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Diary

New bunch book collection for 2023-2024 Autumn/Winter, vol.8: Ermenegildo Zegna

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

お電話(03-6438-9563)、e-mail(info@loudgarden.com)、SNS(FacebookInstagramのメッセージやコメント等)でのご注文も可能です!

 

 

< News! >

  ☑︎ 12月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクの承りを一時的に停止いたしました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作:Reversible “♡ Camo” cotton canvas coat

  ☑︎ 舞台Out Of Orderの衣装を作りしました

 

< Introducing brand new bunch books! >

  ☑︎ vol.1: Drago

  ☑︎ vol.2: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.3: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.4: Lassiere Mills / Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.5: Ferla / Novara / Drago etc.

  ☑︎ vol.6: Harris Tweed

  ☑︎ vol.7: Loro Piana

 

 

 

 

おとといNPBの現役ドラフトが行われました⚾️

カープの来季へ向けた布陣は現役ドラフトと西川選手の人的補償選手で完了するはずですから、どんなニューカマーが入団するのかちょっとワクワクでした。

そして、誰がカープから出ていくのかにも注目していました。

結果は「Eから内間投手を獲得」「中村祐投手をLへ放出」でした。

普段パ・リーグの試合をまったくといっていいほど見ないので内間投手がどんな投手かは知りませんが、まだ若くて力強いストレートを武器とする右腕とか。

どちらかといえば左腕不足で右が必要なのは野手という気もしますが、まあ投手の有望株はいくらいても困ることはありません。

ぜひとも環境を変えることで飛躍して欲しいですね。

そして、中村祐投手にもかつては「ミニマエケン」と呼ばれた才能をLで開花させて欲しいです。

今季は課題だった球速も5kmくらい上がっていましたしね。

新天地で新たなトレーニングを取り入れるなどして更に球速が上がれば貴重な中継ぎ投手として機能するかもしれません。

中村祐投手、ありがとう!

さあ、あとは人的補償だ!!

Buのプロテクトリストはもう完成しているようですから、早ければ明日にでも発表されるかもしれません。

獲得するのはスラッガーか?投手か?

今から楽しみです。

 

 

 

 

ところで。

「おととい」「ニューカマー」といえば。

おとといから3日連続でニューカマー、新作バンチブックをご紹介します。

8回目の今日はLoro Piana/ロロピアーナとともにイタリアンミルの最高峰(= 世界最高峰)であるErmenegildo Zegna/エルメネジルドゼニアの新作をご紹介します。

Ermenegildo Zegnaはですね、諸般の事情というか大人の事情というか、色々ありましてA WORKROOM時代から積極的には取り扱ってきませんでした。

ご要望をいただくことがあまりなかったというのも理由のひとつですけれど、積極的に取り扱わなかったのはやはり「事情」の方が大きいでしょうか笑。

もし「事情」の詳細を知りたいという方がいらっしゃいましたらぜひとも店頭でお尋ねください😌

そんなErmenegildo Zegnaですが、2022 Spring/Summerシーズンから、つまり2年前から「単独で収録されているバンチブック」の手配を始めました。

複数のイタリアンミルで構成されたバンチブックにErmenegildo Zegnaの素材が収録されていたことはここ数年だけでもしばしばありましたけれど、単独収録のバンチブックとなるとどうでしょう。。。超久し振り。。。というよりもLOUD GARDENをオープンさせてから初めてだったかもしれません!

なので、僕もすごく入荷を楽しみにしていたのですがやっぱり素晴らしかったです。

webで見たり、この業界にいる数少ない友人の店舗で見せてもらったりしているためコレクション概要は少なからず知ってはいるのですが、やっぱり現物を手元に置いてじっくり見て触るとと全然違いますもんね。

今日ご紹介するのは単独収録のバンチブックを取り扱い始めて4シーズン目となるErmenegildo Zegnaの新作です。

果たして半年振りの新作の内容はどうでしょうか!?

早速ご紹介します!

 

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

Ermenegildo Zegnaをフルコレクション揃えるとなるとかなり膨大な量になりますので今シーズンもひとまず1冊、「いいところ取り」をしたバンチブックを手配しました。

具体的には「Traveller、Electa、15 MilMil 15といったErmenegildo Zegnaを代表するクオリティ」と「ジャージー素材やLoopといった2020年代らしいクオリティ」がナイスバランスでコンパイルされた1冊です。

具体的には前半にAutumn/Winter向けSuiting(スーティング:スーツ素材)が、中盤以降にAll Season向けSuitingが、最終盤にジャージー素材がコンパイルされています。

「さすがZenga!」な極めて充実した素晴らしいコレクションに仕上がっておりますのでご来店の際にはぜひともじっくりと時間をかけてご覧になってください!

もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っております。

気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をくださいませ。

ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします😊

では、今日も気合を入れて全マークをご紹介しましょう!

今回もまた皆さんが「おっ!?」と心惹かれるナイスな素材がありますように!

 

 

 

Electa 2-1 / High Performance

 

 

冒頭にはErmenegildo Zegnaの看板素材Electaが2マーク(上)と高機能素材High Performanceが2マークコンパイルされています。

Electaは後ほどもう少しまとまったマーク数で再登場するのでここでの説明は割愛します。

が、2マークともとてもいい感じのチェックですよね。

High Performanceは多分Travellerよりも誕生が古いErmenegildo Zegnaによる高機能素材の元祖的な存在です。

35年ほど前にリリースされて、長きに渡り廃番となっていたのですが2019年にリリース30周年を記念して復刻させたようです。

記憶によれば。。。

Performanceという英語を素材・服地にも使うことはこのHigh Performanceに教えてもらいました。

すごく懐かしい響きです!

というHigh Performanceですが、Ermenegildo Zegnaが誇る高い技術力を駆使して開発された「高品質で耐久性に優れた高機能素材」です。

高品質な天然原料(WoolやSilkなど)を主に使用し、特殊な加工技術を駆使することによってストレッチ性、抗シワ性、防風性、通気性、撥水性などの機能を持たせています。

また、軽量でありながら耐久性に優れているためビジネスシーンや旅行など多様なシーンでその実力を発揮してくれます。

品質は92% Wool + Silk 5% + 3% Polyurethane(260g)です。

Polyurethane混紡なのでかなりのストレッチ性です。

これはラクチンでしょうね〜!と強く思えるくらい伸びます😊

ご来店の際にはぜひとも横方向に引っ張ってみてください。

 

 

 

High Performanceの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

一番下のシックなグレンチェックです。

アンダーステイトメントなグレンチェックとシックなネイヴィブルーがとても素敵ですよね!

僕はこちらならやや軽快な2ピーススーツを作りたいです。

具体的には「シングルブレステッド + 段返り3ボタン + 腰ポケットパッチ/アウト仕様 」のジャケットと「1インプリーツ + テイパードシルエット + 5.0cmのターンナップカフ」のボトムスでしょうか。

出張時に連れて行きたいですね。

高い機能性はもちろん、グレイのボトムスかデニムパンツも持っていけばジャケットは着回しできそうなのも頼もしいです。

まあ。。。

最近まったく出張に行くことがなくなりましたけれど。。。

 

 

 

Loop

 

 

Loopは数年前にリリースされたエコフレンドリーなボディです。

具体的には「紡績の際に発生するこれまでは廃棄していた余剰羊毛をブレンド/ミックスして織り上げられたSuiting」です。

それゆえの「Loop/ループ = 循環」という名称です。

Fratelli Tallia Di DelfinoのHoney Wayもそうですが、多くのミルがそれぞれのやり方で循環やサステイナブルや環境について考えています。

こういった流れに対して冷ややかな皮肉屋も世の中には少なからずいると思いますが、実際の行動に起こしているのはとってもプレシャスですよね。

僕も見習わなくては!

また、肝心のクオリティですが「廃棄していた余剰な原料を使っている」としてもそこは天下のErmenegildo Zegnaです!

しっとりした肌触りと洗練された色柄が魅力の素晴らしい素材に仕上がっています。

それもそのはず。。。

余剰羊毛には15 MilMil 15やTrofeoから出たモノも含まれているとか。。。

なんと贅沢な「余剰」「廃棄」でしょうか!!

そこはかとないヴィンテージ感を持った繊細なカラーリングも素晴らしいですよね。

品質は100% Wool(300g)です。

*後述もしますがErmenegildo Zegnaは「Super表記」を廃しています

 

 

 

Loopの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

渋いグレイのシャークスキンに洗練されたブルーのダブルストライプ!

すごくカッコいいですよね〜!

Loopのオーガニックテイスト強めの「顔」もさることながら、濃淡のブルーでストライプを構築しているので独特の立体感に恵まれているのがすごく好みです。

僕はこちらならクラシカルなスリーピーススーツを作りたいです。

そして、Vゾーンと足元はブルーグラデーションでキメたいです。

また、カラー違いのネイヴィブルーも捨てがたいカッコよさを持っていると思います。

皆さんはどちらがお好きですか?

 

 

 

Traveller 2-1

 

 

Travellerはその名の通り移動や出張の多いビジネスパーソンに向けて開発された素材で、「強撚糸使いによる反発力の強さ」に由来する「抗シワ性が非常に高い」「シワの回復が極めて早い」という特性を誇るErmenegildo Zegnaのベストセラーファブリックです。

「シワになりにくい」「移動の多い方に最適」といったワードを至るところで目にする昨今ですが、その元祖に近い存在がこのTravellerです。

それが証拠に、僕がGIEVES & HAWKESのデザイン/企画をしていた時(25年から28年くらい前の期間?)には頻繁にイデアビエラとかプルミエールヴィジョンといったヨーロッパで行われる素材の展示会に出かけていたのですが、その頃からTravellerはあったと記憶しています。

上述したHigh Performanceもありました。

当時は「世界最高峰の高級毛織物産地」であるビエラ地区で高機能素材を取り扱っているミルはほぼ皆無だったのでは?と思います。

記憶に残っているのは、Trabaldo TognaのナチュラルストレッチとこのTraveller(とHigh Performance)くらいです。

Travellerで作ったスーツを愛用していたErmenegildo Zegnaを愛するダンディなT先輩が出張後に「岡ちゃん、Travellerはやっぱりいいわ!」とよく自慢していた旧き佳き思い出も蘇りました!

T先輩元気かな?

まだ時々谷町四丁目駅近くにあったピーナツの殻を地面に落とすスタイルのジャズバーに行っているかな?

*色々と記憶違いがあったらすみません汗

いずれにしても、世界中のアパレル企業やテイラーが長きに渡ってフューチャーし続けている事実、つまり世界中のビジネスパーソンから長く支持されているという事実はTravellerが誇る機能の高さを明確に証明していると思います。

もちろんこの素材の素晴らしさは機能だけではなく、最上級原料しか使わないErmenegildo Zegnaならではの高い品質にもあります。

優雅な光沢、しっとりとした滑らかな肌触り、そして繊細な色柄とたくさんの魅力が詰まった逸品です!

Travellerはもう1グループあるのですがこちらのグループは100% Wool(280/290g)です。

はい、つまり、こちらはAutumn/Winter向けです。

*All Season向けは後ほどご紹介します

また、1番下はミッドナイトブルーです。

 

 

 

Traveller 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

上から3番目の我々が微起毛などと呼ぶ僅かなミルド(起毛)加工を施したグレンチェックです。

微起毛加工が表現する温もり、トラディショナルなグレンチェック、知的で若々しいブルー、そしてTravellerボディという4要素が見事な化学反応を起こしたモダンクラシックな逸品だと思います!

僕はこちらでタイトフィットなダブルブレステッドスーツを作りたいです。

そして、ブルーの100% Cashmereタートルネックを合わせて妻とディナーデートに出かけたいですね。

 

 

 

Electa 2-2

 

 

「Electa/エレクタ」とは、ラテン語で高品質とか秀逸といった意味を持つ言葉だそうです。

そんな名誉あふれる言葉を冠せられたこのElectaはErmenegildo Zegnaが誇る超ロングセラーボディです。

その歴史はなんと100年近く、1929年より人気シリーズとしての地位を築いているそうです!?

さすがに当時のクオリティそのままではなく、リニュアルを重ねて時代に即したブラッシュアップを続けて今に至る訳ですが、最高品質、高い完成度、高級感といった理念は現在にも脈々と受け継がれています。

具体的には、(Ermenegildo Zegnaのコレクション中では)ヘヴィウエイトでシッカリとした肉感を持った素材であると同時に優雅な光沢としなやかな風合いに恵まれた傑作ボディです。

しっかりと打ち込んでいるため「厚みをあまり感じない」「シワになりにくい」という特徴も魅力でしょうか。

ある意味で、Autumn/Winterシーズン向けの素材で最もErmenegildo Zegnaらしい素材だと思います。

僕もいつか作ってみたい!と常々思っています。

品質は100% Wool(310g)です。

 

 

 

Electaの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

この美しくも繊細な少しだけグレイがかったブルー!

そして洗練された複雑な構造のストライプ!!

いかにもErmenegildo Zegnaですよね。

パッと見えるところには遊びがない真面目で端正なスリーピーススーツを作ってみたいです。

その代わりにパッと見えないところには遊び心をてんこ盛りにしたいです!

 

 

 

Traveller 2-2

 

 

 

 

こちらはAll Season向けTraveller、先にご紹介したAutumn/Winter向けTravellerよりも少し薄く軽いボディです。

品質は100% Wool(250g)です。

こちらは無地のヴァリエーションが豊富なのも嬉しい限りです。

上:柄物です。いずれも「いかにも」なシック&エレガントな色柄が自慢です!

中:バーズアイ、ヘリンボン、シャークスキンといったトラディショナルな織柄無地です。この中でかなりの異彩を放っているミニダイヤ柄の上2マークがとても気になります。

下:完全な無地です。1番下はブラックです。

 

 

 

Traveller 2-2の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

ブリティッシュテイストあふれるこのストライプ!

ブリティッシュスタイルのスリーピーススーツをすごく作りたいです。

 

 

 

高品質素材だけを生産しているErmenegildo Zegnaの中でも最高級との誉れ高いSuiting:15 MilMil 15です。

 

 

 

 

15μ(マイクロン)という極細の原毛を使用していることから名付けられた超絶に高級なコレクションです。

Ermenegildo Zegnaは「Super表記」を嫌います(例えば、Super 130’sと表記してしまうと他のSuper 130’s表記をしている有象無象と同じクオリティだと思われてしまう恐れがあるためです)のでこの素材にもSuper表記はありませんが、仮に15μ原毛をSuper表記で表現するとSuper 170’sに該当します。

この業界では細番手糸を使用した素材をSuper Fineという言葉で表現しますが、こちらだったらどうでしょうExtremely Super FineとかUltimate Super Fineといった言葉を使いたくなりますね!

その品質の素晴らしさは触っていただければ「瞬時に」お分かりいただけると思います。

King of Zegna’s fabricという異名をとるのも納得です。

ぜひともご来店の際には実際に触ってみてください。

Super 180’s原料を使っているDragoのSkyfallも甲乙付け難いほどに素晴らしいのですが、その出自の影響もあるのかあちらは敢えて少しハードに仕上げています。

が、15 MilMil 15は原料の秀逸さを極限まで活かそうというコンセプトで織られているので、単純に肌触りの「とろみ」で比べたらSkyfall以上です。

ちなみにLOUD GARDENではまだ承ったことがないのです(汗)が、この素材で仕立てた先輩のスーツは見たことがあります。

惚れ惚れするほどの美しさでした!

僕も人生で一度は作ってみたいです。

品質は100% Wool(220/230g)です。

15 MilMil 15はクインディッチ・ミルミル・クインディッチと読みますが、この業界では短縮して「ミルミル」と呼ぶのが一般的です。

ミルミルというワードの響きは少々アレですが、この業界では「やっぱりミルミルは最高ですよね〜」という会話を大真面目にすることが頻繁にあります笑。

上:シックなチェックです。

中:エレガントなストライプです。

下:充実の無地です。

こちらのバンチブックにコンパイルされている15 MilMil 15コレクションは昨年から10マーク以上増えています。

この時代に。。。

いや、この時代だからこそ。。。

15 MilMil 15のような雲上素材を求める人が増えているのかもしれません。

LOUD GARDENもこの波に乗り遅れていはいけない!!

という訳で、どなたかぜひともご注文をお願いいたします。

超ウルトラスーパー素晴らしい素材です。

 

 

 

15 MilMil 15の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

15 MilMil 15のような絶品素材で初めてスーツを作る場合、無地とか極めてシックな色柄をセレクトするのが普通(というか王道)ですよね。

ですが、僕は、やや変人な部分を持っているのでこのブラウンのストライプに強く心惹かれてしまいました。

少しグレイッシュなブラウン、約2.0cm巾のボールドストライプ、そして15 MilMil15ボディ。

強烈に猛烈に魅せられました。

LOUD GARDENが15周年を迎えられたら。。。とか

僕が60歳になった時に。。。とか。

節目を迎えた時に自分へのご褒美として作りたいですね。

クラシックに作るのもいいかもしれませんけれど、どうせならばLOUD GARDEN/RYOJI OKADAらしいスリーピーススーツを作ってみたいです。

いつか。。。

必ず!!!

絶対に!!!

間違いなく!!!

 

 

 

Jersey

 

 

2019年にZegnaグループの傘下に入ったDondi Jerseyとコラボレートしたコレクションです。

( Dondiではなく)Ermenegildo Zegnaの名を冠してあるだけあってとてもシックな「顔」に仕上がっていると思います。

*Dondiの名を冠しているコレクションも存在します

上2マーク:All Season(日本では盛夏をのぞく3シーズン+αくらいでしょうか)向けのコットンウールジャージーです。立体感のあるギンガムチェックがモダンクラシックな逸品です。品質は43% Cotton + 42% Wool + 15% Polyester(350/390g)です。

上から3番目/4番目:All Season向けと書いてありますが僕の目にはAutumn/Winter向けに見えるウールコットンジャージーです。ブルー2カラー展開です。品質は63% Wool + 37% Cotton(390/430g)です。

上から5番目:All Season向けと書いてありますが僕の目にはAutumn/Winter向けに見えるウールコットンジャージーです。かなり目の詰まった&ヘヴィなジャージーですのでボトムスやコートにも◎だと思います。品質は62% Wool + 38% Cotton(400/440g)です。

上から6番目:All Season向けと書いてありますが僕の目にはAutumn/Winter向けに見えるウールコットンジャージーです。かなりソフトな風合いと深いねいヴィブルーが魅力です。品質は79% Wool + 21% Cotton(380/420g)です。

上から7番目:All Season向けと書いてありますが僕の目にはAutumn/Winter向けに見えるウールコットンジャージーです。ぱっと見はまったくジャージーに見えない「顔」と使いやすいに違いないグレンチェックが素敵な素材です。品質は63% Wool + 37% Cotton(390/430g)です。

上から8番目/9番目:All Season向けのコットンナイロンジャージーです。控えめながら光沢にも恵まれています。品質は87%Cotton + 13% Polyamide(330g/360g)です。

ここまでは、いずれもジャケットを作るのが「正攻法」ですが、イージーパンツ仕様やジョガーパンツ仕様のボトムスを作ってもナイスだと思います。

下2マーク:55% Linen + 45% Cotton(310g/340g)のグレンチェックです。伸縮性に乏しいといわれるリネンを使ったジャージー素材とは「さすがErmenegildo Zegna!」だと思います。リネン混紡由来の通気性、清涼感、カジュアル感、豊かな発色に恵まれると同時にジャージーならではの伸縮性と快適性に富んでいる訳ですから素晴らしいですよね!伸縮性に富んでいるということはシワにもなりにくくなるので、「リネンはシワがちょっと」という方にもオススメできると思います。リネン混紡ではありますが、Ermenegildo Zegna目線だとこちらもAll Seasn向けになります。また、こちらはボトムスには向かないボディです。

皆さんはどのジャージーがお好みですか?

 

 

 

Jerseyの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。

 

 

いかにもジャージっぽい「顔」のこの素材をフォーマルデザインで「料理」したいです。

具体的には「ピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + クラシカルフロントカット」といった感じです。

既製品ではまず見つけられないであろうOne of a kindなジャージージャケットが仕上がると思います。

 

以上です。

 

次回は諸般の事情で少し時間が空くと思うのですが、今シーズンも熱いDarrow Daleをご紹介予定です。

乞うご期待ください。

 

 

 

 

10th. Dec. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



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