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Diary

New bunch book collection for 2023-2024 Autumn/Winter, vol.7: Loro Piana

Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

< News! >

  ☑︎ 12月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクの承りを一時的に停止いたしました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作:Reversible “♡ Camo” cotton canvas coat

  ☑︎ 舞台Out Of Orderの衣装を作りしました

 

< Introducing brand new bunch books! >

  ☑︎ vol.1: Drago

  ☑︎ vol.2: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.3: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.4: Lassiere Mills / Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.5: Ferla / Novara / Drago etc.

  ☑︎ vol.6: Harris Tweed

 

 

 

 

今週はあれこれドラマのある1週間でした。

心ない人の心ない言葉で心掻き乱されたり。

僕がその誠実さと丁寧さを手本にしていた某お取引様がその誠実さゆえに苦しんでいたことを知ったり

その方とは真逆ともいえる某お取引先の不誠実さに身を震わせたり。

珍しく恐るべき強運を発揮したり。

遂に漏水の最終工事が終わったり。

ここしばらくずっと引っかかっていた悩みが解決に向かったり。

大切な友人DENNIS MORRISから嬉しいギフトをもらったり。

久し振りに三軒茶屋を2時間くらい散策したり。

そして、最高に楽しい舞台Out Of Orderを観て笑い転げたり。

すごくいいこともそうでないこともありましたが総じて充実した時間を過ごせました。

月・火・水と店舗が暇だったことを除いては!

という訳で、今日から巻き返したいです。

皆々さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

 

ところで。

「ドラマ」といえば。

2日連続で新作バンチブックをご紹介したいと思います!

7回目となる今日ご紹介するのは各方面から「世界最高のミル」とも称賛されるLoro Pianaの新作です。

Loro Pianaは1936年にイタリアのクアローナで創業された主に最高級カシミヤと最高級ウールを取り扱う、皆さまご存知の超名門テキスタイルメーカーです。

「最高の製品のみを保証する」という哲学のもと、「毎年総生産量の30~40%を買いつけているといわれるオーストラリア産トップレンジ原毛(Super 100’s以上の羊毛)」を筆頭にした極上原料を使用して織られている同社の素材は、長きに渡って世界中のビッグメゾンやハイブランド、トップテイラーを魅了してきました。

また、Loro Piana家に代々受け継がれてきた伝統的なファミリービジネスは10年前の2013年に大きな転換期を迎えました。

「あの」LVMHグループ入りを果たしたのです。

以来、プレタポルテ事業に一層の力を入れるなど企業としてのさらなる進化を図って今に至ります。

その一方で、テキスタイル事業における「長い伝統によって培われた物づくりへの深いこだわりと高い感性」はいささかも損なわれることがなく、大資本傘下に入った今も世界中の目が肥えた粋人たちから高い支持を集める素材を生み出し続けています。

今日ご紹介するのはそんな素晴らしきLoro Pianaの「いいところ取り」をしたバンチブック、単一クオリティではなくJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)からSuiting(スーティング:スーツ素材)まで幅広いクオリティの素材を収録した見どころたっぷりのドラマティックなバンチブックです。

あまりに見どころがたっぷりなので今日も一切の「手抜きなし」で全マークをご紹介します💪

今日もまた皆さんが「おっ!?」と思う素材がありますように!

早速いきましょう。

 

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

こちらのバンチブックには60マーク以上の個性豊かで最高にラグジュアリーなLoro Piana謹製の絶品素材たちが百花繚乱しています!

ご来店の際にはぜひとも手に取ってその美しさと肌触りの素晴らしさをご堪能ください😊

では、実際に全マークを見ていきましょう!!

 

 

 

Silk Air

 

 

冒頭には極めて贅沢でシックなJacketing:Silk Airがコンパイルされています。

品質は86% Wool + 10% Silk + 4% Cashmere(280g)です。

上質なWool原料とSilk混紡由来の優雅な光沢、Silk混紡とCashmere混紡由来の際立つ滑らかさ、そして美しく繊細なカラーリング。

「さすがLoro Piana!」な逸品だと思います。

Silk Airの名前通り一見するとそれなりの重厚感を感じる「顔」ですが、ウエイトは上述の280gと見た目よりも軽快です。

ソフト毛芯を使った柔らかな仕立てで作ったら最高の着心地に仕上がるはずです。

「たまにはエレガントにキメたい」と常々思っている僕にとっては魅力あふれるコレクションです。

 

 

 

Silk Airの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

正統派のグレンチェックとSilk Airの贅沢なボディと高貴なパープルのウインドウペーンが華麗に三位一体となった傑作です!

上から2番目のレッドと一瞬だけ悩みましたが、個人的にはこちらが断然好きです。

上述のように柔らかな仕立てで、しかしながら軽快になり過ぎないように作りたいです。

素材が持つ品位と威厳を損いたくありませんからね。

具体的には「ピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + スランテッド/ハッキングポケット」あたりで作りたいです。

ライニングは敢えての “♡ Camo” silk c/# FYがいいかな?

あるいはパープル系のド派手なライニングをセレクトしたいです。

そして、例えばウインドウペーンのカラーに近いパープルの100% Cashmereタートルネックニットウェアと同じくパープルのコーデュロイパンツを合わせてスーパーダンディカジュアルにキメたいですね😉

 

 

 

Softtime

 

 

76% Wool + 12% Cotton + 9% Silk + 3% Linen(320g)という「4者混」品質のこのSofttimeは「文字通りにソフトな肌触り」「複数品質&複数番手糸使用由来の豊かな凹凸と膨らみ」「洗練されたカラーリング」が魅力の逸品です。

CottonとLinenを少々ブレンドすることで生まれている優しいカジュアル感も白眉だと思います。

上品なカラーリングも見事です。

 

 

 

Softtimeの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

凛として知的なブルーグラデーションがとっても素敵ですよね!

他の2カラーもすごくいいですけれど。。。

僕はこの素材であまりカジュアル過ぎないデザインのシングルブレステッドジャケットを作ってみたいです。

そして、スタイリングはブルーのグラデーションでキメたいですね!

具体的にはサックスブルーシャツ + ネイヴィブルーネクタイ + ブルーフランネルボトムスがいいでしょうか。

ボトムスはブルーグレイでもいいかもしれませんね。

シューズとソックスももちろんブルー系で!

爽やかで「らしくない」スタイリングとお感じかもしれませんが、僕も「たまにはそういう装いがしたい」と常々思っています笑。

軽快なチェスターフィールドコートを作ってもいいかもしれませんね!

 

 

 

Suri Alpaca

 

 

一見ニット素材にも見える柔らかいルックスが特徴的なSuri Alpacaです。

Suri Alpacaは「希少なAlpaacaの中でも実に僅か5%程度しか生息していないといわれるSuri Alpacaから採取された極上の柔らかさとこれまた極上のとろみあふれるしっとりとした手触りを誇る原毛」を贅沢に使用して織られた素材です。

品質は41% Alpaca + 39% Wool + 20% Polyamide(310g)です。

41%のAlpacaをリングヤーンに加工して表現した「ブークレ」がその最大の特徴です。

このブークレが奏でるフワッとした立体感、とってもいいですよね!

310g/mと見た目よりかなりライトウェイトなので、そして極めてソフトな素材なので、毛芯なし仕様など羽織る感じの仕立てで作ったら最高だと思います。

カラーレスで作ったらカーディガンのようにより一層気軽に着られるかもしれませんね!

 

 

 

Suri Alpacaの「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。

 

 

ライトグレイ×ブルーの柄違い2マークです。

僕はこの2マークを巧みに組み合わせたいかにもLOUD GARDEN/RYOJI OKADAらしいアヴァンギャルドなジャケットを作りたいです。

上を身頃にして下を袖にするのがいいか、アシンメトリック使いするのがいいのか。。。

楽しく妄想中です。

そんな使い方をするとまたLoro Pianaジャパンの方に「うちの素材になんてことをしてくれるんですか笑」という指摘を受けるでしょうか?

他のカラー、特に上から4番目のレッド + ネイヴィブルーも相当秀逸ですよね!

やっぱりLoro Pianaは素晴らしいですね!

 

 

 

Australis 2-1

 

 

いずれも近年のLoro Pianaの主力ボディであるAustralisのJacketingです。

Jacketingといっても上のタータンはスーツもいける!というか、僕ならスーツを作りたいです。

具体的にはスリム&シャープなダブルブレステッドスーツを作りたいですね。

そして、ジャケットとボトムスを時々セパレートしたいです。

品質は100% Super 150’s Wool(270g)です。

以下にAustralisのご説明を。

上述の通り、毎年行われているオーストラリアにおける羊毛のオークションにてトップレンジ原毛を大量に買いつけることで有名なLoro Pianaですが、その中でもより繊維の細い最高級原毛を使用して織った素材がこのAustralisです。

Super150’sという極細の高級原毛を使用したこのAustralisは、「優雅な光沢」と「しなやかで滑らかな肌触り」において近しいクオリティの原毛を使って他のミル/マーチャントが織ったどの素材と比べても頭ひとつ抜けている印象です。

まさにラグジュアリー、さすがはLoro Piana!といったところでしょうか。

このバンチブックにはブラックウォッチやバーズアイといった英国的な伝統柄から、ベイジュやブルーグリーンといったモダンクラシックな柄物まで幅広いデザインのAustralisがコンパイルされています。

また、ヴァリエーション豊かな無地コレクションも魅力です。

*この2マーク以外のSuitingは後ほどご紹介します

細番手原料を使った300g以下の細番手素材(280gと270gのボディがあります)ですので、ヨーロッパにおいてはFour Seasonsタイプのクオリティといえるでしょうか。

日本では夏を除いた3シーズンですね!

 

 

 

Downtown

 

 

マーケットの「モダンレトロ志向」「英国素材の復権」という傾向に対応すべくLoro Pianaが今秋リリースした新作Downtownです。

品質は100% Wool(350g)です。

しっかりとしたウエイトと強めの打ち込みとマットな質感が魅力のクラシカルにしてイングリッシュテイスト強めの新作です。

具体的にはトップダイ(先染め)のニュージーランドウールを66番手の双糸に紡績して織り上げられています。

モダンレトロなボディに加えて、トップダイならではの豊かな「表情」とクラシカルな色柄も魅力のナイスコレクションだと思います。

また、ナチュラルストレッチ性も有しシワの回復力にも優れているのも見逃せません。

 

 

 

Downtownの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

イングリッシュテイストおよびヴィンテージテイスト強めのボディとブルーグラデーションのボールドストライプの絶妙なハーモニー!

すごくカッコいいですよね。

僕はこちらなら奇を衒わない正統派のイングリッシュスタイルでスリーピーススーツを作りたいです。

カラー違いのダークグレイもすごく素敵だと思います。

 

 

 

365

 

 

 

 

文字どおり(多くのヨーロッパエリアでは)365日着用可能なボディとして生み出された365です。

数年ほどヨーロッパ(というか海外)に行けていないので肌身感はありませんが、報道を見る限りフランスやイタリアの夏では無理そうな気もしますけれど。。。

それはともかく、この365は厳選された高級原毛をツイル(綾織)組織で織り上げクリアカットで仕上げることでシルクの様な光沢と滑らかさを表現した逸品です。

ダンディ極まりないシックな柄物から無地まで全18マーク展開です。

品質は100% Super 130’s Wool(260g)です。

上:チェック4マークです。シャドウチェックの下2マークはすごく優雅に仕上がりそうですね!

中:ストライプ9マークです。控えめながら色気たっぷり!さすがのLoro Pianaです。

下:シャークスキン(下2マーク)を含む無地です。無地もいいですね!

 

 

 

365の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

威厳あふれる深いネイヴィブルー、ユニークなデザインのオルタネイトシャドウストライプ、そして365ボディ。

3拍子揃ったナイス素材だと思います。

僕はこちらなら、60歳を超えた時に「素敵な初老のダンディ」と思われるようなシックなシングルブレステッドの2ピーススーツを作りたいです。

美しい光沢を持った遠目には無地に見える素材ですからちょっとしパーティにもOKでしょうし重宝するはずです。

 

 

 

Australis 2-2

 

 

 

AustralisのSutingです。

365よりもよりファインな仕上がりです。

上:マイクロ微起毛とでも称しましょうか、極めて僅かにミルド(起毛)加工をしたAustralisです。下よりも少しだけ温もりを感じる「顔」とトラディショナルな色柄が完璧なハーモニーを奏でていると思います。品質は100% Super 150’s(280g)です。

下:完全クリアカットのスーパーエレガントなAustlalisです。光沢は上よりもより強め、とっても贅沢な「顔」に仕上がっています。品質は100% Super 150’s(270g)。ウエイトは上よりも10gだけライトです。

皆さんはどのAustralisがお好みですか?

 

 

 

Australis 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

渋くもエレガントなグレンチェック!

素晴らしいですね。

僕はこちらなら素材のエレガンスが際立つシックなスリーピーススーツを作ってみたいです。

 

以上です。

 

Loro Pianaの素材が放つ宝石のよう贅沢さはなかなか画像だけでは全貌をご紹介できません。

そして、実際に見て触っていただいたら「やっぱり素晴らしいね!」とお思いになること間違いありません。

つきましては、ぜひともご来店の際にはじっくりとご覧くださいませ。

 

 

 

 

◆本日の一枚◆

 

 

今日のNICK CAVE AND THE BAD SEEDS音源はNocturama(2003年作品)です。

前々作The Boatman’s Call(1997年作品)と前作No More Shall We Part(2001年作品)でピークに達した感があった彼らが放った力作です。

上記2作品よりロックテイストが復活ぎみの楽曲が収録されているので、もしかしたら初期からのファンはかなり好意的な評価をするかもしれません。

僕は上記2作品の方がより好みなのですが。。。

と思って聴いたら最高に素晴らしいですね、本作!

楽曲のヴァリエーションもすごく豊かですし、いつも以上にキャッチーなメロディを持つ楽曲が多いですし、NICK CAVEのヴォーカルも名人芸に達していますし、THE BAD SEEDSの演奏もサイコーですし。

The Boatman’s Callと同じくらい好きかもしれません。

特に2. He Wants You、3. Right Out Of Your Hand、4. Bring It On、5. Dead Man In My Bed、6. Still In Love、9. She Passed By Window、10. Babe, I’m On Fireが大好きです!

その中でも、美しく高貴なRight Out Of Your HeadとStill In Love、初期の狂気が蘇るDead Man In My BedとBabe, I’m On Fireが危険なほどにかっこいいです!

 

 

 

 

では、そのBabe, I’m On Fireのミュージックヴィデオをどうぞ。

 

 

素晴らしい楽曲、素晴らしい動画ですよね!

 

 

 

 

9th. Dec. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



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