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Diary

Super cool and hip patchwork bag!

Loud Garden / Ryoji Okada

 

 

< News! >

  ☑︎ 12月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ リペア&リメイクの承りを一時的に停止いたしました

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン

  ☑︎ 俺の新作:残布パッチワークブルゾン vol.2

  ☑︎ 俺の新作:Reversible “♡ Camo” cotton canvas coat

  ☑︎ 舞台Out Of Orderの衣装を作りしました

 

< Introducing brand new bunch books! >

  ☑︎ vol.1: Drago

  ☑︎ vol.2: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.3: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.4: Lassiere Mills / Marling & Evans etc.

  ☑︎ vol.5: Ferla / Novara / Drago etc.

  ☑︎ vol.6: Harris Tweed

  ☑︎ vol.7: Loro Piana

  ☑︎ vol.8: Ermenegildo Zegna

 

< オーダーメイドシャツ×2枚=¥19,800~キャンペーン >

  ☑︎ 国産スワッチコレクション

  ☑︎ インポート着分:Plain

  ☑︎ インポート着分:Camouflage

  ☑︎ インポート着分:Floral Print

  ☑︎ インポート着分:Linen/Linenブレンド

  ☑︎ インポート着分:Monti

  ☑︎ インポート着分:Thomas Mason

 

 

 

 

日曜日に高名な音楽評論家のお得意様A様がいらっしゃいました。

ご注文いただいていた傑作パッチワークバッグのピックアップが目的だったのですが、その際に色々と音楽のお話をしました。

その楽しい会話の中で、僕が大学1年生の時にハードバップにのめり込んだ際のガイドブックが故油井正一先生のジャズベストレコードコレクションとブルーノートJAZZストーリー(そして、雑誌スウィングジャーナル)だったことをお話ししました。

また、ワールドミュージックの聴き始めた時は故中村とうよう先生の著作にお世話になったこともお話ししました。

すると、A様は油井先生とも中村先生とも深い交流をお持ちでした。

そして、ちょっとしたエピソードも交えて「こういう人だったよ」とも教えてくださいました。

そしてそして、「岡田さんの年齢でそういった経歴をお持ちなら音楽好きとしては相当深いものがありますね。一級品だ」というお墨付きまでいただきました。

自分の嗜好が前面に出た店をやっていてよかった!と幸せを感じた次第です。

 

 

 

 

ところで。

「傑作パッチワークバッグ」といえば。

今日はそのA様からご注文いただいた傑作パッチワークバッグをご紹介します!

はい、少し前にWIP状態でご紹介したバッグが完成したのであります。

その際にはこのように書いています。

—–

残布をパッチワークしたバッグです!

少し前にロック&アヴァンギャルドなシャツを2枚ご注文いただいた、そして現在そのシャツをピックアップにいらした時にご注文いただいたジャケットをお仕立てしている高名な音楽評論家A様のバッグです。

A様は2019年の12月に残布パッチワークバッグをご注文くださいました。

とても斬新なアイディアに「さすがはA様です!」とびっくりしたものです。

そして、先日ご来店になった際に僕が着ていた残布パッチワークブルゾン(2着目の方)をご覧になって「それ、いいですね!そうだ。前に作ったバッグをそんな感じでパッチワークしてまた作ってもらいましょう!できる?」と相成りました。

90歳にしてクリエイティヴかつスタイリッシュ極まりないA様、憧れです!

という訳で、今日はその作りかけ、進行中のバッグをご紹介します。

—–

あれから約2週間。

先週末に完成し日曜日にお渡ししました。

では、ご紹介しましょう。

 

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか!

A様のお言葉を借りれば「傑作」だと思います😎

片面12(= 両面で24)あるスクウェアパーツもサイド&ボトム面も持ち手もすべて残布を使用しました。

そのスクウェアパーツですが、このバッグの主役である「 “♡ Camo” cotton canvas 2カラーとOkayama denim 2カラー」だけは各面に2個ずつ使用、他の残布は各面に1個ずつ使用しました。

各パーツで使う残布のセレクションおよびスクウェアパーツの配列等々は「お任せ」いただきました。

なので、慎重かつ大胆に取捨選択と並び替えを繰り返してこの素材・配列に決めました。

結果、A様も「傑作」「ぜひ販売してくださいよ!」「明日から早速使おう」と大満足、僕も「完璧な仕上がり!」と大満足な作品に仕上がりました。

残布のセレクションはレッドのドットとブラウンのフェイクレザーを入れたのが効果的だったと思います。

そして、「A面とB面でスクウェアパーツの配列が違う」「A面とB面で持ち手( “♡ Camo” cotton canvas)のカラーが違う」「(ファスナーエンド部分の)持ち出しの素材が左右で違う」といったこのバッグをより一層個性的にしているギミックも◎だと思います。

そしてそして、サイド&ボトム面に使っているデニムが「パッチワークジャカード」という遊び心も「さすがRYOJI OKADA!」と自画自賛したくなります!

いやはや。。。

よくできました!

大きめのエレメント(むし)がクールなブラックファスナーもいい感じだと思います。

続いて、上の画像では見えない部分をご紹介していきます。

 

 

 

ボトム面です。

 

 

はい、上述の通り1枚構造のボトム面とサイド面はデニムの聖地:岡山県産のパッチワークジャカードデニムにしました。

このバッグのコンセプトと完璧なストーリーを持ったデニムだと思いますし、ボトム面は特に高い堅牢度が求められるのでその面からもこのセレクションは会心でした。

が、本当は。。。

当初は同じく岡山県産のカモフラージュデニムが第一候補でした。

でも、「A様にリアルなカモフラージュはなんか違うん気もするんだよぁ」と思い決めきれずに二晩放置しました。

すると、二晩放置した翌朝のウエイトトレーニング中に「ああ、やっぱり違った!パッチワークデニムが正解じゃん」と閃いたのです。

時には時間を置くのも大事だなぁ!と思った次第です。

また、今回お作りいただいたバッグと2019年にお作りいただいたバッグは素材以外にそこまで大きな違いはないのですが、ボトム面とサイド面の寸法と構造は少々のヴァージョンアップを遂げています。

 

 

 

インサイドです。

 

 

 

 

なかなかうまく写真が撮れず分かりにくいのですが。。。

このように仕上げています。

具体的にはこういった感じです。

片面:ファスナー&RYOJI OKADAタグ付き。カジュアル系の素材を得意とするイタリアンミルEmmetexによる70% Wool + 30% Recycled Polyesterのスーパーハード素材(の残布)使用。

片面:A様にお作りいただいたアヴァンギャルドなフロッキープリント素材2マーク(の残布)使用。スナップボタン付きの大きめポケット仕様。スナップボタンは底鋲や持ち手付け根の鋲に合わせてブラックニッケル(この写真では見えません汗)。

シャツの残布使用面をご覧になったA様は「それならあのシャツをのどちらかを着て見せびらかせに出かけないとね」と仰っていました。

今年90歳ながらなんとも粋でさりげなくチャーミングなA様。

憧れです!

 

以上です。

 

A様、いつも本当にありがとうございます。

心より御礼を申し上げます。

次はジャケットが仕上がりましたらまたご連絡申し上げます。

 

最後に。

このバッグはもちろんご注文いただけます!

パターン作成・裁断・縫製の全工程をひとりの職人が丁寧に行いますのでそんなにお安くはありません。

ですが、さまざまなカスタマイズ対応も可能な完全なるOne of a kind商品です。

A様も「安いくらいですよ!」と仰ってくださいました。

1ヶ月ほどで完成しますので気になる方はぜひともオーダーをお願いいたします。

 

 

 

 

 

20th. Dec. 2023

Ryoji Okada

 

 

 

 



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