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New bunch book collection for 2024-2025 Autumn/Winter, vol.1: Special Lining

Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 9月の14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ Statement shirt: DON’T LOOK BACK

  ☑︎ Statement shirt: The Union Jack

  ☑︎ リペア&リメイク一部再開しました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ “♡ Camo” silkのネクタイ/ポケットスクウェア完成

  ☑︎ カセットテープShirting入荷!

  ☑︎ レトロ家電Shirting入荷!

  ☑︎ ロボットShirting入荷!

  ☑︎ “World Map” Shirting入荷!

  ☑︎ “Polka Dots” Shirting入荷!

  ☑︎ 俺のシャツ!2024年夏

  ☑︎ 12周年Tシャツの最新既製品在庫状況

  ☑︎ 南青山 EAT & JAZZ ストリート 2024

 

 

 

老眼鏡を買いました。

お得意様にも時々話しているのですが最近老眼が進んでいて、例えば閉店前くらいに御礼状を書いていると自分で書いた文字が読めないなんてこともあります笑。

「これではいかん!」と思いながら半年くらいでしょうか?

いやもうちょっとかな?

いずれにしても「老眼鏡を買おう!」という思いは少し前からありました。

が。。。

しかし。。。

いざ買おうと思ったら、なかなか気に入るのがなくって。。。

「できればカモフラージュ柄がいいな〜?」なんて煩悩を発動させるからそうなる訳ですが、それでもやっぱり見た目も重要なこの業界にいる訳ですから気に入るのが見つかるまで買うのは控えていました。

webでリサーチした限り、カモフラージュの老眼鏡はふたつのブランド?ショップ?がリリースしています。

高価ではないのでオンラインで購入してもいいのですが、やっぱり実際にかけてみてから決めたい!

という訳で、おととい渋谷に出る用事があったのでそのついでにふたつのうちひとつのショップに行ってきました。

老眼鏡コーナーに行ったらwebで見たブツありました!

「おお、これはすげーいい感じじゃねーか!」と買う気満々になりました。

しかしながら!!

全然似合わなかったのでやめました笑。

そして、他にもいろいろなデザインの老眼鏡があったので試した上で最も似合うと思ったウェリントンタイプを購入しました。

セルがかなり厚め?太めのいわゆる黒縁です。

まだ買って2日目ですが気に入っています。

そして、やっぱり実店舗に行って/オンラインで買わなくてよかったと思っています。

度数(でいいのかな?)は1.0にしました。

以前度なし眼鏡を集めていた時期がありましたが、眼鏡ってやっぱりナイス&楽しいファッションアイテムですよね!

また気に入る老眼鏡が見つかれば買い足したいと思います。

 

 

 

ところで。

「ブツ」といえば。

今日から数日をかけて先週金曜日に入荷したオーダーメイドシャツ用の新作コレクションを魂込めてご紹介します!

と思っていましたが、諸般の事情を鑑みてそれはあさってからにしました。

もし万一期待していた方がいたとしたら大変申し訳ありません。

して、諸般の事情とは。。。

今回入荷したオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介は恐らく合計6日くらいが必要になりますし、始めたら極力連続でやりたいと思っています。

となると、軽い内容を心がけている定休日や緊急の告知等が入る可能性があることを考えると1週間以上は他のネタやブツのご紹介ができないことになります。

はい、つまりその前にどうしてもご紹介したいネタがあるのであさってからにしました。

あとは、8月も残り2日間なのでキリよくというのもあるかな。

いずれにしても、オーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介はあさって:9.1 Sunから、今日と明日は別のスーパーホットなネタでいきます!

今日はタイトルにある通り、いよいよ開幕が迫った2024-2025 Autumn/Winterシーズン向けのバンチブックご紹介第一弾:スペシャルライニングをお届けします。

超スーパーホットなコレクションに仕上がっていますので、ご来店の際はぜひとも最初から最後までじっくり見てやってください。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

「比類なき圧倒的なライニングコレクション」も自慢のひとつである、そして業界内でも「あそこはライニングのバンチブックをかなり持っているらしい」と評判(のようです)のLOUD GARDENに新たなスペシャルライニングコレクションが登場しました!

今までにないタイプのクリエイティヴなプリント52マークと鮮やかな無地7マークの極上コレクションです。

品質はなんと希少な100% Cupro/キュプラ、しかもプリントライニングには珍しいmade in Japanです。

先日、独自ルートで原反を確保した希少な “56% Cupro + 44% Cotton” camouflage liningをご紹介した時にも書きましたが、現在Cuproライニングは欠品が相次いでいます。

原因は2022年4月に起こった宮崎県延岡市にある旭化成さんの*ベンベルグ工場の火災です。

*ベンベルグ:旭化成さんが同社生産のCupro製品につけた商標です

紡糸工程から出荷して工場がほぼ全焼、現在でも完全な再建ができていない状況だそうです。

今年7月の報道によれば「様々な手を打って昨年秋にはピークの7割程度まで生産能力を戻している」ものの、延岡市の工場で火災以前と同規模の生産再開ができるのは2026年4月になるとか。

完全再建まで4年とは。。。

また、報道には「追加」の復旧費用が数十億円とあったので、総額はその数十億円をはるかに超えているということになります汗。

ある程度は保険で賄えているのかもしれませんが、4年の機会ロスも含めいろいろな意味で恐ろしい火災でした。

人的被害がなかった(と聞いています)のが唯一の救いでしょうか。

ただ、完全な再建をする方針が決まったのはよかったです。

「再建断念か?」という噂もありましたから。

というかくかくしかじかがあり、欠品が相次いでいます。

ちなみに、上述の通り生産能力自体は7割程度まで戻しているとのことですが、定番の無地コレクションやLOUD GARDENでも人気が高いジャカードコレクションのストックが復活している模様は皆無です。

そういえば、数年前に縁あってお話しした大手アパレル会社Oの調達担当さんが「キュプラはより高単価で売れる車の内装に流れているようです。アパレルは儲からないって嘆いていましたよ」と仰っていました。

それから、報道によれば「インド、欧州、中国向けの輸出が好調で度重なる値上げ要請をしても需要が落ちていない」そうです。

という背景もあってなかなかライニング用のストックが復活しないのかもしれません。

Cupro繊維は旭化成さんの専売特許的な状況になっているので、他に作っている会社がない/少ないのも痛いところです。

という現状の中、今回100% Cuproのバンチブックが新たに登場したのは本当に嬉しい限りです。

個人的にはクリエイティヴなプリント52マークに惹かれますが、実は無地7マークこそが重要かもしれません。

なにせ、A WORKROOM時代から1マークも品切れなく展開していた&軽く合計100マークを超える100% Cuproの定番無地コレクションが現状ほぼ全マーク欠品中ですから。。。

とにもかくにも、最高に素晴らしい、そしてとても嬉しい新作が登場しました。

ちなみに、定番無地コレクションやジャカードコレクションのストックが復活しないのにこのコレクションが登場した理由ですが。。。

某問屋さんがリスクを取って、我々がP下(ピーシタ)などと呼ぶ「生機(キバタ):プリント/ピースダイ(後染め)を前提にしたホワイト無地の原反」を大量発注してそれにプリントしたからだそうです。

超大量のマーク数が存在して小刻みなフォロー生産が求められる定番無地コレクションやジャカードコレクションは諸々の事情から現状はまだ復活が難しいのでしょう。

 

◆アップチャージ:胴裏¥13,200~/袖裏¥6,600~

*国産ですがスペシャルコレクションのためアップチャージをいただきます

*インポートのライニングコレクションに比べてアップチャージ金額は控えめです

 

 

では、まずはクリエイティヴ極まりないプリント52マークを一気にご紹介しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか!?

今までのスペシャルライニングコレクションにはないタイプかつ最高にエキサイティングなプリントが多いですよね?

僕は最初のハートシリーズ、上から8番目のサーカスシリーズ(←こちらは柄ですがとにかくカラーリングが◎だと思います!)、上から9番目のカモフラージュシリーズ、上から10番目のバンダナシリーズ(←こちらは柄合わせ等が問題になりそうですね。。。)あたりがかなりツボです。

他には。。。

上から2番目のMissoni風プリントとレオパードプリントも間違いないロックテイストがいいですね。

上から8番目のペイズリーも超いい感じですが、ペイズリーは従来のスペシャルライニングコレクションにも多数コンパイルされているのでこの2マークがベストかは熟慮が必要かもしれません。

下から2番目のパッチワークチェックもすごくナイスですよ!

コートに使ってみたいな。

そして、来春Linenのスーツを仕込む時には1番下のトロピカルシリーズを試したいです。

動物がお好きな方にはアニマルシリーズをオススメしたいです。

はい、ほぼ全マークに興味アリな僕です汗。

皆さんはどれがお好きですか?

 

 

無地7マークです。

 

 

いずれもピースダイで仕上げた無地です。

ピースダイならではの圴一でキリッとした「顔」がナイスですよね!

鮮やかな左4マーク:オレンジ・パープル・グリーン・サックスブルーも嬉しいですが。。。

上述の通り、定番無地コレクションがまだほとんど全マーク欠品中ということもありシックな右3マーク:ダークブラウン・ネイヴィブルー・ブラックがコレクションにコンパイルされているのは本当に嬉しくありがたいです!

リスクを取ってこの素晴らしいコレクションを作った問屋さんに感謝です。

 

以上です。

 

いかがでしょうか?

コレクションの素晴らしさとCuproライニングの背景。。。

「いち早くこのバンチブックをご紹介したい!」と僕が思った理由がお分かりいただけたでしょうか。

もしお分かりいただけたとしたら至極幸いです。

LOUD GARDENが現在取り扱っているライニング用バンチブックはLBDのP&F Linignsが1冊、HFWのFlashが4冊、Bernstein & BanleysのPrinted Lining Collectionが1冊、TCSが1冊、Craftechが1冊、そして今日ご紹介した1冊の合計9冊になります。

*Flashは4冊ありますがvol.1は以降の3冊とかぶりが多いので実質的には3冊が正解かもしれません

9冊もあると全部チェックするのは大変です。

が、いずれも個性が異なる&見ているだけでもすごく楽しい気持ちになれる超ウルトラエキサイティングなコレクションですので、ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックしてみてください。

なお、LBDもHFWもBernstein & BanleysもUKマーチャントです。

UKマーチャントの品質は基本的にViscoseです。

 

 

 

30th. Aug. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



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