そういえば、木曜日に渋谷のTower Recordsに行ってきました。
発売の3ヶ月以上前から予約をしていたにも関わらず発売後1.5ヶ月が過ぎても届かないTHE WATERBOYSの新譜Life, Death And Dennis Hopperが売っていないかの確認でした。
a社でもずっと「一時的に在庫切れ」なので買えないんです泣。
僕は音楽のサブスクリプションをやらない主義なので「音源が入手できない = 聴けない」なんですよね。。。
いや、正確にはTHE WATRRBOYSのYouTubeチャンネルで全曲聴けるのですが、やっぱりYouTubeでは物足りないんです。
なので、渋谷に出たこともありTower Recordsに行った訳ですがやっぱり売っていませんでした。
残念!
それはともかく、RockはJazzやR&Bと同じ7Fに移ったんですね。
何年も行っていないから知りませんでした。
以前は1フロアを占めていたのでちょっと寂しい感じがしました。
まあ、CDが売れない時代ですし仕方がないですね〜。
平日の15:00前後だったとはいえお客もほとんどいませんでしたし。。。
が、アナログレコードフロア:6Fはかなり盛況でした!
熱心に見ている外人の方もたくさんいましたね。
時代に対応すべく奮闘している姿を見てすごく嬉しい気持ちになり大いに元気をもらいました!
あの地でまだまだ頑張って欲しいですね!
僕ももっともっと頑張らねば!!!
Go! TOWER RECORDS!Go!
LOUD GARDEN!
ところで。
「3」といえば。
今日は3日振りに新作バンチブックをご紹介します。
24回目の今日は前回の最後で予告した通りUKミル/ブランドのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)コレクションです。
具体的には、WoodheadとJohn FosterのSuitingが合計58マークがコンパイルされているバンチブックです。
7回目同様に「UKメイドの極上Suitingだけがコンパイルされているバンチブック」とはいえ「かぶり」は一切ありません。
また、ヴァラエティに富んでいた7回目とは異なりほとんど全マークがヴェリーブリティッシュ&クラシックなボディおよび色柄です。
つきましては、「今回はUK素材で作りたいな」というイメージでご来店の際にはぜひと2冊ともチェックをしてください。
いや。。。
2冊だけではダメでした汗!
ぜひ2冊に加えてSmith WoollensのAbacusやHolland & SherryのBespoke #31やDarrow Daleといった新作バンチブックとHarrisonsの定番バンチブック等々もチェックをしてください。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っています。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡ください。
より精度の高い画像や動画をお送りするなどご来店なしでもご注文いただけるように工夫をします。
では、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

「(John Fosterには及ばないものの)100年を超える歴史を持つ老舗マーチャントAlfred BrownがプロデュースするブランドWoodhead」と「200年以上の歴史を誇るUKを代表するミルJohn Foster」の新作Suiting(および定番Suiting)がコンパイルされたバンチブックです。
まずは「中身」をご紹介する前にWoodheadとJohn Fosterについてご説明します。
Alfred Brown(Woodhead)は ↓このようなマーチャント↓ です。
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1915年にEngland中北部West Yorkshire州最大の都市Leedsにオフィスを開業することでAlfred Brownの歴史は幕を開けます。
開業時はBrowns & Sonsという名前でスタート、現在のAlfred Brownに社名が変わったのは1955年のことです。
主たるコレクションはMen’s向けのSuitingとJacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)で、現代的なエッセンスを的確に反映させたUKクラシックスタイルがその特徴です。
コストパフォーマンスの高さと規模の大きさ(年間生産高は100万メートルを超えます)に加えてストックサービスも充実していることから、UK内ではMarks & SpencerやNextといった大手チェーンからSavile Rowのテイラー、著名UKブランドまで引く手数多、知名度の高さは相当のものがあります。
フットボール(サッカー)England代表チームのオフィシャルスーツやオリンピックUK代表チームのオフィシャルスーツに素材を供給したり、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ魔法魔術学校(のクローク)にAlfred Brown社製の素材が使われたことがあるのはその分かりやすい証左かもしれません。
Alfred Brownは現在、Alfred Brown、Empire Mills、Woodheadの3ブランド展開をしています。
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以上です。
John Fosterは ↓このようなミル↓ です。
—–
1819年にWest Yorkshire州BradfordのQueensburyにおいて21歳のJohn Fosterが毛織物商を営み始めたのがJohn Fosterの原点です。
Bradfordに牧場を持つ農夫の息子だった彼は成人するとBradford郊外にあるQueensburyの地主の娘と結婚します。
そして、「後にBlack Dyke Mills(John Fosterの自社工場)を建てる場所」に存在した倉庫で毛織物商を始めます。
地元で紡績された上質な糸を仕入れて卸販売をするという形態から始めて順調に規模を拡大、間もなく自社の製織工場を設立するに至ります。
その後も成長を続け、1843年には自社工場に約500台もの織機を導入(!?)、1851年にLondonで行われた万国博覧会ではMohairブレンド素材で一等を、糸で金メダルを受賞する快挙を成し遂げるなど「John Fosterの糸と素材」はそこここで高い評判を得ることに成功、その高い評判をきっかけにDormeuilの素材を手がけることにもなります。
以降も着実に規模を拡大させてUKを代表するミルに成長し現在に至ります。
その最大の特徴はUKミルらしい質実剛健さと現代的な感性を絶妙にブレンドさせたデザインにあります。
比較的抑えめなプライスも魅力です。
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Bradford!
行きましたね〜〜!
もちろんJohn Fosterの工場等々を見に行くためです。
25年以上前の話なのでかなり記憶が薄れていますが2回は行っているはずです。
すごくナイスなところでした。
その2回のうちの初回だったかな、同行した先輩がその当時はもう使われていなかったBlack Dyke Millsブランドを日本で復活させたんですよね!
初代John Fosterも参加していたというBlack Dyke Mills Band由来の「ラッパのマーク」が入った織ネームも印象的でした。
あの先輩はもう一線を退いているみたいだけれどBlack Dyke Millsブランドはその後どうなったでしょうか?
また、Leedsにも一度だけ行きました。
LeedsはAlfred Brown訪問ではなくGIEVES & HAWKESの新しい店を見に行ったんですよね。
活気のあるなかなか大きい地方都市でした。
で、駅近くにあったパブで「一杯やろうか!」と思って入ってみたら、スキンヘッドの連中がたむろする危険な空気が充満している店でめちゃくちゃ焦った記憶があります。
肝心なことよりこういう記憶の方が鮮明という笑。
という僕のことはともかく、内容を見ていきましょう。
まずは冒頭から全マークをご紹介して、最後に「僕のBest 4」を披露します!
Woodhead 2-1

冒頭にコンパイルされているのはFrescoタイプの10マークです。
はい、7回目にご紹介したバンチブックにコンパイルされていたLassiere Millsの傑作BJ High Twistと似たタイプのボディです。
やはり快適でシワになりにくいこのタイプのボディは世界的に人気のようですね。
ちなみにFresco/Frescoタイプとは。。。
太めの強撚糸を使用しトロピカル(平織)組織で織り上げた「高い通気性」「最高のハリコシ」「独特のシャリ感」「優れた抗シワ性」「美しい仕立て映え」を誇る、普段使いはもちろんご出張にも◎なスーツ/ジャケットが仕上がること間違いなしのSpring/Summerシーズン向けボディです。
*FrescoのオリジネイターはMartin Sons & Co.で、現在はその親会社であるHFW(Huddersfield Fine Worsted)が商標を持っているためHFW傘下以外のミル/マーチャント/ブランドが展開する似たボディには「タイプ」がつきます
WoodheadのFrescoタイプボディは100% Wool(300g/m)、Martin Sons & Co.のオリジナルよりもわずかにライトウエイトです。
ハリコシもWoodheadの方がありそうです。
Martin Sons & Co.のFrescoは複数ボディがコンパイルされている定番バンチブックがありますのでご来店の際にはぜひとも比べてみてください!
個人的には上から5番目と6番目のストライプ2マーク、そして1番下のブラウン&ベイジュのハウンズトゥースがかなりツボです。
皆さんはどれがお好きですか?
Woodhead 2-2




Spring/SummerシーズンにおけるWoodheadのメイン商材:Tropical Suitingsです。
品質はすべて100% Wool(250g/m)です。
下でご紹介するJohn Fosterのトロピカルよりも少しウェイトはありますが、強撚糸由来のかなり強めなシャリ感があるので盛夏にもバッチリ愉しめると思います。
また、先にご紹介したFrescoタイプほどではありませんが、かなりの抗シワ性を誇るのも嬉しいところだと思います。
チェックと無地はOn/Off兼用可能、上下(ジャケット/ボトムス)をセパレートしての着用も可能なので、ちょっとしたご旅行やご出張にも重宝するはずです。
最近、こういった「(よき意味で)変哲のないクラシカルな英国調Suiting」が少なくなっているので逆に新鮮に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
後述の通り個人的には1番上画像のグレンチェック2マークが最も気になるのですが、上から3番目のイイ具合にメランジが効いたモダンレトロなチェックもナイスですし、1番下の全マーク:少しヒネリを効かせたストライプも◎だと思います。
という優れた内容と30マークのヴォリュームです!
意外な掘り出し物がたくさんあるコレクションだと思います。
John Foster 2-1


クリアカット&ツイル(綾織)組織のSuiting全16マークです。
品質は100% Wool(250g/m)、いわゆるFour Seasonsタイプのボディです。
とはいえ、made in Italy素材のそれよりも手持ち感はしっかりしていてややハードタッチです。
その一方でmade in Italy素材に負けない優雅な光沢があるのも見逃せません。
はい、それがJohn Fosterの魅力です。
もちろんUKミルらしい重厚感のあるシックな色柄とドライなタッチも魅力です。
どれもとってもダンディですよね。
そして、どれもさりげないこだわりやヒネリが加えられているのも嬉しい限りです。
John Foster 2-2


トロピカル組織のSuiting全12マークです。
品質はすべて100% Wool(235g/m)、春先から秋口まで愉しめるボディ、made in Englandのトロピカルらしい優れたシャリ感とハリコシを併せ持ったナイスボディです。
もちろんツイル組織同様に、英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。
チェック人気が完全に復調してきたこの3年ほどですが、それにも関わらずストライプ中心のコレクションという潔さも好きです!
無地が1番下のライトグレイのみというのもこれまたとっても潔いですよね。
全マーク紹介は以上です。
最後に、今日の「僕のBest 4」をご紹介します。
いつも書いていますけれど、あくまで「今日の」なので、そして今日は惜しくも選外になったどの素材も素晴らしいので明日には変わっているかもしれません、悪しからず笑。
今日の「僕のBest 4」 4-1:34WF-3105

WoodheadのFrescoタイプからはこちらのストライプをセレクトしました。
爽やかで知的なBlueが最高に素敵ですよね!
僕はこちらならFrescoタイプボディの個性を活かすべくややスポーティなスーツを作りたいです。
具体的には「7.5cm巾のセミノッチドラペル + シングルブレステッド真ん中ひとつがけ/段返りの3ボタン + パッチ/アウトポケット仕様のチェストポケット + アウト/パッチ仕様のウエストポケット + アウト/パッチ仕様のアウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + モダンクラシックフロント + サイドヴェンツ + ノーキャンヴァス/ノーパッド/大身返しのアンコンストラクテッド仕立て + 観音開きライニング」のジャケットと「ハイライズのグルカパンツ仕様 + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」のボトムスを作りたいです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、ライニングもホワイト系にしたいです。
そして、春と初秋は程々にして夏にガンガン着たいですね!
タイドアップスタイルはもちろんTシャツにも合わせたいです!!
ジャケットは単品で使ってもすごくよさそうです。
その際のボトムスはやっぱりWhite無地でしょうか!
今日の「僕のBest 4」 4-2:34WF-3111/3113

WoodheadのTropical Suitingsからはこちらのグレンチェック2種をセレクトしました。
何度かこのDiaryでも書きましたが、今春Dark greyのダブルブレステッドスーツを作って大満足したせいか「明るめのGreyのスーツも欲しいな」と思っている今日この頃です。
という訳で、この2素材を組み合わせたスーツを作りたいと思いました。
具体的にはこちらの2素材を巧みに&さりげなくミックスして一見「2素材使い」というのが「分かりにくい」1着を作りたいです!
そして、「素材自体はシックなので大胆不敵にミックスすべしかな?」とイメージをしています。
例えばクレイジーパターンよろしく完全なアシンメトリックにしたり、ジャケットは身頃を左上にして両袖を右下に/ボトムスは前身頃を左上に後ろ身頃を右下にしたり。。。
いろいろなアイディアが頭に浮かびます!
いかに大胆不敵なミックスをしても一見すると2素材使いということに気づきにくいというのがサイコーにクリエイティヴだと思うのですがどうでしょう。
この感じの2素材使いは今までやったことがないのでかなりやってみたいです。
という作り方をするならデザインはモッズスーツっぽくしたいかな?
ジャケットは「7.0cm巾のノッチドラペル + シングルブレステッド4ボタン + ビルドアップショルダー(ロープを入れずにトップを少し上げたショルダー)+ カッタウェイフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + アウト仕様のウエストポケット + センターヴェント」、ボトムスは「ローライズ + ベルトループつき + 0プリーツ + スキニーシルエット + ボタンフライ + ストレートヘム」といったイメージです。
もちろんウエストポケットは前身頃で使ったのとは異なる素材を使う等のギミックもふんだんに盛り込みたいです。
ボタンはくるみボタン、ライニングはBlack & White系のロックなプリントライニングにしたいです。
そして、ライニングとの「ストーリー」で、カラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーループ(衿穴)や一部ボタンホールをBlackにしたいです!
クリエイティヴでロック&ロールでOne of a kindな絶品モッズスーツが仕上がることでしょう!
今日の「僕のBest 4」 4-3:34JF-3203

John FosterのツイルボディからはこちらのBlack無地をセレクトしました。
父親の七回忌法要参列をきっかけにBlack無地のMohair Twill素材で今春作ったスリーピーススーツは工房の手違いがありカラー(上衿)がGrey無地になって仕上がりました。
「いつかBlackに直そう」と最初は思いましたが、見れば見るほど変えたくなりました。
でも。。。
縁起でもない話ですが、あのスーツで例えば友人の父親の葬儀に参列するのもちょっとという気もします。。。
ということは、もしカラーをBlackに変えないのならもう1着Blackスーツが必要になります。
なので、「どこかのタイミングでクラシカルなブラックスーツを作っておかなくては!」と思い始めています。
でも、天邪鬼野郎ですから。。。
無難すぎる素材はイヤ!
という訳で、この素材はかなり有力な候補になりそうです。
さりげない(?)織柄ですし、Four Seasonsタイプですし、シックなデザイン/ディテイルにすればどんな場にも着ていけると思います。
比較的リーズナブルなのも嬉しいですしね!
ちなみにそのデザインは、とっても気に入ったのでBlack無地のMohair Twill素材で今春作ったスリーピーススーツと同じにしたいです。
今日の「僕のBest 4」 4-4:34JF-3215

John FosterのトロピカルボディからはこちらのNavy blue & Whiteのギンガムチェックをセレクトしました。
クラシックなバンチブックに隠されているなかなかPopなこちら。
とっても心惹かれました!
僕はこちらならダブルブレステッドブレザーかモッズテイストあふれるタイトフィットなスーツを作りたいです。
前者なら6ボタン3つがけスタイルがいいかな?
後者ならジャケットを「7.0cm巾のノッチドラペル + シングルブレステッド4ボタン + ロープドショルダー + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドチケットポケットつき + カッタウエイフロント + センターヴェント + ターンバックカフス仕様」で、ボトムスを「ローライズ + ベルトループつき + 0プリーツ + スキニーシルエット + ボタンフライ + 5.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ボタンは前者ならマザーオブパールボタン、後者ならくるみボタンにしたいです。
また、いずれの場合も近いボディのNavy blue無地素材をカラーや一部パーツに使いたいです。
以上です。
次回もUKミルのSuitingコレクションにするか。
あるいは昨日着荷した&2025 Spring/Summerシーズンラスト入荷と思われるLarusmianiにするか。
いずれにしても近日中にご紹介しようと思います。
が、その前に。。。
ホットなお知らせ等々をしたいと思います!
乞うご期待ください。
17th. May. 2023
Ryoji Okada