急な体調不良(風邪だったようです)で週明けからお休みしていた竹林君ですが今日から現場復帰できるようです。
Sota Takebayashi Weekの会期が今日を含んで残り3日間しかない上に、明日:2.14 Satは元々の予定が僕とGordenさんのふたり体制(竹林君はお休み)だったので快復に至り本当によかったです。
もし今日も快復していなかったら。。。
Sota Takebayashi Weekは「主役不在の日」が9営業日中5日もあることになってしまいます汗。
という訳で、ぜひとも今日あるいはあさって:2.15 Sunは、Sota Takebayashi Week開催に向けて猛烈に頑張ってくれた竹林君を激励しにいらしてください!
もちろん、明日のご来店も心よりお待ちしています。
ところで。
「今日」「本当によかった」といえば。
今日は、きっと「一生忘れられない1着」になるであろうジャケットをご紹介します。
なぜそうなるのかをこのDiaryで詳しく書く訳にはいかないのですが、さまざまなドラマと紆余曲折を経て仕上げた渾身の1着です。
雪が降る日曜日に無事お渡しすることができたのですが本当によかったです。
色々と背景が濃厚過ぎる1着なのでお渡しした時はちょっと涙が出そうでした。
H様、温かいご愛顧を本当にありがとうございました!
心より厚く御礼を申し上げます。
一生忘れません!
では、さっそくご紹介します。
今日ご紹介するジャケットは ↓こちら↓ です。

今秋リニュアルされた老舗カントリーテキスタイルマーチャントPorter & Hardingの傑作バンチブック:GlenroyalにコンパイルされているBrownヘリンボンでお作りしたForestière/フォレスティエールです。
*Porter & HardingとGlenroyalの詳細は上のリンク先でご確認ください
Forestièreは今はなきフランスの名ブランドArnys/アルニスが、あのLe Corbusier/ル・コルビュジエのために作ったことでも有名なスタンドカラージャケットの傑作です。
本格的なForestièreを製作したのは2021年7月が最初でした。
Arnysは個人的にとても好きなブランドだったので、昔からForestière自体は認識していたのですが深い理解は持っていませんでした。
そこで、初回は「深い研究/勉強を重ねて」「僕なりの解釈/アレンジ/アイディアをたくさん加えて」「たっぷりお時間をいただいて」お作りしました。
結果、作り手の僕も大満足&同じジャケットが激しく欲しくなるほどの超自信作が仕上がりました。
ご注文くださったS様も大いに喜んでくださいました!
2回目は2022年2月に承りました。
あの時も念のために再度の研究と徹底した復習を行い、(初回ほどではありません)がかなりのお時間をいただいてお作りした記憶があります。
結果、まったくもって手前味噌ながら「マスターピース!」と胸を張れる素晴らしさの仕上がりでした。
ご注文くださった「こだわりの」I様もご満足のご様子でした!
以降、延べ10着くらいのご注文を承ったでしょうか。
皆さんが個性的な素材/ライニング/ボタンをセレクトなさるし、独自のアイディアをお持ちくださるケースもあるので毎回作り手の僕もとってもワクワクします。
通常のテイラードジャケットとは異なる工房で作るゆえ、あれこれちょっと大変かつお時間がかかるのでヤキモキもしますけれど。
今回お作りしたこちらもですね。。。
実は途中でとんでもない「事件」が起こったりして本当にヤキモキ(そしてイライラ)しました。
ですが、最終的にはご覧の通り超スーパースマート&エレガント&スタイリッシュ&クラッシーに仕上がったのでお渡しできた時は感無量でした!
Porter & Hardingが誇る極上ツイードGlenroyal。
パーツで使ったLuigi Colomboの絶品100% Cashmere。
そして、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAならではのモダンクラシックなスタイル/デザインのForestière。
これはもう。。。
超絶カッコいいに決まっていますよね!
続いて、ロマンあふれる&オーダーメイドならではのディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう!!
カラーです。



独特のタブ付きのスタンドカラーがとてもクールですよね!
また、内側(首に接する面)に使用したBrown無地の100% Cashmere(上記したLuigi Colomboの絶品です!)もかなり「効いている」と思います!!
思わず「チラ見せ」したくなりますよね〜。
また、中画像のようにカラーを外側に折って着るとテイラードジャケット風になるのもポイントです!
胸ポケットです。

Brown無地のパイピングがさりげなくもとても素敵なアクセントになっていると思います!
はい、こちらのパイピングもBrown無地の100% Cashmereで作りました。
既製のパイピングテープを使うと楽チンなところを敢えて他のパーツでも使用している100% Cashmereで作ったのですが、100% Cashmereならではの高級感と手作業ならではの味わいに恵まれて◎だと思います。
このパイピング仕様は腰ポケットとバックベルトでも「採用」しています。
バックです。

バックベルト上のインボックスプリーツ。
パイピング仕様のバックベルト。
深いセンターヴェンツ。
個性あふれるバックもForestièreの魅力です!
袖先です。

「Brown無地の100% Cashmereを使用したやや短め巾のターンバックカフス」と「フロントボタンと同じ大きさ:20mm&Mottled Dark Brown&Made in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン 2個仕様(内面もボタン仕様になっています)」が特徴です。
ArnysのForestièreはそのほとんどがシンプルな筒袖(ボタンすらついていない筒状の袖)なんですよね。
ですが、「ややゆったり目/長めフィッティング」かつ「袖まくりするとすぐ裏面の素材が見える仕様」で作られているので、そして裏面はハイコントラストな素材が使われていることが多いので、袖まくりするとターンバックカフスみたいに見えるんですよね。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAが採用している「筒袖より圧倒的に手間がかかる&スタイリッシュなこの仕様」は確かフレンチテイラーが作ったForestièreを参考にしてアレンジを加えたはずです。
初回のお客様S様のご希望でした!
それ以来、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAが作るForestièreの袖先はこの仕様がほとんどです。
「完全再現」だとどうしたってオリジナルには勝てませんからね。
最大限の敬意を払いつつ独自のアイディアを加えることでオリジナルを超えていきたい!
名品をリヴァイヴァルする際にはいつもそんなことを考えています。
ライニングです。

工場火災により一時的に在庫僅少になっていた(現在はかなり復活しています)国産の100% Cuproライニングです。
表素材とシックなグラデーションを織りなすBeigeとさりげなくもクールなピンドットジャカードが魅力のナイスライニングではないでしょうか!?
以上です。
一生忘れられない1着。
間違いなくそうなるでしょう。
が、その一方で、このジャケットが持つたくさんの「背景」は二度と生まれえないと思います。
美しく仕上げられて、お渡しできて、喜んでいただけてやっと肩の荷がおりました。。。
H様、日曜日は雪の中ご来店くださり本当にありがとうございました。
飾っていただけるとのこと大変光栄です。
13th. Feb. 2026
Ryoji Okada