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Viel Glück! Super cool and chic grey tweed jacket and shirt!

Loud Garden / Ryoji Okada

 

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  ☑︎ 俺のシャツ!2024年夏

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先月、ケルン在住のお得意様F様からe-mailが届きました。

F様は2018年の冬まで最低でも年2回は日本にいらしていて、その都度「前回のオーダー品ピックアップ」と「新たなオーダー」をしにご来店くださっていたのですが、2019年に入ってから連絡がプツッと途絶えていました。

昨冬、久し振りに毎年送ってくれていたチョコレートが届いたので御礼のe-mailをしたら「病気でずっと入院していたけど少しずつよくなっているよ。でも、日本に行けるまで回復するのはだいぶ先だと思う」という内容のご返信が届きました。

やっぱり、病気だったのか。。。

でも、よくなっているのなら本当によかった!

そんな風に思いました。

僕とは比べ物にならないくらいディープなVAN MORRISONファンのFさんとはIrelandやSan Franciscoで一緒にVAN MORRISONのスペシャルなライヴを観た仲(というかスペシャルなライヴにご招待してくださった = チケット代やホテル代や滞在費といった航空券代を除くすべての代金を払ってくださったお父さんみたいな存在)だし、2018年にオーダーいただいた(今日ご紹介する)ジャケット1着とシャツ1枚がまだ店頭にあるし。。。

かくかくしかじかで、連絡が途絶えて以降ことあるごとに「どうしたのかな?」と思っていたし、2019年と2020年には何度かe-mailをしていた(けれどご返信がなかった)ので、病気なことが分かったと同時にその病気が少しずつよくなっていることが知れて本当に幸いでした。

そして、先月新たなe-mailが届きました。

曰く「友人のSandraが旅行で日本に行くのでピックアップしてもらってもいい?」とのことでした。

もちろん!

実際にお会いしてお渡ししたいという本音もありますけれど、まだ療養所のようなところで車椅子生活をしているようですし、僕もなかなかケルンまでは行けなそうですし大歓迎です!

e-mailが昨冬より長めで2018年以前のF様を彷彿とさせる内容/前回のe-mail時より回復していることを想像させる内容だったのも嬉しかったなぁ。

そのSandraが先週火曜日にご夫君とご子息と一緒に来てくれました。

初対面ですが、1時間くらいだったかな?しばしの間あれこれ楽しい話に花を咲かせました。

5年半の歳月を経て、やっと持ち主も元へ旅立つジャケットとシャツ。

本当によかった!

F様、元気になったらまたVAN MORRISONの話をたくさんしましょう!!

でも、その前にリハビリテーション等々、大変だと思いますが頑張ってください。

Viel Glück!

 

 

 

ところで。

「F様のジャケットとシャツ」といえば。

今日はそのF様のジャケットとシャツをご紹介します。

5年半熟成させた、僕にとっても少々懐かしいブツです。

とはいえ、時々思い出したようにブラッシングをしていた甲斐もあってか、いずれもつい数日前に仕上がったかのように新鮮です。

もしかしたらご病気・リハビリテーション中ということでご体型は以前と変わっているかもしれませんが、だとしてもきっといつか体型をお戻しになってまたLOUD GARDENに登場してくれると信じています!

では、ご紹介しましょう!

 

 

 

↓こちら↓ です。

 

 

名門スコティッシュミルKynochのソフトツイードでお作りしたジャケットと今はなき(ドイツ方面っぽい名前だですが)イタリアンシャツテキスタイルメーカーHoneggerのストライプ素材でお作りしたシャツです。

F様らしい美しいグレイのグラデーションが最高にスタイリッシュ!

そして、アクセントカラーとして部分使いしたブラックがすごく効いているスーパークール&セットなセットです。

ピックアップにいらっしゃったSandraさんご一家も感嘆の声をあげていらっしゃいました。

彼ら(=ジャケットとシャツ)もようやくご主人(=F様)の手元に行くことができて嬉しいのではないでしょうか?

映画監督もなさっているなどクリエイティヴなF様もきっと喜んでくださると思います。

せっかくですから、ジャケットとシャツを単品でも見ていきましょう。

 

 

まずはジャケットから。

         

 

 

 

 

 

 

基本的なデザインはクラシカルにキメました。

具体的には「ノッチドラペル + シングルブレステッド1ボタン + ハッキング/スランテッドポケット + サイドヴェンツ」 でお作りしました。

上衿やパイピングで使用したブラックグログラン、くるみボタン、名門UKマーチャントHFW社謹製のグレイグラデーションフローラルプリントライニング、5個&スランテッドリアルボタンホール(本開き切羽)といったオーダーメイドならではのエキサイティングディテイルも見逃せません。

カラークロス(上衿裏のフェルト生地)にレッド糸でお入れしたFlow(F様のニックネーム)刺繍はF様のトレードマークです!

 

 

シャツです。

 

 

 

 

今回F様のご注文品をご紹介するにあたって「そういえば、最近Honeggerって全然聞かないな?」と思って調べてみたらもう廃業してしまったようです。

僕は作ったことがないのですが、CancliniやGetznerに近いテイストの確かな個性を持つコレクションが魅力のメーカーだったのでなんとも残念です。。。

リサーチ不足でいつ廃業したかを正確には把握できていないのですが、調べた限りでは恐らくF様にご注文いただいたあと程なくして(2020年頃?)だと思います。

というシャツテキスタイルメーカーの素材で作ったシャツです、ある意味貴重ですよね!

それはともかく。。。

こちらのシャツも最高にスタイリッシュではないでしょうか?

色気のある素材も素敵ですし、シックなデザインも素晴らしいと僕は思います。

そのデザインですが「(台衿ボタン/ボタンホールをなくした)イタリアンショートレギュラーカラー + ノーブルシングルボタンカフス + フレンチフロント + 胸ポケットレス仕様」でまとめました。

結果、素材の色気が一層際立つ1枚に仕上がっていると思います!

ブラック無地のポプリン/ブロード(平織)素材を使用したカラー、深く上品な光沢が見事なブラックマザーオブパール(黒蝶貝)ボタン、ショルダーヨーク右後ろにブラック糸でお入れしたFlow刺繍といったオーダーメイドならではのエキサイティングディテイルも見逃せません!

 

以上です。

 

F様、いつも本当にありがとうございます。

心より御礼を申し上げます。

渾身のジャケットとシャツ、ぜひともご堪能ください。

そして、いつか快復なさって、また一緒にVAN MORRISONを堪能できる日がくることを心底から願ってやみません!

今日は1990年以降の作品だと確かF様が一番(あるいはその次に)好きな、そしてもちん僕も大好きなThe Healing Game (1997年作品)を聴いています。

Viel Glück!

 

 

 

19th. Aug. 2024

Ryoji Okada

 

 

 



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