The list of the [ NBA ] category.
おとといのPHI戦で連勝が16で止まったMILですが、昨日の@WAS戦は快勝🏀
なだけでなく、EC2位のBOSが敗れたのでゲーム差は1.5まで広がりました。
素晴らしい!!
明日は再建中の@ORL戦で、しばらくは絶好調チームとの対戦がありませんのでまた大型連勝といきたいところですね。
さすれば、2位BOSとの差もじわりじわりと広がることでしょう!
そうそう、そのMILですが、数日前にヴェテランPGのG.Dragićを獲得しました。
PTはあまり多くないとは思いますが、ぜひとも要所要所で力を発揮して「最後のひと花」を咲かせて欲しいものです!
Go! BUCKS!
Go! GORAN!
ところで。
「素晴らしい」とえいば。
昨日はお休みしましたが、今日はまた新作バンチブックのご紹介を!
先日も書いた通り、もうすぐオーダーシャツ用の新作素材が大量入荷しますのでその前に1冊でも多くのバンチブックを紹介しておきたいのであります。
できれば、オーダーシャツ用の新作素材が入荷するであろう今週末までに今日を入れて最低2回はご紹介をしたいと考えております!
それはともかく、12回目となる今日ご紹介するのは、Jacket & Trousersと銘打たれた「複数ミル(毛織物工場)のJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)を中心とした極上素材がコンパイルされたバンチブック」です。
具体的には、Fratelli Talia Di DelfinoやE .Thomas、Kynoch、Marlane、Angelico等々の素材がコンパイルされているバンチブックです。
極めて素晴らしいコレクションに仕上がっておりますのでご来店の際にはぜひともじっくりご覧ください。
そして、今日も魂を込めてほぼほぼ全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
*諸般の事情で4マークほどはご紹介を省略しました。
つきましては、最後までお付き合いいただければ幸いです😌
早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
Di PrayやAngelicoなど、少し前にご紹介したバンチブックと被るミルも複数あるのですが素材自体はまったく「被りなし」、そちらのバンチブックと同じ素材は1マークも収録されておりません!
つきましては。
Jacketingのチェックをなさる際にはぜひともどちらのバンチブックもご覧ください。
いや。。。
他にもまだ同タイプのバンチブックがありますのでそちらもあわせてお願いします!
もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をくださいませ。
ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします😊
では、冒頭に収録されているFratelli Tallia Di Delfinoからご紹介していきましょう。
Fratelli Tallia Di Delfino
先日、Suiting(スーティング:スーツ素材)コレクションをご紹介した時にも書いたのですが、Fratelli Tallia Di Delfinoは以下のようなミルです。
Fratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下TDD)は、1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥した100年以上もの歴史を誇る、そしてLoro Piana/ロロ・ピアーナおよびErmenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミルの一角を担う存在として世界中のビッグメゾンやトップテイラー(注:LOUD GARDENを含む😎)から高い評価を得ているイタリア屈指の最高級ミルです。
その最大の特徴は「高級織物」しか生まれえないその生産背景にあります。
具体的には、豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱う」など常に最高級原料を使用、最新設備と伝統技術に基づいた一貫体制の下でTDDの生産は行われています。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしております。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することでエコフレンドリーな新機軸を打ち出すなど更なる躍進を遂げてますます存在感を増しているところも見逃せません!
*μ=マイクロン
上画像は、エレガント&ラグジュアリーをコンセプトにシルクやリネンなどを贅沢に混紡したした夏らしく上品なサマーツイードコレクションです。
具体的な品質と特徴は以下の通りです。
上3マーク:品質は69% Wool + 16% Silk + 13% Linen + 2% Polyamide(260g/m)。ホップサック調の織りがとても軽快で涼し気なウィンドウペーンです。洗練されたカラーリングも見事ではないでしょうか!?
上から4番目/5番目:品質は71% Wool + 17% Silk + 12% Linen(230g/m)。ツイル(綾織)組織のラグジュアリーなボディが自慢のチェック素材です。
下2マーク:品質は50% Wool + 40 % Silk + 10% Linen(230g/m)。40%もブレンドされている最高級シルク由来の光沢が美しい無地です。
下画像は1番下のネイヴィブルー:TDDの定番ブレザー素材を除いた8マークがCanapaと名付けられたざっくりとした肌触りと力強いカラーリングが特徴のサマーツイードコレクションです。
Canapaは麻の一種で大麻から生まれる繊維です。
英語でいうHempに近い(あるいは同じ)繊維だと思います。
*↑こちら↑ は今確認中です!
同じ麻系の繊維でもLinenより更に丈夫で、吸水性も高く、簡単に摩耗せず、虫もつきにくく、経年による風合いの変化を楽しめるとても優れた繊維です。
また、Linenよりも爽やかな肌触りも特徴的です。
このような特性から、Canapaによる織物は主にテーブルクロス、ベットカバー等、生活に密着したところで2000年以上前から活躍していたようです。
TDDはイタリアの伝統でもあるCanapa産業の文化的継承事業にも取り組んでおり、フランスやベルギー産のLinenとの差別化を自らのコレクション、このCanapaコレクションで表現しています。
上7マークはツイル組織、品質は75% Canapa + 25% Wool(310g/m)です。
上から8番目はトロピカル(平織)組織、品質は52% Canapa + 48% Wool(310g/m)です。
とてもロマンあふれるナイスコレクションですよね!
皆さんはどのCanapaがお好きですか?
ちなみに1番下の定番ブレザー素材は100% Super 130’s wool(230g/m)です。
こちらもすごくいい素材です!!
TDDの「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
いずれもCanapaコレクションからのセレクトです!
だって。。。
サイコーにいい素材なんですもの😉
上の2マークではセットアップを作りたいです。
正直ボトムスには推奨できないボディなんですけれど。。。
CanapaはLinenより丈夫との定説がありますし、ボトムスはワイドシルエットをイメージしているので大丈夫でしょう!
具体的には上のベイジュベースでダブルブレステッドジャケットと下のテラコッタベースで2インプリーツ&スーパーワイドシルエットのボトムスと作りたいです。
最近そんなボトムスを1本作ったのですが。。。
これがまたすごく使い勝手がいいんですよね!
ですので、この素材でも作ってみたくなりました。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)がいいと思っています。
下は美しく深いグリーンです!
こちらでもダブルブレステッドのジャケットを作りたいです。
ややミリタリータッチで仕上げたいのでフロントボタンは8ボタン4つかけがいいでしょうか?
そして、ボタンはアンティークショップで調達したメタルボタンにしたいですね!
すごくカッコいい傑作に仕上がりそうです!!
Dondi
Ermenegildo Zegnaをご紹介した回の「復習」になりますが。。。
Dondiは1970年に北イタリアで創業された世界屈指の高級ジャージーメーカーです。
2019年にErmenegildo Zegnaの傘下に入り、現在はCashmereやWoolを中心とした最高品質のジャージー素材のみを生産しています。
以前からトップメゾンがこぞって愛用するジャージーメーカーであったと同時にファッショントレンドの変化によってジャージー素材の需要が増加していることもあり「近年最も注目されるテキスタイルメーカー」のひとつとして業界内でのプレゼンスを急激に高めています。
柔らかくとろけるようなタッチと洗練されたカラーリング、そして歴史ある専業メーカーならではの安定した品質を兼ね備えたDondiのジャージー素材は「極上の着心地」と「織物とはまた異なる気品」を誇っています。
基本的に天然繊維のみを使用するというポリシーも嬉しいですね!
こちらの4マークはホップサックを思わせる、そしてハニカム構造状にも見える編み組織がなんともスタイリッシュなジャージーです。
快適なのはもちろんのこと「涼しげな顔」もとても素敵ではないでしょうか。
品質は61% Cotton + 39% Linen(320g)です。
ぱっと見はジャージーっぽくないのもいいですよね😉
また、混紡したLinenが所々でランダムな「節」を作っているのもとてもナイスだと思います。
そして、伸縮性に乏しいといわれるLinenを使ったジャージー素材というのも素晴らしい!
「さすがDondi!」だと思います。
Linen混紡由来の通気性、清涼感、カジュアル感、豊かな発色に恵まれると同時にジャージーならではの伸縮性と快適性に富んでいる訳ですからまさに素晴らしいの一語ではないでしょうか!?
伸縮性に富んでいるということはシワになりにくいことも意味するので、「麻はシワがちょっと」という方にもオススメできると思います。
ジャージー素材なので横方向だけではなく縦方向にもものすご〜く伸びます!!
なので、ものすご〜く快適です!!
僕のイチオシは上から2番目の最高にクールなベイジュです!
軽快なシングルブレステッドジャケットが「正攻法」だとは思いますが、僕はこちらでダブルブレステッドのブレザーを作ってみたいです。
ボタンは茶蝶貝が「正解」かな?
E.Thomas
E.Thomasは1922年にイタリアのスイス国境にほど近いルガーノという湖の一角でErnesto Thomasによって創業されました。
以来、実に1世紀もの長きに渡って「高品質なWool素材をはじめ、CashmereやSilk、Linen、Mohairといった高級素材/天然素材を混紡したラグジュアリーかつクリエイティヴな素材」を作り続けています。
年間生産量がそこまで多くないせいか、あるいは(もし20年以上前と変わっていなければ)日本のエージェントさんが掲げる「多く流通させることが目的ではない。セールスも量より質!」という方針のせいか、日本における知名度はそこまで高くないのですが、その品質の高さは折り紙つきです!
それが証拠に僕の知る限り、テイラー業界内にもファンが少なくないミルです。
かくいう僕も、洗練されたイタリア的感覚と旧き佳き英国的なモノづくりに強く共感して、Carlo Barberaとともに一時期すごく憧れていました。
結構お高いので、この業界に30年近くいながらも2着くらいしか作れていませんけれど(汗)。
でも、いつかまた作りたいと思っています😊
ちなみにエージェントさんの話は実話で、GIEVES & HAWKESをやっていた時に2回だけ会食でご一緒したことがあり、その時に大阪弁で上記趣旨のお話をなさっていた記憶があります。
さすがにもうご引退なさっているかな?
品質は3マークとも38% Wool + 34% Silk + 28% Linen(250g/m)です。
モダンクラシック、イタリアンブリティッシュなサマーツイードです。
僕のイチオシは 上から2番目のブルーです。
モダンクラシックなデザインのジャケットを作ってブルーグラデーションのスタイリングを愉しみたいですね!
Kynoch
Kynochは1788年創業、カントリーテイストが強いスポーティな素材を得意とするスコットランドのスーパー老舗ミルです。
こちらのサマーツイードもKynochの特徴的テクニックのひとつである「キレイな差し色を馴染ませるカラーリング」が見事な、そしてヴェリーブリティッシュなテイストが素晴らしい傑作です。
品質は上の2マークが52% Wool + 48% Cotton(310g/m)で、下の2マークが36% Wool + 32% Silk + 32% Linen + 10%(260g/m)です。
夏の本格的なツイード。
抜群にカッコいいと思います!
Kynochの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
1番上のグレンチェックなのですが。。。
これは最高に素敵ですよね!
僕はこちらでヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツを作りたいです。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
ところどころのパーツをバイアス裁断にするなど「遊び心」もふんだんに表現したいですね!
Lassiere Mills/Maring & Evans/Spence Bryson
1番上はLassiere MillsのMohair混紡のホップサック: “Mohair Blazer” です。
具体的には95% Wool + 5% Mohair(280g/m)のホップサックになります。
優れた通気性と豊かなハリコシに恵まれた素材です。
比較的珍しいMohair混紡のホップサックというのがまずもってすごくいいですし、やや明るめのネイヴィブルーも素敵だと思います。
英国の伝統的な物作りと最新のトレンドを巧みに融合させたクリエイションを特徴に持つLassiere Millsは比較的若い(といっても僕よりもはるかに年上ですが笑)ミルで、1949年にイングランド北部のYorkshireにある高級服地の聖地Huddersfieldに設立されました。
基本的には、Super 100’s~180’s・梳毛Cashmere・Pure Silkといったラグジュアリー原料を使用した素材がコレクションの中心を担います。
上から2番目はUndyed British Woolで有名なMarling & Evansのチェックです。
もちろんこちらもUndyed British Wool、Britih Wool(英国産ウール)原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げた素材ですね(詳細は後述します!)。
「いかにも!」といった風情の色柄とってもいいですよね😉
残念なことに僕はまだ作ったことがないのですが近いうちに必ず作りたいと思います。
現状はスーツやジャケットではなくバルマカーンコートかなぁ?と思っています。
品質は100% Wool(300g)です。
Undyed British Woolについてもう少し詳しく書くと ↓このような素材↓ です。
—–
「ウールの女王」と称されるBritih Wool(英国産ウール)原毛そのままのカラーを活かして無染色で仕上げた素材です。
British Woolはホワイトだけではなく、ブラックやグレー、アイヴォリー、ダークブラウン等の品種が存在します。
そういった羊毛のナチュラルなカラーを活かして染めずに織り上げた素材がUndyed British Woolです。
この手法を使った素材は、大量の水を必要とする染色工程が不要なサステイナブル素材として近年ヨーロッパを中心に注目を集めております。
また、British Woolは他の羊毛と比べてクリンプが多く、強い弾力性を持っております。
それゆえ素材に織り上がると、まるで「メリノの品種改良が進む前の羊毛に近い」と称賛されるほどのハリコシに恵まれるのも魅力です。
—–
下3マークはIrish LinenメーカーSpence Brysonの定番ボディです。
Spence Brysonは、1891年の創業から高品質のLinenをヨーロッパ中に供給、目の肥えた貴族たちを魅了してきました。
英国王室御用達の勅許を受けているのもその証左です。
また、現在Irish Linenを名乗ることが許されるのは「Irish Linenの品質保持を目的として1928年に設立された業界管理組織:Irish Linen Guild」のメンバーのみで、Spence Brysonはその代表的なメーカーです。
世界一美しいといわれる光沢感とその豊かで優しい肌触りは、Irelandにて長く培われてきた伝統と技術、そして多くの努力によって支えられています。
こちらの3マークも品質はもちろん100% Irish Linen、ウエイトは380gです。
それはもう素晴らしい素材です!
関係のない話ですが。。。
また、Irelandに行きたいな〜〜〜!!
Wild Silk
世界中に顧客を持つシルクメーカーJJRのWild Silk(野蚕糸)を使用した100% Silkコレクションです。
Wild Silkは自然の山や野原で育った蚕からとれるシルクのことで、流通の多い家蚕糸と違い天然らしい不均一の糸からなる表面感が特徴です。
自然がもたらすWild Silkの美しさはラグジュアリーの新しい在り方です。
品質は100% Silk(245g/m)です。
僕は不勉強でJJRというシルクメーカーを知らない上に、webで調べても把握できなかったので現在リサーチ中です。
made in Englandでも、Italyでも、Franceでも、Irelandでもない(というか表記がない)のと、JJRという名前からすると日本製の素材かな?と想像しています。
それはともかくとして、Wild Silkという代物。。。
素晴らしいですね!
テロンとしたコートかジャケットを作りたいですね。
Di Pray
1948年創業、ビエラ地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業75年!)Lanificio Di Prayの10マークです。
Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けJacketing」を得意とするミルです。
こちらの10マークもいかにも「らしい」、とってもキレイなカラーリングが魅力的な素材だと思います。
品質は、上7マークが65% Wool + 21% Silk + 14% Linen(230g)、下2マークが72% Silk + 28% Wool(260g)です。
Di Prayの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です
キレイなブルーが最高に素敵ですよね!
この素材に限っては、あまり「あれこれ」せずにスポーティかつエレガントなシングルブレステッドジャケットをシンプルに作ってみたいです。
「らしくない」かもしれませんけれど、美しいブルーと素材感を最大限に活かした1着に仕上げたいですね😉
Angelico
クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoの6マークです。
上3マークは60% Wool + 40% Cotton(220g)のWool Blend Seersuckerです。
クラシカルなシアサッカーといえば100% Cottonですが、最近ではより通気性に優れた100% WoolのSeersuckerもしばしば目にします。
が、Wool + Cottonは結構珍しいですよね。
両者の良いどころ取りをしたかのようなリラックスムードとエレガントな質感が絶妙なハーモニーを奏でている新感覚のSeersucker、夏向けのカジュアルジャケット/スーツに絶対のオススメです😊
下3マークは100% Wool(280g)のフレスコタイプの素材です。
強撚糸使いによる抗シワ性、フレスコ風の織りによる高い通気性、そしてナチュラルストレッチ機能と3拍子揃ったナイス素材です。
ご出張が多い方にぜひともオススメししたい逸品です。
Angelicoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
これはスーパーカッコいいSeersuckerですよね!
もしかしたら、僕が生まれてから見たSeersuckerの中で最もカッコいいかもしれません!!
これを超えるには “♡ Camo” のSeersuckerを作るしかない!と思うくらいのカッコよさだと思います!!!
僕はこちらでダブルブレステッドのスーツを作りたいです!
ジャケットは2ボタンの1つ掛け、ボトムスはグルカパンツがいいかなぁ?
Seersuckerなのでジョガーパンツでもいいかもしれませんね!!
すごく作ってみたいです。
では、釈迦に説法というやつかもしれませんが、Seersuckerについて今一度ご説明を!
Seersucker/シアサッカーとは「しじら(縞状のしぼ)」の入った織物のことです。
もう少し具体的に書くと、「波状の凹凸のある部分」と「平らな部分」を交互に表現することで縦方向に縞状のしぼを走らせた織物のことです。
このしじらにより肌への接地面積が少なくなること、つまり「肌へのベトつきが少なくなり」「通気性に富み」「さらっとした肌触りに恵まれる」ことこそがSeersuckerの真髄です。
毎年さまざまな高機能素材がリリースされる昨今ですが、リネンとともに100年以上に渡って「メンズファッションにおける春夏シーズン向け素材の代名詞的存在」として君臨し続けているSeersuckerこそが現代においても春夏シーズンの「本命」素材であることに変わりはありません。
加えて、Seersuckerは「しじらによってシワになりにくい/元からシワ(というかしぼ)があるので仮にシワになっても目立ちにくい」「見た目にも涼しげである」といった魅力も併せ持っています。
また、日本では「サッカー」と短縮されて表現されることも少なくありません。
Seersuckerの主な品質は上述の通り100% Cottonで、我々はウールやシルクで作られたシアサッカーを便宜上「ウールサッカー」「シルクサッカー」などと呼ぶことが多いです。
Marlane
Marlane(マルラーネと読みます)は1952年創業のMarzottoグループに属する中高級テキスタイルメーカーです。
イタリアのビエラ地方にコントロールオフィスを持ち、Marzotto本体とは一線を画し同じく傘下のGuabelloやSondrioとともに独立運営されています。
上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いを特徴に持つSuper 100’S〜120’SのウーステッドSuitingが主戦力ですが、昨今では強力なストレッチ素材やエコフレンドリー素材といった今日的な素材も多く手がけています。
比較的リーズナブルなプライスも魅力のひとつです。
というイタリアンミルのJacketingコレクション7マークです。
上の4マークは100% Wool(270g)の上品かつクラシカルなレンジで、下の3マークは36% Cotton + 35% Viscose + 26% Wool + 3% Polyurethane(290g)のコンフォート&エレガンスをテーマにしたジャージーのようにサラッと羽織れる快適さを持つモダンクラシックなレンジです。
Sondrio
数多くのメゾンブランドが顧客でもあるイタリアを代表する名門コットンメーカーSondrioのクリエイティヴな無地コレクションです。
いずれもSondrioらしいナイス素材ですが、気品あふれるルックスのボディにコロニアルなテイストのカラーを揃えた上4マークが特に素晴らしいです!
その上4マークの品質は55% Cotton + 45% Linen(360g/m)、強い打ち込みに由来するヴィンテージタッチも白眉です。
下5マークはSondrioの定番、ニュアンスカラーが美しいストレッチコットンコレクションですね。
具体的な品質は97% Cotton + 3% Polyurethane(380g/m)です。
上質なコットンを惜しみなくしっかりと打ち込んだ素材の手触りは柔らかさの中にハリコシがあります。
もちろんPolyurethane混紡由来の高いストレッチ性も魅力です。
Sondrioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
この絶妙なパープル/ピンクよ!
最高です!!
僕はこちらで最近お気に入りの「ワイド巾ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といったデザインでスリーピーススーツを作ってみたいです。
きっとすごくセクシー&ダンディな1着に仕上がると思います!
以上です!
もう1回今週中にご紹介をしたいのですが。。。
どうなるか。。。
とにもかくにも乞うご期待ください!
7th. Mar. 2023
Ryoji Okada
今日から3月です!
アパレル業界においては、3月が「春夏商戦の本格スタート月」という位置づけになっております。
ですので、我々も気持ちを新たにして、元気に、前向きに、情熱的に新たな半年間をスタートさせたいと思います!
その一環ではありませんが、3月から水曜日営業を再開します。
水曜日の営業時間は14:00-20:00です。
水曜日は基本的に僕ひとり体制なので、開店時間は14:00とやや遅めですが、もしタイミングが合いましたらぜひともいらしてくださいませ。
「水曜日・木曜日定休」とお思いの方が少なくない(と思われる)ので、水曜日はゆっくりとご注文いただけるはずです!
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております😌
ところで。
「春夏商戦」といえば。
昨日に引き続いて、春夏商戦の大事な大事な商材である2023 Spring/Summerシーズン向け新作バンチブックのご紹介を!
8回目となる今日は、昨日も少し予告した通り2日連続で英国製の素晴らしいSuiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。
具体的には、John FosterとWoodheadのとてもクラシカルなSuiting:合計約50マークがコンパイルされているバンチブックです。
ほとんど全マークがヴェリーブリティッシュな仕上がりです。
つきましては。。。
「Suitingはやっぱり英国モノがいいよね!」という信念をお持ちの皆さまには、ぜひともじっくりご覧になっていただきたいです!
ではでは、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
最後までお付き合いいただければ幸いです😌
早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
「200年以上の歴史を誇る英国を代表するミルJohn Foster」と「John Fosterには及ばないものの100年を超える歴史を持つ老舗マーチャントAlfred BrownがプロデュースするブランドWoodhead」の新作Suiting(および定番Suiting)が収録されたバンチブックです。
では、「中身」をご紹介する前にJohn FosterとWoodheadをご紹介しましょう!
John Fosterは ↓このようなミル↓ です。
—–
1819年に英国ウエストヨークシャー州ブラッドフォードのクイーンズベリーにおいて21歳のJohn Fosterが毛織物商を営み始めたのがJohn Fosterの原点です。
ブラッドフォードに牧場を持つ農夫の息子だった彼は成人するとブラッドフォード郊外にあるクイーンズベリーの地主の娘と結婚します。
そして、後にBlack Dyke Mills(John Fosterの自社工場)を建てることになる場所に存在した倉庫で毛織物商を始めます。
地元で紡績された上質な糸を仕入れて卸販売をするという形態から始めて順調に規模を拡大、間もなく自社の製織工場を設立するに至ります。
その後も成長を続け、1843年には自社工場に約500台もの織機を導入、1851年にロンドンで行われた万国博覧会ではモヘア混紡素材で一等を、糸で金メダルを受賞する快挙を成し遂げるなど「John Fosterの糸と素材」はそこここで高い評判を得ることに成功、その高い評判をきっかけにDormeuilの素材を手がけることにもなります。
以降も規模を拡大させて英国を代表するミルに成長し現在に至ります。
その最大の特徴は英国ミルらしい質実剛健さと現代的な感性を絶妙にブレンドさせたデザインにあります。
比較的抑えめなプライスも魅力です。
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Alfred Brown(Woodhead)は ↓このようなマーチャント↓ です。
—–
1915年には英国ウエストヨークシャー州最大の都市リーズにオフィスを開業することでAlfred Brownの歴史は幕を開けます。
開業時は “Browns & Sons” という名前でスタート、現在のAlfred Brownに社名が変わったのは1955年のことです。
主なコレクションはメンズ向けのやSuitingとJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)です。
そのコストパフォーマンスの高さと規模の大きさ(年間生産高は100万メートルを超えます)に加えてストック・サービスも充実していることから、英国内ではマークス&スペンサーやネクストといった大手チェーンからSavile Rowのテイラーや著名英国ブランドまで引く手数多、英国における知名度は相当に高いものがあります。
フットボール(サッカー)英国代表チームのオフィシャルスーツやオリンピック英国代表チームのオフィシャルスーツに素材を供給したり、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ魔法魔術学校(のクローク)にAlfred Brown社製の素材が使われているのもその証左かもしれません。
現代的なテイストを反映させた英国らしいクラシックスタイルのコレクションがその特徴です。
Alfred Brownは現在、Alfred Brown、Empire Mills、Woodheadの3ブランド展開をしています。
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以上です。
ブラッドフォードのクイーンズベリー!
行きましたね〜〜!
もちろんJohn Fosterの自社工場等を見に行くためです。
25年くらい前の話なのでかなり記憶が薄れていますが2回は行っているはずです。
すごくいいところでした。
その2回のうちの初回だったかな、同行した先輩がその当時はもう使われていなかったBlack Dyke Millsブランドを日本で復活させたんですよね〜!
初代John Fosterも参加していたというBlack Dyke Mills Band由来の「ラッパのマーク」が入った織ネームも印象的でした!
あの先輩はもう一線を退いているみたいだけれどBlack Dyke Millsブランドはその後どうなったでしょうか?
また、リーズにも一度だけ行きました。
リーズはAlfred Brown訪問ではなくGIEVES & HAWKESの新しい店を見に行ったんですよね。
活気のあるなかなか大きい地方都市でした。
で、駅近くにあったパブで「一杯やろうか!」と思って入ってみたらスキンヘッドがたむろする危険な空気が充満している店でめちゃくちゃ焦った記憶があります。
肝心なことよりこういう記憶の方が鮮明という(笑)。
という僕のことはともかく、内容を見ていきましょう!
上述の通り今日も全マークを披露します!
John Foster 2-1
クリアカット&ツイル(綾織)組織のSuitingコレクション9マークです。
ウエイトは250g/m、所謂Four Seasonsタイプの素材です。
とはいえ、made in Italy素材のそれよりも手持ち感はしっかりしていてややハードタッチです。
はい、それがJohn Fosterの魅力です。
もちろん英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。
どれもとってもダンディですよね。
そして、どれもさりげないこだわりやひねりが加えられているのも嬉しい限りです。
品質はすべて100% Wool(250g)です。
John Foster 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
端正なネイヴィブルーとさりげなくも力強い重層的なウインドウペーンに惚れました!
ヴェリーブリティッシュなスリーピーススーツが作りたいですね。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツのややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
そして、時々ジャケットやボトムスはセパレートして着たいです!
ヴェストの前身頃はバイアスに裁断してもスーパークールかもしれませんね😉
John Foster 2-1
トロピカル(平織)組織のSuitingコレクション14マークです。
品質はすべて100% Wool(235g)、春先から秋口まで愉しめるボディ、made in Englandのトロピカル素材らしいシャリ感とハリコシを併せ持ったナイスボディだと思います!
もちろんツイル組織同様に、英国ミルらしい重厚感のあるシックな色柄も魅力です。
チェック人気が完全に復調してきたこの2シーズンほどですが、にも関わらずストライプ中心のコレクションという潔さも好きです♡
無地が1番下のライトグレイのみというのもこれまた潔いですよね!
John Foster 2-2の「僕のイチオシ(というかサンオシ)」は ↓こちら↓ です。
いかにも英国!UK!イングリッシュ!という感じのピンストライプです!
これは文句なしのかっこよさですよね!!
上からブラック、ネイヴィブルー、グレイですがどれも作ってみたいです。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
僕は。。。
決められません(汗)。。。
なので。。。
数年前にSmith WoollensのBotanyでやったように、こちらでもカラー違いのスリーピーススーツを作ってみたいです!!
もちろん基本的には同デザインで3着!
は流石に懐事情を考えたら無理でしょうから、ネイヴィブルーとグレイで作ってみたいです!!
デザインは、John Foster 2-1のイチオシと被ってしまいますが、「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルレスヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」がいいでしょうか?
ヴェストはたくさんのフォロワーを産んだ(←少々大袈裟な表現笑)、「バーティカル + ホリゾンタル + ダイアゴナルのクレイジーカッティング」にしたいですね😉
間違いなくカッコいい、そしてOne of a kindな1着が仕上がるはずです!!
Woodhead 3-1
トロピカル組織のチェック6マークです。
品質はすべて100% Wool(250g)です。
John Fosterのトロピカルよりも少しウェイトはありますが、強撚糸由来のかなり強めなシャリ感があるので夏もバッチリ愉しめると思います。
また、抗シワ製にも優れている素材です。
On/Off兼用可能な色柄、上下(ジャケット/ボトムス)をセパレートしての着用も可能な色柄なので、ちょっとしたご旅行やご出張にも重宝するはずです。
Woodhead 3-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
6マーク中最も華やかなこちらに心惹かれました!
こちらならば、ややスポーティなスーツを作ってみたいです!
具体的には「シングルブレステッド3ボタン(段返り)&3パッチ/アウトポケットジャケット + グルカパンツ」というイメージです。
芯地も肩パットも省いたアンコンストラクテッド仕立てで軽快に作りたいですね。
そして、スーツではもちろん上下をセパレートしての着こなしも愉しみまくりたいです😎
Woodhead 3-2
トロピカル組織のストライプ12マークです。
こちらも品質はすべて100% Wool(250g)です。
ただ、上2マークとそれ以外は少し織り方が違うようです。
具体的には、上2マークがWoodhead 3-1と同じ強撚糸使いの少々フレスコっぽい織り方で仕上げていて、それ以外の10マークが一般的なトロピカル素材になります。
より涼しげで軽やかな前者、極めてクラシカルな後者。
皆さんはどちらがお好みですか?
Woodhead 3-2の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
モノトーングラデーションのストライプ!
とってもカッコいいですよね!!
僕はこちらでダブルブレステッドのスーツを作ってみたいです。
Woodhead 3-3
トロピカル組織の無地6マークです。
こちらも品質はすべて100% Wool(250g)です。
英国製のしっかりした素材ですので、スーツはもちろんですがボトムスにもオススメです。
Woodhead 3-3の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
他のバンチブックにはなかなかないテラコッタカラーの無地です!
このカラーは本当に&最高にいい感じです!!
僕はこちらでシック&セクシーなダブルブレステッドスーツを作りたいですね。
以上です。
まだまだご紹介できていないバンチブックはたっくさんあります(汗)ので、出来るだけ間隔をおかずに次回をお届けしたいと思います!
乞うご期待ください。
1st. Mar. 2023
Ryoji Okada
昨日のMILはエースG.Antetokounmpoが欠場、2ndエースK.Middletonは引き続きベンチスタートながらPHXに勝利、連勝を14に伸ばしました🏀
PHXもブロックバスタートレードで獲得したKDが出場しなかったとはいえ、昨日の勝利はなかなか大きいものがあると思います。
ECの首位をひた走るBOSとのゲーム差を0.5にキープできましたし、2月を「負けなし」で終えることができましたからね!
素晴らしい!
2月といえば、今日で2月も終わりです。
我々は昨年の9月から今年の2月までを「存亡と生き残りをかけた絶対に負けられない半年間」と捉え、さまざまな取り組みを懸命にやってきました。
「やり切った」という想いは全然ありませんが、その一方で「できなかったことが多過ぎた」という悔恨もほとんどありません。
具体的な結果は9月と10月は勝利、11月は薄氷の勝利、12月は惜敗、1月は敗北、2月は勝利でした。
振り返れば、9月と10月にもっと貯金をしたかった、12月はもう少しやりようがあったのでは?、1月と2月の中旬に起きた「氷河期」のごとき厳しい10日程度が痛恨だったという反省等々もありますけれど、もし漫然とこの半年に入っていたら存亡の危機が訪れたことは想像に難くないです。
そうではないテイラーさんやアパレル企業も多数あると思いますが、我々はコロナ禍の影響を強烈に受けてさかなり苦しく厳しい状況にありましたから。。。
そういった意味では意義深く、確かな手応えを感じた半年間でした。
この半年間にご注文をくださった皆さま、お客さまをご紹介してくださった皆さま、応援をしてくださった皆さまにこの場を借りて心よりの御礼を申し上げます。
そして、年末まで一緒に日々を闘ってくれたF君にも感謝をしたいです。
元気かな?
明日から本格的に幕を開けるSpring/Summerシーズンですが、例年は反対シーズン(Autumn/Winterシーズン)よりご注文数が減る傾向にあります。
ですが、ここで失速をしたら「終わり」です。
そして、6月には新たなディケイドの1周年目を迎えます。
そこで、2023年は気持ちを新たに褌を締め直しこの半年以上に頑張る決意でおります。
具体的には、既にこのDiaryでも何度か書いてはおりますが、我々は2023年を「勝負の年」「正念場」と考えております。
一片の後悔もなく今年の年末を迎えられるように「僕のファッション業界人生の集大成」となるような1年にしたいと考えております。
つきましては、どうか皆さま。
引き続きの応援をよろしくお願い申し上げます。
具体的には。。。
たくさんのご注文をお願いいたします。
ご家族やご友人をご紹介くださいませ。
うまくコラボレーションができそうな案件があればご教示くださいませ。
厚かましいとは存じますが、どうぞ何卒よろしくお願い申し上げます。
ところで。
「Spring/Summerシーズン」といえば。
昨日はお休みしましたが、今日は再び2023 Spring/Summerシーズン向け新作バンチブックのご紹介を!
7回目となる今日は、おとといも少し予告した通り英国より届いた絶品Suiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされているバンチブックをご紹介します。
具体的には、Dormeuil、John Cavendish、Savile Clifford、William Halstead、Savile Clifford、Kynochの厳選された極上Suitingが約80マークもコンパイルされているバンチブックです。
いずれも個性あふれるナイスSuitingばかりがセレクトされています。
という訳で、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します。
つきましては、最後までお付き合いいただければ幸いです😌
では、早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
錚々たるビッグネームが並ぶ表紙がまず壮観ですよね!
もちろん内容も壮観、各社の「いいところ取り」をしたような素晴らしいコレクションに仕上がっています。
ご来店の際にはぜひともじっくりチェックしていただければと思います。
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「John CavendishのMohair混紡ストライプ上から6番目はどういう感じの全貌なの?」とか「これに近いストライプでmade in Italyの素材はある?」とか「良さそうなのでこれで前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
それでは、前回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます。
DormeuilはMohair混紡素材のトップクオリティSuper Brioが6マーク収録されています。
1842年創業のDormeuilは「世界最古の服地マーチャント」「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」といった数々の伝説を誇る名門中の名門マーチャントです。
英国製の上質な服地をフランスに輸入することから始めたフランス企業ながらも、創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックを英国ミルに織らせたり、1971年にはロンドンに1号店をオープンさせたり、英国ミルを傘下に収めたりとかなり英国色が強く、そのコレクションのほとんどがmade in Englandです。
このSuper Brioももちろんmade in Englandです。
そんなDormeuilですが、創業以来多くの個性あふれるベストセラーをリリースし続けることで名声を築き上げてきました。
その代表格が1922年リリースのSportexと1957年リリースのTonik、そして1958年リリースのSuper Brioです。
今日ご紹介するSuper Brioは、Dormeuil史上最大のヒット作であるTonikと並び称されるMohair混紡素材です。
リリース当初のTonikはWool 50% + Mohair 50%(390g/m)というクオリティでした。
21世紀だとコート用の素材にも見つけられるほどのウエイトではありますが、当時は現在と気候も人々のマインドも異なる時代だったため、「Mohair由来の通気性に優れながらも質実剛健」「暑い夏でも快適!」ということで大人気を博します。
Dormeuilの開発部門も相当の自信があったようです。
「それが証拠に」という訳でもありませんが、そのあまりの素晴らしさを祝し完成時にスタッフ皆でジントニックで乾杯をしたことからこの名前がつけられたという逸話が残っているほどです。
そしてその自信が証明されたかのような大ヒット、当時のDormeuil本社にはジントニックがいくらあっても足りなかったことでしょう!
Super Brioは、Summer Kid Mohairを60%使用すると同時に、40%のWoolをより細番手にして完成させたTonikの進化系、軽量版ともいえる傑作です。
ちなみに、Summer Kid Mohairとは生まれた年の夏に初めて刈り取られた仔山羊の毛を指します。
つまりは一生に一度しか刈り取れない希少価値の高い、そして(赤ちゃんの毛と同様に)繊細で柔らかい毛を使っている訳です。
柔らかいといっても極上Mohairですからね、かなりのシャリ感とハリですけれど!
正確な品質は60% Summer Kid Mohair + 40% Wool(250g/m)です。
数多くのヴィンテージ素材を見てきた僕ですが、記憶によれば1970年代の素材ですら250g/mはかなりライトウエイトなはず、すなわちリリース当時における250g/mというウエイトはウルトラスーパーライトだったはずです。
Tonikに次ぐヒット商品になったのも納得です!
僕も2年連続で大ヒットを飛ばしたいものです。。。
それはともかく、今回収録されているのは完全な無地が4マーク、シャドウストライプが入った無地が2マークの計6マークです。
1番上がブラックで上から4番目はグレイ、それ以外はブルーです。
いろいろ書きましたけれどSuper Brioですからね。
やっぱり最高です!!
そして、やっぱりこうして名品中の名品を目の当たりにすると激しく作りたくなりますね〜〜!
Super Brioの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
シャドウストライプのネイヴィブルーです。
超さりげないシャドウストライプとなんともキレイなネイヴィブルーが最高にクールではないでしょうか!
このシャドウストライプがMohair混紡素材特有の美しい光沢をより強調してくれるはずです。
僕は「ピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンのジャケット + ダブルブレステッド8ボタンのラペルレスヴェスト + 2インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス」といった感じでかなりフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツを作りたいですね😉
いやぁ、これは本当にと〜っても作りたいです!!
次はJohn CavendishのWool & Silkです。
John Cavendishは1988年創業のブランドです。
創業35年というとテキスタイルメーカー業界ではヒヨッコ同然ではありますが、にも関わらず既に世界中の一流テイラーおよび数多くのデザイナーズブランドにも供給を行うなど大変高い評価を得ています。
その最大の特徴は、英国素材の持ち味であるハリとコシを残しながらもイタリア素材のような繊細さや優雅な光沢が表現された「英国素材とイタリア素材が高い次元で融合したようなテイスト」にあります。
その「独特の立ち位置」こそがまだ若いメーカーであるJohn Cavendishのプレゼンスを飛躍的に高めた主要因に違いありません!
副要因として強力な営業力といったこともあるのかもしれませんが。。。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAに最も欠いている力ですね(汗)。
それはともかく。
こちらは、75% Super 130’s Wool + 25% Silk(260g/m)のツイル(綾織組織)素材、Four SeasonsタイプのSuitingになります。
確かにかなりイタリアンミルっぽい品質ですよね。
Made in EnglandのSuitingでSilk混紡ってほとんど見ないですもの。
25%もSilkが混紡されているので優雅極まりない光沢は相当なものです。
2022-2023 Autumn/Winterシーズン向けのバンチブックに同社の似たクオリティ:90% Super 120’s Wool + 10% Silk(270g/m)のSuitingがコンパイルされていましたけれど、10%でも光沢が見事でしたから、25%ともなると。。。
より一層美しいに違いありません!
というエレガント&ラグジュアリーでイタリアンテイスト濃いめのクオリティながら、その手触りは上述の通り豊かなハリコシに恵まれています。
そして、色柄は英国っぽいクラシカルテイスト!
これは好きな人はかな〜り好きなんじゃないでしょうか?
が、しかし、ハリコシは静止画像ではまったくお伝えが出来ませんし、25%のSilkが効いている光沢も実際に素材を動かしてもらった方がより一層分かりやすいと思います。
つきましては、ぜひともご来店の際には実際に触って/動かしてみてください!
上画像:柄物9マークです。いかにも英国っぽい色柄が魅力です!
下画像:無地系/無地9マークです。カジュアルなカラーまでフォローされているのが嬉しい限りです。
John Cavendish “Wool & Silk” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
ブラックの「シャドウハウンズトゥース」です。
これは問答無用のカッコよさですよね!!
ちょっとしたパーティにも使えるようにフォーマルテイスト溢れるスリーピーススーツを作ってよし!
モッズテイストあふれるロックなスーツを作ってよし!
敢えてのライダース/モーターサイクルジャケットを作ってよし!
想像力を駆り立てられる素晴らしい逸品だと思います。
こちらは3カラー展開なのですが、他の2カラーもすこぶる素敵です😊
続いてJohn CavendishのWool & Mohairです。
こちらは、トロピカル(平織組織)で仕上げた、80% Super 130’s Wool + 20% Mohair(240g/m)シリーズです。
タイプ的には春夏素材、春先から秋口までをカヴァーする素材ですね。
Mohairは通気性のよさ、独特のシャリ感、上品な光沢、豊かな仕立て映えに恵まれる素材ですが、ややハードなタッチという欠点(僕のような人間から見るとそれこそが利点/美点なのですが。。。)があります。
この素材はその欠点を細番手原料を使用したWoolを使うことで解消しています。
その見事な「ハリとシャリ感はありながらもソフトなハンドリング」はぜひとも店頭でお確かめ下さい😊
上画像:モダンクラシックなチェック4マークです。特に上のグレンチェック2マークのカラーリングが白眉ではないでしょうか!?
下画像:ストライプ10マークです。どれもとっても魅力的なストライプですよね!
John Cavendish “Wool & Mohair” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
とてもシックながらも大胆不敵なストライプです!
凝ったカラーリングと4.0cm巾のワイドストライプが素晴らしくクールですよね。
僕はこちらでシャープなダブルブレステッドスーツを作ってみたいです。
具体的には「細めのピークトラペル&2ボタン1つ掛けのダブルブレステッドジャケット + 1インプリーツ&テイパードシルエットボトムス」で作りたいですね。
絶対にカッコよく仕上がると思います。
このストライプですからジャケットとボトムをセパレートしての着こなしも愉しいに違いありません。
カラー違いのネイヴィブルーもすごくいいです!
Savile CliffordのTwill Collectionです。
1899年創業、現在は大手マーチャントScabalの傘下に入っているモダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。
こちらの無地12マークもその特徴がいかんなく発揮されたクラシカルでありながらモダンが香るナイスSuitingばかりですよね!
品質はすべて100% Wool(230g/m)です。
230g/mというウエイトは、ツイル組織のSuitingとしては最軽量の部類に入ります。
その軽量さを活かしたアイテムを作るのが「正攻法」だと思います。
また、なんとも個性的なカラーもいいですよね!
皆さんはどのカラーがお好きですか?
Savile Clifford “Twill Collection” の「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
この美しいライトカラーのヘリンボンどちらかでややスポーティなスーツを作ってみたいです!
具体的には「シングルブレステッド3ボタン(段返り)&3パッチ/アウトポケットジャケット + グルカパンツ」というイメージです。
芯地も肩パットも省いたアンコンストラクテッド仕立てで軽快に作りたいですね。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)以外には考えられません!
Savile CliffordのTropical Collectionです。
極めてクラシカル&英国的なトロピカル組織のSuiting5マークです。
品質は100% Wool(240g/m)です。
モノトーンオンリー&ブルー系なしという潔さも微笑ましい気がします😌
Savile Clifford “Tropical Collection” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
ここまで力強いボールドストライプのトロピカル素材にはなかなかお目にかかれないので激しく「作ってみたいな〜〜」と思っています!
ヴェリーイングリッシュなスリーピーススーツでキメたいですね。
具体的には「セミノッチドラペルのシングルブレステッド3ボタンジャケット + シングルブレステッド6ボタンのラペルドヴェスト + 1インプリーツ&ややテイパードシルエットのボトムス」で作りたいです。
特にMohair素材を得意とするブリティッシュモヘア素材の代名詞的存在William HalsteadのTwill Collectionです。
昨今ではツイル組織のMohair混紡素材は極めて少なくなっています。
そこそこのヴォリュームで展開しているのはイタリアンミルだとVBC、ブリティッシュミルだとこのWilliam Halsteadくらいではないでしょうか。
あ、あとは日本の至宝葛利毛織さんも少しやっていますね。
という希少種ですが、下4マークはWilliam Halsteadの定番的な素材ですのでかなり「見慣れた感」があります。
見る度に、そして触る度に「いつか作ってみたいなあ。。。」という気持ちが高まる超優良素材です。
具体的には、Mohairとツイル組織が織りなすその美しい光沢、バシバシに強く打ち込んでいるゆえのハリコシ、深いカラー等々が素晴らしいです。
品質は73% Wool + 27% Mohair(345g/m)です。
スーツはもちろんのこと、1番下のブラックでダンディなブレザーを作っても良さそうですよね〜!
上3マークは、昨春デビューした経糸(タテイト)にインディゴ風の色糸を使用し緯糸(ヨコイト)にホワイト糸を使用したデニム風のMohair Twill素材です。
品質は77% Wool + 23% Mohair(490g/m)です。
490gというと17oz以上、素晴らしいヘヴィさですよね〜!
これはかなりの傑作だと思います!!
大オススメです!!!
William Halstead “Mohair Twill” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上から2番目のインディゴブルー風です。
このデニムっぽさ、サイコーですよね!
しかも、このデニムっぽさをMohair混紡のツイル素材で表現しているのがいい!!
そして、490g/mというヴィンテージ感あふれるヘヴィウェイトもいい!!
そしてそして、「Mohair屋さん」といっても間違いではないWilliam Halsteadというのもいい!!
僕はこれでクラシカルなスリーピーススーツ、あるいはコートを作りたいですね〜〜。
コートならバルマカーンコートを作りたいですね。
コートとNewsboy Capのセットも良さそうですね。
いやぁ、これは絶対に何か作りたいです!
このバンチブックの「キングオブイチオシ」かもしれません。
William HalsteadのTropical Collectionです。
Mohair素材の大家:William Halsteadが最も得意とするクオリティであるトロピカル組織のMohair混紡Suitingです。
いずれも「さすが!」な逸品ばかりです。
上の6マークは冒頭のDormeuilの説明で少し触れたTonikタイプのモヘア混紡素材です。
具体的な品質は70% Wool + 30% Mohair(330g/m)です。
バシッと仕立て映えがする素材をお探しの方、Mohair由来の豊かな光沢と通気性とシャリ感とハリを満喫したい方に超オススメな素材です。
カラー展開も申し分ないと思います。
下の6マークは冒頭に収録されているDormeuilの傑作素材Super Brioタイプです。
具体的な品質は60%Kid mohair + 40% Super 120’s wool(250g/m)です。
ん、「タイプ」どころか、ほとんどSuper Brioと同じクオリティですね!
そして。。。
ここだけの話。。。
Dormeuilよりもリーズナブルです。
ですので、両方で展開があるネイヴィブルーとライトグレイでSuper Brioと迷った場合にはSuper Brioのセレクトをお願いします!
という「単価up誘導」はやめておいて(笑)、その場合にはこちらのネイヴィブルーをオススメします😊
William Halstead ” Tropical Collection” の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上から4番目のTonikタイプです。
華やかにしてシックなインクブルーに惚れました!
もちろん、光沢、ハリコシ、シャリ感にも惚れています!!
以前にこの素材とほぼ同じカラーのヴィンテージTonikでダブルブレステッドのブレザーを作ったことがあるのですが、あれはもう(バルクアップとデブ化の問題で)完全に着ることが出来ないので新調したいなぁと思います。
でも、せっかく新調するならばスーツにした方がいいかな?とも思ったり。。。
いずれにしても素晴らしい素材です。
最後に収録されているのはKynochのSummer Tweed Collectionです。
Kynochは1788年創業、カントリーテイストが強いスポーティな素材を得意とするスコットランドのスーパー老舗ミルです。
こちらのサマーツイードもいかにもKynochらしい傑作だと思います。
品質は48% Cotton + 25% Silk + 10% Linen + 10% Wool + 7% Polyamide(280g/m)です。
夏のツイード。
抜群にカッコいいと思います!
しかも、コットンとシルクを軸にした5者混。
サイコーだと思います!
そしてキレイなネップ。
堪りません!
カラー展開も見事、William Halsteadのデニム風Mohair Twill素材とともにこのバンチブックのMVPを進呈したい逸品です😊
Kynochの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
どのカラーも素晴らしいのですが、僕はこのカラーに最も心惹かれました。
クラシカルなカントリージャケットやシンプルなスポーツジャケットもいいけれど、僕なら敢えてドレッシーなスリーピーススーツを作りたいでしょうか。
ハイウェストのワイドパンツを作っても良さそうですよね。
う〜〜ん、料理しがいがありそうな素材だ!
ちなみに。。。
このカラーは既にスリーピーススーツ1着とジャケット1着のご注文が入っております😌
K様、A様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
以上です。
次回は。。。
そろそろいい加減にErmenegildo Zegnaか?2連続で英国製Suitingか?と考えています。
乞うご期待ください。
28th. Feb. 2023
Ryoji Okada
昨日からNBAのRSが再開されました🏀
僕が応援している2チームですが、昨日はDALのみゲームがありました。
完全に再建モード中のSASが相手とはいえ見事な圧勝、幸先のいいスタートが切れました。
昨日の大勝を機にチーム状態が上がっていくといいのですがどうでしょうか😊
現在、絶好調&12連勝中のMILは今日がAS明けの初陣、MIAをホームに迎えてのゲームに臨みます。
右手首負傷のためASを「ほぼ」欠場した(20秒のみ出場した)エースG.Antetokounmpoの状態にもよるとは思いますが、できれば連勝を続けてECの首位をひた走るBOSの背後にピッタリとくっついて欲しいですね。
WBCも楽しみですが、PO争いが熾烈になってきたNBAからも目が離せません!
Go! MAVS!
Go! BUCKS!
ところで。
「絶好調」といえば。
昨日に引き続いて新作バンチブックのご紹介を!
実は昨日は。。。
最高に嬉しくもありがたいことに開店前から閉店間近までご来店が続いたので、途中で一瞬だけ「明日はバンチブックのご紹介を諦めるか。。。」と思った(少なくとも投稿の前日までに写真撮影と素材特徴の把握をしなくてはいけないのであります!)のですが、なんとか間隙を縫って作業をすることにしました。
2023年は「勝負の年」「正念場」ですし、この2月は「存亡と生き残りをかけた絶対に負けられない半年間」の最終月ですから、なんとか少しでも「おお、新しい服を作りたくなるね」と思っていただく投稿をしたい/しなければと思った次第です。
かくかくしかじかなので、もしかしたらいつも以上に誤字脱字が多いかもしれません(汗)。
が、それはまた後で時間を作ってじっくりチェックして直すつもりです!
それはともかく。。。
5回目となる今日は、昨日も少しだけ予告した通り複数ミルの極上素材が百花繚乱しているJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)コレクションをご紹介します。
どのミルの新作も素晴らしいのですが、冒頭にコンパイルされているFerlaの8マークは白眉です!
ここ数年はまさに絶好調なFerla!!
ご来店の際にはぜひともお見逃しなきようお願い申し上げます😌
では、早速ご紹介しましょう!
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。
国内最大手(だと思います)の問屋であるT社さんが独自編集したバンチブックです。
収録されているのはFelra、Novara、Drago、VBC、Di Pray、TG Fabio、Angelicoの7社で、全社がイタリアンミルになります。
Autumn/WinterシーズンはツイードがあるのでUKミルの方が見応えがあったりもしますけれど、Spring/SummerシーズンのJacketingはやっぱりmade in Italyの方が感動するでしょうか。
いや、そんなことはないかな??
Made in England/Scotlandのサマーツイードやmade in Irelandのリネン等がありますもんね。
それはともかく、とにもかくにも。
このバンチブックがスーパークールなコレクションに仕上がっていることだけは間違いありません!
という訳で、まずは。。。
Ferlaの8マークです。
1857年創業、SilkやMohair、Baby alpacaを筆頭にした様々な極上マテリアルを巧みにブレンドして個性豊かなJacketingを「発明」し続けている老舗ミルFerlaの超強力な新作です!
Women’sも得意としているミルならではの「他社の追随を許さない華やかな色彩と豊かな表面感」が、Ferla最大の魅力なのですが、今回入荷した新作もご覧の通りいかにもFerlaらしいナイスな素材ばかりです。
上2マーク:34% Viscose + 21% Linnen + 21% Cottin + 18% Silk + 6% Polyamide(465g/m)のシャネルツイードを彷彿とさせるサマーツイードです。すごくビッグなハウンズトゥースと絶妙なカラーリング、そして独特の凹凸がとてもユニークな素材ですよね。そして、1ページ目/2ページ目に鎮座しているだけあって相当なインパクトですよね!このバンチブックは、毎シーズン「最初にコンパイルされているインパクト大の素材(5シーズンくらい連続でFerlaだったと思います)から早い段階で完売になっていきます」ので、もし「お!」とお思いの方がいらっしゃればぜひとも早めに見に来ていただきたいです😌
上から3番目/4番目:48% Linen + 24% Wool + 16% Polyamide + 12% Silk(320g/m)のWild & Elegantなストライプです。これまたとってもカッコいい素材ですよね!何がカッコいいって。。。素材感はもちろん、オーガニックなカラーリングもいいですし、ストライプの入り方もすごくいいと思います!こちらも早期完売の予感がする逸品です。
上から5番目:74% Linen + 26% Polyamide (390g/m)の「2者混」とFerlaにしては原料のブレンドが少ないチェック素材です。にも関わらず、個性的かつ存在感抜群のネップとカラーリングを表現するあたり、とっても「らしい」素材ではないでしょうか。クラシカルなダブルブレステッドジャケットを作ってみたらよさそうに思いました!
上から6番目:43% Linen + 21% Silk + 21% Wool + 15% Cotton(300g/m)のストライプサマーツイードです。約6.0cmのワイド巾とハンド刺繍のように入ったストライプが極めてスタイリッシュな素材です。コロニアルテイストのジャケットを作りたいですね!
下2マーク:67% Linen + 33% Polyamide (370g/m)の無地です。他の6マークに比べると少々地味に見えるかもしれませんが、一般論でいえば十二分に華やかなFerlaらしい極上素材だと思います。
Ferlaの「僕のイチオシ(というかヨンオシ汗)」は ↓こちら↓ です。
上2マークのビッグハウンズトゥースは何をどうしてみてもカッコよ過ぎる傑作素材だと思います。
オーガニックな上(ブラウン×ホワイト)も。。。
より華やかな真ん中(ブルー×ホワイト)も。。。
どちらも激しく作ってみたいです。
皆さんはどちらがお好きですか?
僕は。。。
どちらかをどうしてもセレクトしなければいけないとしたら上でしょうか?
「シングルブレステッド1ボタン&ピークトラペル」など、ややフォーマルテイスト強めのデザインで作ってみたいです。
下のストライプはパンツもいけそうなクオリティなので、下のブルーでジャケットを上のブラウンでボトムスを作ってみたいです。
ジャケットはややミリタリーテイストのあるデザイン、例えばダブルブレステッド8ボタン4掛けで作ってみたいですね。
ボトムスは2インプリーツのテイパードシルエットかかなりのワイドシルエットで作りたいです!
絶対にゴキゲンなセットアップに仕上がると思うな〜!
次はNovaraの新作7マークです。
Tessitura Di Novaraは1932年創業のSilk専業メーカーです。
そのクオリティの高さは業界でも折り紙つき、それが証拠に世界最高峰のイタリアンミルErmenegildo ZegnaがSilk部門を強化する目的で2009年に買収しました。
以来、Zegnaグループの1ブランドとして確固たる地位を築き、Silkを中心に様々な原料を使った素材をコレクションに加えながら着実な成長を続けています。
今回入荷した新作7マークはそんなNovaraらしいシルクブレンドのラグジュアリーなJacketingと、76% Cotton + 24% Polyamide(320g/m)のJacketingです。
上5マーク:76% Wool + 24% Silk(240g/m)といかにもNovaraらしいシルクブレンドコレクションです。シルクの混率は24%ですが、まるで100% Silkのごとき滑らかな肌触りが素晴らしいの一語です。どのようなウールを使っているのかは手元に資料がありませんが、この肌触りですから間違いなくかなりの細番手原料を使用したスーパーファインウールだと思います。洗練された色柄とシックな光沢も魅力です。
下2マーク:「Silk屋らしからぬ」コットンナイロン素材です。4.5cm巾とかなりワイドなストライプ、太番手糸を粗めに織り上げていることによるラスティックな「顔」、クールなカラーリングがすごく魅力的な素材です。一見相当ツイーディに見えますがかなりソフトなタッチなのも嬉しい限りです。このソフト感は「Silk屋」ルーツならではかもしれません。
Novaraの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
美しいブルーグラデーションとホワイトが最高にキレイでハンサムなグレンチェックです。
「シングルブレステッド3ボタン(段返り)× 3パッチ/アウトポケット」デザインのスポーティなジャケットが作りたいです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)がいいでしょうか。
スタイリングは。。。
ブルーグラデーションでキメるか、ホワイトボトムス + ホワイトリネンシャツ + ホワイトシューズを合わせるか。。。
間違いなくその2択ですね😉
もちろん、少しカチッとした場に着て行く場合は、ライトグレイのボトムスも◎です。
続いて、昨日は圧巻のSuiting(スーティング:スーツ素材)コレクションをご紹介したDragoです。
上:Wool + Silk + Linen(細かな品質/混率は店頭でご確認ください)コレクション、強い個性と品のあるクオリティが見事なハーモニーを奏でているコレクションです。
中:60% Linen + 40% Wool(260g/m)コレクション、優しいテイストとキレイなカラーが自慢のコレクションです。
下:100% Linen(225g/m)コレクション、大胆なチェックとイタリアンリネンらしい薄さとソフトさが魅力のコレクションです。
昨日も書きましたがDragoは ↓こういった↓ 企業になります。
—–
1973年にUmberto DragoとLaura Drago夫妻により紡績工場として創設。
ビエラ地区の主要な毛織物工場と強固なパートナーシップを結び成長を続け、1993年には高級ミルFintes/フィンテスを買収。
両社は2001年に合併。
以降は「紡績・製織・整理までの全工程を自社でこなす数少ない一貫工場」として名を馳せ、世界中の高級ブランドやテイラーに高品質な素材を提供して今に至ります。
「Super 130’Sを中心にSuper 160’SやSuper 180’S原料を使用した素材を多数展開していることに加え、Super表記のトップ品質Super 210’S原料を使用した素材の開発・生産にも成功している高い技術力」と「ストレッチ・防シワ・撥水・防汚・遮熱といった様々な機能性を兼ね備えたコレクションも豊富に取り揃える時代のニーズに沿った革新性」がその魅力です。
またルーツである紡績業を見ると、Super 130’s以上の高級細番手糸に限っては世界の約70%を生産している超強力なサプライヤーとしても有名です。
—–
Dragoの「僕のイチオシ(というかヨンオシ汗)」は ↓こちら↓ です。
どうしてもイチオシ、ニオシに絞れませんでした(汗)。
でも、これだけ優れたコレクションですからね、仕方ないです!
上:44% Wool + 28% Silk + 28% Linen(280g/m)のダブルウインドウペーン(上)とダブルストライプ(下)です。僕はこの2素材を巧みに組み合わせたジャケットが作りたいです。例えばウインドウペーンを身頃にストライプをスリーヴに使用したロングジャケットとか、ストライプを全体にウインドウペーンをパッチ/アウトポケットに使用したダブルブレステッドジャケットとか。。。想像力がスーパー駆り立てられる逸品だと思います!
中:44% Wool + 28% Silk + 28% Linen(280g/m)のトリコロールストライプです。モッズテイストあふれるシングルブレステッドブレザーを作りたいです!
下:イエローの使い方が素晴らし過ぎる傑作素材です!僕はこの素材でモダンクラシックなスリーピーススーツを作りたいです!ライニングはやっぱりイエロー系がいいでしょうね😉
VBCの新作20マークです。
現在最も勢いがある老舗イタリアンミルVBCの定番ホップサック素材を中心としたJacketingコレクションです!
上:柄物6マークです。上2マークは定番よりも軽量な100% Wool(240g/m)のボディにアーティスティックなプリントを施したホップサックです。中2マークは78% Wool + 22% Silk(260g/m)とシルクブレンド&チェックのホップサックです。定番よりも強撚なのでより一層シャリッとした素材感が愉しめる素材です。下2マークは55% Linen + 25% Silk + 20% Cotton(280g/m)のガンクラブチェックです。リネン/シルク/コットンの珍しい「3者混」がユニークだと思います。
下:定番のホップサックコレクションです。ホップサックはその通気性の良さ、抗シワ性の高さ、そして独特のカジュアルテイストあふれる表面感から、ヨーロッパではかなり昔から「Spring/Summerシーズン用ジャケットの大定番素材」として圧倒的な人気を誇っています。ドレススタイルにもカジュアルスタイルにも相性抜群の「超有能なジャケット」をお探しの方にぜひともオススメしたい素材です。その場合は、ネイヴィブルーかブラックが第一候補になると思いますが、このコレクションは全14マークという目移りしてしまう程のナイスカラーヴァリエーションも魅力ですので、ひと味違うSpring/Summer用無地ジャケットをお探しの方にもオススメです😉例えば、上から4番目のピンクや1番下のイエローなんて他のバンチブックではなかなか見つからないウルトラナイスカラーではないでしょうか!?
VBCの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
これは。。。
フラワープリーントでしょうか?
あるいはストーンプリント(というものがあるかは不明ですが。。。)でしょうか?
いずれにしても、今までありそうでなかったアーティスティックなウールプリント素材です。
どんなデザインで作っても抜群にスタイリッシュに仕上がりそうな素材ですよね!
僕なら。。。
下でダブルブレステッドのジャケットを作るでしょうか?
皆さんならどうしますか?
Di Prayです。
1948年創業、ビエラ地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業75年!)Lanificio Di Prayの新作7マークです。
Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けジャケッティング」を得意とするミルです。
こちらの7マークもいかにも「らしい」素材だと思います。
また、例えばSilk混紡素材でも「Eランク」と比較的リーズナブルなプライスも魅力です。
上3マーク:51% Wool + 30% Cotton + 19% Polyamide(240g/m)のチェックです。繊細なカラーリングと少しデジタルっぽいチェックが魅力です。
上から4番目/5番目:41% Wool + 32% Silk + 27% Linen(230g/m)のチェックです。優しいカラーリングがとてもいい感じですよね!
上から6番目:72% Silk + 28% Wool(260g/m)のチェックです。72%もシルクが入っていてEランクというのも嬉しい限りのナイスチェックです。
1番下:100% Wool(240g/m)のブラックウォッチ風タータンです。こちらは一般的なトロピカル(平織)素材ですのでボトムスにもオススメです!つまりスーツもイケますね😉
Di Prayの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
とってもキレイで素敵なブルーとブラウンのカラーリングの見事さに惚れました!
かように洗練されたチェック、シルクが72%も入った都会的な素材ですが。。。
僕は敢えてノーフォークジャケットを作ってみたいです!!
TG Fabioです。
A WORKROOM時代に僕が自分用のスーツに多用したTG Fabioの新作7マークです。
なぜに僕が多用していたかというと。。。
TG Fabioはモードブランドにも多く供給しているだけあってコレクションがとてもクリエイティヴなのとプライスが比較的リーズナブルだからです。
記憶によれば最低でもスーツを3着、パンツを2本位は作ったと思います。
というTG Fabioですが、このバンチブックに収録されている新作は比較的クラシックですね。
ですが、コンポジションがかなりユニークだったり「さすがのひとひねり」が効いております!
上2マーク:45% Cotton + 33% Linen + 22% Silk(270g/m)のグレンチェックです。ヴィンテージ風のルックスがとてもクールですよね!
上から3番目~6番目:45% Cotton + 33% Linen + 22% Wool(270g/m)のボールドストライプとウィンドウペーンです。オーガニックなカラーリングが素敵です!
1番下:49% Wool + 28% Linen + 21% Cotton + 2% Polyurethane(280g/m)の無地素材です!デニム風なルックス、ソフトな風合い、高いストレッチ性等々、魅力たっぷりのTG Fabioらしい逸品です!Jacketingコレクションではありますが間違いなくスーツにもいいですよね。
TG Fabioの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
オーガニックなカラーリング、ざっくりした素材感、ワイドなストライプ。
三拍子揃ったナイス素材です。
僕は下のダークカラーでジャケットを上のライトカラーでボトムスを作りたいです!
Angelicoです。
クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のイタリアンミルAngelicoの新作はこちらの6マークです。
全マークがJacketingとしては比較的珍しい「Dランク」です!
様々&諸々のプライスアップが激しい昨今にこのプライシングは僕らも本当に嬉しい限りです😊
Angelico万歳!!!!
全6マークがカリッとした手触りと豊かな凹凸を持つ表面が特徴的な58% Viscose + 22% Cotton + 20% Polyamide(340g/m)です。
洗練された色柄がとても素敵ですよね。
Polyamide、日本でいうNylonが20%混紡されているので「こう見えて丈夫」なのも嬉しいところではないでしょうか!?
Angelicoの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
洗練されたカラーリングがすごくいいですよね!
夏用に軽快なジャケットを作りたいな😊
作るなら「3パッチ/アウトポケットのシングルブレステッド3ボタンスタイル」がいいですね。
そして、アンコンストラクテッド仕立てにして背裏は観音開き仕様にしたいです。
スタイリングは。。。
デニムシャツ + ホワイトのボトムスかブルーグラデーションが「本命」でしょうか。
今年の夏は小旅行をしたいのでその時に着たいですね。
個性的ながらも合わせやすい1着に仕上がるはずですし、シワになりにくく通気性に優れた素材ですし旅行にも間違いなく重宝するはずです!
以上です。
次回も乞うご期待ください!
25th. Feb. 2023
Ryoji Okada
NBAは昨日でAS前のゲームが終了しました。
現在全チームが60ゲーム弱を消化しているのでAS明けからはいよいよ終盤戦ですね。
僕が応援している2チームのうちの1チームMILは昨日も勝利して12連勝で締めました。
EC首位のBOSと0.5ゲーム差、今オフに獲得したキイマンのひとりJ.Inglesもチームに馴染んできているようですし、新加入のJ.Crowderにも期待したいですし上出来ではないでしょうか。
また、J.WallがMILでのプレイに関心を示しているという噂もありますね。
現状のJ.Wallがどこまでやれるのかは分かりませんが、J.Holidayとはタイプが異なるPGですからそこそこやれるのであれば昨日するかもしれません。
僕が応援しているもう1チームDALは3連敗でAS前のゲームを終えました。
まあ、K.Irvingという大物が加入した訳で、現状は試運転といった感じですからね、仕方がないかな。。。
WC3位でのPO出場を目指してAS明けから巻き返して欲しいです。
Go! BUCKS!
Go! MAVS!
ところで。
「昨日」「機能」といえば。
引き続きオーダーメイドシャツ用の新作素材をご紹介します!
5回目となる今日は、昨日の予告通り高い機能を誇る国産素材をご紹介します。
具体的には高機能素材とニット/ジャージー素材がコンパイルされているBook Ⅰとリンクルフリー(形態安定)素材がコンパイルされているWrinkle Freeの新作です。
今回のBook Ⅰの新作は全マークにリンクルフリー機能が付いているので少しややこしいのですが、まあ。。。
機能が多いことはいいことなので、そこは深く考えずにご紹介します!
また、機能は静止画像ではお伝えしにくいので、その素晴らしさはぜひともご来店時にお確かめください。
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っております。
その際には個別画像左上に記します品番にてご指示をお願いいたします。
では、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちらの10マーク↓ です。
シック&クラシカルな面持ちがとってもナイスですよね。
左の7マークがBook Ⅰの新作で右の3マークがWrinkle Freeの新作です。
とはいえ。。。
上述の通り。。。
今回入荷したBook Ⅰの新作は全マークがリンクルフリー機能を有しているので、今日ご紹介する10マークはすべてリンクルフリー素材なのですが(笑)。
では、「個別画像」で見ていきましょう!
上:FM 17090/下:FM 17091
お作りいただいたお客様が100%「最高に着心地がいいですね!」と仰って下さるSolotexストレッチ&リンクルフリーシリーズの新作です。
日本企業の帝人フロンティアが開発したSolotexは、従来のポリエステルやポリウレタン、ナイロンでは表現出来なかった「際立ってソフトな風合い」「高いストレッチ性」「豊かな発色性」「ソフトなクッション性」「優れた形態回復性」等々の特徴を兼ね備えた新しいPolyester繊維で、「他の繊維と複合することでその繊維が元来持つ特性を活かしながらも新感覚/新機能を加えた素材に生まれ変わらせることが出来る」極めて大きな可能性を秘めた複合繊維として注目を浴びています。
このSolotexストレッチ&リンクルフリーシリーズは「強力なストレッチ性」「優れた形態安定性」「高い吸水速乾性」の3機能を併せ持った高機能素材です。
厳しい日本の夏でも比較的快適に過ごせるシャツが仕上がること、通常時はもちろんのこと出張時や旅行時にも極めて使い勝手良好なシャツが仕上がること、お洗濯時の手間が相当に軽減されるシャツが仕上がること間違いなしの優れモノです!
パッと身は100% Cotton素材に見えるのもナイスではないでしょうか。
クラシカルな「顔」もいいですよね。
品質は上の市松模様風チェックが66% Cotton + 34% Polyesterで、下のヘリンボンは65% Cotton + 35% Polyesterです。
はいそうです、混紡されているPolyesterがSolotexになります。
カラーはいずれもピュアホワイトです。
皆さんはどちらのホワイトがお好みですか?
僕は下のヘリンボンでエレガントなドレスシャツを作ってみたいです。
ちなみにこのシリーズのホワイト無地は、他にポプリン/ブロード(平織)、ツイル(綾織)、ピンポイントオックスフォード等々があり、今回入荷した2マークを含めて全10マーク展開です。
<オーダーメイド価格>
シャツ:¥14,300~
シャツワンピース:¥27,500~
サファリジャケット:¥34,100~
シャツジャケット:¥41,800~
上:FM 17092/中:FM 17093/下:FM 17094
同じくSolotexストレッチ&リンクルフリーシリーズの新作、こちらはサックスブルーです。
上:ポプリン/ブロード(62% Cotton + 38% Polyester)です。
中:ロイヤルオックスフォード(62% Cotton + 38% Polyester)です。
下:ツイル(61% Cotton + 39% Polyester)です。
実は。。。
このシリーズのサックスブルーは今シーズンが初お目見えです!
これまで「これってホワイトのみ??」というご質問がかなり多かったのでこの入荷は嬉しい限りです。
ホワイト無地でたくさん作ってくださっているあの方やあの方、そしてあの方にお知らせしたいです😌
<オーダーメイド価格>
シャツ:¥14,300~
シャツワンピース:¥27,500~
サファリジャケット:¥34,100~
シャツジャケット:¥41,800~
上:FM 17095/下:FM 17096
同じくSolotexストレッチ&リンクルフリーシリーズの新作、こちらはストライプです。
上:ポプリン/ブロードベースのナロウストライプ(68% Cotton + 32% Polyester)です。
下:ポプリン/ブロードベースのボールドストライプ(68% Cotton + 32% Polyester)です。
実は。。。
このシリーズはストライプも今シーズンが初お目見えです!
これまた。。。
ホワイト無地でたくさん作ってくださっているあの方やあの方、そしてあの方にお知らせしたいです😌
<オーダーメイド価格>
シャツ:¥14,300~
シャツワンピース:¥27,500~
サファリジャケット:¥34,100~
シャツジャケット:¥41,800~
上:FM 16005/中:FM 16006/下:FM 16007
3年ほど前まででしょうか、かつてのWrinkle Freeコレクションは全マークが100% Cottonでした。
Polyesterを混紡すれば形態安定機能は容易に高められますが、上質なCotton特有の心地よい風合いや通気性が損なわれるからです。
そして、その100% CottonのWrinkle Freeコレクションは「素材として織り上がった後ではなく紡績の段階で加工を施すため通常の100% Cotton素材と着心地がほとんど変わらない」というこだわりの工程と優れた特徴を持っています。
つまり、少し前までのWrinkle Freeコレクションは、「それ」っぽくない(言い換えると通常の100% Cottonっぽい)Wrinkle Free素材のみがコンパイルされていました。
しかし、この3年ほどの間に起こった生活様式の変化と技術の進化はコレクション内容を大きく変えました。
その先陣としてまず3年前に、一見するとCottonに見える、そして肌触りが至極ソフトな65% Polyester + 35% Tencelシリーズが登場しました。
そして1年前に満を持してデビューしたのが「更なる進化系」であるCOOLMAX Wrinkle Freeです。
今回入荷した3マークはいずれもそのCOOLMAX Wrinkle Freeの新作です。
COOLMAXは。。。
皆さんもうご存知かと思います!
スポーツウェア等にも広く取り入れられている高機能素材ですよね😊
こちらはそのCOOLMAX素材にWrinkle Free機能を付加させた素材になります。
COOLMAXですので品質的には100% Polyesterになりますが、ご覧のように見た目は100% Cottonと遜色ありません。
そして、肌触りはかなりドライ、とてもサラッと快適です。
まだまだ朝晩は完全に冬ですが、春が訪れ高温多湿な夏季に入った時には間違いなく手放せないシャツが仕上がるはずですのでぜひとも今のうちからご注文をお願いします!
いや、まだまだ寒いこの季節でも、例えば暖房が効いている電車内、スーツスタイルで大事なプレゼンテーションに臨む時、ご出張時にスーツ&コートを着たままスーツケース等を引いている時等々、冬でも汗だくになりかねないシーンは多々ありますよね。
そんな時にもCOOLMAX Wrinkle Freeのシャツなら快適なはずです!
僕も1枚作ってみようと考えております。
しかしながら、Polyesterの進化はすごいものがありますね。
最近リサイクルドポリエステルのスーツなんかも出現していますけれど、あれも実にいいですもんね!
ちなみに。。。
Wrinkle Free素材でお作りになる方はご家庭でのお洗濯がほとんどだとは思いますが、念のためにお知らせすると出来るだけクリーニングは避けた方が「吉」です。
クリーニング店さんが「もし洗濯表示をきちっとチェックせずに通常のクリーニング(特に高温・高湿プレス)をしてしまう」とネックサイズやカフス回りがかなり縮むことがあるようです!
これは、Wrinkle Free素材専用の芯地によるそうです。
ご注意くださいませ😌
もちろん予期せぬひどい汚れがついてしまった時やご出張時等にはクリーニングに出さざるを得ないケースもあると思います。
その際には、ぜひとも「ちゃんと洗濯表示を読んでからやってくださいね!」とお口添えしていただければと思います。
<オーダーメイド価格>
シャツ:¥16,500~
シャツワンピース:¥29,700~
サファリジャケット:¥36,300~
シャツジャケット:¥44,000~
以上です。
最終回の明日はBook ⅡとBook Ⅲの新作をご紹介予定です!
乞うご期待ください。
18th. Feb. 2023
Ryoji Okada