Ryoji Okada Official Website

Diary

The list of the [ Hiroshima Carp ] category.

New bunch book collection for 2023-2024 Autumn/Winter, vol.5: Ferla / Novara / Drago / E.Thomas etc.

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

< News! >

  ☑︎ 12月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクの年内承りは終了しました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作:Reversible “♡ Camo” cotton canvas coat

  ☑︎ ¥2,200 off for “Wrinkle Free Shirt” campaign

  ☑︎ 舞台Out Of Orderの衣装を作りしました

 

< Introducing brand new bunch books! >

  ☑︎ vol.1: Drago

  ☑︎ vol.2: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.3: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.4: Lassiere Mills / Marling & Evans etc.

 

 

 

 

おとといの午前中に待ちに待ったニュースが報じられました⚾️

はい、ターリー投手とアンダーソン投手をリリースしてからまったく動きがなかったカープが新外国人投手の獲得を発表したのです!

MLBのウインターミーティング終了後だとマネーゲームになる可能性があるためカープはたいてい新助っ人との契約を11月中にまとめます(←何かの記事で読んだので事実だと思います)。

そして、S.Ohtaniの去就が決まるであろう今シーズンのウインターミーティングはいよいよ日本時間の今日から始まりました。

今オフは野手こそ例年通りの契約だったものの、投手はリリース後の情報がまったくなかったのでファンとしては少々ヤキモキしていました。

「まさか投手の新助っ人は0?」とか「石田選手を狙うなら早く動かなきゃ」とか「もしかして打者に大本命がいてウインターミーティング後に?」とか。。。

が、しかし、ヤキモキは杞憂でした。

年齢や健康に不安があり成績が上振れている可能性が高いターリー投手、力のあるストレートはあるものの2年連続で思ったような活躍ができなかったアンダーソン投手。

2人とも好きな投手だったものの「彼らよりいい投手が獲得できるならばリリースはやむなし」という感じでいましたが。。。

果たして新たに契約した2投手は恐らくターリー投手とアンダーソン投手より上だと思います。

具体的には最速157km右腕のハッチ投手、最速160km左腕ハーン投手を獲得しました。

ともに29歳、目立った成績は残せていませんが今シーズンもMLBでの登板経験があります。

ハッチ投手は数日前に「FがKBO数球団との争奪戦を制して獲得か?」という情報が出ていたのですがどういう訳かカープに入団することに。。。

しかも、いかなる「技」を使ったのか分かりませんが、その報道でFが用意したとされていた総額よりかなり安めに獲得したという。。。

そのハッチ投手は平均球速152.9km、回転数が多い4シームを軸にカットボールとチェンジアップを巧みに織り交ぜる総合力の高さと複数イニングを消化できるタフネスさが売りだそうです。

恐らく獲得時にアンダーソン投手が期待されていた役割、先発ローテーションの一角を期待されていると思われます。

ハーン投手は198cmの長身から火を吹く豪速球が武器の元プロスペクトです。

三振が取れるのもいいですよね。

恐らくターリー投手が担っていた「左のセットアッパー」「火消し役」のアップグレードを期待しての獲得だと思われますがキャリアでは先発もやっているようなので配置は適正を見てからということになるのでしょうか。

野手2人は正直「当たりだと嬉しいけどどうだろうか。。。」という感じを受けましたが、ハッチ投手とハーン投手はかなりやってくれそうな気がします!

あとは現役ドラフトと西川選手の人的補償ですね。

こうなれば、現有戦力の底上げと新助っ人の躍動、そして、現役ドラフトと人的補償で獲得した選手の覚醒で日本一を目指そうじゃありませんか!

Go! CARP!

 

 

 

 

ところで。

「連続」といえば。

昨日の予告通り2日連続で新作バンチブックのご紹介を!

5回目となる今日ご紹介するのは、made in Italyの極上Jacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)をコンパイルしたJacketコレクションです。

どのミル/マーチャント/ブランドの新作も素晴らしいのですが、冒頭にコンパイルされているFerlaとSkyfallのJacketing展開が拡大しているDragoは特に白眉です!

ご来店の際にはぜひともお見逃しなきようお願い申し上げます😌

では、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

 

 

国内最大手(だと思います)の問屋であるT社さんが独自編集したバンチブックです。

収録されているのはFelra、Novara、Drago、E.Thomas、Di Pray、TG Fabio、Bottoli等の12社で、全社がイタリアンミルになります。

それぞれが得意技を見せつけるかのような素晴らしいコレクションに仕上がっています。

ので、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します💪

皆さんが「おっ!?」と思う素材がありますように!

ではでは、早速いきましょう。

 

 

 

Ferla 1-1

 

 

1857年創業、SilkやMohair、Baby alpacaを筆頭にした様々な極上マテリアルを巧みにブレンドして個性豊かなJacketingを「発明」し続けている老舗ミルFerlaの超強力な新作です!

Women’sも得意としているミルならではの「他社の追随を許さない華やかな色彩と豊かな表面感」がFerla最大の魅力なのですが、今回入荷した新作もご覧の通りいかにもFerlaらしいナイスな素材ばかりです。

1番上:59% Baby Alpaca + 26% Wool + 15% Polyamide(290g)のグレンチェックです。最高品質のBaby Alpaca(生まれて初めて刈り取った原毛の中でも最高級の「背中の毛」)ならではの柔らかくしなやかで光沢に恵まれた素材感と洗練を極めたカラーリングが魅力の逸品です。優雅な毛並みを持つ素材の割には軽めのウエイトも魅力です。エレガントなデザインかつ軽快な仕立てのジャケットがオススメです。

上から2番目:37% Wool + 31% Baby Alpaca + 12% Polyamide + 10% Silk + 10% Linen(370g)のハウンズトゥースです。Ferlaお得意の「5者混」ですね!Baby AlpacaとSilk、そしてLinenをブレンドするという発想がまずはクリエイティヴの一言です。そしてツイーディな「顔」としっとりとして贅沢な肌触りもお見事。加えてこの品のあるカラーリング!この画像だと見えにくいですが(汗)本当に素晴らしいです!

上から3番目:50% Baby Alpaca + 26% Wool + 19% Polyamide + 4% Linen + 1% Lycra(330g)のヘリンボンです。こちらも「5者混」ですね。ベイジュのリングヤーンが独特の立体感を表現しているこれまたFerlaらしい素材だと思います。着るたびに元気いっぱいになれそうなオレンジもすごくいいですよね!Lycraが混紡されているのでストレッチ性にも恵まれています。

上から4番目/5番目:57% Baby Alpaca + 31% Polyamide + 12% Linen(340g)のストライプです。「約3.0cmのワイド巾とハンド刺繍のように入ったストライプ」が極めてスタイリッシュな素材です。リングヤーンでランダムに表現したネップも素敵ですし若干のカントリーテイストが入ったモダンなカラーリングも絶妙ではないでしょうか!?

上から6番目:73% Wool + 17% Baby Alpaca + 10% Polyamide(390g)のヘリンボンです。穏やかで洗練されたベイジュと大きめなネップとやや甘めの打ち込みが見事なハーモニーを奏でている7マーク中最もFerlaらしい、そしてwomen’sでも多く使われているに違いないソフトツイードです。敢えてカチッとしたダブルブレステッドのブレザーを作ってもいいかもしれません!

1番下:36% Baby Alpaca + 36% Wool + 20% Polyamide + 7% Linen + 1% Lycra(395g)のストライプです。約4.4cmとスーパーワイド巾のチョークストライプがとてもクールですよね!ジャケットはもちろんのことコートを作っても間違いない素材だと思います!

 

 

 

Ferlaの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

上から4番目と5番目のストライプです!

7マークのどれもがこうして全貌が分かる画像で見ると素晴らしく素敵なのですが。。。

今回は特にこの2マークに惹かれました。

完全に「ジャケット推奨」の素材ながら。。。

上のブラウンでダブルブレステッドのジャケットを下のライトグレイでワイドシルエットのボトムスを作りたいです!

長くは履けないと思いますがワイドシルエットかつ尻グリに補強テープを入れてから縫製すれば何とか3年くらいはサヴァイヴすることでしょう。

ちょっと勿体ない気もしますがそれでも作ってみたい気がします!

もし皆さんがボトムスを作る時には。。。

申し訳ありませんが短命であることをご理解いただいた上でお願いいたします😌

 

 

 

Novara 1-1

 

 

Tessitura Di Novaraは1932年創業のSilk専業メーカーです。

そのクオリティの高さは業界でも折り紙つき、それが証拠に世界最高峰のイタリアンミルErmenegildo ZegnaがSilk部門を強化する目的で2009年に買収しました。

以来、Zegnaグループ内の1ブランドとして確固たる地位を築き、Silkを中心に様々な原料を使った素材をコレクションに加えながら着実な成長を続けています。

今回入荷した新作8マークはそんなNovaraらしいシルクブレンドのラグジュアリーなJacketingです。

上4マーク:84% Wool + 13% Silk + 3% Cashmere(440g)のビッグパターンJacketingです。具体的には上2マークがグレンチェックで下2マークがヘリンボン、いずれも太番手由来の大きめ柄が自慢です。もちろんNovaraならではの美しいSilk使いも魅力です。ジャケットにはもちろんコートにも◎だと思います。

下2マーク:50% Wool + 48% Silk + 2% Cashmere(250g)の無地4マークです。いかにもNovraらしいクオリティとアイリッシュツイードを意識したかのようなネップが魅力の逸品です。かなりのネップが入っていながらにして極めて都会的な「顔」に仕上がっているのは細番手のWoolとNovaraならではの極上Silkの賜物でしょうか。さまざまな要素が複雑に絡み合い見事な化学反応を起こしている素晴らしい素材だと思います。美しいカラーと春先まで着用できる軽快さも魅力です。

 

 

 

Novaraの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

ビッグなグレンチェック。

完璧なブラウングラデーション。

豊かな毛並み。

と三拍子揃ったこちらがとっても気に入りました。

僕はこちらならロングレンクスのチェスターフィールドコートを作りたいです。

フロントは打ち抜きにするなど少しカジュアルっぽく「料理」したいですね。

あるいは先日ご紹介したReversible Balmacaan Coatの「片面」にもアリかもしれません!

 

 

 

Drago 2-1

 

 

Dragoの看板商品に育ったSkyfallシリーズのJacketingコレクション2-1:柄物です。

新作バンチブックの初回でご紹介した通り、Skyfallは14.5μ(マイクロン)というかなりの細さを誇るSuper 180’s原料を使って織り上げられた傑作、Dragoの主力Sutingです。

映画007 Skyfallで主演のDaniel Craigが着用したスーツ素材をDragoが手掛けたことからこのシリーズはスタートしています。

その最大の魅力はSuper 180’s原料由来のカシミアライクな極上の肌触りと美しい光沢です。

品のあるカラーリングも素晴らしいと思います。

そんなSkyfallシリーズはJacketingの展開もあります

その柄物がこちらの9マークです。

いずれも品質は80% Super 180’s Wool + 20% Silkです。

ウエイトは上の6マークが395gで下の3マークが585gです。

とにかくとろけるような(本当にとろけたらまずいですが笑)極上の肌触りですのでご来店の際にはぜひとも触ってみてください。

ヘタな100% Cashmereよりとろけます😉

もちろんご覧の通りパンチが効いた色柄も魅力です!

 

 

 

Drago 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

 

オフホワイトとグレイとサックスブルーの最高にスタイリッシュなカラーリング。

大きめのグレンチェック。

リングヤーンを巧みに使って表現した独特の立体感。

そして、Skyfallクオリティ。

最高の一言ではないでしょうか!?

下はこの素材でお作りいただいたジャケットです。

まだお渡し前ですがこのタイミングですので、そして手前味噌ながら白眉な仕上がりですのでご紹介してしまいます!

本当に素敵ですよね〜!

僕も作りたくて堪りません。

Y様、いつも本当にありがとうございます。

週末のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

Drago 2-2

 

 

上6マークはDragoの看板商品に育ったSkyfallシリーズのJacketingコレクション2-2:無地です。

品質は100% Super 180’s Wool(395g)です。

こちらも素晴らしい肌触りです。

下2マークは通常のJacketingで、上が100% Wool(335g)で下が95% Wool + 5% Silk(335g)です。

どちらもいい具合にレッドが効いていてクールですよね!

DragoだとやっぱりどうしてもSkyfallに目がいきがちですがこちらも捨て難い魅力を持っていると思います。

念のためにDragoの復習を。

—–

1973年にUmberto DragoとLaura Drago夫妻により紡績工場として創設。

ビエラ地区の主要な毛織物工場と強固なパートナーシップを結び成長を続け、1993年には高級ミルFintes/フィンテスを買収。

両社は2001年に合併。

以降は「紡績・製織・整理までの全工程を自社でこなす数少ない一貫工場」として名を馳せ、世界中の高級ブランドやテイラーに高品質な素材を提供して今に至ります。

「Super 130’Sを中心にSuper 160’SやSuper 180’S原料を使用した素材を多数展開していることに加え、Super表記のトップ品質Super 210’S原料を使用した素材の開発・生産にも成功している高い技術力」と「ストレッチ・防シワ・撥水・防汚・遮熱といった様々な機能性を兼ね備えたコレクションも豊富に取り揃える時代のニーズに沿った革新性」がその魅力です。

またルーツである紡績業に目を向けると、Super 130’s以上の高級細番手糸に限っては「世界の約70%を生産している」超強力なサプライヤーとしても有名です。

—–

 

 

 

Drago 2-2の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

美しいキャメル!

最高です。

僕はこちらならややミリタリーテイスト強めなスタンドカラージャケットを作りたいです。

フロントボタン多め、エポーレット付きといった感じでしょうか。

絶対にカッコいいはずです!

 

 

 

E.Thomas/Di Pray 1-1

 

 

華やかなイタリアンツイード6マークです。

上3マークは僕も大好きなミルE.Thomasのツイードです。

E.Thomasは1922年にイタリアのスイス国境にほど近いルガーノという湖の一角でErnesto Thomasによって創業されました。

以来、1世紀に渡って「高品質なWool素材をはじめ、CashmereやSilk、Linen、Mohairといった高級素材/天然素材を混紡したラグジュアリーかつクリエイティヴな素材」を作り続けています。

年間生産量がそこまで多くないせいか、あるいは(もし20年以上前と変わっていなければ)日本のエージェントさんが掲げる「多く流通させることが目的ではない。セールスも量より質!」という方針のせいか、日本における知名度はそこまで高くないのですが、その品質の高さは折り紙つきです!

それが証拠に僕の知る限り、テイラー業界内にもファンが少なくないミルです。

かくいう僕も、洗練されたイタリア的感覚と旧き佳き英国的なモノづくりに強く共感して、Carlo Barberaとともに一時期すごく憧れていました。

結構お高いので、この業界に30年近くいながらも2着くらいしか作れていませんけれど汗。

でも、いつかまた作りたいと思っています😊

品質は3マークとも55% Wool + 19% Mohair + 17% Polyamide + 9% Cashmere(350g)です。

ツイードにMohairを混紡させて、更にCashmereも掛け合わせるとはクリエイティヴですよね!

さすがはE.Thomasです。

下3マークは1948年創業、ビエラ地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業75年!)Di Prayの新作6マークです。

Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けJacketing」を得意とするミルです。

こちらの3マークもいかにも「らしい」素材だと思います。

品質は86% Wool + 14% Polyester(349g)です。

いずれも上の画像だけだと柄の全貌がかなり掴みにくいと思います汗。

つきましてはご来店の際にじっくりと見てやってください。

 

 

 

「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

Di Prayもすごくいいのですが、僕はこちらに強く惹かれました。

はい、E.Thomasの上から2番目:ハウンズトゥースです。

「ざっくりした素材感」と「Mohair混紡ならではのハリコシと光沢」と「カシミア混紡ならではの滑らかさ」と「力強いハウンズトゥース」。

4拍子揃った傑作ツイードだと思います!

僕はこちらなら敢えて「ピークトラペル + シングルフレステッド1ボタン + クラシカルフロント + スランテッド/ハッキングポケット + ターンナップカフス付き」といったフォーマルテイスト強めのデザインでジャケットを作りたいですね。

あるいはレイドバックしたゆったりサイズのバルマカーンコートもいいかもしれません。

とにかくすごくいい素材だと思います!

 

 

 

TG Fabio 1-1

 

 

A WORKROOM時代に僕が自分用のスーツに多用したTG Fabioの新作7マークです。

なぜに多用していたかというと。。。

TG Fabioはモードブランドにも多く供給しているだけあってコレクションがとてもクリエイティヴなのとプライスが比較的リーズナブルだったからです。

記憶によれば最低でもスーツを3着、パンツを2本位は作ったと思います。

というTG Fabioですが今では格が上がったのでしょうか。。。

プライスはそこまでリーズナブルではなくなってしまいました汗。

が、ご覧の通りクリエイティヴィティは変わらず高いと思います!

上5マーク:70% Wool + 15% Polyamide + 10% Cotton + 4% Linen + 1% Cashmere(350g)のツイードです。いずれもモダンなカラーリングとベースのシャークスキン組織がスーパークールですよね!ワイルドな表面感もナイスだと思います。

下2マーク:47% Wool + 47% Cotton + 4% Polyamide + 2% Polyurethane(355)の無地です。デニム風なルックス、ソフトな風合い、高いストレッチ性等々、魅力たっぷりのTG Fabioらしい逸品です!Jacketingコレクションではありますが間違いなくスーツにもいいですよね。

 

 

 

TG Fabioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

大胆なカラーリングが最高に好きです!

僕はこちらならロングレンクスのスタンドカラーコートを作りたいです。

あるいは先日ご紹介したReversible Balmacaan Coatの「片面」にもアリかもしれません!

その場合でも前回より15cmくらいはロングレンクスにしたいですね。

モード感強めのジャケットを作っても間違いなくカッコよく仕上がると思います。

 

 

 

Bottoli 1-1

 

 

Bottoliは1861年に創業された、毛織物大国イタリアの中でも数少ない「原毛の選別からフィニシングまでを一貫で行うミル」です。

創業以来数世紀に渡って上質でエレガントな素材を追求してきた結果、JacketingやOvercoating(オーヴァーコーティング:コート素材)に特化した希少なミルとして世界的に高い評価を得ています。

具体的には「新素材開発に対する弛まぬ研究心」「異素材を巧みに組み合わせる技術力」「ユニークな織組織を構築する創造力」がその特徴です。

また、サステイナナビリティも強く意識しており、Bottoliのコレクションにはアンダイド(無染色)なエコフレンドリー素材:Lana Italianaも多数含まれています。

今回入荷したと4マークのうち1番下のハウンズトゥースもLana Italianaです。

Lana ItalianaはBottoliの現社長Roberto Bottoliが長年の素材リサーチの末に完成させた渾身のアンダイド素材です。

原毛はイタリア中部から南部に位置するプーリア州、アブルッツォ州、モリーゼ州で暮らす羊から刈り取った最上質のイタリア産メリノウール(ソプラヴィザーナ種およびジェンティーレインプーリア種)のみを使用、化学染料を一切使用せずに原毛のナチュラルなカラーを活かすと同時に化学溶剤を使用しないエコフレンドリーさがその特徴です。

Marling & EvansのUndyed British Woolと似た(というか同じ)アプローチの素材ですね。

ともに一貫工場を持っていて比較的近隣で刈り取られた原毛を利用している点もそっくりです。

生産が近隣で完結すればそれだけ二酸化炭素排出量が少なくて済みますからね。

一貫工場を持っている強みはこんなところでも発揮されます。

原毛のナチュラルカラーを利用している訳ですから当たり前ですけれどカラーリングもUndyed British Woolと似ています。

オーガニックでナチュラル、そして優しさと温もりを感じる素敵なカラーですよね。

上3マーク:80% Wool + 18% Silk + 2% Cashmere(320g)の「3者混」素材です。こちらで使われているウールもアンダイドウールだと聞いています。かなりざっくりとした甘めの打ち込みがすごくいい感じの素材です。

1番下:100% Wool(300g)のLana Italianaです。上3マークに比べてかなりしっかりとした打ち込みが特徴です。

 

 

 

Bottoliの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

僕はこの2マークを巧みに使ったジャケットが作りたいです!

この2マークなら。。。

メインを下のダークトーンにしてパーツを上のライトトーンにするのがいいでしょうか。

本当はワイドパンツも作ってみたいのですがさすがにこのボディは甘過ぎなので断念せざるを得ません。

先日ご紹介したReversible Balmacaan Coatを作っても間違いないですよね。

きっと仕上がったその日からいい感じにクタッとした1着になっているはずです。

 

 

 

Angelico 1-1

 

 

クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoも6マークが収録されています。

全6マークがしっかりした素材感と高級感を併せ持ったナイス素材です。

洗練された色柄もとても素敵ですよね。

上3マーク:100% Wool(350g)のチェックです。クリエイティヴな色柄としっとりとした肌触りとシックな光沢が魅力です。

下3マーク:100% Wool(320g)のヘリンボンです。ぱっと見はハードなツイード風に見えますが、肌触りはそこまでハードではありません。それでいてしっかりしているのがいいですね!

 

 

 

 

Angelicoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

爽やかで知的なライトブルーに魅せられました!

冬に着る夏色アイテムって本当に粋ですもんね。

僕はこちらでダブルブレステッドのジャケットを作ってみたいです。

そして、ホワイトのコーデュロイパンツ + 100% Cashmere&ホワイトのタートルネックニットウェアあたりを合わせたいですね。

はい、せっかくなのでとことん爽やかにキメたいです。

でも、そういった装いをする時はヘアも清潔感あふれる長さとスタイルにしないとダメですね。

今のように中途半端に伸ばしている状態では似合わなそうです汗。

それはともかくすごくキレイなブルー!

オススメです。

 

 

 

VBC 1-1

 

 

現在最も勢いがある老舗イタリアンミルVBCによる「サッカー風の凹凸」が魅力のジャージーライク素材です。

品質は99% Wool + 1% Polyurethane(345g/m)です。

かなりのストレッチ性を有しているので着心地は快適極まりないと思います。

ダイヤ柄の凹凸が醸し出す強いカジュアル感も魅力です。

トラヴェルジャケットに◎ですね!

 

 

 

Tollegno 1900 1-1

 

 

Tollegno 1900は、母体であるLoro Piana社が1900年にメゾンやアパレルメーカー向けのテキスタイルを提案するために設立したミルです。

以前はLanificio di Tollegnoと名乗っていましたが、現在はTollegno 1900で統一されています。

* “Lanificho” はイタリアのミルがよくつけているワードで「服地製造工場」の意味です

Tollegno 1900はテキスタイルの企画から紡績、染色、製織、整理までを一貫して行うミルですが、糸自体を販売する紡績メーカーとしても知られています。

そんなTollegno 1900のコレクションは「120年以上に渡る歴史と伝統に裏打ちされたこだわりの一貫生産が生む安定したクオリティ」「常にファッショントレンドが織り込まれたテキスタイルデザイン」「戦略的なリーズナブルプライス」といったたくさんの魅力を誇ります。

その出自からテイラーへの販売にそこまで積極的ではないせいか日本ではあまり知られていませんが、イタリアでは確かなプレゼンスを誇る実力派ミル、要注目のミルです。

その実力の確かさはイタリアのビッグメゾンがこぞってTollegno 1900に別注素材をオーダーしていることからも証明されています。

上2マーク:54% Wool + 44% Viscose + 2% Polyurethane(350g)のストライプです。大胆なワイド巾のストライプもさることながらパンチが効いたカラーリングも極めてスタイリッシュだと思います!

上から3番目/4番目:48% Wool + 40% Cotton + 10% Linen + 2% Polyurethane(280g)のストライプです。こちらも大胆なワイド巾のストライプとクールなカラーリングが特徴の素材です。また、品質的にもウエイト的にも盛夏を除いたほぼオールシーズン着られるのも魅力だと思います。

上から5番目:上2マークと同じ品質、54% Wool + 44% Viscose + 2% Polyurethane(350g)のギンガムチェックです。ちょっとぼやけたような表現がアーティスティックなナイス素材です。

上から6番目:45% Wool + 35% Cotton + 9% Linen + 9% Polyamide + 2% Polyurethane(320g)の無地です。華やかでありながらも上品なマルチカラー使いがとても素敵だと思います。

上から7番目:49% Wool + 40% Cotton + 10% Linen + 1% Polyurethane(280g)のランダムチェックです。ベースカラーのディープなワインレッドとランダムに走るチェックがとてもクリエイティヴな素材です。

1番下:44% Wool + 31% Cotton + 17% Polyamide + 8% Linen(290g)のバーズアイです。シックでモダンクラシックな1着が仕上がること間違いなしの素材だと思います。

ストレッチ素材を大得意にしているTollegno 1900だけあって、1番下のバーズアイ以外はすべてPolyurethane混紡です。

 

 

 

Tollegnoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

カラーリングといい約4.2cm巾のボールドストライプといい豊かな素材感といい。。。

すごくカッコいい素材だと思います。

かなりタフな素材ですので僕はこちらならスリーピーススーツが作りたいです。

 

 

 

Campore 1-1

 

 

Camporeは1830年創業の老舗ながら、主力のビジネススーツ用のクラシカルなウールやトラディショナルなツイード以外にも大胆に意匠糸を用いた華やかなファンシーツイードやジャカードといった遊び心いっぱいの素材を毎シーズンリリースしている「進化する老舗」的なミルです。

僕もGIEVES & HAWKES時代にしばしばそのコレクションを拝見していたのですが結局一度も使うことはなかった記憶があります汗。。。

が、しかし、このタータン4マークは素晴らしいですね!

どれも作ってみたくなります。

品質は100% Wool(332g)です。

 

 

 

Camporeの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

ブラック&ホワイトのタータン!

新鮮じゃないですか?

僕はこちらならモッズスーツを作ってみたいです。

絶カッコいい仕上がりになると思います。

でも。。。

他のカラーもいいですよね。

ワイドシルエットパンツやバルマカーンコートを作ってみたいです。

 

 

 

Emmetex 1-1

 

 

トリはコットンやフランネルを得意とするイタリアンミルEmmetexです。

かなり強めに打ち込んだ素材感が魅力の無地素材2マークです!

この厚さ、打ち込み、ウエイトならコートにも◎ですね。

上:70% Wool + 30% Recycled Polyester(520g/m)です。こちらでジャケットを作ってくださったお得意様がいらっしゃるのですが「このハードさ、一生モノですね!」と喜んでくださいました。

下:50% Wool + 15% Cotton + 13% Polyester + 12% Acrylic + 10% Polyamide(560g/m)です。

Emmetexらしいハード&クールな素材ですね!

 

以上です。

 

今日ご紹介した1冊もそうでしたが、多くのJacketing専用バンチブックはたくさんのミル/マーチャント/ブランドの素材がコンパイルされているだけでなく品質も多岐に渡るのでどうしても説明が長くなってしまうのですけれど。。。

もし「いいじゃん!」と思える素材が見つかったとしたら本当に嬉しいです。

皆さまからのご注文・お問い合わせを心よりお待ち申し上げております。

次はまたJacketingかな?と考えております。

恐らく明後日になると思います。

乞うご期待ください。

 

 

 

 

◆本日の一枚◆

 

 

NICK CAVE & THE BAD SEEDS音源はお休み。

今日は昨日訃報が届いた大学の先輩故チバユウスケさんが率いたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのGear Blues(年作品)を。

闘病していることは報道で知っていましたけれど、まだ55歳。。。

若過ぎます。

僕は大学1年生の時に友人から誘われてソングライツというサークルに入りました。

その時のサークル長(でいいのかな?)がチバユウスケさんでした。

スカジャンを着た眼光鋭い無口で無骨な先輩。

ほとんど話したことはないけれど当時からすごくクールでしたし、当時からTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTというバンドをやっていました。

ブレない男ですよね。

フワッとして浮かれたイメージの明治学院大学からあんな硬派なロッカーがメジャーのディールを勝ち取って大ブレイクするとは想像もしませんでした。

いつか縁がつながってスーツを作る機会に恵まれたら嬉しいな。。。と思っていたのですが叶いませんでした。

あまりに若いけれど、若過ぎるけれど、やれることを全力で猛スピードでやり切った人生だったのでは?と想像します。

願わくば偉大な先輩が最後は苦しまずに安らかに逝ったことを願うのみです。

それにしても。。。

この作品は日本語で歌われるR&Rアルバム史上でトップクラスに入る傑作ですね。

魂が震え血が滾るハードボイルドR&R!

サイコーです。

 

 

 

 

では、僕も時々カラオケで熱唱するスモーキンビリーのミュージックヴィデオをどうぞ

 

 

チバユウスケ先輩、ありがとうございました。

そして、サークルの部屋で喧嘩をおっ始めてしまい誠に失礼いたしました。

 

合掌。

 

 

 

 

6th. Dec. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



New bunch book collection for 2023-2024 Autumn/Winter, vol.2: Fratelli Tallia Di Delfino

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

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  ☑︎ 12月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

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久し振り(?)にNPBの話を。

昨日が「次年度(つまり2024年度)の契約保留選手名簿」の提出期限でした⚾️

契約保留選手名簿に名前がない選手は自動的に自由契約選手となります。

通常の年はほぼほぼ外国人選手の処遇のみが注目される訳ですが、今年はパワーハラスメント問題が明らかになった某投手がどうなるか?に注目が集まりました。

某選手は自由契約となりましたね。。。

そして、もうひとり注目を集めていたバウアー投手も自由契約になりました。

MLBに復帰する道筋が整ったのかもしれませんね。

カープはターリー投手とアンダーソン投手を名簿から外し、来季の契約を結ばないという発表をしました。

これで、今季在籍した外国人選手は既に退団が発表されているマクブルーム選手とデビッドソン選手も合わせて4人が退団、コルニエル投手以外全員リリースしたということになります。

コルニエル投手はドミニカのカープアカデミー出身ですから助っ人とはまたちょっと違う感じなので、「助っ人」は実質的に全員退団ということですね。

まあ、ターリー投手は年齢面・健康面に不安がありますし金額面で折り合いがつかなかったのかもしれませんし、アンダーソン投手は在籍した2年間で高評価できる成績を残せませんでしたから仕方がないです。

でも、ターリー投手はもしかしたらMLBから声がかかるかもしれませんし、アンダーソン投手もまだ若いですし大成する可能性はあります。

ぜひとも新天地で更なる飛躍を遂げてほしいですね。

かくかくしかじかで支配下枠の空きは4となりました。

石田投手獲得に動くのか?

MLBのウインターミーティングが日本時間の12.4 Mon-12.7 Thuで行われるのを待って剛腕投手を獲得するのか?

ふたりがチームを去るのは寂しいですけれど楽しみも増えました!

Go! CARP!

 

 

 

 

ところで。

「高評価」といえば。

遅れている新作バンチブックのご紹介を3日ぶりに!

2回目となる今日は、Loro Piana/ロロ・ピアーナおよびErmenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミル(毛織物工場)の一角を担う存在として世界中のビッグメゾンやトップテイラー(←注:LOUD GARDENを含む😎)から高い評価を得ている、そしてその極めてハイクオリティかつクリエイティヴィティに富んだコレクションが素晴らしく僕好みなFratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下FTD)の新作です!

FTDは1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥し、今年120周年を迎えたイタリア屈指の最高級ミルです。

1903年といえば明治36年、英国王はエドワード7世だった時代です。

そう考えると一段とすごい歴史ですよね!

来年12周年を迎えるLOUD GARDENの10倍以上。。。

ちなみに1903年はツールドフランスの第1回大会、現行MLBのワールドシリーズの第1回が行われた年だそうです。

というFTDの最大の特徴は「高級織物」しか生まれえないその生産背景にあります。

具体的には、豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱う」など常に最高級原料を使用、最新設備と伝統技術に基づいた一貫体制の下でFTDの生産は行われています。

世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。

また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしていることも高い評価の源泉となっています。

2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することで「エコフレンドリーな新機軸を打ち出す」など更なる躍進を遂げてますます存在感を増しているところも見逃せません。

このDiaryでも何度か書きましたが、僕はFTDの工場に2回ほど足を運んだことがあるのですが素晴らしい環境と最新鋭の設備に感動した記憶があります。

そういえば、最初に行った時に泊まったホテルが最高に素晴らしかった記憶もありますね。

またいつかビエラ地区を訪れる機会に恵まれると幸せなのですが。。。

能書きはほどほどにして早速ご紹介しましょう!

*μ=マイクロン

 

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!

 

 

美しくスタイリッシュなSuiting(スーティング:スーツ素材)を合計69マークも収録した極めて優れた内容の極上バンチブックです!

最初から最後まで全マークが見所、抜粋してのご紹介はできなそうなので前回のDragoに続いて今日も全マークをご紹介します。

とはいえ。。。

2023年は我々にとって「勝負の年」「正念場」なので今回は特に様々な注意を払って写真撮影をしているつもりではありますけれど、それでもやっぱり実物の素晴らしさを100%表現できていない画像が少なからずあると思いますし、69マークをすべて個別画像で見せることも叶いません。

つきましては、ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみてください!

もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「120th Anniversary 16.0μ 2Plyのグレンチェック2カラーをもう少し質感が分かりやすい写真で見てみたい」とか「これに近いストライプフランネルでmade in Englandの素材はある?」とか「”Old Sartoria”のヘリンボンがよさそうなので前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。

それでは、前回と同じように冒頭から「同シリーズの複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます😊

 

 

 

まずは冒頭に収録されているニューボディ:120th Anniversary 16.0μ 2Plyから。

 

 

名前の通り、120周年を記念して織り上げられたアニヴァーサリーコレクションです。

高級ウール原毛の中でも特に希少で高価な16.0μ原毛を使用して110番手双糸という極上の糸を引き、経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともにその110番手双糸(ソウシ)を打ち込んだ至高のボディです。

最大の特徴は「最高級素材」と呼ばれるものの多くは緯糸に単糸(タンシ)を使用するケースが多い中、こちらは緯糸にも経糸と同じ110番手双糸を使用している点で、その風合いは数字では語れない素晴らしさがあります。

細番手糸を扱うテクニックは世界でも屈指と評されるFTDだからこそなせる究極のコレクションです。

この画像で見ると色柄のせいかやや英国風の素材に見えるかもしれません。

が、触ってみるとイタリアンミルの最高峰が生み出したいかにもイタリア的な「至高のボディ」というのがすぐにお分かりいただけると思います。

つきましては、ご来店の際には是非とも触れてみてください😌

当然のごとくかなり高価ですけれどこれはぜひとも作ってみたいです!

 

 

 

120th Anniversary 16.0μ 2Plyの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です!

 

 

この美しいブルー!

そして、約1.9cm巾と絶妙にクラシックな巾のピンスストイプ!!

そしてそして、至高のボディ!!!

最高中の最高ですよ、はい。

1番上のグレイも捨て難いですし、上から4番目のグレンチェックとその下のプレインでジャケット + ボトムスを作ってみたい気もします。

ですが、2023.12.1 Friの「僕の気分」は断然こちらのブルーストライプです。

僕はこちらでクラシカルだけれどエッヂの効いた遊びがあるスリーピーススーツを作ってみたいですね。

ということは、お得意の 「縦横斜め」な ↓こちら↓ でしょうか!

ジャケット:セミノッチドラペル・シングルブレステッド&段返りの3ボタン・スランテッド/ハッキングポケット・サイドヴェンツ・ホリゾンタル裁断したアウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)

ヴェスト:ラペルレス・シングルブレステッド6ボタン・前身頃の上前(ウワマエ:左手側)を正バイアス裁断/下前(シタマエ:右手側)をホリゾンタル裁断・腰ポケットはヴァーティカル裁断

ボトムス:ベルトスープレス&サイドアジャスター付き・2インプリーツ・テイパードシルエット・6.0cm巾のターンナップヘム

といった感じ。

はい、以前にSmith WoollensのBotanyに収録されているバンカーストライプで作ったデザイン/スタイルです。

あの時はネイヴィブルーとチャーコールグレイをカラー違いで作ったんですよね。

この素材でもそうしたいところですが懐事情的に絶対無理ですのでもし作るとしたらこちらのブルーにします!

ライニングは “♡ Camo” silk c/#BWGBにしたいですね!

新作 “♡ Camo” silkはまだ「残布パッチワークブルゾン」でしか使えていないので完売する前に使っておきたいです。

ちなみに、もう2着か3着ご注文が入れば完売になる予定です汗。

 

 

 

続いて「時代を超えていく傑作」をコンセプトに昨秋デビューしたMonumentシリーズの17 Double Warpを。

 

 

「FTDのベストセラークオリティNapoliにも採用されている17.0μ原毛で仕上げた超細番手糸を使用した経糸」を「ダブルセット」という特殊な技法を用いて織り上げたボディです。

糸番手を太くせずに経糸をダブルセットすることで「エレガントな高密度」を表現したモダンレトロな素材ですね。

具体的には、肉感やハリコシは旧き佳き英国素材の世界観をまといながらも美しさやなめらかさは17.0μ糸ならではの優雅さを誇る「相反する要素を兼ね備えたラグジュアリーなコレクション」といったところでしょうか。

手にしていただければそのしっかりとした厚みとしっとりとした高級感あふれる質感が堪能できると思います!

そして、とてもユニークなアイディアの素材だと思います!

そしてそして、いずれのマークもカラーリングが美しいですよね😌

さすがは FTD。

品質は100% Super 130’s Wool(330g)です。

 

 

 

「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

洗練を極めた無地もすごくいい感じですが僕はこのワイドストライプに心惹かれました。

1番上のパープルベースです。

その下のネイヴィブルーベースも素敵なのですが。。。

既に完売になっていました!

タイミングが遅れるとこういうことが起こりますよね。。。

くれぐれも来シーズンは早め早めにご紹介を始めようと思います。

それはともかくこの素材ですが、高貴なパープル(リリースにはテラコッタと書かれていますがどう見てもパープルです)にさりげなくもシックにブラウンのストライプが乗せられています。

素晴らしいカラーリングですよね。

約4.0cm巾のワイドストライプもすごくカッコいいと思います!

僕はこちらならダブルブレステッドスーツを作って高貴ながらもセクシーにキメたいです😎

 

 

 

次は同じくMonumentシリーズのOld Sartoriaです。

 

 

昨秋のデビュー時に「おお!」と感嘆したOld Sartoriaです。

その際には以下のように書きました。

—–

もし「これ、ヴィンテージ素材です!」と紹介されたら「そうなんだ!やっぱりヴィンテージは違うよね」とプロフェッショナルの僕でも騙される可能性が高い極めてクラシカルなニューボディです。

これだけの要素、具体的には「相当しっかりとした打ち込み」「スーパードライなハンドリング」「410gのヘヴィウエイト」という要素が揃っていたら騙されますよ、きっと😎

それはともかくとして。。。

こちらは本当に素晴らしい、ロマンあふれる逸品だと思います。

Honey WayシリーズのFlannel 350とともに今回の個人的な「目玉」です。

実はこのOld Sartoria、少し前に現代を代表するメゾンが「復刻」させたクオリティをベースに生まれたそうです。

なるほど、それゆえのこだわりてんこ盛りなのですね。

納得です。

—–

今秋は上の3マークと上から5番目が追加リリースされました。

その新規4マークはいずれもヴィンテージ感溢れる色柄が最高に素敵ですよね!

定番2マークもクール&シックですごくカッコいいと思います。

品質は100% Wool(410g)です。

 

 

 

「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

テラコッタカラーの糸とネイヴィブルーの糸を巧みに使ってSolaro/玉虫色効果を出したビッグヘリンボンです。

Solaroとは20世紀初頭にSmith Woollensが「経糸が表面に、緯糸が裏面に強く出る織物の特性を利用して熱帯の植民地にいる英国兵士が紫外線から肌を守るために開発したSun Cloth」のイタリア的表現です。

具体的には紫外線を反射する明るめのカラーを経糸に、着用者の肌を少しでも守るために暗めのカラーを緯糸に使用して織り上げられた素材です。

こちらは経糸にテラコッタを緯糸にネイヴィブルーを使用しています。

ヘリンボンはツイル(綾織)組織の一種、つまり一般的な織り方なので本来はテラコッタが「勝つ」のですが、この素材に限ってはご覧の通り角度によってはかなりネイヴィブルーが「勝って」きます!

素材というのは面白いものです。

実は、先日お得意様に「ネイヴィブルーの素晴らしい素材です!」とオススメした後になってテラコッタカラーも入っていることに気が付きました汗

もっとしっかり見ないといけませんね。。。

H様、誠に失礼いたしました。

僕はこちらならスポーティなスーツを作りたいですね!

具体的になシングルブレステッド3ボタン + 3パッチ/アウトポケットのジャケット、ラペルドシングルブレステッドヴェスト、グルカパンツといったイメージです。

芯地や肩パッドは抜いて軽快に仕上げたいです。

そして、ガンガン着ていい感じでクタッとなるまで育てたいです!

 

 

 

Honey Way Flannel 350です。

 

 

 

Honey Wayシリーズについて簡単に復習してみましょう!

—–

通常のフィニッシング工程には少なからぬ化学薬品が使われますが、FTDはその経験と最新の技術を駆使して「蜜蝋によるフィニッシング」に成功、環境に配慮しながらも高級感のある滑らかなタッチの素材を生み出しました。

更に最新設備の導入によって使用する水の量を通常の約半分にすることも実現、人体にも自然にも優しいクオリティが誕生しました。

—–

そんなHoney Wayシリーズはフランネルを2クオリティ展開しているのですが、こちらはよりクラシカルでヘヴィな “350” です。

はい、この名前はウエイトが350gなことに由来します。

具体的な品質は100% Wool(350g)です。

「エコフレンドリー/サステイナブル素材ならではのオーガニックな風合い」と「ブリティッシュフランネルを彷彿させるようなボディ」、そして「驚くほど柔らかでありながらもしっかり引き締まったタッチ」が魅力の逸品です。

FTDのリリースには「クラシックでラグジュアリーな究極のフランネル」とあるのですがそれも納得の仕上がりだと思います。

Fox BrothersとHarrisons以外のフランネルだと、今シーズンはWilliam Halsteadのニューボディ:Crown Flannelとこちらが絶対のオススメです。

また、下画像にある「注意書き」もそそるモノがありますよね。

「濃い色の節」!

ガンガン入っていた方が嬉しい!!みたいな笑。

 

 

 

「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

絶妙なトーンのグレイに品のあるタンカラーのチョークストライプ!

すごくカッコいいと思います。

ストライプの巾はこのバンチブック中で最もワイドな約4.4cm巾です。

僕はこちらならワイド巾のピークトラペルとワイドシルエットが特徴のクラシカルなダブルブレステッドスーツが作りたいです!

 

 

 

Honey Way Flannel 320です。

 

 

同じHoney Way Flannelですがこちらは “320” です。

品質は100% Super 130’s Wool(320g)です。

よりソフトな質感、いかにもイタリアンミルなテイストがお好きな方にはこちらをオススメしたいです。

わずか30gの差ですがかなり異なるタッチです!

皆さんはどちらがお好きですか?

僕は。。。

やっぱり。。。

350かな?

 

 

 

「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

一般的なハウンズトゥースよりややブラック部分が強めなのが印象深いです。

先日ご紹介したReversible Balmacaan Coatの片面に使いたいです!

そして、もう片面は派手にキメたいですね。

もちろんクラシカルなスーツ、ジャケット、ボトムスにも◎だと思います。

 

 

 

FTDのベストセラーシリーズNapoliの新作Rainbowです。

 

 

FTDの世界的な定番&ベストセラーシリーズNapoliから、モダンなカラーリングが美しいRainbowが誕生しました!

ピースダイ(クリーム色の生機を織り上げてから染色する)で仕上げることで、より繊細で鮮やかなカラーリングを実現しています。

*Napoliのご説明は後述します

確かにどのカラーもキレイですよね!

全カラーでボトムスを作っておきたいくらいです。

 

 

 

「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

1番上のグリーンでミリタリー風のジャケットを作ったり。

上から2番目のワインレッドでディナージャケットを作ったり。

上から4番目のミディアムブラウンでスリーピーススーツを作ったり。

いずれもとってもいいと思います!

が、2023.12.1 Friの「僕の気分」はこの2マークです。

上のダークブラウンでダブルブレステッドのブレザーを、下のライトブラウンでボトムスを作りたいです。

素晴らしいセットアップになると確信しています!!

 

 

 

残りはすべて通常のNapoliです。

 

 

 

 

名うてのビスポークテイラーが集う街としてSavile Rowと並び称されるNapoli。

その聖地に相応しい「上質で仕立て映えのする最高級の生地」を提供するという役割を120年に渡り担ってきた歴史や哲学を宿すFTDのベストセラーボディがこのNapoliです。

17.0μという究極のウールのみを使用したFour Seasonsタイプ(日本においては盛夏をのぞくオールシーズンタイプ)のツイル素材で、品質は100% Super 130’s Wool(270g)です。

ご覧の通り、高級感あふれる優雅な佇まいと色気のある色柄が魅力です。

そして、これまたご覧の通り、無地はもちろんのこと柄物もクラシカルからファンシーまで、豊富なヴァリエーションをご用意しております。

優雅でラグジュアリーで大人の色気に満ちたスーツをお探しの方にオススメです😉

定番シリーズということもあり、このハイクオリティにも関わらず今日ご紹介しているFTDのバンチブックの中ではかなり控えめなプライスというのも嬉しい限りです。

上:大充実のチェックコレクション11マークです。FTDらしい洗練された色柄が自慢です。

中:シャドウチェックとストライプ7マークです。いずれで作っても極めてエレガントな1着が仕上がること間違いなしだと思います!

下:圧巻の無地コレクション16マークです。

 

 

 

「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

巻末にコンパイルされているブラック無地です。

実は、胸部のバルクアップとウエストのデブ化で昔作ったブラックスーツがかなり窮屈になってしまいました汗。

縁起でもありませんが、ブラックスーツは何か起きた時用に作っておかなきゃ!と常々思っています。

という訳で、コストパフォーマンスが高いこちらでどうかな?と思いました。

人生最後のブラックスーツというつもりで渾身の1着を作りたいです!

 

以上です。

 

初回、2回目とイタリアンミルの素晴らしいコレクションをご紹介したので、次回は「英国モノも負けていないぜ!」というコレクションをご紹介したいです。

予定では。。。

できれば明後日でしょうか?

乞うご期待ください。

 

 

 

 

◆本日の一枚◆

 

 

やっぱりというかなんというか。。。

SHANE MacGOWANが逝ってしまいましたた。。。

2週間くらい前でしょうか、ご夫人のXを見て「予感」めいたものを感じてしばらくTHE POGUESを聴きましたが。。。

残念です泣

という訳で今日も、SHANE MacGOWANとは朋友関係でもあるNICK CAVE率いるNICK CAVE & THE BAD SEEDS音源を。

今日はHenry’s Dream(1992年作品)です。

おととい聴いたThe Good Son(1990年作品)が少ししっとりした作風でしたが、本作は躍動感に満ちたというか、ぎりぎりの狂気をはらんだというか、扇情的かつセクシーなNICK CAVEが戻ってきています。

初期からのファン、あるいはTHE BIRTHDAY PARTYからのファンはかなり喜んだんじゃないかな?

そして、天国に召されたSHANE MacGOWANも喜んで大好きなアルコールをガバガバ飲むんじゃないかな?

もちろん前作で達した境地が垣間見えるロマンティックで美しいメロディを持ったR&Rソングや深淵なバラードも収録されています。

そういった意味では1990年までの活動の集大成的な1枚なのかもしれません。

日本でも結構ヒットした作品ですよね。

1992年当時はどのレコード店に行っても印象深いこのジャケットを目にした記憶があります。

とにもかくにも!

久し振りに聴いたけれどやっぱり素晴らしい作品ですね。

12月の初日に気合を入れるにはピッタリだ!!

「勝負の年」「正念場」と位置付けた2023年の最終月が始まりました。

なんとしても悔いなきように2023年を締めたいと思っております。

ぜひともたくさんのご注文をお願い申し上げます。

 

 

 

 

では、本作からの1stシングルStraight To Youのミュージックヴィデオをどうぞ。

 

 

素晴らしい楽曲!

そして、素晴らしい動画!!

NICK CAVEはやっぱり天才ですね。

 

 

 

 

1st. Dec. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



WIP:Patchwork Bag

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

 

 

 

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カープのファン感謝デーが楽しくポジティヴに終わったのをもって僕にとっての今季はひと段落、あとは現役ドラフトと西川選手の人的補償と助っ人投手の去就くらいかな?とおとといこのDiaryに書きました。

ところが、この数日間だけで、F吉田投手とBu黒木投手の電撃トレードがあったり、FA権を行使したBu山﨑投手の移籍先がFに決まったり、某球団内での起こっていた(記事を読んだ限りでは)陰湿なパワーハラスメントが明るみに出たりカープ関連以外でかなりびっくりする出来事が複数起きました。

あ、最初のトレードは西川選手の人的補償に影響を与える可能性があるので若干だけカープ関連かもしれません。

巡り巡って吉田投手がカープに入団したらちょっと面白いのかもしれませんけれど、多分プロテクトされるでしょう。

それから、「在京球団志向」という報道がなされていて、「バッティングが大好き」なことが周知の事実である山﨑投手の決断にはかなり驚きました。

金銭面でもFはHやGより低い条件を提示しているという報道もありましたし。

報道によれば「先発起用確約」と様々な「縁」が決め手となったようです。

カープとはまったく関係のない投手ですが素晴らしい人格者で大病も克服しているそうなので新天地でも躍動して欲しいと思います。

そして、山﨑投手の移籍先が決まったということは、同じくFA権を行使した左腕B石田投手の争奪戦が勃発するかもしれません。

山﨑投手獲得に至らなかった&資金力があるHやGあたりは既に調査を進行しているかもしれません。

ただ、石田投手は「広島出身」「新井監督と同じ広島工業高校出身」「カープのレジェンド山本浩二さんと同じ法政大学野球部出身」と三拍子揃っているんですよね。

更に幼少の頃からカープファンともいわれています。

もし来季も助っ人投手2人体制を維持し西川選手の補償は人的を選択するとしたら支配下枠の空きは2しかないし、山﨑投手の移籍劇を見ているとHが「参戦」すればマネーゲームに近い状況になりそうですし、恐らく獲得には動かないでしょうけれど、石田投手がカープのユニフォームを着て快投する姿は想像したくなります。

月曜日の今日は何が起こるか!?

楽しみです😊

 

 

 

 

ところで。

「進行」といえば。

今日は現在作成作業が進行中のあるモノをご紹介します。

それは。。。

残布をパッチワークしたバッグです!

少し前にロック&アヴァンギャルドなシャツを2枚ご注文いただいた、そして現在そのシャツをピックアップにいらした時にご注文いただいたジャケットをお仕立てしている高名な音楽評論家A様のバッグです。

A様は2019年の12月に残布パッチワークバッグをご注文くださいました。

とても斬新なアイディアに「さすがはA様です!」とびっくりしたものです。

そして、先日ご来店になった際に僕が着ていた残布パッチワークブルゾン(2着目の方)をご覧になって「それ、いいですね!そうだ。前に作ったバッグをそんな感じでパッチワークしてまた作ってもらいましょう!できる?」と相成りました。

90歳にしてクリエイティヴかつスタイリッシュ極まりないA様、憧れです!

という訳で、今日はその作りかけ、進行中のバッグをご紹介します。

実は。。。

せっかくだから!と思い、職人には「A様分と別にもう1個お願いします!」と依頼しています。

もちろん、まったく同じ残布使いだとOne of a kindになりませんので、A様分とは違う感じで作成中です。

こちらは自分用とも考えていたのですが、もし「欲しい!」という方がいればぜひともご購入ください😌

仕上がり次第またご紹介します。

 

 

 

 

では、A様用の「Work in progress画像」を!

 

 

どうでしょう?

すごくいい感じですよね!

あとは、底と側面を作って、ハンドルをつけて、鋲を打って、ライニングを作りつけてエトセトラ。。。

恐らく今週末には完成すると思います。

またご紹介しますので乞うご期待ください。

 

A様、いつも本当にありがとうございます。

バッグが完成いたしましたらまたご連絡いたします。

 

 

 

 

◆本日の一枚◆

 

 

今日はTHE POGUESの最終日です。

という訳で、昨日の予告通りThe Ultimate Collection(2005年作品)のDisc 1ベスト盤を!

集大成的なベストアルバムですの最終日にはもってこいだと思います。

11月も残り3営業日!

先週からちょっと停滞期に入った感じなので、THE POGUESの音楽に元気をもらって追い込みを頑張りたいです。

つきましては。

皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

 

では、3. The Irish Roverのスタジオライヴ動画をどうぞ。 

 

 

THE DUBLINERSとTHE POGUESは1987年にこの曲を共同でシングルリリースして大ヒットさせているんですよね!

しかし。。。

これは TV番組の動画なのですが、タバコとお酒(でしょうか?)を持つSHANE。。。

しかも大御所との共演中に。。。

愛すべき不届き者ですね笑。

 

 

 

 

27th. Nov. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



Super cool and “MOD” striped suit!

Hiroshima Carp / Loud Garden / NBA / Ryoji Okada

 

 

 

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

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今年はカープが大健闘、ドラフトも大勝利!

おとといのファン感謝デーまで楽しみが続きました⚾️

もちろんまだ現役ドラフトや西川選手の人的補償、助っ人投手陣の去就等が残っていますけれど。

かくかくしかじかで、カープに熱中するあまりNFLとNBA、特にNBAのフォローがかなり手薄になっていました。

そして、昨日久し振りにStandingsをチェックして少々びっくり!

WCは首位がMINで2位がOKCではないですか

まだシーズン序盤とはいえ面白い展開になっているようですね。

僕が応援している2チームは悪くない位置につけています。

ただ、なかなかチームがヘルシーにならないMILともう1枚ビッグマンが欲しいDAL。

ともに課題はある感じでしょうか。

そんなにゲームを見られていないのですが。。。

とにもかくにもPOを迎える時期には最高のチーム状態になっていて欲しいですね。

Go! BUCKS!

Go! MAVS!

 

 

 

 

ところで。

「楽しみ」といえば。

今日は僕も仕上がりがすごく楽しみだったスーツをご紹介いたします。

皆さまからいただいたご注文品は全部が全部すごく楽しみではあります。

が、今回は故あってひときわ楽しみしていました。

というのも、お得意様H様がお持ちになられた着分でお作りしたのですが、H様は当初その着分を「縦ストライプ」だとお思いでした。

そりゃそうですよね!

僕も初め見た時はそう思いましたもの。

で、「念のため、最初に長さを測ってみましょう」と着分を広げたら「あれ?これ。。。ストライプが横ですね」と気がついたのです!

大胆なストライプですから縦だと思うのが当然だし、セルヴィッヂ(耳)も珍しい(というか極めて簡易な)感じだったので「騙される」のも仕方なしですね。

H様はイギリスのマーチャントから直接お買い求めになったのですが、その際も「横ストライプ」だという表記はなかったとか。

まあ、売る側は横だと思っていて買う側は縦だと思っている。

これまた仕方なしですね。

という訳で、本来は横ストライプの着分を縦ストライプで仕上げることと相成りました。

それ故にひときわ楽しみだったのであります!

プラス、間違いなくかっこよく仕上がることが分かっていたのもひときわ楽しみだったもうひとつの理由です。

では、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

手前味噌ながら。。。

スーパークールにしてMODな空気を持つゴキゲンな1着に仕上がりました

カッコいいですよね〜!

本当はスリーピーススーツでお仕上げしたかったのですが横ストライプを縦ストライプに、つまり90度回転させて裁断するとやはり通常よりも無駄が多くなりヴェストは作れませんでした。

でも、これだかインパクトのあるストライプでしたら2ピースでも十二分に存在感がありますよね。

以下のデザイン/スタイルでお作りしました。

ジャケットは「ややハイポジションのゴージラインかつ9.0cm巾のノッチドラペル」「真ん中1つがけの3ボタン」「3パッチ/アウトポケット仕様」「深め:26.5cmのサイドベンツ」といった感じ。

ボトムスは「2インプリーツ」「渡り巾:38.5cm/膝巾27.5cm/裾巾25.0cmのワイドシルエット」「5.0cm巾のターンナップカフス」といった感じ。

結果、素材の存在感が際立つシックにしてスポーティ、クールにしてMOD、そして横ストライプにして縦ストライプな1着に仕上がりました。

想像以上に素晴らしい仕上がり!

作り手の僕も大満足な1着、自信作です。

素材はFox Brothers謹製です。

では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。

 

 

 

ポケットです。

 

 

美しいステッチワークと完璧な柄合わせが自慢です!

 

 

 

ライニングはストライプのカラーを拾ってブルーにしました。

 

 

極めて希少な100% Cuproのツイル組織です。

表素材とのコントラストが絶妙にナイスですよね!

 

 

 

スリーヴボタンです。

 

 

  •  ☑︎ made in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン
  •  ☑︎ リアルボタンホール(本開き切羽)

 

はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。

 

 

 

ブレイシズボタンです。

 

 

H様はいつもフロントの4つは内側に、バックの2つは外側におつけです。

クラシックスタイルですね!

そして、よりヒップのホールドが良くなるようにハイバッグという補正を少々入れております。

ブレイシズとハイバッグは補正は相性抜群です!

 

以上です。

 

H様、いつも本当にありがとうございます。

心より御礼を申し上げます。

次のご注文品が仕上がりましたらまたご連絡申し上げます。

 

 

 

 

◆本日の一枚◆

 

 

引き続きTHE POGUES音源、今日は4thアルバムPeace And Love(1989年作品)を。

僕の記憶では日本におけるTHE POGUESの人気は本作がピークだったと思います。

僕がよく足を運んでいたどこのレコード店でもかなりプッシュされていました。

内容は大傑作の前作If I Should Fall From Grace With God(1988年作品)には及ばないもののかなりの秀作に仕上がっています。

それもそのはず、本作は前作で大ブレイクを果たした勢いをそのままにプロデューサーもSTEVE LILLYWHITEのままで制作されました。

また、本作はバンドの絶対的中心人物であるSHANE MacGOWAN以外のメンバーが作った曲が多く収録されているのも特徴です。

この頃には、LONDONのミュージックシーンを知り尽くしている我が友DENNIS MORRISですらびっくりしたSHANE MacGOWANのドラックとアルコールの過剰摂取が手につけられなくなっていたのかもしれません。

いずれにしても、崩壊への道を進み始めていたバンドとは思えない一体感のある力作に仕上がっています。

 

 

 

 

では、4. Misty Morning, Albert Bridgeのミュージックヴィデオを。

 

 

名曲ですよね!

そういえばこの曲もSHANE MacGOWAN作ではないんですよね。

 

 

 

 

25th. Nov. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



Super smart and stylish chesterfield coat!

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

 

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

< News! >

  ☑︎ 11月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクの承り:10月より部分再開いたします

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作:Reversible “♡ Camo” cotton canvas coat

  ☑︎ ¥2,200 off for “Wrinkle Free Shirt” campaign

  ☑︎ 舞台Out Of Orderの衣装を作りしました

 

 

 

 

昨日はカープのファン感謝デー2023がマツダスタジアムで行われました⚾️

毎年この日にキャッチフレーズが発表されるのですが、ここ数年はおふざけが過ぎた感じだったのでそろそろ真面目モードに戻して欲しいなと思っていました。

果たして。。。

真面目ではないけれど、まあ、シンプルで悪くはないかな?

ちなみに、来年のキャッチフレーズは「しゃ!」でした。

「がむしゃら」に戦い、「しゃにむに」勝利を目指し、「よっしゃ!」と喜ぶという意味が込められているようです。

西川選手のFA移籍もありましたし、野手陣は若手(特に田村選手、中村貴選手、末包選手当たり)のブレイクがあった上で新助っ人2人のどちらかが「当たり」でないとかなり苦しくなると思いますが、今季以上に選手一丸となってなんとか数多くの「よっしゃ!」を生み出して欲しいですね。

その西川選手ですが、昨日のファン感謝デーにはカープの一員として参加して最後に挨拶もしました。

このパターン(FA移籍する選手がファン感謝デーで挨拶するケース)はかなり珍しい、もしかしたらカープでは初めてかもしれませんね。

いいことだと思います。

挨拶も素晴らしいものでした。

こうなれば、新天地でも「天才」っぷりを見せまくって欲しいですね!

Thank You! RYOMA!

 

 

 

 

ところで。

「真面目」といえば。

今日は「真面目なドレススタイル」に合わせてよし、「スマートなカジュアルスタイル」に合わせてよし、「フーディ等のどカジュアルアイテム」と合わせてよしなスーパーナイスなコートをご紹介します。

昨日お渡ししたばかりですが、きっと近くおろしていただけると思います。

何せ週末は冷えるみたいですし、昨日ご試着しただいたお姿は最高に素敵でしたから😊

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

スーパー通好みの逸品、Leichtfried/ライヒットフリード社謹製のLoden Cloth/ローデンクロスでお作りしたChesterfirld Coat/チェスターフィールドコートです。

Leichtfriedは1884創業のオーストリアンミルでLoden Clothの専業メーカーです。

Loden Clothとはオーストリアや南ドイツなどのチロル山岳地方の伝統衣裳に使われてきた強く縮絨した毛織物です。

防寒に加え雨水などの撥水/防水効果にも優れているLoden Clothはハンティング用アイテムにも重宝されました。

その代表格がオーストリア帝国時代の皇帝であったフランツ・ヨーゼフが羽織っていたところから広く知られるようになったと伝えられる、そして、後に英国のウインザー公も着用したといわれるLoden Coat/ローデンコートです。

Loden Coat以外には、Tyrolean hat/チロリアンハットやスカートにも用いられる素材です。

今回お作りしたのはLoden Coatではありません(洗練されたモダンクラシックスタイルを得意になさっているお得意様Y様ですのでLoden Coatはちょっと違うと思います😊)が、Loden Clothの「味」を十二分に活かしたスマートでスタイリッシュな傑作に仕上がったと自負しています!

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Loden ClothコレクションにはLoden Greenともいわれるアイコニックなカラー:ダークグリーン以外にもたくさんのカラー展開があるんです。

今回はその中から少しだけグレイッシュなブルーをセレクトいただきました。

絶妙な濃度、繊細な色目、そしてLoden Clothならではのしっかりとしたハードな質感。。。

三拍子揃った最高の素材だと思います!

品質は80% Wool + 20% Alpaca(540g)です。

デザインは「King Of Overcoats/コートの王様」であるChesterfield Coatの王道デザインでお仕上げしました!

王様の王道!!

いいですよね😉

具体的には「ノッチドラペル + シングルブレステッド3ボタン + フライフロント(比翼仕立て)+ しっかりとしたロング丈」といったデザイン/スタイルです。

昨年は美しいグレイッシュブラウンの100% Cashmereで同じデザインのコートをお作りいただいたのですが、素材が違うだけでかなり面持ちが違っていると思います。

Y様でしたら見事に使い分けをなさるに違いありません。

来年は。。。

ブラックかキャメルカラーでしょうか!?

って、厚かましいにも程がありますね。

先日ピックアップとともにシャツを2枚ご注文いただいているのに!

それはともかく、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。

 

 

 

胸部です。

 

 

「ややハイポジションのゴージーライン」と「シャープな8.0cm巾のノッチドラペル」がとてもかっこいいと思います!

胸ポケットの袋地はライニングを使用してポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるようにしました。

小粋なディテイルですよね。

 

 

 

そのライニングです。

 

 

ブルーのハウンズトゥースにしました。

表素材との見事なハーモニーが素敵です!

品質は希少な100% Cuproです。

 

 

 

スリーヴボタンです。

 

 

  •  ☑︎ made in Englandのネイヴィブルーに染め上げたリアルホーン(本水牛)ボタン
  •  ☑︎ リアルボタンホール(本開き切羽)

 

はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。

それにしても。。。

「寄り画像」で見るとLoden Clothの素晴らしさがより分かりますね!

100% Cashmereとは真逆の方向性を持った素材ですが、いやだからこそ素晴らしいのでご来店の際にはぜひともチェックをしてみてください😊

 

Y様、いつも本当にありがとうございます。

心より御礼を申し上げます。

次のご注文品が仕上がり次第またご連絡をいたします。

 

 

 

 

◆本日の一枚◆

 

 

もう数日だけTHE POGUESを満喫します。

3日目の今日は僕にメガトン級の衝撃を与えた傑作3rdアルバムIf I Should Fall From Grace With God(1988年作品)です。

何度かこのDiaryで書いていますけれど、THE WATERBOYSのFisherman’s BluesとHOTHOUSE FLOWERSのPeople、そして本作は僕の音楽嗜好を決定づけました。

偶然にも3作品とも1988年リリース。

もし17歳の僕がこの3作品と出会えていなかったら少なからず人生は変わったものになっていたと思います。

3作品とも素晴らしい作品なのですが。。。

「衝撃度」では本作が最強かな?

「おお!こんなにすごい音楽を作っている連中がいるんだ!」と超びっくりしましたもの。

ちなみに、「冒険的度」はFisherman’s Bluesが、「感激度」はPeopleが最強だと思います。

まあ、つまるところどれも甲乙つけ難い傑作な訳です。

もし未聴の方がいらっしゃれば、ぜひとも聴いてみてください。

絶対に失望はさせません!

あ、でも、THE WATERBOYSはFisherman’s Bluesの前作This Is The Sea(1985年作品)を先に聴いた方がいいかも。

This Is The Seaの方がより親しみやすいですからね。

それはともかく、本作は本当に素晴らしいマスターピースです。

ロックンロールの初期衝動。

アイリッシュトラッドの豊潤さ。

ポピュラーミュージックのフレンドリーさ。

すべてが100点満点です。

 

 

 

 

では、時代を超えて光り輝く名クリスマスソング4. Fairytale Of New Yorkのミュージックヴィデオをどうぞ!

 

 

イギリスではそろそろこの曲が流れ始めているかな?

 

 

 

 

24th. Nov. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



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