おとといのPHI戦で連勝が16で止まったMILですが、昨日の@WAS戦は快勝🏀
なだけでなく、EC2位のBOSが敗れたのでゲーム差は1.5まで広がりました。
素晴らしい!!
明日は再建中の@ORL戦で、しばらくは絶好調チームとの対戦がありませんのでまた大型連勝といきたいところですね。
さすれば、2位BOSとの差もじわりじわりと広がることでしょう!
そうそう、そのMILですが、数日前にヴェテランPGのG.Dragićを獲得しました。
PTはあまり多くないとは思いますが、ぜひとも要所要所で力を発揮して「最後のひと花」を咲かせて欲しいものです!
Go! BUCKS!
Go! GORAN!
ところで。
「素晴らしい」とえいば。
昨日はお休みしましたが、今日はまた新作バンチブックのご紹介を!
先日も書いた通り、もうすぐオーダーシャツ用の新作素材が大量入荷しますのでその前に1冊でも多くのバンチブックを紹介しておきたいのであります。
できれば、オーダーシャツ用の新作素材が入荷するであろう今週末までに今日を入れて最低2回はご紹介をしたいと考えております!
それはともかく、12回目となる今日ご紹介するのは、Jacket & Trousersと銘打たれた「複数ミル(毛織物工場)のJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)を中心とした極上素材がコンパイルされたバンチブック」です。
具体的には、Fratelli Talia Di DelfinoやE .Thomas、Kynoch、Marlane、Angelico等々の素材がコンパイルされているバンチブックです。
極めて素晴らしいコレクションに仕上がっておりますのでご来店の際にはぜひともじっくりご覧ください。
そして、今日も魂を込めてほぼほぼ全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
*諸般の事情で4マークほどはご紹介を省略しました。
つきましては、最後までお付き合いいただければ幸いです😌
早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
Di PrayやAngelicoなど、少し前にご紹介したバンチブックと被るミルも複数あるのですが素材自体はまったく「被りなし」、そちらのバンチブックと同じ素材は1マークも収録されておりません!
つきましては。
Jacketingのチェックをなさる際にはぜひともどちらのバンチブックもご覧ください。
いや。。。
他にもまだ同タイプのバンチブックがありますのでそちらもあわせてお願いします!
もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をくださいませ。
ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします😊
では、冒頭に収録されているFratelli Tallia Di Delfinoからご紹介していきましょう。
Fratelli Tallia Di Delfino
先日、Suiting(スーティング:スーツ素材)コレクションをご紹介した時にも書いたのですが、Fratelli Tallia Di Delfinoは以下のようなミルです。
Fratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下TDD)は、1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥した100年以上もの歴史を誇る、そしてLoro Piana/ロロ・ピアーナおよびErmenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミルの一角を担う存在として世界中のビッグメゾンやトップテイラー(注:LOUD GARDENを含む😎)から高い評価を得ているイタリア屈指の最高級ミルです。
その最大の特徴は「高級織物」しか生まれえないその生産背景にあります。
具体的には、豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱う」など常に最高級原料を使用、最新設備と伝統技術に基づいた一貫体制の下でTDDの生産は行われています。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしております。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することでエコフレンドリーな新機軸を打ち出すなど更なる躍進を遂げてますます存在感を増しているところも見逃せません!
*μ=マイクロン
上画像は、エレガント&ラグジュアリーをコンセプトにシルクやリネンなどを贅沢に混紡したした夏らしく上品なサマーツイードコレクションです。
具体的な品質と特徴は以下の通りです。
上3マーク:品質は69% Wool + 16% Silk + 13% Linen + 2% Polyamide(260g/m)。ホップサック調の織りがとても軽快で涼し気なウィンドウペーンです。洗練されたカラーリングも見事ではないでしょうか!?
上から4番目/5番目:品質は71% Wool + 17% Silk + 12% Linen(230g/m)。ツイル(綾織)組織のラグジュアリーなボディが自慢のチェック素材です。
下2マーク:品質は50% Wool + 40 % Silk + 10% Linen(230g/m)。40%もブレンドされている最高級シルク由来の光沢が美しい無地です。
下画像は1番下のネイヴィブルー:TDDの定番ブレザー素材を除いた8マークがCanapaと名付けられたざっくりとした肌触りと力強いカラーリングが特徴のサマーツイードコレクションです。
Canapaは麻の一種で大麻から生まれる繊維です。
英語でいうHempに近い(あるいは同じ)繊維だと思います。
*↑こちら↑ は今確認中です!
同じ麻系の繊維でもLinenより更に丈夫で、吸水性も高く、簡単に摩耗せず、虫もつきにくく、経年による風合いの変化を楽しめるとても優れた繊維です。
また、Linenよりも爽やかな肌触りも特徴的です。
このような特性から、Canapaによる織物は主にテーブルクロス、ベットカバー等、生活に密着したところで2000年以上前から活躍していたようです。
TDDはイタリアの伝統でもあるCanapa産業の文化的継承事業にも取り組んでおり、フランスやベルギー産のLinenとの差別化を自らのコレクション、このCanapaコレクションで表現しています。
上7マークはツイル組織、品質は75% Canapa + 25% Wool(310g/m)です。
上から8番目はトロピカル(平織)組織、品質は52% Canapa + 48% Wool(310g/m)です。
とてもロマンあふれるナイスコレクションですよね!
皆さんはどのCanapaがお好きですか?
ちなみに1番下の定番ブレザー素材は100% Super 130’s wool(230g/m)です。
こちらもすごくいい素材です!!
TDDの「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
いずれもCanapaコレクションからのセレクトです!
だって。。。
サイコーにいい素材なんですもの😉
上の2マークではセットアップを作りたいです。
正直ボトムスには推奨できないボディなんですけれど。。。
CanapaはLinenより丈夫との定説がありますし、ボトムスはワイドシルエットをイメージしているので大丈夫でしょう!
具体的には上のベイジュベースでダブルブレステッドジャケットと下のテラコッタベースで2インプリーツ&スーパーワイドシルエットのボトムスと作りたいです。
最近そんなボトムスを1本作ったのですが。。。
これがまたすごく使い勝手がいいんですよね!
ですので、この素材でも作ってみたくなりました。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)がいいと思っています。
下は美しく深いグリーンです!
こちらでもダブルブレステッドのジャケットを作りたいです。
ややミリタリータッチで仕上げたいのでフロントボタンは8ボタン4つかけがいいでしょうか?
そして、ボタンはアンティークショップで調達したメタルボタンにしたいですね!
すごくカッコいい傑作に仕上がりそうです!!
Dondi
Ermenegildo Zegnaをご紹介した回の「復習」になりますが。。。
Dondiは1970年に北イタリアで創業された世界屈指の高級ジャージーメーカーです。
2019年にErmenegildo Zegnaの傘下に入り、現在はCashmereやWoolを中心とした最高品質のジャージー素材のみを生産しています。
以前からトップメゾンがこぞって愛用するジャージーメーカーであったと同時にファッショントレンドの変化によってジャージー素材の需要が増加していることもあり「近年最も注目されるテキスタイルメーカー」のひとつとして業界内でのプレゼンスを急激に高めています。
柔らかくとろけるようなタッチと洗練されたカラーリング、そして歴史ある専業メーカーならではの安定した品質を兼ね備えたDondiのジャージー素材は「極上の着心地」と「織物とはまた異なる気品」を誇っています。
基本的に天然繊維のみを使用するというポリシーも嬉しいですね!
こちらの4マークはホップサックを思わせる、そしてハニカム構造状にも見える編み組織がなんともスタイリッシュなジャージーです。
快適なのはもちろんのこと「涼しげな顔」もとても素敵ではないでしょうか。
品質は61% Cotton + 39% Linen(320g)です。
ぱっと見はジャージーっぽくないのもいいですよね😉
また、混紡したLinenが所々でランダムな「節」を作っているのもとてもナイスだと思います。
そして、伸縮性に乏しいといわれるLinenを使ったジャージー素材というのも素晴らしい!
「さすがDondi!」だと思います。
Linen混紡由来の通気性、清涼感、カジュアル感、豊かな発色に恵まれると同時にジャージーならではの伸縮性と快適性に富んでいる訳ですからまさに素晴らしいの一語ではないでしょうか!?
伸縮性に富んでいるということはシワになりにくいことも意味するので、「麻はシワがちょっと」という方にもオススメできると思います。
ジャージー素材なので横方向だけではなく縦方向にもものすご〜く伸びます!!
なので、ものすご〜く快適です!!
僕のイチオシは上から2番目の最高にクールなベイジュです!
軽快なシングルブレステッドジャケットが「正攻法」だとは思いますが、僕はこちらでダブルブレステッドのブレザーを作ってみたいです。
ボタンは茶蝶貝が「正解」かな?
E.Thomas
E.Thomasは1922年にイタリアのスイス国境にほど近いルガーノという湖の一角でErnesto Thomasによって創業されました。
以来、実に1世紀もの長きに渡って「高品質なWool素材をはじめ、CashmereやSilk、Linen、Mohairといった高級素材/天然素材を混紡したラグジュアリーかつクリエイティヴな素材」を作り続けています。
年間生産量がそこまで多くないせいか、あるいは(もし20年以上前と変わっていなければ)日本のエージェントさんが掲げる「多く流通させることが目的ではない。セールスも量より質!」という方針のせいか、日本における知名度はそこまで高くないのですが、その品質の高さは折り紙つきです!
それが証拠に僕の知る限り、テイラー業界内にもファンが少なくないミルです。
かくいう僕も、洗練されたイタリア的感覚と旧き佳き英国的なモノづくりに強く共感して、Carlo Barberaとともに一時期すごく憧れていました。
結構お高いので、この業界に30年近くいながらも2着くらいしか作れていませんけれど(汗)。
でも、いつかまた作りたいと思っています😊
ちなみにエージェントさんの話は実話で、GIEVES & HAWKESをやっていた時に2回だけ会食でご一緒したことがあり、その時に大阪弁で上記趣旨のお話をなさっていた記憶があります。
さすがにもうご引退なさっているかな?
品質は3マークとも38% Wool + 34% Silk + 28% Linen(250g/m)です。
モダンクラシック、イタリアンブリティッシュなサマーツイードです。
僕のイチオシは 上から2番目のブルーです。
モダンクラシックなデザインのジャケットを作ってブルーグラデーションのスタイリングを愉しみたいですね!
Kynoch
Kynochは1788年創業、カントリーテイストが強いスポーティな素材を得意とするスコットランドのスーパー老舗ミルです。
こちらのサマーツイードもKynochの特徴的テクニックのひとつである「キレイな差し色を馴染ませるカラーリング」が見事な、そしてヴェリーブリティッシュなテイストが素晴らしい傑作です。
品質は上の2マークが52% Wool + 48% Cotton(310g/m)で、下の2マークが36% Wool + 32% Silk + 32% Linen + 10%(260g/m)です。
夏の本格的なツイード。
抜群にカッコいいと思います!
Kynochの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
1番上のグレンチェックなのですが。。。
これは最高に素敵ですよね!
僕はこちらでヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツを作りたいです。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
ところどころのパーツをバイアス裁断にするなど「遊び心」もふんだんに表現したいですね!
Lassiere Mills/Maring & Evans/Spence Bryson
1番上はLassiere MillsのMohair混紡のホップサック: “Mohair Blazer” です。
具体的には95% Wool + 5% Mohair(280g/m)のホップサックになります。
優れた通気性と豊かなハリコシに恵まれた素材です。
比較的珍しいMohair混紡のホップサックというのがまずもってすごくいいですし、やや明るめのネイヴィブルーも素敵だと思います。
英国の伝統的な物作りと最新のトレンドを巧みに融合させたクリエイションを特徴に持つLassiere Millsは比較的若い(といっても僕よりもはるかに年上ですが笑)ミルで、1949年にイングランド北部のYorkshireにある高級服地の聖地Huddersfieldに設立されました。
基本的には、Super 100’s~180’s・梳毛Cashmere・Pure Silkといったラグジュアリー原料を使用した素材がコレクションの中心を担います。
上から2番目はUndyed British Woolで有名なMarling & Evansのチェックです。
もちろんこちらもUndyed British Wool、Britih Wool(英国産ウール)原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げた素材ですね(詳細は後述します!)。
「いかにも!」といった風情の色柄とってもいいですよね😉
残念なことに僕はまだ作ったことがないのですが近いうちに必ず作りたいと思います。
現状はスーツやジャケットではなくバルマカーンコートかなぁ?と思っています。
品質は100% Wool(300g)です。
Undyed British Woolについてもう少し詳しく書くと ↓このような素材↓ です。
—–
「ウールの女王」と称されるBritih Wool(英国産ウール)原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げた素材です。
British Woolはホワイトだけではなく、ブラックやグレー、アイヴォリー、ダークブラウン等の品種が存在します。
そういった羊毛のナチュラルなカラーを活かして染めずに織り上げた素材がUndyed British Woolです。
この手法を使った素材は、大量の水を必要とする染色工程が不要なサステイナブル素材として近年ヨーロッパを中心に注目を集めております。
また、British Woolは他の羊毛と比べてクリンプが多く、強い弾力性を持っております。
それゆえ素材に織り上がると、まるで「メリノの品種改良が進む前の羊毛に近い」と称賛されるほどのハリコシに恵まれるのも魅力です。
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下3マークはIrish LinenメーカーSpence Brysonの定番ボディです。
Spence Brysonは、1891年の創業から高品質のLinenをヨーロッパ中に供給、目の肥えた貴族たちを魅了してきました。
英国王室御用達の勅許を受けているのもその証左です。
また、現在Irish Linenを名乗ることが許されるのは「Irish Linenの品質保持を目的として1928年に設立された業界管理組織:Irish Linen Guild」のメンバーのみで、Spence Brysonはその代表的なメーカーです。
世界一美しいといわれる光沢感とその豊かで優しい肌触りは、Irelandにて長く培われてきた伝統と技術、そして多くの努力によって支えられています。
こちらの3マークも品質はもちろん100% Irish Linen、ウエイトは380gです。
それはもう素晴らしい素材です!
関係のない話ですが。。。
また、Irelandに行きたいな〜〜〜!!
Wild Silk
世界中に顧客を持つシルクメーカーJJRのWild Silk(野蚕糸)を使用した100% Silkコレクションです。
Wild Silkは自然の山や野原で育った蚕からとれるシルクのことで、流通の多い家蚕糸と違い天然らしい不均一の糸からなる表面感が特徴です。
自然がもたらすWild Silkの美しさはラグジュアリーの新しい在り方です。
品質は100% Silk(245g/m)です。
僕は不勉強でJJRというシルクメーカーを知らない上に、webで調べても把握できなかったので現在リサーチ中です。
made in Englandでも、Italyでも、Franceでも、Irelandでもない(というか表記がない)のと、JJRという名前からすると日本製の素材かな?と想像しています。
それはともかくとして、Wild Silkという代物。。。
素晴らしいですね!
テロンとしたコートかジャケットを作りたいですね。
Di Pray
1948年創業、ビエラ地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業75年!)Lanificio Di Prayの10マークです。
Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けJacketing」を得意とするミルです。
こちらの10マークもいかにも「らしい」、とってもキレイなカラーリングが魅力的な素材だと思います。
品質は、上7マークが65% Wool + 21% Silk + 14% Linen(230g)、下2マークが72% Silk + 28% Wool(260g)です。
Di Prayの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です
キレイなブルーが最高に素敵ですよね!
この素材に限っては、あまり「あれこれ」せずにスポーティかつエレガントなシングルブレステッドジャケットをシンプルに作ってみたいです。
「らしくない」かもしれませんけれど、美しいブルーと素材感を最大限に活かした1着に仕上げたいですね😉
Angelico
クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoの6マークです。
上3マークは60% Wool + 40% Cotton(220g)のWool Blend Seersuckerです。
クラシカルなシアサッカーといえば100% Cottonですが、最近ではより通気性に優れた100% WoolのSeersuckerもしばしば目にします。
が、Wool + Cottonは結構珍しいですよね。
両者の良いどころ取りをしたかのようなリラックスムードとエレガントな質感が絶妙なハーモニーを奏でている新感覚のSeersucker、夏向けのカジュアルジャケット/スーツに絶対のオススメです😊
下3マークは100% Wool(280g)のフレスコタイプの素材です。
強撚糸使いによる抗シワ性、フレスコ風の織りによる高い通気性、そしてナチュラルストレッチ機能と3拍子揃ったナイス素材です。
ご出張が多い方にぜひともオススメししたい逸品です。
Angelicoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
これはスーパーカッコいいSeersuckerですよね!
もしかしたら、僕が生まれてから見たSeersuckerの中で最もカッコいいかもしれません!!
これを超えるには “♡ Camo” のSeersuckerを作るしかない!と思うくらいのカッコよさだと思います!!!
僕はこちらでダブルブレステッドのスーツを作りたいです!
ジャケットは2ボタンの1つ掛け、ボトムスはグルカパンツがいいかなぁ?
Seersuckerなのでジョガーパンツでもいいかもしれませんね!!
すごく作ってみたいです。
では、釈迦に説法というやつかもしれませんが、Seersuckerについて今一度ご説明を!
Seersucker/シアサッカーとは「しじら(縞状のしぼ)」の入った織物のことです。
もう少し具体的に書くと、「波状の凹凸のある部分」と「平らな部分」を交互に表現することで縦方向に縞状のしぼを走らせた織物のことです。
このしじらにより肌への接地面積が少なくなること、つまり「肌へのベトつきが少なくなり」「通気性に富み」「さらっとした肌触りに恵まれる」ことこそがSeersuckerの真髄です。
毎年さまざまな高機能素材がリリースされる昨今ですが、リネンとともに100年以上に渡って「メンズファッションにおける春夏シーズン向け素材の代名詞的存在」として君臨し続けているSeersuckerこそが現代においても春夏シーズンの「本命」素材であることに変わりはありません。
加えて、Seersuckerは「しじらによってシワになりにくい/元からシワ(というかしぼ)があるので仮にシワになっても目立ちにくい」「見た目にも涼しげである」といった魅力も併せ持っています。
また、日本では「サッカー」と短縮されて表現されることも少なくありません。
Seersuckerの主な品質は上述の通り100% Cottonで、我々はウールやシルクで作られたシアサッカーを便宜上「ウールサッカー」「シルクサッカー」などと呼ぶことが多いです。
Marlane
Marlane(マルラーネと読みます)は1952年創業のMarzottoグループに属する中高級テキスタイルメーカーです。
イタリアのビエラ地方にコントロールオフィスを持ち、Marzotto本体とは一線を画し同じく傘下のGuabelloやSondrioとともに独立運営されています。
上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いを特徴に持つSuper 100’S〜120’SのウーステッドSuitingが主戦力ですが、昨今では強力なストレッチ素材やエコフレンドリー素材といった今日的な素材も多く手がけています。
比較的リーズナブルなプライスも魅力のひとつです。
というイタリアンミルのJacketingコレクション7マークです。
上の4マークは100% Wool(270g)の上品かつクラシカルなレンジで、下の3マークは36% Cotton + 35% Viscose + 26% Wool + 3% Polyurethane(290g)のコンフォート&エレガンスをテーマにしたジャージーのようにサラッと羽織れる快適さを持つモダンクラシックなレンジです。
Sondrio
数多くのメゾンブランドが顧客でもあるイタリアを代表する名門コットンメーカーSondrioのクリエイティヴな無地コレクションです。
いずれもSondrioらしいナイス素材ですが、気品あふれるルックスのボディにコロニアルなテイストのカラーを揃えた上4マークが特に素晴らしいです!
その上4マークの品質は55% Cotton + 45% Linen(360g/m)、強い打ち込みに由来するヴィンテージタッチも白眉です。
下5マークはSondrioの定番、ニュアンスカラーが美しいストレッチコットンコレクションですね。
具体的な品質は97% Cotton + 3% Polyurethane(380g/m)です。
上質なコットンを惜しみなくしっかりと打ち込んだ素材の手触りは柔らかさの中にハリコシがあります。
もちろんPolyurethane混紡由来の高いストレッチ性も魅力です。
Sondrioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
この絶妙なパープル/ピンクよ!
最高です!!
僕はこちらで最近お気に入りの「ワイド巾ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といったデザインでスリーピーススーツを作ってみたいです。
きっとすごくセクシー&ダンディな1着に仕上がると思います!
以上です!
もう1回今週中にご紹介をしたいのですが。。。
どうなるか。。。
とにもかくにも乞うご期待ください!
◆本日の一枚◆
今日のTHE GROOVERS音源はトリオ編成になってからの3rdアルバムRosetta Stone(1995年作品)です。
THE GROOVERSとしては珍しくスローテンポな楽曲で幕を開ける作品です。
そのオープニングトラック1. ウォームハートとクールヘッド、6. Sweet Sweet Meltdownといった懐深いスローな楽曲が出色の仕上がりです。
もちろんゴキゲンなR&Rである、7. スピードを上げるだけ、9. Ride On, Babe!も◎です。
作品としては昨日愉しんだ金字塔的名作Electric Whisper(1997年作品)には劣る気はしますが、それでも聞き応えありまくりの力作だと思います。
藤井さんのギターも冴え渡っています!
では、どなたかがアップロードしてくれたRide On, Babe!のミュージックヴィデオをどうぞ。
良曲ですよね!
そして、めちゃくちゃヤンチャそうな若き御三方の勇姿もなんというか。。。
とてもいい感じで微笑ましいです!
7th. Mar. 2023
Ryoji Okada