先日友人O君からJON CLEARYのチケット抽選に当選したとの報告がありました。
例えばOASISとかならともかくJON CLEARYのプレ先行予約みたいな最も早い段階の申し込みでハズレがあるのかは不明ですが無事にチケットが確保できたのはなんとも嬉しい限りです!
まだまだ先なので、しっかり準備をして極上グルーヴに身を委ねてこようと思います。
新作The Bywater Sessionsもそれはもう素晴らしい仕上がりですしね!
楽しみです。
ところで。
「新作」といえば。
2日連続で新作バンチブックをご紹介します!
はい、何度かこのDiaryでも書いた「ゴールデンウィーク中に20回目を終える!」という己に課したミッションがこれにて完遂されます!!
なんにしてもミッションを完遂するのはよきことなので、SIONの言葉を借りるなら「たまには自分を褒めてやろう」と思います。
次は。。。
今月中に25回。。。
かな?
難しいかもしれませんが頑張ります!
という20回目の今日は昨日と同じくイタリアを代表する名門ミル、現在最も勢いのあるイタリアンミル、毎シーズン斬新な新クオリティをリリースしているイノヴェイティヴなミル:Vitale Barberis Canonico/ヴィターレ・バルベリス・カノニコ(以下VBC)の新作です。
今日ご紹介するLe StagioniはAll SeasonタイプのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)が100マーク近くコンパイルされた1冊で、昨日ご紹介したAbito & Giacca/Supersonicよりも全体的にクラシック&エレガントな内容に仕上がっています。
が、そこはやっぱりVBCです。
クリエイティヴな色柄が際立つ素材も盛りだくさんです。
また、ボディが10種以上と飽きさせない構成になっているのもすごくナイスだと思います。
ご来店の際にはぜひとも最初から最後までじっくりとチェックをしてみてください。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っています。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡ください。
より精度の高い画像や動画をお送りするなどご来店なしでもご注文いただけるように工夫をします。
では、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。
はい、昨日ご紹介したバンチブックと同じカヴァー(もちろんタイトルは違います)です。
トップにBritannic Collectionとあるのにイタリアンミルのコレクションがコンパイルされているのは「ご愛嬌」という感じなのですが、こちら(と昨日の1冊)はHarrisonsグループの総代理店を長年に渡って務めているM社さんが独自編集したバンチブックです。
内容的には、上述の通りVBCが誇るAll SeasonタイプのSuitingを網羅した1冊です。
続いて、冒頭からご紹介を始めます。
今日も気合を入れて、できる限り丁寧に全マークをじっくりご紹介してから最後に「僕のBest 5」を披露します。
皆さんが「おっ!?」と心惹かれるナイスな素材がありますように!
が、その前に。。。
2日連続になりますが、まずはVBCのご紹介をします。
イタリア北部にある高級毛織物産業の中心地Biella/ビエッラに本拠を置く、1663年に創業した超老舗ミルです。
その歴史は実に360年強!?
1663年といえば。。。
関ヶ原の戦いからまだ63年しか経っていない時代で、江戸幕府の将軍は4代家綱でした。
イギリスでピューリタン革命が始まって21年、中国で清の中国支配が始まって19年、プロイセン王国はまだ成立すらしていませんし現在ウィーン旅行に受けて勉強しているMOZARTが生まれる100年近く前です!?
すごい歴史ですよね!
そんなVBCですが、現在は「厳選された原毛をオーストラリアより直輸入し、最新鋭の紡績機と織機を導入し、紡績・製織・仕上げまでを自社で一貫生産している」ことに由来するコストパフォーマンスの高さが世界中のアパレルブランドに重宝され、最も勢いがあるイタリアンミルとしての地位を長きに渡ってキープしています。
また、某トップミルのOEMを受けたり、某トップマーチャントの別注素材を多く手がけるなどテキスタイル業界内からの信頼が極めて厚いことも特筆すべきかもしれません。
これぞ「いかにVBCの素材が優れているか」「いかにVBCのコストパフォーマンスが高いか」を証明する1番の逸話ですから!
日本では一般的に「Canonico/カノニコ」と呼ばれていますが、正式名称は「Vitale Barberis Canonico/ヴィターレバルベリスカノニコ」です。
が、僕はGIEVES & HAWKES時代の名残でVBCと表記してしまいます。
その方が短くて簡単ですし笑。
ちなみに、僕がGIEVES & HAWKESに携わっていた25年以上前のVBCは「UKミル風の素材を作るイタリアンミル」といった印象でした。
あの頃は毎シーズン膨大なフルコレクションを拝見していましたがかなりクラシック寄りだった記憶があります。
しかし、現在は次々とユニークなクオリティをリリースするなど「進化する老舗」といった感じのミルに変貌を遂げています。
これって素晴らしいことですよね。
我々ももっともっと深く、そして早く進化をしなくては!
Lightweight Beausoleil
LOUD GARDENでも人気を博しているAutumn/Winterシーズン向けボディ「21μ(マイクロン)とかなり太い原毛を使用したモダンレトロな21μシリーズのSolaro/Sun Clothタイプ:Beausoleil 21μ」を軽量化したLightweight Beausoleilです。
僕も大好きなルイジアナ州ラファイエットを拠点にしているバンドと同名であるBeausoleilはフランス語で「美しい太陽」を意味します。
Solaro/Sun Clothタイプのボディにぴったりなネーミングですね。
Solaro(Sun ClothはUKでの呼び方です)とは「『経糸(タテイト)が表面に緯糸(ヨコイト)が裏面に強く出る織物の特性』を利用して『亜熱帯の植民地にいる英国兵士が紫外線から肌を守るために開発された』」という由来を持つ、そして20世紀初頭に名門UKマーチャントSmith Woollensが開発し今でも商標が保護されている「英国服飾史に大きな足跡を遺す特別な素材」です。
具体的には紫外線を反射する明るめのカラーを経糸に、着用者の肌を少しでも守るために暗めのカラーを緯糸に使用して織り上げられた素材です。
*オリジナルは経糸にライトグリーン/カーキの糸を緯糸にライトレッド/オレンジの糸を使用しています
織物ですからもちろん緯糸の色も弱めながら表面に出てくるのですが、それゆえの複雑なカラーの出方/玉虫色効果も極めて特徴的です。
かようにロマンあふれるストーリーに満ちたSolaro/Sun Clothはたくさんのミル/マーチャントが類似品をリリースしています。
正直に書けば。。。
その多くが「これならオリジナルのSmith Woollensがいいかな?」と思いがちな仕上がりなのですが、VBCのこちらはSmith Woollensに肉薄する、いや匹敵する素晴らしい仕上がりだと思います。
特に、VBCらしい新たな「解釈」が加えられた1番上のストライプはSmith Woollensのコレクションにありませんから新鮮であると同時にとってもヴァリューが高いと思います。
品質は100% Wool (250g/m)、組織はツイル(綾織)です。
ソフトな肌触りとしっかりとした打ち込みが共存しているのも魅力です。
Wool & Silk Double Warp
こちらもSolaro/Sun Clothタイプのボディです。
なので、Lightweight Beausoleil同様角度によって見え方が異なる「繊細なカラー変化」が楽しめます。
その一方で、Lightweight Beausoleilとは異なるソフト&スムースな肌触りとエレガントな光沢も特徴的です。
それもそのはず、名前からも想像がつくように上質なSilkが10%ブレンドされている上にWoolも細番手原料を使用してるのです。
具体的な品質は90% Wool + 10% Silk(250g/m)です。
また、かようなボディとの相性を考えた洗練を極めた経糸と緯糸のコンビネーションも白眉だと思います。
ご来店の際にはぜひともペラりとめくって緯糸のカラーが色濃く出ている裏面もチェックしてみてください。
とにもかくにも、エレガントにして色気あふれるスーツ/ジャケットが仕上がること間違いなしのナイス素材だと思います。
スーツやジャケットを作る際は部分的に「裏面を表使いする」といったギミックにもトライしていただきたいですね!
4Ply Tropical
昨日、新作ボディ:3Ply Tropicalをご紹介する際にチラリと触れた4Ply Tropicalです。
4Ply Tropicalは3Ply Tropical以上にハードでマニアックなボディで、「21μ原毛を紡績した中番手糸を4本撚り合わせた4Ply糸」を経・緯に使った410g/mというウエイトを誇るとてもヘヴィなトロピカル素材です。
一般的なトロピカル素材のウエイトは250g/m前後ですから、実に倍近いウエイトということになります。
「重っ」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、このウェイトは独特の張りやふくらみがとても味わい深い4Ply素材の「必然」で、その重さこそがこの素材の魅力のひとつになっています。
それが証拠に、このタイプの素材に魅了されている「通」はよりヘヴィな素材を選ぶ傾向にあります!
優れた仕立て映えと頑強さ、強撚糸由来の高いシワ回復力とザックリとしたハードな肌触り、モダンレトロな色柄。。。
本当に素晴らしい素材だと思います!
記憶と記録によればデビューから少なくとも6年以上が経っているのですが、「移り変わり」が早いテキスタイル業界で6年以上も人気定番ボディとしてこれだけのヴォリューム展開をしている事実こそがその素晴らしさの証左ではないでしょうか?
もちろん僕も大好きでいつか作ってみたいです。
上画像:クラシカルな柄物4マークです。
下画像:無地8マークです。僕はBeigeとLight Blueに興味津々です!
品質は100% Wool(410g/m)です。
LOUD GARDENで取り扱うトロピカルSuitingでは最重量です。
Mohair Quattro
4Ply Tropicalと同様に近年の新定番&人気ボディであるMohair Quattroです。
2025 Spring/Summerシーズンは潔く無地のみで全18マークです。
品質は73% Wool + 23% Mohair(290g/m)です。
というMohair QuattroはMohairブレンド素材の特徴である優雅な光沢と優れた通気性、独特のシャリ感と力強いハリコシが際立つボディなのですが、中番手糸を使用してしっかり打ち込んで織り上げられているゆえのハリコシが特に絶品です!
ソフトなMohairブレンド素材ももちろんイイのですが、僕は断然こちらのタイプが好みです。
ご来店の際にはぜひともその頼もしいハリコシをお確かめください。
上画像:ピンヘッド8マークです。繊細に表現されたGreyとBlueが見事ではないでしょうか?
下画像:完全な無地10マークです。美しいPurple(1番上)とGreen(上から2番目)がサイコーですよね!
Mohair Twill
VBC自慢のスーパーロングセラーボディMohair Twillです。
どれくらいロングセラーかというと。。。
僕がGIEVES & HAWKESの日本展開におけるヘッドデザイナー/マーチャンダイザーをやっていた時に使ったことがあるくらいですから、少なくとも25年以上は展開しているはずです。
恐らくその時のMohair Twillと同ボディだと思います。
品質は84% Wool + 16% Kid Mohair(260g/m)とMohairブレンド素材としては一般的ですが、このボディの特徴はそこではなく何といってもツイル組織なことです!
具体的にはツイル組織ならではの深みのあるカラーと際立つ光沢が見事なことです!
上述の通りMohairブレンド素材は「優雅な光沢」が数ある魅力のひとつな訳ですが、ツイル組織はその光沢をより豊かなものにしてくれます。
という「Mohairとツイル組織の化学反応」こそが、このボディの比類なき美しさを生み出しているのです!
また、何度かこのDiaryでも書いている通り、昨今ツイル組織のMohairブレンド素材を毎シーズン展開しているミル/マーチャントはとても少なくなっています。
そういった希少性がこのボディのヴァリューをより高めている点も見逃せません!
ちなみに、最近だとUKではWilliam Halstead、イタリアではVBCくらいしかツイル組織のMohairブレンド素材を展開していないと思います。
*一部マーチャントのツイル組織のMohairブレンド素材はこの2社のどちらかが織っているはずです
Prunelle 110’s
VBCの定番オブ定番ボディ:Prunelle 110’sです。
Prunelle 110’sは(一般的な2/2ではなく)1/2の構造を持つAll Season向けのツイル組織ボディです。
1/2構造のツイル組織は、経糸が「2本浮き」「2 本沈む」2/2構造のツイル組織よりも多くの経糸が使用されることにより、きめ細かで軽やかで洗練された雰囲気とより滑らかな表面が生まれます。
また、手持ち感は贅沢かつソフトながらも耐久性が高いのも定番オブ定番として長く支持を集めている所以です。
2025 Spring/Summerシーズンは(無地系を含む)柄物14マーク + 完全無地14マークの合計28マークです。
はい!
「定番オブ定番」なので、おとといご紹介したAbito & Giacca / Supersonicと今日ご紹介中のこちらLe Stagioniの2冊で最もマーク数が多いです。
上画像:ハイセンスなひと捻りが効いた柄物5マークです。
中画像:遠目には無地にも見えるシックな柄物9マークです。
下画像:完全な無地14マークです。ライトトーンの上5マークがいずれもすごくナイスカラーで。。。目移りしてしまいます汗。
品質は100% Super 110’s Wool(240g/m)です。
*一部の無地に250g/mの素材があります
「飽きのこない」「長いシーズン着用可能な」「高級感のある」モダンクラシックスーツをお探しの方に大オススメです。
Lame Prunelle / Natural Stretch Jacquard Kid Mohair
セレモニーウエア向けのゴージャス&ラグジュアリーSuitingです。
こういった素材をサラッと数マークだけでも展開しているところも嬉しいですよね!
上2マークはラメ糸を使用したLame Prunelleで品質は94% Wool + 3% Polyester + 3% Polyamide(240g/m)です。
ジャカードで表現したアーティスティックなジオメトリックパターンがスーパークールですよね!
ラメ糸を使用していながらどこか品があるのはこのジオメトリックパターンのおかげだと思います。
下はBlackです。
下2マークはジャカードでペイズリーを表現した& *Natural Stretch加工を施したMohairブレンドボディ:Natural Stretch Jacquard Kid Mohairで品質は85% Wool + 15% Kid Mohair(290g/m)です。
*Natural Stretch加工:Polyurethaneに代表される伸縮性の高い繊維を使わずに天然繊維だけで実現した通常の素材より高いストレッチ機能
高貴なPurpleと鮮やかなBlueの2カラー展開というのが。。。
本当はBackがあったらもっと嬉しいという本音もちょっとだけありますが。。。
潔くて大好きです!
いずれも新郎さんやロックスターやガラパーティ用のウエアをお探しの方等々に大オススメです!
Formalwear Collection
毎シーズンのことながら。。。
ファッションショウのように最後(巻末)をFormal Wearで「締める」という発想!
好きですね〜!
そして、いずれも本格的なボディと色柄なのでとっても重宝しています。
上2マーク:71% Wool + 29% Kid Mohair(320g/m)のBarathea/バラシアです。上がミッドナイトブルーで下がブラックです。
上から3番目/4番目:100% Super 110’s Wool(300g/m)のFaille/ファイユです。上がミッドナイトブルーで下がブラックです。
上から5番目/6番目/7番目:100% Super 110’s Wool(250g/m)のPrunelle 110’sです。主にモーニングコートやブラックスーツのヴェスト用です。
1番下:100% Super 110’s Wool(260g/m)のPrunelle 110’sです。モーニングコートやディレクターズスーツ用のボトムス向けです。
上2マークはフォーマルウェアではなく通常のスーツを作ってもすごくスタイリッシュだと思います!
全マーク紹介は以上です。
最後に、今日の「僕のBest 5」をご紹介します。
いつも書いていますけれど、あくまで「今日の」なので、そして今日は惜しくも選外になったどの素材も素晴らしいので明日には変わっているかもしれません、悪しからず笑。
今日の「僕のBest 5」 5-1
Lightweight Beausoleilからはこちらをセレクトしました。
このボディとこの色柄。。。
サイコーのハーモニーだと思います!
こちらの画像は右下をペラっとめくってまち針でとめているのでSolaro/Sun Cloth特有の緯糸が強く出た裏面もご覧いただけると思います。
ご覧の通り両面ともすごくイイ感じのカラーリングですよね〜!
という訳で、僕はこちらなら一部パーツで「裏面を表使い」して作りたいです。
具体的には今秋作った&今春も作った最近のお気に入り:ミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
デザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3つがけ + ロープドショルダー + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスが「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
メインパーツは表面を、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタンといったパーツは裏面を使いたいです。
ライニングは緯糸に近いOrangeが効いたロックなプリント素材にしたいです。
また、裏面でもボトムスを作って時々はセットアップでも楽しみたいですね。
今日の「僕のBest 5」 5-2
4Ply Tropicalからはこちらをセレクトしました。
ヘヴィなボディとこれ以上にないほど好相性なヴィンテージテイストあふれる色柄に心惹かれました。
僕はこちらならクラシカルな1930’sスタイルのダブルブレステッドスーツで作りたいです。
具体的にはジャケットを「11.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×ふたつがけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + ボタンどめフラップ&マチつきのアウトボックスプリーツつきウエストポケット + ターンバックカフス仕様 + アクションプリーツ&ベルトつきバック + サイドヴェンツ」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + スーパーワイドシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ボタンはくるみボタン、ライニングはBlackベースにSilverのスカルプリントライニングしにしたいです。
加えて、News Boyキャップも作ってスリーピースにしたいです。
今日の「僕のBest 5」 5-3
Mohair Quattroからはこちらをセレクトしました。
Darrow Daleの回でも書きましたが、今春Dark Greyのダブルブレステッドスーツを作って大満足したせいか「明るめのGreyのスーツも欲しいな」と思っている今日この頃です。
という訳で、この2カラーを巧みに組み合わせたスーツを作りたいと思いました。
素材自体はシックなので、久し振りに大胆不敵な切り替えにしてアヴァンギャルドに「化けさせたい」かも!?
具体的にはクレイジーパターンよろしくアシンメトリック使いをしたり、ジャケットは身頃を左上:Light Greyにして両袖を右下:Midium Greyに/ボトムスは前身頃を左上に後ろ身頃を右下にしたり。。。
いろいろなアイディアが頭に浮かびます!
いずれにしても、そういう作り方をするならデザインはモッズスーツっぽくしたいかな?
ジャケットは「7.0cm巾のノッチドラペル + シングルブレステッド4ボタン + ビルドアップショルダー(ロープを入れずにトップを少し上げたショルダー)+ カッタウェイフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + アウト仕様のウエストポケット + センターヴェント」、ボトムスは「ローライズ + ベルトループつき + 0プリーツ + スキニーシルエット + ボタンフライ + ストレートヘム」といったイメージです。
もちろんウエストポケットは前身頃で使ったのとは異なるカラーを使う等のギミックもふんだんに盛り込みたいです。
ボタンはくるみボタン、ライニングは僕のフェイヴァリットカラーであるRed系のロックなプリントライニングにしたいです。
そして、ライニングとの「ストーリー」で、カラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーループ(衿穴)や一部ボタンホールをRedにしたいです!
クールでロック&ロールで個性が強い絶品モッズスーツが仕上がることでしょう!
今日の「僕のBest 5」 5-4
Prunelle 110’sからはこちらをセレクトしました。
ジグザグストライプ!?
イイですよね〜!!
実は今。。。
VBCではないしカラーもストライプのピッチも素材感も違うけれど、ジグザグストライプ素材でフォーマルテイストが強めのシングルブレステッドスリーピーススーツを作っています。
あれこれ考えてデザインを決めたので、もしこちらを作るなら同じデザインで作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ロープドショルダー + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ」で作りたいです。
ボタンはmade in EnglandのCharcoal Greyリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングは現在仕込み中の “♡ Camo” silk c/# BGRにしたいです。
今日の「僕のBest 5」 5-5
Lame Prunelleからはこちらをセレクトしました。
最近そこまでアヴァンギャルドな素材で作っていないので。。。
久し振りに一発かましたい!
そんなことをここ最近ずっと考えていました。
そして、この素材ならピッタリですよね。
という訳で、ぜひ作ってみたいです。
5-4と同じデザインかロングジャケット + テイパードシルエットボトムスのスーツにしたいです。
皆さんはどちらがイイと思いますか!?
以上です。
次回はずっとご紹介したかった個性的なJacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)がこれでもか!とコンパイルされている極上コレクションをご紹介予定です。
乞うご期待ください。
4th. May. 2024
Ryoji Okada