今年で2年連続2度目の参加となる「さあ、ミドれ。 Go! Go! Swallows! 2025」の初回が終了しました!
今回も決してビッグではないけれどいろいろな出来事が起こってとっても楽しく有意義でした。
次回は7月です!
また楽しもうと思います。
ところで。
「Swallows」といえば。
今日は近しいご関係のご友人に熱心なSwallowsファンが3人もいらっしゃるお得意様Y様からご注文いただいたダブルブレステッドスーツをご紹介します。
ご注文を受けて仕入れた着分を見た瞬間に「これは最高に優雅で美しいスーツが仕上がるぞ!」という強烈な予感がしたので仕上がりを「いまかいまか」と待ち侘びていた1着です。
その強烈さたるや!
思わず着分の写真をパシャリと撮ってThe Loudest Voice vol.39等の紙媒体の背景画像に使ったほどです。
なだけでなく、仕上がりがその強烈な予感を遥かに上回る贅沢極まりない素晴らしさだったの少々びっくりしたと同時に大興奮して喜んだ1着です。
少し前に仕上がったのですが、そしてすぐさまご紹介したかったのですが、ミリ単位の膝巾&裾巾調整をさせていただいたり、Joji Shimamoto × LOUD GARDENイヴェントやオーダーメイドシャツ関連の告知に心血を注ぐタイミングがあったり、先月中に新作バンチブックのご紹介を絶対に18回まで終わらせるというミッションを己に課していたりしてご紹介がかなり遅れてしまいました。。。。
それどころか、今日ご紹介するダブルステッドスーツの後にご注文いただいたジャケットまで仕上がってお渡し済みです汗。
手前味噌ながら。。。
そのジャケットも最高に素敵なんですよね〜!
そちらもご紹介したいです!!
が、しかし、それはまた後日にして、ひとまず今日は絶品素材でお作りした「贅沢の極致」という表現も決して大げさではないダブルブレステッドスーツをご紹介します!
それでは早速いきましょう。
今日ご紹介するダブルブレステッドスーツは ↓こちら↓ です。


素材は「1899年創業&UKにおける毛織物産業の聖地Huddersfieldに拠点を構える名門ミルBower Roebuck/バウアーローバックのRoyal 140」です。
まずBower Roebuckですが、その歴史は126年と毛織物業界全体で考えると「そこそこの老舗程度」と思いきや、実はその前身となるテキスタイルメーカーは1500年代から存在していたようです。
1500年代というと。。。
日本は戦国時代じゃありませんか!?
凄まじい歴史ですよね!
このエピソードからも毛織物がいかに人類と密接だったかが分かります。
「という気が遠くなるほどの長きに渡って積み重ねてきた伝統に裏打ちされた確かな技術と知見」および「モダンなテイストを素材に落とし込む高い感性」こそがBower Roebuckの最大の特徴にして最強の武器です。
「1970年~1980年代に世界で初めてSuper 120’sやSuper 150’s原料を使用した素材の生産に成功した」「ScabalやDormeuilのコレクションを多く任されている」「ビッグなクチュールブランド、BrioniやKitonといった一流テイラードウエアブランドからも重用されている」といった数々の逸話がそれを如実に物語っています。
その優れた技術力と高い感性で時代を牽引してきた歴史を誇るBower Roebuckが最も得意としてきたハイエンドラインのアーカイヴから再発見されたSuper140’s原料を使用したボディのフィニッシングにアレンジを加えて復刻したモダンクラシックな傑作ボディがこのRoyal 140です。
上質なシルクのような極上の肌触り、美しく気品あふれるドレープ、深く優美な光沢。。。
UKのtop of topと評しても決して過言ではない、非の打ち所がない贅沢さを持った逸品です。
それでいて、「UKミルらしい芯を感じる頼り甲斐」がさりげなく残されているのも嬉しい限りです。
品質は100% Super 140’s Wool(250g/m)、組織はツイル(綾織)です。
2025 Spring/Summerシーズンは13マーク展開です。
本当に素晴らしい逸品ですのでご来店の際にはぜひともチェックをしてみてください。
そんな絶品素材をモダンクラシックに「料理」したのがこちらのスーツです。
具体的には「ハイゴージーライン&9.0cm巾のピークトラペル + クラシカルな6ボタンふたつがけのダブルブレステッド + ややハイポジションのウェストシェイプ + サイドヴェンツ + サイドアジャスター仕様&1インプリーツ&テイパードシルエットのボトムス + 4.0cmのターンナップヘム」といったデザイン/スタイルでお作りしました。
「Beigeベースのウインドウペーンカラークロス(上衿裏のフェルト生地)」「made in Japanのリアルナットボタン」「Beigeのハウンズトゥースライニング」といった洗練を極めたカラーリングも見逃せません。
結果、素材とデザイン/スタイルと遊び心が高い次元で三位一体となった極めてスタイリッシュな1着に仕上がりました。
すごく素敵ですよね!?
続いて、そのエキサイティングなディテイルたちを「寄り画像」で見ていきましょう!
バストアップの「寄り画像」です。

シャープなピークトラペル。
丁寧な手始末が光るチェストポケット。
スリーヴライニングを使用しポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるようにしたチェストポケットの袋地。
美しくも優雅なピックステッチ。
バストアップだけでもナイスなディテイルがてんこ盛りです!
特にこの中だと。。。
胸ポケット袋地のポケットスクウェア仕様は「極めて小粋な便利ディテイル」としてとっても好評です。
もちろんポケットとしても機能しますので、例えばWhite無地のポケットスクウェアやペンを入れることも可能です。
ペンは胸ポケットに入れない方がイイですけれど。
カラークロスはBeigeベースのウインドウペーンにしました。

ストライプとウインドウペーンの「柄のハイコントラスト」がとっても楽しいですよね!
Y様はそのような少々下品なことを絶対にしないと思いますが、思わず「衿立て」をしたくなります。
ポケットです。

クラシカルなホリゾンタルスタイルのウエストポケット。
ラペルがダブルブレステッドにしては少しだけ細めということもありフラップの長さも5.0cmとやや短めに仕上げました。
個人的にはラペルとフラップのバランスはすごく大事だと思います。
ライニングです。

100% Cuproのハウンズトゥースライニングです。
表素材と見事なハーモニーを奏でているカラー、カラークロス同様に楽しい「ハイコントラスト」を作っている柄。
これ以上にないセレクションだと思います。
スリーヴボタンです。

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はい、いずれアップチャージ不要のディテイルです。
最後に、The Loudest Voice vol.39等の紙媒体の背景画像等に使わせていただいたY様の着分画像をご紹介します。

この画像は特に加工をしていないのですが。。。
素材の贅沢さがかなり伝わると思います!
本当に素晴らしい素材!!
超スーパーオススメです。
以上です。
Y様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
次は新たにご注文いただいたジャケットが仕上がりましたらまたご連絡申し上げます。
2nd. May. 2025
Ryoji Okada