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New bunch book collection for 2024-2025 Autumn/Winter, vol.13: Loro Piana

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 10月/11月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ Statement shirt: DON’T LOOK BACK

  ☑︎ Statement shirt: The Union Jack

  ☑︎ リペア&リメイク一部再開しました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ “Robots” Shirting入荷!

  ☑︎ “World Map” Shirting入荷!

  ☑︎ “Polka Dots” Shirting入荷!

  ☑︎ The Loudest Voice vol.38 in store now!

 

New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Special Lining

  ☑︎ vol.2: Classic Shetland by W.Bill

  ☑︎ vol.3: Dorchester by Hardy Minnis

  ☑︎ vol.4: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.5: Marling & Evans / Kynoch etc.

  ☑︎ vol.6: Bodega

  ☑︎ vol.7: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.8: Drago

  ☑︎ vol.9: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.10: The Album vol.20

  ☑︎ vol.11: Premier Cru by Harrisons

  ☑︎ vol.12: Masquerade by Harrisons

 

 

 

昨日、カープが第一次の戦力外戦力外通告を行ったことを発表しました。

具体的には支配下契約選手3人、育成契約選手3人、合計6人と来季の契約を結ばないことを通知したと発表しました。

今季最終戦後の挨拶で新井監督が来季について「変化の年。それに伴う痛みも生じてくる」と述べたことで「大変革待ったなしか!?」という憶測もありましたが、なんのことはない。。。

例年通り、ほとんどのチームが発表を終えた後に最小限の戦力外通告を行っただけでした、

契約解除済みの助っ人野手2人と引退した野村投手と合わせても支配下枠は6しか空かない計算です。

もちろん第二次戦力外通告期間もある訳ですが、かなりバッサリいっているチームが続いた後で、監督もヘッドコーチも「力不足」と今季(の大失速)を振り返った状況下で、フロントも長距離砲不在での戦いを強いたことに「責任」を感じていると述べた中で、そして打率.145/.156/.209・OPS.331/.471/.480の「低成績文春砲3兄弟」がいるにも関わらず、その3人は「セーフ」で6枠だけとは。。。

再契約するとは考えにくいハッチ投手を含めても7枠だけです。

今季は最大でギリギリとなる70枠を使いました(助っ人野手の契約解除で現状は68枠)が、開幕時には最低でも2枠程度空けておくのが普通ですから、それも考えたら実質的には5枠。

新外国人獲得枠を3と仮定したら現状は2枠しかありません。

これは。。。

大変革は「待ったなし」ではなく「まったくなし」ですね笑。

どころか、ドラフト指名ができません笑。

もちろんドラフト後に第二次があるんだとは思います。

が、しかし、昨日の第一次を見るとヴェテランに今後のチーム編成を考えた去就をしてもらうとか、例年以上に助っ人を多く取るとか、FA戦線に参戦するとかといった今までと異なるムーヴがあるとは考えにくいです。

あるいは九里投手と森下投手がMLBに挑戦するのを見越しているのか?

とにもかくにも、このまま例年通りのオフとなり、コーチ陣の抜本的再編もないようだと来季もまた家族野球を見せられる可能性が高まります。。。

だとすると、ちょっと応援しにくくなるかなぁ。。。

幼少の頃から途絶えたことがないカープ熱が冷めてしまうとしたら悲しいです。。。

 

 

 

ところで。

「家族」といえば。

4日振りに2024-2025 Autumn/Winterシーズン向けの新作バンチブックをご紹介します。

13回目の今日ご紹介するのは各方面から「世界最高のミル」と称賛されるLoro Pianaの新作です。

Loro Pianaは1936年にイタリアのクアローナで創業された主に最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う超名門ミル(毛織物メーカー)です。

「最高の製品のみを保証する」という哲学のもと、「毎年総生産量の30~40%を買いつけているといわれるオーストラリア産トップレンジ原毛(Super 100’s以上の羊毛)」を筆頭にした極上原料だけを使用して織り上げられる同社の素材は、長きに渡って世界中のビッグメゾンやハイブランド、トップテイラーを魅了してきました。

また、Loro Piana家に代々受け継がれてきた伝統的なファミリービジネスは11年前の2013年に大きな転換期を迎えました。

「あの」LVMHグループ入りを果たしたのです。

以来、プレタポルテ事業に一層の力を入れるなど企業としての更なる進化と深化を図って今に至ります。

その一方で、テキスタイル事業における「長い伝統によって培われた物づくりへの深いこだわりと高い感性」はいささかも損なわれることがなく、大資本傘下に入った今も世界中の目が肥えた粋人たちから高い支持を集める傑作を生み出し続けています。

今日ご紹介するのはそんな素晴らしきLoro Pianaの「いいところ取り」をしたバンチブック、単一ではなくJacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)からSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)まで幅広いボディの素材を収録した見どころたっぷりのバンチブックです。

あまりに見どころがたっぷりなので今日も一切の「手抜きなし」で全マークをご紹介します。

とはいえ。。。

やっぱり「素材の美しさ・贅沢さ」は画像よりも現物の方がはるかに分かりやすいと思います。

つきましては、ご来店の際にぜひともじっくり時間を掛けてご覧ください。

もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っています。

気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をください。

ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

こちらには60マーク近い個性豊かで最高にラグジュアリーなLoro Piana謹製の絶品素材たちが百花繚乱しています!

ご来店の際にはぜひとも手に取ってその美しさと肌触りの素晴らしさをご堪能ください。

ちなみにカヴァーは毎シーズン「使い回し」ていて、中身だけを新しくしています。

この時代らしくサステイナブルではありますが、もう8シーズン/4年くらい新調していないのでいささか古くなってきました。。。

という訳で、2025 Spring/Summerシーズンにはカヴァーも新調したいと思います!

続いて全マークをご紹介します。

 

 

Silk Air

 

 

 

冒頭には極めて贅沢でシックなJacketing:Silk Airがコンパイルされています。

品質は86% Wool + 10% Silk + 4% Cashmere(280g)です。

上質なWool原料とSilk混紡由来の優雅な光沢、Silk混紡とCashmere混紡由来の際立つ滑らかさ、そして美しく繊細なカラーリング。

「さすがLoro Piana!」な逸品だと思います。

Silk Airという名前の通り、一見するとそれなりの重厚感を感じる「顔」ですがウエイトは上記の通り280gと驚くほど軽快です。

ソフト毛芯を使った柔らかな仕立てで作ったら最高の着心地に仕上がるはずです。

「たまにはエレガントにキメたい!」と常々思っている僕にとっては「魅力しかない」極上コレクションです。

1番下のネイヴィブルーは後でご説明する365のホップサック調Jacketingで100% W00l(260g/m)です。

All Seasonタイプのスマート&ハンサムなブレザー/ジャケットを作るのにはこれ以上にない素材です。

 

 

Silk Airの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

「正統派のグレンチェック」と「Silk Airの贅沢なボディ」と「高貴なパープル入りブルーのウインドウペーン」が華麗に三位一体となった傑作です!

下画像上から2番目のワインレッドと悩みましたが、今日の「僕の気分」はこちらでした。

上述のように柔らかな仕立てで、しかしながら軽快になり過ぎないように作りたいです。

軽快さを意識し過ぎて素材が持つ品位と威厳を損いたくありませんからね。

具体的には「ピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + スランテッド/ハッキングポケット」あたりで作りたいです。

ライニングは “♡ Camo” silk c/# RWGがいいでしょうか。

あるいはパープル系のド派手なライニングをセレクトしたいです。

そして、例えばウインドウペーンのカラーに近い100% Cashmereのタートルネックニットウェアと同じくウインドウペーンのカラーに近いコーデュロイのボトムスを合わせてスーパーダンディなカジュアルスタイルをしてみたいですね!

 

 

Australis

 

 

近年におけるLoro Pianaの主力ボディ:Australisです。

品質は100% Super 150’s Wool(270g)です。

以下にAustralisのご説明を。

上述の通り、毎年行われているオーストラリアにおける羊毛のオークションにてトップレンジ原毛を大量に買いつけることで有名なLoro Pianaですが、その中でもより繊維の細い最高級原毛を使用して織った素材がこのAustralisです。

Super150’sという極細の高級原毛を使用したこのAustralisは、「優雅な光沢」と「しなやかで滑らかな肌触り」において近しいクオリティの原毛を使って他のミル/マーチャントが織ったどの素材と比べても頭ひとつ、あるいは頭ふたつ抜けている印象です。

まさにラグジュアリー、さすがはLoro Piana!といったところでしょうか。

Australisは昨年まで12マークほどがこコンパイルされていましたが、今シーズンは5マークのみ。。。

少し寂しいですが、Australisは無地こそその本領を発揮すると思いますのでこのセレクションはベストだとも思います。

来年はまたマーク数が増えると嬉しい!というのが正直なところですが。。。

とにもかくにも、Loro Pianaらしい素晴らしい素材です!

細番手原料を使った300g以下の細番手素材ですので、ヨーロッパにおいてはFour Seasonsタイプのクオリティといえるでしょうか。

日本では盛夏を除いた3シーズンですね!

 

 

Australisの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

シャークスキンのチャーコールグレイです。

文句なしにエレガントな逸品です!

僕はこちらならシックなダブルブレステッドスーツを作ってみたいです。

 

 

365

 

 

 

 

文字通り(多くのヨーロッパエリアでは)365日着用可能なボディとして生み出された365です。

数年ほどヨーロッパ(というか海外)に行けていないので肌身感はありませんが、報道を見る限りフランスやイタリアの夏では無理そうな気もしますけれど。。。

が、しかし、私ごとではありますが、来年は必ず行きます!!

具体的には夏にヘルシンキとタリンを巡る旅を計画しています!!

お詳しい方がいらっしゃいましたらぜひとも色々教えてください!!

それはともかく、この365は厳選された高級原毛をツイル(綾織)組織で織り上げクリアカットで仕上げることでシルクの様な光沢と滑らかさを表現した逸品です。

ダンディ極まりないシックな柄物から無地まで全34マーク展開です。

品質は100% Super 130’s Wool(260g)です。

上:軽いヴィンテージテイストが薫るメランジベースの柄物とヘリンボンやシャドウストライプの織柄無地10マークです。

中:よりクラシカルな柄物9マークです。

下:圧巻の無地コレクション15マークです!

 

 

365の「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

上画像の1番上とその下です。

僕は上のブルーでモダンクラシックなスリーピーススーツを下のグレイでボトムスを作りたいです。

そして、時々スリーピーススーツのジャケットとボトムスを合わせたいです。

ヘルシンキとタリンの旅に持って行けたらとても役に立つだろうな〜!

 

 

Downtown

 

 

マーケットの「モダンレトロ志向」「英国素材の復権」という傾向に対応すべくLoro Pianaが昨秋リリースしたDowntownです。

品質は100% Wool(350g)です。

しっかりとしたウエイトと強めの打ち込みとマットな質感が魅力のクラシカルにしてイングリッシュテイスト強めのナイスボディです。

具体的にはトップダイ(先染め)のニュージーランドウールを66番手の双糸に紡績して織り上げられています。

モダンレトロなボディに加えて、トップダイならではの豊かな「表情」とクラシカルな色柄も魅力のナイスコレクションだと思います。

また、ナチュラルストレッチ性も有しシワの回復力に優れている点も見逃せません。

 

 

Downtownの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

「イングリッシュテイストおよびヴィンテージテイスト強めのボディ」と「ブルーグラデーションのボールドストライプ」が奏でる絶妙なハーモニー!

すごくカッコいいですよね。

僕はこちらなら奇を衒わない正統派のイングリッシュスタイルでスリーピーススーツを作りたいです。

カラー違いのダークグレイもすごく素敵だと思います。

 

以上です。

 

次回はそろそろJacketingも。。。

と考えています。

乞うご期待ください!

 

 

 

9th. Oct, 2024

Ryoji Okada

 

 

 



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