WWEスーパースターの中邑真輔選手が日本時間11.26 Sunに開催されるSurvivorシリーズをPRするために来日しました。
SurvivorシリーズをPPV放送するAbemaがセッティングしたPRだったようです。
その会見には我らがプロレスリングマスター武藤敬司様も同席しました。
その際にお召しになっていてジャケットとシャツはLOUD GARDEN/RYOJI OKADAメイドでした!
*パンツは画像を見ただけだとLOUD GARDEN/RYOJI OKADAメイドかが分かりませんでした
超スーパー光栄です!
ちなみに、SurvivorシリーズとはWWEの4大大会の一角を担う伝統ある大会です。
今年がなんと37回目、4大大会の中でも最大規模のWrestle Maniaに次ぐ長い歴史を誇る大会です。
最近全然チェックしていないのですがなんだか興味が湧いてきました。
まんまとPRに引っ掛かってしまいましたね笑
ところで。
「LOUD GARDEN/RYOJI OKADAメイド」といえば。
今日はLOUD GARDEN/RYOJI OKADAメイドの傑作/自信作をご紹介します!
先日、自分用に “♡ Camo” cotton canvasで作ったReversible Balmacaan Coatをご紹介しました。
その時に2ヶ月ちょっと前に書いた以下の文章を引用しました。
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お得意様からのご要望と僕が以前より抱いていた野望が絶妙なタイミングで交わったことを契機として、現在ラグランスリーブのReversible Overcoat製作に挑戦しています!
様々な資料を集めモーターサイクルジャケットやM-65フィールドジャケットでお世話になっているパタンナーさんに型紙作成を依頼、先日トワルが完成しました。
テイラードウェアの工房・職人では縫製が難しいアイテムですがExciting Tailoring/Emotional Tailoring/Elaborate Tailoringを標榜するLOUD GARDEN、Everything made with Love, Passion and The Heart of Rock’n’ Roll!を標榜するRYOJI OKADAなら実現が可能です💪
オーダーメイド展開を予定しておりますので乞うご期待ください。
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はい、今日はそのお得意様分をご紹介します!
おとといピックアップにご来店になられたのですが最高にお似合いでとっても喜んでくださいました。
S様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
次はジャケットが仕上がり次第ご連絡いたします。
↓こちら↓ です。
UKを代表する名門マーチャントHarrisonsのニュークオリティISCA/イスカでお作りしたコートです。
ISCAは「72番手双糸(ソウシ)のファインメリノウールを経糸(タテイト)」に「Eco認証を受けたサステナブルなフレンチリネンを緯糸(ヨコイト)」に使用して織り上げたラグジュアリーなLinen & Wool素材です。
「リネンのカジュアル感」と「ウールの機能性および優雅さ」を巧みに掛け合わせた絶品素材です。
品質は55% Linen + 45% Wool(230g)、トロピカル(平織)組織です。
*緯糸の方が密度が高いため上記の%になります。
そんな素晴らしい素材の「ロックテイストあふれるボーティングストライプ」と「シックなベイジュのプレイン」を使ってリヴァーシブル仕様でお仕上げしたのがこちらのコートです。
すごく素敵ですよね〜!
そして、構造上表素材が2枚に重なるので「ウールのコートはまだ早いかな?」という時季にベストな1着だと思います。
デザインは「セミステンカラー」「ラグランスリーヴ」「三角タブ付きの袖先」と典型的なバルマカーンコートスタイルにしました。
僕のコートと同じです。
「トップボタンとスリーヴボタンに称したスカルメタルボタン」「表素材で作ったスカルバッヂ」「made in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン」といった、このコートをOne of a kindたらしめているオーダーメイドならではのエキサイティングなディテイルも見逃せません!
では、そのディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。
ストライプ面のカラーです。
トップボタンを止めてよし、外してよし、「衿立て」してよし!
本当にいい感じです。
あ、トップボタンは最近購入したスカルのメタルボタンにしました。
我ながら抜け目がないディテイルだと自負しています。
スカルメタルボタンは袖口にも使用しました。
とってもナイスなアクセントになってますよね。
ポケットの美しい柄合わせも自慢です!
完璧です!
無地面のカラーです。
繰り返しになりますが。。。
トップボタンを止めてよし、外してよし、「衿立て」してよし!
本当にいい感じです。
袖口です。
Reversible Overcoatって袖口は簡素な筒袖にする場合が多いんですよね。
でも、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAはテイラーですからね!
敢えてより手間がかかるフラップつきにしました😎
素晴らしい!
ご覧のように両面ともフラップ付きですが、内面になっているフラップ&ボタンが腕にあたって気になるというようなこともありません。
実際に着てみた僕の感想なので間違いありません!
裾口です。
Reversibleということもあり、裾口はふらし(縫い合わせなし)で仕上げています。
簡易なReversible Overcoatは縫い合わせが多いのですが、そうすると例えば着用日に内面の素材が摩擦で引っ張られる(ライニングと違い少々滑りが悪いため十分にあり得ます)と裾が内側に丸まってしまうなど「不細工」になりがちです。
が、ふらしにすれば内面と外面が独立しているのでそういったことが起こりません。
ただ、ふらしにすると内面と外面が互いに影響を与えないため、例えばちょっと走った時とかに外面の裾が上がると「内面の中面/裏面(←ややこしい!)」が露呈してしまいます。
そうした時に「外面」と「内面の中面/裏面」がハイコントラストだと裾から覗いた「内面の中面/裏面」が悪目立ちしてしまうんですよね。
そして、Reversibleはハイコントラストな場合が多いです。
裏と表の「違い」を楽しむためのReversibleだから当然ですよね。
上の画像で見えている帯状のテープパーツ(我々は「身返し」と呼んでいます)はその対策です。
「内面の中面/裏面」の裾には「外面」と同じ素材でテープパーツが貼られているため、仮に「外面」が上がってもこのテープパーツが見えるだけなので「内面の中面/裏面」が露呈することがないのです。
ちなみに、テープパーツは2.5cm巾です。
「2.5cm巾では短くないの?」「外面が派手に上に上がったら内面の中面/裏面が見えるでしょ?」とお思いかもしれません。
しかし、ふらしてはいますけれど「外面と内面は前立部分とセンターベント部分は縫い合わせしています」し「脇線の裏表で遊びのある縫いどめをしている」ので2.5cmでも十二分なのです。
また、テープパーツもはバシッと柄合わせをしています。
僕の語彙力だとなんとも言葉では説明しにくいのですが素晴らしいディテイルだと思います。
テイラードウェアにはないこういったディテイル(←テイラードウェアには基本的にReversibleアイテムがないので当たり前です)を研究・試行錯誤しながら取り組んだためこのコートは完成までかなり時間がかかりました汗。
そして、テイラードウエアの工房/職人では縫製が難しい(ほぼ100%確率で「無理です」と断られると思います)Reversible Overcoatを見事かつ完璧に仕上げてしまうのがLOUD GARDEN/RYOJI OKADAの底力!だと自負しています。
21st. Nov. 2023
Ryoji Okada