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  ☑︎ 1月の水曜日は14:00-20:00で営業いたします

  ☑︎ リペア＆リメイクは一時休止中です

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作：残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作：残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作：Reversible coat

  ☑︎ 傑作！残布パッチワークバッグ

 

< Introducing brand new bunch books! >

  ☑︎ vol.1: Drago

  ☑︎ vol.2: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.3: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.4: Lassiere Mills / Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.5: Ferla / Novara / Drago etc.

  ☑︎ vol.6: Harris Tweed

  ☑︎ vol.7: Loro Piana

  ☑︎ vol.8: Ermenegildo Zegna

 

< オーダーメイドシャツ×2枚=¥19,800~キャンペーン >

  ☑︎ 国産スワッチコレクション

  ☑︎ インポート着分：Plain

  ☑︎ インポート着分：Camouflage

  ☑︎ インポート着分：Linen/Linenブレンド

  ☑︎ インポート着分：Monti

  ☑︎ インポート着分：Thomas Mason

  ☑︎ インポート着分：Canclini

  ☑︎ インポート着分：Cotton + Linen

  ☑︎ インポート着分：Getzner

  ☑︎ 国産着分：Dot

  ☑︎ 国産着分：Big plaid

  ☑︎ 国産着分：Cotton + Linen

  ☑︎ 国産着分：Bold stripe

 

 

 

 

昨日は大型新人T君の2024年初出勤日でした。

2023年は2回出勤してくれたのですが、その2回ともご来店に恵まれました。

いや、「”超” 恵まれた」という表現の方が正確なくらい千客万来でした。

そして、1.5 Friに通常営業を再開して以降のLOUD GARDENは1勝1分で昨日を迎えました。

なんとかT君パワーで白星先行になれば！と願いながら開店したのですが果たして。。。

T君自身が集客を成功させるなど昨日も大繁盛でした！

午後14:30くらいからは一瞬たりとも気を抜けないままに閉店時間を過ぎた21:00過ぎまで接客に励みました。

本当にありがたいです。

次の日曜日も彼の「引力」に期待したいですね😊

2年前に成人したばかりのT君に背負わせ過ぎかな？

 

 

 

 

ところで。

「成人」といえば。

今日は成人式ですね。

被災地はそれどころではないと思いますが、この3連休は日本中で新成人たちが晴れやかな気持ちでいっぱいになっていることでしょう！

それにしても。。。

A WORKROOM時代はそこそこあったのですが、LOUD GARDENになってからは成人式需要がほとんどありません。

成人式需要を1年で最大の商機としてめちゃくちゃな着数を受注している地方のテイラーさんもあると聞くのにここ数年LOUD GARDENは「受注0（ゼロ）」でした泣。

情けない。。。

しかし、今年は1着だけご注文が入りました。

本当にありがたいです！

が、そのご注文は「11.17 Friに最初のお問い合わせをいただいた」上に「ご遠方にお住まいで直接採寸ができないお客様からいただいた」のでかなりの緊張とともに進めました。

というのも。。。

成人式ですから「①絶対に間に合わせなければならない日にちがある」「②（いつも以上に）不具合があってはいけない」という前提があります。

採寸はアプリ（僕はそのお客様に教えていただくまでそのアプリを知りませんでした汗）とヴィデオ動画を使ってかなり正確にできたので大丈夫だったのですが、それでも万一のことを考えて「ご送付後にもし微調整の必要があれば一旦ご返送いただき成人式までに再送できる」スケジュールを組む必要がありました。

そして、遠方ゆえに微調整がある場合は往復で最低4日（場合によっては5日）かかります。

プラス調整作業日が最低2日は必要です。

ということは、着用日前日に万全の状態でお届けするとして、遅くともその日より1週間前に仕上げなければいけません。

が、しかし。。。

そのお客さまの成人式は「今日：1.8 Monではなくおととい：1.6 Sat」でした。。。

ということは、ご配送に2日掛かる訳ですから前日にお届けするには最悪でも1.3 Wedに出荷する必要があります。

でも、それだと何かあった時に怖過ぎるので1.2 Tueには出荷したい。。。

しかしながら、1.2 Tueは静岡にいる。。。

という訳で、「12.25 Monに仕上げて即出荷。問題があれば12.28 Thuにご返送いただき12.30 Satに作業をやって12.31 Sunにご返送するしかない！」とスケジュールを組みました。

とにもかくにも。

ヴィデオ動画で最終的なやり取りをしたのが11.20 Mon。

表素材とライニングが店舗に届いたのが11.23 Wed。

縫製工房に投入できたのが11.25 Fri。

工房からの出荷・配送を考えると実質1ヶ月を切るリードタイムしかありません。。。

もちろん、シンプルなスーツでしたら可能なスケジュールではあります。

しかしながら、今回はシンプルに見えてシンプルではないスーツだったのでかなり緊迫感と不安を感じながら1ヶ月を過ごしました。

もしこのスーツがうまくいかなければ年末年始のお休みはそのご対応でバタバタだったことでしょう。

微調整が入るだけでもお休みが最低でも1日潰れる可能性がありました。

そういう訳で、僕はなんというか。。。

さしずめタイトロープダンサーのような心境でクリスマスを迎えました。

でも、その苦労は報われました。

12.27 Wedの午後にお客様のお手元に届いたようで、14:00過ぎに「先ほど受け取りました！最高にかっこいいです！」というe-mailをいただくことができました！

加えて「気になるところはなかったので、急ぎの補修は大丈夫だと思います」というコメントと御礼までいただきました。

本当に、心底から、超スーパーよかったです。

アプリでのご採寸、e-mailとヴィデオ動画でのご指示が的確だったゆえに完璧な1着を仕上げることができました。

お客様と縫製工房、そして神様に感謝です！

この年末年始を有意義に過ごせたのはあのスーツが一発で完璧に仕上がったことも大きかったです😌

という訳で、今日はそのスーツをご紹介します。

 

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

老舗イタリアンミルVBC社のモダンクラシックなグレイッシュブラウンのヘリンボン素材（100% Super 110’s Wool・260g）でお作りした1着です。

一見するとシンプルに見えると思います。

確かにデザインはシンプルですよ。

ですが、このスーツはフィッティング/サイジングがかなり個性的なのです！

具体的には胸回りや袖巾はかなりゆったりフィッティング、ウエストはややタイトフィッティング、パンツはワイドシルエットというバランスでお作りしました。

高身長かつ超スリムなお客様なので、そして直接お会いできていないのでそのバランス感を決めるのはかなり難しかったです。

特に袖巾は後述の通り相当太くくしたので少々心配でしたがバッチリだったようで安心しました。

では、ディテイルを見ていきましょう。

 

 

 

胸部です。

 

 

•  ☑︎ 8.5cm巾＆ハイゴージーラインのピークトラペル
•  ☑︎ 実際に細いロープを入れて構築するロープドショルダー
•  ☑︎ ポケットスクウェア（チーフ）代わりに出せるようにした胸ポケットの袋地

 

といったこだわりのディテイルが自慢です！

美しいステッチワークも素敵ですよね😉

 

 

 

ライニングは現在希少となっている100% Cuproのハウンズトゥースジャカードにしました。

 

 

ややグレイッシュなブラウン系カラーといいヘリンボンとハウンズトゥースの伝統柄といい、表素材とのハーモニーが見事ではないでしょうか！？

 

 

 

スリーヴボタンです。

 

 

•  ☑︎ made in Englandのリアルホーン（本水牛）ボタン
•  ☑︎ リアルボタンホール（本開き切羽）
•  ☑︎ スランテッドボタンホール

 

はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。

しかし。。。

この袖口巾を見ても袖巾の太さが分かりますね！

考え抜いて設定した数値がうまくハマッて本当によかったです。

ちなみに、ざっくり記すと通常の袖より二の腕部分が約4.0cm程度・肘部分が5.0cm程度・袖口巾が5.0cm程度太いです。

 

 

 

ボトムスはベルトループレスのサイドアジャスター付きにしました。

 

 

クラシカルでカッコいいですよね！

 

以上です。

 

O様、この度は当店をご利用くださいまして本当にありがとうございました。

また、正確なご採寸と的確なご指示にも感謝を申し上げます。

加えまして、お会いしたこともないのに当店と私をご信用してくださったことにも厚く感謝申し上げます。

そして、ご成人おめでとうございます！

またの機会ありましたらぜひともよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

8th. Jan 2024

Ryoji Okada