正式なアナウンスは後日する予定ですが。。。
2023年のリペア/リメイク受付はあさって:12.6 Wedで終了します。
というのも。。。
リペア工房とスペシャルなリペア/リメイクを受けてもらっている職人がともに「現状仕事がパンパンで仮に今承っても年内はまったく手をつけられません」という状況だからです。
また、LOUD GARDENもですね、ここ最近は日々一喜一憂、忙しい日ばかりではないものの、ビッグセールをスタートさせる予定の12.11 Mon以降はバタバタっと忙しくなる予定です。
*忙しくならないと困ります汗
そして、実際にそうなるとリペア/リメイクのご相談・受付に使える時間も少なくなってきます。
リペア/リメイクは確かにロマンがあるけれどあくまでやっぱり「サーヴィス兼(利益の少ない)副業」ですから、そちらを懸命に承るばっかりに「本業(小売業)」が疎かになるようでは本末転倒ですものね。
つきましては、誠に勝手ながら緊急的なリペア/リメイク以外は12.6 Wedまでか来年の1月中旬(あるいは下旬)以降にお願いします。
*受付再開時期についてはまたお知らせします
また、このDiaryではもちろん公式websiteや各種SNSや紙媒体に繰り返し書いていますが、12.6 Wedまでにお持ちになる場合も必ずクリーニング後/クリーニングタグがついた状態でお願いします。
理由については繰り返しませんが「クリーニン済みとクリーニングタグ付き」は必須です!
以上、ご理解いただければ大変ありがたいです。
ところで。
「あさって:12.6 Wedまで」といえば。
現在絶賛開催中の¥2,200 off for “Wrinkle Free Shirt” campaignもいよいよ残り開催期間が3日間となりました。
会期はあさって:12.6 Wedまでです。
先日ご来店くださったシャツファクトリーの常務さんから聞いた話ではシャツファクトリーさん自体も厳しい商況だとか。
そして、「諸々の価格高騰でスーツやジャケットの値段も上がっているじゃないですか。なので、シャツはいいか!となるお客様が多いと聞いています。岡田さんのところも昨年に比べてシャツの受注はイマイチですが実態はどうですか?」とも聞かれました。
う〜〜ん。。。
考えたこともなかったけれどそういう側面はあるのかもしれません。
ここ最近開催したオーダーメイドシャツのキャンペーンは4回連続で「大成功!」がありませんでしたから。
その一方で全体の受注金額自体は昨年よりかなり良好ですから。
でも、僕の肌身感としては、LOUD GARDENに限れば金額面で「シャツはいいか!」ではなく、より一層のカジュアル化で「(カチッとした)シャツはいいか!」という背景が大きいのかな?とも思ったり。
今までスーツとジャケットだとスーツの方が圧倒的にご注文が多かったのですが、今シーズンはA WORKROOM時代から考えても初めてジャケットの方が多くなりました。
その事実もより一層のカジュアル化を物語っている気がします。
4回のキャンペーン中で最も「ドレス度」が高い今回のキャンペーンが最も苦戦している事実も、一応は上記の理由で説明がつくと思います。
まあ、でも、「ナイスキャンペーン!」と自信を持って開催している訳ですからね、説明がつこうがつかなかろうがそんなことはある意味でどうでもいいのもまた事実です!
1日100枚のシャツを売る店でもないですから、おひとりでもおふたりでも我々が自信を持って開催するキャンペーンが「刺さる」お客様に熱いメッセージを送るのみです🔥
ということで、今日は「ご検討中の方がいらっしゃればぜひこの機会に!」というお願いも兼ねて再々告知をすることにしました。
具体的には ↓このようなキャンペーン↓ です。
—–
12.6 Wedまでの期間限定で「国産Wrinkle Free/リンクルフリー(形態安定)素材を使用したオーダーメイドシャツ」を「定価の¥2,200 off」にて承ります。
諸般の事情から普段はほとんどのキャンペーンで対象外となる人気素材です!
とてもお得なこの機会をぜひともご利用くださいませ。
—–
定価のスターティングプライスは上述のとおり¥14,300ですから、キャンペーン価格は¥12,100~になります!
とっても値頃感があるプライスですよね😉
*前回まで定価のスターティングプライスはTencel + Polyester素材:¥13,200だったのですが、そちらは全マーク完売してしまいました汗
Wrinkle Free素材は2枚キャンペーンには出てこない上に普段のキャンペーンでは対象外となることがほとんどですのでこれが最安値になります。
ぜひこの機会に!
もちろん嬉しいのは価格だけではありません!!
その高い機能性です。
それが証拠に今まで10枚以上作ってくださっている「この素材の大ファン」というお得意様がたくさんいらっしゃいます!
僕も何枚かWrinkle Free素材で作ったことがあるのですが、お洗濯後のケアが本当に楽チンなんです。
そして、「風合い」が通常の素材と遜色ないのも魅力です。
これは、LOUD GARDENで取り扱っているWrinkle Free素材の原料と加工方法によるところが大きいです。
具体的には上質な細番手原料を使っていること。
そして、紡績段階でWrinkle Free加工をしていること。
この2点です。
特に後者はとっても重要で、素材に仕上がった後や製織段階で加工をすると風合いが損なわれがちです。
が、糸になる段階/紡績段階で加工をすることで原料が持った豊かな風合いを極力損なわないように仕上げられます。
あ、もちろん前者も重要ですよね。
ひと昔前だと形態安定シャツ市場は100% Polyester素材がほとんどでしたもの。
その点、LOUD GARDENが取り扱っているWrinkle Free素材は100% Cottonが中心です。
100% Polyesterの素材もありますが、それはCOOLMAXのWrinkle Free素材(10マーク)のみです。
COOLMAXはPolyester繊維ですからこれは仕方がありません。
というか、COOLMAXシリーズの肌触りはすごく滑らかでまるで100% Cottonのごとしです!
とにもかくにも、とても素晴らしいコレクションですのでご来店の際にはぜひともチェックしてみてください。
今回お作りしたフライヤーをご紹介します!
残り3日間となった¥2,200 off for “Wrinkle Free Shirt” campaignをどうぞよろしくお願い申し上げます。
フライヤーでご使用したシャツをご紹介しましょう
どれもすごく素敵ですよね!
ご注文いただいた皆さまにこの場を借りて心より厚く御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
◆本日の一枚◆
昨日はSHANE MacGOWAN追悼しました。
改めて、世界は偉大なシンガーにしてコンポーザーにして詩人にしてパンクロッカーを失ってしまいましたね。
合掌。
という訳で、今日から再びそのSHANE MacGOWANと朋友関係にあったNICK CAVE AND THE BAD SEEDSの作品を。
今日は土曜日に堪能したLet love In(1994年作品)の次作Murder Ballads(1996年作品)です。
タイトル通りに殺人をテーマにした楽曲が揃えられた作品です。
例えば妻子を殺された中年男や嫉妬に狂った女に刺されて井戸に投げ込まれる男エトセトラ。
テーマがテーマですしいつも以上に重厚な作品に仕上がっているのですが、それがまた素晴らしいんですよね。
1996年という時代にこういう作品を提示するNICK CAVEの才気よ!
そして、殺人をテーマにすることによって愛を表現するNICK CAVEの創造力よ!
円熟を極めたバンドのパフォーマンスも最高です。
殺人がテーマしながらも荘厳な傑作、NICK CAVEにしかできない芸当ですよね。
PJ HARVAYやKYLIE MINOGUEがゲスト参加で花を添えているのも聴きどころです。
全編に漂うブルージーな感触も堪りません。
エンディングトラックがBOB DYLANのDeath Is Not The Endというのもいいですね。
完璧なエンディングだと思います。
では、そのKYLIE MINOGUEを迎えた5. When The Wild Roses Growのミュージックヴィデオをどうぞ。
確かこの曲がNICK CAVE AND THE BAD SEEDS最大のヒットソングなんですよね。
KYLIE MINOGUEパワー恐るべし!
4th. Dec. 2023
Ryoji Okada
昨晩は、僕の大切な友達で、LOUD GARDENのディープな顧客で、レジェンダリーなフォトグラファーのDENNIS MORRISとディナーに行きました。
はい、現在青山のagnès b. Galerie Boutiqueで<Bob Marley by Dennis Morris: Portraits of The King>というフォトエキシビションをやっている彼です。
火曜日まで日本に滞在しているのですが、今回はなかなかお互いのスケジュールが合わなくてゆっくり食事ができていなかったんですよね。
僕もまあまあ忙しいしデニスもすごく忙しいみたい。
忙しいのはいいことですけれどちょっと残念。。。
「まあ、今回はゆっくり話せなくても仕方ないか」なんて思っていたら、水曜日にふらりとLOUD GARDENに現れて「週末どう?」と提案してくれたので昨晩行ってきました。
ご夫人のIsabelle、そして日本における一番弟子的存在のJoji君と4人で川上庵に行きました。
最近の南青山は夜が早い店が多いので長時間とはいきませんでしたが、しっかりとPositive Vibesをもらいました。
なんだか。。。
ちょっとしたトラブルや心ない人による心ない言葉も糧にできるような気になりました。
そして、亡くなったSHANE MacGOWANについても話しました。
いい晩だったなぁ。。。
ところで。
「ディープ」
おとといに続き新作バンチブックをご紹介したいと思います。
1回目・2回目とエレガント極まりないイタリアンミルのバンチブックだったので3回目の今日はmade in EnglandのSuiting(スーティング:スーツ素材)がコンパイルされたバンチブック、すごくディープなコレクションをご紹介します!
具体的にはDormeuil/ドーメル、John Cavendish/ジョンキャヴェンディッシュ、William Halstead/ウィリアムハルステッド、Savile Clifford/サヴィルクリフォードの「4社混」なバンチブックです。
特にWilliam HalsteadのCrown Flannelは白眉ですのでご来店の際にはぜひともじっくりご覧になってください!
では、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します💪
今日もまた皆さんが「おっ!?」と思う素材がありますように!
ではでは、早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
4社ともかなり個性が異なるマーチャント/ミル/ブランドです。
クリエイションにあまり共通項のない4社なので見ている分にはすごく楽しいと思います!
そして、皆さんの心にはどこの素材が「刺さる」のか?
とっても気になります。
つきましては、ご来店の際にはぜひともじっくりチェックしてくださいませ。
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「Dormeuilの上から3番目のストライプはどういう感じの全貌?」とか「これに近いチェックでmade in Italyの素材はある?」とか「とてもいい感じなのでこれで前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
それでは、前回・前々回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます😊
まずはDormeuilからいきましょう。
DormeuilのベストセラークオリティAmadeus 365の10マークです。
Amadeus 365は、AmadeusとともにDormeuilのシンボル的なボディのひとつであると同時に流行に左右されないクラシックさを大切にしたPrestige Suitingです。
具体的には、膨大にあるDormeuilのコレクション中で最も人気のあるAmadeusと同じ厳選されたSuper 100’s原料を使用、従来のAmadeusより緯糸(ヨコイト)を細くすることで軽量化をはかり、1年365日シーズンを問わず着用可能なウエイト/厚さ/素材感を実現したいわゆるFour Seasonsタイプの素材です。
*1年365日はヨーロッパでの感覚ですので日本では盛夏を除くオールシーズンといったイメージになります
「厳選された原毛」と「英国素材ならではのしっかりとした打ち込み」、そして「丁寧なフィニッシュ」による重厚な光沢と耐久性、優雅なしなやかさがその特徴です。
品質は100% Super 100’s Wool(260g/m)です。
Dormeuilの説明は。。。
不要だとは思いますが簡単に!
Dormeuilはパリに本社を置く世界最古のマーチャントです。
その歴史は1842年にイギリスから毛織物を輸入販売することから始まりました。
以降、「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」「Tonik等の歴史的傑作を複数リリース」といった数多くの逸話を残して現在に至っています。
上記の通りフランス企業ながらも創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックを英国のミルに織らせたり、1971年にはロンドンに1号店をオープンさせたり、英国ミルを傘下に収めたりと「英国色」が極めて強く、コレクションはそのほとんどすべがイギリスのハダースフィールドにある傘下のミルにて生産されています。
創業から181年。。。
紋章に刻まれている “domus optima domous amica(最高の品質を最高のおもてなしで)”という言葉のとおり、現在もトップマーチャントとして世界80カ国以上にその美しい作品を供給し続けています。
Amadeus 365の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
「グループ写真」の上から5番目のストライプ素材です。
この最高にダンディなグレイ!
そして、スタイリッシュ極まりない高貴なパープルとライトグレイのオルタネイトストライプ!
すごくかっこいい素材ではないでしょうか。
僕はこちらなら正統派のダブルブレステッドスーツを作りたいですね。
ぱっと見はすごくシックに見ると思うのでライニングはド派手にしたいです😎
パープルベースの華やかなライニングを探しましょう!
John Cavendish 2-1です。
John Cavendishは1988年創業のブランドです。
創業35年というとテキスタイルメーカー業界ではヒヨッコ同然ではありますが、にも関わらず既に世界中の一流テイラーおよび数多くのデザイナーズブランドにも供給を行うなど高い評価を得ています。
最大の特徴は、英国素材の持ち味であるハリとコシを残しながらもイタリア素材のような繊細さや優雅な光沢が表現された「英国素材とイタリア素材が高い次元で融合したかのようなテイスト」です。
その独特の立ち位置こそがまだ若いメーカーであるJohn Cavendishのプレゼンスを飛躍的に高めた主要因に違いありません!
副要因として強力な営業力とかもあるのかもしれませんが。。。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAに最も欠けている力ですね(汗)。
頑張らねば!!
それはともかく。
こちらは、90% Super 120’s Wool + 10% Silk(270g/m)のFour Seasonsタイプになります。
確かにイタリアンミルっぽい品質ですよね。
美しい光沢は10% Silkがかなり効いていると思います。
が、その手触りは上述の通り豊かなハリコシに恵まれています。
そして、色柄は英国っぽいクラシカルテイスト!
これは好きな人はかな〜り好きなだと思います!?
が、しかし、ハリコシは静止画像ではまったくお伝えが出来ませんし、10% Silkが効いている光沢も実際に素材を動かしてもらった方がより一層分かりやすいと思います。
つきましては、ぜひともご来店の際には実際に触って/動かしてみてください!
John Cavendish 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
クラシックながらもどこかヤンチャな感じがするグレンチェック!
とっても好きです。
個性的なグレンチェック + 極上の品質ですからぜひとも作ってみたいです。
具体的にはクラシカルなスリーピーススーツが作りたいですね!
そして、ジャケットとボトムスは時々セパレートして着たいです。
John Cavendish 2-2です。
こちらは2-1よりグレードが高い95% Super 130’s Wool + 5% Cashmere(260g/m)シリーズになります。
タイプ的には2-1と同じくFour Seasonsタイプの素材です。。
もう少し突っ込んで説明をすると、SilkではなくCashmereブレンドなので光沢については2-1の方がより強めですが、Cashmereゆえの豊潤な温かみはこちらに軍配が上がります!
また、こちらはWoolがより細番手になりますのでソフト感についてもこちらが優っているでしょうか。
加えて、ご覧の通り色柄はこちらの方がやや「遊び」があるでしょうか。
皆さんはどちらがお好みですか。
ご来店の際にはぜひともその辺の違いも楽しんでみてください😊
John Cavendish 2-2の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
「グループ写真」の上から7番目:ミニダイヤ織柄のネイヴィブルー無地です。
この織柄はすごく威厳があって素敵ですよね!
濃いめのネイヴィブルーもすごくいいと思います。
僕はこちらならちょっとしたフォーマルシーンでも着られる色気のあるスリーピーススーツが作りたいです。
具体的には「ピークトラペルの1ボタンジャケット」「ダブルブレステッドヴェスト」「2インプリーツのテイパードボトムス」といったスタイルのスリーピーススーツです。
また、カラー違いのブラックもすごくクールだと思います!
もちろん華やかな柄物も捨て難い魅力がありますよね😉
William Halsteadです。
William Halsteadはイングランド北部に位置するウェストヨークシャー州ブラッドフォードにて1875年に創業されたミルです。
「William HalsteadといえばMohair素材」と称される、そして「Mohair素材の大家的存在」とも呼ばれるWilliam Halsteadですが、今シーズンはCrown Flannelという気合の入った名前の素晴らしいフランネルをリリースしました。
昨今はフランネルすらも「軽くてソフト、そして薄め」という要素がキイワードになっていますが、このCrown Flannelはその逆を突き進む「よき意味で時代遅れ」な逸品です。
もう少し突っ込んで説明をすると。。。
Crown FlannelはWilliam Halsteadの地元であるウェストヨークシャー州で紡績された短繊維糸を使用した紡毛フランネルです。
最近はフランネルも梳毛が増えてきていますが、そしてそれはそれで悪くないのですが、やはり本来は紡毛ですよね!
僕はそう思います😊
もちろん特徴は短繊維糸を使用した紡毛というだけではありません。
「フィニッシュ工程で表面を掻く事で表現している独特のふっくらとした滑らかな肌触り」「450gとやや重めのウエイト」「昔ながらのしっかりとした打ち込み」といった豊かな特徴も併せ持つ、クラシックなイングリッシュスタイルがお好きな方でしたら堪らない会心作だと思います!
こういったフランネル素材を生産すること自体はそこまで難しくないのかもしれません。
が、だとしても、この時代に敢えてこのボディを15マークも取り揃える心意気に敬意を表したい気持ちでいっぱいです!
お金があれば全マークで何かしらを作って妻にこっぴどく叱られたいです笑。
上:柄物8マークです。いずれもクラシック柄。その潔さやヨシ!ですよね。
下:無地7マークです。完璧なカラーヴァリエーションだと思います!
William Halsteadの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上画像の上から2番目のストライプです。
絶妙にグレイッシュなブルー!
そして、約2.5cm巾のチョークストライプ!!
そしてそして、Crown Flannelボディ!!!
最高以外の何物でもありません!
僕はこちらでクラシカルだけれどエッヂの効いた遊びがあるスリーピーススーツを作ってみたいです。
ということは、お得意の 「縦横斜め」な ↓こちら↓ でしょうか!
ジャケット:セミノッチドラペル・シングルブレステッド&段返りの3ボタン・スランテッド/ハッキングポケット・サイドヴェンツ・ホリゾンタル裁断したアウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)
ヴェスト:ラペルレス・シングルブレステッド6ボタン・前身頃の上前(ウワマエ:左手側)を正バイアス裁断/下前(シタマエ:右手側)をホリゾンタル裁断・腰ポケットはヴァーティカル裁断
ボトムス:ベルトスープレス&サイドアジャスター付き・2インプリーツ・テイパードシルエット・6.0cm巾のターンナップヘム
といった感じ。
はい、前回:FTDの120th Anniversary 16.0μ 2Plyでも書きましたが以前にSmith WoollensのBotanyに収録されているバンカーストライプで作ったデザイン/スタイルです。
あるいは先日ご紹介したReversible Balmacaan Coatの片面にもアリかもしれません!
とにかく何かしらを作ってみたい素晴らしい素材です。
Crown Flannelはもちろんのこと、今日全体のイチオシでもあります!
最後にSavile Cliffordです。
Savile Cliffordは1899年創業、現在は大手マーチャントScabalの傘下に入っているモダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。
昨年のこのバンチブックでは3マークに激減していましたので「あれ?そろそろフェイドアウトかな?」と寂しく思っていましたが、今シーズンは11マークと復活気味です。
Savile Cliffordの素材で作ったことは一度しかないのですが好印象だったのでこの傾向は嬉しい限りです。
ご覧の通りいずれも無地です。
上3マーク:Solaroタイプのヘリンボンです。いずれもとても複雑かつ繊細なナイスカラーです。
上から4番目と5番目:シャークスキンタイプの無地です。通常のシャークスキンより柄出しが強めで個性があり少々モード感のある「顔」に仕上がっているのが◎だと思います。
下6マーク:微妙に組織が違う素材もありますが完全な無地です。
いずれもクリアカット素材、品質は100% Wool(250g)です。
ウエイトは比較的軽いのですがしっかりと打ち込んでいるのでFour Seasonsタイプという感じではなく「秋冬 + 春先 = 2.8シーズン」くらいお召しになれるボディだと思います。
Savile Cliffordの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
上から3番目のグレイヘリンボンです。
上述の通りこちらはSolaroタイプの素材です。
Solaroとは20世紀初頭にSmith Woollensが「経糸が表面に、緯糸が裏面に強く出る織物の特性を利用して熱帯の植民地にいる英国兵士が紫外線から肌を守るために開発したSun Cloth」のイタリア的表現です。
具体的には紫外線を反射する明るめのカラーを経糸に、着用者の肌を少しでも守るために暗めのカラーを緯糸に使用して織り上げられた素材です。
こちらは経糸にグレイを緯糸にネイヴィブルーを使用しています。
その経糸・緯糸使い由来の繊細かつ華やかな玉虫効果が美しくも楽しい素材です。
僕はこちらならモダンクラシックなスリーピースあるいはバルマカーンコートを作ってみたいです。
以上です。
もし皆さんが「お!」と思えるナイス素材があったなら嬉しい限りです😊
次回は同じmade in EnglandのSuiting、あるいはJacketing(ジャケッティング:ジャケット素材)をご紹介したいと思います!
乞うご期待ください。
◆本日の一枚◆
という訳で、NICK CAVE & THE BAD SEEDSはお休みして、今日は昨晩デニスが話してくれたSHANE MacGOWANの話を思い出しながら本作を聴こうと思います。
THE POGUESから離れて3年後にリリースされたSHANE MacGOWAN AND THE POPES名義のソロデビュー作品The Snake(1994年作品)です。
THE POGUESの諸作品に比べるとややロック色が強いでしょうか。
あと、やっぱり濃度は薄いかな。
でも、まあTHE POGUESの傑作たちと比べるのは少々酷ですよね。
復活作としては十分な快作に仕上がっていますし、詩人としての素晴らしさは非の打ち所がないレヴェルですし。
長く一緒にやってきた仲間と袂を分かって新たなスタートを切った本作こそSHANE MacGOWANを偲ぶのには最良と思いました!
では、どなたかがアップロードしてくれた8. The Snake With Eyes Of Garnetのスタジオライヴ動画をどうぞ。
あらゆる反逆児のスーパーヒーローSHANE MacGOWANよ、安らかに!
3rd. Dec. 2023
Ryoji Okada
昨日の夕方「大岡弘晃個展:冬の光は虹の束@青山海蔵寺」のオープニングレセプションにちらっと顔を出してきました。
その際に作品も拝見したのですがとても素敵でした。
音楽はともかく、アート作品を見る目にはまったくもって自信がない僕ですが「ああ、なんだか温かくってクリエイティヴだな!」と感じました。
いよいよ明治神宮外苑のイチョウ並木も「本気」を出しているようですし!
ぜひとも今週末は「アート → 紅葉 → LOUD GARDEN」のゴールデンルートをお愉しみください。
ちなみに、会場は青山海蔵寺の2Fにある比較的小さなスペースです。
1Fで「あれ?やってない?」と諦めずに階段を上がってください!
ところで。
「クリエイティヴ」といえば。
LOUD GARDEN創業メンバー大川さんと僕のクリエイティヴ活動の結晶でもある “♡ Camo”!
ご案内の通り2023年はc/# RWGBとc/# FYの2カラーを作りました。
いずれも決して誇張ではなく大変好評です!
それが証拠に、今までたくさんのスーツやジャケット、コートを作ってくださっている(けれど “♡ Camo” silkとは無縁だった)複数のお得意様が初めてライニングに採用してくださったりエトセトラ。
カラー選定に難航してリリースが遅れたせいもありまだ在庫はありますが、もし例年のようにロックの日(6.9)前後にリリースできていたらc/# RWGBは既に完売しているのでは?と思えるくらいです
何度かこのDiaryでも書いている通り「年内に完売したら超優秀」なんですよね。
という自慢の2カラーに加えて少しだけ在庫が残っていた2022年カラーc/# Brownの3カラーでポケットスクウェア(チーフ)を作成していたのですが、それが遂に昨日完成しました!
↓こちら↓ です。
どのカラーも。。。
素敵ですよね〜〜〜!!
手前味噌ではありますが、全カラー欲しいくらい素敵だと思います
でも、枚数限定かつ追加生産をしない希少な既製品なのでもちろんお客様優先です。
もしも冬が終わる頃までに残っていたら買います!
という訳で、気になる方がいらっしゃいましたらぜひともこの機会にご購入くださいませ。
お取り置きも大歓迎です。
お取り置きは店頭での口頭/お電話/e-mail/SNSのメッセージ等で承っております。
*お取り置きの際は先にweb決済いただくか10日以内でのご来店をお願いいたします
では、全カラーを「個別画像」で見ていきましょう!
皆さんはどのカラーがお好きですか?
意外と2022年カラーのc/# Brownが一番使いやすかったりして笑。
以上です。
ギフトにも喜ばれている “♡ Camo” silkのポケットスクウェア!
どうぞよろしくお願いいたします。
◆本日の一枚◆
今日のNICK CAVE AND THE BAD SEEDS音源はLet love In(1994年作品)です。
THE ROLLING STONESの新譜を聴いている日々のどこかで「THE問題」について書いたと思います。
THE ROLLING STONESという表記とROLLING STONESという表記の違いについての問題ですね。
どちらも同じ意味で違いなどないということは分かるのですが「それなら統一した方が分かりやすくない?」という疑問でした。
とっ散らかった性格ですし、血液型占いなど信じませんが。。。
いかにもA型らしいですよね笑。
そして、同じように僕を時々悩ませる「&/AND問題」。。。
僕の知る限り多くのバンドはANDを使っている。。。気がします。
でも、その中の少なくないバンドが時々&になります。。。
「&使い」の代表格は、BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BANDとJOHNNY THUNDERS & THE HEARTBREAKERSあたりでしょうか。
ちなみにNICK CAVE AND THE BAD SEEDSはその時によって違っていて、多くの場合は&なのですが本作(+数作品)はAndです。
BOB MARLEY & THE WAILERSやSLY & THE FAMILY STONEも同パターンかな?
あ、ということは「&使い」の方が一般的なのかしら?
いずれにしてもです、「THE問題」ほどではありませんが僕にとってはややこしいのです。。。
でもまあ、美意識の塊のようなNICK CAVEが両方使っている訳ですからね、これはもう完全にどっちでもいいというのがよく分かる訳ですが、それでも個人的には「統一して欲しい!」と思ったりもします。
細かなことが気になる性格なんですよね汗。
それはともかく本作です。
そのNICK CAVEの美意識が極限まで肥大したかのような美しくも儚い、そして妖艶かつ重厚な傑作に仕上がっています。
本作を最高傑作に挙げる人がいてもなんの不思議もありません。
では、シングルカットもされたオープニングトラックDo You Love Me?のミュージックヴィデオをどうぞ。
すんごい曲ですよね!
そして素晴らしい動画!!
さすがNICK CAVE以外のナニモノでもありません。
2nd. Dec. 2023
Ryoji Okada
久し振り(?)にNPBの話を。
昨日が「次年度(つまり2024年度)の契約保留選手名簿」の提出期限でした⚾️
契約保留選手名簿に名前がない選手は自動的に自由契約選手となります。
通常の年はほぼほぼ外国人選手の処遇のみが注目される訳ですが、今年はパワーハラスメント問題が明らかになった某投手がどうなるか?に注目が集まりました。
某選手は自由契約となりましたね。。。
そして、もうひとり注目を集めていたバウアー投手も自由契約になりました。
MLBに復帰する道筋が整ったのかもしれませんね。
カープはターリー投手とアンダーソン投手を名簿から外し、来季の契約を結ばないという発表をしました。
これで、今季在籍した外国人選手は既に退団が発表されているマクブルーム選手とデビッドソン選手も合わせて4人が退団、コルニエル投手以外全員リリースしたということになります。
コルニエル投手はドミニカのカープアカデミー出身ですから助っ人とはまたちょっと違う感じなので、「助っ人」は実質的に全員退団ということですね。
まあ、ターリー投手は年齢面・健康面に不安がありますし金額面で折り合いがつかなかったのかもしれませんし、アンダーソン投手は在籍した2年間で高評価できる成績を残せませんでしたから仕方がないです。
でも、ターリー投手はもしかしたらMLBから声がかかるかもしれませんし、アンダーソン投手もまだ若いですし大成する可能性はあります。
ぜひとも新天地で更なる飛躍を遂げてほしいですね。
かくかくしかじかで支配下枠の空きは4となりました。
石田投手獲得に動くのか?
MLBのウインターミーティングが日本時間の12.4 Mon-12.7 Thuで行われるのを待って剛腕投手を獲得するのか?
ふたりがチームを去るのは寂しいですけれど楽しみも増えました!
Go! CARP!
ところで。
「高評価」といえば。
遅れている新作バンチブックのご紹介を3日ぶりに!
2回目となる今日は、Loro Piana/ロロ・ピアーナおよびErmenegildo Zegna/エルメネジルド・ゼニアとともに世界3大ミル(毛織物工場)の一角を担う存在として世界中のビッグメゾンやトップテイラー(←注:LOUD GARDENを含む😎)から高い評価を得ている、そしてその極めてハイクオリティかつクリエイティヴィティに富んだコレクションが素晴らしく僕好みなFratelli Tallia Di Delfino/フラテッリ・タリア・ディ・デルフィーノ(以下FTD)の新作です!
FTDは1903年イタリアのビエラ地方Strona(ストローナ)に発祥し、今年120周年を迎えたイタリア屈指の最高級ミルです。
1903年といえば明治36年、英国王はエドワード7世だった時代です。
そう考えると一段とすごい歴史ですよね!
来年12周年を迎えるLOUD GARDENの10倍以上。。。
ちなみに1903年はツールドフランスの第1回大会、現行MLBのワールドシリーズの第1回が行われた年だそうです。
というFTDの最大の特徴は「高級織物」しか生まれえないその生産背景にあります。
具体的には、豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根付いてきた環境の中で「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱う」など常に最高級原料を使用、最新設備と伝統技術に基づいた一貫体制の下でFTDの生産は行われています。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、イタリア屈指との誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしていることも高い評価の源泉となっています。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得することで「エコフレンドリーな新機軸を打ち出す」など更なる躍進を遂げてますます存在感を増しているところも見逃せません。
このDiaryでも何度か書きましたが、僕はFTDの工場に2回ほど足を運んだことがあるのですが素晴らしい環境と最新鋭の設備に感動した記憶があります。
そういえば、最初に行った時に泊まったホテルが最高に素晴らしかった記憶もありますね。
またいつかビエラ地区を訪れる機会に恵まれると幸せなのですが。。。
能書きはほどほどにして早速ご紹介しましょう!
*μ=マイクロン
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです!
美しくスタイリッシュなSuiting(スーティング:スーツ素材)を合計69マークも収録した極めて優れた内容の極上バンチブックです!
最初から最後まで全マークが見所、抜粋してのご紹介はできなそうなので前回のDragoに続いて今日も全マークをご紹介します。
とはいえ。。。
2023年は我々にとって「勝負の年」「正念場」なので今回は特に様々な注意を払って写真撮影をしているつもりではありますけれど、それでもやっぱり実物の素晴らしさを100%表現できていない画像が少なからずあると思いますし、69マークをすべて個別画像で見せることも叶いません。
つきましては、ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみてください!
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「120th Anniversary 16.0μ 2Plyのグレンチェック2カラーをもう少し質感が分かりやすい写真で見てみたい」とか「これに近いストライプフランネルでmade in Englandの素材はある?」とか「”Old Sartoria”のヘリンボンがよさそうなので前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
それでは、前回と同じように冒頭から「同シリーズの複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます😊
まずは冒頭に収録されているニューボディ:120th Anniversary 16.0μ 2Plyから。
名前の通り、120周年を記念して織り上げられたアニヴァーサリーコレクションです。
高級ウール原毛の中でも特に希少で高価な16.0μ原毛を使用して110番手双糸という極上の糸を引き、経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともにその110番手双糸(ソウシ)を打ち込んだ至高のボディです。
最大の特徴は「最高級素材」と呼ばれるものの多くは緯糸に単糸(タンシ)を使用するケースが多い中、こちらは緯糸にも経糸と同じ110番手双糸を使用している点で、その風合いは数字では語れない素晴らしさがあります。
細番手糸を扱うテクニックは世界でも屈指と評されるFTDだからこそなせる究極のコレクションです。
この画像で見ると色柄のせいかやや英国風の素材に見えるかもしれません。
が、触ってみるとイタリアンミルの最高峰が生み出したいかにもイタリア的な「至高のボディ」というのがすぐにお分かりいただけると思います。
つきましては、ご来店の際には是非とも触れてみてください😌
当然のごとくかなり高価ですけれどこれはぜひとも作ってみたいです!
120th Anniversary 16.0μ 2Plyの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です!
この美しいブルー!
そして、約1.9cm巾と絶妙にクラシックな巾のピンスストイプ!!
そしてそして、至高のボディ!!!
最高中の最高ですよ、はい。
1番上のグレイも捨て難いですし、上から4番目のグレンチェックとその下のプレインでジャケット + ボトムスを作ってみたい気もします。
ですが、2023.12.1 Friの「僕の気分」は断然こちらのブルーストライプです。
僕はこちらでクラシカルだけれどエッヂの効いた遊びがあるスリーピーススーツを作ってみたいですね。
ということは、お得意の 「縦横斜め」な ↓こちら↓ でしょうか!
ジャケット:セミノッチドラペル・シングルブレステッド&段返りの3ボタン・スランテッド/ハッキングポケット・サイドヴェンツ・ホリゾンタル裁断したアウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)
ヴェスト:ラペルレス・シングルブレステッド6ボタン・前身頃の上前(ウワマエ:左手側)を正バイアス裁断/下前(シタマエ:右手側)をホリゾンタル裁断・腰ポケットはヴァーティカル裁断
ボトムス:ベルトスープレス&サイドアジャスター付き・2インプリーツ・テイパードシルエット・6.0cm巾のターンナップヘム
といった感じ。
はい、以前にSmith WoollensのBotanyに収録されているバンカーストライプで作ったデザイン/スタイルです。
あの時はネイヴィブルーとチャーコールグレイをカラー違いで作ったんですよね。
この素材でもそうしたいところですが懐事情的に絶対無理ですのでもし作るとしたらこちらのブルーにします!
ライニングは “♡ Camo” silk c/#BWGBにしたいですね!
新作 “♡ Camo” silkはまだ「残布パッチワークブルゾン」でしか使えていないので完売する前に使っておきたいです。
ちなみに、もう2着か3着ご注文が入れば完売になる予定です汗。
続いて「時代を超えていく傑作」をコンセプトに昨秋デビューしたMonumentシリーズの17 Double Warpを。
「FTDのベストセラークオリティNapoliにも採用されている17.0μ原毛で仕上げた超細番手糸を使用した経糸」を「ダブルセット」という特殊な技法を用いて織り上げたボディです。
糸番手を太くせずに経糸をダブルセットすることで「エレガントな高密度」を表現したモダンレトロな素材ですね。
具体的には、肉感やハリコシは旧き佳き英国素材の世界観をまといながらも美しさやなめらかさは17.0μ糸ならではの優雅さを誇る「相反する要素を兼ね備えたラグジュアリーなコレクション」といったところでしょうか。
手にしていただければそのしっかりとした厚みとしっとりとした高級感あふれる質感が堪能できると思います!
そして、とてもユニークなアイディアの素材だと思います!
そしてそして、いずれのマークもカラーリングが美しいですよね😌
さすがは FTD。
品質は100% Super 130’s Wool(330g)です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
洗練を極めた無地もすごくいい感じですが僕はこのワイドストライプに心惹かれました。
1番上のパープルベースです。
その下のネイヴィブルーベースも素敵なのですが。。。
既に完売になっていました!
タイミングが遅れるとこういうことが起こりますよね。。。
くれぐれも来シーズンは早め早めにご紹介を始めようと思います。
それはともかくこの素材ですが、高貴なパープル(リリースにはテラコッタと書かれていますがどう見てもパープルです)にさりげなくもシックにブラウンのストライプが乗せられています。
素晴らしいカラーリングですよね。
約4.0cm巾のワイドストライプもすごくカッコいいと思います!
僕はこちらならダブルブレステッドスーツを作って高貴ながらもセクシーにキメたいです😎
次は同じくMonumentシリーズのOld Sartoriaです。
昨秋のデビュー時に「おお!」と感嘆したOld Sartoriaです。
その際には以下のように書きました。
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もし「これ、ヴィンテージ素材です!」と紹介されたら「そうなんだ!やっぱりヴィンテージは違うよね」とプロフェッショナルの僕でも騙される可能性が高い極めてクラシカルなニューボディです。
これだけの要素、具体的には「相当しっかりとした打ち込み」「スーパードライなハンドリング」「410gのヘヴィウエイト」という要素が揃っていたら騙されますよ、きっと😎
それはともかくとして。。。
こちらは本当に素晴らしい、ロマンあふれる逸品だと思います。
Honey WayシリーズのFlannel 350とともに今回の個人的な「目玉」です。
実はこのOld Sartoria、少し前に現代を代表するメゾンが「復刻」させたクオリティをベースに生まれたそうです。
なるほど、それゆえのこだわりてんこ盛りなのですね。
納得です。
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今秋は上の3マークと上から5番目が追加リリースされました。
その新規4マークはいずれもヴィンテージ感溢れる色柄が最高に素敵ですよね!
定番2マークもクール&シックですごくカッコいいと思います。
品質は100% Wool(410g)です。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
テラコッタカラーの糸とネイヴィブルーの糸を巧みに使ってSolaro/玉虫色効果を出したビッグヘリンボンです。
Solaroとは20世紀初頭にSmith Woollensが「経糸が表面に、緯糸が裏面に強く出る織物の特性を利用して熱帯の植民地にいる英国兵士が紫外線から肌を守るために開発したSun Cloth」のイタリア的表現です。
具体的には紫外線を反射する明るめのカラーを経糸に、着用者の肌を少しでも守るために暗めのカラーを緯糸に使用して織り上げられた素材です。
こちらは経糸にテラコッタを緯糸にネイヴィブルーを使用しています。
ヘリンボンはツイル(綾織)組織の一種、つまり一般的な織り方なので本来はテラコッタが「勝つ」のですが、この素材に限ってはご覧の通り角度によってはかなりネイヴィブルーが「勝って」きます!
素材というのは面白いものです。
実は、先日お得意様に「ネイヴィブルーの素晴らしい素材です!」とオススメした後になってテラコッタカラーも入っていることに気が付きました汗
もっとしっかり見ないといけませんね。。。
H様、誠に失礼いたしました。
僕はこちらならスポーティなスーツを作りたいですね!
具体的になシングルブレステッド3ボタン + 3パッチ/アウトポケットのジャケット、ラペルドシングルブレステッドヴェスト、グルカパンツといったイメージです。
芯地や肩パッドは抜いて軽快に仕上げたいです。
そして、ガンガン着ていい感じでクタッとなるまで育てたいです!
Honey Way Flannel 350です。
Honey Wayシリーズについて簡単に復習してみましょう!
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通常のフィニッシング工程には少なからぬ化学薬品が使われますが、FTDはその経験と最新の技術を駆使して「蜜蝋によるフィニッシング」に成功、環境に配慮しながらも高級感のある滑らかなタッチの素材を生み出しました。
更に最新設備の導入によって使用する水の量を通常の約半分にすることも実現、人体にも自然にも優しいクオリティが誕生しました。
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そんなHoney Wayシリーズはフランネルを2クオリティ展開しているのですが、こちらはよりクラシカルでヘヴィな “350” です。
はい、この名前はウエイトが350gなことに由来します。
具体的な品質は100% Wool(350g)です。
「エコフレンドリー/サステイナブル素材ならではのオーガニックな風合い」と「ブリティッシュフランネルを彷彿させるようなボディ」、そして「驚くほど柔らかでありながらもしっかり引き締まったタッチ」が魅力の逸品です。
FTDのリリースには「クラシックでラグジュアリーな究極のフランネル」とあるのですがそれも納得の仕上がりだと思います。
Fox BrothersとHarrisons以外のフランネルだと、今シーズンはWilliam Halsteadのニューボディ:Crown Flannelとこちらが絶対のオススメです。
また、下画像にある「注意書き」もそそるモノがありますよね。
「濃い色の節」!
ガンガン入っていた方が嬉しい!!みたいな笑。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
絶妙なトーンのグレイに品のあるタンカラーのチョークストライプ!
すごくカッコいいと思います。
ストライプの巾はこのバンチブック中で最もワイドな約4.4cm巾です。
僕はこちらならワイド巾のピークトラペルとワイドシルエットが特徴のクラシカルなダブルブレステッドスーツが作りたいです!
Honey Way Flannel 320です。
同じHoney Way Flannelですがこちらは “320” です。
品質は100% Super 130’s Wool(320g)です。
よりソフトな質感、いかにもイタリアンミルなテイストがお好きな方にはこちらをオススメしたいです。
わずか30gの差ですがかなり異なるタッチです!
皆さんはどちらがお好きですか?
僕は。。。
やっぱり。。。
350かな?
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
一般的なハウンズトゥースよりややブラック部分が強めなのが印象深いです。
先日ご紹介したReversible Balmacaan Coatの片面に使いたいです!
そして、もう片面は派手にキメたいですね。
もちろんクラシカルなスーツ、ジャケット、ボトムスにも◎だと思います。
FTDのベストセラーシリーズNapoliの新作Rainbowです。
FTDの世界的な定番&ベストセラーシリーズNapoliから、モダンなカラーリングが美しいRainbowが誕生しました!
ピースダイ(クリーム色の生機を織り上げてから染色する)で仕上げることで、より繊細で鮮やかなカラーリングを実現しています。
*Napoliのご説明は後述します
確かにどのカラーもキレイですよね!
全カラーでボトムスを作っておきたいくらいです。
「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
1番上のグリーンでミリタリー風のジャケットを作ったり。
上から2番目のワインレッドでディナージャケットを作ったり。
上から4番目のミディアムブラウンでスリーピーススーツを作ったり。
いずれもとってもいいと思います!
が、2023.12.1 Friの「僕の気分」はこの2マークです。
上のダークブラウンでダブルブレステッドのブレザーを、下のライトブラウンでボトムスを作りたいです。
素晴らしいセットアップになると確信しています!!
残りはすべて通常のNapoliです。
名うてのビスポークテイラーが集う街としてSavile Rowと並び称されるNapoli。
その聖地に相応しい「上質で仕立て映えのする最高級の生地」を提供するという役割を120年に渡り担ってきた歴史や哲学を宿すFTDのベストセラーボディがこのNapoliです。
17.0μという究極のウールのみを使用したFour Seasonsタイプ(日本においては盛夏をのぞくオールシーズンタイプ)のツイル素材で、品質は100% Super 130’s Wool(270g)です。
ご覧の通り、高級感あふれる優雅な佇まいと色気のある色柄が魅力です。
そして、これまたご覧の通り、無地はもちろんのこと柄物もクラシカルからファンシーまで、豊富なヴァリエーションをご用意しております。
優雅でラグジュアリーで大人の色気に満ちたスーツをお探しの方にオススメです😉
定番シリーズということもあり、このハイクオリティにも関わらず今日ご紹介しているFTDのバンチブックの中ではかなり控えめなプライスというのも嬉しい限りです。
上:大充実のチェックコレクション11マークです。FTDらしい洗練された色柄が自慢です。
中:シャドウチェックとストライプ7マークです。いずれで作っても極めてエレガントな1着が仕上がること間違いなしだと思います!
下:圧巻の無地コレクション16マークです。
「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
巻末にコンパイルされているブラック無地です。
実は、胸部のバルクアップとウエストのデブ化で昔作ったブラックスーツがかなり窮屈になってしまいました汗。
縁起でもありませんが、ブラックスーツは何か起きた時用に作っておかなきゃ!と常々思っています。
という訳で、コストパフォーマンスが高いこちらでどうかな?と思いました。
人生最後のブラックスーツというつもりで渾身の1着を作りたいです!
以上です。
初回、2回目とイタリアンミルの素晴らしいコレクションをご紹介したので、次回は「英国モノも負けていないぜ!」というコレクションをご紹介したいです。
予定では。。。
できれば明後日でしょうか?
乞うご期待ください。
◆本日の一枚◆
やっぱりというかなんというか。。。
SHANE MacGOWANが逝ってしまいましたた。。。
2週間くらい前でしょうか、ご夫人のXを見て「予感」めいたものを感じてしばらくTHE POGUESを聴きましたが。。。
残念です泣
という訳で今日も、SHANE MacGOWANとは朋友関係でもあるNICK CAVE率いるNICK CAVE & THE BAD SEEDS音源を。
今日はHenry’s Dream(1992年作品)です。
おととい聴いたThe Good Son(1990年作品)が少ししっとりした作風でしたが、本作は躍動感に満ちたというか、ぎりぎりの狂気をはらんだというか、扇情的かつセクシーなNICK CAVEが戻ってきています。
初期からのファン、あるいはTHE BIRTHDAY PARTYからのファンはかなり喜んだんじゃないかな?
そして、天国に召されたSHANE MacGOWANも喜んで大好きなアルコールをガバガバ飲むんじゃないかな?
もちろん前作で達した境地が垣間見えるロマンティックで美しいメロディを持ったR&Rソングや深淵なバラードも収録されています。
そういった意味では1990年までの活動の集大成的な1枚なのかもしれません。
日本でも結構ヒットした作品ですよね。
1992年当時はどのレコード店に行っても印象深いこのジャケットを目にした記憶があります。
とにもかくにも!
久し振りに聴いたけれどやっぱり素晴らしい作品ですね。
12月の初日に気合を入れるにはピッタリだ!!
「勝負の年」「正念場」と位置付けた2023年の最終月が始まりました。
なんとしても悔いなきように2023年を締めたいと思っております。
ぜひともたくさんのご注文をお願い申し上げます。
では、本作からの1stシングルStraight To Youのミュージックヴィデオをどうぞ。
素晴らしい楽曲!
そして、素晴らしい動画!!
NICK CAVEはやっぱり天才ですね。
1st. Dec. 2023
Ryoji Okada
ここ最近全然行けていなかったので、今日はお昼前に母と現地集合して父のお墓参りに行ってきます。
岡田家の墓があるのは千代田線根津駅から徒歩5分程度のお寺。
自宅からだとドアトゥドアで30分ほど。
一族の中では僕が最も近い位置に住んでいます。
にも関わらず、半年以上空いてしまっているこの不義理。。。
寡黙かつ不器用に愛してくれた父に合わす顔がありません。
が、いい加減近況報告もしないと!なので行ってきます。
不義理のお詫びもしなければ。。。
その後は店に戻って漏水工事の立ち会いです。
今日で天井は綺麗になる予定だけれど果たして。。。
あ、その前に今からウエイトトレーニングをやりにGGに行った後、渋谷に出てちょっとした物資の調達をしなければいけないんだった汗。
週休1日生活の貴重な休日だというのにあちこちバタバタ移動しなければならないとは。。。
まあ、何もすることがないよりは断然幸せですよね。
11月の最終日、佳き日にしよう!
皆さんもどうぞ素敵な1日を。
ところで。
「お寺」といえば。
LOUD GARDENからほど近いお寺、数年前にベルコモンズ跡地に建ったThe Aoyama Grand Hotelの裏あたり(実際にはThe Aoyama Grand Hotelからキラー通りを原宿方面に歩いて3分くらいの進行方向右側)にあるお寺:青山海蔵寺で大岡弘晃さんというアーティストの個展:冬の光は虹の束が催されます。
期間は12.1 Fri – 12.3 Sunの3日間と12.7 Thu – 12.10 Sunの4日間、合計7日間です。
期間中は大岡さんが現地に滞在しているそうです。
というのも、今回の個展は「アーティストインレジデンス:アーティストに一定期間滞在場所と制作場所を提供し移動と制作活動を支援する取り組み」で開催されるそうです。
なので、大岡さんは11.20 Monから青山海蔵寺に滞在して作品を制作しているそうです。
そんな取り組みがあるんですね!
素晴らしい。
僕は大岡さんと面識がないのですが、この個展のキュレーションをしている女史が知り合いでポスター掲示とフライヤー配布を依頼されました。
素敵な取り組みですし、お近くですし、お世話になっている方ですから喜んで掲示と配布をすることにしました。
まずはポスターですがこんな感じでメインウィンドウ左端に貼っています。
ここはまあまあ目立つし、時々「なんだろな〜?」という感じで見ている人がいるし少しは貢献できたかな?
だと嬉しいです。
ちなみに、このポスターですが濡れても大丈夫な紙でできているそうです。
それが証拠に雨天の日でも全然大丈夫でした!
しかし、この時期になってもメインウィンドウにTシャツを飾っているこの根性。。。
「なんとしても今年中に残り4点を売り切る!」という強い意志を感じますね!!
つきましては、どなたかぜひともよろしくお願いいたします。
クルーネックはナチュラルのMサイズが1点、Vネックはホワイトとヘザーグレイとフロストスカイ(ライトブルー)のLサイズが1点残っています。
フライヤーは ↓こちら↓ です。
素敵ですよね!
webでちょっと調べた感じではとてもクリエイティヴな作品をお作りになっているアーティストさんみたいです。
という訳で、機会がありましたらぜひとも「明治神宮外苑のイチョウ並木 → 大岡さんの個展 → LOUD GARDEN」というゴールデンコースで青山散策をお楽しみください😊
僕も明日ご挨拶がてらにお邪魔してきます!
あ、ちなみに近くある&青山通りに面している竹が特徴的なお寺:梅窓院ではありません!
朱色の門が目を惹く青山海蔵寺です。
30th. Nov. 2023
Ryoji Okada