現在熾烈な優勝争いが繰り広げられているセリーグですが、我が軍(カープ)は今日時点でなんとか首位をキープしています。
苦手としているD戦@バンテリンドームで負け越し首位から転げ落ちた時は「むむむ。。。もしかしたらこのままズルズルいくのか」と少し心配しましたが、すぐに再奪首に成功しました。
素晴らしい!
おとといの負けでTはほぼ完全に脱落、優勝争いはGとのマッチレースになったようです。
それが証拠に僕がしばしばチェックしている確率統計のサイトによれば、おととい試合終了時点での優勝確率は「C:51%・G:47%・T:2%」だそうです。
8.18 Sun時点では「C:49%・G:44%・T:7%」でしたから、Tの劇的な逆転優勝の芽が急速に萎んだことは間違いありません。
連覇するにはカープとG両方が失速する必要がありますしね。
ちなみにそのサイトによれば、残り試合数等の関係でカープとGの実質的なゲーム差は0.7(実際は0.5)だそうです。
かように統計確率上は首位にいるカープの方が少しだけ有利に出ていますが、これは完全に「誤差の範囲内」ですよね。
なので、例えカープとGの直接対決残り6試合がすべてマツダスタジアムだとしても「五分五分」が正しい見方のような気がします。
その2チームですが、今日からカープはBとの3連戦@横浜スタジアムに、GはSとの3連戦@京セラドーム→長良川球場に臨みます。
マッチアップ的にはCS進出を諦めていない(3位Tと1.5ゲーム差)&強力打線を擁するBと敵地で戦うカープの方が厳しいと思われます。
先発ローテーションを再編したBは「東投手 → ジャクソン投手 → ケイ投手」でくるようですし。。。
が、カープも「森下投手 → アドゥワ投手 → 床田投手」です。
ここはなんとか「最低でも勝ち越し」で乗り切りたいです。
Go! CARP!
ところで。
「今日」といえば。
昨日に引き続きオーダーメイドシャツ用の新作素材をご紹介します。
2回目の今日は来年100周年を迎えるイタリアを代表するShirting(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)メーカーCanclini/カンクリーニです。
100年近い伝統に根ざしたクラシカルなShirtingからTechno Shirtに代表されるハイパーパフォーマンスShirtingまで幅広いコレクションを展開している「進化する老舗」なメーカーです。
今回は前者、クラシック寄りの無地9マークが入荷しました。
が、そこはCancliniです。
一部の素材:Travelerには*Natural Stretch機能と*Easy Care機能がついていたりと一筋縄ではいきません!
*Natural Stretch:Polyurethaneに代表される伸縮性のある繊維を使わず/天然繊維のみで実現した高ストレッチ機能
*Easy Care:Wrinkle Freeほどの形状記憶機能は持ちませんがお洗濯後整えてから干していただければ乾いた時にほとんどシワが残らない高機能
Natural Stretch機能がついているShirtingは珍しいのですが、平然とEasy Care機能と同時に付加させるとはさすがCancliniですよね!
ご来店の際はぜひともじっくとご覧になると同時にNatural Stretch機能つき素材は横方向に引っ張ってみてください。
想像以上に伸びます。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っています!
お忙しくてご来店が難しいといった方はぜひともお気軽にご連絡ください。
その際には「寄り画像」の左上に記す「FMから始まる品番」にてご依頼ください。
ちなみに、Cancliniは現在「通常コレクションに2冊(ドレス系とカジュアル系が1冊ずつ)」「スペシャルコレクションに1冊(ドレス系とカジュアル系が混在)」のバンチブックが存在しますが、今回入荷したのは前者の新作です。
では、早速ご紹介しましょう。
今回入荷したCancliniの新作は ↓こちらの9マーク↓ です。
今回入荷したのはホワイトとブルーの無地のみ9マークです。
潔くていいですね!
そして、ホワイトとブルーの無地のみなのに「全マークに特徴があるため全部作りたくなる!」という高い充実度もすごくいいと思います。
品質はすべて100% Cottonです。
では、「寄り画像」とともにより詳しいご説明を加えていきます!
ちなみに、こちらの画像は左上から品番が若い順に並べているのですが、「寄り画像」は見やすさ重視でカラー別に撮りました。
*なので「寄り画像」左上のFMから始まる品番は飛び番号があります
FM76414/416/417/418
いずれも織柄のホワイト無地です。
「ひと味違うホワイトシャツを作りたい!」という方に絶対のオススメです!
では、左から個別のご説明を加えていきます。
FM76414(左):Piaveシリーズの新作です。Piaveは「経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに90番手双糸(ソウシ)のツイル(綾織)組織シリーズ」で「美しい光沢」と「滑らかな肌触り」と「(インポート素材としては)そこまで高くないプライス」という三拍子が揃った人気シリーズです。こちらも真珠のような光沢が見事ですよね!いわゆる「高見え」する1枚が仕上がること間違いなしの逸品です。オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM76416(左から2番目):超優秀な機能を誇るTravelerシリーズの新作です。TravelerはNatural Stretch機能とEasy Care機能を併せ持った、名前の通りご出張やご旅行に重宝すること間違いなしのハイパフォーマンスシリーズです。糸番手は素材によりまちまちでこちらは経糸が60番手単糸(タンシ)で緯糸が80番手単糸です。地組織はヘリンボン、やや薄手なので通気性にも優れていると思います。オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM76417(左から3番目):超優秀な機能を誇るTravelerシリーズの新作、FM76416(左から2番目)の織柄違いです。ピケのような細い縦畝が表現された気品のあるシャドウストライプ素材です。ニート&ノーブルな1枚が仕上がるに違いない良素材だと思います。「それでいて高機能!」というのも嬉しい限りです。上述の通り、CancliniのNatural Stretchはかな〜り伸びます!オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM76418(右):超優秀な機能を誇るTravelerシリーズの新作です。こちらは糸番手が経糸・緯糸ともに60番手単糸です。組織はピンポイントオックスフォード(通常のオックスフォードよりも細番手・きめ細かに織り上げられたドレス/カジュアル兼用シャツ向けのキレイめオックスフォード)のようにも見えますが、シャツファクトリーさんのリリースによるとドビー織のマイクロパターンだそうです。いずれにしてもこのような「顔」ですからアメリカントラッドの薫りがするボタンダウンシャツを作ると「雰囲気」かもしれません。あるいは「ユーロボタンダウンカラー + ミラノカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 3.5㍉厚のマザーオブパール(白蝶貝)ボタン」あたりにして上品にまとめてもいいでしょうか。とにもかくにも「この顔」と「この機能」ですからOn/Off兼用シャツを作っておけばご出張にもご旅行にも重宝間違いなしです!オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100~
FM76415/419
ブルーにも今回の注目株であるTravelerの新作が2マーク登場しました!
いずれもとても爽快感あふれる知的なブルーではないでしょうか!?
僕はとっても好きです。
FM76415(左):超優秀な機能を誇るTravelerシリーズの新作、FM76416(ホワイトの左から2番目)の色柄違いです。かなり細いマイクロヘリンボン組織が高級感あふれる立体感を生み出している美素材だと思います。ブルーの濃度もシックなドレスシャツを作るならベストだと思います。くどいようですが。。。「それでいて高機能!」というのも嬉しい限りです。僕はこちらなら「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」といった感じでスーパードレッシーにキメたいです。オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM76419(右):超優秀な機能を誇るTravelerシリーズの新作、FM76418(ホワイトの右)のカラー違いです。少しカジュアルっぽいピンポイントオックスフォード風の「顔」と相性抜群のブルーがナイスだと思います。オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100~
FM76420/421/422
いずれもSquire60というシリーズの新作です。
Squire60は経糸が90番手双糸で緯糸が60番手単糸のエンドオンエンド(ハケメ)ボディの定番シリーズです。
エンドオンエンドもShirtingで最も一般的なポプリン/ブロードと同じく平織組織ですが、文字通り「刷毛で掃いた」ようにさりげない感じで白糸が表面に混ざって現れるので通常の無地(この3マークの場合は通常のブルー無地)より爽快で少しカジュアルな印象になります。
また、独特の立体感が楽しい組織です。
左からサックスブルー、ブルー、ネイヴィブルーです。
僕はこちらなら1番右のネイヴィブルーを敢えてスーパードレッシーなデザインで「料理」したいです。
例えば「ループ仕様のラウンドタブカラー + 大丸シングルボタンカフス + フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフスの裏面はブルー系のLibertyプリント素材」といった感じで作りたいです。
ギャザー仕様なので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。
いずれにしてもすごく優雅で少々のヴィンテージ感に恵まれた、そして密かに遊び心が効いたナイスな1枚が仕上がると思います。
こちらは3マークとも通常(機能なし)素材です。
オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100~
以上です。
明日はLOUD GARDENで展開している/してきたあらゆるコレクション、キャンペーンに一度も登場したことがないスペインの雄:Sidogras/シドグラスをご紹介します。
SID VICIOUS/シドヴィシャスではありません、念のため笑
3rd. Sep. 2024
Ryoji Okada
昨年は「水難の相」が出ていたのか、店舗の漏水問題に悩まされました。
このDiaryでも何度か書いたとおり漏水は大きく分けると3つのルートで発生、最終的にそれらを完全に止めて天井や床のクリーニングが終わったのは今年2月でした汗。
幸いにも商品や什器への被害は僅かでご注文品への被害はなかったのですが、色々大変でそれはそれは忌々しかったです。
でもそれも過去の話、ここ数ヶ月はすこぶる快調でした。
上述の通り最終的な作業完了が2月だったので「水難の相は昨年で終わったのか?」という一抹の不安はありましたが。。。
さて、7月に猛烈なゲリラ豪雨?線状降水帯による豪雨?があったのを覚えている方もいらっしゃると思います。
その際にまた別のルートから漏水が発生しました、ハハハ。
なけでなく、その後立て続けに発生した豪雨により昨年解決したはずのルートからの再漏水も含む3ルートまで漏水は拡大しました。
うち1ルートは今までなかった箇所です。。。
不安的中ですね。。。
今回は昨年から業者さんが行ってきた配管の交換・改修・補修工事と7月最初の発生から再度始めてくれた対応によって既に収束していますが、水というのは本当に恐ろしいです。
まあ、LOUD GARDENが入っている建物はめちゃくちゃ古いので、他のテナントさんもことごとく漏水に悩まされている/いたみたいですけれど。
そして、その古さがよくって入居した部分もありますから、ある程度は仕方がないのかもしれませんね。
でも、これにて少なくとも数年はビシッと止まって欲しいです!
ちなみに、僕たち夫婦は2018年に建てられたLOUD GARDENから程近い賃貸マンションに住んでいます。
確か、2020年に入居しているのでほぼ新築状態でした。
エアコン(2018年製)は部屋に2台ついていて、業者さんによればいずれもなかなか上等な代物らしいです。
そのエアコンですが、昨年1台から漏水がありました。
「やっぱり水難の相だ〜!」などと妻と嘆いていましたが、エアコンの漏水はほぼほぼドレンホースの詰まりが原因だそうです。
そこで、amazonでドレン詰まり取りポンプなるものを購入して作業をしました。
その後漏水はなくなったので「ドレンホースなんて今までの人生で詰まったことがないけど。。。あるものなんだね」「そうだね〜」などと話していました。
そもそも、エアコンから漏水したこと自体が初めてです。
しかしながら、今年また発生。
しかも今年は(若干症状は違うとはいえ)2台とも漏水。
エアコンのフィルター清掃は妻が頻繁にやってくれているし、あれ以来ドレン詰まり取りポンプも時々使っているし。。。なんで???と思い妻が管理会社さんにコンタクトした(めちゃくちゃ時間がかかるみたいです!)ところ、先週の月曜日に業者さんを送り込んでくれました。
が、きちんと状況を説明していたにも関わらず、業者さんは「ドレンホースの詰まりだろう」と思っていた節があり「これは私では無理ですね」と別の業者さんが来ることになりました。
それが昨日でした。
その業者さんはリヴィングルームにあるエアコンを分解して修理パーツみたいなものを仕込んで対応してくれました。
今のところ、漏水は止まっています。
でも、ベッドルームのエアコンについては「これは壁に穴を開けないといけない作業になりますので私ではなく別の者になります」「管理会社さんに再度コンタクトを取るしかないです」とのことでした。
それが真実かは分かりませんけれど、業者さんによれば漏水はいずれも「施工時の問題」で発生したらしいです。
入居した時にトイレットペーパーホルダーの設置位置が変(トイレットペーパーを入れられない位置)だったり、洗面台の鏡に内蔵されている電気がつかなかったり。。。
天下の三菱地所さんが展開している、そして家賃がそこそこするマンションなんですがこんなにも問題があるとは!?
前に住んでいた人もそれにうんざりしてすぐに転居したのかもしれません笑。
僕たちはこのマンションをすごく気に入っているので粘り強く直してもらうつもりでいますけれど。
という訳で、近く水難の相のお祓いに行ってこようかと思っている今日この頃です。
散々な気もしますが、トラブルは家族や仲間の絆をより強固にする側面もありますので「悪いことばかりではないな」とポジティヴに捉えている自分もいます。
ところで。
「ポジティヴ」といえば。
いよいよ今日からオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介を始めます!
何事も「鉄は熱いうちに打て!」が鉄則だと信じている僕ですが、(諸般の事情により初日が予定より3日間遅れたこともあり)既に入荷から10日ほどが経ってしまいました汗。
まったくもって、諸般の事情があったとはいえ、その事情がポジティヴなものだったとはいえ、こんなことではいけません。
ですが、過ぎたことは仕方がないのも事実。
もし10日ほどの間に失われたモノがあるとすれば、いつも以上に熱く丁寧にご紹介することで取り返す所存です。
そして。。。
この土日も商況は激しく厳しかったのでとにかく気合いを入れないと(死んでしまう。。。)汗。
という訳で今日からいつも以上に魂を込めて始めます!!
初日の今日はLOUD GARDENにいらしてくださるこだわりが強いお得意様にもファンが多いThomas Masonの新作をご紹介します。
今回入荷した新作も素晴らしく素敵です。
ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。
今回入荷したThomas Masonの新作は ↓こちらの7マーク↓ です。
左3マークは細番手:経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに120番手双糸(ソウシ)の個性派ブルーストライプで右4マークは「(僕のような)自宅洗濯派」には嬉しい*Easy Careシリーズの新作です。
*Easy Careシリーズ:Wrinkle Freeシリーズほどの形状記憶機能は持ちませんがお洗濯後整えてから干していただければ乾いた時にほとんどシワが残らない高機能シリーズ
いずれも品質は100% Cottonです。
ご覧の通り、どれもすごく「いい顔」をした素材ですよね!
1週間前にご紹介したポルカドットシリーズも作りたい(というか作ります!)ですけれど、スマート&ハンサムなThomas Masonの新作でもとっても作りたいです。
僕が特に気になるのは左上とその下かな?
皆さんはどれがお好きですか。
ちなみに。。。
皆さんもご存知かと思いますが。。。
Thomas MasonはUKルーツの名門ブランドですが、現在は世界最大手のシャツテキスタイルメーカーであるAlbiniの傘下に入っているためすべての素材がmade in Italyです。
とはいえ、企画チームはルーツを大事にしているのでそのコレクションには確かなUKフレイヴァーが薫ります。
そのUKフレイヴァーこそが「LOUD GARDENに集う粋人たちから高い支持を集めている理由」だと思います。
では、寄り画像とともにより詳しく素材をご説明していきます!
お電話・e-mail・SNSのメッセージ等でご注文・お問い合わせの際には寄り画像左上に記すFMから始まる品番でご依頼ください。
FM89263/264/265
こちらの3マークは上述の通り経糸・緯糸ともに120番手双糸使いですので肌触りが抜群にいいです!
というクオリティ面も魅力ですが、やっぱりこの3マークの最も大きな魅力は色柄ですよね〜。
いずれもすごくカッコいいストライプだと思います。
これも上述の通り、個人的に強く惹かれるのは上2マークですが、下のボールドストライプも相当クールなんですよね。
もしドットを作っていなかった/作る予定がなかったら、3マークとも(あるいは厳選して2マークを)作りたいのですが。。。
零細小売店主の現時点における懐事情を考えたら作れても1マークです汗。
という僕の話は置いておいて、それぞれの説明を進めます!
FM89263(左上):ブルーグラデーションのクラシックなオルタネイトストライプ素材です。ブルーの配置がすべて同じではなく交互に反転しているのがいいですよね!クラシックでありながらもモダンなドレスシャツが仕上がること間違いなしです。僕はこちらなら「ユーロクラシックワイドスプレッドカラー + ミラノカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン + カラー&カフスの裏面はブルー系のLibertyプリント素材」で作りたいです。最高にスマートかつスタイリッシュな1枚が仕上がると思います。組織はポプリン/ブロード(平織)です。
FM89264(中央):「地組織(明るめのブルー部分)がエンドオンエンド(ハケメ)でストライプ部分がポプリン/ブロード」という組織変化に由来する独特の立体感が楽しいストライプ素材です。エンドオンエンドもポプリン/ブロードと同じく平織組織ですが、文字通り「刷毛で掃いた」ようにさりげない感じで白糸が表面に混ざって現れるので通常の無地より爽快で少しカジュアルな印象になります。そんなエンドオンエンドの上にシャープかつインテレクチュアルなブルー&ホワイトのストライプをポプリン/ブロード組織で配したこの素材!力強さと柔和さが高い次元で見事な化学反応を起こした逸品だと思います。僕はこちらなら「ループ仕様のラウンドタブカラー + 大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフスの裏面はブルー系のLibertyプリント素材」で作りたいです。ギャザー仕様なので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。いずれにしても超スーパー優雅な1枚が仕上がると思います。
FM89265(右下):かなりワイド巾:約1.4cm巾のボールドストライプ素材です。やっぱりワイドなストライプってすごくカッコいいですよね!また、グレイッシュなブルーというカラーも堪らなく洗練されていると思います。大胆さと洗練さ。相反する要素が絶妙なハーモニーを奏でている素晴らしい素材だと思います。僕はこちらなら思いっきり優雅なデザイン(FM89264と同じ)にするか、敢えてリラックス&レイドバックしたカジュアルシャツを作ると思います。後者の場合「ゆったりサイズ&ロング丈 + バンドカラー + 6.0cm巾のフレアシングルボタンカフス + 本前立 +ボタン止めフラップつきパッチ/アウトポケット + 4.0cm厚の高瀬貝ボタン + カラーのみホワイト無地」といったイメージでしょうか。アウターとしても機能しそうです!組織はポプリン/ブロード(平織)です。
オーダーメイドシャツ(税込):¥26,400~
FM89266/267
Easy Careシリーズの最新作その①:ヘリンボンのホワイト(左)とサックスブルー(右)です。
糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸、ヘリンボンなので組織はツイル(綾織)です。
*ヘリンボンは綾線を交互に配することで表現されます(なので日本語では「杉綾」などと呼ばれます)
まずは細番手糸を使用したヘリンボンということで「ご覧の通り」な美しい光沢が白眉です。
そして、極めてシルキーな肌触りも素晴らしいです。
思わず「これは140番手双糸くらいじゃな?」と思ってしまったくらいです。
また、端正極まりないピュアホワイトとサックスブルーもすごくいいですよね。
しかもEasy Care!!
「ひと味、いやふた味違うけれどぱっと見はクラシカルなドレスシャツを作りたい!」という方に絶対のオススメです。
僕は特に「ホワイトと並べて見ないとホワイトに見えるくらいライトトーンのスーパーラグジュアリーなサックスブルー」が気に入っています。
実際に高級な素材ではありますが、価格以上の高級感を感じさせる1枚に仕上がると思います。
僕はこちらなら「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」で作りたいです。
オーダーメイドシャツ(税込):¥30,800~
FM89268/269
Easy Careシリーズの最新作その②:ヘリンボンのストライプ(左)とハウンズトゥース風のマイクロパターン(右)です。
糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸、組織は左がツイルで右はドビーです。
いずれもひとつ上でご紹介したヘリンボンに肉薄する高級感が魅力です。
そして、ジェントルかつシャープな色柄も素晴らしい!
しかも。。。
Easy Careでなくても欲しいくらい魅力的な色柄なのにEasy Care!
最高です。
僕はいずれも好きですが、敢えてセレクトするなら左のストライプがより好きでしょうか。
僕はこちらなら「Newセミワイドスプレッドカラー + ラウンドダブルボタンカフス + フレンチフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」で作りたいです。
きっとクール&ダンディな1枚が仕上がると思います。
オーダーメイドシャツ(税込):¥30,800~
以上です。
皆さんのハートにビビッとくる素材があったとしたら嬉しいです。
ご注文お待ち申し上げております。
明日はCancliniの新作をご紹介予定です。
乞うご期待ください。
2nd. Sep. 2024
Ryoji Okada
いよいよ南青山 EAT & JAZZ ストリート 2024が1週間後:9.7 Satに迫りました!
昨日だったらきっとお天気に気を揉んだことでしょう。
よかった。
って、当日もお天気がどうなるかは分かりませんが。。。
とにもかくにも、皆さんぜひともSave the date! でお願いします。
初回ですからいろいろと課題は出るかもしれませんが、運営はプロ(ライヴハウスの方たち)がやっているのできっとめちゃくちゃいい感じかつ最高に楽しいイヴェントになるはずです。
基本的に僕はずっと店にいますが、20:00スタート予定のThe Aoyama Grand Hotelさんのルーフトップバー:The Top.のライブには駆けつける予定です!
現地で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
The Top.を含めて4箇所の会場で複数のミュージシャンが演奏する、そして近隣の店舗も参加するという少し複雑なイヴェントです。
ご不明な点等はお気軽にお問い合わせください。
水曜日に行った商店会の最終ミーティングで完璧に理解したつもりです!
あくまで「つもり」ですけど。。。
とにもかくにも!
ワクワクです!
ところで。
「最高」といえば。
おととい「今日から数日をかけて先週金曜日に入荷したオーダーメイドシャツ用の新作コレクションを魂込めてご紹介します!と思っていましたが、諸般の事情を鑑みてそれはあさってからにしました」と書きましたが。。。
舌の根も乾かぬうちに。。。
やっぱり、再延長してオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介は明日からにします!
もし万一ご興味を惹かれている方がいたとしたら本当に申し訳ありません。
その理由ですが、おとといも書いた通り今回入荷したオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介は恐らく合計6日くらいが必要になりますし、始めたら極力連続でやりたいと思っています。
となると、軽い内容を心がけている定休日や緊急の告知等が入る可能性があることを考えると1週間以上は他のネタやブツのご紹介ができないことになります。
はい、そうです、その前にどうしてもご紹介したいネタがもうひとつだけ増えたので明日からにした!という訳です。
あとは、今日が「9月の初日:2024-2025 Autumn/Winterシーズンの正式開幕日」というのもあるでしょうか。
というのも、今日ご紹介するのは完全にAutumn/Winterシーズン向けのネタなのです!
具体的には。。。
2ヶ月ほど前でしょうか、某お取引先の営業さんが彼らが扱う新作コレクションの事前プレゼンテーションをしにわざわざ来てくれたのですが、その際にすごく気に入って自分用の着分を購入したバンチブック:W.BillのClassic Shetlandを今日はご紹介します。
もちろん最近入荷したオーダーメイドシャツ用の新作コレクションも2023-2025 Autumn/Winterシーズン向けではあります。
ですが、Shirting(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)の多くはオールシーズン着用可能なボディですし、今回入荷した新作もほぼすべてがそうでした。
しかし、今日ご紹介するClassic Shetlandはツイードですから上述の通り「完全に」Autumn/Winterシーズン向けです。
そして、入荷を待ち侘びていたところ遂に先週金曜日に着荷しました。
そしてそして、内容は事前プレゼンテーションでも確認していた通り最高です!
かくかくしかじかで、9月の初日:シーズン開幕日にふさわしいと思い急遽予定を変更した次第です。
では、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
W.Billのアイコンカラーであるキレイなイエローのカヴァーがとてもカッコいいですよね!
今日ご紹介するClassic Shetlandは「シェットランド諸島の伝統的製織方法を再現して織り上げた通好みのボディと美しいカラーリングが魅力のツイード」がコンパイルされたバンチブックでW.Billのベストセラーコレクションです。
今回は3年振りにリニュアルされたこちらのバンチブックが入荷しました。
全61マーク中リニュアルされたのはわずか7マークで、他は前回のバンチブックからの継続マークですがそれでも内容は最高だと思います!
まあ、前回のバンチブックも最高でしたからそれも当たり前ですね。
W.Billは1846年創業の歴史あるカントリー素材専業マーチャントで「E.Hillary卿が人類初のエヴェレスト登頂を達成した時に同社の素材を着用していたこと」や「粋人としても有名だった巨匠P.Picassoが愛したこと」でも知られています。
ドネガル、シェットランドといったツイードからアイリッシュリネンやメルトンまでバラエティに富んだユニークなジャケット/セットアップ/コート素材の取り扱いに定評があり、Savile Rowの名門テイラーからも絶大な信頼を得ています。
そういえば僕がGIEVES & HAWKESで仕事をしていた時にもSavile Rowの本店で同社のバンチブックを見た。。。ような記憶があります。
もう25年以上前のことなので、確かではないけれど笑。
いずれにしても!
前回から(どころか前々回から)極めて魅力的な内容でしたが今回のリニュアルで更なるグレードアップを遂げたClassic Shetland!
ご来店の際にはぜひともじっくり全61マークをチェックしてみてください。
でも、今日はその前にこのDiaryで全61マークをお見せします!
品質は100% Wool(390gm)です。
まずは冒頭にコンパイルされているグレンチェック3マークです。
いずれもナイスカラーリングですよね!
ちなみに僕が完全なるひと目惚れをして自分用に着分を購入したのは1番上のBlue & Redです。
「トラディショナルなボディとチェック + 大胆かつモダンなカラーリング」にハートを撃ち抜かれました。
僕はこちらでジャケットを作るつもりです。
が、しかし、モタモタしてしまいまだ工房に投入できていません汗。
でも、おおよそのデザインが固まっているのとライニングを “♡ Camo” silk c/# RWBに決めているので、今週の水曜日くらいには送りたいと思います。
そうすると仕上がるのは10月中旬。
ちょっと早いくらいかな?などと思うと油断するので頑張って作業をしなければ汗。
いずれにしても、どんなジャケットが仕上がるか今からすごく楽しみです。
ちなみに、グリーンのウインドウペーンが最高にキマっている上から2番目もかなり好きです!
が、この画像では全貌が把握しにくいですね。。。
もし「全貌が見たいけれどすぐに店には行けない!」という方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。
すぐに写真を撮ってe-mail等でお送りします!
グレンチェック3マークの次はいかにもW.Billらしい鮮やかな無地13マークがコンパイルされています。
どれもキレイですよね〜!
さすがはW.Billです。
僕はサックスブルーやホワイト、パープルにも興味津々ですが。。。
実は「これ、作りたいな〜!」と強く思っているカラーがあります!
それは後述しますね。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
クラシカルなチェック3マークが続きます。
上からブラウンのグレンチェック、グリーンのグレンチェック、ブラックウォッチです。
いずれも(継続マークではなく)新作です。
ブラックウォッチでミリタリーテイスト強めのダブルブレステッドジャケットあるいはゆったりサイズのバルマカーンコートを作ってみたいな〜と思います。
次はまた無地がコンパイルされています。
前回のバンチブックは冒頭に無地がドド〜ンとコンパイルされていましたが、今回はよりコンセプチュアルな順番・構成に変わっているようです。
具体的には先にコンパイルされているチェックのカラーに呼応するような無地がセレクトされているようです。
それにしても、この最高にキレイで繊細なグリーンとブルー!
そして、見事なグラデーション!!
素晴らしいですよね。
今回は「懐事情」からこのレンジで作ることは叶いませんが、どれも「いつか作ってみたい!」というカラーばかりです。
チェックが続きます。
いずれも「トラディショナルながらどこか洗練されているチェック」に仕上がっていると思います。
なので、作り方によってはとてもモダンな1着が仕上がると思います。
例えば、フォーマルテイスト強めのピークトラペル&シングルブレステッド1ボタンとか。
ノーフォークジャケットあたりで作ってカントリーに寄せてももちろん◎だと思います!
次はヘリンボン7マークが登場します。
ヘリンボンは「完全な無地だと少しつまらないかな?」という方にオススメです。
上でご紹介した完全な無地19マークに比べるとこちらはカラーリングが比較的クラシックですが、華やかなカラーの無地ならヘリンボンより完全な無地の方が映えるのでこれが「正解」だと思います。
だって、例えば「オレンジの無地」だったらオレンジという時点で「少しつまらない」という発想はまず出てきませんもんね笑。
また、その一方で、ブラック(1番下)があるのとひとひねりあるカラーが存在するのは嬉しい限りです。
ブラックツイードのジャケットって。。。
ちょっと、いやかなり魅力的ですもんね。
僕ならトラディショナルなシングルブレステッド3ボタンスタイルで作りたいです。
あるいは敢えてのノーフォークジャケットもいいかも!?
いずれの場合でも、同素材でキャスケットも作りたいですね。
W.Billとしてはかなり抑えたトーンのグレンチェック3マークが続きます。
このグレンチェック3マークは。。。
ジャケットはもちろんのことコートを作ると間違いなく超スーパー素敵でしょうね!
ジャケットの場合でもコートの場合でもワイドシルエットパンツを作ってセットアップしたらより一層ナイスに違いありません。
僕なら1番下のBlack & Whiteを選ぶでしょうか。
皆さんならどのカラーを選びますか。
次はオートミール3マークがコンパイルされています。
オートミールはヘリンボンとともに(一見無地っぽく見える)ツイードの代表柄なのですが、最近はかなり減ってきているので新鮮に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
*1番下はオートミールではないですね、失礼しました汗
他の「攻めた」色柄に比べると少し地味に見えますが、こういった渋い素材でクラシカルなジャケットを作るのも悪くないですよね。
きっと飽きのこない「一生モノ」が仕上がると思います。
最後にウインドウペーンが登場します。
前回のリニュアル時はウインドウペーンに新柄が多かった記憶があります。
僕もその中から1マーク選んでスリーピーススーツを作りました。
昨年はほとんど着なかったので今年はまたたくさん着たいです!
ちなみに、僕が作ったウインドウペーンは今回のリニュアルでドロップしてしまったようです。。。
もしかしたら人気がなかったのでしょうか?
いや、そんなはずはない!!
ともあれ、めちゃくちゃ残念です。
だって、もしドロップしていなかったら僕のスリーピーススーツを仕上がり見本としてお見せできるじゃないですか。
それはともかく、いずれもとてもいい感じですよね。
僕はこの中なら下画像の1番上:サックスブルーベースがお気に入りです。
前回もこれと悩んだんじゃなかったかな?
僕はこちらならバシッとモダンクラシックなスリーピーススーツを作りたいです。
ハードに打ち込んでいる素材ではありませんしW.Billもあくまでジャケットを推奨していますから、あまりボトムス(特にタイトフィットなボトムス)にはオススメできないのですが「どうしても!」という方がいらっしゃれば承りも可能です。
尻グリ等に工夫をして縫製します。
余談ですが、僕が3年前に作った(スリーピーススーツの)ボトムスはまだ生存しています!
以上がリニュアルされたClassic Shetlandの全マークです。
大充実の傑作コレクションですよね。
冒頭でも書きましたが、ご来店の際にはぜひともじっくりチェックをしてみてください。
続いて、61マーク中僕が「これは作りたい!」と思った/思っている素材を「単独画像」でご紹介します。
まずは既に僕が自分用に着分を購入した&冒頭にコンパイルされているBlue & Redのグレンチェックです。
なかなか僕の拙い技術と古い携帯電話(iPhone 11Pro)だと実際のカラーを正確にはお伝えできないのですが、このグレンチェックは本当に最高です!
まだ数日は着分が店頭にあると思いますので、タイミングが合えばぜひとも見てやってください。
無地をところで「これ、作りたいな〜!」と強く思っているカラーがあると書きましたがそれは ↓こちら↓です!
ヴィヴィッドでパッショネイトなレッド!
サイコーです。
僕はこちらでモダンクラシックなジャケットを作りたいです。
が。。。
作りたい素材が他にもたくさんあるので、そしてこのバンチブックからは既にひとつ上でご紹介したグレンチェックをセレクト済みなので今年はもう無理かな??
来年まで残っていれば作ろうかな?
最後にチェック3連発!
どれもすごく素敵で激しく作りたいです汗。
ジャケット、スーツ、コート、ネクタイ、キャスケットエトセトラ。。。
色々なアイテムが頭に浮かびます!
いずれも想像力が駆り立てられる傑作チェックだと思います。
皆さんのお気に入りと一致しましたか?
もし1マークでも一致していたら嬉しいです。
以上です。
いやはや。。。
新作バンチブックが届くとやっぱり心躍ります!
そして、新作バンチブックを端から端までチェックしている時は正に至福です!
そしてそして、いつくかに候補を絞ってあれこれ仕上がりをイメージする行為は堪らない快感です!
店頭には既に30冊強の新作が入荷済みです。
ぜひとも皆さんもチェックしにいらしてください。
次回はDRAGOの予定ですが、その前にオーダーメイドシャツ用新作素材を一気にご紹介します。
そちらもぜひぜひ乞うご期待ください。
1st. Sep. 2024
Ryoji Okada
いよいよ今日で8月も終わりです!
皆さんはどんな1ヶ月を過ごしましたか?
皆さんが楽しく幸福な1ヶ月を過ごせていたなら嬉しいです。
さて、何度もこのDiaryで書いている通り、小売店主たるもの「自分たちでは変えられない要素」をセールス不調の原因に挙げては絶対にいけません。
僕がこれまで頻繁に見て/聞いてきたその際たるダメな例は「天気が悪く集客が厳しかった」です。
実際に天気が要因なのは分かるけれど、天気は自分たちでは変えられない訳で、それを原因にしたら「打つ手なし」と白旗を上げるようなものですから。
ちなみに、2024年8月の商況は。。。
猛烈な暑さと線状降水帯や台風の影響もあってか極めて厳しかったです。
はい、最もダメなパターンの言い訳ですね笑。。。
これではまったくいけません!!
来年以降夏はもっと厳しくなるかもしれませんしね、対応しなければ。。。
が、しかし、その間に明日から始まる2024-2025 Autumn/Winterシーズン(業界の通例にならって我々は9月をAutumnn/Winterシーズンの初月と位置づけています)に向けた準備はかなりしっかりできたと思います。
なので、明日から(いや今日から!)の千客万来に大いに期待したいと思います!
皆さまのご来店を心よりお待ち申し上げております。
Go! LOUD GARDEN!
ところで。
「夏」といえば。
今日は涼しげかつ軽快かつダンディなサマースーツをご紹介します。
大学時代からの友人、超スーパー博識でダンディ極まりないO君がオーダーしてくれたスーツです。
超暑がりのO君ですが、今週もきっとこのスーツでバシッとキメてクールに仕事をしたことでしょう!
いや、さすがにこのスーツでももし日中に商談等で外出したら汗だくですね。。。
とにもかくにも、ご覧の通り最高にスマートでハンサムに仕上がりました。
自信作です!
では、早速ご紹介します。
↓こちら↓ です。
Summer Eleganceをテーマに、高級イタリアンミルが集結している北イタリアのビエラ地区を拠点に40年以上の歴史を持つ「CottonやLinenといった天然繊維のスペシャリストSubalpino/スバルピーノ」による*コードレーン素材でお作りしたスーツです。
*コードレーン:「先染めの細番手糸とホワイトの太番手糸を交互に配した経糸(タテイト)」と「ホワイト&細番手の緯糸(ヨコイト)」で織り上げられた「ホワイトの縦畝が特徴的な清涼感あふれるトロピカル(平織)の織物」。シアサッカーほどちぢれ/凹凸がないとてもスマートなサマーシーズン向けのスマートカジュアル(現代においてはとてもドレッシーな)素材です
こちらはコンテンポラリーなコードレーンとでも評しましょうか、「クラシック:典型的なブルーとホワイトのコードレーンストライプ」と「モダン:Polyurethaneを2%混紡したことによる優れたストレッチ性」が見事なハーモニーを奏でた素晴らしい逸品です。
そんな逸品をシックかつスポーティに「料理」したのがこちらのスーツです。
具体的には「ナロー巾:7.5cm巾のセミノッチドラペル + シングルブレステッド2ボタン + アウト/パッチスタイルのウエストポケット + マニカカミーチャ(シャツ袖)」のジャケットと「ドローストリングとサイドエラスティック入りのイージーパンツスタイル + 1アウトプリーツ + 渡り巾35.0cm/膝巾24.5cm/裾巾17.5cmのテイパードシルエット + 5.0cm巾のターンナップボトム」のボトムスです。
結果、テーマであるSummer Eleganceを完璧に体現した1着が仕上がったと自負しています!
O君はピックアップ/試着の際にストローハットをかぶっていましたが抜群の相性でした!
というか、ストローハットと合わせてこそSummer Eleganceが完成していました。
ちなみにそのストローハットは。。。
もちろんLOUD GARDENメイドのスカルハットです!
ロックなスカルハットでSummer Eleganceが完成するというのもいかにもLOUD GARDENらしいですよね。
とにもかくにも、O君、いつも動く/歩く広告塔になってくれて本当にありがとうございます。
「軽快さを追求した毛芯なし/肩パッドなし/大身返し/観音開き背裏仕様」「贅沢な光沢が美しいマザーオブパール(白蝶貝)ボタン」「こりにこったスリーヴボタン:5個ボタン/大きさ違いボタン/リアルボタンホール(本開き切羽)/スランテッドボタンホール」といったオーダーメイドならではのエキサイティングなディテイルも見逃せません。
では、そのディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。
胸部の「寄り画像」です。
シャープなセミノッチドラペル。
品格を感じさせるピックステッチ。
ホワイト無地のフローラルジャカードライニングを利用してポケットスクウェア/チーフ代わりに出せるように作った胸ポケットの袋地。
軽快なマニカカミーチャ。
この画像だけでも盛り沢山です!
そのマニカカミーチャです。
「雨降り」もいい具合ではないでしょうか。
上述の通り、マニカカミーチャということもあり肩パッドもたれ綿も「なし」にしています。
ポケットです。
美しいラウンドシェイプと丁寧なピックステッチに職人技を感じます。
身返し(ミカエシ:前身頃の内面)です。
上述の通り大身返し仕様にしました。
通常の仕立て:本台場仕様より若干表地が多くなりますが、このスーツは毛芯を排していますしWool系素材に比べてハリが少ないCotton + Polyurethane素材ですから大身返しが「正解」だと思います。
バックライニング(背裏)は観音開き式のハーフライニング仕様にしました。
バックライニングは完全に排することも可能ですが、着脱時のスムースさを考えたらこのように少しでもおつけすることをオススメしています。
こちらの「観音開き」は一般的な「背抜き」仕様より手間が掛かりますが、その分着心地にも優れます。
具体的には腕を前に出した時や前傾姿勢になった時にバックライニングのテンションが左右に分散されるため着心地が良好になります。
このスーツは表素材と相性がよく涼しげなホワイト無地のフローラルジャカードライニングを使用しました。
また、職人の矜持を感じさせる丁寧なピックステッチも嬉しい限りです!
スリーヴボタンです。
はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
ボトムスのトップです。
「内紐仕様のドローストリング」と「サイドに内蔵したエラスティックラバー」がポイントです。
ドローストリングは表素材に合わせてホワイトにしました。
また、「内紐仕様」と「ベルトループつき仕様」により「ベルトをするとイージーパンツということが分かりにくくなる」ところが「ミソ」です。
以上です。
O君いつも本当にありがとうございます。
少し涼しくなったらぜひとも暑気払いの一献に参りましょう!
9.7 Satもぜひ!!
31st. Aug. 2024
Ryoji Okada
老眼鏡を買いました。
お得意様にも時々話しているのですが最近老眼が進んでいて、例えば閉店前くらいに御礼状を書いていると自分で書いた文字が読めないなんてこともあります笑。
「これではいかん!」と思いながら半年くらいでしょうか?
いやもうちょっとかな?
いずれにしても「老眼鏡を買おう!」という思いは少し前からありました。
が。。。
しかし。。。
いざ買おうと思ったら、なかなか気に入るのがなくって。。。
「できればカモフラージュ柄がいいな〜?」なんて煩悩を発動させるからそうなる訳ですが、それでもやっぱり見た目も重要なこの業界にいる訳ですから気に入るのが見つかるまで買うのは控えていました。
webでリサーチした限り、カモフラージュの老眼鏡はふたつのブランド?ショップ?がリリースしています。
高価ではないのでオンラインで購入してもいいのですが、やっぱり実際にかけてみてから決めたい!
という訳で、おととい渋谷に出る用事があったのでそのついでにふたつのうちひとつのショップに行ってきました。
老眼鏡コーナーに行ったらwebで見たブツありました!
「おお、これはすげーいい感じじゃねーか!」と買う気満々になりました。
しかしながら!!
全然似合わなかったのでやめました笑。
そして、他にもいろいろなデザインの老眼鏡があったので試した上で最も似合うと思ったウェリントンタイプを購入しました。
セルがかなり厚め?太めのいわゆる黒縁です。
まだ買って2日目ですが気に入っています。
そして、やっぱり実店舗に行って/オンラインで買わなくてよかったと思っています。
度数(でいいのかな?)は1.0にしました。
以前度なし眼鏡を集めていた時期がありましたが、眼鏡ってやっぱりナイス&楽しいファッションアイテムですよね!
また気に入る老眼鏡が見つかれば買い足したいと思います。
ところで。
「ブツ」といえば。
今日から数日をかけて先週金曜日に入荷したオーダーメイドシャツ用の新作コレクションを魂込めてご紹介します!
と思っていましたが、諸般の事情を鑑みてそれはあさってからにしました。
もし万一期待していた方がいたとしたら大変申し訳ありません。
して、諸般の事情とは。。。
今回入荷したオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介は恐らく合計6日くらいが必要になりますし、始めたら極力連続でやりたいと思っています。
となると、軽い内容を心がけている定休日や緊急の告知等が入る可能性があることを考えると1週間以上は他のネタやブツのご紹介ができないことになります。
はい、つまりその前にどうしてもご紹介したいネタがあるのであさってからにしました。
あとは、8月も残り2日間なのでキリよくというのもあるかな。
いずれにしても、オーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介はあさって:9.1 Sunから、今日と明日は別のスーパーホットなネタでいきます!
今日はタイトルにある通り、いよいよ開幕が迫った2024-2025 Autumn/Winterシーズン向けのバンチブックご紹介第一弾:スペシャルライニングをお届けします。
超スーパーホットなコレクションに仕上がっていますので、ご来店の際はぜひとも最初から最後までじっくり見てやってください。
では、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
「比類なき圧倒的なライニングコレクション」も自慢のひとつである、そして業界内でも「あそこはライニングのバンチブックをかなり持っているらしい」と評判(のようです)のLOUD GARDENに新たなスペシャルライニングコレクションが登場しました!
今までにないタイプのクリエイティヴなプリント52マークと鮮やかな無地7マークの極上コレクションです。
品質はなんと希少な100% Cupro/キュプラ、しかもプリントライニングには珍しいmade in Japanです。
先日、独自ルートで原反を確保した希少な “56% Cupro + 44% Cotton” camouflage liningをご紹介した時にも書きましたが、現在Cuproライニングは欠品が相次いでいます。
原因は2022年4月に起こった宮崎県延岡市にある旭化成さんの*ベンベルグ工場の火災です。
*ベンベルグ:旭化成さんが同社生産のCupro製品につけた商標です
紡糸工程から出荷して工場がほぼ全焼、現在でも完全な再建ができていない状況だそうです。
今年7月の報道によれば「様々な手を打って昨年秋にはピークの7割程度まで生産能力を戻している」ものの、延岡市の工場で火災以前と同規模の生産再開ができるのは2026年4月になるとか。
完全再建まで4年とは。。。
また、報道には「追加」の復旧費用が数十億円とあったので、総額はその数十億円をはるかに超えているということになります汗。
ある程度は保険で賄えているのかもしれませんが、4年の機会ロスも含めいろいろな意味で恐ろしい火災でした。
人的被害がなかった(と聞いています)のが唯一の救いでしょうか。
ただ、完全な再建をする方針が決まったのはよかったです。
「再建断念か?」という噂もありましたから。
というかくかくしかじかがあり、欠品が相次いでいます。
ちなみに、上述の通り生産能力自体は7割程度まで戻しているとのことですが、定番の無地コレクションやLOUD GARDENでも人気が高いジャカードコレクションのストックが復活している模様は皆無です。
そういえば、数年前に縁あってお話しした大手アパレル会社Oの調達担当さんが「キュプラはより高単価で売れる車の内装に流れているようです。アパレルは儲からないって嘆いていましたよ」と仰っていました。
それから、報道によれば「インド、欧州、中国向けの輸出が好調で度重なる値上げ要請をしても需要が落ちていない」そうです。
という背景もあってなかなかライニング用のストックが復活しないのかもしれません。
Cupro繊維は旭化成さんの専売特許的な状況になっているので、他に作っている会社がない/少ないのも痛いところです。
という現状の中、今回100% Cuproのバンチブックが新たに登場したのは本当に嬉しい限りです。
個人的にはクリエイティヴなプリント52マークに惹かれますが、実は無地7マークこそが重要かもしれません。
なにせ、A WORKROOM時代から1マークも品切れなく展開していた&軽く合計100マークを超える100% Cuproの定番無地コレクションが現状ほぼ全マーク欠品中ですから。。。
とにもかくにも、最高に素晴らしい、そしてとても嬉しい新作が登場しました。
ちなみに、定番無地コレクションやジャカードコレクションのストックが復活しないのにこのコレクションが登場した理由ですが。。。
某問屋さんがリスクを取って、我々がP下(ピーシタ)などと呼ぶ「生機(キバタ):プリント/ピースダイ(後染め)を前提にしたホワイト無地の原反」を大量発注してそれにプリントしたからだそうです。
超大量のマーク数が存在して小刻みなフォロー生産が求められる定番無地コレクションやジャカードコレクションは諸々の事情から現状はまだ復活が難しいのでしょう。
◆アップチャージ:胴裏¥11,000~/袖裏¥5,500~
*国産ですがスペシャルコレクションのためアップチャージをいただきます
*インポートのライニングコレクションに比べてアップチャージ金額は控えめです
では、まずはクリエイティヴ極まりないプリント52マークを一気にご紹介しましょう!
いかがでしょうか!?
今までのスペシャルライニングコレクションにはないタイプかつ最高にエキサイティングなプリントが多いですよね?
僕は最初のハートシリーズ、上から8番目のサーカスシリーズ(←こちらは柄ですがとにかくカラーリングが◎だと思います!)、上から9番目のカモフラージュシリーズ、上から10番目のバンダナシリーズ(←こちらは柄合わせ等が問題になりそうですね。。。)あたりがかなりツボです。
他には。。。
上から2番目のMissoni風プリントとレオパードプリントも間違いないロックテイストがいいですね。
上から8番目のペイズリーも超いい感じですが、ペイズリーは従来のスペシャルライニングコレクションにも多数コンパイルされているのでこの2マークがベストかは熟慮が必要かもしれません。
下から2番目のパッチワークチェックもすごくナイスですよ!
コートに使ってみたいな。
そして、来春Linenのスーツを仕込む時には1番下のトロピカルシリーズを試したいです。
動物がお好きな方にはアニマルシリーズをオススメしたいです。
はい、ほぼ全マークに興味アリな僕です汗。
皆さんはどれがお好きですか?
無地7マークです。
いずれもピースダイで仕上げた無地です。
ピースダイならではの圴一でキリッとした「顔」がナイスですよね!
鮮やかな左4マーク:オレンジ・パープル・グリーン・サックスブルーも嬉しいですが。。。
上述の通り、定番無地コレクションがまだほとんど全マーク欠品中ということもありシックな右3マーク:ダークブラウン・ネイヴィブルー・ブラックがコレクションにコンパイルされているのは本当に嬉しくありがたいです!
リスクを取ってこの素晴らしいコレクションを作った問屋さんに感謝です。
以上です。
いかがでしょうか?
コレクションの素晴らしさとCuproライニングの背景。。。
「いち早くこのバンチブックをご紹介したい!」と僕が思った理由がお分かりいただけたでしょうか。
もしお分かりいただけたとしたら至極幸いです。
LOUD GARDENが現在取り扱っているライニング用バンチブックはLBDのP&F Linignsが1冊、HFWのFlashが4冊、Bernstein & BanleysのPrinted Lining Collectionが1冊、TCSが1冊、Craftechが1冊、そして今日ご紹介した1冊の合計9冊になります。
*Flashは4冊ありますがvol.1は以降の3冊とかぶりが多いので実質的には3冊が正解かもしれません
9冊もあると全部チェックするのは大変です。
が、いずれも個性が異なる&見ているだけでもすごく楽しい気持ちになれる超ウルトラエキサイティングなコレクションですので、ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックしてみてください。
なお、LBDもHFWもBernstein & BanleysもUKマーチャントです。
UKマーチャントの品質は基本的にViscoseです。
30th. Aug. 2024
Ryoji Okada