前回の3連戦で3タテを喰らったBに「3タテ返し」、しかも3年振りらしい3試合連続完封勝ちでの3タテを喰らわせました⚾️
これにて、どうにも調子が良くないみたいなTとのゲーム差がまた縮まりつつあります。
こうなってくると。。。
先日Tにも喰らった3タテが痛過ぎましたね。。。
あそこで勝ち越していれば、いや、最低でも1勝できていれば。。。
クソ〜〜〜!
明日からは目下最下位ながらもカープとは相性がいいDとの3連戦が始まります。
しかもカープの野手陣がなぜか苦手にしているように見えるバンテリンドームにてです。。。
今日時点でのゲーム差は3.0しかないので、もしまたしても3タテを喰らうようならDに並ばれてしまいます。
逆にここで踏ん張って勝ち越し、あるいは3連勝をすればCS進出への可能性がつながります。
初戦は今シーズン中盤の不調を完全に脱した感がある森下投手が先発します。
最多勝へ向け、勝ち越しへ向け、CS進出へ向け、チームを勝利に導く快投に期待したいですね。
Go! MORISHITA!
Go! CARP!
ところで。
「勝ち越し」といえば。
バタバタの土曜日から一転、昨日はご来店が少ない比較的静かな1日となってしまいました(泣)。
という感じで生き残りをかけた半年間のスタートは一喜一憂、悲喜交々となりました。
でも、今のところ9月の3営業日は2勝1敗と勝ち越しているのでよしとしましょうか。
うち1勝はかなりの大勝利でしたしね!
それはともかく。。。
そんなこんなで。。。
今日からまた気合いを入れ直して新作バンチブックのご紹介に励みたいと思います!
4回目となる今日は、近年人気が急上昇していることに伴い遂に「単独バンチブックでの登場」となったDragoの新作をご紹介します。
Dragoといえば。。。
はい、LOUD GARDENでも高い人気を誇るSuper 180’sコレクション:Skyfallですよね😉
今シーズンももちろんナイスなSkyfallたちがたくさん収録されております。
なだけでなく、絶品ウールコーデュロイがSkyfallコレクションに新登場しています!
これは必見です!!
という「看板商品」のSkyfall以外にもとてもナイスな定番クオリティの新柄・新色が多数収録されたDragoのバンチブック。
ご来店の際にはぜひともじっくりご覧下さいませ。
では、早速ご紹介しましょう!
今日ご紹介するバンチブックは ↓こちら↓ です。
以前にもご紹介しましたが、Dragoは比較的若いイタリアンミルです。
具体的には ↓こういった↓ 会社になります。
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1973年にUmberto DragoとLaura Drago夫妻により紡績工場として創設。
ビエラ地区の主要な毛織物工場と強固なパートナーシップを結び成長を続け、1993年には高級ミルFintes/フィンテスを買収。
両社は2001年に合併。
以降は「紡績・製織・整理までの全工程を自社でこなす数少ない一貫工場」として名を馳せ、世界中の高級ブランドやテイラーに高品質な素材を提供して今に至ります。
「Super 130’Sを中心にSuper 160’SやSuper 180’S原料を使用した素材を多数展開していることに加え、Super表記のトップ品質Super 210’S原料を使用した素材の開発・生産にも成功している高い技術力」と「ストレッチ・防シワ・撥水・防汚・遮熱といった様々な機能性を兼ね備えたコレクションも豊富に取り揃える時代のニーズに沿った革新性」がその魅力です。
またルーツである紡績業を見ると、Super 130’s以上の高級細番手糸に限っては世界の約70%を生産している超強力なサプライヤーとしても有名です。
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来年創業50周年。
僕より2歳も若いです(笑)。
それはともかく、長い歴史を誇る企業が多いと同時に危機が迫ると大手の傘下に入る企業が多いビエラ地区の中で、50年もしない間に独立資本でここまで大きな企業に成長するとは素晴らしいことですよね。
僕も見習わなくては(汗)。
では、早速中身を見ていきましょう!
非常に優れたコレクションに仕上がっているので収録されている全57マークをご紹介します💪
まずはSkyfallのSuiting(スーティング:スーツ素材)から。
はい、Skyfallは14.5マイクロンというかなりの細さを誇るSuper 180’s原料を使って織り上げられた逸品です!
その最大の魅力はSuper 180’s原料由来のカシミアライクな極上の肌触りと美しい光沢です。
加えて、スーパーファイン原料を使用ているにも関わらず、375g/mのウエイトを持つしっかり打ち込んだ素材のため堅牢性も優秀でシワになりにくいという嬉しい特徴も併せ持っています
ほのかに(いや、かなり?)英国テイストを感じさせるナイスな色柄も魅力ですよね。
プライスが「Gランク」と、Super 180’s原料を使用した素材ということを考えたらかなり手頃なのも見逃せません。
これがL社とかだったら。。。
きっと「Kランク」くらいにはなっているのではないでしょうか!?
「通好み」のDragoということも相まって、人気なのも納得ですよね!
確か一昨年デビューした素材で、初めて見た時からずっと「これは作りたい!」と思っているのですが、人気の色柄/僕が狙った色柄は毎シーズン早期に完売してしまうので今のところは叶わないでいます。
という訳で、今シーズンこそ作ってみようかと考えております😊
ちなみにですが、映画007 Skyfallで主演のDaniel Craigが着用したスーツ素材をDragoが手掛けたことからこのシリーズはスタートしております!
僕が最も作りたいのは ↓こちら(上画像1番下)↓ です。
正統派のグレンチェックとチョークストライプにも憧れますが、敢えてこの「最もSuper 180’sらしくないヘリンボン」でクラシカルなスリーピーススーツを作ってみたいです。
ヴィンテージ感あふれるカラーリング、シャークスキン組織で作ったワイド巾(1.3cmほど)のヘリンボン、さりげなく豊かな立体感を演出している濃淡ブラウンのストライプ。。。
そして、それがSkyfall!
完璧にカッコいいと思います、はい。
「ピークトラペルの1ボタンジャケット」「ダブルブレステッドヴェスト」「2インプリーツのテイパードボトムス」といった色気のあるクラシックスタイルで作ってみたいなぁ。
無地ならば ↓こちら↓ のグレイグラデーション(下画像上から2番目と3番目)でジャケット + ボトムスを作ってみたいです。
絶妙に端正なトーンのグレイがすご〜く気に入りました!!
上のダークグレイでミリタリーテイストあふれるダブルブレステッド6ボタン3つ掛けのジャケットを、下のライトグレイでグルカパンツを作りたいですね。
そして、Vゾーンはホワイトシャツにブラックソリッドのウールネクタイ、足元はチャコールグレイのロングホーズにブラックとグレイのコンビネーションシューズを合わせて「モノトーンのスタイリングを極めたい」です😎
時にはブラックのフェルトハットを被ってもいいでしょうね〜。
続いて、僕がSkyfallと同じくらい気に入っているクオリティCortinaです。
Cortinaはかなり英国ミルっぽいアプローチをした素材です。
具体的には「Super 130’s原料の70番手双糸(ソウシ)」を使って織り上げた「滑らかな肌触りとハリ/コシに恵まれた素材」です。
簡単に説明を。
よくこのDiaryでも書いている、例えばSuper 130’sやSuper 150’s等にある「Super以下の数字」は原毛のクオリティを表しているのですが、その数字は大きくなればなるほど原毛が細くなります/細番手糸を紡績しやすくなります。
Super 130’s原料なら100番手前後の糸を引くのが一般的でしょうか。
*糸の細さ/太さの単位である「番手」も数字が大きくなるほど細くなります。
そして、ソフトさを追及した素材を織る場合、緯糸(ヨコイト)を単糸(タンシ)使いにするのがイタリアンミルの常套です。
*経糸(タテイト)はほとんどの毛織物/綿織物が双糸使いです。
例えば「70番手糸を2本撚り合わせるイメージの70番手双糸の実質的な番手は35番手(70番手単糸の倍の太さ)になる」ため、同番手糸であれば単糸を使った方が素材がソフトに仕上がるのです。
もちろんそれによって失われるモノ(堅牢度やハリ/コシ等)もありますが、よりソフトでエレガントな素材を織り上げるひとつの優れた方法であることは間違いありません。
また、一般的には70番手の糸を紡績するのにSuper 130’s原料は必要ありません。
しかしながら、このCortinaは「ハリ/コシと滑らかな肌触りを両立させる」ために敢えてSuper 130’s原料を使用しています。
素晴らしい発想ですよね!
もちろんこれは紡績大手でもあるDrago(上述の通り、一説には世界市場においてSuper 130’s以上を使用した高級細番手糸の約70%をDragoが紡績/生産しているようです)だからこそ実現出来るという側面もあると思います。
という感じで、英国素材とイタリア素材のいいところ取りをしたようなDragoならではの素材がこのCortinaなのです!
なので僕はこの素材がかなり好きなのです!
もちろん品質同様に英国フレイヴァーが香る色柄もナイスですよね😉
今回はSkyfallで作りたいと思いますが、いつかはCortinaでも作ってみたいですね。
僕が作るとしたら ↓こちら↓ の2マークが有力候補です!
上(上画像下から2番目):力強いブラウンのグレンチェックです。少しカントリーテイストを入れたスリーピーススーツが作りたいですね。そして、スリーピーススーツではもちろんのことそれぞれをセパレートしての着回しも楽しみたいです。
下(下画像1番上):マーブル調のメランジがとってもモダンレトロなハウンズトゥースです。ちょっと1980年代を彷彿とさせるゆったり目のダブルブレステッドスーツを作ってみたらカッコよさそう!もちろんシャープでモダンなスーツにも◎だと思います。
続いて、これもDragoの代表的なクオリティVantageです。
Vantageは17.0μ(マイクロン)のSuper 130’s原料を細番手に紡績して織り上げた素材です。
Cortinaの発想とは異なり「素直」なアプローチですね(笑)。
ですので、Cortinaよりモダンでエレガントな「顔」が売りの素材に仕上がっております。
美しくカットされた表面、豊かな光沢に恵まれるツイル(綾織)組織、255g/mのミディアムウエイトが特徴ですね。
ヨーロッパでいうFour seasonsタイプ(日本では盛夏を除くオールシーズンタイプ)という点も嬉しい特徴ではないでしょうか。
それゆえもあると思います、織柄を含めた無地(下画像)が充実しているのもVantageのポイントです。
無地は15マークが収録されているのですが、ほとんどすべてがひとひねり効いているのがいいんですよね〜!
とにもかくにも、極めて優雅で洗練されたスーツ/ジャケットが仕上がること間違いなしの逸品がVantageです😉
Vantageで僕が「作ってみたいなぁ」と思っているのは ↓こちら↓ です。
上(上画像1番上):最近めっきり少なくなった「レッドのウインドウペーンを切ったグレンチェック」です。実はこの素材は昨年からのリピートなので昨年も狙っていました!カラーリングといいチェックの大きさといい本当に素敵だと思います。スリーピーススーツを「ピークトラペルの1ボタンジャケット」「ダブルブレステッドヴェスト」「2インプリーツのテイパードボトムス」といった色気のあるクラシックスタイルで作ってみたいです。
下(下画像上から5番目と6番目):ミリタリーテイストをほのかに感じさせるカラーリングが相当にかっこいいヘリンボンです。上の赤みのあるブラウンでサファリジャケットを下のディープなグリーンカーゴパンツを作ったらどうかな?と思っています。エレガントなミリタリーセットアップ、すごくカッコいいと思うのですがいかがでしょうか。
最後に、冒頭でもちらっと触れた今日の「僕の超イチオシ」&絶対に作りたい「大本命」を!
はい、Skyfallのウールコーデュロイです。
Super 180’s原料の100% Woolで織ったコーデュロイって、なんだか意味が分からないほどに素晴らしく贅沢ですよ〜!
そしてこのカラー!!
最高過ぎます!!!
このシリーズは。。。
スーツを作ってよし、ジャケットを作ってよし、パンツを作ってよし、ヴェストを作ってよし、そしてもちろんコートを作ってよしの大逸品です。
全カラーで何かしらのアイテムを作ってみたい!というくらいに惚れました。
けれど、懐事情もありますので作るとしたら厳選に厳選を重ねた1カラーのみしか無理です。
悲しい。。。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
僕はこのブルーでスリーピーススーツ + コートを考えています。
太畝のコーデュロイ大好き人間の僕ですが、ウールコーデュロイに限ってはこれくらいの細畝がいいですね!
ウールならではのドレープがより引き立ちますもんね。
しかし、このブルー!
最高にスタイリッシュですよね〜〜。
スーパーオススメです!!
でも、他の4カラーも本当に&相当にいいんですよね〜〜。
Skyfallですから肌感触も極上です。
ご来店の際にはぜひとも、必ず、忘れずにご覧下さいませ😉
最後にどういう訳か巻末に1マークだけ紛れていたCortinaもご紹介しますね。
全57マークをご紹介する!と宣言しましたからね😉
でも、この無地もすごく魅力的な素材ですので、Dragoのバンチブックを開いたならばぜひとも最後まで見てやって下さい!
以上です。
「連続でいきたい!」とは思っているのですが、写真の撮影と説明文を作るのにかなりの時間を要しますので明日もまたご紹介できるかは現時点では不明ですが、今月は必ずやどんどんご紹介を進めていきます!
乞うご期待下さい。
◆本日の一枚◆
引き続き僕が愛するTHE NEVILLE BROTHERSの作品を。
今日は昨日聴いたMitakuye Oyasin Oyasin/All My Relations(1996年作品)の次作Valence Street(1999年作品)です。
彼らが生まれ育ったエリアにある通りの名前を冠したタイトル。
名盤とまではいかないけれどかなりの好作品だったFamily Groove(1992年作品)を少しだけ豊富とさせるジャケットのアートワーク。
バンド名の力強いフォント。
エトセトラ。。。
昨日も書いた通り前作に少し失望してしまった僕は「おお!原点回帰??ニューオーリンズファンク全開??」と期待して発売を待ちました。
が、残念なことに個人的には前作以上に「う〜〜〜ん。。。」と首を傾げてしまいたくなるような内容でした。
前作はカリブやアフリカに寄った作風というある程度明確な路線があったのですが、本作はより焦点がぼやけた印象を受けました。
レコード会社を移籍して心機一転、新たなファン層の獲得も目指して現在進行形のTHE NEVLLE BROTHERSを提示した作品という趣旨は分かるのですが、ちょっと中途半端な気がします。
ただ、例えば4. Valence Street、7. The Dealer(既にライヴ盤Live On Planet Earthで披露されている楽曲ですね)、10. Real Funk、12. Tearsなど、硬派で重厚なグルーヴを持った「らしい」楽曲は前作より多いのかな?
また、彼ら得意のカヴァー曲ではAARONが歌うPETER SEEGERの5. If I Had A Hammerが白眉です。
WYCLEF JEANをフューチャーした8. Mona Risaも話題性を考えたら正解だと思いますし、なかなかの仕上がりだと思います。
丁寧なサウンドプロダクションもとても聴きやすいです。
もちろんAARONが見事に歌い上げるバラードも収録されていまし、彼ららしいロックチューン1. Over Africaの狙いも悪くないと思います。
という感じで印象はあまりよくない本作ですが、じっくり聴き直してみるとまずまずよく出来ているのかな?
が、やっぱり、蛇足と思える楽曲も少なくなく、全体的に「売れ線狙い」的なアプローチが少々鼻につくのも正直なところ。
「Real Funkが収録されていなかったら?」と思うとね〜、ちょっと厳しいですよね(笑)。
前作と本作で「従来のファンキーな彼らを愛するファンがかなり離れてしまったのでは?」と想像します。
はい、僕もそのひとりでした。
まあ、僕の場合は前作と本作の内容だけでなく、前作リリース直後だったと記憶している来日公演での精彩が欠けるパフォーマンスにガッカリしてしまったのもありますけれど。
いずれにしても。
かくかくしかじかの経緯があったので。
次作Walking In The Shadow Of Life(2004年作品)を聴いた時には狂喜乱舞しました!
という訳で、明日は次作を。
では、本作収録曲のいい動画が見つからないので強力なライヴ動画をどうぞ。
めちゃくちゃカッコいいですよね〜〜!!
はい、僕がTHE NEVILLE BROTHERSに最も強く求めているのはこの路線なのであります!
20歳くらいだったかな、初めてこの人たちの生ライヴを観てぶっ飛ばされたことを思い出すな〜〜!!
本当に「世界最強のライヴバンド」でした。
5th. Sep. 2022
Ryoji Okada