昨日遂に待ちに待ったNFLの2022-2023シーズンが開幕しました🏈
開幕戦はここ何回かのパワーランキングで常にトップに輝いているBUFと王者LARの激突でした!!
どちらも好きなチームなので両方応援していましたが、結果はBUFの快勝でした。
まだWeek 1ですから相当に気が早いですが。。。
今シーズンのBUFはSBに駒を進めるかもしれませんね!
次は、日本時間の月曜日。
合計14ゲームが用意されています。
楽しみ過ぎます!!
ところで。
「昨日」といえば。
昨日に続きmade in Englandの素材がコンパイルされた新作バンチブックをご紹介したいと思います!
具体的にはDormeuil/ドーメル、John Cavendish/ジョンキャヴェンディッシュ、Marling & Evans/マーリング&エヴァンス、Savile Clifford/サヴィルクリフォードのスーツ素材が収録されたバンチブックをご紹介します。
昨日ご紹介したバンチブックとかぶるのはMarling & Evansのみ!
そして、そのMarling & Evansも昨日ご紹介した3ply Classicとはまったくテイストが違う素材が収録されています。
という訳で、「英国素材でスーツを作ろうかな?」とお思いの方はどちらもお見逃しなきようお願いいたします!
では、今日も魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します💪
今日もまた皆さんが「おっ!?」と思う素材がありますように!
ではでは、早速いきましょう。
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。
いかにも英国っぽいブルーのファブリックカヴァーとシルヴァーのエンボス文字がダンディなバンチブックです。
それぞれのロゴがドン!と大きいのもいいですよね。
この大きさもなんとも英国的だと思います🇬🇧
さてさて、その内容はどうでしょうか!?
ご来店の際にはぜひともじっくりチェックしていただければと思います。
もちろん、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「Dormeuilの上から2番目はどういう感じの全貌?」とか「これに近いストライプでmade in Italyの素材はある?」とか「良さそうなのでこれで前回と同じスーツを作っておいて!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付け下さいませ。
それでは、前回と同じように冒頭から「複数素材を撮ったグループ写真」と「グループ写真の中で僕が最もオススメしたいイチオシ素材」を1セットとしてご紹介していきます😊
まずはDormeuilからいきましょう。
DormeuilのベストセラークオリティAmadeus 365の新作です。
Amadeus 365は、AmadeusとともにDormeuilのシンボル的な作品のひとつであると同時に流行に左右されないクラシックさを大切にしたプレステイジファブリックです。
具体的には、膨大にあるDormeuilのコレクション中で最も人気のあるAmadeusと同じ厳選されたスーパー100’s原料を使用、従来のAmadeusより緯糸(ヨコイト)を細くすることで軽量化をはかり、1年365日シーズンを問わず着用可能なウエイト/厚さ/素材感を実現したいわゆるFour Seasonsタイプの素材です。
*日本では盛夏を除くオールシーズンといったイメージになります。
「厳選された原毛」と「英国素材ならではのしっかりとした打ち込み」、そして「丁寧なフィニッシュ」による重厚な光沢と耐久性、優雅なしなやかさがその特徴です。
品質は100% Super 100’s Wool(260g/m)です。
Dormeuilの説明は。。。
不要だと思いますが簡単に!
Dormeuilはパリに本社を置く世界最古のマーチャントです。
その歴史は1842年にイギリスから毛織物を輸入販売することから始まりました。
以降、「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」「Tonik等の歴史的傑作を複数リリース」といった数多くの逸話を残して現在に至っています。
上記の通りフランス企業ながらも創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックを英国のミルに織らせたり、1971年にはロンドンに1号店をオープンさせたり、英国ミルを傘下に収めたりとかなり「英国色」が強く、コレクションはそのほとんどすべがイギリスのハダースフィールドにある傘下のミルにて生産されています。
創業から180年。。。
紋章に刻まれている “domus optima domous amica(最高の品質を最高のおもてなしで)”という言葉のとおり、現在もトップマーチャントとして世界80カ国以上にその美しい作品を供給し続けています。
Amadeus 365の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
このグレイ!
最高にダンディですよね!!
渋〜〜〜〜い正統派のダブルブレステッドスーツを作りたいですね。
で、ライニングはド派手にしたいです😎
John Cavendish 2-1です。
John Cavendishは1988年創業のブランドです。
創業34年というとテキスタイルメーカー業界ではヒヨッコ同然ではありますが、にも関わらず既に世界中の一流テイラーおよび数多くのデザイナーズブランドにも供給を行うなど高い評価を得ています。
その特徴は、英国素材の持ち味であるハリとコシを残しながらもイタリア素材のような繊細さや優雅な光沢が表現された「英国素材とイタリア素材が高い次元で融合したようなテイスト」になります。
その独特の立ち位置こそがまだ若いメーカーであるJohn Cavendishのプレゼンスを飛躍的に高めた主要因に違いありません!
副要因として強力な営業力とかもあるのかもしれませんが。。。
LOUD GARDEN/RYOJI OKADAに最も欠いている力ですね(汗)。
それはともかく。
こちらは、90% Super 120’s Wool + 10% Silk(270g/m)のFour Seasonsタイプになります。
確かにイタリアンミルっぽい品質ですよね。
美しい光沢は10% Silkがかなり効いていると思います。
が、その手触りは上述の通り豊かなハリコシに恵まれています。
そして、色柄は英国っぽいクラシカルテイスト!
これは好きな人はかなり好きなんじゃないかな???
が、しかし、ハリコシは静止画像ではまったくお伝えが出来ませんし、10% Silkが効いている光沢も実際に素材を動かしてもらった方がより一層分かりやすいと思います。
つきましては、ぜひともご来店の際には実際に触って/動かしてみて下さい!!
John Cavendish 2-1の「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
シックながらもやや明るいトーンのネイヴィブルー。
さりげないシャドウストライプ。
極上の品質。
ダンディなスーツを作るのに必要な要素を数多く持った素晴らしい素材だと思います。
クラシカルなスリーピーススーツが作りたいです。
John Cavendish 2-2です。
こちらはよりグレードが高い95% Super 130’s Wool + 5% Cashmere(260g/m)シリーズになります。
タイプ的には2-1と同じくFour Seasonsタイプの素材になります。
もう少し突っ込んで説明をしますと、SilkではなくCashmereブレンドなので光沢については2-1の方がより強めですが、Cashmereゆえの豊潤な温かみはこちらに軍配が上がります!
また、こちらはWoolがより細番手になりますのでソフト感についてもこちらが優っているでしょうか。
加えて、色柄はこちらの方がやや遊びがあるでしょうか。
皆さんはどちらがお好みですか。
ご来店の際にはぜひともその辺の違いも楽しんでみて下さい😊
John Cavendish 2-2の「僕のイチオシ(というかニオシ)」は ↓こちら↓ です。
ミニダイヤの織柄無地です。
上がネイヴィブルーで下がブラック。
どちらも素晴らしく威厳があって素敵ですよね!
フォーマルシーンでも着ていける色気あるスリーピーススーツが作りたいです。
具体的には「ピークトラペルの1ボタンジャケット」「ダブルブレステッドヴェスト」「2インプリーツのテイパードボトムス」といったスタイルのスリーピーススーツを作ってみたいです。
Marling & Evansです。
杢糸が産む独特の「ヴィンテージ感溢れる表情」と「豊かな膨らみ」が魅力のThunderです。
ご覧の通りどれも素敵です!
後述のように最近はUndyed British Wool(のジャケット素材)で有名なMarling & Evansですが、かように素晴らしいスーツ素材も作っております。
こう見えて英国素材らしいハリコシは適度にありながらもあまりハード過ぎないのがいいと思います!
390g/mというしっかりしたウェイトも見逃せませんね。
味のあるスーツ/ジャケットが出来ること間違いなしの逸品だと思います。
品質は100% Wool(390g/m)です。
昨日ご紹介した3ply Classicとはまた全然方向性が違う素材ですが、双方とも強烈なこだわりを持った素材なのでご来店の際にはぜひとも両方ともチェックをしてみて下さい。
昨日も書きましたが、Marling & Evansは ↓こんなミル↓ です。
—–
1782年イングランド南西部のStroud/ストラウドに紡績・製織・整理の機能を持つ一貫生産体制のメーカーとして設立されました。
19世紀にはフランネル素材で広く知られるようになり、1920年代にはロールスロイスが厚手フランネル素材を車の内装に使用したことでも話題になりました。
1960年代には現在のHuddersfield/ハダースフィールドに移転、Flannel、Saxony、Lambswool、Shetland、Undyed British Woolといった英国スタイルの素材だけを展開して今日に至ります。
特に、「英国羊毛のナチュラルカラー糸で生産するUndyed British Wool」はその生産工程のこだわりを数多くのメディアが取り上げるなど、Marling & Evansの代名詞的存在にまで育ちました。
具体的には「希少な英国羊毛のみを使用して」「紡績・製織工程に染料や化学物質は使用せず」「フィニッシュ工程では天然の石鹸を使用して」Undyed British Woolは生産されています。
加えて、全生産工程が半径6マイル以内の工場で行われるため二酸化炭素の排出量が最小限に抑えられています。
Undyed British Woolは環境への負荷が抑えられると同時に昔ながらのブリティッシュウールの味わいが見事に表現されたこの時代に相応しい傑作なのです。
*このThunderはUndyed British Woolではありません。
—–
Marling & Evansの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
実はこのThunder。
昨年から登場しているのですが、1年前はグレンチェックに心惹かれました。
が、今年はこのストライプにグッときております。
好みというのは変わるものですね!
素材のスポーティさを活かしたスリーピーススーツかバルマカーンコートが作りたいですね。
前者の場合はジャケット・ヴェスト・ボトムスをセパレートしての着回しも楽しみたいです。
最後にSavile Cliffordです。
Savile Cliffordは1899年創業、現在は大手マーチャントScabalの傘下に入っているモダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。
このブックには3マークだけですが、そしてそれぞれがタイプの異なる素材ですがさりげなく収録されています。
最後に収録されているので見過ごされがちですが3マークともすごくいい素材だと思いますので、このバンチブックをご覧の際にはぜひとも最後まで見てやって下さい!
上:力強いチョークストライプと僅かなミルド(起毛)加工が魅力のサキソニーです。品質は100% Wool(325g/m)です。
中:ドライなタッチとハードな打ち込みと杢糸使いがヴィンテージ感溢れるヘリンボンです。品質は100% Wool(370g/m)です。スーツはもちろんバルマカーンコートを作っても良さそうな極上のハリコシに恵まれています!
下:とてもキレイなブルーのシャークスキンです。品質は100% Wool(300g/m)です。クラシカルなスーツがオススメです!
以上です。
皆さんはどれがお好みですか。
Savile Cliffordの「僕のイチオシ」は ↓こちら↓ です。
バシッとダンディなスリーピーススーツが作りたいですね!
以上です。
明日からはしばしの間だけオーダーメイドシャツ用の新作素材をご紹介します!
昨日入荷したのでほやほやのうちに!!
乞うご期待下さいませ。
10th. Sep. 2022
Ryoji Okada