具体的には、最初にコンパイルされている85マークがAll Season表記のツイル（綾織）ボディ（250g）、次の3マークがCotton + Viscose + Elastaneボディ（230g/m *147cm巾）、次の7マークがWool + Cotton + Linen + Elastaneボディ（240g/m *147cm巾）、最後の21マークがトロピカル（平織）ボディ（240g/m）とヴァラエティに富んだ116マークで構成されるビッグコレクションです。

*品質の詳細は後述します

*一番乗りで入荷したため一部に完売品番が出ていますが今日は完売品番を含めて全マークをご紹介します

ちなみに、Biellesiとはmade in Italy素材のブランドでMとは以前にあったMaurizioの頭文字です。

はい、MaurizioがM by Biellesiに進化を遂げたと理解してください。

では、冒頭から順番に見ていきましょう。

今日も気合を入れて、できる限り丁寧に全マークをじっくりご紹介してから最後に「僕のBest 5」を披露します。

皆さんが「おっ！？」と心惹かれるナイスな素材がありますように！

まずはAll Seasonボディのチェックから。

ファンシーチェック、クラシックチェック、シャドウチェック、そしてマイクロチェックまで、All Seasonボデイだけでもこれだけのヴァリエーションがあります！

その数、実に39マーク！？

素晴らしいの一言だと思います。

また、All Season表記はあくまでヨーロッパにおけるAll Seasonなので日本だと「夏はちょっと」という素材が少なくないのですが、こちらは夏も着用可能な薄さ/軽さ/素材感だと思います。

なにしろ上記の通りウエイトは250g/m、最後に出てくるトロピカルとわずか10gの差です！

その上、ツイル組織なら真冬に着ていても見た目はまったくおかしくありませんからね、日本においても間違いなくAll Seasonなボディだと思います。

私ごとですが。。。

2025年は無地のスーツを2着仕立てて、現在ストライプのスリーピーススーツを仕込んでいるところです。

なので、「次はチェックかな？」と思っています。

こちらの「魅惑のチェックコレクション」からセレクトするのは妙案かもしれません！

皆さんはどのチェックがお好きですか？

僕は。。。

後述します！

続いてストライプです。

チェックが大充実しているとストライプは手薄になるのが普通です。

が、しかし、このバンチブックは。。。

あれだけ魅力的なチェックコレクションとこれだけ濃いストライプコレクションが両立しているという。。。

いやはや、これまた素晴らしいの一言だと思います。

上画像：他のバンチブックにはまず存在しないであろう個性的で美しいカラーリング（と一部クラシカルなカラーリング）が白眉なピンストライプです。

中画像：カッコいいという言葉しか出てこない存在感抜群のワイド＆ボールドなストライプです。

下画像：ヴィンテージ感あふれるボディのスーパーワイドダブルストライプと「ど」クラシックなピンストライプです。

どれも魅力あふれるストライプですよね！

ストライプ人気が復活している昨今です。

そして、そういう傾向にありながら個性的なストライプが豊富にコンパイルされているバンチブックは多くないのが実情です。

なので、もしかするとこのバンチブックはスマッシュヒットになるかもしれません！

期待したいです！！

無地系と無地です。

チェックもストライプも無地系/無地も充実しているという！

またしても素晴らしいの一言ですね。

上画像は遠目には無地に見えるシャドウストライプ（1番上のGreyのみ）とヘリンボンです。

繊細なカラートーンと優雅な光沢が魅力です。

下画像は完全な無地です。

Purple、Wine Red、Greenのとってもキレイな上3マークが目を惹きますよね！

そして、made in Italyらしい豊か極まりないBlueのヴァリエーションも◎だと思います。

また、このボディは比較的しっかり打ち込んでいますのでパンツ単品にもオススメです。

個人的には完全な無地のWine Red、Beige Light Greyでスマートシルエットのボトムスを作りたいです。

All Seasonボディは以上です。

次はCotton + Viscose + Elastaneボディです。

わずか3マークながらキラリと光るこの圧倒的存在感！

すご〜くカッコいいと思います！！

まずはベースにコードストライプが入っているのがイイですよね。

そして、この素材の最大の「ウリ」である「ベースカラーとハイコントラストなカラーで入ったトリプルストライプ」ももちろん見逃せません。

このトリプルストライプですが、真ん中のストライプが両端よりやや弱めなのがキモだと思います。

これによりベースのコードストライプとともになんともいえない素敵な立体感に恵まれているからです。

*この画像ではわかりにくいですがベイジュのトリプルストライプも真ん中が少しだけ弱いです

加えて、Viscoseブレンドによる適度にテロンとした質感とElastaneブレンドによる高いストレッチ性も魅力です！

ぱっと見はかなりハードタッチな素材ですが実際に触ってみるとかなりソフトという「意外性」が堪りません。

具体的な品質は55% Cotton + 42% Viscose +3% Elastane（230g/m *147cm巾）です。

僕はこの素材。。。

大好きです！

Wool + Cotton + Linen + Elastaneボディです。

このボディも。。。

僕は大好きですね〜！

Linenブレンド由来の野趣味と清涼感、そして大胆な色柄！！

すごくカッコいいと思います。

具体的な品質は48% Wool + 40% Cotton + 10% Linen + 2% Elastane（240g/m *147cm巾）です。

上画像：3.0cm巾のボールドストライプ3マークです。

下画像：モダンレトロなグレンチェック4マークです。

CottonとLinenはあまり伸縮性がない原料なのですが、Elastaneを2%ブレンドすることで適度なストレッチ性を加えているのもニクイ配慮ですね。

いずれもスーツを作ってよし、ジャケット作ってよし、ボトムスを作ってよしな逸品だと思います！

最後にトロピカルボディです。

ウエイト240g/mのトロピカルなのでSpring/Summerシーズン向けです。

All Seasonボディの充実度からすると少し物足りな気もしますが、それでもかなりのコレクションだと思います！

さすがBiellesi！

全マークのご紹介は以上です。

最後に、今日の「僕のBest 5」をご紹介します。

いつも書いていますけれど、あくまで「今日の」なので、そしてどれも素晴らしい素材なので明日には変わっているかもしれません、悪しからず笑。

今日の「僕のBest 5」 5-1

All Seasonボディのチェックからはこちらをセレクトしました。

何度かこのDiaryでも書きましたがここ数年Redに次いで気になるカラーがYellowなんですよね。

そして、今春Dark Greyのダブルブレステッドスーツを作って大満足したせいか「明るめのGreyのスーツも欲しいな」と思っている今日この頃です。

かくかくしかじかで、こちらがすごく気になっています！

すごくカッコいいですよね〜。

僕はこちらなら今秋作った＆今春も作った最近のお気に入り：ミリタリーテイストあり＆MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。

デザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3つがけ + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドチケットポケット（チェンジポケット）つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスが「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。

カラー（上衿）やターンバックカフスやくるみボタンといったパーツは同ボディのLight Grey無地を使いたいです。

ライニングはYellowが効いたロックなプリント素材にしたいです。

また、同ボディのLight Grey無地でもボトムスを作って時々セットアップにもしたいですね。

今日の「僕のBest 5」 5-2

All Seasonボディのストライプからはこちらをセレクトしました。

深くく優雅なGreenと高貴なPurple！

なんというクリエイティヴなカラーリングでしょうか！？

こちらの素材でスーツを作る強者はなかなか現れないかもしれません。

でも、間違いなくスーパークールな1着が仕上がる逸品だと思います。

僕はこちらならクラシカルなダブルブレテッドスーツを作りたいです。

具体的にはジャケットを「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×ふたつがけ + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドチケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。

ボタンはmade in Englandのリアルホーン（本水牛）ボタン、カラーはCharcoal Greyがいいかな？

ライニングはPurple系のペイズリープリントにしたいです。

今日の「僕のBest 5」 5-3

Cotton + Viscose + Elastaneボディからはこちらをセレクトしました。

こちらは下のNavy Blueでジャケット/ブレザーを下のWhiteでボトムスをというイメージでセレクトしました。

もしこちらで作るなら、ジャケット/ブレザーは「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×ふたつがけ + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドチケットポケットつき + サイドヴェンツ」で、ボトムスが「ハイライズのグルカパンツ仕様 + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」にしたいです。

ボタンはマザーオブパール（白蝶貝）ボタンにしたいです。

そして、フラワーホール（衿穴）等をRed糸にしてそこここにRed, White and Blueを作りたいです！

ということは。。。

ライニングはまだ少し在庫が残っているRed, White and Blueの “♡ Camo” silkしかないですね！！

今日の「僕のBest 5」 5-4

Wool + Cotton + Linen + Elastaneボディからはこちらをセレクトしました。

このそこはかとないヴィンテージテイスト。。。

堪りませんよね〜！

僕はこちらならヴェリークラシックなスリーピーススーツかノーフォークジャケット + ニッカボッカーズのセットアップスーツを作りたいです。

そして、後者の場合はNews Boyキャップとネクタイも作ってフォーピースにしたいです！

最近BeigeのスウェードとBrownのカーフが使われたバイカラーのフルブローグシューズを購入したんですよね。

こちらでスーツを作った場合はぜひともそのシューズを合わせたいです。

今日の「僕のBest 5」 5-5

トロピカルボディからはこちらをセレクトしました。

メランジ糸が表現する5-4以上に強力なヴィンテージテイストに惹かれました。

そのヴィンテージテイストを際立たせている同系カラーで構築したさりげないグレンチェック＆ウインドウペーンも極めてスタイリッシュですよね！

僕はこちらなら「敢えて」フォーマルテイストが強めのシングルブレステッドスリーピーススーツで作ってみたいです。

具体的にはジャケットを「ワイド巾のピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + ウェルト（箱）仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ」で作ってみたいです。

ボタンはくるみボタン、ライニングはストイックにBlackのジャカードペイズリーしたいです。

渋くて若々しい強力な異彩を放つスリーピーススーツに仕上がることでしょう！

以上です。

次回のご紹介は。。。

いい加減にそろそろ濃厚至極なDarrow Daleかな？

あるいは多種多様なボディが百花繚乱しているVBCかな？？

などと思っています。

いずれにせよ、明日か明後日にご紹介するつもりです！

乞うご期待ください。

28th. Apr. 2025

Ryoji Okada

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