Ryoji Okada Official Website

Diary

The list of the [ Hiroshima Carp ] category.

New shirting collection, Apr. 2024, vol.4: Book Ⅰ

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 4月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ オーダーシャツのOption free campaign開催中!

  ☑︎ リペア&リメイク一部再開しました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

  ☑︎ “♡ Camo” silkの12周年カラー決まる!

 

New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons, Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

  ☑︎ vol.15: Smith Woollens

  ☑︎ vol.16: Holland & Sherry – Sherry Stretch –

  ☑︎ vol.17: Loro Piana

  ☑︎ vol.18: Ferla, Cerruti, Drago etc.

  ☑︎ vol.19: Novara, E.Thomas, Dondi, Kynoch etc.

  ☑︎ vol.20: Marlane, Angelico, Sondrio, Bonotto

 

 

 

時代になかなか対応できないオッさんであることに心地よさを感じることもありますけれど、おとといの晩は己のアナログさに呆れました。

昨日からカープが今季初めてとなる神宮球場での試合に臨んでいます。

今回は3連戦なので木曜日のチケットを購入しようと考えました。

それがおとといの晩です。

ここ数年、自身でチケットを手配する場合「スワチケ:Swallows Ticket」というSが運営しているチケットサイトで購入しています。

以前は当日券を買ったり、今はなくなってしまった外苑前駅至近にあるチケット屋さんで入手したりもしていたのですが、スワチケが圧倒的に便利ですからね。

どうでしょう、今までスワチケでチケットを購入した回数は15回くらいでしょうか?

お客様からいただいたり、友人や先輩が確保してくれたチケットの場合はどこであろうと気にしません。

前者の場合はバックネット裏等のシーズンチケットが多いですから気にするも何もありません。

が、しかし、自分で確保する時くらいは通路側にしたいものです。

でも、何度やっても、どの種類の座席でも、少し時間を置いて再度トライしてみても絶対に通路側にはならないんですよね。

過去15回くらいすべてそうです。

そこで「なんと忌々しいことか!飛行機や新幹線みたいに座席が選べたらいいのに!」と思い、ちょっと調べてみたら選べました。。。

すんごい分かりやすい場所に「空席絞り込み条件設定」というボタンがありました。。。

何度もチケットを購入していたのに気づかないという。。。

今までの15回ほどはなんだったんだ!と自分に腹が立つと同時に、お恥ずかしい限りです。

アナログって本当にイヤですね笑。。。

でも、おかげで今後は通路側を確保できるのでよかったです。

はい、明日もSS指定席三塁側(内野席ですね)の通路側から2席を購入できました。

今日は雨天中止かもしれません。

がやるのなら今日も勝つ!

そして、もちろん明後日も勝つ!!

 

 

 

ところで。

「時代になかなか対応できない」「アナログ」といえば。

2日振りにオーダーメイドシャツ用の新作素材をご紹介します!

4回目の今日は国産の「高機能素材」と「ニット/ジャージー素材」のみがコンパイルされているBook Ⅰ用の新作です。

今月は前者:高機能素材が4マーク入荷しました。

コロナ禍を経てライフスタイルが大きく変わった影響もあるのか、この数年における高機能素材の進化と深化は驚異的です。

何ごとにも時代になかなか対応できないオッサンかつアナログ人間な僕です。

以前は正直「高機能素材ね〜。なんだか器用貧乏みたいだよね。邪道感もあるし」と思っていました。

が、最近の高機能素材はかなり「説得力」があるし、単純にルックスが◎な素材も増えてきたのでかなり作ってみたいな!と思い始めています。

今日ご紹介する4マークなんて本当にすべて作ってみたいです!

そして、Book Ⅰということはすべてmade in Japanですからね、日本のテキスタイルメーカーがなんだか誇らしいです。

ただ。。。

素材感や品質はともかくとして機能については画像で見るだけよりも実際に見て、触って、引っ張っていただいた方が「話が早い」のも事実です。

つきましては、ご来店の際にぜひともその個性あふれる機能をじっくりとご確認ください。

もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っています。

お忙しくてご来店が憚られるという方はぜひともお気軽にご連絡ください。

その際には「寄り画像」の左上に記す「FMから始まる品番」にてご依頼ください。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今回入荷したBook Ⅰの新作は ↓こちらの4マーク↓ です。

 

 

上2マークはCool Dotsという超スーパー高機能素材です。

透け感のある組織がいかにも高機能!といった風情ですが、その一方でトラディショナルな「顔」を持ち合わせているという、最高に楽しい逸品です。

下2マークはモダンレトロな「ガスボイルストレッチパナマ」という名前が付けられたHopsack調の高機能&超清涼素材です。

もちろんいずれも現在絶賛開催中のOption free campaign for made-to-measure shirts対象素材です!

「お!」とお思いの素材がございましたらぜひともこの機会をご利用ください。

続いて、それぞれを「寄り画像」でご説明します。

 

 

FM17147/148

 

 

Cool Dotsは驚くほど謳い文句が盛りだくさんです!

まずは、その最大の「売り」である通気性です。

Cool Dotsの表面にはご覧の通り無数の細かなドット状の穴が開いています。

その穴が通気孔の役割をこなし空気を循環させるので物理的なクールさが得られます。

Cool Dotsという名前はこの「穴」に由来します。

続いて速乾性です。

とにかく乾きやすいです。

ご自宅でお洗濯をした際には脱水の時点で(干す前に)ほぼほぼ乾くそうです。

ということは、例えば夏場のご出張などでも晩にお洗濯をすれば翌朝には完全に乾くということですね。

これは嬉しい!

強力なストレッチ性もCool Dotsの魅力です。

具体的には、360°方向:縦横斜めに高いストレッチ性を持ちます。

「優れたストレッチ素材の条件」は二つあります。

それは「伸びること」と「戻ること」です。

世の中には後者が不十分なストレッチ素材が多数存在します。

が、Cool Dotsは「戻る力」も追求するため吟味を重ねたポリエステル原料を使用しています。

それにより美しい形状を永く保つことを可能にしました。

加えて、元々はスポーツ競技向けに開発された素材ということもあり耐久性にも優れます。

特殊な織で実現した高い抗シワ性もCool Dotsの魅力です。

素材サンプルを触るだけで「これはシワになりにくいわ!」と分かると思います。

かくかくしかじかで、Spring/Summerシーズン向け素材としては「究極の機能性」を持つ新時代の素材!

それがCool Dotsなのです。

というこのCool Dotsですが、100% Polyesterという品質を活かしてプリントが施されているのもナイスではないでしょうか?

具体的には、左にはマイクロドットが右にはタータンチェックがプリントされています。

素晴らしい!

シャツ、シャツジャケット、シャツワンピース、サファリジャケット。

いろいろなアイテムが想定できる傑作素材だと思います。

僕は右のタータンチェックでサファリジャケットを作りたいです。

この色柄ならカジュアルスタイルにもタイドアップスタイルにもバッチリなサファリジャケットが出来るはずですし、旅行等にも重宝すること間違いなしですし、高機能素材ってほとんど作ったことがありませんし。。。

作るしかありませんね!

Go! RYOJI!

 

オーダーメイドシャツ:税込¥17,600~

オーダーシャツワンピース:税込 ¥37,400~

オーダーサファリジャケット:税込¥39,600~

オーダーシャツジャケット:税込¥48,400~

 

 

FM17127/128

 

 

清涼感とハリ感、そしてナチュラル感を追求したパナマ素材:ガスボイルストレッチパナマです。

品質は62% Cotton + 38% Polyester、糸番手は経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに100番手双糸(ソウシ)です。

素材の名前に「ガス」がついていることでお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは国産素材の最高峰コレクション:The Royal Caribbean Cottonと同じように糸を「ガス焼き」処理しています。

「ガス焼き」とは、紡績の段階で「糸の1本1本をガス管に通して焼くことで余計な毛羽を除去する工程」のことです。

この工程により、素材の表面が均一化し染色性が向上、繊細な色合いを表現する事が可能になります。

また、糸ムラが抑えられるため素材表面が一層美しく仕上がります。

僕の稚拙な技術と最新式とは程遠いスマートフォンで撮った上の画像だと分かりにくいかもしれませんが、極めてキレイな「顔」に仕上がっていると思います。

これは、ガス焼きの効果も確実にあります。

また、キックバックのよいT400(ポリエステルストレッチ糸)を混紡することで強力なストレッチ性を持ち合わせているのもこの素材の特徴です。

なにせ、素材の名前にストレッチもついていますからね!

とにもかくにも。。。

糸質からくる清涼感と上品な艶感が特徴のまるで上質なWool系素材のような素材感を持つ新感覚のCotton系素材です。

高めの抗シワ性も嬉しい限りです。

左はアイヴォリーで右はミッドナイトブルーです。

こちらもいろいろなアイテムが考えられますね!

僕なら左のアイヴォリーでややルースフィッティングのアロハ風シャツを作りたいです。

 

オーダーメイドシャツ:税込¥17,600~

オーダーシャツワンピース:税込 ¥37,400~

オーダーサファリジャケット:税込¥39,600~

オーダーシャツジャケット:税込¥48,400~

 

以上です。

 

次回は大量入荷した、そしてゴキゲンなプリント素材が混ざっているBook Ⅱの新作をご紹介します。

乞うご期待ください。

 

 

 

24th. Apr. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



New shirting collection, Apr. 2024, vol.1: Liberty

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 4月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ オーダーシャツのOption free campaign開催中!

  ☑︎ リペア&リメイク一部再開しました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

 

New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons, Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

  ☑︎ vol.15: Smith Woollens

  ☑︎ vol.16: Holland & Sherry – Sherry Stretch –

  ☑︎ vol.17: Loro Piana

  ☑︎ vol.18: Ferla, Cerruti, Drago etc.

  ☑︎ vol.19: Novara, E.Thomas, Dondi, Kynoch etc.

  ☑︎ vol.20: Marlane, Angelico, Sondrio, Bonotto

 

 

 

昨日から本拠地マツダスタジアムで始まったGとの3連戦。

ちょうど1週間前だった同じくGとの3連戦@東京ドームは3タテを喰らったんですよね。

ちなみにその1週間前はマツダスタジアムで現在首位のDに3タテを喰らわされています。。。

3週連続の3タテ回避、1週間前の雪辱を果たすためにも昨日は負けられない初戦でした。

絶対に負けられないキャンペーンを昨日スタートしたLOUD GARDENと似た環境のカープです。

昨日の先発はカープもGも開幕投手、九里投手と戸郷投手でした。

1週間前は戸郷投手を攻略しながらも九里投手が大炎上して敗れました。

戸郷投手を2週連続攻略できるほど甘くはないけれど、九里投手も2週連続で炎上するような凡投手ではないはずです。

という試合前でしたが果たして。。。

予想以上の投手戦、12回引き分けでした。。。

今日は勝つ!

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「3」といえば。

今日からしばらくの間、オーダーメイドシャツ用の新作素材を全力でご紹介したいと思います。

はい、昨日入荷したばかりのホットな新作たちです!

今シーズンはこここ数シーズンと同様に3ヶ月連続の新作投入が予定されているのですが、3ヶ月連続の場合「初月:ドレッシーな色柄が中心で最もマーク数が多め」「2ヶ月目:個性的なカジュアル素材が多めになりマーク数は(初月ほどではないけれど)多め」「3ヶ月目:個性的な色柄オンリーでマーク数は少なめ」という流れになる傾向が強いです。

果たして今シーズンもそうでした。

ということはつまり、2024 Spring/Summerシーズンの3ヶ月目となる今月は「LOUD GARDENに集ってくださるエキサイティングライフを生きる皆さまのハートを強く揺さぶるに違いない新作素材」がたくさん入荷した!ということです。

しかも、2024 Spring/Summerシーズンの3ヶ月目は例年に比べて少し多め:32マークの入荷がありました。

「いつもの3ヶ月目」は25マーク前後なことが多いのでこれは嬉しい限りです。

見ていてワクワク感が高まる新作32マーク!

ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。

もちろん電話/e-mail/SNSでのご注文・お問い合わせも可能です。

その際には個別画像左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。

では、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

初日の今日ご紹介するのはLibertyの新作4マークです。

 

 

どれも華やかかつアーティスティックですごく素敵ですよね!

ちなみに、先月も書きましたが。。。

今シーズンのLiberty(の新作)は昨シーズン同様に過去最高レヴェルの充実度です。

こちらの4マークと先月入荷済の5マークは本当にどれも作ってみたくなる、ワクワク感が止まらない傑作ばかりです。

Libertyの人気柄は比較的完売するのが早いので「お!」とお思いになられた方は「善は急げ!」でお願いします。

続いて、全マークを「個別画像」で見ていきましょう!

が、その前に。

Libertyはリピートの大きいパターンが多いため、入荷したバンチブック用のカットサンプルだけだと全貌が分かりにくい、あるいは仕上がりをイメージしにくいという問題があります。

そこで、少しでも全貌を把握しやすいように、仕上がりをイメージしやすいようにカットサンプル画像の下にもうひとつ画像をおつけします。

これは1.5年くらい前でしょうか、最近導入された「バンチブックのカットサンプル裏に貼ってある品番シール横のQRコード」にスマートフォンをかざすと出てくる画像です。

QRコード自体は「通常コレクション」の全マークについています。

QRコードを取り込んで仕上がりのイメージを確認する作業はなかなか楽しいのでご来店の際にはぜひともスマートフォンをかざしてみてください!

 

オーダーメイドシャツ:¥20,900~

*昨日スタートしたOption free campaign for made-to-measure shirts対象です

*今回入荷した新作はすべて100% Cottonです

*今回入荷した新作はすべて(Libertyとしては)レアなmade in Italyです

*LOUD GARDENで取り扱っているLiberty FabricsコレクションはLiberty Londonが毎シーズンリリースする膨大なパターン/素材の中から選りすぐった素材のみをコンパイルしています

 

 

FM78288:Fiona Devaux

 

 

 

 

3種類のブルージェムストーン:サファイア・ラピス・トパーズが美しく輝く、まるで「宝石の庭」のようなFiona Devaux/フィオナドゥヴォーです。

小さな宝石の花々が一面に広がるカンバセーショナルなこのパターンは、ロシアルーツの宝飾品ブランドFabergé/ファベルジェのシークレットガーデンコレクションをインスピレーション源に水彩で複雑かつ繊細に描かれました。

パッと見だと「いかにもLibertyらしいフラワーモチーフプリント!」と思いがちなパターンながらよく見ると宝石で花が精緻に表現されている!

最高にクール&ロマンティックではないでしょうか。

カラーリングも抜群にキレイですよね。

ぜひとも淑女のお得意様にフェミニンなシャツやシャツワンピースを作って欲しいです!

紳士のお得意様には敢えてマスキュリン&ドレッシーなシャツを作って欲しいです!

 

 

FM78289:Periwinkle

 

 

 

1962年にLibertyがリリースしたアーカイヴパターンにインスパイアされたPeriwinkleです。

Periwinkleは日本でいうニチニチソウという花のことで、このパターンで描かれている5枚の花びらを持つ花がそのニチニチソウです。

かわいらしいですよね。

ニチニチソウのことはともかく。。。

手書きのデルフト陶器の様式美を彷彿とさせる「モノクロームの葉」と「グラフィカルなストライプの花びら」のハーモニーがモダンレトロな逸品だと思います。

ネイヴィブルーにもグレイにもブラウンにも合いそうなこのカラーリングですから、スーツやジャケットスタイルに合わせることを想定したドレスシャツを作っても間違いなく素敵だと思います。

それが証拠に、僕ならかなりクラシカルなドレスシャツを作ると思います。

例えば「ラウンドピンホールカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ ポケットレス仕様」といった感じです。

ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、カラー&カフスの裏面は別布専用コレクションのブルー系プリント素材にしたいです。

 

 

FM78290:Indigo Morris

 

 

 

William Morris/ウィリアムモリスが1876年に発表したブロックプリントの傑作インテリア用素材HoneysuckleをベースにしたIndigo Morrisです。

具体的には緻密なラインワークを際立たせる目的でHoneysuckleを丁寧に描きなおして再構築されました。

William Morrisの最も有名な作品のひとつであるHoneysuckleは、葉の茂った「蔓のトレリス」にパーロットチューリップとハニーサックルが美しくも複雑に織り込まれた優雅極まりないボタニカル柄です。

その進化版ともいえるこのIndigo Morrisは「モノクロームのレンズを通して見る」ことで、「よく知られた古典がさらにドラマチックな高みへと昇華されている」モダンクラシックな傑作です。

高貴にして力強い、そしてなんともいい薫りがしてきそうなパターンですね。

ドレスシャツを作ってももちろん素敵だとは思いますが、僕はこちらならロングシャツを作ってみたいです。

 

 

FM78291:Fruit Punch

 

 

 

1964年にLibertyのマートン工場で制作・印刷された甘く愛らしいこのFruit Punchには、ジューシーな夏のフルーツがたくさん描かれています。

具体的には、花、葉、ベリー、ブドウ、オレンジ、洋ナシなどが極めてカラフルに描かれています。

これらのカラフルなボタニカルデザインは1960年代の典型的なグラフィックプリントを彷彿とさせ、Libertyの繊細でポップな美学を感じさせます。

今回入荷した4マーク中で「最も今のLibertyらしい!」と思いきや1964年の作品、僕よりお年寄りとは。。。

エヴァーグリーンなデザインって本当に素晴らしいですね!

僕はこちらなら普段着使いできるスマートなシャツを作りたいです。

具体的には「ワンピースカッタウェイカラー + ミラノカフス + フレンチフロント(裏前立)+ ポケットレス仕様」といった感じでしょうか。

ボタンはマザーオブパールボタン、カラー&カフスの裏面はピンクの無地素材にしたいです。

 

以上です。

 

次回はRedaのベストセラーウォッシャブル100% Woolシリーズ:Activeをご紹介予定です。

乞うご期待ください!

 

 

 

20th. Apr. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



本日:4.19 Friスタート!:Option free campaign for made-to-measure shirts

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 4月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ オーダーシャツのOption free campaign開催中!

  ☑︎ リペア&リメイク一部再開しました

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  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

 

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  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons, Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

  ☑︎ vol.15: Smith Woollens

  ☑︎ vol.16: Holland & Sherry – Sherry Stretch –

  ☑︎ vol.17: Loro Piana

  ☑︎ vol.18: Ferla, Cerruti, Drago etc.

  ☑︎ vol.19: Novara, E.Thomas, Dondi, Kynoch etc.

  ☑︎ vol.20: Marlane, Angelico, Sondrio, Bonotto

 

 

 

昨日はリフレッシュできました。

ダラダラもできましたし、GGではかなり追い込めましたし、美味しいあれこれも食べられましたし満足です。

やはりお休みって大事ですね!

皆さんもどうぞ休養を十分に取ってエキサイティングライフを爆進なさってください。

リフレッシュといえば、先週末まで多くのファンが貧打を嘆いていた我がカープですが火曜日・水曜日の勝利でいつの間にか水曜日終了時点でセ・リーグトップタイの総得点となりました。

やっぱり打線は水物!といういうよりは対戦相手Bの四球と失策が大きかった2試合でしたが、2連勝&昨日おとといのお休みで打線が完全リフレッシュできていると嬉しい限りです。

投手陣は現状まあまあ(チーム防御率セ・リーグ4位)ですし、シート打撃に登板した常廣投手と日高投手・ブルペン入りを再開したハーン投手等々の「伸び代」もあります。

打線が上向けば大型連勝の可能性も出てきます!

という訳で、今日から始まるGとの3連戦@マツダスタジアムでの勝ち越し、あわよくば3連勝に期待したいです。

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「今日」といえば。

今日:4.19 Friから人気キャンペーン “Option free campaign for made-to-measure shirts” を正式開催します!

商況が厳しいので少しフライングして4.15 Monから先行受注を開始しましたが、残念なことに先行受注期間中のご注文は「0」でした。

辛い。。。

なので、月曜日に先行受注の告知をしたばかりですが、今日は再度「正式開催スタートの告知」をします。

具体的には ↓このようなキャンペーン↓ です!

 

—–

オーダーメイドシャツの有料オプションが「シャツ1枚につき合計3つまで無料になる」スペシャルキャンペーンを「4.19 Fri ~ 5.19 Sunの期間限定」で開催いたします。ぜひともこのとてもお得な機会にこだわりと遊び心を満載にした「世界で一枚だけのエキサイティングなシャツ」をオーダーくださいませ!

 

Made-to-measure shirt ▶︎▶︎▶︎ ¥13,200~

 

*2月・3月の2ヶ月で「合計約90マークの新作素材」が入荷いたしました!
*デビュー12周年を迎えるLoud Girlコレクションは「現在残っている9マークが完売次第終了」です!
*お電話、e-mail、SNSのメッセージ、video電話等でのご注文・ご予約・お問い合わせも承っております
*Women’sシャツ・Kids’シャツ・オーヴァーシャツも対象です(下記オプションの一部はMen’sシャツ専用になります)
*「通常コレクションではないインポートコレクション」や「お持ち込み着分」等の一部素材は対象外です
*共地マスク·デタッチャブルカラー·本前立·後ろ身頃ニット切り替え等の一部オプションは対象外です
*シャツワンピース・シャツジャケット・サファリジャケット・カヴァーオールジャケット等の一部アイテムは対象外です

 

<キャンペーン対象オプション一覧>

  •  ☑︎ ピンタック:¥4,400
  •  ☑︎ ハンドスティッチ(カラー&カフス):¥2,750
  •  ☑︎ ビッグ/トールサイズ:¥2,200
  •  ☑︎ エポーレット:¥1,650
  •  ☑︎ シャツ地/ゴムカフリンクス:¥1,320
  •  ☑︎ 別布カラー&カフス/クレリック:¥1,100
  •  *Liberty素材使用の場合は¥2,200
  •  ☑︎ 別布ライニング:¥1,100
  •  *Liberty素材使用の場合は¥2,200
  •  ☑︎ 共地脇ピース:¥1,100
  •  ☑︎ スキッパー/イタリアンカラー:¥1,100
  •  ☑︎ ワンポイント刺繍:¥1,100
  •  ☑︎ 共地ポケットスクウェア/チーフ:¥1,100
  •  ☑︎ フラップ付きポケット:¥550~
  •  ☑︎ 両(左右)ポケット:¥550~
  •  ☑︎ ネーム刺繍:¥550~  
  •  ☑︎ 白蝶貝/高瀬貝/茶蝶貝/黒蝶貝ボタン:¥550~
  •  ☑︎ スプリットヨーク:¥550
  •  ☑︎ フレンチカフス/ターンナップカフス:¥550
  •  ☑︎ フライフロント:¥550
  •  ☑︎ カラーボタンホール:¥550
  •  ☑︎ カラーボタンつけ糸:¥550                and more

—–

 

個性的なディテイルに初挑戦するのに。

超スーパーOne of a kindなシャツを作るのに。

パッと見はクラシカルでも見えない部分にこだわりと遊び心が満ち溢れたシャツを作るのに。

これ以上にないキャンペーンです。

今日入荷予定の新作素材もいきなりキャンペーン対象です!

ぜひともよろしくお願いいたします。

 

 

 

今回作ったA4サイズのフライヤー/ダイレクトメールことThe Loudest Voice 36.5の表面です。

 

 

手前味噌ながら、素材の撮影方法やレイアウトを工夫した結果、過去に作った当キャンペーンの告知フライヤー/ダイレクトメール中で最も優れた紙面に仕上がったと思います!

こちらは「ご住所をいただいていて」「ダイレクトメールご送付OKの意思表示をしていただいていて」「最近もご縁がある」お得意様皆さまには既に発送済みです。

今までハガキ大のダイレクトメール以外はヤマト運輸さんのDM便を利用していましたが、前回から日本郵便さんの定形外郵便で出すことにしました。

なので、既に発送した全フライヤーが到着済みだと想像しています。

また、裏面・宛名面には本キャンペーンのご説明とその他のお得情報等々が所狭しと紙面を飾っております。

つきましては、「ぜひともゴミ箱に直行させず」に目を通してやってくださいませ。

なお、宛名管理ソフトのアップグレードをしたり、スタッフが変わったりしたためお送りすべきお得意様にご送付できていない/名簿からデータが失われてしまったケースが稀に発生しているようです。

それから、「ここしばらくご縁がないお客様にお送りするのもご迷惑かな?」と思い送付を止めたお客様もたくさんいらっしゃいます。

もしも「あれ、最近届いていないな。欲しいんだけどな」という方がいらっしゃいましたらご一報ください。

すぐに登録をし直して次回以降必ずご送付します!

 

 

ちなみにですが、キャンペーン中に例えば僕が作ったこのシャツと同じ仕様でご注文いただくと。。。

 

 

 

 

  •  ☑︎ 別布ライニング:¥1,100
  •  ☑︎ クラウン刺繍:¥1,100
  •  ☑︎ マザーオブパール(白蝶貝)ボタン:¥1,100

 

上記の合計¥3,300分のオプションアップチャージが無料になります!

CD1枚を購入してもおちりが出ますよね。

お得です。

ちなみにこのシャツは他にもフライフロント:¥550やスプリットヨーク:¥550といったオプションも付いています。

そういった場合は単価が高い順番に3オプションを無料にします。

つまり、4つ目以降の単価が低いオプションをお客様にご負担いただきます。

 

 

あるいは、キャンペーン中に例えばこのシャツをご注文いただくと。。。

 

 

 

  •  ☑︎ Liberty素材のカラー&カフス:¥2,200
  •  ☑︎ スキッパーカラー:¥1,100
  •  ☑︎ スプリットヨーク:¥550

 

上記の合計¥3,850分のオプションアップチャージが無料になります!

ちょっとした贅沢ランチに行けますよね。

 

かくかくしかじかで、こだわりや遊び心を満載にしたOne of a kindな1枚がかなりお得にご注文いただけるOption free campaign for made-to-measure shirts!

一喜一憂するのが小売店というモノですが。。。

この4月の苦境には正直かなり落ち込んでおります。。。

なので、このキャンペーンは「絶対に成功させたい!」、いや「絶対に成功させなければ!」とかなりの気合いを入れております。

それゆえに今までより約10日間程度も長い会期設定をしました。

つきましては、どうぞご注文をよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

19th. Apr. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



New bunch book collection for 2024 Spring/Summer, vol.20: Marlane, Angelico, Sondrio, Bonotto

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 4月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ オーダーシャツのOption free campaign開催中!

  ☑︎ リペア&リメイク一部再開しました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

 

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  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons, Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

  ☑︎ vol.15: Smith Woollens

  ☑︎ vol.16: Holland & Sherry – Sherry Stretch –

  ☑︎ vol.17: Loro Piana

  ☑︎ vol.18: Ferla, Cerruti, Drago etc.

  ☑︎ vol.19: Novara, E.Thomas, Dondi, Kynoch etc.

 

 

 

Gとの3連戦@東京ドームに3連敗したことで単独最下位に転落したカープです。

カープも調子が悪いし、昨日も書いた通りLOUD GARDENも調子が悪い。。。

泣きたいけれど、昨日は2017年にご注文いただいたコートのリピートオーダーが入ったりと朗報もありました。

こうなれば!

今が底だと開き直って、ここからなんとか巻き返をはかって、いい状態で鯉のぼりの季節を迎えたいです!

はい、カープもLOUD GARDENもです。

そのカープですが、今日からBとの2連戦@マツダスタジアムを闘います。

前回は度会選手にやられましたからね。

今回は投手陣が度会選手を沈黙させると同時に打線が奮起して勝利をモノにして欲しいです。

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「2」といえば。

今日は2日振りに新作バンチブックをご紹介します。

日曜日の晩に期待の大型新スタッフ竹林君とこの難局を乗り越えるためのミーティングを行いました。

とても楽しい企画が生まれましたし、新たな認知度向上作戦のアイディアも出ました。

が、しかし、それらをやり抜くことの重要度がすごく高い一方で、「今できることに丁寧かつ全力かつ高精度かつ昨年/昨シーズン/昨月よりも熱く取り組む!」ことの優先度が何よりも高いという意識の共有もできました。

その一環として昨日はあれこれ店内で作業をやりました。

おとといよりもきれいになったし、すっきりしたし、もしあったとすれば邪気を追い出すこともできたんじゃないかな?と思います。

加えて、フライングで先行受注をスタートさせた “Option free campaign for made-to-measure shirts” の告知フライヤーにメッセージを添えて投函したり、新作バンチブックご紹介の準備に勤しんだりもしました。

今日は数日前から別のもう少し簡易なネタを考えていたのですが、やっぱり今最も大事なのは新作素材のご紹介だろう!と思ったのと昨日のうちに準備に勤しむことができたので2日振りに新作バンチブックをご紹介することにしました。

もうすぐオーダーメイドシャツ用の新作素材も入荷しますからね。

その前に20回目を終わらせておかないと!

という訳で、今日も熱く丁寧に新作バンチブックを全マークご紹介します。

20回目の今日は、おとといの最後で予告した通りもう1冊あるJacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)コレクション!

ではなく、予定を変更してイタリアンミルのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)がコンパイルされたバンチブック:Italian Contemporaryにしました。

2日前にご紹介したJacketingのバンチブックにもコンパイルされていたMarlaneやAngericoのSuitingが今日ご紹介するパンツブックのメインなので「流れ」を考えて変更しました!

全体的にナイスな仕上がりですが、特にMarlaneの進化と深化は白眉です。

ご来店の際にはぜひともじっくりご堪能ください。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

 

 

高級感あふれるディープグリーンのカヴァーに負けず劣らずなシック&エレガント&リッチなコレクション仕上がっています。

Marlane、Angelico、Sondrio、Bonottoともにプライスが比較的控えめ(D〜Fランク)というのも嬉しい限りです。

いつものようにまずは魂を込めて全マークをご紹介して最後に「僕のBestセレクション」をご紹介します。

もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「Extender “4 Seasons” のストライプ上から4番目をもう少し全体像が分かりやすい画像で見てみたい」とか「これに近いチェックでmade in Englandの素材はある?」とか「良さそうなのでこれで前回と同じボトムスを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けください。

まずはMalraneからご紹介しましょう!

 

 

Marlane 5-1: Alpinist “Extra Move”

 

 

「アルプスの麓に広がる雄大な自然をイメージした美しいナチュラルカラー」を揃えたAlpinistラインのExtra Moveです。

Extra Moveはひとつ下で出てくる「Marlane近年のスマッシュヒットラインExtender」よりも強力な、驚くほどのストレッチ性を誇ります。

また、Extra MoveはExtenderのように他の機能こそ兼ね備えていませんが、Extenderよりも細番手原料を使用することで驚異的なストレッチ性とともに上質なウールが持つしなやかさと美しさを追求しているという特徴も持ちます。

加えて、この5マークは「Alpinistラインならではのモダンかつオーガニックなカラーリング」という見逃せないカラーリングも誇ります。

きっとクラシカルなスーツスタイルに新鮮さや優しさ、温もりを加えてくれることでしょう!

具体的な品質は100% Super 100’s wool(260g/m)です。

左からダークグリーン、ライトグリーン、オレンジ、テラコッタ、ネイヴィブルー、このコレクションは全マークがイチオシです!

だって。。。

他のバンチブックではなかなか見つからないような優しくてキレイなカラーばかりなんですもの!

このカラーですからスーツはもちろんボトムス単品を作っても素敵でしょうね。

2日前にも書きましたがMarlaneとはこのようなミルです。

—–

Marlane(マルラーネと読みます)は1952年創業のMarzottoグループに属する中高級テキスタイルメーカーです。

イタリアのビエラ地方にコントロールオフィスを持ち、Marzotto本体とは一線を画し同じく傘下のGuabelloやSondrioとともに独立運営されています。

上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いを特徴に持つSuper 100’S〜120’SのウーステッドSuitingが主戦力ですが、昨今では強力なストレッチ素材やエコフレンドリー素材といった今日的な素材も多く手がけています。

比較的リーズナブルなプライスも魅力のひとつです。

—–

 

 

Marlane 5-2: Extender “4 Seasons”

 

 

 

 

“Power Stretch” と自称するほど驚異的なストレッチ性を持った100% Wool素材、「素晴らしく快適な着用感」と「天然繊維にしか出せない上品な風合い」を併せ持ったMalraneのスマッシュヒットライン:Extender “4 Seasons” です。

が、Extenderの魅力は高いストレッチ性だけではありません。

抗シワ機能、撥水機能も兼ね備えているのです!

加えて、ご覧の通りパッと見だと高い機能性を感じさせないリッチ感あふれるルックスも併せ持っています!

コロナ禍が収束してから1年、ご出張などがコロナ禍前に戻っている方がほとんどかと思います。

そんな方にぜひともオススメしたい至極優秀な素材です。

品質は100% Super 100’s wool(260~270g/m)です。

クリアカットのツイル(綾織)組織でウエイトが260~270g/m(←260g/mの素材と270g/mの素材が混在しています)ですからシーズンカヴァー率はかなり高めです。

具体的にはヨーロッパならFour seasons、日本だと盛夏を除くオールシーズン的なボディです。

Extenderは、昨シーズンも昨年もほぼ全マークが早期に完売しました。

その人気も納得の素晴らしい逸品です。

という訳で、気になる方はぜひともお早めにお願いします!

上:モダンクラシックなチェック4マークです。

中:これまたモダンクラシックなストライプ8マークです。

下:イタリアンミルらしい繊細なカラーリングが魅力の無地系/無地7マークです。

 

 

Marlane 5-3: Sartorial “Wool Canvas”

 

 

とても面白い発想のWool Canvasというボディです。

CanvasといえばCotton!という印象ですが、確かにWoolでもあり得ますよね。

ある意味でMarlaneらしくない、極めてクラシカルでブリティッシュテイストが強めの佇まいがとってもいいと思います!

そして、コロニアルテイストを感じさせるカラー展開もナイスではないでしょうか?

そしてそして、こう見えてナチュラルストレッチ機能が付加されているのも嬉しい限りです!

*Extra MoveやExtenderよりもストレッチ性は低いです

品質は100% Wool(270g/m)です。

 

 

Marlane 5-4: Prominent “Summer Comfort”

 

 

 

 

Summer Comfortはこれからの季節にぴったりな「軽快で清涼感あふれるトロピカル(平織)組織の文字通りSummer Confortなモダンクラシックボディ」です。

品質は100% Wool(220g/m)です。

「220g/mというかなりのライトウエイト」と「強めに撚った糸を使用して織り上げたことによる確かなハリコシと仕立て映え」、そして『「シックでありながらも地味になり過ぎない」「洗練されていながらも派手とは縁遠い」ジェントルマンが夏に着るスーツに申し分のない色柄』が魅力の見事なコレクションです。

上:イタリアンミルらしい粋さを感じさせるカラーリングが特徴のチェック9マークです。

中:かなり渋めなテイストがとてもカッコいいストライプ7マーク(下2マークはシャドウストライプ)です。

下:完全な無地9マークです。

 

 

Marlane 5-5: Summer Breeze Suit

 

 

絶妙なカジュアルテイストとスタイリッシュなモダンレトロテイストが堪らないニューボディ:Summer Breeze Suitです。

品質は43% Cotton + 26% Wool + 18% Viscose + 11% Linen + 2% Polyurethane(220g/m)です。

かなりしっかりした素材感を彷彿とさせる「顔」ながら、実はとってもライトウエイトかつソフトな仕上がりなのも面白いです。

いやはや。。。

これは素晴らしいニューボディの登場です!

そして。。。

上記の通りこのボディは「5者混」な訳ですが、これがまたすごく「意味のある5者混」な気がします。

—–

  •  ☑︎ Cottonならではの野趣味
  •  ☑︎ Linen特有のかすれた表情
  •  ☑︎ 細番手Wool由来のドレープ性
  •  ☑︎ Viscoseが表現したシルキーなタッチ
  •  ☑︎ Polyurethaneが実現した強力なストレッチ性

—–

5者の個性が高次元で見事な化学反応を起こしています。

極めて合理的な5者混だと思います!

また、かように「表情のある素材」は欧米を中心に人気が高まっています。

1着あるいは2着作っておけば、オフにも使えるスーツやセットアップとしてワードローブに豊かな彩りを加えてくれるに違いありません!

大オススメのニューボディです。

 

 

Angelico 1-1: Wool Blend Seersucker

 

 

クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoのWool Blend Seersuckerです。

品質はいずれも60% Wool + 40% Cotton(220g/m)です。

クラシカルなシアサッカーといえば100% Cottonですが、最近ではより通気性に優れた100% WoolのSeersuckerもしばしば目にします。

が、Wool + Cottonは結構珍しいと思います。

両者の良いどころ取りをしたかのようなリラックスムードとエレガントな質感が絶妙なハーモニーを奏でている新感覚のSeersucker、夏向けのカジュアルジャケット/スーツに絶対のオススメです。

ちなみに、何度もこのDiaryでは書いていますが。。。

Seersuckerとは「しじら(縞状のしぼ)」の入った織物のことです。

もう少し具体的に書くと、「波状の凹凸のある部分」と「平らな部分」を交互に表現することで縦方向に縞状のしぼを走らせた織物のことです。

このしじらにより肌への接地面積が少なくなること、つまり「肌へのベトつきが少なくなり」「通気性に富み」「さらっとした肌触りに恵まれる」ことこそがSeersuckerの真髄です。

毎年さまざまな高機能素材がリリースされる昨今ですが、Linenとともに100年以上に渡って「メンズファッションにおけるSpring/Summerシーズン向け素材の代名詞的存在」として君臨し続けているSeersuckerこそが現代のSpring/Summerシーズンにおいても「本命」なのかもしれません。

加えて、Seersuckerは「しじらによってシワになりにくい/元からシワ(というかしぼ)があるので仮にシワになっても目立ちにくい」「見た目にも涼しげである」「色鮮やかなストライプやチェックも存在する」といった魅力も併せ持っています。

また、日本ではシンプルに「サッカー」と表現されることも少なくありません。

Seersuckerの主な品質は100% Cottonで、我々はウールやシルクで作られたSeersuckerを便宜上「ウールサッカー」「シルクサッカー」などと呼ぶことが多いです。

ということは、こちらなら「ウールコットンサッカー」あるいは「綿麻サッカー」と呼ぶのが日本風でしょうか?

おとといもこのDiaryを見てくださった皆さんの中には「あれ?既視感。。。」と思いになる方もいらっしゃると思います。

はい、おとといご紹介したバンチブックにコンパイルされている4マークと同じボディです。

そして、下3マークはその4マークと被っています。

なので既視感があるのも当然かもしれません。

ですが、ということは、上3マークは被っていませんので念のために全マークご紹介しました。

いずれにしてもすごく優秀なSeersuckerだと思います!

昨日ご来店くださったお得意様も上から3番目のネイヴィブルーでスリーピーススーツをご検討中です。

 

 

Sondrio 1-1

 

 

こちらもおとといご紹介したバンチブックと被っています!

こちらはAngelicoと異なり全マークが「被り」です。

が、せっかくですから「復習」を兼ねてご紹介します。

ナイスコレクションですしね。

では、改めて!

数多くのメゾンブランドが顧客でもあるイタリアを代表する名門コットンメーカーSondrioのクリエイティヴな無地コレクションです。

いずれもSondrioらしいナイス素材ばかり!

ですが、実はこの7マークは少々個性が異なる2つのボディから構成されています。

上3マークはRoyal Partyと名付けられた高密度サテン(朱子織)の100% Cotton(460g/m)です。

芯がありながらもなめらかな風合いを誇る上品なボディです。

上から4番目から7番目は気品あふれるルックスのボディにコロニアルなテイストのカラーを揃えたSartorial Cotton & Linenです。

品質は55% Cotton + 45% Linen(360g/m)、Linen由来の野趣味とカジュアル感、強い打ち込み由来のヴィンテージタッチが白眉です。

*おとといご紹介したバンチブックにはコンパイルされていたParadeはこちらのバンチブックにはコンパイルされていません

 

 

Bonotto 1-1

 

 

1972年に創設され、現在はErmenegildo Zegnaグループ傘下に入っているヴィチェンツァ州モルヴェーナのイタリアンミルBonotto(ボノットと読みます)はグループ内でも特にトレンド感のある洗練されたコレクションを展開していることで知られています。

それが証拠にパリで行われている世界最大の素材展:Première Vision/プルミエールヴィジョンでは毎回行列ができるほど大きな注目を集めているそうです。

Première Vision。。。

もう20年以上行っていないですけれど、またいつか行ってみたいですね〜。

それはともかく、こちらの2マークはGOTS認証を受けている正真正銘のオーガニックコットンを使用した無地です。

カラーはもちろん、組織がここ最近トレンドに浮上しているサテンというのがいいですよね!

「オーガニックコットンの柔らかさとカジュアル感」と「サテンならではの美しい光沢と」が見事なハーモニーを奏でている逸品だと思います。

具体的な品質は98% Cotton + 2% Polyurethane(270g/m)です。

こちらも、Polyurethane混紡のためかなりのストレッチ性を誇ります。

僕は。。。

上のイエローでジャケット + ボトムスのセットアップを作りたいです。

このバンチブックの全貌ご紹介は以上です。

ご覧の通りストレッチ素材がかなり多いバンチブックです。

ストレッチ性は。。。

静止画像でお伝えすることは不可能です。

つきましては、ご来店の際にバンバン引っ張ってストレッチ性をお確かめください!

それでは、これまでと同じように、冒頭から全マークをご紹介したので最後に「僕のBestセレクション5」を披露します。

 

 

MarlaneのExtender “4 Seasons”からはこちらのチェックをセレクトしました。

 

 

上述の通りスーパーに高い機能性を誇るExtenderですから、ぜひとも出張や旅行にも持っていきたいです!

ということは、ジャケットとボトムスをセパレートしてもスタイリッシュにキマる色柄がいいだろうと思いこちらをセレクトしました。

僕はこちらならタイトフィットなダブルブレステッドスーツを作りたいですね。

ボタンはブルーに染めたマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、ライニングはブルー系の華やかなプリント素材にしたいです。

そして。

ジャケット単体で使う場合はボトムスをブルー無地にしたいです。

ボトムス単体で使う場合はジャケットをブルー無地にしたいです。

また、スーツで着る時もジャケット/ボトムスを単体で使う時もVゾーンと足元はブルーでまとめたいです。

最高に「使えるトラヴェルスーツ」になりそうです!

 

 

MarlaneのProminent “Summer Comfort”からはこちらのチェックをセレクトしました。

 

 

こちらはですね。

バンチブックが届いて、まずパラパラパラッと全体をチェックした際に「おお!いいなこれ!」と真っ先に思ったチェックです。

まずはベースとなっているグレイのトーンが好きです。

そして、ベース部分でグレイグラデーションのチェックを表現しているさりげなさが好きです。

そしてそして、もちろんこの素材の最も力強いポイントであるブルーグラデーションのダブルウインドウペーンが好きです。

問答無用にカッコいい素材ですよね!

Marlaneですから、この素材にストレッチ機能と撥水機能が付加されていたら更にサイコーなのですが。。。

まあ、Summer Comfortは機能よりも軽快さと清涼感を優先したボディなのでこれが正解なのかもしれません!

僕はこちらならヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツを作ってみたいです!

具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。

ボタンはネイヴィブルーに染め上げたmade in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはブルー系の華やかなプリント素材にしたいですね。

 

 

MarlaneのSummer Breeze Suitからはこちらのストライプをセレクトしました。

 

 

Summer Breeze Suitは4マークともサイコーにナイスなのでかなり悩みました。

が、このストライプが最も光り輝いて見えました!

「合理的な5者混」ならではの傑作ボディもさることながら、かすれストライプのかすれ具合(の強さ)とアクセントカラーのレッド?テラコッタ?がいいですよね!

本当に素敵な素材だと思います。

もちろんスーツで作るべき素材ですが、ジャケットとボトムをセパレートして着ても間違いなくスタイリッシュだと思います。

僕はこちらでもヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツを作ってみたいです!

 

 

Angelicoからはこちらのストライプをセレクトしました。

 

 

おとといは惜しくも選外となりましたが今日はこちらをセレクトしました!

実はおとといも「このストライプもすごくいいよな〜」とかなり悩んだのです。

「Seersuckerボディとピッタリなナチュラルなカラーリング」と「Seersuckerには珍しいワイド巾:2.5cm巾のバンカーストライプ」が見事なハーモニーを奏でた傑作素材だと思います。

すごく作ってみたいです!

ミリタリーテイストあふれるダブルブレステット8ボタンのスーツか超リラックスムードのビッグシルエットなシングルブレステッドスーツが作りたいです。

 

 

Sondrioからはこちらのレッドをセレクトしました。

 

 

この絶妙なトーンよ!

最高です!!

僕はこちらなら最近お気に入りの「ワイド巾ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」デザインのスリーピーススーツを作ってみたいです。

きっとすごくセクシー&ダンディな1着に仕上がると思います!

 

以上です。

 

次回はVBCにするか1冊残っているJacketingにするか考え中です!

いずれにしても近いうちにまたご紹介するつもりでいます。

乞うご期待ください。

 

 

 

16th. Apr. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



リペア&リメイク:少しずつ承り再開中です

Hiroshima Carp / Loud Garden / Repair & Remake / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 4月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクは一時休止中です

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:Reversible coat

 

New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.2: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.3: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.4: Maurizio 2-1

  ☑︎ vol.5: Maurizio 2-2

  ☑︎ vol.6: Strona

  ☑︎ vol.7: Holland & Sherry – Oceania –

  ☑︎ vol.8: Holland & Sherry – Crispaire –

  ☑︎ vol.9: Holland & Sherry – Azure –

  ☑︎ vol.10: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.11: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.12: Martin Sons & Co., Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.13: Dormeuil, William Halstead etc.

  ☑︎ vol.14: Woodhead, John Foster

  ☑︎ vol.15: Smith Woollens

  ☑︎ vol.16: Holland & Sherry – Sherry Stretch –

  ☑︎ vol.17: Loro Piana

  ☑︎ vol.18: Ferla, Cerruti, Drago etc.

 

 

 

昨日もまたすごく久し振りのお得意様がご来店くださいました。

ありがたい限りです。

結局昨日最終日だったキャンペーンは「目標まで残り1枚(あるいは1本)」の状態で終了となり少々残念でしたが、最後に盛り返せましたし、会期中に嬉しい再会がたくさんありましたし、未達のため次回のキャンペーンにより一層気合も入りましたし悪くない約20日間でした。

ご注文くださった皆さまにこの場を借りて改めて心よりの御礼を申し上げます。

カープも久し振りに点を取り、連敗を4(甲子園での連敗を11)で止めましたし昨日はまあまあいい気分で就寝できました。

こうなればぜひとも連勝をして明日からまた元気いっぱいで営業できるエナジーを投入して欲しいですね!

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「久し振り」といえば。

昨年末からリペア&リメイクの承りを再度休止していました。

思い返せば、2022年だったでしょうか?

「リペア/リメイクの承り」と「リペア工房とのやり取り」がかなりの負担になってしまい、本業であるご注文品の承りに悪影響を及ぼしかねないと感じたため思い切ってお休みすることにしたんですよね。

加えて、意外とリペア/リメイクのご依頼ほど「納期をいただけない」「急かされる」「お安くして欲しいというご意向が強い」ケースが多いのもお休みした理由のひとつでした。

手を加えながら愛着のあるアイテムを長く着ることにロマンを感じることは変わらないのですが、そしてあの状態に陥ってしまったのはひとえに僕たち(というか僕)の力不足に尽きるのですが、この時代にサヴァイヴし続けるのに最も大事なのは「本業」なのも事実です。

面目ありませんが、どうか何卒ご理解して欲しい!という状況でお休みしました。

そして、昨年10月に承りを再開したところすぐにまたパンク、年末に再度承りを休止しました。

「諸般の事情」が多過ぎて比較的簡単なリペア/リメイクでも1ヶ月程度がかかる、場合によっては3ヶ月、いや6ヶ月以上かかる場合もあるといったことがその理由でした。

例えばここ1年余りでも、縫製工房がリペア/リメイク対応をやめてしまったり、裏地交換を得意としていた職人が廃業をしてしまったり、メインで依頼している信頼できるリペア工房の基本工賃が2度上がると同時に基本納期が伸びてしまったり。。。

が、お問合せが増えてきたのと、徐々に状況が整いつつあるのとで先月から少しずつ承りを再開しています。

お手元にリペア/リメイクを施したいアイテムがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。

なお、再開に際しては以下お見知りおきくだい。

 

—–

  •  ① リペア/リメイクはLOUD GARDENでご購入いただいたアイテムのみ承りを再開いたします
  •  ② 納期は仮に同じ内容のリペア/リメイクでもその時によって変わります
  •  ③ 基本的に急ぎは承りませんがどうしてもという場合は「特急料金」をいただきます
  •  ④ 以前と同じ内容のリペア/リメイクでも金額は必ずしも同じではありません
  •  ⑤ 複雑なリペア/リメイクのお見積りは有料で承ります
  •  ⑥ お見積り依頼を含めてリペア/リメイクはすべて店頭で承ります(お電話やe-mail等でのご相談は承っておりません)
  •  ⑦ クリーニング後かつクリーニングタグがついていないアイテムは承れません

—–

 

以上です。

①は「ご依頼数をいきなり増やすのは不可能なので極力少ない量から再開したいため」と「LOUD GARDEN以外の店舗でご購入なさったアイテムだと構造を理解するために時間がかかったりするケースがあるため」の措置です。

②と③は、要するに「その時の仕事量で納期は変わってきます」「基本的に急ぎは承れない」ということです。

2年以上前の話ですが「リペア/リメイク(お直し)の承り休止」を決断する前にとあるご依頼を承りました。

そこまで難しくない内容でしたが「1週間で仕上げて欲しい」というご要望でした。

お困りの様子だったので承ったのですが、僕らが持っているどのコネクションでも1週間は無理でした。

そこで、街のお直し屋さんに相談しました。

すると「特急料金」込みで通常の4倍近い工賃が取られました。

世の中、あらゆる業界でこのようになりつつありますよね。

もちろん我々が4倍もいただくことはありませんが、大急ぎの場合は倍くらいの料金がかかるとご理解ください。

もちろん「基本的に急ぎは承れない」というのが大原則・前提です。

④はどこの業界も同じかと思います。

リペア工房の基本料金・集荷料金(←そもそもコロナ禍前は集荷料金自体がありませんでした)は上がる一方です。

⑤は上記した集荷料金と関わるのですが、リペア工房に見てもらうために集荷依頼するとそれだけで集荷料金がかかります。

その集荷料金分と若干の手間賃をご負担いただきます。

僕が判断できる内容の場合は(リペア工房に送る必要がないため)いただきません。

⑥はお電話やe-mailやSNSだと、あれこれやり取りした後で結局「お持ちください」となるためです。

正直、その時間は省略したいです、すみません汗。。。

⑦は以前からお願いしていた通り、リペア工房からの要望を受けてです。

「仮にキレイでもクリーニングタグがついていないアイテム」「クリーニングタグがついていてもどう見てもキレイではないアイテム」は承れません。

もしもクリーニングタグなしで承ったもののリペア工房が「お約束と違うのでお断りします」と返してきた場合にも当然集荷料金はかかります。

この集荷料金を誰が負担するのか?という問題も起こり得ますので徹底させてもらいます。

以上です。

なんだか、高いハードルを設定しているようにお感じかもしれませんが「こうでもしないと再開できない実情」をお酌みいただければ幸いです。

何せ、F君退社以降「オーダーメイド受注とリペア/リメイク(お直し)受注は完全に僕のワンオペレーション」になっているので、以前のようにあれもこれもお持ちいただくと1年待ちとかになり兼ねませんから汗

どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

本格再開、つまり他社様のアイテムも承れる状況になるのはまだ先になりそうです。

期待の大型新スタッフ竹林君もまずは本業:オーダーメイド受注を先にマスターしてもらいますので、リペア/リメイクはどうしても後回しになってしまいます。。。

 

 

 

では、最近やったリメイクワークをご紹介します!

 

 

以前にお作りしたボトムスにお仕事で使う塗料がついてしまいどうしても落ちないということで、大胆なパッチワーク加工をして隠しました。

生まれ変わりました!

すごくいい感じですよね。

一部は切りっぱなしにしているので経年変化でより一層カッコよく「育つ」と思います!

こちらですが、完成まで1ヶ月ほどいただきました。

リペア/リメイク代金は¥15,000ほどです。

残布を集めて、あれこれ置いて配置と構図を決めて、間違いのないようにきっちりと指図書を作って、集荷に来てもらって、一度前身頃と後ろ身頃を外してからリメイクをして、届けてもらう。

これで「¥15,000はかなりお安い!」と思います。

考えてみれば、前身頃と後ろ身頃を外すということはつまり渡り巾・膝巾・裾巾調整(= ¥8,000前後)と同じ工程を行う訳です。

その上でこれだけの加工をしているのですから安い!

*残布を使用しない場合は倍以上になります

いらっしゃらないと思いますが、もしもこの代金を「高いなぁ」とお思いの方がいらっしゃいましたら、生意気の申すようですがリペア/リメイクはLOUD GARDENにご依頼なさらない方がいいかもしれません。

 

 

 

11th. Apr. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



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