*2.11 Wed(建国記念日)は14:00-20:00で営業いたします
そういえば、日曜日が投開票だった第51回衆議院議員総選挙は衝撃的な結果でしたね。
かつては「二大政党制こそが民主主義の正しい姿だ!」などと夢想し民主党政権誕生前夜にでっかい希望を感じた僕ですが、今はそんなにウブではありません笑。
緊迫度を増している世界情勢等々を考えたら強いタイプのリーダーが求められる時代なのかもしれません。
いずれにしても、圧倒的な「民意」を得た与党には驕ることなくしっかりと仕事をして欲しいですね。
できれば完全に行き過ぎのように見える円安の是正もお願いしたいです。
また、新たに作られたにも関わらず「結集」は起こらず「風」も吹かず壊滅的な大惨敗を喫した中道改革連合(というか旧立憲民主党勢)。。。
支持も期待もしていなかったけれどいろいろとなんとも残念です。
一方で、ありがたいご縁がつながり昨秋スーツとシャツを作ってくださった安野貴博様率いるチームみらいが強烈な躍進を果たしたのは嬉しい限り!
参議院選挙後に「みらいまる見え政治資金」等のツールを矢継ぎ早に発表した行動力も頼もしいし、消費税に対する考え方を含め今回のマニフェストも分かりやすく筋が通っていましたし、他の野党と異なり攻撃的なスタンスをとらないところにも好感を持てました。
これまでも少なからぬ政治家のお得意様からご注文をいただいてきた、そしていわゆる「大物議員」や「政界のフィクサー」からご注文いただいたこともあるLOUD GARDENですがさすがに党首からのご注文は初めてでしたしね。
とって嬉しくも光栄に感じる大躍進でした!
今後も独自の路線・視点で右でも左でもない希望あふれる「みらい」を描いて欲しいです。
あまりこのDiaryで政治について深く書くことはしたくないので今日の冒頭はこれくらいで!
ところで。
「ご注文」といえば。
先週新たなバンチブックが大量に届きました。
新しいバンチブックが届くとっとても元気が出ます!
大いにリフレッシュできた3泊4日の沖縄旅行から帰ってきたら新しいバンチブックがたくさん入荷している。
こんなに幸せなことはありません!
我ながら「めちゃくちゃ単純なヤツ!」と思いますけれど、新たな素材を見て、触れて、あれこれイメージを膨らますのが楽しくて仕方がないというのはファッションデザイナー/テイラーの本能なんですよね。
あとはご注文が入れば完璧です!
という訳で、皆さん!!
新たな1着の仕込みをぜひともご検討お願いします。
さて、たくさん入荷した新作バンチブックの中から真っ先にご紹介するのは「Harrisons、Lear Browne & Dunsford、H.Lesser & Sons、Porter & Harding、Smith Woollens、W.Billを擁するUKを代表するマーチャントグループ:Harrisons Group」の中核を成すリーダー的存在:HarrisonsのベストセラーコレクションFrontier/フロンティアです。
3年振りにリニュアルを果たしたFrontierは今年がデビュー30周年とのことです。
30年間という長い期間、世界中で愛され続けてきたベストセラーコレクションのリニュアル!
これは楽しみ以外の何物でもありません!!
ですよね?
という訳で、早速ご紹介します。
今日ご紹介するバンチブックは ↓こちら↓ です。

まずはHarrisonsについて簡単にご説明します。
Harrisonsは後のEdinburgh市長Sir George Harrisonによって1863年に創設された名門UKマーチャントです。
*少し前までHarrisons of Edinburghという名前だったのはそのためです
日本ではDormeuilやScabalに代表される本社がUKにないマーチャントの方が有名ですが、「アイコニックなレッドカヴァーのバンチブックで展開されるHirrisonsの高品質かつ豊富なヴァリエーションを誇るコレクション」は古くからSavile Rowのビスポークテイラー界隈で圧倒的な支持を集めてきました。
「最上級の原毛のみが最高級の素材を作り上げる」という哲学のもと、全工程において一切の妥協を排し生み出されるHarrisonsの美しい「作品群」は長きに渡り縫製に携わるプロフェッショナルたちを魅了し続けているのです。
その結果、ヨーロッパの王侯貴族を筆頭にした世界中のVIPたちから広く愛されることになり現在の地位を築きました。
Gieves & Hawkesの日本におけるデザイン/企画のヘッドをやっていた頃/1995年頃から2003年頃は、頻繁にSavile Row 1番地にある本店(上階がヘッドオフィスになっていました)でミーティングをやっていたのですが、ビスポーク部門にお邪魔すると確かにレッドカヴァーが目立ったような記憶があります。
幼少の頃からカープを応援していたから目についただけという可能性もなきにしもあらずですが笑。
ともあれ、名門中の名門。
そして、上述の通り多くの名門マーチャントを束ねるリーダー的存在。
それがHarrisonsです。
そのHarrisonsが誇るベストセラー(のひとつ)が今日ご紹介するFrontierです。
仕入先(総輸入代理店)の言葉を借りればかようなコレクションです。
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スーツの聖地:Savile Rowにおいて「圧倒的な定番合服(アイフク)素材」としてデビュー以来30年もの間長く親しまれてきたFrontier。
抜群のハリとコシに由来する「美しい仕立て上がり」と「優れた回復力」は多くのビスポークテイラーを魅了してやみません。
「ユニークなスペック:トロピカル(平織)組織 + 300g/mゆえの長い期間(東京ならば春先から晩秋くらいまで)着用出来るユーティリティさ」や「Britishトラディショナルをベースとしながらも絶妙な塩梅でモダンなエッセンスが加えられた独特の色柄」も人気の理由です。
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A WORKROOM時代に「日本で(もしかしたら世界でだったかも)最もFrontierを売った単店テイラー」として表彰をしてもらったことがあることに加えて、当時僕の下で働いてくれていた超有能なスタッフH君とビスポークテイラーA君がこのバンチブックからセレクトした素材で仕立てたスーツを頻繁に着ていたので、僕にとってはかなり馴染み深いコレクションです。
当時は今ほど「Four Seasons:細番手&クリアカットのツイル(綾織)組織」 タイプの素材が充実していなかったので、長いシーズン着用可能なスーツ/ジャケットをお求めのお客様に「イチオシ」としてご紹介していた記憶があります。
「ほぼ1年中お召しいただけるフォーマル兼用スーツ」としてブラックスーツもたくさん受注しました!
もちろん僕もこれまでに何着か作っています。
LOUD GARDENになってからも1着(だけですが)作りました。
そして、今春2着目を仕込みます。
なので、Frontierの素晴らしさは肌身感で分かっているつもりです!
本当にナイスな素材、ベストセラーも超納得&他社のコレクションではまず見つけられないとてもナイス&レアな逸品です!!
次のリニュアルは2030年頃かな?
今回のリニュアルで現状は「完全体」とはいえ時代は変わります。
今後の更なる進化と深化に期待したいですね!
では、実際に中身を見ていきましょう。
まずは冒頭から一気に全76マークをご紹介します!












グレンチェック。
ピンヘッド。
ハウンズトゥース。
ウインドウペーン。
ボールドストライプ。
そして、28マークにもおよぶ無地。
圧巻ですよね!
続いて。。。
3年振りにリニュアルされたデビュー30周年のFrontierということで。。。
僕の「イチオシ」を3マークご紹介します!
作ってみたい色柄が山ほどあるのでかなり悩みました汗。
結果、グレンチェック1マーク、ウインドウペーン1マーク、ストライプ1マークとなりました。
皆さんならどれをセレクトしますか?
グレンチェックの「イチオシ」は ↓こちら↓ です。

このモダンレトロな佇まい!
サイコーですよね。
僕はこちらならノーフォークジャケットとニッカボッカーズのセットアップスーツを作りたいです。
カラー(上衿)やウエストベルトといった一部パーツはこちらの次にコンパイルされているカラー違いのDark Brownを使いたいです。
ボタンはBrownマザーオブパール(茶蝶貝)ボタン、ライニングはLiberty LinignsからPurple系のフローラルプリントをセレクトしたいです。
そのライニングとの「ストーリー」でカラークロス(カラー裏のフェルト)やボタンホールの一部等をPurpleにしたいです。
素材が持つモダンレトロテイストが引き立つ極上の1着に仕上がると思います!!
あ、加えて同素材でニュースボーイキャップとボウタイも作りたいです。
ウインドウペーンの「イチオシ」は ↓こちら↓ です。

「洗練されたシングルウインドウペーン」と「気品あふれるGrey × Blueのカラーリング」と「Frontierボディ」が三位一体となった傑作素材です!
上記の特徴に加えて「6.4cm × 4.5cm」という一般的なウインドウペーンよりもかなり縦長なサイズも見逃せません。
縦長ということはスーツになった時に「細く長く」見えますからね!
嬉しいですよね。
さて。。。
昨春Dark GreyのヴィンテージTonikでダブルブレステッドスーツを作ったらすご〜〜くよかったので、今春もDark GreyあるいはMideum Greyでもう1着作りたいと考えています。
こちらはその有力候補になるかもしれません!
なにせ、ご覧の通りすごくカッコいい素材ですもの!!
僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、今春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
ボタンはくるみボタン、ライニングはBlueが効いたロックなプリントライニングにしたいです!
また、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツは同素材のCharcoal無地にしたいです。
そして、パーツ使いをしたCharcoal無地でもボトムスを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいですね!
加えて、ウインドウペーンおよびライニングとの「カラーストーリー」でカラークロスやフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールはBlueにしたいです。
このウインドウペーンはカラー違い3マークもとってもカッコいいのですが。。。
2026.2.11 Wedの僕にはこちらがズバッと刺さりました!
ストライプの「イチオシ」は ↓こちら↓ です。

こちらは今春僕が「1着目」として仕込む予定のストライプです!
バンチブックとともに自分用に手配した着分が届いたので2月中に仕込みを終えたいです!!
どう作るかやライニング等々ももう決めているので2時間もあれば指図書/デザイン画が作れるでしょう。
明日は定休日だし時間を見つけてやろうかな?
ちなみに。。。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」のアレンジヴァージョンで作ろうと考えています。
「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。
あちらはジャケットのデザインがオリジナルの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。
具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」しようと考えています。
ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケットポケットつき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ
ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断
トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム
ボタンはmade in EnglandのNavy Blueリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングは先日ご紹介したSkullプリントとパッチワーク風タータンチェックプリントにします。
そして、ストライプおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはBlueにしたいです。
使う予定のライニングは ↓こちら↓ です。


「縦横斜め」のスリーピーススーツ。
なだけでなく。
「ストライプ + スカル + チェック」のスリーピーススーツ。
とってもユーモアがあるオーダーメイドならではの1着だと思いませんか?
以上です。
次回はHolland & Sherryの新作Summer Targetをご紹介予定です!
めちゃくちゃ素晴らしいコレクションなので乞うご期待ください。
11th. Feb. 2026
Ryoji Okada