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Diary

Introducing brand new bunch book collection for 2023 Spring/Summer, vol.7: Dormeuil / John Cavendish / Savile Clifford etc.

Loud Garden / NBA / Ryoji Okada

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

< News! >

  – 3月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  – Made-to-order “Skull Hat/スカルハット” debut!

  – “♡ Camo” cotton canvasとデニムのトートバッグ

  – RYOJI OKADA流Forestière/フォレスティエール

  – 渾身のSafari Jacketを作りました!

  – リペア・リメイク(お直し)はしばらくお休みします

  – ロックな “♡ Camo” cotton canvasスーツ

  –  “♡ Camo” cotton canvasのグルカパンツ!

 

 

< Introducing new bunch books! >

  vol.1: Biellesi

  vol.2: Darrow Dale

  vol.3: ISCA by Harrisons

  vol.4: Drago

  vol.5: Ferla / Novara / Drago etc.

  vol.6: Fratelli Tallia Di Delfino

 

 

 

昨日のMILはエースG.Antetokounmpoが欠場、2ndエースK.Middletonは引き続きベンチスタートながらPHXに勝利、連勝を14に伸ばしました🏀

PHXもブロックバスタートレードで獲得したKDが出場しなかったとはいえ、昨日の勝利はなかなか大きいものがあると思います。

ECの首位をひた走るBOSとのゲーム差を0.5にキープできましたし、2月を「負けなし」で終えることができましたからね!

素晴らしい!

2月といえば、今日で2月も終わりです。

我々は昨年の9月から今年の2月までを「存亡と生き残りをかけた絶対に負けられない半年間」と捉え、さまざまな取り組みを懸命にやってきました。

「やり切った」という想いは全然ありませんが、その一方で「できなかったことが多過ぎた」という悔恨もほとんどありません。

具体的な結果は9月と10月は勝利、11月は薄氷の勝利、12月は惜敗、1月は敗北、2月は勝利でした。

振り返れば、9月と10月にもっと貯金をしたかった、12月はもう少しやりようがあったのでは?、1月と2月の中旬に起きた「氷河期」のごとき厳しい10日程度が痛恨だったという反省等々もありますけれど、もし漫然とこの半年に入っていたら存亡の危機が訪れたことは想像に難くないです。

そうではないテイラーさんやアパレル企業も多数あると思いますが、我々はコロナ禍の影響を強烈に受けてさかなり苦しく厳しい状況にありましたから。。。

そういった意味では意義深く、確かな手応えを感じた半年間でした。

この半年間にご注文をくださった皆さま、お客さまをご紹介してくださった皆さま、応援をしてくださった皆さまにこの場を借りて心よりの御礼を申し上げます。

そして、年末まで一緒に日々を闘ってくれたF君にも感謝をしたいです。

元気かな?

明日から本格的に幕を開けるSpring/Summerシーズンですが、例年は反対シーズン(Autumn/Winterシーズン)よりご注文数が減る傾向にあります。

ですが、ここで失速をしたら「終わり」です。

そして、6月には新たなディケイドの1周年目を迎えます。

そこで、2023年は気持ちを新たに褌を締め直しこの半年以上に頑張る決意でおります。

具体的には、既にこのDiaryでも何度か書いてはおりますが、我々は2023年を「勝負の年」「正念場」と考えております。

一片の後悔もなく今年の年末を迎えられるように「僕のファッション業界人生の集大成」となるような1年にしたいと考えております。

つきましては、どうか皆さま。

引き続きの応援をよろしくお願い申し上げます。

具体的には。。。

たくさんのご注文をお願いいたします。

ご家族やご友人をご紹介くださいませ。

うまくコラボレーションができそうな案件があればご教示くださいませ。

厚かましいとは存じますが、どうぞ何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

ところで。

「Spring/Summerシーズン」といえば。

昨日はお休みしましたが、今日は再び2023 Spring/Summerシーズン向け新作バンチブックのご紹介を!

7回目となる今日は、おとといも少し予告した通り英国より届いた絶品Suiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。

具体的には、Dormeuil、John Cavendish、Savile Clifford、William Halstead、Savile Clifford、Kynochの厳選された極上Suitingが約80マークもコンパイルされているバンチブックです。

いずれも個性あふれるナイスSuitingばかりがセレクトされています。

という訳で、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。

つきましては、最後までお付き合いいただければ幸いです😌

では、早速いきましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!

 

 

錚々たるビッグネームが並ぶ表紙がまず壮観ですよね!

もちろん内容も壮観、各社の「いいところ取り」をしたような素晴らしいコレクションに仕上がっています。

ご来店の際にはぜひともじっくりチェックしていただければと思います。

もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「John CavendishのMohair混紡ストライプ上から6番目はどういう感じの全貌なの?」とか「これに近いストライプでmade in Italyの素材はある?」とか「良さそうなのでこれで前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。

それでは、前回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます。

 

 

DormeuilはMohair混紡素材のトップクオリティSuper Brioが6マーク収録されています。

 

 

1842年創業のDormeuilは「世界最古の服地マーチャント」「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」といった数々の伝説を誇る名門中の名門マーチャントです。

英国製の上質な服地をフランスに輸入することから始めたフランス企業ながらも、創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックを英国ミルに織らせたり、1971年にはロンドンに1号店をオープンさせたり、英国ミルを傘下に収めたりとかなり英国色が強く、そのコレクションのほとんどがmade in Englandです。

このSuper Brioももちろんmade in Englandです。

そんなDormeuilですが、創業以来多くの個性あふれるベストセラーをリリースし続けることで名声を築き上げてきました。

その代表格が1922年リリースのSportexと1957年リリースのTonik、そして1958年リリースのSuper Brioです。

今日ご紹介するSuper Brioは、Dormeuil史上最大のヒット作であるTonikと並び称されるMohair混紡素材です。

リリース当初のTonikはWool 50% + Mohair 50%(390g/m)というクオリティでした。

21世紀だとコート用の素材にも見つけられるほどのウエイトではありますが、当時は現在と気候も人々のマインドも異なる時代だったため、「Mohair由来の通気性に優れながらも質実剛健」「暑い夏でも快適!」ということで大人気を博します。

Dormeuilの開発部門も相当の自信があったようです。

「それが証拠に」という訳でもありませんが、そのあまりの素晴らしさを祝し完成時にスタッフ皆でジントニックで乾杯をしたことからこの名前がつけられたという逸話が残っているほどです。

そしてその自信が証明されたかのような大ヒット、当時のDormeuil本社にはジントニックがいくらあっても足りなかったことでしょう!

Super Brioは、Summer Kid Mohairを60%使用すると同時に、40%のWoolをより細番手にして完成させたTonikの進化系、軽量版ともいえる傑作です。

ちなみに、Summer Kid Mohairとは生まれた年の夏に初めて刈り取られた仔山羊の毛を指します。

つまりは一生に一度しか刈り取れない希少価値の高い、そして(赤ちゃんの毛と同様に)繊細で柔らかい毛を使っている訳です。

柔らかいといっても極上Mohairですからね、かなりのシャリ感とハリですけれど!

正確な品質は60% Summer Kid Mohair + 40% Wool(250g/m)です。

数多くのヴィンテージ素材を見てきた僕ですが、記憶によれば1970年代の素材ですら250g/mはかなりライトウエイトなはず、すなわちリリース当時における250g/mというウエイトはウルトラスーパーライトだったはずです。

Tonikに次ぐヒット商品になったのも納得です!

僕も2年連続で大ヒットを飛ばしたいものです。。。

それはともかく、今回収録されているのは完全な無地が4マーク、シャドウストライプが入った無地が2マークの計6マークです。

1番上がブラックで上から4番目はグレイ、それ以外はブルーです。

いろいろ書きましたけれどSuper Brioですからね。

やっぱり最高です!!

そして、やっぱりこうして名品中の名品を目の当たりにすると激しく作りたくなりますね〜〜!

 

 

Super Brioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

シャドウストライプのネイヴィブルーです。

超さりげないシャドウストライプとなんともキレイなネイヴィブルーが最高にクールではないでしょうか!

このシャドウストライプがMohair混紡素材特有の美しい光沢をより強調してくれるはずです。

僕は「ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といった感じでかなりフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツを作りたいですね😉

いやぁ、これは本当にと〜っても作りたいです!!

 

 

次はJohn CavendishのWool & Silkです。

 

 

 

John Cavendishは1988年創業のブランドです。

創業35年というとテキスタイルメーカー業界ではヒヨッコ同然ではありますが、にも関わらず既に世界中の一流テイラーおよび数多くのデザイナーズブランドにも供給を行うなど大変高い評価を得ています。

その最大の特徴は、英国素材の持ち味であるハリとコシを残しながらもイタリア素材のような繊細さや優雅な光沢が表現された「英国素材とイタリア素材が高い次元で融合したようなテイスト」にあります。

その「独特の立ち位置」こそがまだ若いメーカーであるJohn Cavendishのプレゼンスを飛躍的に高めた主要因に違いありません!

副要因として強力な営業力といったこともあるのかもしれませんが。。。

LOUD GARDEN/RYOJI OKADAに最も欠いている力ですね(汗)。

それはともかく。

こちらは、75% Super 130’s Wool + 25% Silk(260g/m)のツイル(綾織組織)素材、Four SeasonsタイプのSuitingになります。

確かにかなりイタリアンミルっぽい品質ですよね。

Made in EnglandのSuitingでSilk混紡ってほとんど見ないですもの。

25%もSilkが混紡されているので優雅極まりない光沢は相当なものです。

2022-2023 Autumn/Winterシーズン向けのバンチブックに同社の似たクオリティ:90% Super 120’s Wool + 10% Silk(270g/m)のSuitingがコンパイルされていましたけれど、10%でも光沢が見事でしたから、25%ともなると。。。

より一層美しいに違いありません!

というエレガント&ラグジュアリーでイタリアンテイスト濃いめのクオリティながら、その手触りは上述の通り豊かなハリコシに恵まれています。

そして、色柄は英国っぽいクラシカルテイスト!

これは好きな人はかな〜り好きなんじゃないでしょうか?

が、しかし、ハリコシは静止画像ではまったくお伝えが出来ませんし、25%のSilkが効いている光沢も実際に素材を動かしてもらった方がより一層分かりやすいと思います。

つきましては、ぜひともご来店の際には実際に触って/動かしてみてください!

上画像:柄物9マークです。いかにも英国っぽい色柄が魅力です!

下画像:無地系/無地9マークです。カジュアルなカラーまでフォローされているのが嬉しい限りです。

 

 

John Cavendish “Wool & Silk” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

ブラックの「シャドウハウンズトゥース」です。

これは問答無用のカッコよさですよね!!

ちょっとしたパーティにも使えるようにフォーマルテイスト溢れるスリーピーススーツを作ってよし!

モッズテイストあふれるロックなスーツを作ってよし!

敢えてのライダース/モーターサイクルジャケットを作ってよし!

想像力を駆り立てられる素晴らしい逸品だと思います。

こちらは3カラー展開なのですが、他の2カラーもすこぶる素敵です😊

 

 

続いてJohn CavendishのWool & Mohairです。

 

 

 

こちらは、トロピカル(平織組織)で仕上げた、80% Super 130’s Wool + 20% Mohair(240g/m)シリーズです。

タイプ的には春夏素材、春先から秋口までをカヴァーする素材ですね。

Mohairは通気性のよさ、独特のシャリ感、上品な光沢、豊かな仕立て映えに恵まれる素材ですが、ややハードなタッチという欠点(僕のような人間から見るとそれこそが利点/美点なのですが。。。)があります。

この素材はその欠点を細番手原料を使用したWoolを使うことで解消しています。

その見事な「ハリとシャリ感はありながらもソフトなハンドリング」はぜひとも店頭でお確かめ下さい😊

上画像:モダンクラシックなチェック4マークです。特に上のグレンチェック2マークのカラーリングが白眉ではないでしょうか!?

下画像:ストライプ10マークです。どれもとっても魅力的なストライプですよね!

 

 

John Cavendish “Wool & Mohair” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

とてもシックながらも大胆不敵なストライプです!

凝ったカラーリングと4.0cm巾のワイドストライプが素晴らしくクールですよね。

僕はこちらでシャープなダブルブレステッドスーツを作ってみたいです。

具体的には「細めのピークトラペル&2ボタン1つ掛けのダブルブレステッドジャケット + 1インプリーツ&テイパードシルエットボトムス」で作りたいですね。

絶対にカッコよく仕上がると思います。

このストライプですからジャケットとボトムをセパレートしての着こなしも愉しいに違いありません。

カラー違いのネイヴィブルーもすごくいいです!

 

 

Savile CliffordのTwill Collectionです。

 

 

1899年創業、現在は大手マーチャントScabalの傘下に入っているモダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。

こちらの無地12マークもその特徴がいかんなく発揮されたクラシカルでありながらモダンが香るナイスSuitingばかりですよね!

品質はすべて100% Wool(230g/m)です。

230g/mというウエイトは、ツイル組織のSuitingとしては最軽量の部類に入ります。

その軽量さを活かしたアイテムを作るのが「正攻法」だと思います。

また、なんとも個性的なカラーもいいですよね!

皆さんはどのカラーがお好きですか?

 

 

Savile Clifford “Twill Collection” の「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

この美しいライトカラーのヘリンボンどちらかでややスポーティなスーツを作ってみたいです!

具体的には「シングルブレステッド3ボタン(段返り)&3パッチ/アウトポケットジャケット + グルカパンツ」というイメージです。

芯地も肩パットも省いたアンコンストラクテッド仕立てで軽快に作りたいですね。

ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)以外には考えられません!

 

 

Savile CliffordのTropical Collectionです。

 

 

極めてクラシカル&英国的なトロピカル組織のSuiting5マークです。

品質は100% Wool(240g/m)です。

モノトーンオンリー&ブルー系なしという潔さも微笑ましい気がします😌

 

 

Savile Clifford “Tropical Collection” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

ここまで力強いボールドストライプのトロピカル素材にはなかなかお目にかかれないので激しく「作ってみたいな〜〜」と思っています!

ヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツでキメたいですね。

具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。

 

 

特にMohair素材を得意とするブリティッシュモヘア素材の代名詞的存在William HalsteadのTwill Collectionです。

 

 

昨今ではツイル組織のMohair混紡素材は極めて少なくなっています。

そこそこのヴォリュームで展開しているのはイタリアンミルだとVBC、ブリティッシュミルだとこのWilliam Halsteadくらいではないでしょうか。

あ、あとは日本の至宝葛利毛織さんも少しやっていますね。

という希少種ですが、下4マークはWilliam Halsteadの定番的な素材ですのでかなり「見慣れた感」があります。

見る度に、そして触る度に「いつか作ってみたいなあ。。。」という気持ちが高まる超優良素材です。

具体的には、Mohairとツイル組織が織りなすその美しい光沢、バシバシに強く打ち込んでいるゆえのハリコシ、深いカラー等々が素晴らしいです。

品質は73% Wool + 27% Mohair(345g/m)です。

スーツはもちろんのこと、1番下のブラックでダンディなブレザーを作っても良さそうですよね〜!

上3マークは、昨春デビューした経糸(タテイト)にインディゴ風の色糸を使用し緯糸(ヨコイト)にホワイト糸を使用したデニム風のMohair Twill素材です。

品質は77% Wool + 23% Mohair(490g/m)です。

490gというと17oz以上、素晴らしいヘヴィさですよね〜!

これはかなりの傑作だと思います!!

大オススメです!!!

 

 

William Halstead “Mohair Twill” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

上から2番目のインディゴブルー風です。

このデニムっぽさ、サイコーですよね!

しかも、このデニムっぽさをMohair混紡のツイル素材で表現しているのがいい!!

そして、490g/mというヴィンテージ感あふれるヘヴィウェイトもいい!!

そしてそして、「Mohair屋さん」といっても間違いではないWilliam Halsteadというのもいい!!

僕はこれでクラシカルなスリーピーススーツ、あるいはコートを作りたいですね〜〜。

コートならバルマカーンコートを作りたいですね。

コートとNewsboy Capのセットも良さそうですね。

いやぁ、これは絶対に何か作りたいです!

このバンチブックの「キングオブイチオシ」かもしれません。

 

 

William HalsteadのTropical Collectionです。

 

 

Mohair素材の大家:William Halsteadが最も得意とするクオリティであるトロピカル組織のMohair混紡Suitingです。

いずれも「さすが!」な逸品ばかりです。

上の6マークは冒頭のDormeuilの説明で少し触れたTonikタイプのモヘア混紡素材です。

具体的な品質は70% Wool + 30% Mohair(330g/m)です。

バシッと仕立て映えがする素材をお探しの方、Mohair由来の豊かな光沢と通気性とシャリ感とハリを満喫したい方に超オススメな素材です。

カラー展開も申し分ないと思います。

下の6マークは冒頭に収録されているDormeuilの傑作素材Super Brioタイプです。

具体的な品質は60%Kid mohair + 40% Super 120’s wool(250g/m)です。

ん、「タイプ」どころか、ほとんどSuper Brioと同じクオリティですね!

そして。。。

ここだけの話。。。

Dormeuilよりもリーズナブルです。

ですので、両方で展開があるネイヴィブルーとライトグレイでSuper Brioと迷った場合にはSuper Brioのセレクトをお願いします!

という「単価up誘導」はやめておいて(笑)、その場合にはこちらのネイヴィブルーをオススメします😊

 

 

William Halstead ” Tropical Collection” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

上から4番目のTonikタイプです。

華やかにしてシックなインクブルーに惚れました!

もちろん、光沢、ハリコシ、シャリ感にも惚れています!!

以前にこの素材とほぼ同じカラーのヴィンテージTonikでダブルブレステッドのブレザーを作ったことがあるのですが、あれはもう(バルクアップとデブ化の問題で)完全に着ることが出来ないので新調したいなぁと思います。

でも、せっかく新調するならばスーツにした方がいいかな?とも思ったり。。。

いずれにしても素晴らしい素材です。

 

 

最後に収録されているのはKynochのSummer Tweed Collectionです。

 

 

Kynochは1788年創業、カントリーテイストが強いスポーティな素材を得意とするスコットランドのスーパー老舗ミルです。

こちらのサマーツイードもいかにもKynochらしい傑作だと思います。

品質は48% Cotton + 25% Silk + 10% Linen + 10% Wool + 7% Polyamide(280g/m)です。

夏のツイード。

抜群にカッコいいと思います!

しかも、コットンとシルクを軸にした5者混。

サイコーだと思います!

そしてキレイなネップ。

堪りません!

カラー展開も見事、William Halsteadのデニム風Mohair Twill素材とともにこのバンチブックのMVPを進呈したい逸品です😊

 

 

Kynochの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

どのカラーも素晴らしいのですが、僕はこのカラーに最も心惹かれました。

クラシカルなカントリージャケットやシンプルなスポーツジャケットもいいけれど、僕なら敢えてドレッシーなスリーピーススーツを作りたいでしょうか。

ハイウェストのワイドパンツを作っても良さそうですよね。

う〜〜ん、料理しがいがありそうな素材だ!

ちなみに。。。

このカラーは既にスリーピーススーツ1着とジャケット1着のご注文が入っております😌

K様、A様、いつも本当にありがとうございます。

心より御礼を申し上げます。

 

以上です。

 

次回は。。。

そろそろいい加減にErmenegildo Zegnaか?2連続で英国製Suitingか?と考えています。

乞うご期待ください。

 

 

 

28th. Feb. 2023

Ryoji Okada

 

 

 



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