいから2時間は最低でもかかる計算です。
Go! RYOJI!
今シーズンの1着目はHolland & SherryのCrispaireからセレクトした ↓こちら↓ で作ります!
ダブルブレステッドも考えたのですが、結局シングルブレステッドのスリーピーススーツにしました。
仕上がったらまたご紹介しますね。
乞うご期待ください。
それにしても。。。
久しぶりに作るHolland & Sherry!
自分でも超楽しみです。
あ、ちなみにですが、上は撮影ボックス内で撮った写真で下は屋外で快晴の日中に撮った写真です。
かなりトーンが違って見えますね笑。
14th. Mar. 2024
Ryoji Okada
昨日はDをマツダスタジアムに迎えてのオープン戦3連戦最終戦でした。
先発したのは先発ローテーション入りが決まっているハッチ投手でした。
まだクイックに課題はあるとはいえ「十分合格」といったところでしょうか。
その後に投げた5投手も総論ではまあまあだったと思います。
が、いかんせん打てません!
オープン戦だから。。。とはいえ、もう少し打って欲しいですね。
今日はお休みで明日からFとの3連戦@エスコンフィールドです。
野手陣の奮起に期待!
Go! CARP!
ところで。
「奮起」といえば。
今日も奮起して新作バンチブックのご紹介をしようと思いましたが断念!
先週はトラブルが複数発生し、その対処に追われたこともありなかなかいい具合にタイムマネジメントができませんでした。
月曜日・水曜日・木曜日はトレーニングをサボり、金曜日の午前中もGGには出動せず自宅で作業をしながらのトレーニングにとどめ、火曜日には超ウルトラ久し振りとなる徹夜までしたのですが。。。
でも、トラブルシューティングから見えてくることもあるのでヨシとしたいと思います。
あ、でも、トラブルのひとつでご迷惑をお掛けしてしまった3人のお得意様にはこの場を借りて改めて心より深くお詫びをしたいと思います。
N様、N様、そしてY様、本当に申し訳ございませんでした。
という日々ですが、幸いなことにというかなんというか。。。
ここ1ヶ月ほどの間「オーダーメイドシャツ向け新作素材のご紹介」と「新作バンチブックのご紹介」に心血を注いだできたので、魂を込めてお作りした自慢の作品たちをほぼまったくご紹介できていませんでした。
なので、「ご紹介したい!」という作品のストックが大量にあります。
という訳で、今日は最近お渡ししたばかりのジャケットをご紹介します。
↓ こちら↓ です。
「本物」のスコティッシュタータンでお作りしたジャケットです。
「本物ならではのしっかりした打ち込み」と「Skye島のタータンならではの美しいカラーリング」が魅力の逸品です。
素敵ですよね〜!
そんな逸品をフォーマルムードが強めのデザイン/ディテールで「料理」したのがこちらのジャケットです。
具体的には「ややワイド巾:10.0cm巾のピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + カッタウェイフロント + やや深め:26.5cmのサイドヴェンツ + くるみボタン」というデザイン/ディテイルでお作りしました。
結果、普段使いはもちろんのことちょっとしたパーティにも着ていけるOne of a kindな1着に仕上がりました。
表素材とのハイコントラストがクールなラヴェンダーカラーのフローラルジャカードライニングも見逃せません!
という訳で、そのライニングを含めたディテイルを「寄り画像」で見てみましょう。
胸部です。
シャープなピークトラペル。
実際に細いロープを入れて構築する立体的なロープドショルダー。
ライニングで代用してポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるようにした胸ポケットの袋地。
等々、胸部だけでも謳い文句満載です!
ポケットです。
アウトサイドチケットポケットがナイスアクセントになっていますよね。
完璧な柄合わせも◎だと思います。
ライニングです。
このフローラルジャカードライニングは現在一時的に品薄になっている100% Cuproです。
こちらもなくなったら終わりです!
それはともかく、ウインドウペーンのカラーを上手に拾ったセレクト。
とっても粋だと思います。
スリーヴボタンです。
はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
以上です。
H様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
次はフォレスティエールが仕上がりましたらご連絡いたします。
11th. Mar. 2024
Ryoji Okada