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New bunch book collection for 2026 Spring/Summer vol.9: The Album vol.23 – SpringRam by Harrisons –

Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

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先日Xで「録音(レコーディング)音楽産業についての新しいレポートを発表」なる記事を見たのですが、それによれば2025年のUSAではアナログレコードのセールスが19年連続で増加し10億ドルの大台を突破したそうです。

10億ドル突破は1983年以来だとか。

具体的には対昨年9.3%増の10億4,000万ドル/4,680万枚だったそうです。

一方でCDのセールスは減少が続き、対昨年11.6%減の3億1,240万ドル/2,950万枚だったそうです。

録音音楽産業を牽引しているストリーミングによる総売上は対昨年3.0%増の97億5,000万ドルだったそうです。

録音音楽産業全体では対昨年3.1%増の115億4,000万ドルだったそうです。

アナログレコードとCDとストリーミングを合計しても115億4,000万ドルにならないのは他にカセットとかDVD/BDとかがあるからですかね?

とにもかくにもすごく興味深いデータでした。

特に興味深かった、というかびっくりしたのはCDの凋落です。

「アナログレコード人気」とか「CDが売れない」といった話はよく耳にしますがここまでとは!?

あくまでUSAの数字ですが我が国でも同じ傾向なのは間違いないでしょう。

今も基本的にはCDで音楽を聴いている僕にとってはちょっとショックでした。

まあ、アナログレコードの方が音が優れているし愛着も湧きやすいとは思います。

でも。。。

店で聴く時とかにリピートができないし。。。

保管するにも気を遣う&(CDより)場所をとるし。。。

コツコツとアナログレコードを聴くために買い集めた良質なアンプやスピーカーは全部処分してしまったし。。。

*一応今でもアナログレコードが聴ける環境はあります

加えて、音楽は基本的にアルバム単位で聴きたい人間な上にストリーミングはどうやら音楽の作り手にそこまでありがたみがないらしいという点が気になってストリーミングはやっていませんし。

僕はCD派なのです!

でも、ここまで凋落が続くといずれ存在自体がなくなるかもしれませんね。。。

消えるのは。。。

スーツが先か、CDが先が。。。

どちらも頑張れ!!

 

 

 

ところで。

「アルバム」といえば

5日振りに新作バンチブックをご紹介します。

9回目の今日は「UKを代表するマーチャントグループであるHarrisons Groupが自慢のスペシャルファブリックを独自セレクトしたバンチブック/ブックレット:The Album」のvol.23です。

前回の最後に書いた通り「Loro Pianaの次はやっぱりErmenegildo Zegnaかな?」と考えていました。

が、今日ご紹介する濃厚至極なThe Album vol.23が金曜日に届いたので「熱々のうちにご紹介しよう!」と思い直しました。

*The Album vol.23の入荷は当初の予定にはありませんでした(M社のWさん、ありがとうございました!)

もちろん。。。

残念ながらこの3連休はご来店が多くなくセールス的にもすごく苦しかった(泣)にも関わらず結構バタバタしていたので、比較的写真撮影に時間を要しないブックレット形式のこちらをセレクトしたという背景もありますけれど。。。

それはともかく、The Album vol.23には今春リニュアルを果たしたHarrisonsのSpringRamが40マークコンパイルされています。

The Albumは複数コレクションから抜粋された素材がコンパイルされているケースが多いのですがvol.23は「SpringRam 1本」です。

なので、僕は「リニュアルしたSpringRamに相当の自信を持っているんじゃないかな?」と想像しています。

実際に、素晴らしいコレクションに仕上がっていますのでご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみてください。

もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っています。

気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡をください。

ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブック/ブックレットです。

 

 

もう干支が一周回るくらいになるでしょうか、W.Billを加えたHarrisons Groupeは今やHarrisons、Lear Browne & Dunsford、H.Lesser & Sons、Porter & Harding、Smith Woollens、W.Billといったブランドを抱えているのですね。

壮観です!

こうなると一大勢力、というか、もはや最大勢力ですね!!

そして、「力」があるのは数だけではなくその内容もですからね、まったくもって素晴らしい限りです。

そんなHarrisons Groupの「おすすめセレクションブックレット:The Album」の最新版vol.23には上述の通りSpringRamがコンパイルされています。

たたんだ状態でほぼA4サイズ、見開き4ページのブックレットです。

通常のバンチブックに比べてコンパイルされている素材サンプルの大きさは小さめですが、見開くと全マークを俯瞰で見られるのが好評です。

確かに見やすいですし、色柄を比較しやすいですもんね。

では、早速全ページを個別に見ていきましょう!

今日も猛烈に熱い気持ちでご紹介します!!

そして、最後に「僕のオススメBest 3」を披露します。

 

 

Page 1

 

 

まずはSpringRamの説明から。

SpringRamは「YorkshireのWool産業が誇る比類なき伝統と卓越した技術を体現する素晴らしいストーリー」を持つ「究極のTravel Suit向けSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)」です。

この真にEnglishな品質を生み出すための工程はすべてYorkshireの半径20マイル圏内で完結しています。

まずメイン原料として使われる「UK最古の品種:Cheviot種の羊」は*Matrickで飼育され、その羊毛は地元で刈​​り取られ・洗浄され・等級分け/選別されます。

*Matrick:リリースにはMartickと確かに書かれていましたが勉強不足でYorkshireのどの辺りかは把握できていません汗

そんな貴重かつ希少なCheviot Woolを主とするBritish Woolを50%以上(ライトウエイトボディのみ33%以上)使用した2Plyあるいは3Plyの強撚糸を用いて「ハリコシとヴォリュームに恵まれた唯一無二のボディ」に織り上げたSuitingがSpringRamです。

その特徴は優れた耐摩耗性、耐シワ性、耐久性、そして高い引張強度。

理想的なTravel Suitに求められるあらゆる要素が備わっています。

原料とともにその要素を生み出す紡績・製織・補修・整理・フィニッシュはすべてHuddersfieldとその周辺で行われます。

このDiaryをしばしばでもご覧くださっている皆さんならご存知の可能性が高いですが、Huddersfieldは世界最高級のWool産地あるいはUK毛織物産業の聖地として名高い地域です。

これは、この地域が豊富に有する「極めて柔らかくミネラル分をほとんど含まない水」が上質なWool素材の生産に不可欠なためです。

また、上記の各工程が何世代にも渡って受け継がれてきた熟練の技術とこの地でしか得られないノウハウによって行われている点も見逃せません。

具体的な名前をあげると、プロデュースは1903年に設立されたHuddersfieldの名門マニュファクチャラー:Moorhouse & Brookが担っています。

かように強いこだわりを追求した結果生まれた「地域密着型生産」と「低炭素フットプリント」によって、SpringRamが極めてハイレヴェルな持続可能性とトレーサビリティを獲得するに至ったストーリーもとてもユニークではないでしょうか。

SpringRamの品質は全マークが100% Woolで組織はプレインウィーヴ(平織)です。

*ウエイトは後述します

どうでしょうか。。。

いわゆるポーラタイプのボディなのですが。。。

「目が詰まったFrescoタイプのボディ」と表現した方が通の方には伝わりやすいかもしれません!

こちらのPage 1には100% Wool(355g/m)の柄物がコンパイルされています。

マニアックなボディとマニアックな色柄のマリアージュ。。。

全マーク素晴らしいです!

モダンレトロな1着が作りたくなります!!

皆さんはどれが最もお好きですか?

僕は。。。

後述します!

 

 

Page 2/Page 3

 

 

 

Page 2とPage 3にはPage 1と同じ100% Wool(355g/m)ボディの無地が19マークコンパイルされています。

Navy Blueのヴァリエーション。

ニュアンスの効いたBlue Grey。

1マークだけ突然出てくるピンヘッド。

こういったボディには珍しいOff White。

トレンドのGreen。

これ以上にない完璧なカラーヴァリエーションだと思います!

SpringRamはそのほとんどの素材で異なるカラーの糸を撚り合わせています。

それゆえ、より視覚的な魅力:独特の立体感・深みのあるメランジ効果が生まれているのですが、Page 3のGreyとBrownはまさにその本領が発揮されていると思います。

強め&濃厚なメランジがとってもイイ具合ですよね!?

また、Off Whiteでノーフォークジャケット + ニッカボッカーズ + ニューズボーイキャップの3ピーススーツを作ったら最高に素敵だろうな〜!

などとも思います。

 

 

Page 4

 

 

Page 4にはPage 1~3とは異なるウエイトの素材がコンパイルされています。

左列上2マーク:100% Wool(445/465g/m)のStitched Hopsackです。ヘヴィウエイトとスティッチの効いたHopsackが自慢の逸品です。これは「ジャケット(あるいはスーツ)に仕上がったらこの小さな見本の5倍くらい素敵になるのでは?」と思います。最高にカッコいい素材なので超激しく作ってみたいです!

左列下3マーク:100% Wool(460/480g/m)のヘヴィウエイトボディです。こちらのみ3Ply(他は2Ply)です。何がイイって。。。SpringRamと名前にSpringが入っているのに500g/m近いウエイトですよね〜!!この振り切れ方!大好きです。

右列:100% Wool(295/315g/m)のライトウエイトボディです。ライトウエイトといっても約300g/mですからね!頼もしい限りです。他のボディと比べたら物足りないような感じがしないでもありませんが我が国の気候だとこちらが一番現実的だと思います。

全マークのご紹介は以上です。

次に、僕が特に気になる「本日のイチオシ Best 3」をご紹介します。

*あくまで「本日の」なので&これだけ素晴らしいコレクションなので明日には変わっている可能性もあります!

 

 

ストライプからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

 

 

端正なNavy Blueもイイし、Greyのスーツをもう1着作りたいとこの1年ずっと考えている僕ですからGreyも捨て難いです。

が、今日の僕にはこちらが最も響きました!

僕はこちらならやっぱり。。。

LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」で作りたいです。

こちらならオリジナルヴァージョンよりアレンジヴァージョンがイイかな?

「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。

あちらはジャケットのデザインがオリジナルヴァージョンの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。

具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」したいです。

ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ

ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断

トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム

ボタンはmade in EnglandのMottled Dark Brownリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはLiberty LiningsからGreen系のフローラルプリントライニングをセレクトしたいです。

そして、ライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホールや一部ボタンホールはGreen系にしたいです。

 

 

グレンチェックからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

 

 

グレンチェックは複数あるBrownとかなり悩みました。。。

が、今日の気分はこちらのGreenでした。

やっぱりここ最近の僕はGreenが気になるようです!

僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。

はい、昨春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。

具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。

ボタンはくるみボタン、ライニングは同じGreen系のカモフラージュプリントライニングにしたいです!

また、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツは同素材のGreen無地にしたいです。

そして、パーツ使いをしたGreen無地でもトラウザースを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいですね。

 

 

無地からは ↓こちら↓ をセレクトしました。

 

 

このStitched Hopsackは強力なロマンがありますよね〜!

今春叶うかは別としていつか絶対に作ってみたいです!!

僕はこちらならこの2マークを巧みに使ったミリタリーなダブルブレステッドブレザーを作りたいです。

具体的には「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド8ボタン×4がけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で作りたいです。

ボタンは「いつか使おう!」と考えていたヴィンテージのGoldメタルボタン、ライニングはRed系のロックなプリントライニングをセレクトしたいです。

そして、ライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホールや一部ボタンホールはRed糸にしたいです。

「この2マークの巧みな使い方」ですが、メインは下のNavy Blueでカラーやチェストポケットやターンバックカフスやウエストポケット/アウトサイドティケットポケットの両玉縁は上のMidgnihtにしたいです。

 

以上です。

 

ブックレットだから比較的簡単なつもりだったのですが。。。

すごく濃厚なコレクションのために済む予定がかなり時間を要しました汗。

正直、いつものバンチブック紹介とあまり変わらない時間がかかりました汗汗。

なだけでなく、文章も長めになってしまいました汗。

でも、それもこれもSpringRamの素晴らしさゆえです!!

こんな素晴らしい素材を3月のうちにご紹介できて本当によかったです。

Ermenegildo Zegnaは。。。

できれば金曜日までにご紹介できればと思っています。

乞うご期待ください!!

 

 

 

23rd. Mar. 2026

Ryoji Okada

 

 

 

< New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Sidogras

  ☑︎ vol.2: Frontier by Harrisons

  ☑︎ vol.3: Airesco by Holland & Sherry

  ☑︎ vol.4: Summer Target by Holland & Sherry

  ☑︎ vol.5: Riviera by Holland & Sherry

  ☑︎ vol.6: Drago

  ☑︎ vol.7: Vintage Gabardine by Kuzuri Keri

  ☑︎ vol.8: Loro Piana

  ☑︎ Spin-off #1: “Stardust” suiting

  ☑︎ Spin-off #2: Special “Leopard” collection

 



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