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New bunch book collection for 2026 Spring/Summer vol.3: Airesco by Holland & Sherry

Hiroshima Carp / Loud Garden / Ryoji Okada

 

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WBCがまもなく開幕!

オープン戦まっさかり!

いわゆる「球春到来」が秒読みですね。

少し前にこのDiary冒頭で「今季のカープは期待できるかも?」といったことを書きました。

あれ以降も練習試合やオープン戦を重ねている訳ですが、期待はより大きくなっている今日この頃です。

まず、平川選手と勝田選手を筆頭にいきなり一軍で活躍しそうなルーキーが複数人いること。

そして、2024年ドラフト1位の佐々木選手が主軸を担えそうなまでに急成長していること。

加えて、昨季ブレイクした中村奨選手が今季もやってくれそうなこと。

更に、久し振りの「アタリ助っ人野手」だったファビアン選手とモンテロ選手が準備に余念がなさそうなこと。

末包選手や野間選手や大盛選手や田村選手や矢野選手が二軍にいる状態でここまでチームが躍動しているのは相当ナイスだと思います。

平川選手と勝田選手と佐々木選手のおかげで一気に野手陣の「厚み」が増した感じがします。

もちろん二軍で調整している選手の力が必要なタイミングも必ずありますけれど。

また、坂倉選手が昨季のような状態にはならなそうなこと、二俣選手が今季こそ貴重な戦力になりそうなこと、現役ドラフトで獲得した辰見選手がかなりよさそうなことも大きいかな。

出遅れていたヴェテラン秋山選手が昨日犯した後逸は残念でしたが。。。

投手陣に目を向けると昨日も好投した新加入のターノック投手、中継ぎから回った栗林選手と岡本選手がいる先発陣も視界良好だと思います。

あとは、某選手との契約を解除した枠を使って黒原投手と滝田投手の長期離脱で心許なさが一段と増した中継ぎ陣の補強ができればサイコーです。

もしその補強をしても支配下枠は67ですから、シーズン中の「柔軟性」はそれなりにあります。

なんだか楽しみになってきました!

そうそう、某選手のことがあったせいか新井監督が選手をいじったり「家族」などと口にしたりせずかなり硬い表情なのもイイですね。

Go! CARP!

 

 

 

ところで。

「開幕」といえば。

いよいよ開幕した2026 Spring/Summerシーズンですが予定していたバンチブックの入荷がほぼ完了しました!

*一部遅れているブックとサプライズで入荷するブックがあります(後者はないかもしれませんけれど。。。)

オーダーメイドシャツ用の新作コレクションも月末までに全マークをご紹介しましたし、今日からはガンガン新作バンチブックのご紹介をするつもりです!

楽しみにしていると仰ってくださるお得意様もたくさんいらっしゃるので、とにかく気合を入れて、「強烈な努力(←妹のご夫君が勤務している会社のカレンダーから拝借している2026年のマイスローガンです)」とともにご紹介していきますので乞うご期待ください。

今シーズンは早い段階で既に2冊をご紹介したので今日が3回目です。

なので、今月中に最低でも10回目を終えたいと思います。

「少なくない?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、オーダーメイドネクタイ用新作コレクションのご紹介や自信作のご紹介もしたいので10回できれば「まずまず」だと思います。

何度もこのDiaryで書いている通り、バンチブックのご紹介は「撮影・下調べ・文章作成・校正」等々でかなりの時間と労力を要しますしね。

頑張ります!!

3回目の今日はHolland & SherryのAirescoです。

前回の最後に書いた通り本当はHolland & SherryのSummer Targetをご紹介予定でしたが、あまりにも時間が足りなかったのでバンチブック形式のSummer Targetは次回以降に回して今日はブックレット/サンプルブック形式のAirescoにしました!

もちろんブックレット形式でも気合は十分です。

最後までおつきあいいただければ幸甚です。

という訳で、早速ご紹介します。

 

 

 

今日ご紹介するバンチブック(というかブックレット)は ↓こちら↓ です。

 

 

AirescoはAirとFrescoを組み合わせてHolland & Sherryが生み出した造語です。

はい、そうです!

軽くて涼しいFrescoに似たタイプの素材という訳です!!

ちなみにFrescoは1907年にMartin Sons & Co.が開発したマスターピースです。

具体的には太めの強撚糸を使用しトロピカル/プレインウィーヴ(平織)組織で織り上げた「高い通気性」「最高のハリコシ」「独特のシャリ感」「優れた抗シワ性」「美しい仕立て映え」を誇るSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)です。

Suitingとはいえ。。。

かなりざっくりした素材感を持つのでジャケットやトラウザースを単品でお作りになる方もたくさんいらっしゃいます。

なお、リリース後100年以上が経った現在もMartin Sons & Co.を傘下に持つHFW:Huddersfield Fine Woerstedが商標を保持しているため、HFW傘下のマーチャント/ミル以外のテキスタイルメーカーがFrescoを名乗ることは許されません。

このDiaryでしばしば「Frescoタイプ」「Frescoに似たタイプ」という表現を使うのはそのせいです。

しかし。。。

100年以上の歴史を誇るのはもちろん、現在も商標を保持し続けるほどヴァリューが高い(つまり、現在も売れている)素材だというのもすごいですよね!

僕は「オリジナルにしか宿らない価値」が確かにあると思うタイプの人間なので、Frescoタイプの素材なら「やっぱりMartin Sons & Co.のFrescoに限る」と思っています。

が、しかし、今日ご紹介するAirescoは別です!

なぜならば!?

老舗マーチャントならではの本物(= Martin Sons & Co.のFresco)に匹敵する高い完成度のボディも◎ですけれど。。。

それ以上に、色柄が最高過ぎるのです!

いや、本当に素晴らしいです!!

加えて、Comfort Stretch機能がついたボディがあるというのもイイです!!!

という訳で、今日は今シーズンリニュアルを果たしたHolland & SherryのAirescoをご紹介します。

ブックレットはA4サイズの見開き3ページ。

両面プリント + 中表紙(で正しいかな?)にも素材見本が貼られているので合計6ページ構成。

*今日はQRコードが列記されている背表紙(で正しいかな?)以外の5ページをご紹介します

コンパイルされているマーク数は49と一般的なバンチブックとほぼ同じヴォリュームです。

では、まずは中表紙からいきましょう!

いや、その濃厚さを披露する前に!

まずはHolland & Sherryについて簡単にご説明します。

Holland & Sherryは1836年にOld Bond Street 10, LondonにてStephen George HollandとFrederick Sherryによって創立された世界最大級の規模を誇る超名門マーチャントです。

ルーツは別々で後年になってGievesとHawkesが合併したGieves & Hawkesと異なりHolland & Sherryは初めからHolland & Sherryだったんですね。

1836年といえば産業革命を経て翌年にヴィクトリア女王が即位するなどUKが繁栄を極めた時期の真っ只中です。

国の繁栄とともにHolland & Sherryも着実にビジネスを大きくしていき、創立50周年となる1886年にはかつて毛織物ビジネスの中心地であったLondonのGolden Squareに本社を移転、更に規模を拡大していきます。

その後も長い年月をかけて合計で約20社におよぶ企業をグループの傘下に収めるなど成長を続けました。

その結果ともいえるでしょう、当時Golden Squareで活動していたマーチャントの中で現在も残っているのはHolland & Sherryだけだそうです。

また、Holland & Sherryは創立当初から国外市場を重視しており競合他社に比べかなり早い段階でワールドワイドな展開を始めました。

その早くからのワールドワイド展開が「バンチブック販売を世界で最初に始めたという逸話」や「年間平均で約3,000ものパターンを揃えるといわれる総量世界一を誇る圧巻のコレクション」を生み出しました。

伝統に根ざした質実剛健なクオリティとともに開拓者としての先見性と果敢な挑戦者ならではの提案力もHolland & Sherryの大きな魅力なのです。

その後もHolland & Sherryの躍進はとまりません。

20世紀初頭にはNYCに営業所を構え南北America大陸でのビジネスを一層強固なものにします。

現在も機能しているRussia第2の都市:Saint Petersburgにある倉庫はRussia革命(1917年)前の時点で成功を収めていたそうです。

1968年にはScotlandはEdinburgh近郊に位置するPeeblesのマーチャントも傘下に収めそのPeeblesに本社を移転します。

Peeblesは確か二度だけ行ったことがあるのですがすごくイイところでした!

そして、1982年にはLondonの拠点をSavile Row 9-10, Londonに移転(2022年に31に移転)して現在に至ります。

ご存知の通り/上記の通りHolland & Sherryはマーチャントですが、直営のミル(機屋・織物工場)を国内外に所有し、従来のファッションアイテム向けに加えてインテリア向けのテキスタイルを生産するなど多岐に渡る事業を展開している点も極めてユニークです。

2002年からはUS最高峰との呼び声が高い縫製工場:Oxxford Clothes等を所有するIndividualized Apparel Groupの傘下に入っています。

以上です。

では、中身を見ていきましょう!

 

 

中表紙:Feeler Pageです。

 

 

このページには我々がFeeler(フィーラー)と呼ぶ「実際に触って素材感をFeelして/感じてもらう目的で大きめにカットされた見本」が貼られています。

Feelerが3マークあるのはAirescoが3ボディ展開だからです。

それぞれのボディを簡単にご説明すると。。。

上のストライプが僕のイチオシボディです!

品質は100% 4 Ply Wool(280g/m)で、Comfort Stretch機能つきです。

Plyとは「撚り」のことで、2 Plyは2本撚り(つまり双糸:ソウシ)、3 Plyは3本撚り、4 Plyは4本撚りの糸を意味します。

*Suitingにも1 Ply(単糸:タンシ)使いの素材もちろん存在しますがAirescoは3 Plyあるいは4 Plyオンリーの展開です

一般的にPlyが多くなるほど糸強度が増していき、素材はマットな質感になっていきます。

それはともかく、こちらは4 Plyという超本格派でありながらウエイトが280g/mと比較的軽量なのがナイスです!

また、Comfort Stretch機能がついているのも嬉しい限りです!

ちなみに、Comfort Stretchとはいわゆる*Natural Stretchのことです。

*Natural Steretch:PolyurethaneやElastaneを筆頭にした伸縮性のある化学繊維を使わずに/天然繊維のみでストレッチ性を持たせた素材に使う表現

そして、次:Page 1でその全貌をご紹介しますが、色柄が「最強」です!!

中は現代におけるFrescoタイプSuitingの主流ボディです、

品質は100% 3 Ply Wool(380g/m)です。

こちらのボディは無地のみの展開ですがヴィンテージ感あふれるモダンレトロなメランジが魅力の逸品です。

下は通好みのヘヴィウエイトな4 Plyボディです。

品質は100% 4 Ply Wool(440g/m)です。

冬を除いた3シーズンが「ターゲットシーズン」のAirescoですが、にもかかわらず400g/m超えというウエイトがめちゃくちゃイイですよね!

続いて、いよいよ中身を!!

ちなみに。。。

一般的にFeelerは続いて出てくる全マーク見本で再度登場することが多いのですが、Airescoはそれがありません。

つまり、Feelerの色柄はこのページでご確認いただくことになります。

チェックする際はぜひともこちらもお忘れなくお願いします!

 

 

Page 1

 

 

こちらはすべて100% 4 Ply Wool(280g/m)ボディです。

ご覧の通り!

色柄がサイコーに&たまらなくゴキゲンですよね!?

僕はこのブックレットを開いてぶっ飛びました!

右列の無地ももちろん素敵です。

が、個人的には完全に左列のストライプにKOされました。

Navy BlueもCharcoalもDark Brownもない潔さ!!

さすがHolland & Sherryです。

皆さんはいかがお感じですか?

僕は。。。

すっごく作りたいです!

 

 

Page 2

 

 

こちらは左列が100% 4 Ply Wool(280g/m)ボディで右列が100% 3 Ply Wool(380g/m)ボディです。

Page 1からすると少し地味な印象になりますが。。。

右列下段の美しいBlueグラデーション、左列上3マークのGreyが表現している古きよきタイプのメランジ等々見所はいっぱいです!

 

 

Page 3

 

 

こちらは左列と右列上3マークが100% 3 Ply Wool(380g/m)ボディで右列下5マークが100% 4 Ply Wool(440g/m)ボディです。

前者は温もり豊かなアースカラーがとてもナイスですよね!

後者はとにかくヘヴィなウエイトが白眉です!!

一応は冬を除いた3シーズンアプローチのボディですが。。。

そして、Martin Sons & Co.がFrescoをリリースした1907年当時ならば「Spring/Summerシーズン向け」で通ったボディですが。。。

さすがに2026年の日本だと春と秋がメインになるでしょうか?

H様やI様やK様やT様といった好事家なお得意様たちなら真夏も涼しげなお顔で着こなしてしまいそうですが。。。

いずれにしてもかなりマニアックなボディです。

Airescoの全マーク紹介は以上です。

続いて各ボディからセレクトした僕が特に気になるイチオシ素材をご紹介します。

 

 

100% 4 Ply Wool(280g/m)のイチオシは ↓こちら↓ です。

 

 

「イチオシ」とは書きましたが。。。

この3マークはどれも「ヤバい」です!

特に上:Redと下:Yellowは完全にツボです。

画像でもちらっとだけ見えているRedの上のOrangeも気になって仕方がありませんけれど汗。

この色柄ならジャケット単品もアリですよね!?

でも、やっぱり、せっかくならスリーピーススーツを作りたいです。

具体的には、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」のアレンジヴァージョンで作りたいです。

「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。

あちらはジャケットのデザインがオリジナルの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。

具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」したいです。

ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケット(チェンジポケット)ポケットつき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ

ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断

トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム

ボタンはくるみボタン、ライニングはド派手にキメたいです!

そして、ストライプとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはWhiteにしたいです。

さあ、作るならRedかYellowか!?

はたまたOrangeか!?

どうするRYOJI!?

 

 

100% 3 Ply Wool(380g/m)ボディのイチオシは ↓こちら↓ です。

 

 

Page 3の左列1番上にコンパイルされているこちら。。。

なんともいえない「Autumn/Winterシーズン向けのような温かい佇まい」と「強力なヴィンテージテイスト」に惚れました!

僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。

はい、昨春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。

具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。

ボタンはくるみボタン、ライニングはRedが効いたロックなプリントライニングにしたいです!

また、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツは同素材のTerracotta(Page 3の左列下から2番目)にしたいです。

そして、パーツ使いをしたTerracottaでもトラウザースを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいですね!

加えて、ライニングとの「カラーストーリー」でカラークロスやフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールはRedにしたいです。

 

 

100% 4 Ply Wool(440g/m)ボディのイチオシは ↓こちら↓ です。

 

 

Page 3の右列1番下に鎮座するNavy Blue無地です。

Feelerページの1番下もすごく気になりますが。。。

今日の僕にはこちらの方がより響きました!

僕はこちらならミリタリーなダブルブレステッドブレザーを作りたいです。

具体的には「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド8ボタン×4がけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で作りたいです。

ボタンは「いつか使おう!」と考えていたヴィンテージのGoldメタルボタン、ライニングはLiberty Liningsからセレクトしたいです。

同ボディのLight Grey(Page 3の右列上から4番目)でトラウザースも作りたいです!

 

以上です。

 

次回は。。。

次回こそは。。。

Summer Targetをご紹介予定です。

最高に素晴らしいバンチブックなので乞うご期待ください!

 

 

 

2nd. Mar. 2026

Ryoji Okada

 

 

 

< New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: Sidogras

  ☑︎ vol.2: Frontier by Harrisons

 



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