昨日は今季最初の神宮遠征でした。
遠征といっても自宅から徒歩20分程度ですけど笑。
それはともかく、春先のナイターはやっぱり寒いです。。。
冬の装いで行ったのですがあまりビールが進みませんでした笑。
肝心の試合ですが。。。
気候以上にお寒い零封負けでした。
今までに生観戦した試合の中で最もつまらないサイテーの試合だったんじゃないかな笑。
一部で美談のように語られている二俣選手の強行出場も「なんだかな?」と思いました。
あのようなまったく覇気が感じられないチームだと「なかなか応援しにくいかな〜?」とも思いました。
ところで。
「遠征」といえば。
現在、スイスのジュネーヴではAHCI(独立時計師アカデミー)主催の展示会イヴェントMasters of Horologyが開催されています。
会期は3.31 Monから4.5 Satまでの6日間です。
ファッション系の展示会はその多くが3日間、僕が自身のコレクションを発表していた半年に一度イタリアのフィレンツェで開催されているPitti Immagine Uomoは4日間。
ジャンルは異なれど実際に世界中からヴィジターが集まる展示会に出展していた身からすると6日間という会期がすごく長いことが分かります。
それはともかく、AHCIとは1985年にスイスで設立された「メーカーやサプライヤーに属さないインディペンデントウォッチメイカー/独立時計師のみで構成される国際的な組織」です。
伝統的な手作業での時計製造を推進する組織であり、所属している時計師はトゥールビヨンをはじめとする複雑機構を搭載した腕時計を自身の手で作り上げることから時計業界内で「神の手を持つ」と称されることもあるそうです。
2025年現在37名の時計師が所属、腕時計だけではなく置時計や掛時計などを手掛ける時計師も所属しています。
というAHCIには日本人の時計師が3人所属しています。
そのおひとりが、トゥールビヨンを搭載した機械式時計の製造に日本人で初めて成功した独立時計師でLOUD GARDENの長いお得意様でもある浅岡肇様です。
もちろん浅岡様もMasters of Horologyにご遠征なさっています。
今回お作りになった新作をSNSで拝見したけれどめちゃくちゃカッコいいです!
今日はその浅岡様がご遠征に際して作ってくださったジャケットとシャツをご紹介します。
展示会にご遠征なさる際はほぼほぼ毎回新作をご注文してくださるのですが果たして今回もでした!
最高の光栄です。
では、早速ご紹介しましょう!
あ、ちなみに。
「Horologyってなんだろうな?」と思ったら「時計学」という意味の英語でした。
時計学という英語があるんですね〜。
不勉強なことにまったく知りませんでした汗。
まずは ↓こちら↓ を。

世界3大ミル(毛織物メーカー)の一角に数えられるFratelli Tallia Di Delfino/フラテッリタリアディデルフィノのサマーツイードでお作りしたジャケットです。
素材は「イタリア伝統の麻繊維であるCanapa由来のナチュラルかつコロニアルなテイスト」と「サマージャケットとしてはやや大きめの存在感あふれるハウンズトゥース」と「美しいBlue & White」が三位一体となったスマートかつスタイリッシュな逸品で品質は75% Canapa + 25% Wool(310g/m)です。
実は、The Loudest Voice vol.39の “Our recommended fabrics for 2025 Spring/Summer” ページ(中面下ページ)でもこの素材をフューチャーしています。
浅岡様はそれをご覧になってセレクトしてくださった訳ではありませんが、それでもやっぱり嬉しいです!
だって、少なからず感性面で重なる部分があるということですもの。
そんなLOUD GARDEN/RYOJI OKADAオススメの逸品をクラッシーかつダンディなデザインで「料理」したのがこちらのジャケットです。
具体的には「クラシカルな高さのゴージーラインとややナロウ巾:9.0cm巾が印象深いピークトラペル」「ダブルブレステッド6ボタン×ふたつがけ」「アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき」「やや深め:24.0cmのサイドヴェンツ」といったデザインでお作りしました。
フィッティングは浅岡様お好みのタイトフィットです。
結果、ご覧の通り素材の素晴らしさが際立つ1着に仕上がりました。
「Puere Whiteのカラークロス(上衿裏のフェルト生地)」「Purpleで統一したフラワーホール(衿穴)・ボタンホール・ピックスティッチ・D閂」「現在一時的に希少となっている100%キュプラライニング」「表素材のカラーとキレイなコントラストを生み出しているBrownマザーオブパール(茶蝶貝)ボタン」「5個&リアルボタンホール(本開き切羽)のスリーヴボタン」といったオーダーメイドならではの遊び心溢れるディテイルも見逃せません。
それではそのディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう!
カラークロスです。

アブソリュートなPure Whiteが眩しいですよね!
浅岡様はそのような着方はしないと思いますけれど。。。
思わず「衿立て」をしたくなります。
チェストです。

美しくもシャープなピークトラペル。
Purple糸を使用したフラワーホール。
ライニングを使ってポケットスクウェア代わりに出せるようにしたチェストポケットの袋地。
チェストだけでもこれだけの「ウリ」があります!
ポケットです。

今回はハッキング/スランテッドポケットにはしませんでした。
これは表素材やダブルブレステッドとの相性をお考えになった上でのセレクトです。
結果は大正解、よりスマートな印象に仕上がったと思います。
また、そんなスマートな印象な中でアウトサイドティケットポケットがとてもナイスなデザインアクセントになっているとも思います。
加えて、ピックステッチはもちろんD閂の糸までPurpleというディープなこだわりも素敵です!
ライニングです。

あまり力強いカラーのライニングだと「表素材のホワイト部分が透けてしまうかな?」という心配がありました(厚手の素材でもホワイトは透ける可能性があります)ので、今回はこちらをオススメしました。
すると、「これで!」と相成りました。
こちらは、旭化成さんの工場火災により今でも一時的に希少な100% Cuproライニングです。
無論こちらのカラーも現在は完売中なのですが、工場火災の影響で市場から在庫がなくなって以降コツコツと行ってきた「あれこれ手段を尽くして捜索しもし着分が出てきたら仕入れる作戦」に引っ掛かり確保、店頭にストックしていた着分を使っていただきました。
結果、想像していた以上に完璧なコンビネーションでした!
作戦を敢行しておいて、そしてすぐ確保しておいて本当によかったです。
スリーヴボタンです。

はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです!
続いてシャツ2-1を。


スペインを代表する総合コットンメーカーSidograsのストライプ素材でお作りしたシャツです。
品質は100% Cotton、組織はポプリン/ブロード(平織)、糸番手は経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに60番手単糸(タンシ)、「ナチュラルでオーガニックなカラーリング」と「繊細に描かれたストライプ」が見事なハーモニーを奏でたモダンレトロなナイス素材です。
そんなナイス素材をシャープなクラシックスタイルで「料理」した1枚がこちらです。
具体的には「スタンダードワイドスプレッドカラー + スクウェアダブルボタンカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様」でお作りしました。
「素材とベストマッチしたBrownマザーオブパールボタン」や「カラーとカフスの裏面/内側に利用したPink無地のオックスフォード素材」といったディテイルも見逃せません!
最後にシャツ2-2を。


Thomas MasonのBrown無地素材でお作りしたシャツです。
*上画像はモアレを起こしてしまっていてすみません汗
品質は100% Cotton、組織はポプリン/ブロード、糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸、「キレイなBrown」と「細番手由来の滑らかな肌触り」が印象深い素晴らしい素材です。
そんな素晴らしい素材をストライプと同じくシャープなクラシックスタイルで「料理」した1枚がこちらです。
具体的には「スタンダードワイドスプレッドカラー + スクウェアダブルボタンカフス + フレンチフロント + 胸ポケットレス仕様」でお作りしました。
「素材とベストマッチしたBrownマザーオブパールボタン」「Blueのボタンホール糸およびボタンつけ糸」「カラーとカフスの裏面/内側に利用したLibertyのAdelajda」といったオーダーメイドならではの粋な遊び心も見逃せません。
Brown無地素材 + Blue糸 + Adelajdaという組み合わせ!
「さすがは浅岡様!」なクリエイティヴさだと思います!!
そして、一緒にお作りいただいたジャケットと合わせた時にはきっとBlue糸がすごく効いてくるに違いないと思います!!!
以上です。
浅岡様、いつも本当にありがとうございます。
今後とも当店を何卒よろしくお願い申し上げます。
4th. Apr. 2025
Ryoji Okada