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New bunch book collection for 2025-2026 Autumn/Winter vol.23: Di Pray / Marlane / Redaelli / Sondrio etc.

Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

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今日から11月。

10月の絶不調は引きずりたくない。。。

なにしろ、昨年実績は10月より11月の方が大きいですから。

頑張らねば!!

つきましてはどうそ引き続き温かい応援をよろしくお願いします。

そういえば、おととい長くお世話になっている仕入先のオーナーさんから電話をもらいました。

そして、昨日これまた長くお世話になっている別の仕入先さんからe-mailが届きました。

いずれもちょっと頭が痛い話であると同時に色々と考えさせられる話でした。

僕なりに咀嚼してまた近いうちにこのDiaryで「国内縫製の現状と未来について」の現状と想いを書いてみたいと思います。

 

 

 

ところで。

「引き続き」といえば。

昨日に引き続き新作バンチブックをご紹介します。

はい、昨日ご紹介したバンチブック:トップItalianミルFratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下FTD)からUKを代表するツイードメーカーMoon/ムーンまで、いやそれだけではなくRecycled Woolを使用した国産Tweedまで取り揃えたヴァリエーション豊かなコレクションが自慢の1冊の後編です。

ご来店の際にはぜひともその圧巻のヴァリエーションをじっくりとご覧になってください。

もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。

気になる素材があってもしご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をください。

ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします。

では、今日も魂を込めて出来るだけ丁寧にご紹介します。

最後までお付き合いいただければ幸いです。

*これまでにご紹介した22回のリンク集は末尾にあります

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

 

 

昨日も書きましたが、こちらのバンチブックは素材見本が左右二列にコンパイルされているため正方形に近い形状になっています。

昨日の前編では左列をご紹介したので、後編は右列の番です!

もちろん今日もできるだけ丁寧に全マークを公開します。

 

 

Di Pray

 

 

1948年創業、Italyが誇る高級毛織物産地:Biella地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業77年!)Di Pray/ディプライの新作6マークです。

Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けJacketing」を得意とするミルです。

こちらの6マークもいかにも「らしい」素材だと思います。

上5マークは世界的な人気を集めているDi Prayの主力Jacketing:モダンクラシックなチェックです。

品質はいろいろで1番上と上から3番目が100% Wool(310g/m)、上から4番目と1番下が100% Wool(330g/m)、1番下が89% Wool + 11% Polyester(400g/m)です。

Di Rrayは5マークを同じカテゴリーにくくっていますけれど、ざっくりしたタッチでややハードな1番下だけ少々テイストが異なります。

その1番下を含めて全マークナイスですが、個人的には上から2番目の最高にキレイなカラーリングがナイス過ぎるグレンチェックがツボです!

が、この画像だけだといずれの素材も柄の全貌がかなり掴みにくいと思います汗。

つきましてはご来店の際にじっくりと見てやってください。

1番下はDi PrayのベストセラーであるTweedコレクションからのセレクションです。

UK Tweedを思わせる定番使いができるボディ&色柄なので10年、20年と愛用できるジャケットが仕上がること間違いなしだと思います!

品質は100% Wool(340g/m)です。

 

 

Angelico

 

 

クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のItalianミルAngelicoの新作です。

昨シーズンは2マークだけしかコンパイルされておらず「ちょっと寂しい!」と残念に思いましたが今シーズンは5マークと「復調」気配。

面白い素材を作るミルなので来年はもっと増えていると嬉しいです!

5マークともAngelicoらしいさりげない個性がふんだんに表現されたナイス素材だと思います。

左4マークはGorgomoroシリーズのStretch Blazerと名づけられたボディです。

GorgomoroはBiella地区にある唯一の湧水のことです。

Italyは基本的に硬水ですが、Biella地区は南Alps山脈からの雪解け水の影響もあり軟水が流れていてGorgomoroも軟水だそうです。

そして、その軟水は色素の定着を阻害するミネラル分が少ないためカラーのノリが良好になるそうです。

このGorgomoroシリーズはその軟水をふんだんに使って生産されています。

そういわてみると。。。

カラーがすごくイイ感じがします!

こちらはそんなGorgomoroシリーズのモダンクラシックなブレザー向けJacketingです。

クラシックなのはその見た目:組織とカラーです。

前者はいわゆるHopsackに似たメッシュ調の平織組織です。

モダンなのはその着心地です。

クラシックな見た目からは想像できないかなりのストレッチ性を備えているのです。

ご来店時にはぜひとも引っ張ってみてくさい。

品質は100% Wool(295g/m)です。

「品格ある見た目と快適な着心地」を両立してくれる、普段使いはもちろんのことご出張やご旅行のお供にもぴったりな1着が仕上がること間違いなしの優秀なJacketingだと思います。

夏場を除いた3シーズンお召しいただけるボディです。

右は、Italian Texture Jacketという名前がつけられた一見パイルにも見える独特の素材感と洗練された色柄がなんともスタイリッシュなJacketingです。

品質は50% Viscose + 33% Wool + 17% Polyamide(370g/m)です。

AngelicoはこのボディをModern Tweedとも呼んでいるらしいのですが、なるほどそういう切り口での表現もできますね。

具体的には「ブークレ糸をふんだん使った凹凸のある表面」「ドライな肌触り」「Viscoseならではのややテロンとした質感」「トラディショナルチェックとモダンなカラーリングが織りなすモード感」等々のヴェリーグッドなポイントを多数持つカッコいい素材だと思います。

Armaniあたりが好んで使いそうなボディでもあると思います。

 

 

Marzotto

 

 

LOUD GARDENでも時々Suiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)のバンチブックを取り扱っている(今シーズンは取り扱いがありません)Marzotto/マルゾットのJacketingです。

「芯を感じるしっかりとした素材感」「クラシックなヘリンボン」「モダンな感性漂うブークレ糸使用」が三位一体となった素晴らしい素材です。

ブークレ糸を使った素材でかようにクラシックテイストが強めな素材は珍しいのですが、そういった面からこの素材のバランス感を新鮮に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

かくいう僕もそうです!

しっかり打ち込んだ素材なのでジャケットはもちろんコートを作ってもよさそうですよね。

品質は60% Wool + 17% Polyester + 17% Acrylic + 6% Polyamide (420g/m)です。

この4者混はかなり珍しいです。

「さすがはMarzotto!」といったとことでしょうか。

ちなみにMarzottoとは ↓このようなミル↓ です。

—-

MarzottoはFratelli Tallia Di DelfinoやGuabello、Marlaneといった豊かな歴史と確かな個性を持つ高級ミルを傘下に収める老舗テキスタイルメーカーです。

その品質の高さは「提携しているAustralia屈指の優良牧場から供給される原毛の紡績からフィニッシングまでのサイクルを自社に集約し徹底管理すること」から生まれています。

また、「メンズだけでなくウィメンズ向け素材も多く作ってきた実績」と「化学繊維を使うことを厭わない未来志向の姿勢」もMarzottoの独自性を際立たせています。

Marzottoの傘下に入って以降、Fratelli Tallia Di Delfinoがコレクションの幅をかなり広げると同時に極めて野心的な素材開発に成功するなど質量ともに躍進を遂げていますが、この躍進にもMarzottoの独自性とスケール(の大きさ)は多大な影響を与えています。

というMarzottoの歴史はかなり古く、Italy統一王国誕生前の1836年にグループ創業者である貴族Luigi Marzottoがイタリア北部Valdagno/ヴァルダーニョにある小さな毛織物工場に投資を始めたことが起源です。

その後、1950年代には既製服の生産も始めるなど巨大グループ企業へと成長します。

*現在はアパレル部門は切り離しています

190年近い長い歴史の中で育まれた伝統に驕ることなく時代の薫りを的確に掴み取り刷新を続ける原材料選び、トレンドをふんだんに取り入れた高いデザイン性、先を見据え徹底して行われている特殊機能の研究と開発、そして持ち前のスケールメリット/生産力を武器に現代の多様なニーズに全面対応可能なヴァリエーション豊かなコレクションを展開している「進化する老舗」。

それがMarzottoです。

—–

 

 

Marlane

 

 

Marlane/マルラーネの極めてシックかつItalianテイラードの王道を表現したJacketing 6マークです。

上4マーク:我々が微起毛などとも呼ぶ僅かなミルド(起毛)加工を施した上品なチェックJacketingです。品質は100% Wool(270g/m)です。かなりしっかりとしたボディなので僕はこちらならスーツを作りたいかも!上から2番目のナチュラルなカラーリングが素敵過ぎるオーヴァーチェックでスポーティなデザインのダブルブレステッドスーツを作ったらすごくカッコよさそうですよね!

上から5番目:Four Seasonsタイプのブレザー向けJacketingです。品質は100% Wool(270g/m)です。「上質な肌触り」も「やや凹凸のある平織組織」も「ネイヴィブルーの深さ」も申し分ない極めて優秀な素材だと思います。

上から6番目:ホームスパン調のモダンレトロなJacketingです。品質は61% Wool + 28% Polyamide + 10% Silk + 1% Polyurethane(360g/m)です。Greyがかった大人っぽいTerracottaカラーとランダムに入ったネップがサイコーにナイスですよね!?ストレッチ素材の先駆的存在MarlaneによるPolyurethaneブレンドボディゆえに見た目に反した強力なストレッチ性を誇るのも嬉しい限りです。

Marlaneとは ↓このようなミル↓ です。

—–

Marlaneは1952年創業のMarzottoグループに属する中高級テキスタイルメーカーです。

Biella地区にコントロールオフィスを持ち、Marzotto本体とは一線を画し同じく傘下のFratelli Tallia Di DelfinoやGuabello、Sondrioとともに独立運営されています。

上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いを特徴に持つSuper 100’s ~ 120’sのウーステッドSuitingが主戦力ですが、昨今は強力なストレッチボディやエコフレンドリーボディを多くリリースしていることもありそのコレクションはかなり現代的な変貌を遂げています。

比較的リーズナブルなプライスも魅力のひとつです。

—–

 

 

Domestic

 

 

 

このバンチブックは上述の通りインポートだけでなく国産素材もコンパイルする懐の深さを持っています。

こちらはその国産素材です。

上画像の1番上は定番のブラックウォッチです。

品質は100% Wool(320g/m)です。

Jacketingのバンチブックにコンパイルされていますが、スーツも可能なボディ(というか完全にSuitingボディ)なのでジャケットだけではなくボトムスにもオススメです!

もちろんスーツを作っても間違いないと思います。

そうそう、超伊達者のお得意様I様は以前こちらをコートのライニングにお使いになりました。

「ああ、そういう使い方もあるな〜!素敵」と感銘を受けたのが記憶に新しいです。

上画像の下2マークは100% Wool(300g/m)のブレザー向けのNavy Blue Jacketingです。

いわゆるFour Seasonsタイプですね。

下画像はSustainable Woolen Tweed Jacketと名付けられた力作です!

Sustainable Woolen Tweed Jacketは不要になったニットウェアなどのWool製品を回収し、そこから改めて紡いだ糸を織物として再生させたサステイナブルな国産Tweedです。

製品の回収、紡績、製織はそれぞれの分野で国内をリードする尾州(日本における毛織物の産地です)の企業が担うことで、Recycled Woolが持っていた色の再現性や風合いといったクオリティ面における課題を完全に克服した「この時代にこそふさわしい傑作」です。

「毛織物の生産技術は世界でもトップクラスとの評価を受ける尾州の企業が共同で研究開発して生み出した!」というストーリーもとっても夢があると思います。

尾州はもう10年以上行っていないけれどまた足を運んでみたくなりました!

Jacketingとしては最もリーズナブルなDランクというプライスも嬉しい限りです。

リサイクル素材って手間がかかるので割高になるのが一般的なんですけれど。。。

その点でも素晴らしい!

しかも、このなんでもプライスが上がる世の中で昨年から「お値段据え置き」です!!

1番上:69% Wool + 26% Polyester + 4% Polyamide + 1% Acryic(380g/m)のガンクラブチェックです。ガンクラブチェックとはいえキレイなBlueを軸としたカラーリングなのでとてもイイ具合のUrabn Countryジャケットが仕上がること間違いなしです!

上から2番目:68% Wool + 27% Polyester + 5% Polyamid(380g/m)のハウンズトゥースです。今までのこのシリーズになかったタイプのシャープなBlack & Whiteがナイスだと思います。

上から3番目:68% Wool + 28% Polyester + 3% Polyamide + 1% Acrylic(380g/m)のグレンチェックです。少々意外性のあるカラーリングがとても素敵だと思います。

上から4番目:68% Wool + 25% Polyester + 6% Polyamide + 1% Acrylic(380g/m)のグレンチェックです。アクセントカラーのRedがすごく効いた逸品です。個人的には上から2番目とともにすご〜く気になります。

1番下:70% Wool + 26% Polyester + 4% Polyamide(380g/m)のグレンチェックです。こちらもRedが効いています!そしてすごくキレイなブラウンが目を惹きます!さすがは尾州の力を結集したコレクションです。

Sustainable Woolen Tweed Jacketは本当にどれも素晴らしいですよね!

しかし。。。

全マーク少しずつ混率が違うのは困りモノ、というか確認・照合・打ち込みがまあまあ面倒臭いです笑

それはともかく日本の高い技術力が存分に発揮されたナイスコレクションですのでご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみてください。

また、「リーピートマーク」は1番下だけなので、昨年見ていただいた方もぜひもう一度ご覧ください。

 

 

Redaelli

 

 

数多くのメゾンが愛用するItalyの名門Velvet/CorduroyメーカーRedaelli/レダエリのVelvet & Corduroyです。

Redaelliは世界的な名声を得ていたGermanyが誇る最高級Velvet/CorduroyメーカーNiedieckの「受け入れ先」であり、その世界最高峰のファクトリーが生み出す美しい「作品」は全世界の津々浦々で「一級品」との高い評価を得ています。

この画像でもその片鱗がお分かりいただけるに違いない美しい発色、そして画像では伝えにくい極めて上質な質感はRedaelliならではのものです。

上3マーク:100% Cotton(363g/m *145cm巾)のVelvetです。こちらは「いかにもRedaelli」な優雅極まりない毛並みが美し過ぎる逸品です。カラーは左からBlack、Navy Blue、Wine Redです。ワインレッドのヴェルヴェットジャケット。。。いいですよね〜!ロッカーならスーツを作ってもいいかもしれません!あの方にオススメしてみようかな?

下3マーク:100% Cotton(460g/m)の細畝コーデュロイです。従来のRedaelliの印象と少し異なるBritish Corduroyを彷彿させるハードタッチのPure Cotton Corduroyですね。このセレクションはここ最近このDiaryでも何度か書いている通り「UKメイドのCorduroyやVelvet、Moleskinといったやや特殊なCotton素材の供給が激減している」影響かもしれません。いずれにしてもハードタッチ好きの僕には嬉しいセレクションです!やや渋めのカラーリングもイイですよね!!

 

 

Olimpias

 

 

2025 Spring/Summerシーズンに突如としてバンチブックに登場したOlimpias!

不勉強なことに僕は半年前に初めて知りました汗。

リリースによれば。。。

—–

Olimpiasは1982年に創業された、かつてCotton工業が盛んだったVenezia地方をルーツに持つCottonメーカーです。

紡績部門と製織部門を所有することに由来する優れた開発力と品質管理力を武器に昨今急激にプレゼンスを高めている注目株です。

—–

こちらはそんなOlimpiasの軽快なCorduroyコレクション:Corduroy Lightです。

品質は100% Cotton(260g/m *148cm巾)です。

made in Italyならではのなめらかな風合いと美しいカラーリングが特徴です。

ここ数年トレンドのCorduroyですが、ラウトウェイトかつキレイな表面の優良品は意外と少ないためこちらはマーケットにビタッとハマる可能性を秘めていると思います。

春先は暖かく、秋口は暑過ぎない、そして冬も楽しめる、「丁度よい塩梅の上品なコーデュロイ」です。

 

 

Sondrio

 

 

 

数多くのメゾンブランドが顧客でもあるItalyを代表する名門CottonメーカーSondrioによるこだわりのCottonコレクションです。

上画像の3マークはRoyal Chinoと名付けられた高密度に打込んだクラシカルなヘヴィウエイトボディです。

具体的な品質は100% Cotton(420g/m)です。

420gということは15oz弱、かなりヘヴィですよね。

ですが、上記の通り高密度なのでそこまで厚みはありません。

Sondrioの言葉を借りれば「上質なCottonを惜しみなくしっかりと打ち込んだこのボディの肌触りは柔らかさの中に確かなハリコシがあります」とのことです。

美しい光沢も見逃せません!

上品なコットンスーツが仕上がること間違いなしの名品だと思います。

下画像の上2マークはここ最近めっきり見なくなったCotton & Woolボディです。

具体的な品質は上が59% Cotton + 41% Wool(370g/m)で下が57% Cotton + 41% Wool + 2% Polyurethane(370g/m)です。

再度Sondrioの言葉を借りれば「上質なWoolのしなやかさやとCottonの軽やかさを持ち合わせたこのボディで作るジャケット/ボトムスはWoolによるドレープが美しいシルエットラインを構築すると同時にCottonのさっぱりした質感がこなれた印象を与えてくれることでしょう」とのことです。

いずれもバシバシに強く打ち込んだハードタッチのボディですが、下はPulyurethaneブレンドのためストレッチ性を持っています。

これだけバシバシなのにストレッチ。。。

ちょっと不思議な感覚です笑」。

下画像の下3マークはキレイなカラーとソフトな風合いが特徴のストレッチCotton素材です。

具体的な品質は98% Cotton + 2% Polyurethane(430g/m *145cm巾)です。

優しい素材感とPolyurethane混紡由来の高いストレッチ性が人気の定番ボディです。

全マークのご紹介は以上です。

*巾の表記がない素材はすべて150cm巾です

最後に今日の「僕のBest 5」をご紹介します。

いつも書いている通りあくまで「今日の」なので、そして惜しくも今日は選外になった素材も素晴らしい色柄ばかりなので明日には変わっているかもしれません。

悪しからずです!

 

 

今日の「僕のイチオシ」5-1

 

 

Di Prayからはこちらをセレクトしました。

フレッシュで優しくて鮮やかなカラーリングに惚れました!

これはカッコいいですよね〜〜!!

僕はこちらなら少しフォーマルテイストのあるジャケットを作りたいです。

具体的には「ワイド巾:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + クラシックフロント + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で作りたいです。

ボタンはmade in EnglandのBeigeリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはLiberty LiningsからBlueベースのフローラルプリントをセレクトしたいです。

そして、ウインドウペーンおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)糸や一部ボタンホール糸をBlackにしたいです。

絶対にスーパースタイリッシュにキマると思います!

 

 

今日の「僕のイチオシ」5-2

 

 

Angelicoからはこちらをセレクトしました。

Urban Countryというワードがよく似合うボディ + パターン/チェック + カラーリングに心惹かれました。

僕はこちらならオーヴァーサイズ気味のスーツかちょっと異色のスリーピーススーツを作りたいです。

後者はラグランスリーヴ + セミステンカラーのバルマカーンコートとトラッカージャケットとグルカパンツの3ピースです。

サイコーに素敵なスリーピーススーツだと思うな〜!

いや。。。

プラスでキャスケットとボウタイも作ってファイヴピーススーツにした方がもっと素敵かもしれませんね!!

ライニングはGreen系のペイズリープリントライニングにしたいです。

そして、チェックおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホール糸や一部ボタンホール糸をPurpleにしたいです。

 

 

今日の「僕のイチオシ」5-3

 

 

Sustainable Woolen Tweed Jacketからはこちらをセレクトしました。

ジャケット推奨素材ですが、このボディならボトムスもいけるでしょう!

という訳で、僕はこちらならオーセンティックながらも遊び心あるEnglishスタイルのスリーピーススーツを作りたいです。

具体的にはジャケットを「7.5cm巾のセミノッチドラペル + シングルブレステッド3ボタン×中ひとつがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + クラシックフロント + ターンバックカフス仕様 + センターヴェント」で、ヴェストを「ノッチドラペル + シングルブレステッド6ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + クラシックシルエット + ボタンフライ + 6.5cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。

ボタンはLeatherのバスケットボタン、ライニングはLiberty LiningsのRedが効いた定番のStrawberry Thiefをセレクトしたいです。

そして、ウインドウペーンおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホール糸、一部ボタンホール糸等はRedにしたいです!

あ、もしかしたら。。。

カラー(上衿)等の一部パーツをRedaelliのWine Red Velvetにしたいかも!

 

 

今日の「僕のイチオシ」5-4

 

 

Redaelliからはこちらのセレクトしました。

こちらは色々想像力が駆り立てられますね〜。

まず僕は「ノーフォークジャケット + ニッカボッカーズ」のセットアップを作りたいと思いました。

そうなると。。。

キャスケットも欲しくなります。

そして、ボウタイも作りたくなります。

更に、バルマカーンコートもいきたくなります。

という訳で、上記の5ピースを作ってみたいですね。

あるいは、ひとつ上と同じヴェリーEnglishなスリーピーススーツでしょうか?

その場合でもキャスケットとボウタイは作りたいな。。。

となるとやっぱり5ピースですね笑。

皆さんならどう「料理」しますか?

 

 

今日の「僕のイチオシ」5-5

 

 

以上です。

Sondrioからはこちらをセレクトしました。

このカラー!

いずれもすごくイイですよね!!

僕はこちらなら上のBlueでダブルブレステッドジャケット/ブレザーを上のGreen Beigeでボトムスを作りたいです。

ダブルブレステッドジャケットは「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3つがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスは「ハイライズ + グルカパンツ仕様 + 2インプリーツ + テイパードシルエット + 6.0cm巾のターンナップヘム + ボタンフライ」で作りたいです。

ボタンはストックしているヴィンテージのSilverメタルボタン(ボトムスはmade in EnglandのBeigeリアルホーンボタン)、ライニングはロックなプリントライニングにしたいです。

 

以上です。

 

次回もJacketingのバンチブックをご紹介予定です。

かなりの労力を要するので明日という訳にはいきませんが極力近いうちにご紹介します!

乞うご期待ください。

 

 

 

1st Nov. 2025

Ryoji Okada

 

 

 

< New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Perennial Classics by Holland & Sherry

  ☑︎ vol.2: Mallalieus / Dormeuil

  ☑︎ vol.3: Dormeuil / William Halstead etc.

  ☑︎ vol.4: Botany by Smith Woollens

  ☑︎ vol.5: Bower Roebuck / Arthur Harrison etc.

  ☑︎ vol.6: John Foster / Woodhead

  ☑︎ vol.7: Darrow Dale 2-1

  ☑︎ vol.8: Darrow Dale 2-2

  ☑︎ vol.9: Drago

  ☑︎ vol.10: Carvico

  ☑︎ vol.11: Glenroyal by Porter & Harding

  ☑︎ vol.12: Lanificio Rogna

  ☑︎ vol.13: Loro Piana

  ☑︎ vol.14: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.15: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.16: E.Thomas / Marlane / Novara

  ☑︎ vol.17: Lanificio Di Tollegno

  ☑︎ vol.18: M by Biellesi 2-1

  ☑︎ vol.19: M by Biellesi 2-2

  ☑︎ vol.20: Phantom Flannel by Hardy Minnis

  ☑︎ vol.21: Bodega

  ☑︎ vol.22: Marling & Evans / Moon etc.

 



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