半年振りの週休2日生活も今週で終了!
来週からはまた週休1日生活に戻ります。
しっかり体調を整えないといけません。
が、この水曜日・木曜日はお取引先との商談等々を入れているので「完全休みモード」という訳にはいきません。
結局「しっかり週休2日をできた」のは沖縄に行った1週目だけという。。。
でも、これも超零細小売店店主の宿命です!
仕事があるのはありがたいことと感謝しながら出かけようと思います。
Go! RYOJI!
ところで。
「2」といえば。
今日は一応定休日なので軽くにしようと思いました。
が、よくよく考えた結果、今日もまた入荷して間もない新作Shirting(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)コレクションをご紹介することにしました。
5回目の今日ご紹介するのはBookⅡの新作です。
BookⅡは「定番Shirtingとデニム系Shirting専用のBasics」「高機能Shirtingとニット/ジャージーShirting専用のBookⅠ」「Linen系Shirtingとジャカード無地Shirting専用のBookⅢ」「形態安定Shirting専用のWrinkle Free」「国産Shirtingの最高峰コレクションThe Royal Caribbean Cotton」以外の国産Shirtingがコンパイルされているバンチブックです。
はい、つまりBookⅡは「唯一明確なコンセプトがない」バンチブック、「枠にはまらない素材が集まる」バンチブック、「その他諸々な」バンチブックです!
それゆえにとにかくあれこれ楽しいです!
「今日はノープラン。シャツを作ることだけは決めている」といったお客様はまずBookⅡからチェックするというのもアリかもしれません。
間違いなく最後まで飽きることなくご覧いただけると思うので!
というBookⅡには今回15マークもの新作が入荷しました。
質量共に濃厚なBookⅡの新作!
ご来店の際にはぜひともじっくりとご堪能ください。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っています。
その際には「寄り画像」の左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう。
BookⅡは今回 ↓こちら↓ の15マークが入荷しました。

超高級細番手糸を使用したドレス素材。
モダンなカラーリングのストライプ。
パッチワーク風ダブルフェイスマドラスチェック。
シアサッカー。
*詳細はいずれも後述します
硬軟織り交ぜた超ワイドレンジな15マーク!
これぞBookⅡ!なラインナップだと思います。
続いて、左から「寄り画像」とともにより詳しいご説明を加えていきます。
FM12941/940/939/938

世界最大手のShirtingメーカー:Albiniの紡績会社であるI Cotoni Di Albiniの糸を使用し日本で織り上げた超高密度素材です。
糸の原料となる原綿は「EgyptのGiza Cotton・ChinaのXinjiang cotton/新疆綿とともに世界3大綿の一角を成す高級綿Supima Cotton」の最高峰Corcoran/コーコランです。
天下のユニクロさんが使用する(すごっ!?)など、ここ最近かなり知名度が広がっているSupima Cotton/スーピマコットンは「Superior Pima(高級ピマ綿)」の略称です。
Cottonの品種を意味する「Pima/ピマ」は、Egyptian CottonとAmerican Cottonとの交配で作られました。
その特徴は35mm以上の長い繊維を持つこと。
原綿は綿花の繊維の長さでランクが分けられており35mm以上のものは限られています。
一般的な繊維は20mm台なので約1.5倍も長い計算になります。
その超長繊維という特徴こそが、Supima Cottonならではの「優しくしなやかな肌触り」「高級感あふれる光沢と美しい発色」「高い耐久性と豊かなハリ感」といった魅力を生み出しています。
また、Supima CottonはUSAの一部の地域だけで生産されています。
具体的にはCalifornia州、Texas州、Arizona州、New Mexico州だけで生産されています。
一般的なPima Cottonは1年を通して温暖で乾燥している世界各地:ChinaやIndia、Australiaで生産されています。
一方のSupima CottonはUSA南西部の特定地域に絞り、厳格な基準を設けることで高い品質を保っています。
そのSupima Cottonの中でも最高峰の誉れ高いCorcoranを名門I Cotoni Di Albiniが細番手に紡績した糸!
悪かろうはずがありません!
原料がよくても紡績が今ひとつだったら当然糸も今ひとつに仕上がるはずですからね。
でも、I Cotoni Di Albiniなら「間違いありません」!
というか。。。
CorcoranはAlbiniが囲い込んでいるようなので現時点ではI Cotoni Di Albini以外の会社が紡績することはありえないようです。
LeatherでいうH社、WoolでいうL社やZ社のようなことがCotton業界でも起こっているんですね!
それはともかく。。。
そんな極上糸を超高密度に織り上げるという「ヒネリ」も素晴らしくナイスだと思います。
ここ最近ハリコシが強めなShirtingは人気が高まりつつありますし、元々Supima Cottonが持っている高い耐久性がより際立ちますし、よりパリッとした仕上がりが新鮮だと感じる方もいらっしゃると思います。
ちなみに、どれだけ高密度かというと。。。
はがれやすくなるため品番や糸番手は別途の紙に書かれているというくらいに高密度、つまりハリコシがあります。
といっても、Corcoran原綿を使った糸なのでカチカチという訳ではありません。
なんというか。。。
やや陳腐な表現かもしれませんが「驚くほどしなやか」が最も適切かな?
ご来店の際にはぜひとも触ってみてください!
組織はすべて平織ですが1番上のBlueストライプのみエンドオンエンド(ハケメ)で他の3マークはポプリン/ブロードです。
超高密度だからポプリン/ブロードよりもタイプライターの方が正しい表現かもしれません。
品質はすべて100% Cotton、糸番手はWhite無地が経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに100番手双糸(ソウシ)でストライプ3マークが経糸100番手双糸・緯糸60番手単糸(タンシ)です。
原綿の品質、紡績を手がけた企業、そしてこだわりの製織と全工程に「ウリ」がある極上の4マークなのですが。。。
もちろん素晴らしいのは工程(およびその工程で生まれたボディ)だけではありません!
ご覧の通り色柄もとっても素晴らしいです!!
どれも魅力たっぷりですが。。。
皆さんはどれが最もお好きですか?
僕は。。。
どれも本当に素敵だけれど。。。
敢えて1マークに絞るなら。。。
2026.2.24 Wedの気分は上から2番目:FM12940のBrownでしょうか。
このモダンレトロなフレイヴァーがスーパー好みです!
そして、もちろんCorcoran原綿を使用しI Cotoni Di Albiniが紡績した糸を超高密度で製織したゆえのボディもサイコーです。
僕はこちらなら「古(いにしえ)のワーカースタイル」で作りたいです。
具体的には「ギャザースタイル + デタッチャブルカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + クラシックプラケットフロント(本前立)+ 胸ポケットレス仕様 + Beige & リングカップデザインの高瀬ボタン」で作りたいです。
デタッチャブルカラーなのでカラーは最低でも2個作っておきたいですね。
シャツと同素材およびWhite無地をともにラージラウンドカッタウェイカラーで作りたいです。
それにプラスしてBeigの無地あるいはBeige/Brown系のプリント素材でも作っておくとより楽しいもしれません!
また、ギャザー仕様かつ古のスタイルなので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。
とにもかくにも間違いなくOne of a kindな1枚が仕上がると思います。
スーツスタイルにはもちろんカジュアルスタイルにも使いたいです。
オーダーメイドシャツ(税込):¥23,100~
FM12942/943/944/945

先にご紹介した4マークほどではないけれどかなり高密度に織り上げられたストライプ4マークです。
いずれも品質は100% Cotton、組織はポプリン/ブロード、糸番手は経糸が120番手双糸で横糸が80番手単糸です。
通常原綿かつ国内紡績ではあります!
が、しかし、この極めてカッコいい「顔」・インポート素材のような「佇まい」が見事!!
すごくイイと思います。
どれも最高に素敵だと思います。
なので、全マーク作りたいけれど、敢えて1マークに絞るならば1番下:FM12945かなぁ?
Pink × Brownという比較的珍しいカラーリングが気に入りました!
高密度に製織したゆえのハリ感のある風合いとこのカラーリングですからドレス/カジュアル兼用のボタンダウンシャツあたりが「本命」かな?とも思いますが、こちらなら敢えてドレッシーに作っても「間違いない」と思います。
例えば「ギャザースタイル + ワイドピンホールカラー + 9.0cm巾のラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン」といった感じです。
あるいは思いっきりレイドバック&リラックスしたオーヴァーサイズのロングシャツを作ってもよさそうです。
いずれの場合でもカラー&カフスの裏はPink系のLibertyプリント素材したり、バックヨークにGold糸でクワガタ刺繍を入れたりしてより個性的な1枚に仕上げたいですね!
上から2番目:FM12943もかなり気になります!!
オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM12946/947/948




ダブルフェイス&パッチワーク風のマドラスチェックです。
もしかすると既視感のある方もいらっしゃるかもしれません!
そう思った方がいらっしゃったら鋭いです!!
はい、実は1年前にも半年前にもこのタイプの新作は入荷しているのです。
前者はかなり似たボディで後者はミルド(起毛)加工が施されていました。
そして、前者はかなり早いタイミングで完売しました。
なので、1月にお邪魔したシャツファクトリーさんの展示会に足を踏み入れてこちらを見つけた時には「おっ!またこのタイプがあるんだ。これは嬉しい!」と思いました。
しかも、1年前は2マークだけだったけれど今年は次にご紹介するソフト&ライトカラーヴァージョンを含めて5マークと「大増殖」です!
素晴らしい!!
こちらはご覧の通り「とても楽しいパッチワーク風のマドラスチェック」と「ダブルフェイス」が最大の魅力なのですが、他にもすごく個性的な要素を持っています。
*裏面は表面同様パッチーワーク風のマドラスチェックなのですが表面とは色柄が少し異なります
*裏面は店頭でご覧ください
それは。。。
やや厚手ながらダブルガーゼ構造(ゆえのダブルフェイスです)ならではのサラッとしたソフトな肌触りを持っていることです。
ダブルフェイス素材、二重構造素材は一般的な素材より重く/厚くなるのが一般的です。
こちらの新作も素材2枚を「接結」という技術を使って作られているのですが、それゆえ通常のShirtingより少し厚手です。
が、元々の素材自体がガーゼ組織のため、厚みを感じさせないソフトさに恵まれています。
このソフトさはダブルガーゼ構造でないと表現できないはずです。
また、ガーゼ組織のため年月を重ねると一段とソフトさが増してくるのは間違いありません。
ガンガン着て、ガンガン洗えば間違いなくよりふくらみが増していい具合にクタッとなることでしょう!
「やや厚手ながらソフト」「一般的なShirtingに比べてエイジングもより一層楽しい」というのもこのシリーズの大きな魅力!
そう思います。
僕はこちらなら1番上:FM12946で少しゆったりフィッティングのプルオーヴァーシャツが作りたいですね。
具体的には「3ボタン&トライアングル仕様のプルオーヴァー + ラージラウンドカッタウェイカラー + 6.0cm巾の大丸シングルボタンカフス + ボタンどめフラップ付きアウト/パッチポケット左右仕様 + 2.0mm厚の高瀬貝ボタン」で作りたいです。
そして、カラーとカフスの裏面はネイヴィブルーベース×ホワイトドット素材にして、前身頃の裾にGreen糸でTレックス刺繍を入れたいです。
あるいは、スーパークラシックなドレスシャツを作りたいです。
品質は100% Cotton、糸番手は経糸・緯糸ともに40番手単糸です。
また、こういった色柄および特徴/魅力を持つ素材なのでシャツジャケットやサファリジャケット、シャツワンピースといったアウターとの相性も抜群だと思います!
考えてみたら。。。
僕も上記のシャツとシャツジャケットを作りたいかも!?
なお、こちらのチェック(と次にご紹介するソフト&ライトカラーヴァージョン)は柄の全貌を把握しやすいように/仕上がりをイメージしやすいようにカットサンプル画像の下にも画像をおつけしました。
これは3.5年くらい前に導入された「バンチブックのカットサンプル裏に貼ってある品番シール横のQRコード」にスマートフォンをかざすと出てくる画像を編集したものです。
ご参考になれば幸いです!
ちなみに、QRコード自体は「通常コレクション」の全マークについています。
「QRコードを取り込んで仕上がりイメージを確認する作業」はなかなかどうして楽しいので、ご来店の際にはぜひともスマートフォンをかざしてみてください!
オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM12949/950



ダブルフェイス&パッチワーク風マドラスチェックのライト&ソフトカラーヴァージョンです。
優しいタッチのこちらもヴェリーグッドですよね!
こちらは品質が65% Polyester + 35% Cottonで、糸番手が経糸・緯糸ともに45番手単糸です。
ライト&ソフトなカラーリングに合わせて糸番手をあげているのでしょう!
芸が細かい!!
なお、先にご紹介した3マークとの違いはカラートーンと品質だけではありません。
パッチワーク風マドラスチェックの構図/配置が異なります。
先にご紹介した3マークはチェックの隣にピッタリと次のチェックがくるのですが、こちらは隣り合わせたチェックは半個分ずれています。
これによりパッチワーク感はこちらの方が強くなっていると思います。
皆さんはどちらのタッチがお好みですか?
僕は。。。
甲乙つけられません!
そして肝心のこちら!!
どちらのカラーリングもすごくイイですけれどね〜!
僕はこちらなら右下:FM12950の方がより好みかな!?
敢えて超ドレッシーな1枚を作ってみたいです!
例えば「ギャザースタイル + クラシックラウンドタブカラー + 9.0cm巾のラウンドフレンチカフス + フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」で作りたいです。
そして、カラーとカフスの裏面は似たカラーリングのプリント素材にして、バックヨークにRed糸で唐辛子刺繍を入れたいです。
それから、どうせなら同素材のネクタイかボウタイも作りたいですね!
オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
FM12952/951

昨年から複数のご要望をいただいていた100% CottonのSeersucker/シアサッカーが待望の入荷です!
冒頭のCorcoran原綿を使用した超ドレッシーなストライプから段々とカジュアル度が高まってきて最後はSeersucker!
この懐の深さもBookⅡらしいです。
品質は100% Cotton、糸番手は経糸・緯糸ともに60番手単糸、左上がNavy Blueで右下がWhiteです。。
清涼感が「ウリ」のSeersuckerですからシャツはもちろん、シャツジャケットやオーヴァーシャツ、ロングシャツ、シャツワンピースといったアウター使いもできるアイテムを作ると重宝するはずです!
もちろんシャツを作っても「間違いない」です。
僕はこちらならWhiteでシャツをNavy Blueでシャツ仕立てのサファリジャケットを作ってみたいです。
そしてセットアップしての着こなしを楽しみたいです。
何度もこのDiaryでは書いていますが。。。
Seersuckerとは「しじら(縞状のしぼ)」の入った織物のことです。
もう少し具体的に書くと「波状の凹凸のある部分」と「平らな部分」を交互に表現することで縦方向に縞状のしぼを走らせた織物のことです。
このしじらにより肌への接地面積が少なくなること、つまり「肌へのベトつきが少なくなり」「通気性に富み」「さらっとした肌触りに恵まれる」ことこそがSeersuckerの真髄です。
毎年さまざまな高機能素材がリリースされる昨今ですが、Linenとともに100年以上に渡って「メンズファッションにおけるSpring/Summerシーズン向け素材の代名詞的存在」として君臨し続けているSeersuckerこそが現代のSpring/Summerシーズンにおいても「本命」なのかもしれません。
加えて、Seersuckerは「しじらによってシワになりにくい/元からシワ(というかしぼ)があるので仮にシワになっても目立ちにくい」「見た目にも涼しげである」「色鮮やかなストライプやチェックも存在する」といった魅力も併せ持っています。
また、日本ではシンプルに「サッカー」と表現されることも少なくありません。
Seersuckerの主な品質は100% Cottonで、我々はWoolやSilkで作られたSeersuckerを便宜上「ウールサッカー」「シルクサッカー」などと呼ぶことが多いです。
オーダーメイドシャツ(税込):¥20,900~
以上です。
次回はBookⅢの新作をご紹介予定です。
乞うご期待ください!!
25th Feb. 2026
Ryoji Okada