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Introducing brand new bunch book collection for 2023 Spring/Summer, vol.8: John Foster / Woodhead

Loud Garden / NBA / Ryoji Okada

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

< News! >

  – 3月/4月/5月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  – Made-to-order “Skull Hat/スカルハット” debut!

  – “♡ Camo” cotton canvasとデニムのトートバッグ

  – RYOJI OKADA流Forestière/フォレスティエール

  – 渾身のSafari Jacketを作りました!

  – リペア・リメイク(お直し)はしばらくお休みします

  – ロックな “♡ Camo” cotton canvasスーツ

  –  “♡ Camo” cotton canvasのグルカパンツ!

 

 

< Introducing new bunch books! >

  vol.1: Biellesi

  vol.2: Darrow Dale

  vol.3: ISCA by Harrisons

  vol.4: Drago

  vol.5: Ferla / Novara / Drago etc.

  vol.6: Fratelli Tallia Di Delfino

  vol.7: Dormeuil / John Cavendish etc.

 

 

 

今日から3月です!

アパレル業界においては、3月が「春夏商戦の本格スタート月」という位置づけになっております。

ですので、我々も気持ちを新たにして、元気に、前向きに、情熱的に新たな半年間をスタートさせたいと思います!

その一環ではありませんが、3月から水曜日営業を再開します。

水曜日の営業時間は14:00-20:00です。

水曜日は基本的に僕ひとり体制なので、開店時間は14:00とやや遅めですが、もしタイミングが合いましたらぜひともいらしてくださいませ。

「水曜日・木曜日定休」とお思いの方が少なくない(と思われる)ので、水曜日はゆっくりとご注文いただけるはずです!

皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております😌

 

 

 

ところで。

「春夏商戦」といえば。

昨日に引き続いて、春夏商戦の大事な大事な商材である2023 Spring/Summerシーズン向け新作バンチブックのご紹介を!

8回目となる今日は、昨日も少し予告した通り2日連続で英国製の素晴らしいSuiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。

具体的には、John FosterとWoodheadのとてもクラシカルなSuiting:合計約50マークがコンパイルされているバンチブックです。

ほとんど全マークがヴェリーブリティッシュな仕上がりです。

つきましては。。。

「Suitingはやっぱり英国モノがいいよね!」という信念をお持ちの皆さまには、ぜひともじっくりご覧になっていただきたいです!

ではでは、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。

最後までお付き合いいただければ幸いです😌

早速いきましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!

 

 

「200年以上の歴史を誇る英国を代表するミルJohn Foster」と「John Fosterには及ばないものの100年を超える歴史を持つ老舗マーチャントAlfred BrownがプロデュースするブランドWoodhead」の新作Suiting(および定番Suiting)が収録されたバンチブックです。

では、「中身」をご紹介する前にJohn FosterとWoodheadをご紹介しましょう!

 

John Fosterは ↓このようなミル↓ です。

—–

1819年に英国ウエストヨークシャー州ブラッドフォードのクイーンズベリーにおいて21歳のJohn Fosterが毛織物商を営み始めたのがJohn Fosterの原点です。

ブラッドフォードに牧場を持つ農夫の息子だった彼は成人するとブラッドフォード郊外にあるクイーンズベリーの地主の娘と結婚します。

そして、後にBlack Dyke Mills(John Fosterの自社工場)を建てることになる場所に存在した倉庫で毛織物商を始めます。

地元で紡績された上質な糸を仕入れて卸販売をするという形態から始めて順調に規模を拡大、間もなく自社の製織工場を設立するに至ります。

その後も成長を続け、1843年には自社工場に約500台もの織機を導入、1851年にロンドンで行われた万国博覧会ではモヘア混紡素材で一等を、糸で金メダルを受賞する快挙を成し遂げるなど「John Fosterの糸と素材」はそこここで高い評判を得ることに成功、その高い評判をきっかけにDormeuilの素材を手がけることにもなります。

以降も規模を拡大させて英国を代表するミルに成長し現在に至ります。

その最大の特徴は英国ミルらしい質実剛健さと現代的な感性を絶妙にブレンドさせたデザインにあります。

比較的抑えめなプライスも魅力です。

—–

 

 Alfred Brown(Woodhead)は ↓このようなマーチャント↓ です。

—–

1915年には英国ウエストヨークシャー州最大の都市リーズにオフィスを開業することでAlfred Brownの歴史は幕を開けます。

開業時は “Browns & Sons” という名前でスタート、現在のAlfred Brownに社名が変わったのは1955年のことです。

主なコレクションはメンズ向けのやSuitingとJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)です。

そのコストパフォーマンスの高さと規模の大きさ(年間生産高は100万メートルを超えます)に加えてストック・サービスも充実していることから、英国内ではマークス&スペンサーやネクストといった大手チェーンからSavile Rowのテイラーや著名英国ブランドまで引く手数多、英国における知名度は相当に高いものがあります。

フットボール(サッカー)英国代表チームのオフィシャルスーツやオリンピック英国代表チームのオフィシャルスーツに素材を供給したり、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ魔法魔術学校(のクローク)にAlfred Brown社製の素材が使われているのもその証左かもしれません。

現代的なテイストを反映させた英国らしいクラシックスタイルのコレクションがその特徴です。

Alfred Brownは現在、Alfred Brown、Empire Mills、Woodheadの3ブランド展開をしています。

—–

以上です。

 

ブラッドフォードのクイーンズベリー!

行きましたね〜〜!

もちろんJohn Fosterの自社工場等を見に行くためです。

25年くらい前の話なのでかなり記憶が薄れていますが2回は行っているはずです。

すごくいいところでした。

その2回のうちの初回だったかな、同行した先輩がその当時はもう使われていなかったBlack Dyke Millsブランドを日本で復活させたんですよね〜!

初代John Fosterも参加していたというBlack Dyke Mills Band由来の「ラッパのマーク」が入った織ネームも印象的でした!

あの先輩はもう一線を退いているみたいだけれどBlack Dyke Millsブランドはその後どうなったでしょうか?

また、リーズにも一度だけ行きました。

リーズはAlfred Brown訪問ではなくGIEVES & HAWKESの新しい店を見に行ったんですよね。

活気のあるなかなか大きい地方都市でした。

で、駅近くにあったパブで「一杯やろうか!」と思って入ってみたらスキンヘッドがたむろする危険な空気が充満している店でめちゃくちゃ焦った記憶があります。

肝心なことよりこういう記憶の方が鮮明という(笑)。

という僕のことはともかく、内容を見ていきましょう!

上述の通り今日も全マークを披露します!

 

 

John Foster 2-1

 

 

クリアカット&ツイル(綾織)組織のSuitingコレクション9マークです。

ウエイトは250g/m、所謂Four Seasonsタイプの素材です。

とはいえ、made in Italy素材のそれよりも手持ち感はしっかりしていてややハードタッチです。

はい、それがJohn Fosterの魅力です。

もちろん英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。

どれもとってもダンディですよね。

そして、どれもさりげないこだわりやひねりが加えられているのも嬉しい限りです。

品質はすべて100% Wool(250g)です。

 

 

John Foster 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

端正なネイヴィブルーとさりげなくも力強い重層的なウインドウペーンに惚れました!

ヴェリーブリティッシュなスリーピーススーツが作りたいですね。

具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツのややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。

そして、時々ジャケットやボトムスはセパレートして着たいです!

ヴェストの前身頃はバイアスに裁断してもスーパークールかもしれませんね😉

 

 

John Foster 2-1

 

 

トロピカル(平織)組織のSuitingコレクション14マークです。

品質はすべて100% Wool(235g)、春先から秋口まで愉しめるボディ、made in Englandのトロピカル素材らしいシャリ感とハリコシを併せ持ったナイスボディだと思います!

もちろんツイル組織同様に、英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。

チェック人気が完全に復調してきたこの2シーズンほどですが、にも関わらずストライプ中心のコレクションという潔さも好きです♡

無地が1番下のライトグレイのみというのもこれまた潔いですよね!

 

 

John Foster 2-2の「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

いかにも英国!UK!イングリッシュ!という感じのピンストライプです!

これは文句なしのかっこよさですよね!!

上からブラック、ネイヴィブルー、グレイですがどれも作ってみたいです。

皆さんはどのカラーがお好きですか?

僕は。。。

決められません(汗)。。。

なので。。。

数年前にSmith WoollensのBotanyでやったように、こちらでもカラー違いのスリーピーススーツを作ってみたいです!!

もちろん基本的には同デザインで3着!

は流石に懐事情を考えたら無理でしょうから、ネイヴィブルーとグレイで作ってみたいです!!

デザインは、John Foster 2-1のイチオシと被ってしまいますが、「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」がいいでしょうか?

ヴェストはたくさんのフォロワーを産んだ(←少々大袈裟な表現笑)、「バーティカル + ホリゾンタル + ダイアゴナルのクレイジーカッティング」にしたいですね😉

間違いなくカッコいい、そしてOne of a kindな1着が仕上がるはずです!!

 

 

Woodhead 3-1

 

 

トロピカル組織のチェック6マークです。

品質はすべて100% Wool(250g)です。

John Fosterのトロピカルよりも少しウェイトはありますが、強撚糸由来のかなり強めなシャリ感があるので夏もバッチリ愉しめると思います。

また、抗シワ製にも優れている素材です。

On/Off兼用可能な色柄、上下(ジャケット/ボトムス)をセパレートしての着用も可能な色柄なので、ちょっとしたご旅行やご出張にも重宝するはずです。

 

 

Woodhead 3-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

6マーク中最も華やかなこちらに心惹かれました!

こちらならば、ややスポーティなスーツを作ってみたいです!

具体的には「シングルブレステッド3ボタン(段返り)&3パッチ/アウトポケットジャケット + グルカパンツ」というイメージです。

芯地も肩パットも省いたアンコンストラクテッド仕立てで軽快に作りたいですね。

そして、スーツではもちろん上下をセパレートしての着こなしも愉しみまくりたいです😎

 

 

Woodhead 3-2

 

 

トロピカル組織のストライプ12マークです。

こちらも品質はすべて100% Wool(250g)です。

ただ、上2マークとそれ以外は少し織り方が違うようです。

具体的には、上2マークがWoodhead 3-1と同じ強撚糸使いの少々フレスコっぽい織り方で仕上げていて、それ以外の10マークが一般的なトロピカル素材になります。

より涼しげで軽やかな前者、極めてクラシカルな後者。

皆さんはどちらがお好みですか?

 

 

Woodhead 3-2の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

モノトーングラデーションのストライプ!

とってもカッコいいですよね!!

僕はこちらでダブルブレステッドのスーツを作ってみたいです。

 

 

Woodhead 3-3

 

 

トロピカル組織の無地6マークです。

こちらも品質はすべて100% Wool(250g)です。

英国製のしっかりした素材ですので、スーツはもちろんですがボトムスにもオススメです。

 

 

Woodhead 3-3の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

他のバンチブックにはなかなかないテラコッタカラーの無地です!

このカラーは本当に&最高にいい感じです!!

僕はこちらでシック&セクシーなダブルブレステッドスーツを作りたいですね。

 

以上です。

 

まだまだご紹介できていないバンチブックはたっくさんあります(汗)ので、出来るだけ間隔をおかずに次回をお届けしたいと思います!

乞うご期待ください。

 

 

 

1st. Mar. 2023

Ryoji Okada

 

 

 



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