The list of the [ NBA ] category.
昨日は雑務に取り組むべく仕事モードで過ごして幸いでした。
まず主目的の最低限の雑務はできましたし、e-mailおよびSNS経由でのご来店予約とご注文、お問い合わせが合計9件(!?)もありました!
営業日でもこんなことは滅多に(いやまったく?)ないのでビックリでした。
そして、店で雑務をしていたおかげで割とクイックにレスポンスができたのもよかったです。
ビックリといえば昨日の朝はNBAで驚きのトレードがありました🏀
PORにトレードを要求していたD.Lillardの行き先が僕が応援している2チームのうちの1チーム:MILになったのであります。
D.LillardがMIAに行きたがっていることは広く知られていたのでビックリでした。
え?え?と、web上の記事(のタイトル)を二度見してしまいましたもの笑。
しかし。。。
G.Antetokounmpo + D.Lillard + K.Middletonのビッグ3はなかなかロマンがありますよね〜!
まあ、失ったもの(J.Holiday放出は悲しい)もありますけれど、俄然盛り上がってきました!!
悲しいといえば昨日は悲しいニュースも。
カープの三連覇にも大いに貢献した一岡投手が引退を発表したのです。。。⚾️
今季は二軍でも精彩を欠いていましたから、ある意味で「やっぱり」という感じはありますけれど、それでもやはり悲しく淋しいですね。。。
一岡投手、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
そして、盛り上がるといえばラグビーワールドカップですよね🏉
今朝はなんとか起きて見ましたよ!
フランスとの時差を呪いながら。。。
でも、勝利を見れたので満足!!
そしてそして、盛り上がるといえばもうひとつ!!
今日カープが勝利してBが敗れると遂に2位でのCS進出が決まります。
Go! CARP!
ところで。
「フランス」といえば。
今日は来月(だと伺ったと思います)フランス某所にてウェディングパーティを行うお得意様からご注文いただいたスーツとヴェストをご紹介します!
どんな方からいただくオーダーでも、どんなアイテムのオーダーでも、どんな目的でお召しになるアイテムのオーダーでも等しく嬉しくありがたいのですが。。。
人生における最大の晴れ舞台ともいえるウェディングでお召しになるアイテムを承れる光栄さはまた格別なものがあります。
もちろん緊張感も特別ですけれど。
しかも、今回は未だかつてないほどに紆余曲折があり過ぎて。。。
ご注文くださったO様も「紆余曲折ありましたねぇ」と仰るくらいのあれこれがあり過ぎて。。。
紆余曲折の要因はO様はもちろん、僕にもどうしようもないことだったので歯痒いと同時にかなり張り詰めたタイミングもありました。
なので、仕上がった時は本当に感無量でした。
そして、お召しいただいた際のバッチリなお姿を見た時には心底からホッとしました。
という紆余曲折を乗り越えて仕上がった超自信作のスーツとヴェスト!
ぜひご覧ください!!
↓こちら↓ です。
グリーンのスーツ。
そして、ベイジュのダブルブレステッドヴェスト。
最高に素敵ですよね!
スーツは1988年創業のイングリッシュブランドJohn Cavendishのシルク混紡素材でお作りしました。
具体的な品質は75% Super 130’s Wool + 25% Silk(260g/m)のツイル(綾織)組織、Four SeasonsタイプのSuiting(スーティング:スーツ素材)です。
なかなか静止画像だと表現ができないのですが。。。
最上質なSilkが25%も混紡されているので優雅極まりない、そして深い光沢は相当なものです。
そして、ヴェストのウインドウペーン素材は世界3大ミルの一角をなすTallia Di DelfinoのNapoli:100% Super 130’s Wool(265g/m)です。
ご覧の通り、美しくも深いグリーンと爽やかなベージュとブラウンのウィンドウペーンが絶妙なハーモニーを奏でていますよね!
手前味噌ながら。。。
相当の傑作ができたと自負しております💪
スーツのデザイン/サイジングはかなりクール&シャープにまとめました。
具体的には以下の通りです。
ジャケットは「ハイゴージラインかつクラシック巾:8.0cmのノッチドトラペル」「絶妙なボタンポジションのシングルブレステッド2ボタン」「ご身長からするとやや短め(69.0cm)のジャケットレンクス」「急傾斜:前後差4.5cmのスランテッド/ハッキングポケット」「アウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)付き」「やや開きの大きなフロントカット」「しっかりとした深さ:24.0cmのセンターベント」といったデザイン/サイジングでまとめました。
ボトムスは「スリムシルエット」「ベルトループレス・サイドアジャスター仕様」「ボタン止め式フラップ付きピスポケット(ヒップポケット)」といったデザイン/サイジングでまとめました。
*ヴェストは後述します
結果、シック&エレガントかつスーパーモダンな1着に仕上がったと思います。
「スーツの表素材と優雅なコントラストを/ベストの表素材と完璧なハーモニーを奏でているベイジュのフローラルジャカードライニング」「made in Japanのリアルホーン(本水牛)ボタン」「スランテッドスタイルのリアルボタンホール(本開き切羽)」等々のオーダーメイドならではのこだわりディテイルも見逃せません。
では、そのディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう!
カラークロス(上衿裏のフェルト)はヴェストの表素材で代用しました。
これって。。。
オーダーメイドならではの「ストーリー」ですよね!
とっても素敵だと思います。
そして、思わず「衿立て」をしたくなりますよね😉
宴もたけなわになった頃にバシッと立ててみて欲しいです!
胸ポケットの袋地はライニングとカラー違いのレッドにしてポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるようにしました。
パーティの時はホワイトのポケットスクウェアをお挿しになるとのことでした。
なので、このレッドのポケットスクウェア(本当はポケットの袋地)がお目見えするのは普段使いの時ですね!
その際にはレッドのネクタイあるいはレッドのニットウェアなんかを合わせても超スーパーナイスだと思います。
ポケットです。
アウトサイドチケットポケットはこのスーツのすごくいいアクセントになっていると思います!
また、美しいステッチワークにも惚れ惚れ!!
ライニングは上述の通りベイジュのフローラルジャカードにしました。
表素材とのハイコントラストが本当に見事、さすがはO様のセレクトです!
これも上述しましたが、胸ポケットの袋地はこのライニングのカラー違い:レッドを使用しています。
スリーヴボタンです。
はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
ヴェストです。
「クラシカルシェイプのショウルカラー」「8個ボタン4つ掛けのダブルブレステッド」「懐中時計のチェーン用ホール付き」といったデザイン/サイジングでまとめました。
一緒にお作りいただいたグリーンのスーツとの相性はもちろん抜群ですが、例えばネイヴィブルーのブレザースタイルに合わせてよし、モーターサイクルジャケットに合わせてよし、Tシャツの上に羽織ってアウター使いしてよし。。。
様々な着こなしが考えられる意外なユーティリティアイテムだと思います。
僕もショウルカラー + ダブルブレステッドのヴェストが欲しくなりました!
ヴェストのバックです。
美しいドットのライニング!
パーティの途中でジャケットを脱いだらハッとする人も多いのではないでしょうか。
以上です。
O様、改めてこの度は本当にありがとうございました。
そしておめでとうございます。
どうぞ末長くお幸せに😌
次は例のヴェストをお願いいたします!
29th. Sep. 2023
Ryoji Okada
おとといのPHI戦で連勝が16で止まったMILですが、昨日の@WAS戦は快勝🏀
なだけでなく、EC2位のBOSが敗れたのでゲーム差は1.5まで広がりました。
素晴らしい!!
明日は再建中の@ORL戦で、しばらくは絶好調チームとの対戦がありませんのでまた大型連勝といきたいところですね。
さすれば、2位BOSとの差もじわりじわりと広がることでしょう!
そうそう、そのMILですが、数日前にヴェテランPGのG.Dragićを獲得しました。
PTはあまり多くないとは思いますが、ぜひとも要所要所で力を発揮して「最後のひと花」を咲かせて欲しいものです!
Go! BUCKS!
Go! GORAN!
ところで。
「素晴らしい」とえいば。
昨日はお休みしましたが、今日はまた新作バンチブックのご紹介を!
先日も書いた通り、もうすぐオーダーシャツ用の新作素材が大量入荷しますのでその前に1冊でも多くのバンチブックを紹介しておきたいのであります。
できれば、オーダーシャツ用の新作素材が入荷するであろう今週末までに今日を入れて最低2回はご紹介をしたいと考えております!
それはともかく、12回目となる今日ご紹介するのは、Jacket & Trousersと銘打たれた「複数ミル(毛織物工場)のJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)を中心とした極上素材がコンパイルされたバンチブック」です。
具体的には、Fratelli Talia Di DelfinoやE .Thomas、Kynoch、Marlane、Angelico等々の素材がコンパイルされているバンチブックです。
極めて素晴らしいコレクションに仕上がっておりますのでご来店の際にはぜひともじっくりご覧ください。
そして、今日も魂を込めてほぼほぼ全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
*諸般の事情で4マークほどはご紹介を省略しました。
つきましては、最後までお付き合いいただければ幸いです😌
早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
Di PrayやAngelicoなど、少し前にご紹介したバンチブックと被るミルも複数あるのですが素材自体はまったく「被りなし」、そちらのバンチブックと同じ素材は1マークも収録されておりません!
つきましては。
Jacketingのチェックをなさる際にはぜひともどちらのバンチブックもご覧ください。
いや。。。
他にもまだ同タイプのバンチブックがありますのでそちらもあわせてお願いします!
もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をくださいませ。
ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします😊
では、冒頭に収録されているFratelli Tallia Di Delfinoからご紹介していきましょう。
Fratelli Tallia Di Delfino
先日、Suiting(スーティング:スーツ素材)コレクションをご紹介した時にも書いたのですが、Fratelli Tallia Di Delfinoは以下のようなミルです。
Fratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下TDD)は、1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥した100年以上もの歴史を誇る、そしてLoro Piana/ロロ・ピアーナおよびErmenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミルの一角を担う存在として世界中のビッグメゾンやトップテイラー(注:LOUD GARDENを含む😎)から高い評価を得ているイタリア屈指の最高級ミルです。
その最大の特徴は「高級織物」しか生まれえないその生産背景にあります。
具体的には、豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱う」など常に最高級原料を使用、最新設備と伝統技術に基づいた一貫体制の下でTDDの生産は行われています。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしております。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することでエコフレンドリーな新機軸を打ち出すなど更なる躍進を遂げてますます存在感を増しているところも見逃せません!
*μ=マイクロン
上画像は、エレガント&ラグジュアリーをコンセプトにシルクやリネンなどを贅沢に混紡したした夏らしく上品なサマーツイードコレクションです。
具体的な品質と特徴は以下の通りです。
上3マーク:品質は69% Wool + 16% Silk + 13% Linen + 2% Polyamide(260g/m)。ホップサック調の織りがとても軽快で涼し気なウィンドウペーンです。洗練されたカラーリングも見事ではないでしょうか!?
上から4番目/5番目:品質は71% Wool + 17% Silk + 12% Linen(230g/m)。ツイル(綾織)組織のラグジュアリーなボディが自慢のチェック素材です。
下2マーク:品質は50% Wool + 40 % Silk + 10% Linen(230g/m)。40%もブレンドされている最高級シルク由来の光沢が美しい無地です。
下画像は1番下のネイヴィブルー:TDDの定番ブレザー素材を除いた8マークがCanapaと名付けられたざっくりとした肌触りと力強いカラーリングが特徴のサマーツイードコレクションです。
Canapaは麻の一種で大麻から生まれる繊維です。
英語でいうHempに近い(あるいは同じ)繊維だと思います。
*↑こちら↑ は今確認中です!
同じ麻系の繊維でもLinenより更に丈夫で、吸水性も高く、簡単に摩耗せず、虫もつきにくく、経年による風合いの変化を楽しめるとても優れた繊維です。
また、Linenよりも爽やかな肌触りも特徴的です。
このような特性から、Canapaによる織物は主にテーブルクロス、ベットカバー等、生活に密着したところで2000年以上前から活躍していたようです。
TDDはイタリアの伝統でもあるCanapa産業の文化的継承事業にも取り組んでおり、フランスやベルギー産のLinenとの差別化を自らのコレクション、このCanapaコレクションで表現しています。
上7マークはツイル組織、品質は75% Canapa + 25% Wool(310g/m)です。
上から8番目はトロピカル(平織)組織、品質は52% Canapa + 48% Wool(310g/m)です。
とてもロマンあふれるナイスコレクションですよね!
皆さんはどのCanapaがお好きですか?
ちなみに1番下の定番ブレザー素材は100% Super 130’s wool(230g/m)です。
こちらもすごくいい素材です!!
TDDの「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
いずれもCanapaコレクションからのセレクトです!
だって。。。
サイコーにいい素材なんですもの😉
上の2マークではセットアップを作りたいです。
正直ボトムスには推奨できないボディなんですけれど。。。
CanapaはLinenより丈夫との定説がありますし、ボトムスはワイドシルエットをイメージしているので大丈夫でしょう!
具体的には上のベイジュベースでダブルブレステッドジャケットと下のテラコッタベースで2インプリーツ&スーパーワイドシルエットのボトムスと作りたいです。
最近そんなボトムスを1本作ったのですが。。。
これがまたすごく使い勝手がいいんですよね!
ですので、この素材でも作ってみたくなりました。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)がいいと思っています。
下は美しく深いグリーンです!
こちらでもダブルブレステッドのジャケットを作りたいです。
ややミリタリータッチで仕上げたいのでフロントボタンは8ボタン4つかけがいいでしょうか?
そして、ボタンはアンティークショップで調達したメタルボタンにしたいですね!
すごくカッコいい傑作に仕上がりそうです!!
Dondi
Ermenegildo Zegnaをご紹介した回の「復習」になりますが。。。
Dondiは1970年に北イタリアで創業された世界屈指の高級ジャージーメーカーです。
2019年にErmenegildo Zegnaの傘下に入り、現在はCashmereやWoolを中心とした最高品質のジャージー素材のみを生産しています。
以前からトップメゾンがこぞって愛用するジャージーメーカーであったと同時にファッショントレンドの変化によってジャージー素材の需要が増加していることもあり「近年最も注目されるテキスタイルメーカー」のひとつとして業界内でのプレゼンスを急激に高めています。
柔らかくとろけるようなタッチと洗練されたカラーリング、そして歴史ある専業メーカーならではの安定した品質を兼ね備えたDondiのジャージー素材は「極上の着心地」と「織物とはまた異なる気品」を誇っています。
基本的に天然繊維のみを使用するというポリシーも嬉しいですね!
こちらの4マークはホップサックを思わせる、そしてハニカム構造状にも見える編み組織がなんともスタイリッシュなジャージーです。
快適なのはもちろんのこと「涼しげな顔」もとても素敵ではないでしょうか。
品質は61% Cotton + 39% Linen(320g)です。
ぱっと見はジャージーっぽくないのもいいですよね😉
また、混紡したLinenが所々でランダムな「節」を作っているのもとてもナイスだと思います。
そして、伸縮性に乏しいといわれるLinenを使ったジャージー素材というのも素晴らしい!
「さすがDondi!」だと思います。
Linen混紡由来の通気性、清涼感、カジュアル感、豊かな発色に恵まれると同時にジャージーならではの伸縮性と快適性に富んでいる訳ですからまさに素晴らしいの一語ではないでしょうか!?
伸縮性に富んでいるということはシワになりにくいことも意味するので、「麻はシワがちょっと」という方にもオススメできると思います。
ジャージー素材なので横方向だけではなく縦方向にもものすご〜く伸びます!!
なので、ものすご〜く快適です!!
僕のイチオシは上から2番目の最高にクールなベイジュです!
軽快なシングルブレステッドジャケットが「正攻法」だとは思いますが、僕はこちらでダブルブレステッドのブレザーを作ってみたいです。
ボタンは茶蝶貝が「正解」かな?
E.Thomas
E.Thomasは1922年にイタリアのスイス国境にほど近いルガーノという湖の一角でErnesto Thomasによって創業されました。
以来、実に1世紀もの長きに渡って「高品質なWool素材をはじめ、CashmereやSilk、Linen、Mohairといった高級素材/天然素材を混紡したラグジュアリーかつクリエイティヴな素材」を作り続けています。
年間生産量がそこまで多くないせいか、あるいは(もし20年以上前と変わっていなければ)日本のエージェントさんが掲げる「多く流通させることが目的ではない。セールスも量より質!」という方針のせいか、日本における知名度はそこまで高くないのですが、その品質の高さは折り紙つきです!
それが証拠に僕の知る限り、テイラー業界内にもファンが少なくないミルです。
かくいう僕も、洗練されたイタリア的感覚と旧き佳き英国的なモノづくりに強く共感して、Carlo Barberaとともに一時期すごく憧れていました。
結構お高いので、この業界に30年近くいながらも2着くらいしか作れていませんけれど(汗)。
でも、いつかまた作りたいと思っています😊
ちなみにエージェントさんの話は実話で、GIEVES & HAWKESをやっていた時に2回だけ会食でご一緒したことがあり、その時に大阪弁で上記趣旨のお話をなさっていた記憶があります。
さすがにもうご引退なさっているかな?
品質は3マークとも38% Wool + 34% Silk + 28% Linen(250g/m)です。
モダンクラシック、イタリアンブリティッシュなサマーツイードです。
僕のイチオシは 上から2番目のブルーです。
モダンクラシックなデザインのジャケットを作ってブルーグラデーションのスタイリングを愉しみたいですね!
Kynoch
Kynochは1788年創業、カントリーテイストが強いスポーティな素材を得意とするスコットランドのスーパー老舗ミルです。
こちらのサマーツイードもKynochの特徴的テクニックのひとつである「キレイな差し色を馴染ませるカラーリング」が見事な、そしてヴェリーブリティッシュなテイストが素晴らしい傑作です。
品質は上の2マークが52% Wool + 48% Cotton(310g/m)で、下の2マークが36% Wool + 32% Silk + 32% Linen + 10%(260g/m)です。
夏の本格的なツイード。
抜群にカッコいいと思います!
Kynochの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
1番上のグレンチェックなのですが。。。
これは最高に素敵ですよね!
僕はこちらでヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツを作りたいです。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
ところどころのパーツをバイアス裁断にするなど「遊び心」もふんだんに表現したいですね!
Lassiere Mills/Maring & Evans/Spence Bryson
1番上はLassiere MillsのMohair混紡のホップサック: “Mohair Blazer” です。
具体的には95% Wool + 5% Mohair(280g/m)のホップサックになります。
優れた通気性と豊かなハリコシに恵まれた素材です。
比較的珍しいMohair混紡のホップサックというのがまずもってすごくいいですし、やや明るめのネイヴィブルーも素敵だと思います。
英国の伝統的な物作りと最新のトレンドを巧みに融合させたクリエイションを特徴に持つLassiere Millsは比較的若い(といっても僕よりもはるかに年上ですが笑)ミルで、1949年にイングランド北部のYorkshireにある高級服地の聖地Huddersfieldに設立されました。
基本的には、Super 100’s~180’s・梳毛Cashmere・Pure Silkといったラグジュアリー原料を使用した素材がコレクションの中心を担います。
上から2番目はUndyed British Woolで有名なMarling & Evansのチェックです。
もちろんこちらもUndyed British Wool、Britih Wool(英国産ウール)原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げた素材ですね(詳細は後述します!)。
「いかにも!」といった風情の色柄とってもいいですよね😉
残念なことに僕はまだ作ったことがないのですが近いうちに必ず作りたいと思います。
現状はスーツやジャケットではなくバルマカーンコートかなぁ?と思っています。
品質は100% Wool(300g)です。
Undyed British Woolについてもう少し詳しく書くと ↓このような素材↓ です。
—–
「ウールの女王」と称されるBritih Wool(英国産ウール)原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げた素材です。
British Woolはホワイトだけではなく、ブラックやグレー、アイヴォリー、ダークブラウン等の品種が存在します。
そういった羊毛のナチュラルなカラーを活かして染めずに織り上げた素材がUndyed British Woolです。
この手法を使った素材は、大量の水を必要とする染色工程が不要なサステイナブル素材として近年ヨーロッパを中心に注目を集めております。
また、British Woolは他の羊毛と比べてクリンプが多く、強い弾力性を持っております。
それゆえ素材に織り上がると、まるで「メリノの品種改良が進む前の羊毛に近い」と称賛されるほどのハリコシに恵まれるのも魅力です。
—–
下3マークはIrish LinenメーカーSpence Brysonの定番ボディです。
Spence Brysonは、1891年の創業から高品質のLinenをヨーロッパ中に供給、目の肥えた貴族たちを魅了してきました。
英国王室御用達の勅許を受けているのもその証左です。
また、現在Irish Linenを名乗ることが許されるのは「Irish Linenの品質保持を目的として1928年に設立された業界管理組織:Irish Linen Guild」のメンバーのみで、Spence Brysonはその代表的なメーカーです。
世界一美しいといわれる光沢感とその豊かで優しい肌触りは、Irelandにて長く培われてきた伝統と技術、そして多くの努力によって支えられています。
こちらの3マークも品質はもちろん100% Irish Linen、ウエイトは380gです。
それはもう素晴らしい素材です!
関係のない話ですが。。。
また、Irelandに行きたいな〜〜〜!!
Wild Silk
世界中に顧客を持つシルクメーカーJJRのWild Silk(野蚕糸)を使用した100% Silkコレクションです。
Wild Silkは自然の山や野原で育った蚕からとれるシルクのことで、流通の多い家蚕糸と違い天然らしい不均一の糸からなる表面感が特徴です。
自然がもたらすWild Silkの美しさはラグジュアリーの新しい在り方です。
品質は100% Silk(245g/m)です。
僕は不勉強でJJRというシルクメーカーを知らない上に、webで調べても把握できなかったので現在リサーチ中です。
made in Englandでも、Italyでも、Franceでも、Irelandでもない(というか表記がない)のと、JJRという名前からすると日本製の素材かな?と想像しています。
それはともかくとして、Wild Silkという代物。。。
素晴らしいですね!
テロンとしたコートかジャケットを作りたいですね。
Di Pray
1948年創業、ビエラ地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業75年!)Lanificio Di Prayの10マークです。
Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けJacketing」を得意とするミルです。
こちらの10マークもいかにも「らしい」、とってもキレイなカラーリングが魅力的な素材だと思います。
品質は、上7マークが65% Wool + 21% Silk + 14% Linen(230g)、下2マークが72% Silk + 28% Wool(260g)です。
Di Prayの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です
キレイなブルーが最高に素敵ですよね!
この素材に限っては、あまり「あれこれ」せずにスポーティかつエレガントなシングルブレステッドジャケットをシンプルに作ってみたいです。
「らしくない」かもしれませんけれど、美しいブルーと素材感を最大限に活かした1着に仕上げたいですね😉
Angelico
クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoの6マークです。
上3マークは60% Wool + 40% Cotton(220g)のWool Blend Seersuckerです。
クラシカルなシアサッカーといえば100% Cottonですが、最近ではより通気性に優れた100% WoolのSeersuckerもしばしば目にします。
が、Wool + Cottonは結構珍しいですよね。
両者の良いどころ取りをしたかのようなリラックスムードとエレガントな質感が絶妙なハーモニーを奏でている新感覚のSeersucker、夏向けのカジュアルジャケット/スーツに絶対のオススメです😊
下3マークは100% Wool(280g)のフレスコタイプの素材です。
強撚糸使いによる抗シワ性、フレスコ風の織りによる高い通気性、そしてナチュラルストレッチ機能と3拍子揃ったナイス素材です。
ご出張が多い方にぜひともオススメししたい逸品です。
Angelicoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
これはスーパーカッコいいSeersuckerですよね!
もしかしたら、僕が生まれてから見たSeersuckerの中で最もカッコいいかもしれません!!
これを超えるには “♡ Camo” のSeersuckerを作るしかない!と思うくらいのカッコよさだと思います!!!
僕はこちらでダブルブレステッドのスーツを作りたいです!
ジャケットは2ボタンの1つ掛け、ボトムスはグルカパンツがいいかなぁ?
Seersuckerなのでジョガーパンツでもいいかもしれませんね!!
すごく作ってみたいです。
では、釈迦に説法というやつかもしれませんが、Seersuckerについて今一度ご説明を!
Seersucker/シアサッカーとは「しじら(縞状のしぼ)」の入った織物のことです。
もう少し具体的に書くと、「波状の凹凸のある部分」と「平らな部分」を交互に表現することで縦方向に縞状のしぼを走らせた織物のことです。
このしじらにより肌への接地面積が少なくなること、つまり「肌へのベトつきが少なくなり」「通気性に富み」「さらっとした肌触りに恵まれる」ことこそがSeersuckerの真髄です。
毎年さまざまな高機能素材がリリースされる昨今ですが、リネンとともに100年以上に渡って「メンズファッションにおける春夏シーズン向け素材の代名詞的存在」として君臨し続けているSeersuckerこそが現代においても春夏シーズンの「本命」素材であることに変わりはありません。
加えて、Seersuckerは「しじらによってシワになりにくい/元からシワ(というかしぼ)があるので仮にシワになっても目立ちにくい」「見た目にも涼しげである」といった魅力も併せ持っています。
また、日本では「サッカー」と短縮されて表現されることも少なくありません。
Seersuckerの主な品質は上述の通り100% Cottonで、我々はウールやシルクで作られたシアサッカーを便宜上「ウールサッカー」「シルクサッカー」などと呼ぶことが多いです。
Marlane
Marlane(マルラーネと読みます)は1952年創業のMarzottoグループに属する中高級テキスタイルメーカーです。
イタリアのビエラ地方にコントロールオフィスを持ち、Marzotto本体とは一線を画し同じく傘下のGuabelloやSondrioとともに独立運営されています。
上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いを特徴に持つSuper 100’S〜120’SのウーステッドSuitingが主戦力ですが、昨今では強力なストレッチ素材やエコフレンドリー素材といった今日的な素材も多く手がけています。
比較的リーズナブルなプライスも魅力のひとつです。
というイタリアンミルのJacketingコレクション7マークです。
上の4マークは100% Wool(270g)の上品かつクラシカルなレンジで、下の3マークは36% Cotton + 35% Viscose + 26% Wool + 3% Polyurethane(290g)のコンフォート&エレガンスをテーマにしたジャージーのようにサラッと羽織れる快適さを持つモダンクラシックなレンジです。
Sondrio
数多くのメゾンブランドが顧客でもあるイタリアを代表する名門コットンメーカーSondrioのクリエイティヴな無地コレクションです。
いずれもSondrioらしいナイス素材ですが、気品あふれるルックスのボディにコロニアルなテイストのカラーを揃えた上4マークが特に素晴らしいです!
その上4マークの品質は55% Cotton + 45% Linen(360g/m)、強い打ち込みに由来するヴィンテージタッチも白眉です。
下5マークはSondrioの定番、ニュアンスカラーが美しいストレッチコットンコレクションですね。
具体的な品質は97% Cotton + 3% Polyurethane(380g/m)です。
上質なコットンを惜しみなくしっかりと打ち込んだ素材の手触りは柔らかさの中にハリコシがあります。
もちろんPolyurethane混紡由来の高いストレッチ性も魅力です。
Sondrioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
この絶妙なパープル/ピンクよ!
最高です!!
僕はこちらで最近お気に入りの「ワイド巾ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といったデザインでスリーピーススーツを作ってみたいです。
きっとすごくセクシー&ダンディな1着に仕上がると思います!
以上です!
もう1回今週中にご紹介をしたいのですが。。。
どうなるか。。。
とにもかくにも乞うご期待ください!
7th. Mar. 2023
Ryoji Okada
今日から3月です!
アパレル業界においては、3月が「春夏商戦の本格スタート月」という位置づけになっております。
ですので、我々も気持ちを新たにして、元気に、前向きに、情熱的に新たな半年間をスタートさせたいと思います!
その一環ではありませんが、3月から水曜日営業を再開します。
水曜日の営業時間は14:00-20:00です。
水曜日は基本的に僕ひとり体制なので、開店時間は14:00とやや遅めですが、もしタイミングが合いましたらぜひともいらしてくださいませ。
「水曜日・木曜日定休」とお思いの方が少なくない(と思われる)ので、水曜日はゆっくりとご注文いただけるはずです!
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております😌
ところで。
「春夏商戦」といえば。
昨日に引き続いて、春夏商戦の大事な大事な商材である2023 Spring/Summerシーズン向け新作バンチブックのご紹介を!
8回目となる今日は、昨日も少し予告した通り2日連続で英国製の素晴らしいSuiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。
具体的には、John FosterとWoodheadのとてもクラシカルなSuiting:合計約50マークがコンパイルされているバンチブックです。
ほとんど全マークがヴェリーブリティッシュな仕上がりです。
つきましては。。。
「Suitingはやっぱり英国モノがいいよね!」という信念をお持ちの皆さまには、ぜひともじっくりご覧になっていただきたいです!
ではでは、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
最後までお付き合いいただければ幸いです😌
早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
「200年以上の歴史を誇る英国を代表するミルJohn Foster」と「John Fosterには及ばないものの100年を超える歴史を持つ老舗マーチャントAlfred BrownがプロデュースするブランドWoodhead」の新作Suiting(および定番Suiting)が収録されたバンチブックです。
では、「中身」をご紹介する前にJohn FosterとWoodheadをご紹介しましょう!
John Fosterは ↓このようなミル↓ です。
—–
1819年に英国ウエストヨークシャー州ブラッドフォードのクイーンズベリーにおいて21歳のJohn Fosterが毛織物商を営み始めたのがJohn Fosterの原点です。
ブラッドフォードに牧場を持つ農夫の息子だった彼は成人するとブラッドフォード郊外にあるクイーンズベリーの地主の娘と結婚します。
そして、後にBlack Dyke Mills(John Fosterの自社工場)を建てることになる場所に存在した倉庫で毛織物商を始めます。
地元で紡績された上質な糸を仕入れて卸販売をするという形態から始めて順調に規模を拡大、間もなく自社の製織工場を設立するに至ります。
その後も成長を続け、1843年には自社工場に約500台もの織機を導入、1851年にロンドンで行われた万国博覧会ではモヘア混紡素材で一等を、糸で金メダルを受賞する快挙を成し遂げるなど「John Fosterの糸と素材」はそこここで高い評判を得ることに成功、その高い評判をきっかけにDormeuilの素材を手がけることにもなります。
以降も規模を拡大させて英国を代表するミルに成長し現在に至ります。
その最大の特徴は英国ミルらしい質実剛健さと現代的な感性を絶妙にブレンドさせたデザインにあります。
比較的抑えめなプライスも魅力です。
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Alfred Brown(Woodhead)は ↓このようなマーチャント↓ です。
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1915年には英国ウエストヨークシャー州最大の都市リーズにオフィスを開業することでAlfred Brownの歴史は幕を開けます。
開業時は “Browns & Sons” という名前でスタート、現在のAlfred Brownに社名が変わったのは1955年のことです。
主なコレクションはメンズ向けのやSuitingとJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)です。
そのコストパフォーマンスの高さと規模の大きさ(年間生産高は100万メートルを超えます)に加えてストック・サービスも充実していることから、英国内ではマークス&スペンサーやネクストといった大手チェーンからSavile Rowのテイラーや著名英国ブランドまで引く手数多、英国における知名度は相当に高いものがあります。
フットボール(サッカー)英国代表チームのオフィシャルスーツやオリンピック英国代表チームのオフィシャルスーツに素材を供給したり、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ魔法魔術学校(のクローク)にAlfred Brown社製の素材が使われているのもその証左かもしれません。
現代的なテイストを反映させた英国らしいクラシックスタイルのコレクションがその特徴です。
Alfred Brownは現在、Alfred Brown、Empire Mills、Woodheadの3ブランド展開をしています。
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以上です。
ブラッドフォードのクイーンズベリー!
行きましたね〜〜!
もちろんJohn Fosterの自社工場等を見に行くためです。
25年くらい前の話なのでかなり記憶が薄れていますが2回は行っているはずです。
すごくいいところでした。
その2回のうちの初回だったかな、同行した先輩がその当時はもう使われていなかったBlack Dyke Millsブランドを日本で復活させたんですよね〜!
初代John Fosterも参加していたというBlack Dyke Mills Band由来の「ラッパのマーク」が入った織ネームも印象的でした!
あの先輩はもう一線を退いているみたいだけれどBlack Dyke Millsブランドはその後どうなったでしょうか?
また、リーズにも一度だけ行きました。
リーズはAlfred Brown訪問ではなくGIEVES & HAWKESの新しい店を見に行ったんですよね。
活気のあるなかなか大きい地方都市でした。
で、駅近くにあったパブで「一杯やろうか!」と思って入ってみたらスキンヘッドがたむろする危険な空気が充満している店でめちゃくちゃ焦った記憶があります。
肝心なことよりこういう記憶の方が鮮明という(笑)。
という僕のことはともかく、内容を見ていきましょう!
上述の通り今日も全マークを披露します!
John Foster 2-1
クリアカット&ツイル(綾織)組織のSuitingコレクション9マークです。
ウエイトは250g/m、所謂Four Seasonsタイプの素材です。
とはいえ、made in Italy素材のそれよりも手持ち感はしっかりしていてややハードタッチです。
はい、それがJohn Fosterの魅力です。
もちろん英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。
どれもとってもダンディですよね。
そして、どれもさりげないこだわりやひねりが加えられているのも嬉しい限りです。
品質はすべて100% Wool(250g)です。
John Foster 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
端正なネイヴィブルーとさりげなくも力強い重層的なウインドウペーンに惚れました!
ヴェリーブリティッシュなスリーピーススーツが作りたいですね。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツのややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
そして、時々ジャケットやボトムスはセパレートして着たいです!
ヴェストの前身頃はバイアスに裁断してもスーパークールかもしれませんね😉
John Foster 2-1
トロピカル(平織)組織のSuitingコレクション14マークです。
品質はすべて100% Wool(235g)、春先から秋口まで愉しめるボディ、made in Englandのトロピカル素材らしいシャリ感とハリコシを併せ持ったナイスボディだと思います!
もちろんツイル組織同様に、英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。
チェック人気が完全に復調してきたこの2シーズンほどですが、にも関わらずストライプ中心のコレクションという潔さも好きです♡
無地が1番下のライトグレイのみというのもこれまた潔いですよね!
John Foster 2-2の「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
いかにも英国!UK!イングリッシュ!という感じのピンストライプです!
これは文句なしのかっこよさですよね!!
上からブラック、ネイヴィブルー、グレイですがどれも作ってみたいです。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
僕は。。。
決められません(汗)。。。
なので。。。
数年前にSmith WoollensのBotanyでやったように、こちらでもカラー違いのスリーピーススーツを作ってみたいです!!
もちろん基本的には同デザインで3着!
は流石に懐事情を考えたら無理でしょうから、ネイヴィブルーとグレイで作ってみたいです!!
デザインは、John Foster 2-1のイチオシと被ってしまいますが、「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」がいいでしょうか?
ヴェストはたくさんのフォロワーを産んだ(←少々大袈裟な表現笑)、「バーティカル + ホリゾンタル + ダイアゴナルのクレイジーカッティング」にしたいですね😉
間違いなくカッコいい、そしてOne of a kindな1着が仕上がるはずです!!
Woodhead 3-1
トロピカル組織のチェック6マークです。
品質はすべて100% Wool(250g)です。
John Fosterのトロピカルよりも少しウェイトはありますが、強撚糸由来のかなり強めなシャリ感があるので夏もバッチリ愉しめると思います。
また、抗シワ製にも優れている素材です。
On/Off兼用可能な色柄、上下(ジャケット/ボトムス)をセパレートしての着用も可能な色柄なので、ちょっとしたご旅行やご出張にも重宝するはずです。
Woodhead 3-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
6マーク中最も華やかなこちらに心惹かれました!
こちらならば、ややスポーティなスーツを作ってみたいです!
具体的には「シングルブレステッド3ボタン(段返り)&3パッチ/アウトポケットジャケット + グルカパンツ」というイメージです。
芯地も肩パットも省いたアンコンストラクテッド仕立てで軽快に作りたいですね。
そして、スーツではもちろん上下をセパレートしての着こなしも愉しみまくりたいです😎
Woodhead 3-2
トロピカル組織のストライプ12マークです。
こちらも品質はすべて100% Wool(250g)です。
ただ、上2マークとそれ以外は少し織り方が違うようです。
具体的には、上2マークがWoodhead 3-1と同じ強撚糸使いの少々フレスコっぽい織り方で仕上げていて、それ以外の10マークが一般的なトロピカル素材になります。
より涼しげで軽やかな前者、極めてクラシカルな後者。
皆さんはどちらがお好みですか?
Woodhead 3-2の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
モノトーングラデーションのストライプ!
とってもカッコいいですよね!!
僕はこちらでダブルブレステッドのスーツを作ってみたいです。
Woodhead 3-3
トロピカル組織の無地6マークです。
こちらも品質はすべて100% Wool(250g)です。
英国製のしっかりした素材ですので、スーツはもちろんですがボトムスにもオススメです。
Woodhead 3-3の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
他のバンチブックにはなかなかないテラコッタカラーの無地です!
このカラーは本当に&最高にいい感じです!!
僕はこちらでシック&セクシーなダブルブレステッドスーツを作りたいですね。
以上です。
まだまだご紹介できていないバンチブックはたっくさんあります(汗)ので、出来るだけ間隔をおかずに次回をお届けしたいと思います!
乞うご期待ください。
1st. Mar. 2023
Ryoji Okada
昨日のMILはエースG.Antetokounmpoが欠場、2ndエースK.Middletonは引き続きベンチスタートながらPHXに勝利、連勝を14に伸ばしました🏀
PHXもブロックバスタートレードで獲得したKDが出場しなかったとはいえ、昨日の勝利はなかなか大きいものがあると思います。
ECの首位をひた走るBOSとのゲーム差を0.5にキープできましたし、2月を「負けなし」で終えることができましたからね!
素晴らしい!
2月といえば、今日で2月も終わりです。
我々は昨年の9月から今年の2月までを「存亡と生き残りをかけた絶対に負けられない半年間」と捉え、さまざまな取り組みを懸命にやってきました。
「やり切った」という想いは全然ありませんが、その一方で「できなかったことが多過ぎた」という悔恨もほとんどありません。
具体的な結果は9月と10月は勝利、11月は薄氷の勝利、12月は惜敗、1月は敗北、2月は勝利でした。
振り返れば、9月と10月にもっと貯金をしたかった、12月はもう少しやりようがあったのでは?、1月と2月の中旬に起きた「氷河期」のごとき厳しい10日程度が痛恨だったという反省等々もありますけれど、もし漫然とこの半年に入っていたら存亡の危機が訪れたことは想像に難くないです。
そうではないテイラーさんやアパレル企業も多数あると思いますが、我々はコロナ禍の影響を強烈に受けてさかなり苦しく厳しい状況にありましたから。。。
そういった意味では意義深く、確かな手応えを感じた半年間でした。
この半年間にご注文をくださった皆さま、お客さまをご紹介してくださった皆さま、応援をしてくださった皆さまにこの場を借りて心よりの御礼を申し上げます。
そして、年末まで一緒に日々を闘ってくれたF君にも感謝をしたいです。
元気かな?
明日から本格的に幕を開けるSpring/Summerシーズンですが、例年は反対シーズン(Autumn/Winterシーズン)よりご注文数が減る傾向にあります。
ですが、ここで失速をしたら「終わり」です。
そして、6月には新たなディケイドの1周年目を迎えます。
そこで、2023年は気持ちを新たに褌を締め直しこの半年以上に頑張る決意でおります。
具体的には、既にこのDiaryでも何度か書いてはおりますが、我々は2023年を「勝負の年」「正念場」と考えております。
一片の後悔もなく今年の年末を迎えられるように「僕のファッション業界人生の集大成」となるような1年にしたいと考えております。
つきましては、どうか皆さま。
引き続きの応援をよろしくお願い申し上げます。
具体的には。。。
たくさんのご注文をお願いいたします。
ご家族やご友人をご紹介くださいませ。
うまくコラボレーションができそうな案件があればご教示くださいませ。
厚かましいとは存じますが、どうぞ何卒よろしくお願い申し上げます。
ところで。
「Spring/Summerシーズン」といえば。
昨日はお休みしましたが、今日は再び2023 Spring/Summerシーズン向け新作バンチブックのご紹介を!
7回目となる今日は、おとといも少し予告した通り英国より届いた絶品Suiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。
具体的には、Dormeuil、John Cavendish、Savile Clifford、William Halstead、Savile Clifford、Kynochの厳選された極上Suitingが約80マークもコンパイルされているバンチブックです。
いずれも個性あふれるナイスSuitingばかりがセレクトされています。
という訳で、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
つきましては、最後までお付き合いいただければ幸いです😌
では、早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
錚々たるビッグネームが並ぶ表紙がまず壮観ですよね!
もちろん内容も壮観、各社の「いいところ取り」をしたような素晴らしいコレクションに仕上がっています。
ご来店の際にはぜひともじっくりチェックしていただければと思います。
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「John CavendishのMohair混紡ストライプ上から6番目はどういう感じの全貌なの?」とか「これに近いストライプでmade in Italyの素材はある?」とか「良さそうなのでこれで前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
それでは、前回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます。
DormeuilはMohair混紡素材のトップクオリティSuper Brioが6マーク収録されています。
1842年創業のDormeuilは「世界最古の服地マーチャント」「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」といった数々の伝説を誇る名門中の名門マーチャントです。
英国製の上質な服地をフランスに輸入することから始めたフランス企業ながらも、創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックを英国ミルに織らせたり、1971年にはロンドンに1号店をオープンさせたり、英国ミルを傘下に収めたりとかなり英国色が強く、そのコレクションのほとんどがmade in Englandです。
このSuper Brioももちろんmade in Englandです。
そんなDormeuilですが、創業以来多くの個性あふれるベストセラーをリリースし続けることで名声を築き上げてきました。
その代表格が1922年リリースのSportexと1957年リリースのTonik、そして1958年リリースのSuper Brioです。
今日ご紹介するSuper Brioは、Dormeuil史上最大のヒット作であるTonikと並び称されるMohair混紡素材です。
リリース当初のTonikはWool 50% + Mohair 50%(390g/m)というクオリティでした。
21世紀だとコート用の素材にも見つけられるほどのウエイトではありますが、当時は現在と気候も人々のマインドも異なる時代だったため、「Mohair由来の通気性に優れながらも質実剛健」「暑い夏でも快適!」ということで大人気を博します。
Dormeuilの開発部門も相当の自信があったようです。
「それが証拠に」という訳でもありませんが、そのあまりの素晴らしさを祝し完成時にスタッフ皆でジントニックで乾杯をしたことからこの名前がつけられたという逸話が残っているほどです。
そしてその自信が証明されたかのような大ヒット、当時のDormeuil本社にはジントニックがいくらあっても足りなかったことでしょう!
Super Brioは、Summer Kid Mohairを60%使用すると同時に、40%のWoolをより細番手にして完成させたTonikの進化系、軽量版ともいえる傑作です。
ちなみに、Summer Kid Mohairとは生まれた年の夏に初めて刈り取られた仔山羊の毛を指します。
つまりは一生に一度しか刈り取れない希少価値の高い、そして(赤ちゃんの毛と同様に)繊細で柔らかい毛を使っている訳です。
柔らかいといっても極上Mohairですからね、かなりのシャリ感とハリですけれど!
正確な品質は60% Summer Kid Mohair + 40% Wool(250g/m)です。
数多くのヴィンテージ素材を見てきた僕ですが、記憶によれば1970年代の素材ですら250g/mはかなりライトウエイトなはず、すなわちリリース当時における250g/mというウエイトはウルトラスーパーライトだったはずです。
Tonikに次ぐヒット商品になったのも納得です!
僕も2年連続で大ヒットを飛ばしたいものです。。。
それはともかく、今回収録されているのは完全な無地が4マーク、シャドウストライプが入った無地が2マークの計6マークです。
1番上がブラックで上から4番目はグレイ、それ以外はブルーです。
いろいろ書きましたけれどSuper Brioですからね。
やっぱり最高です!!
そして、やっぱりこうして名品中の名品を目の当たりにすると激しく作りたくなりますね〜〜!
Super Brioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
シャドウストライプのネイヴィブルーです。
超さりげないシャドウストライプとなんともキレイなネイヴィブルーが最高にクールではないでしょうか!
このシャドウストライプがMohair混紡素材特有の美しい光沢をより強調してくれるはずです。
僕は「ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といった感じでかなりフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツを作りたいですね😉
いやぁ、これは本当にと〜っても作りたいです!!
次はJohn CavendishのWool & Silkです。
John Cavendishは1988年創業のブランドです。
創業35年というとテキスタイルメーカー業界ではヒヨッコ同然ではありますが、にも関わらず既に世界中の一流テイラーおよび数多くのデザイナーズブランドにも供給を行うなど大変高い評価を得ています。
その最大の特徴は、英国素材の持ち味であるハリとコシを残しながらもイタリア素材のような繊細さや優雅な光沢が表現された「英国素材とイタリア素材が高い次元で融合したようなテイスト」にあります。
その「独特の立ち位置」こそがまだ若いメーカーであるJohn Cavendishのプレゼンスを飛躍的に高めた主要因に違いありません!
副要因として強力な営業力といったこともあるのかもしれませんが。。。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAに最も欠いている力ですね(汗)。
それはともかく。
こちらは、75% Super 130’s Wool + 25% Silk(260g/m)のツイル(綾織組織)素材、Four SeasonsタイプのSuitingになります。
確かにかなりイタリアンミルっぽい品質ですよね。
Made in EnglandのSuitingでSilk混紡ってほとんど見ないですもの。
25%もSilkが混紡されているので優雅極まりない光沢は相当なものです。
2022-2023 Autumn/Winterシーズン向けのバンチブックに同社の似たクオリティ:90% Super 120’s Wool + 10% Silk(270g/m)のSuitingがコンパイルされていましたけれど、10%でも光沢が見事でしたから、25%ともなると。。。
より一層美しいに違いありません!
というエレガント&ラグジュアリーでイタリアンテイスト濃いめのクオリティながら、その手触りは上述の通り豊かなハリコシに恵まれています。
そして、色柄は英国っぽいクラシカルテイスト!
これは好きな人はかな〜り好きなんじゃないでしょうか?
が、しかし、ハリコシは静止画像ではまったくお伝えが出来ませんし、25%のSilkが効いている光沢も実際に素材を動かしてもらった方がより一層分かりやすいと思います。
つきましては、ぜひともご来店の際には実際に触って/動かしてみてください!
上画像:柄物9マークです。いかにも英国っぽい色柄が魅力です!
下画像:無地系/無地9マークです。カジュアルなカラーまでフォローされているのが嬉しい限りです。
John Cavendish “Wool & Silk” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
ブラックの「シャドウハウンズトゥース」です。
これは問答無用のカッコよさですよね!!
ちょっとしたパーティにも使えるようにフォーマルテイスト溢れるスリーピーススーツを作ってよし!
モッズテイストあふれるロックなスーツを作ってよし!
敢えてのライダース/モーターサイクルジャケットを作ってよし!
想像力を駆り立てられる素晴らしい逸品だと思います。
こちらは3カラー展開なのですが、他の2カラーもすこぶる素敵です😊
続いてJohn CavendishのWool & Mohairです。
こちらは、トロピカル(平織組織)で仕上げた、80% Super 130’s Wool + 20% Mohair(240g/m)シリーズです。
タイプ的には春夏素材、春先から秋口までをカヴァーする素材ですね。
Mohairは通気性のよさ、独特のシャリ感、上品な光沢、豊かな仕立て映えに恵まれる素材ですが、ややハードなタッチという欠点(僕のような人間から見るとそれこそが利点/美点なのですが。。。)があります。
この素材はその欠点を細番手原料を使用したWoolを使うことで解消しています。
その見事な「ハリとシャリ感はありながらもソフトなハンドリング」はぜひとも店頭でお確かめ下さい😊
上画像:モダンクラシックなチェック4マークです。特に上のグレンチェック2マークのカラーリングが白眉ではないでしょうか!?
下画像:ストライプ10マークです。どれもとっても魅力的なストライプですよね!
John Cavendish “Wool & Mohair” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
とてもシックながらも大胆不敵なストライプです!
凝ったカラーリングと4.0cm巾のワイドストライプが素晴らしくクールですよね。
僕はこちらでシャープなダブルブレステッドスーツを作ってみたいです。
具体的には「細めのピークトラペル&2ボタン1つ掛けのダブルブレステッドジャケット + 1インプリーツ&テイパードシルエットボトムス」で作りたいですね。
絶対にカッコよく仕上がると思います。
このストライプですからジャケットとボトムをセパレートしての着こなしも愉しいに違いありません。
カラー違いのネイヴィブルーもすごくいいです!
Savile CliffordのTwill Collectionです。
1899年創業、現在は大手マーチャントScabalの傘下に入っているモダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。
こちらの無地12マークもその特徴がいかんなく発揮されたクラシカルでありながらモダンが香るナイスSuitingばかりですよね!
品質はすべて100% Wool(230g/m)です。
230g/mというウエイトは、ツイル組織のSuitingとしては最軽量の部類に入ります。
その軽量さを活かしたアイテムを作るのが「正攻法」だと思います。
また、なんとも個性的なカラーもいいですよね!
皆さんはどのカラーがお好きですか?
Savile Clifford “Twill Collection” の「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
この美しいライトカラーのヘリンボンどちらかでややスポーティなスーツを作ってみたいです!
具体的には「シングルブレステッド3ボタン(段返り)&3パッチ/アウトポケットジャケット + グルカパンツ」というイメージです。
芯地も肩パットも省いたアンコンストラクテッド仕立てで軽快に作りたいですね。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)以外には考えられません!
Savile CliffordのTropical Collectionです。
極めてクラシカル&英国的なトロピカル組織のSuiting5マークです。
品質は100% Wool(240g/m)です。
モノトーンオンリー&ブルー系なしという潔さも微笑ましい気がします😌
Savile Clifford “Tropical Collection” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
ここまで力強いボールドストライプのトロピカル素材にはなかなかお目にかかれないので激しく「作ってみたいな〜〜」と思っています!
ヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツでキメたいですね。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
特にMohair素材を得意とするブリティッシュモヘア素材の代名詞的存在William HalsteadのTwill Collectionです。
昨今ではツイル組織のMohair混紡素材は極めて少なくなっています。
そこそこのヴォリュームで展開しているのはイタリアンミルだとVBC、ブリティッシュミルだとこのWilliam Halsteadくらいではないでしょうか。
あ、あとは日本の至宝葛利毛織さんも少しやっていますね。
という希少種ですが、下4マークはWilliam Halsteadの定番的な素材ですのでかなり「見慣れた感」があります。
見る度に、そして触る度に「いつか作ってみたいなあ。。。」という気持ちが高まる超優良素材です。
具体的には、Mohairとツイル組織が織りなすその美しい光沢、バシバシに強く打ち込んでいるゆえのハリコシ、深いカラー等々が素晴らしいです。
品質は73% Wool + 27% Mohair(345g/m)です。
スーツはもちろんのこと、1番下のブラックでダンディなブレザーを作っても良さそうですよね〜!
上3マークは、昨春デビューした経糸(タテイト)にインディゴ風の色糸を使用し緯糸(ヨコイト)にホワイト糸を使用したデニム風のMohair Twill素材です。
品質は77% Wool + 23% Mohair(490g/m)です。
490gというと17oz以上、素晴らしいヘヴィさですよね〜!
これはかなりの傑作だと思います!!
大オススメです!!!
William Halstead “Mohair Twill” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上から2番目のインディゴブルー風です。
このデニムっぽさ、サイコーですよね!
しかも、このデニムっぽさをMohair混紡のツイル素材で表現しているのがいい!!
そして、490g/mというヴィンテージ感あふれるヘヴィウェイトもいい!!
そしてそして、「Mohair屋さん」といっても間違いではないWilliam Halsteadというのもいい!!
僕はこれでクラシカルなスリーピーススーツ、あるいはコートを作りたいですね〜〜。
コートならバルマカーンコートを作りたいですね。
コートとNewsboy Capのセットも良さそうですね。
いやぁ、これは絶対に何か作りたいです!
このバンチブックの「キングオブイチオシ」かもしれません。
William HalsteadのTropical Collectionです。
Mohair素材の大家:William Halsteadが最も得意とするクオリティであるトロピカル組織のMohair混紡Suitingです。
いずれも「さすが!」な逸品ばかりです。
上の6マークは冒頭のDormeuilの説明で少し触れたTonikタイプのモヘア混紡素材です。
具体的な品質は70% Wool + 30% Mohair(330g/m)です。
バシッと仕立て映えがする素材をお探しの方、Mohair由来の豊かな光沢と通気性とシャリ感とハリを満喫したい方に超オススメな素材です。
カラー展開も申し分ないと思います。
下の6マークは冒頭に収録されているDormeuilの傑作素材Super Brioタイプです。
具体的な品質は60%Kid mohair + 40% Super 120’s wool(250g/m)です。
ん、「タイプ」どころか、ほとんどSuper Brioと同じクオリティですね!
そして。。。
ここだけの話。。。
Dormeuilよりもリーズナブルです。
ですので、両方で展開があるネイヴィブルーとライトグレイでSuper Brioと迷った場合にはSuper Brioのセレクトをお願いします!
という「単価up誘導」はやめておいて(笑)、その場合にはこちらのネイヴィブルーをオススメします😊
William Halstead ” Tropical Collection” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上から4番目のTonikタイプです。
華やかにしてシックなインクブルーに惚れました!
もちろん、光沢、ハリコシ、シャリ感にも惚れています!!
以前にこの素材とほぼ同じカラーのヴィンテージTonikでダブルブレステッドのブレザーを作ったことがあるのですが、あれはもう(バルクアップとデブ化の問題で)完全に着ることが出来ないので新調したいなぁと思います。
でも、せっかく新調するならばスーツにした方がいいかな?とも思ったり。。。
いずれにしても素晴らしい素材です。
最後に収録されているのはKynochのSummer Tweed Collectionです。
Kynochは1788年創業、カントリーテイストが強いスポーティな素材を得意とするスコットランドのスーパー老舗ミルです。
こちらのサマーツイードもいかにもKynochらしい傑作だと思います。
品質は48% Cotton + 25% Silk + 10% Linen + 10% Wool + 7% Polyamide(280g/m)です。
夏のツイード。
抜群にカッコいいと思います!
しかも、コットンとシルクを軸にした5者混。
サイコーだと思います!
そしてキレイなネップ。
堪りません!
カラー展開も見事、William Halsteadのデニム風Mohair Twill素材とともにこのバンチブックのMVPを進呈したい逸品です😊
Kynochの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
どのカラーも素晴らしいのですが、僕はこのカラーに最も心惹かれました。
クラシカルなカントリージャケットやシンプルなスポーツジャケットもいいけれど、僕なら敢えてドレッシーなスリーピーススーツを作りたいでしょうか。
ハイウェストのワイドパンツを作っても良さそうですよね。
う〜〜ん、料理しがいがありそうな素材だ!
ちなみに。。。
このカラーは既にスリーピーススーツ1着とジャケット1着のご注文が入っております😌
K様、A様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
以上です。
次回は。。。
そろそろいい加減にErmenegildo Zegnaか?2連続で英国製Suitingか?と考えています。
乞うご期待ください。
28th. Feb. 2023
Ryoji Okada
< Special Campaign!:オーダーシャツ × 2枚 = ¥13,650〜 >
NBA、このオフシーズンはかなり動きがありますね〜。
ここ最近では、C.Bilupsが古巣DETに、J.CalderonがDALに、C.BrewerがMINに、J.O’neal(おお!まだやっていたのか!?)がGSWにそれぞれ移籍。
R.Hamilton、M.W.Pが解雇、どこかのチームが拾うのか?
なかなかどうして、最終的に各チームのロースターが固まって勢力図がどう変わるか楽しみであります。
そして、遂に、P.PeaceとKG、そしてJETがBKNに入団する大型トレードがモラトリアム明けを待って正式決定!
そしてそして、A.KirilenkoのBKN入団も決定!!
しかも、BOSとの大型トレードでR.Evansは要員とならずに済み残ったのね。
ちょっと待てよ、そうすると。
—–
PG: D.Williams/J.Terry
SG: J.Johnson/S.Livingstone
SF: P.Perce/A.Kirilenko
PF: K.Garnett/R.Evans
C: B.Lopez/A.Blatche
—–
何だかすごいロースターが完成していますね。
Coach Kiddの視界は良好ですね〜〜!
もう一枚3Pシューターが欲しいし、インサイドも誰かが故障したら心許なくもないけれど、まだ補強は有り得ますからね。
早くも開幕が楽しくなってきました!
Go! BKN
Beat MIA!
ところで。
「楽しく」といえば。
ここ数日の酷暑。。。
はっきり申して辛い以外の何物でもありません。。。
ちょっと外で写真を撮っているだけで汗がダラダラ。。。
外廻りをなさっている皆様方には本当に頭が下がります。
でも、そんな「○そ暑い」日々でも時にはスタイリッシュにキメたいものです。
そんな煩悩を叶えてくれる品々を紹介しましょう!
まずは、やっぱりリネン!
ホワイトリネン。
鉄板ですよね!
いや〜、清々しい!
ホワイトのリネンシャツは何枚でも、極論すれば100枚でも欲しいです!
もちろんオーダーですから、乳首の透け防止のため左右にポケットを付けたりも出来ます。
ブルーのリネンも涼し気でいいですよね。
オーダーらしい遊び心がナイスな一着です!
これもブルー。
リネンのウィングカラーシャツ!
フォーマルとカジュアルを見事に融合した逸品、素敵です。
シャツだけではなくてパンツもCoolに!という時にはやっぱりホワイト。
これだけAbsoluteにホワイトなパンツも珍しいです!
たいていはもうちょっとオフがかったホワイトですもんね。
かっこいい!!
ホワイトパンツにはこんな洗い晒しのインディゴシャツを合わせたいですよね。
チビ衿がチャーミング!
あるいは、洗い晒しのバンドカラーシャツ。
このシャツ、俳優のお得意様がオーダーして下さったシャツなのですがめちゃくちゃかっこいいですよね〜!
今頃、彼の地でお召しになっているのでしょうか?
以上です。
暑過ぎる日々です、もちろん「Tシャツ + ショーツ」も軽快&快適でいいですけれど、ご紹介した感じもとってもナイスですよね!
ご用命はLOUD GARDENまでお願いします。
13th. Jul. 2013
Ryoji Okada