昨年だったかな?
ある時までこのDiaryの「リンク集」は冒頭にありました。
無論リンク集だけが問題じゃないけれど、「イイことをたくさん書いているけれど読みにくい」という趣旨のご意見を複数からいただいたので、新作バンチブックのご紹介を筆頭にした「段々と行数が多くなるリンク集」は末尾に移動しました。
冒頭のリンク集も極力少なくする、(水曜日営業の告知も含め)最大でも5行までという「決まり」を作りました。
ちなみに、現在冒頭は1週間ほどから「最大」になっています汗。
そして、今日からRumi Rock × LOUD GARDEN vol.2の告知をリンク集に加えたので、どれかを削らないと「決まり」を守れません。
という訳で、「在庫1.0m発見!”♡ Camo” silk c/# RWB」のリンクを削りました。
が、しかし、まだ発見された在庫 “♡ Camo” silk c/# RWBの1.0mは残っていますので引き続きお願いします!
「リンク集」以外に、もうひとつ「改善」したことがあります。
それは、本題に入る前のこの「与太話」を短くするということです。
「改善」以来、よっぽどのことがない限り軽くにしているつもりです。
という訳で今日はここまで!
本題に入りましょう。
ところで。
「新作バンチブックのご紹介」といえば。
6日振りに新作バンチブックをご紹介します。
「4月中に20回まで終わらせる」という目標があるのですが、逆算すると上旬(4.10 Fri頃まで)には最低でも15回までいっておく必要があります。
なにしろ、もうすぐオーダーメイドシャツ用の新作コレクション第2弾が入荷するし、渾身の作品をもっとたくさんご紹介したいという気持ちも強いし、さまざまな告知をする必要もあります。
なので、ご注文はなかった(泣)ものの昨日もおとといに続いてちょっとバタバタだったのですが、「なんとしても明日!」と思い準備を進めて今日のご紹介にこぎつけました!
15回目の今日ご紹介するのはUKメイドの極上Suiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)がコンパイルされている1冊です。
具体的には、Dormeuil、Savile Clifford、William Halstead、John Foster、WoodheadのSuitingがコンパイルされているバンチブックです。
僕が愛するWilliam HalsteadのMohairブレンドシリーズを筆頭に素晴らしい素材が「これでもか!」と出てくるなんとも楽しく見どころ盛りだくさんの1冊です。
ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみてください。
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。
例えば「Dormeuil Super BrioのBlackをもう少し質感が分かりやすい画像で見てみたい」とか「Savile CliffordのWool + Linenに似ているタッチでmade in Italyの素材はある?」とか「William Halsteadのイチオシグレンチェックがすごくよさそうなので前回と同じサイズ/デザインでスーツを作っておいて!ライニングはお任せで!」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申し付けください。
すぐにご対応します!
では、早速ご紹介しましょう。
*これまでにご紹介した14回(+ 番外編2回)分のリンク集は末尾にあります
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

ストイックな印象のBlack Leather(合成皮革です)カヴァー!
The Sartorial Modern Archives – True English Suiting Collection – というタイトル!!
ワクワクしますよね!!
具体的には上述した個性が強く、そしてその個性がかなり異なる5社の新作がコンパイルされているバンチブックです。
特に前半3社の個性があまりに異なるゆえやや統一感のない内容に仕上がっているのですが、だからこそ「見ている分にはすごく楽しい1冊」「面白い1冊」「飽きない1冊」に仕上がっていると思います。
なので、皆さんの心にはどの社の素材が「刺さる」のか?
とっても気になります。
という訳で、早速個別に見ていきましょう!
いや、その前に。。。
実は、このThe Sartorial Modern Archivesは昨シーズン:2025-2026 Autumn/Winterシーズンまで2冊に分かれていたバンチブックが一緒になって生まれました。
昨シーズンまでは「前半3社:Dormeuil + Savile Clifford + William Halstead」と「後半2社:John FosterとWoodhead」がそれぞれ1冊のバンチブックを構成していました。
が、恐らく諸般の事情があったのでしょう、今季から一緒になりました。
5社ともmade in Englandを基本とするマーチャント/ミル(Dormeuilは最近made in Italyのコレクションが増えているようですがこのThe Sartorial Modern Archivesにコンパイルされている素材はすべてmade in Englandです)なので違和感はまったくありません。
しかしながら。。。
1冊になったことでマーク数がかなり減るかと思いきや。。。
合計90マーク以上とそこまで減っていません汗。
という訳で、今日は魂を込めて前半3社の全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します!
そして、後半2社の全マークは明日以降にご紹介します。
それでは、ここ数回と同じようにまずは冒頭から(前半3社の)全マークをご紹介して、最後に「僕のオススメBest 4」を披露します。
皆さんが「おっ!?」と思う素材がありますように!
Dormeuil


「トップバッター」はDormeuil/ドーメルです。
コンパイルされているのはわずかに10マークですがその内容は濃厚!
作ってみたい素材ばかりです。
上画像の8マークはDormeuilが展開するMohairブレンド素材のトップクオリティボディ:Super Brioです。
Dormeuilは創業以来多くの個性あふれる世界的ベストセラーをリリースし続けることで名声を築き上げてきました。
その代表格が1922年リリースのSportexと1957年リリースのTonik、そして1958年リリースのSuper Brioです。
Super Brioは、Dormeuil史上最大のヒット作であるTonikと並び称されるMohairブレンドボディの傑作です。
リリース当初のTonikはWool 50% + Mohair 50%(390g/m)という品質だったそうです。
21世紀だとOvercoating(オーヴァーコーティング:コート向けテキスタイル)コレクションでも見つけられるほどのウエイトですが、当時は現在と気候も人々のマインドも異なる時代だったため「Mohair由来の通気性に優れながらも質実剛健」「暑い夏でも快適!」ということで大人気を博します。
Dormeuilの開発部門も相当の自信があったようです。
「それが証拠に」という訳でもありませんが、そのあまりの素晴らしさを祝し完成時にスタッフ全員でジントニックで乾杯をしたことからこの名前がつけられたという逸話が残っているほどです。
そしてその自信が証明されたかのような大ヒット、当時のDormeuil本社にはジントニックがいくらあっても足りなかったことでしょう!
僕が昨春作ったDark greyのダブルブレステッドスーツもオリジナルのTonikに近いヴィンテージです。
Super BrioはMohairとWoolをより細番手にして完成させたTonikの進化系、軽量版ともいえる傑作です。
正確な品質は54% Mohair + 46% Wool(28g/m)、組織はプレインウィーヴ/トロピカル(平織)です。
*以前は60% Summer Kid Mohair + 40% Wool(260g/m)というボディもありましたがそちらよりこちらの方がオリジナルに近いと聞いています
数多くのヴィンテージ素材を見てきた僕の記憶によれば1970年代ですら280g/mはライトウエイトだったはずです。
すなわちリリース当時(1958年)における280g/mはウルトラライトウエイトだったはずです。
Tonikに次ぐ大ヒット商品になったのも納得ですしDormeuilの技術力の高さに脱帽です!
僕も2回連続の大ヒットなるものを飛ばしたいものです。。。
それはともかく、今回収録されているのは完全な無地6マーク:(上から)Black・Navy blue 2-1・Navy blue 2-2・Blue・Dark Grey・Light Grey、シャドウストライプ2マークです。
いろいろ書きました(いきなり長文になり申し訳ありません!)けれど「国家元首の服地」「Mohariの宝石」とも称されるSuper Brioですからね。
最高です!
そして、やっぱりこうして名品中の名品を目の当たりにすると激しく作りたくなります!!
下画像のチェック2マークはTonik Frilexです。
「ふ〜ん、またTonikの現代版か。。。」と思ったら全然違いました汗。
1936年にLondonで画期的なサマーコレクションとして発表された、そしてのちにリリースされるTonikのルーツとして語り継がれるFrilexの復刻ボディでした!
Dormeuilの技術を駆使して織り上げたプレインウィーヴ/トロピカル(平織)組織により当時としては驚異的な軽量性、通気性、速乾性を実現したFrilexはかなり話題になったようです。
僕は残念ながら当時のFrilexをヴィンテージ着分でも見たことがないのでこの2マークがどれだけ当時に忠実に復刻されているかは分かりません。
ですが、「なるほど、確かに発展するとTonikになりそう!」と思えるヴィンテージ感あふれるハリコシとハードな素材感がとてもイイ具合です。
ご来店の際にはぜひとも触ってみてください。
Dormeuilのご説明は。。。
不要だとは思いますが簡単に!
DormeuilはParisに本社を置く世界最古のマーチャントです。
その歴史は1842年にUKから毛織物を輸入販売することから始まりました。
以降、「1927年に世界で初めて服地にセルヴィッヂ(耳)を採用」「それまでは難しいとされていたMohair原料を使用した服地の製造に成功」「Tonik等の歴史的傑作を複数リリース」といった数多くの逸話を残して現在に至ります。
上記の通りFrench企業ながらも創業ほどなくして独自の感性を反映したオリジナルファブリックをUKミルに織らせたり、1971年にはLondonに1号店をオープンさせたり、UKミルを傘下に収めたりとBritihsカラーが極めて強く、コレクションはそのほとんどすべてがEnglandのHuddersfieldにある傘下のミルにて生産されています。
*上述の通り最近はmade in Italyのコレクションも増えているようです
創業から183年。
紋章に刻まれている “domus optima domous amica(最高の品質を最高のおもてなしで)”という言葉のとおり、現在もトップマーチャントとして世界80カ国以上にその美しい作品を供給し続けています
Savile Clifford

Savile Clifford/サヴィルクリフォードは1899年創業。
現在は先にご紹介したDormeuilとライヴァル関係にある大手マーチャントScabal/スキャバルの傘下に入っている&モダンクラシックなモノ作りを得意とするブランドです。
4マークオンリーとやや寂しいですが、いずれも強い個性を持つ濃厚な素材なので「選びやすい」とポジティヴに捉えたいです。
Savile Cliffordの素材で作ったことは一度しかないのですがとても好印象だったので来シーズン以降またマーク数が増加すると嬉しいです!
さて、今回コンパイルされている4マークですが左2マークはWool + Linenボディで右2マークはPure Woolのピンヘッドボディです。
前者からもう少し深掘りをします!
品質は52% Wool + 48% Linen(310g/m)でハードな100% Linenにも似た「顔」と肌触りを持つ一方でWool特有のしなやかさと滑らかも併せ持つハイブリッドな傑作です。
inenが持つナチュラルでリラックスしたテイストとWoolが持つシックでエレガントなドレープを共有したこのボディで作ったスーツ/ジャケットは、きっと爽快なリゾートスタイルにラグジュアリー&クラッシーなムードを加えてくれるに違いありません。
ツイル(綾織)組織とLinenに由来する上品な光沢も見逃せません。
カラーはNavy blue(左)とBlue(右)です。
右2マークはヴィンテージテイスト溢れるハードタッチなピンヘッドボディで品質は100% Wool(275g/m)です。
中/太番手由来の大きめピンヘッド、ドライなタッチ、ハードな打ち込み等々、極めて通好みな素材です。
個人的にはどちらも大好きです!
William Halstead 2-1 – Pure Wool –



William Halstead/ウィリアムハルステッドはEngland北部にあるWest Yorkshire州Bradfordにて1875年に創業されたミルです。
「William HalsteadといえばMohair」と称されるWilliam Halstead。
「British Mohairの大家」とも呼ばれるWilliam Halstead。
とにかくWilliam HalsteadはMohairブレンド素材が得意です。
名門マーチャントのバンチブックにコンパイルされているmade in EnglandのMohairブレンド素材はその多くがWilliam Halstead謹製なのもこの業界では有名な話です。
2025 Spring/Summerシーズンも少なからぬお得意様がWilliam HalsteadのMohairブレンド素材でスーツやジャケットをご注文くださいました。
あ、そうだ、僕もWilliam Halsteadの傑作ボディMohair TwillのBlack無地でスリーピーススーツを作りました!
そんなWilliam Halsteadですが、LOUD GARDENでは2023年秋にリリースしたCrown Flannelという気合の入った名前の素晴らしいFlannelでも高い人気を誇ります!
来秋こそ僕も作りたいな〜!!
とはいえ。。。
このバンチブックは2026 Spring/Summerシーズン向けなので、もちろんCrown Flannelはコンパイルされていません。
そして、得意のMohairブレンドボディはたくさんコンパイルされています。
全33マークの半分以上がMohairブレンドボディです!
散々「Mohair!」と煽っておいてアレなのですが。。。
William Halsteadの冒頭にコンパイルされているこちらの15マークはMohairブレンドではなくPure WoolのFrescoタイプです。
Frescoタイプ、つまり太めの強撚糸を使用しトロピカル組織で織り上げた「高い通気性」「最高のハリコシ」「独特のシャリ感」「優れた抗シワ性」「美しい仕立て映え」を誇るボディです。
具体的な品質は100% Wool(310g/m)です。
Suitingとはいえ。。。
かなりざっくりした素材感を持つのでこのタイプの素材はジャケットやトラウザースを単品でお作りになる方もたくさんいらっしゃいます。
ちなみに、Frescoは1907年にMartin Sons & Co./マーティンソンズが開発したマスターピースです。
リリース後100年以上が経った現在もMartin Sons & Co.を傘下に収めるHFW:Huddersfield Fine Woerstedが商標を保持しているため、HFW傘下のマーチャント/ミル以外のテキスタイルメーカーがFrescoを名乗ることは許されません。
このDiaryでしばしば「Frescoタイプ」「Frescoに似たタイプ」という表現を使うのはそのせいです。
しかし。。。
100年以上の歴史を誇るのはもちろん、現在も商標を保持し続けるほどヴァリューが高い(つまり、現在も売れている)というのもすごいですよね!
僕は「オリジナルにしか宿らない価値」が確かにあると思うタイプの人間なので、Frescoタイプなら「やっぱりMartin Sons & Co.のFrescoに限る」「Frescoタイプのボディに長年の実績があるSmith Woollensがネクストベスト」と思っています。
が、しかし、3回目にご紹介したHolland & SherryのAirescoと今日ご紹介するWilliam Halsteadのこちらは別です!
なぜならば!?
老舗マーチャントならではの本物(= Martin Sons & Co.のFresco)と遜色ない高い完成度のボディも◎ですけれど。。。
それに加えて独特の色柄が最高過ぎるのです!
次回ご紹介するWoodheadのFrescoタイプボディも同様の理由でナイスです!
つきましては、「シャリッとしたFrescoタイプの素材もいいかな?」という方がいらっしゃいましたら、ぜひともMartin Sons & Co.、Smith Woollens、Airesco by Holland & Sherry、Woodhead、そしてこのWilliam Halsteadのすべてをチェックしてみてください!
*Martin Sons & Co.のFrescoは複数ボディがコンパイルされている定番バンチブックをご用意しています
もうちょっとソフトな素材感&繊細なカラーリングをご希望の方にはItalianミルのFrescoタイプをオススメします!
上:華やかなカラーリングが最高にカッコいいグレンチェック3マークです。
中:ハウンズトゥース、Black & Whiteのグレンチェック、チョークストライプなどクラシカルパターン6マークです。
下:無地6マークです。
ストライプはMartin Sons & Co.に比べてややハッキリしているでしょうか
William Halstead 2-2 – Mohair Blend –




Crown Flannelも先にご紹介したFrescoタイプも素晴らしいけれど。。。
William Halsteadの代名詞的存在、看板商品、最大の「ウリ」はやっぱりMohairブレンドボディです。
なので、キッチリとMohairブレンドボディが最後にコンパイルされているのは嬉しい限りです!
上の画像から順番にご説明をします。
画像1は冒頭のDormeuilの説明でも少し触れたTonikタイプのMohairブレンドボディです。
具体的な品質は70% Wool + 30% Mohair(330g/m)で組織はプレインウィーヴ/トロピカルです。
バシッと仕立て映えがする素材をお探しの方、Mohair由来の豊かな光沢と通気性とシャリ感とハリを満喫したい方に超オススメな素材です。
カラーヴァリエーションも申し分ないと思います。
1番上な(Blackではなく)Midnight Blueです。
画像2は昨春スマッシュヒットを記録したWilliam Halstead for “A Gentleman At The Bar” と同じボディです。
品質は76% Wool + 24% Kid Mohair(330 /360g/m)で組織はツイルです。
もう少し具体的にご説明すると「2Plyの梳毛Woolを経糸(タテイト)に、Mohairを緯糸(ヨコイト)に使用してクラシカルなツイル組織で織り上げた」「William Halsteadが20年以上に渡ってメインボディのひとつとして展開し世界中のダンディたちを魅了してきた」ベストセラーボディです。
メンズのテイラードウェア業界ですら軽くて薄くてソフトなボディが重宝される傾向にある昨今です、ツイル組織のMohairブレンド素材は極めて少なくなりました。
僕がこの業界に足を踏み入れた30年ほど前には結構あったんですけれど。。。
まあ、Mohair原料はあまり細番手に引けないですし、ツイル組織はトロピカル組織に比べて重くなりがちですしさもありなんですね。
そんなツイル組織のMohairブレンド素材を定番的にそこそこのヴォリュームで展開しているのはItalianミルだとVBC、UKミルだとこのWilliam Halsteadくらいではないでしょうか。
もちろん一部マーチャントのバンチブックにも存在しますが、それらのほとんどはVBCかWilliam Halsteadが供給しているはずです。
あ、あとはわが国の至宝葛利毛織さんも少しやっていますね。
という業界の「事情」はともかく、こちらはMohairとツイル組織が織りなすその美しい光沢、バシバシに強く打ち込んでいるゆえのハリコシ、深いカラー等々が本当に素晴らしいマスターピースです。
見る度に、そして触る度に「いつか作ってみたいなあ。。。」と思いつつ機会に恵まれませんでしたが、昨春遂に作ったところ。。。
大大大大満足しています!!
画像3は冒頭に収録されているDormeuilの傑作素材Super Brioタイプです。
具体的な品質は60% Kid mohair + 40% Super 120’s wool(250g/m)で組織はプレインウィーヴ/トロピカルです。
ほとんどSuper Brioと同じクオリティ/ボディですね!
ちなみに、Kid Mohairとは生まれた年の夏に初めて刈り取られた仔山羊の毛を指します。
つまりは一生に一度しか刈り取れない希少価値の高い、そして(赤ちゃんの毛と同様に)繊細で柔らかい毛を使っている訳です。
柔らかいといってもそこはMohairですからね、かなりのシャリ感とハリです!
今回コンパイルされているSuper Brioは通常のMohairですから比べてみるとこちらの方が少しソフトでしょうか。
そして。。。
ここだけの話。。。
Dormeuilよりも少しだけリーズナブルです。
ですので、迷った場合にはSuper Brioのセレクトをお願いします!
という「単価up誘導」はやめておいて笑。
その場合にはよりオリジナルに近いハリコシがお好きならDormeuilを少しソフトな肌触りがお好きならWilliam Halsteadをオススメします。
画像4は2022 Spring/Summerシーズンにデビューした経糸にインディゴ風の色糸を使用し緯糸にホワイト糸を使用したデニム風素材です。
品質は77% Wool + 23% Mohair(490g/m)で組織はツイルです。
490gというと17oz以上、素晴らしいヘヴィさですよね〜!
デニムとして考えても超ウルトラヘヴィです。
加えて、この「顔」!
これはかなりの傑作だと思います!!
大オススメです!!!
恐らくこちらは完売したらリピートはないと思いますので、もし「お!」とお思いの方がいらっしゃいましたらお早めにお願いします。
いやあ。。。
いずれも「さすがMohairの大家!」な逸品ばかりです。
全マークのご紹介は以上です。
最後に、今日の「僕のオススメBest 4」をご紹介します。
本当は「3社からそれぞれ1マークを」と思ったのですがWilliam Halsteadは1マークに絞りきれませんでした汗。
なお、いつも書いていますけれど、あくまで「今日の」なので、そしてどれも素晴らしい素材なので明日には変わっているかもしれません!
Dormeuilからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

Super BrioのBlue無地です。
この鮮やかなBule!
そして、この業界では「サバ」などとも呼ばれる極上の輝き!!
そしてそして、Super Brio!!!
サイコーです。
僕ははこちらならフォーマルテイストが強めのスリーピーススーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:11.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジションのシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + ストレートヘム」で作りたいです。
ボタンはくるみボタン、ライニングはBlueグラデーションのスカルプリントライニングにしたいです。
そして、ライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)やボタンホールの一部はNavy Blueにしたいです。
Savile Cliffordからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

Wool + Linenボディの2カラーです。
僕はこちらの2カラーを巧みに使ってEnglishジェントルマンスタイルなスリーピーススーツを作りたいです!
具体的にはジャケットを「7.5cm巾のセミノッチドラペル + 真ん中ひとつがけ/段返りのシングルブレステッド3ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「5.5cm巾のセミノッチドラペル + シングルブレステッド6ボタン」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cmのターンナップヘム」で作りたいですです。
ボタンはBlueに染めマザーオブパール(白蝶貝)ボタン、ライニングはLibety LinigsからRed, White and Blueのフローラルプリントライニングをセレクトしたいです。
そして、カラークロスはWhiteにして、フラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールはRed糸にしたいです。
「2カラーの巧みな使い方」ですが、メインは右のBlueにしたいです。
そして、カラー(上衿)やチェストポケットやウエストポケット/アウトサイドティケットポケットの両玉縁やターンバックカフスを筆頭にしたジャケット/ヴェスト/トラウザースのとろろどころを左のNavy Blueにしたいです。
加えて、Navy Blueで単品トラウザースも作っておいて時々ジャケットとセットアップさせたいですね!
William Halsteadからはまず ↓こちら↓ をセレクトしました。

このモダンレトロ/モダンヴィンテージな佇まいがたまりません!
そして、Redのウィンドウペーンが超スーパーカッコいいです!!
僕はこちらならややミリタリー&MODなダブルブレステッドジャケットを作りたいです。
具体的には「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で作りたいです。
はい、最近のお気に入りかつLOUD GARDENでも今年にになって人気となっているスタイル/デザインです。
ボタンはくるみボタン、ライニングはRedが効いたロックなプリントライニングにしたいです。
そして、カラー・くるみボタン・胸ポケット・ウエストポケット/アウトサイドティケットポケットの両玉縁を筆頭にしたジャケットとトラウザースの一部パーツはRed無地にしたいです。
こちらと相性良好なボディのRed無地を見つけるのはイージーではないと思いますがもし本当に作るなら絶対に見つけたいです!
そして、カラークロスとフラワーホールとボタンホールの一部はRedにしたいです。
William Halsteadからは ↓こちら↓ もセレクトしました。

William Halsteadからはもう1マーク、4の上:Indigo blue風をセレクトしました。
もちろん僕がスリーピーススーツを作ったMohair TwillのBlackも超スーパー猛烈イチオシです!!
が、そちらの素晴らしさは既にそのスリーピーススーツをご紹介する回でお披露目済みなので敢えて今日はセレクトしませんでした。
それはともかくこのデニムっぽさ、本当にゴキゲンです!
しかも、このデニムっぽさをMohairブレンドのツイル組織で表現しているのがイイ!
そして、490g/mというヴィンテージ感しかないスーパーヘヴィウェイトもイイ!
そしてそして、「Mohair屋さん」と表現しても間違いではないWilliam Halstead謹製というのもイイ!
僕はこちらならBlackと同じデザインのスリーピーススーツ、あるいはコートを作りたいです。
コートならバルマカーンコートを作りたいですね。
バルマカーンコートとニューズボーイキャップのセットも素晴らしく素敵そうです!
以上です。
次回はこのバンチブックの後半:John Foster / Wooheadをご紹介します。
乞うご期待ください。
8rd. Apr. 2026
Ryoji Okada