昨日は今季初めての神宮球場でした!
結果は。。。
またしても負け。。。
しかも最悪なサヨナラ負け。。。
「そういえば最近全然勝ち試合を観ていないな」と思って過去3年の神宮球場における年間成績を調べたら。。。
2023年 2勝10敗
2024年 4勝7敗
2025年 3勝9敗
でした。
3年間の通算成績は35試合9勝26敗で勝率.257という状態です。。。
もうちょっと長い視点:2020年から2025年で見ると少しマシだけれどそれでも75試合28勝45敗2分で勝率.384という。。。
なるほど、最近全然勝ち試合を観ていない訳です笑。
「我慢」「育てる」も結構だし、まだ開幕したばかりだけれど。。。
「横一線」「競争」というからには状態の悪い選手を上位に固定するのはやめて欲しいですけどね。
仮に状態が悪くても上位で使い続けてOKなのは小園選手だけでしょう。
とにもかくにも!
今日は勝つ!!
ところで。
「3」といえば。
今日は3日振りに新作バンチブックをご紹介します。
14回目の今日は「複数メーカーの極上Jacketing(ジャケッティング:ジャケット向けテキスタイル)とTrousering(トラウザリング:ボトムス向けテキステイル)が百花繚乱している見応えたっぷりのバンチブック:Jacket & Trousers」です。
過去13回は*基本的にSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)のバンチブックだったので、早くこのバンチブック(あるいは他のJacketingのバンチブック)もご紹介したかったのですが。。。
*Loro PianaなどJacketingもコンパイルされているバンチブック・Holland & SherryのSummer TargetなどJacketにも適した素材がコンパイルされているバンチブックが複数あったことはこのDiaryをご覧いただいている方ならご存知だと思います
JacketingのバンチブックはSuitingのそれよりも労力と時間がかかる傾向にあるんですよね。。。
なので、後回しになりがちです汗。
が、複数のお得意様からJacketingのお問い合わせをいただいたこともあり今日はこちらにしました。
モチヴェーションをあげていただき感謝です!!
では、早速ご紹介しましょう。
*これまでにご紹介した13回(+ 番外編2回)分のリンク集は末尾にあります
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

世界3大Italianミルの一角を成すFratelli Tallia Di Delfino。
通好みの名門ItalianミルE.Thomas。
マニアックな素材を得意とするUKミルLassiere Mills。
Japanミルの代表的存在Miyuki。
タイトルにも記した上記のトップミル4社を筆頭に、たくさんのミルによる素晴らしいJacketing/Trouseringが「これでもか!」とコンパイルされている1冊です。
今日はこの「見始めたらあれもこれも作りたくなるに違いない魅惑の極上コレクション」の片鱗を全力を傾けて熱い気持ちとともにご紹介します。
ぜひご堪能ください!
前回も書きましたが。。。
様々な注意を払って写真撮影をしているものの。。。
やはり実物の素晴らしさを100%表現できていない画像が少なからずあるのも事実です。
かといって全マークをすべて個別画像でお見せすることも叶いません。
つきましては、ご来店の際にぜひともじっくりと最初から最後までチェックをしてみてください。
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能ですので「Fratelli Tallia Di Delfino – FTD Gold Collection -の上から5番目をもう少し分かりやすい画像で見てみたい」とか「E.Thomasのイチオシが気に入ったので前回と同じデザイン・サイズのジャケットを作っておいて!」とか「AngericoのWool Cotton Seersuckerはジャケットだとおいくら?」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申しつけください。
すぐにご対応します!
また、複数ミルのJacketingがコンパイルされているバンチブックは他に2冊あります。
ご来店の際はぜひともそちらの2冊とあわせてじっくりご覧ください。
*残りの2冊も極力早めにご紹介したいと思っています
Fratelli Tallia Di Delfino:FTD Gold Collection

つい先日もご紹介しましたが、まずはFratelli Tallia Di Delfino(以下FTD)についてササっと「復習」しましょう!
—–
FTDは1903年にBella/ビエッラ地区のStrona/ストローナに発祥した120年以上の歴史を誇るItaly屈指の最高級テキスタイルメーカーです。
その最大の特徴は「高級織物」しか生まれえない生産背景にあります。
具体的には、FTDの生産が「豊富な水資源により古くから繊維・織物産業が根づいてきた環境」の中で「梳毛織物においてはSuper 120’s ~ 200’s(17.5 ~ 13.5μ*)のみを扱うなど常に最高級原料を使用」し「最新設備と伝統技術に基づいた生産体制を構築」して行われていることにあります。
世界中から熱い支持を集めている「繊細な表現」はこの生産背景の賜物といえます。
また、Italy(つまり、世界)トップクラスとの誉れ高いクリエイティヴチームが担当するデザインも特徴的で、毎シーズン「歴史に裏打ちされたクラシックな感性」と「時代を引っ張っていくという高い志」が絶妙なバランスで融合されたコレクションをリリースしています。
2008年にはMarzottoグループの傘下に入り、これまでに培ってきたレガシーはそのままにスケールメリットを獲得したことでエコフレンドリーな新機軸を打ち出すなど更なる躍進を遂げてますます業界内のプレゼンスを高めている点も見逃せません!
*μ=マイクロン
—–
バンチブック冒頭にコンパイルされているのはそんな最高級ミルFTDの最上位Jacketingボディ:FTD Gold Colletionです。
具体的には「上質なCashmereにも匹敵するクオリティを誇る14.5μのSuper 180’s原料を使用した極上以外に表現のしようがない素晴らしい質感を持ったボディ」です。
14.5μといえば。。。
あのErmenegildo Zegnaが誇るハイエンドSuting:15 MilMil 15より繊維が細いということを意味します。
さすがFTD!!
品質は100% Super 180’s Wool(270g/m)、組織はツイル(綾織)です。
驚くほど滑らかな肌触りかつ軽量設計で織り上げられているので、軽快に作れば少し肌寒い時にカシミアのストールを羽織るような感覚で着用できる贅沢至極な1着が仕上がることでしょう。
まさに「羽織るスーパーラグジュアリー」ですね!
もちろんカチッと作れば「究極のクラッシージャケット」に仕上がること間違いなしです!
素材の極上さを際立たせる方向ではなく、ナチュラルで優しくてモダンクラシックにまとめられた上品な色柄も見事の一言です。
今シーズンから登場した無地2マーク(下2マーク)のカラーもとてもイイですよね!
BlackやNavy BlueやBrownではなく、ニュアンスの効いたBlueと少し温かみのあるLight Greyというのも「さすがFTD!オシャレだな〜」と思います。
これだけの素材です!
気品あふれる紳士淑女に絶対のオススメです。
僕もすごく作ってみたいです!
僕にはちょっと気品が足りないと思うけれど笑。
そんな僕のイチオシは。。。
後述します!
こちらは我が国だと盛夏を除いたAll Seasonタイプのボディです。
Fratelli Tallia Di Delfino:FTD Luxury Collection

FTD Luxury Collectionは、創業以来120年もの間「Excellence Italia:イタリアの伝統・技術・感性の結晶」というヴィジョンを磨き上げてきたFTDが誇るハイレンジのJacketingコレクションです。
具体的には「エレガント&ラグジュアリー」をコンセプトにSilkやLinenなどを贅沢にブレンドした爽やかでシックなSummer Tweedコレクションです。
具体的な品質と特徴は以下の通りです。
上2マーク:71% Wool + 17 % Silk + 12% Linen(235g/m)のヘリンボンです。「最高級のSilkに由来する美しい光沢」「Line特有の横に走るスラブヤーンが生み出す絶妙なカジュアルテイスト」「トップItalianミルならではの繊細なメランジカラーリング」といったたくさんの魅力を持った素材です。見た目よりかなりライトなウエイトも嬉しい限りではないでしょうか。
1番下:78% Wool + 13% Silk + 9% Linen(230g/m)の無地です。優しいBlueがとっても素敵だと思います。他の3マークに比べて少しカリッとした肌触りも特徴的です。この肌触りは強撚糸使いによるものです。強撚糸使いということはシワになりにくいはずです!ご旅行やご出張のおともにも最適かもしれません。
1番下:50% Wool + 40% Silk + 10% Linen(230g/m)のネNavy Blue無地です。ホップサック調組織由来のスポーティさと40%もブレンドされている最高級Silk由来の光沢が見事なハーモニーを奏でている「ラグジュアリーを極めたブレザー向け素材」です。その光沢の美しさはぜひとも店頭でお確かめいただきたいです!
Fratelli Tallia Di Delfino:Canapa

Canapaは「FTDらしい洗練されたカラーリングとざっくりとした肌触り」が特徴のSummer Tweedコレクションです。
Canapaとは麻の一種:大麻から生まれる繊維で、英語でいうHempに近い(広義では同じ)繊維です。
同じ麻系の繊維でもLinenより更に丈夫で、吸水性も高く、簡単に摩耗せず、虫もつきにくく、経年による風合いの変化を堪能できるとても優れた繊維です。
また、Linenよりも爽やかな肌触りも特徴的です。
このような特性から、Canapaによる織物は主にテーブルクロスやベットカバー等、生活に密着したところで2000年以上も前から活躍していたようです。
FTDはItalyの伝統でもあるCanapa産業の文化的継承事業にも取り組んでおり、Franch LinenやBergian Linenとの差別化を自ら展開するCanapaコレクションで表現しています。
品質はすべて75% Canapa + 25% Wool(310g/m)です。
Whiteもすごくカッコいいし、コロニアルテイストが香るチェックもすごく素敵だと思います。
もちろん1番上のNavy Blueも「間違いない」ですよね!?
皆さんはどのCanapaがお好きですか?
E.Thomas:Luxury Summer Tweed

E.Thomas/Eトーマスは1922年にItalyのSwitzerland国境にほど近いLugano/ルガーノという湖の一角でErnesto Thomasによって創業されました。
以来、実に1世紀以上もの長きに渡って「高品質なWool素材をはじめ、CashmereやSilk、Linen、Mohairといった高級原料/天然原料を使用したラグジュアリーかつクリエイティヴな素材」を作り続けています。
年間生産量がそこまで多くないせいか、あるいはかつてエージェントさんから伝え聞いた「多く流通させることが目的ではない。セールスも量より質!」という方針のせいか、日本における知名度はそこまで高くないですがその品質の高さは間違いありません!
それが証拠に僕の知る限りテイラー業界内にもファンが少なくないミルです。
かくいう僕も、洗練されたItaly的感覚と旧き佳きUK的なモノづくりに強く共感してCarlo Barberaとともに一時期すごく憧れていました。
結構お高いのとバンチブックにあまりコンパイルされることがないのとでこの業界に30年以上いるにも関わらず確か2着しか作れていませんけれど汗。
でも、いつかまた作りたいと常々思っています。
こちらは。そのE.Thomasの本領が発揮されたラグジュアリーなSummer Tweedコレクション:Luxury Summer Tweedです。
品質は37% Silk + 37% Linen + 26% Wool(270g/m)です。
SilkとLinenとWoolの3者混(さんしゃこん)素材は多くの場合Woolの比率が一番高いのですが、こちらはなんと贅沢にもSilkとLinenだけで74%!
極上の肌触りの納得!!
さすがE.Thomasです。
やや大きめサイズにしてE.Thomasがいうところの「Italian British」を体現するかのようなグレンチェックもすごくイイですよね〜!
最新のボディかつこれだけ素晴らしい仕上がりながら2マークというのが少し寂しいけれど。。。
2マークだけでもかなりのインパクトだと思います。
それが証拠に上のBeige × Blueは既にご注文をいただきました!
Dondi by Ermenegildo Zegna:Luxury Comfort Jersey

Dondi/ドンディは1970年にItaly北部で創業された世界屈指の高級Jerseyメーカーです。
2019年にErmenegildo Zegnaの傘下に入り、現在はCashmereやWoolを中心とした最高品質のJerseyのみを生産しています。
以前からトップメゾンがこぞって愛用するJerseyメーカーであったと同時にファッショントレンドの変化によってJerseyの需要が増加していることもあり「近年最も注目されるテキスタイルメーカー」として業界内でのプレゼンスを急激に高めています。
柔らかくとろけるようなタッチと洗練されたカラーリング、そして歴史ある専業メーカーならではの安定した品質を兼ね備えたDondiのJersey素材は「極上の着心地」と「織物とはまた異なる気品」を誇ります。
天然繊維の使用を重視するというポリシーも嬉しい限りですね!
こちらの2マークはいずれも世界的にリクエストが多かったというセットアップ(= ジャケット + ボトムス)対応可能ボディです。
つまり、その群を抜いた快適さとDondiらしいシックな「顔」に、ボトムスにも使えるしっかりとした素材感が加えられた「Jerseyらしからぬ高級感ときっちり感を兼ね備えたスーパーナイスなボディ」です。
素晴らしい!
品質はそれぞれ異なり、上のBrown無地が75% Cotton + 25% Polyester(350g/m *140cm巾)で、下のシャドウストライプが品92% Cotton + 7% Polyamide + 1% Polyurethane(340g/m *145cm巾)です。
いずれもぱっと見はそこまでJerseyっぽくない「顔」がすごくイイですよね。
下はJerseyには珍しいシャドウストライプとマットな質感がすごくカッコいいと思います。
さすがはDondi!
そして、さすがはErmenegildo ZegnaとのWネームコレクションだけはあります!
*Dondi単独ネームのコレクションも存在します
「次世代の最高級トラヴェラー素材」の素晴らしさをぜひともご体験ください!
*Jersey素材は織物ほどの伸長回復率を持っておりません(仕上がりが安定しない部分がある)ので誠に勝手ながら特性をご理解の上ご注文をお願いします
Lassiere Mills:Heritage

マニアックな素材作りに定評があるUKミル:Lassiere Mills/ラッシャーミルズのモダンヴィンテージJacketing:Heritageです!
こちらの2マークは「世界的な素材展:Milano Unica/ミラノウニカにて各国のデザイナーに絶賛されたクラシカルなJacketingコレクション:Heritage」から特に評判が高かったWhite × Blackに絞ってセレクトされた「逸材」だそうです。
Lassiere Millsらしくクラシック・トラディショナル・ヴィンテージ・モダンといった様々な要素が絶妙にブレンドされた超スーパーナイスなJacketingだと思います。
これだけナイスだとセレクトされなかった他のマークを見たい衝動にも駆られますが。。。
品質は52% Wool + 48% Cotton(360g)、組織はツイルです。
まずはプロフェッショナルが絶賛したのも納得なCottonブレンドのモダンレトロなボディが最高にイイです!!
そして、360g/mというウエイトを生み出しているしっかりとした打ち込みがイイです!!
そしてそして、それらをより一層引き立てている色柄もイイです!!
かなりしっかりしているのでジャケットはもちろんのことコートやパンツにも使えそうなのも嬉しい限りだし、Cottonブレンドなので経年で段々とクタッとしてくるであろうことを想像すると楽しくてたまりなくなります。
Dondiの次にこのハードタッチな素材を持ってくる「編集力」もなかなかですよね〜!
正直に書けば「そんなに売れる素材ではないのかな?」と思いますが、僕はすごく作ってみたいです。
絶対にカッコいい1着が仕上がると思います。
ちなみに、Lassiere Millsは ↓このようなミル↓ です。
—–
伝統的な物作りと最新のトレンドを巧みに融合させたクリエイションを特徴に持つLassiere Millsは比較的若い(といっても初老に入りつつある僕よりもはるかに年上ですが笑)ミルで、1949年にUK毛織物の聖地Huddersfield/ハダースフィールドにて設立されました。
基本的にはSuper 100’s~180’s Wool・Worsted Cashmere・Pure Silkといったラグジュアリー原料を使用した素材がコレクションの中心を担います。
ゴルフ4大タイトルのひとつマスターズのグリーンジャケットを提供しているメーカーである事もこの業界では「密かに有名」です。
また、Bower Roebuck同様にScabalグループの一員でもあります。
—–
William Halstead:Royal Heritage Mohair

LOUD GARDENではCrown Flannelの人気で局所的に超有名なWilliam Halsteadですが、本来はMohair素材を最も得意としています。
具体的には ↓このようなミル↓ です。
—–
William HalsteadはEngland北部にあるWest Yorkshire/ウエストヨークシャー州Bradford/ブラッドフォードにて1875年に創業されたミルです。
「William HalsteadといえばMohair素材」と称されるWilliam Halstead。
「British Mohairの大家」とも呼ばれるWilliam Halstead。
とにかくWilliam HalsteadはMohair素材が得意です。
名門マーチャントのバンチブックにコンパイルされているmade in EnglandのMohairブレンド素材はその多くがWilliam Halstead謹製なのもこの業界では有名な話です。
—–
2025 Spring/Summerシーズンも少なからぬお得意様からWilliam HalsteadのMohairブレンド素材でスーツやジャケットのご注文をいただきました。
こちらはそんなWilliam Halsteadの本領が発揮された “Royal Heritage Mohair” なるロマンある名前がつけれたJacketingです。
もう1マークよりハードなJacketingもコンパイルされているのですがそちらは既に完売になったため今日はご紹介を割愛しました。
他にも1マークだけコンパイルされていたNovara等も完売になったためご紹介を割愛しています。。
いつもなら「例えば1ヶ月後にご覧いただいたら新たな完売が出ているはずなので現時点で完売している素材だけを割愛しても意味がない」と思い完売マークもご紹介しているのですが、このバンチブックにはNovaraが1マーク、William Halsteadが2マークのみしかコンパイルされていないため(特に前者は)完売しているのに熱心にご紹介する必要がないと思い割愛しました。
閑話休題。
こちらは(通常のMohairよりもソフトな)Kid Mohairを使用することで現代的なアレンジを加えたクラシックホップサックです。
品質は74% Wool + 26% Kid Mohair(290g/m)です。
「現代的なアレンジ」といってもかなりバシバシ、見た目以上に相当強力なハリコシに恵まれています。
かなりディープ&ダークなNavy Blueもシックでイイと思います。
軽快ながらも威厳のあるブレザーをお探しの方にオススメしたいです!
Marling & Evans:English Summer Tweed

Undyed British Woolのスマッシュヒット等で、この10年くらい実力派UKミルとして世界中で注目を集めているMarling & EvansのEnglish Summer Tweedです。
品質は48% Wool + 28% Linen + 24% Silk(290g/m)、組織はツイルです。
キレイ&モダンなBrownからBeigeのグラデーションカラーリングで「料理」したトラディショナルパターンとSilkブレンドならではの豊かな質感および光沢とLinenブレンド由来の絶妙なカジュアル感等々、特徴的な魅力がたくさんある逸品です。
どちらかというとカントリーによりやすいカラーリング&パターンですがかなりアーバンな「顔」に仕上がっているのもナイスですよね!
すごくカッコいい1着が仕上がると思います。
Marling & Evansは ↓このようなミル↓ です。
—–
Maring & Evansは1782年にEngland南西部のStroud/ストラウドに紡績・製織・整理の機能を持つ一貫生産体制のメーカーとして設立されました。
19世紀にはFlannelで広く知られるようになり、1920年代にはRolls Royceが厚手のFlannelを車の内装に使用したことでも話題になりました。
1960年代には現在のHuddersfieldに移転、Flannel、Saxony、Lambswool、Shetland、Undyed British WoolといったUKスタイルの素材だけを展開して今日に至ります。
特に「British Wool(UK産Wool)のナチュラルカラー糸で生産するUndyed British Wool」はその生産工程のこだわりを数多くのメディアが取り上げるなど、Marling & Evansの代名詞的存在にまで育ちました。
具体的には「希少なBritish Woolのみを使用して」「紡績・製織工程に染料や化学物質は使用せず」「フィニッシュ工程では天然の石鹸を使用して」Undyed British Woolは生産されています。
加えて、全生産工程が半径5マイル以内の工場で行われるため二酸化炭素の排出量が最小限に抑えられています。
Undyed British Woolは環境への負荷が抑えられると同時に昔ながらのBritish Woolの味わいが見事に表現されたこの時代に相応しい傑作なのです。
—–
*こちらはUndyed British Woolではありません
Lanificio Di Pray


1948年創業、Biella地区のミルとしては比較的若い企業(といっても創業78年!)Lanificio Di Pray/ラニフィーチョ・ディ・プライ(以下Di Pray)の9マークです。
Di Prayは主に「しなやかな風合いと精細な色柄が特徴的なMen’s向けJacketing」を得意とするミルです。
こちらの9マークもご覧の通り。いかにもDi Prayらしいとってもキレイなカラーリングが魅力的なJacketingです。
品質は下画像の下から2番目:Blueのチェックのみ81% Wool + 11% Silk + 8% Linen(240g/m)で、他はすべて65% Wool + 21% Silk + 14% Linen(230g/m)です。
Silk特有の美しい発色と豊かな光沢を活かした青い空に映えるカラーリングが見事ですよね!
全マークが素晴らしいと思いますが、僕は特に上画像の上から3番目と4番目が特に気になります。
こちらの2マークの詳細は後述します!
他には上画像の上から2番目のややくすんだ(ゆえに合わせやすいに違いない)Green、下画像上から2番目の渋さと力強さが共存したRedも興味津々です。
この画像では分かりにくいのですが(汗)、下画像の1番下のチェックもすごくカッコいいです!
Drago

まずはDrago/ドラゴについて。
—–
Dragoは1973年にUmbertoとLauraのDrago夫妻によって紡績工場として創設されました。
創設直後からBiella地区の主要なミル(毛織物工場)と強固なパートナーシップを結び成長を続け、1993年には高級ミルFintes/フィンテスを買収。
両社は2001年に合併をします。
以降は「紡績・製織・整理までの全工程を自社でこなす数少ない一貫工場」として名を馳せ、世界中の高級ブランドやテイラーに高品質な素材を提供して今に至ります。
「Super 130’sを中心にSuper 160’sやSuper 180’s原料を使用したボディを常時多数展開していることに加えて、Super表記のトップクオリティSuper 210’s原料を使用したボディの開発・生産にも成功している高い技術力」と「ストレッチ・防シワ・撥水・防汚・遮熱といった様々な機能性を兼ね備えたボディも豊富に取り揃える時代のニーズに沿った革新性」がその魅力です。
またルーツである紡績業に目を移すと、Super 130’s以上の高級細番手糸に限っては「世界の約70%を生産している超強力なサプライヤー」としても有名です。
映画007 Skyfallで主演のDaniel Craigが着用したスーツの素材を手掛けたことからスタートしたSuper 180’s Woolシリーズ:Skyfallが世界中でベストセラーを記録している点も見逃せません。
—–
上記の通り、ルーツである紡績で圧倒的な強みを持つDragoは「自由自在に糸を開発できる」という強力な独自性を誇ります。
Skyfallを筆頭に近年リリースされたクリエイティヴなボディの数々はその独自性を背景に生まれました。
こちらのもそんなDragoならではの独自性が見事に反映された「Linenの軽やかさとWoolの上質さが高い次元で化学反応を起こした軽量ボディの快作」です。
具体的な品質はLinen 60% + 40% Wool(260g/m)です。
この肌触りと品質だとウエイトはもっとヘヴィになるのが通常ですが、そこはさすがが自由自在に糸を開発できるDragoです!
紡績面での開発力を駆使してこれだけ軽量に仕上ています。。
極めてスタイリッシュなカラーリングと水彩画のような描かれた方のウインドウペーンにもDragoの高いクリエイティヴィティを強く感じます。
Marzotto

Marzotto/マルゾットはFratelli Tallia Di DelfinoやGuabello/グアベロ、Marlane/マルラーネといった豊かな歴史と確かな個性を持つ高級ミルを傘下に収める老舗テキスタイルメーカーです。
その品質の高さは「提携しているAustralia屈指の優良牧場から供給される原毛の紡績からフィニッシングまでのサイクルを自社に集約し徹底管理すること」から生まれています。
また、「メンズだけでなくウィメンズ向けの素材も多く作ってきた実績」と「化学繊維を使うことを厭わない未来志向の姿勢」もMarzottoの独自性を際立たせています。
Marzottoの傘下に入って以降、Fratelli Tallia Di Delfinoがコレクションの幅を飛躍的に広げると同時に極めて野心的な素材開発に成功するなど質量ともに大きな躍進を遂げていますが、この大躍進にもMarzottoの独自性とスケール(の大きさ)が多大な影響を与えています。
というMarzottoの歴史はかなり古く、Italyに統一王国が誕生する前の1836年にグループ創業者である貴族Luigi MarzottoがVicenza/ヴィチェンツァ近郊のValdagno/ヴァルダーニョにある小さな毛織物工場への投資を始めたことが起源です。
その後、1950年代にはレディトゥウェア/既製服の生産も始めるなど巨大グループ企業へと成長します。
*現在はアパレル部門は切り離しています
190年近い長い歴史の中で育まれた伝統に驕ることなく時代の薫りを的確に掴み取り刷新を続ける原材料選び。
トレンドをふんだんに取り入れた高いデザイン性。
先を見据え日々徹底して行われている特殊機能の研究と開発。
そして、持ち前のスケールメリット/生産能力があって初めて実現する「現代の多様なニーズに全面対応可能な豊かなヴァリエーション展開」。
まさに「進化する老舗」!
それがMarzottoです。
Marzottoは既製品を作るアパレルメーカーやメゾンに多く供給しているためか、今まではあまりバンチブックにコンパイルされることがありませんでした。
僕も何度かJacketing専用のバンチブックに数マークだけコンパイルされていたことしか記憶にありませんでしたが、昨年Suitingのバンチブックが登場しました!
そのバンチブックはなかなかナイスかつ今シーズンも「現役」なのでご来店の際にはぜひともチェックしてみてください。
さて、こちらの3マークですが、いかにもMarzottoらしいカラーリングがナイスなSummer Tweedに仕上がっています。
品質はいずれも86% Wool + 9% Silk + 5% Linen(275g/m)です。
強撚糸由来のシャリッとした肌触りと軽快さ、モダンなカラーリング(特に下2マーク)、9%ながらブレンドされたSilk由来の高級感等々が魅力です。
Marlane:Lounge Jacket

上述の通り、MarlaneはFratelli Tallia Di DelfinoやGuabelloといった名門とともにひとつ前でご紹介したMarzottoが率いるItaly有数の繊維産業グループ:Marzotto Groupの一員です。
創業は1952年と上記の名門に比べてかなり若いのですが、その「若さ」を活かした野心的な素材作りに定評があります。
具体的には業界屈指の秀でた光沢、独特のソフト加工による柔らかな風合、前回ご紹介した今シーズンデビューのニューシリーズZero Gravityに代表される高い機能性といった特徴を持つひとクセもふたクセもある個性的な素材を多く世に送り出しています。
また、昨今ではエコフレンドリーな取り組みに熱心なことも見逃せません。
一時期はGuebelloのセカンドライン的な立ち位置にいたこともありましたが、現在は完全に「独り立ち」していて、昨今の日本における知名度はGuabelloより高いくらいです。
こちらの5マークには得意の機能性が付加されている素材はありませんがそれでもかなり個性的です!
1番上:65% Wool + 27% Cotton + 8% Linen(235g/m)のSummer Tweedです。Blueグラデーションで描いたオーヴァーチェックがとてもモダンですよね!よき意味でジャリっとした肌触りもモード感があって◎だと思います。
上から2番目:メッシュ組織のBlue Jacketingです。品質は100% Wool(270g/m)です。強撚糸を使用したメッシュ組織ボディなので通気性と抗シワ性に優れるという特徴も持ちます。出張や旅行でも使うジャケットにこれ以上にない1着が仕上がる素材です。
上から3番目/4番目:優しいカラーリングが魅力のJacketingです。品質は100% Wool(270g/m)とひとつ上でご紹介したメッシュ組織と同じですが肌触りは全然違います!こちらはしっとりとした高級感あふれる肌触りが自慢です。
1番下:Marlaneの定番Jacketingです。All Season着用可能な(我が国なら盛夏を除くAll Seasonの方が正しい書き方かもしれません汗)Navy Blueジャケットをお探しの方にイチオシの素材です。品質は100% Wool(270g/m)です。
Lanificio T.G. di Fabio:Contemporary Texture Jacket

A WORKROOM時代に僕が自分用のスーツに多用したLanificio T.G. di Fabio/ラニフィーチョ・TG・ディ・ファビオ(以下TG Fabio)のSummer Tweedです。
なぜ多用していたかというと。。。
TG Fabioはモードブランドにも多く供給しているだけあってコレクションがとてもクリエイティヴだったのとプライスが比較的リーズナブルだったからです。
それから、当時の僕は私服だとアヴァンギャルドなデザインを選ぶことが多かった(仕事服もそうだったかな?笑)一方で、PradaとかJil SanderとかRaf SimonsとかDries Van Notenといった比較的シックなデザインのブランドもかなり好んでいました。
そんなPradaが頻繁に使っているという話を聞いたことも多用した理由のひとつかもしれません。
記憶によれば、最低でもフロッキープリントでストライプを表現した素材のスーツを3着か4着、ジャカード素材でパンツを2本位は作ったと思います。
それだと「多用」と胸を張るには少ないかな汗。
というTG Fabioは、1995年に現オーナーFabio Tallia Galoppoが長年共同経営者として勤めたBiella地区有数のミルを退き「より気軽でファッション性の高い素材の提供」を目指して設立しました。
設立後ほどなくして「マーケットの綿密な研究を経て生まれた斬新かつクラシカルなコンセプトのコレクション」が支持を集め成長を続けた結果、ここ数年の生産数量は50,000反にまで達していて時代が求めるミルへと成長しつあります。
Europeの著名なファッションメーカーとの共同研究によって生み出される「古い慣習にとらわれることなく時代に沿ったセンスと柔軟な発想に満ちたコレクション」は見応え抜群です!
このバンチブックに収録されているこちらはアヴァンギャルド度こそ低めですがやはり極めて個性的です。
Contemporary Texture Jacketという名前にも納得の「さすがのひとひねり」が効いたJacketingだと思います。
品質は45% Cotton + 33% Linen + 22% Wool(270g/m)です。
モダンなカラーリングな料理したセクスタプルウインドウペーンがスタイリッシュですよね!
Angelico:Wool Cotton Seersucker

クリエイティヴなデザインと比較的リーズナブルなプライスが魅力のItalianミルAngelicoのWool Cotton Seersuckerです。
Angelicoは1950年の創業以来Italyにおける「最高級毛織物の一大産地」「Woolの聖地」であるBiellaに拠点を構え、「紡績 → 製織 → 染色 → 整理」の工程を一貫して自社で行なっています。
上記のリーズナブルなプライスはこの一環工程の賜物といわれています。
また、「柔らかく繊細で滑らかな肌ざわり」と「発色の美しさ」を特徴とする毛織物が一般的なItalyの中にあって、その優れた特徴はしっかり残しながらも強いハリコシのあるボディや斬新なアイディアの新作を毎シーズン多数リリースしている独自性と高いクリエイティヴィティも見逃せません。
なお、僕も最近まで知らなかったのですがItalyのプロバスケットボールリーグ:セリエAに所属するPallacanestro Biella/パッラカネストロビエッラのメインスポンサーを務めているそうです。
Biellaにバスケットボールチームがあったんですね!
そして、そのメインスポンサーを務めるほどAngelicoは現地におけるプレゼンスが高いのでしょう!!
そういえば、この文章を書いていたらBiellaを初めて訪れた時「おお、Angelicoも結構デカいな!!」と思った記憶が蘇りました。
前を通っただけで中には入っていませんが。。。
それはともかく、肝心のこちらですが。。。
品質は60% Wool + 40% Cotton(220g/m)です。
クラシカルなSeersuckerといえば100% Cottonが王道ですが、最近ではより通気性に優れた100% WoolのSeersuckerもしばしば目にします。
が、Wool + Cottonは結構珍しいと思います。
両者のイイどころ取りをしたかのような「リラックスムードとエレガントな質感が絶妙なハーモニーを奏でている」新感覚のSeersucker、夏向けのカジュアルジャケット/スーツに絶対のオススメです。
ちなみに、何度もこのDiaryでは書いていますが。。。
Seersuckerとは「しじら(縞状のしぼ)」の入った織物のことです。
もう少し具体的に書くと「波状の凹凸のある部分」と「平らな部分」を交互に表現することで縦方向に縞状のしぼを走らせた織物のことです。
このしじらにより肌への接地面積が少なくなること、つまり「肌へのベトつきが少なくなり」「通気性に富み」「さらっとした肌触りに恵まれる」ことこそがSeersuckerの真髄です。
毎年さまざまな高機能素材がリリースされる昨今ですが、Linenとともに100年以上に渡って「メンズファッションにおけるSpring/Summerシーズン向け素材の代名詞的存在」として君臨し続けているSeersuckerこそが現代のSpring/Summerシーズンにおいても「本命」なのかもしれません。
加えて、Seersuckerは「しじらによってシワになりにくい/元からシワ(というかしぼ)があるので仮にシワになっても目立ちにくい」「見た目にも涼しげである」「色鮮やかなストライプやチェックも存在する」といった魅力も併せ持っています。
また、日本ではシンプルに「サッカー」と表現されることも少なくありません。
Seersuckerの主な品質は100% Cottonで、我々はウールやシルクで作られたSeersuckerを便宜上「ウールサッカー」「シルクサッカー」などと呼ぶことが多いです。
ということは、こちらなら「ウールコットンサッカー」あるいは「綿麻サッカー」と呼ぶのが日本風でしょうか?
こちらはSeersuckerには珍しいチェックというのがナイスですよね!
Miyuki


1905年に名古屋市で創業された日本最高峰のミル:御幸毛織の素材がバンチブック初登場です!
*LOUD GARDENが取り扱っていないバンチブックでは取り扱いがあったかもしれません
御幸毛織さんは。。。
毎シーズン25マーク程度の新規原反を仕込んでいたGieves & Hawkes時代に一度も接点がありませんでした。
葛利毛織さん、橋本毛織さん、三星毛糸さん等々には何度も足を運び原反を発注していましたが、御幸毛織さんには一度も発注しませんでした。
いや、それどころかお邪魔したこともないです。
当時僕がお世話になっていた会社は取引があったと思うんですけどね。
お邪魔したこともないのにアレなのですが、御幸毛織さんはちょっと尾州のミルとは違う存在なんですよね。。。
尾州で僕を可愛がってくれた皆さんもから「御幸さんは行ったの?」という言葉を聞いた記憶がないですしもしかしたら業界内でも孤高の存在だったのかもしれません。
なにせ、Austrailiaでの原毛管理から最終整理工程までを全て自社で一貫して手掛けている/手掛けられるミルなんて日本ではきっと御幸毛織さんくらいですもんね。
日本毛織さんはまた毛色が少し違う会社ですし。。。
とにもかくにも、かくかくしかじかで、日本最高峰との誉れ高いことは知っていてもそのコレクションはまったく知りませんでした。
今回はそんな「天下の」御幸毛織さんの素材が6マークも登場!
これはなんとも嬉しい邂逅となりました!!
ちなみに、初めて御幸毛織さんの素材を見て触った感想は。。。
「さすが!」でした。
上:エフォートレスな気品をまとったWool Seersuckerです。品質は88% Wool + 12% Polyester(215g/m)。長年日本の厳しい夏と対峙してきた御幸毛織さんの高い技術力が生み出した驚異的なライトウエイトと強力なしじらが見事の一言です!シックなカラーリングもナイスですよね。
下:いわゆるポーラと呼ばれるプレインウィーヴ/トロピカル(平織)組織の3Plyボディです。品質は100% Wool(320g/m *140cm巾)です。通常の150cm巾に換算すると343g/m。(よき意味で)なかなかヘヴィです!かなり強めに打ち込んだゆえのマニアックなハリコシと御幸毛織さんならではの気品あるとろみを兼ね備えたこの素材感からは職人の技巧とトップミルならではの洗練さを感じます。
いずれも名素材だと思います!
Sondrio:Academy / Royal Party / Parade

数多くのメゾンブランドが顧客でもあるItalyを代表する名門天然素材メーカーSondrio/ソンドリオのクリエイティヴな無地コレクションです。
SondrioはSwitzerlandとの国境近い北Italyに位置するSondrioに拠点を持つCottonをはじめとした天然素材を得意とするミルです。
天然素材の中でも特にCotton系素材のヴァリエーションは圧倒的で、クラシカルな無地から特徴的な柄ものまで数多く取り揃えています。
こちらの7マークもすべてがSondrioらしくとってもスタイリッシュです。
ぱっと見はカラー違いの7マークに見えますが、実は少々個性が異なる3つのボディから構成されています。
上3マークはAcademyと名づけられた王道&定番Cottonツイルです。
Italianミルらしい上品なカラーと上質な風合いはSondrioならではです。
品質は100% Cotton(350g/m)です。
Pure Cottonボディとしては軽量ですが、ハイエンドCottonメーカーらしくしっかりと打ち込んでいるので上品&快適&モダンなスーツやトラウザースをお仕立ていただけます。
Sondrioを代表するこのボディはあまりバンチブックにコンパイルされることがないので定番ながらかなり新鮮です!
上から3番目はRoyal Partyと名づけられた高密度サテン(朱子織)の100% Cotton(460g/m)です。
高密度由来のしっかりとした「芯」となめらかな風合いが奇跡的なバランスで共存している、Sondrioが「Cottonのスペシャリスト」である本領を発揮したクリエイティヴ極まりないボディです。
サテンならではの深みのある光沢も素晴らしいの一言です!
Royal Partyという名前も伊達ではありませんね!
下3マークはSondrioのニュースタンダードであるストレッチCottonコレクション:Paradeです。
品質は97% Cotton + 3% Polyurethane(380g/m)です。
上質なコットンを惜しみなくしっかりと打ち込んだ素材の手触りは柔らかさの中にハリコシがあります。
もちろんPolyurethane混紡由来の高いストレッチ性も魅力です。
上記の説明文に「あれ?デジャヴ?」と思った方は鋭い&ディープ過ぎるこのDiaryの読者様として何か進呈したいです!
はい、前回ご紹介したItalian Contemporaryでご紹介した内容と同じなのです。
というのも、このバンチブックとItalian Contemporaryは編集した会社が同一なのです。
なので、まったく同じ素材がコンパイルされているという訳です。
LOUD GARDENはその会社がリリースしているバンチブックはすべて購入していますが、全部ではなくセレクトして購入しているテイラーさんもいらっしゃるはずですからね。
「かぶり」が出ることもあります。
Sondrio:Sartorial Cotton & Linen

こちらはどこか高貴な佇まいを持つモダンレトロボディにコロニアルテイストのカラーを乗せたSartorial Cotton & Linenです。
品質は55% Cotton + 45% Linen(360g/m)、Linen由来の野趣味とカジュアル感、強い打ち込み由来のヴィンテージタッチが白眉です。
今日ご紹介したSondrioの4ボディの中で最も打ち込みが強いと思います。
説明文は最も短いけれど。。。
個人的にこの2マークはすごく好きです!
Olimpias:Summer Corduroy

Olimpiasは不勉強なことに1年前にこのバンチブックに初登場して初めて知りました汗。
リリースによれば。。。
—–
Olimpiasは1982年に創業された、かつてCotton工業が盛んだったVenezia地方をルーツに持つCottonメーカーです。
紡績部門と製織部門を所有することに由来する優れた開発力と徹底した品質管理力を武器に昨今急激にプレゼンスを高めている「注目株」です。
—–
こちらはそんなOlimpiasの春から秋にかけてぴったりのライトウエイトCorduroyコレクションです。
品質は100% Cotton(260g/m *148cm巾)です。
made in Italyならではのなめらかな風合いと美しいカラーリングが特徴です。
トレンドのCorduroyですが、軽量品は意外と少ないためこちらはマーケットにビタッとハマる可能性を秘めていると思います。
春先は暖かく、秋口は暑過ぎない「丁度よい塩梅の上品なコーデュロイ」です。
夏場のリゾート地で着てもダンディ極まりないと思います。
頑張れば、東京の夏でも着れる!
僕はそう思います。
全マークのご紹介は以上です。
最後に、今日の「僕のオススメBest 5」をご紹介します。
いつも書いていますけれど、あくまで「今日の」なので、そしてどれも素晴らしい素材なので明日には変わっているかもしれません!
なお、今日も前回・前々回に続いて「寄り画像」の下に置いた仕上がりイメージ画像を置きます。
こちらのバンチブックは仕入先がこのようなとてもナイスなイメージ画像を提供してくれているのです!
素晴らしい!!
FTDからは ↓こちら↓ をセレクトしました。


FTD Gold Collectionのグレンチェックです。
このDiaryで何度か書いた通り、RedとYellowに続きここ最近Greenがすごく気になっている僕です。
こちらのカラーリングに強く惹かれました。
ひとつ下のBrownグラデーションのウインドウペーンや無地2マークと悩みましたけれど。
僕はこちらならEnglishジェントルマンスタイルでキメたいと思います!
具体的には「7.5cm巾のセミノッチドラペル + 真ん中ひとつがけ/段返りのシングルブレステッド3ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で作りたいです。
ボタンはmade in EnglandのNavy Blueリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはBlueグラデーションのスカルプリントライニングにしたいです。
とても洗練されたシックな素材なのでフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールのカラーは変えなくてもイイかな?
でも、カラークロス(上衿裏のフェルト生地)はNavy Blueにしたいです。
E.Thomasからは ↓こちら↓ をセレクトしました。



はい、上述の通りこちらは既にご注文をいただきました!
中画像は屋外で撮影したご注文いただいたお得様H様用の着分です。
どっからどう見ても。。。
素敵ですよね!
H様にはこだわりいっぱいのロックな1枚をご注文いただきました。
間違いなく超ウルトラスタイリッシュに仕上がるはずです。
仕上がり次第またこのDiaryでご紹介します!
乞うご期待ください。
Lassiere Millsからは ↓こちら↓ をセレクトしました。


このモダンレトロ/モダンヴィンテージな佇まいがたまりません!
White部分がPure Whiteに近いWhiteなのもカッコいいです!!
仕上がりイメージ画像はジャケットになっていますが、このボディならボトムスも間違いなく可能!!
という訳で、僕はこちらならフォーマルテイストが強めのスリーピーススーツを作りたいと思いました。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:11.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジションのシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.5cm幅のターンナップヘム」で作りたいと思いました。
ボタンはくるみボタン、ライニングはBlack & Whiteのロックなプリントライニングにしたいです。
そして、フラワーホールやボタンホールはBlack & Whiteを混在させたいです。
Di Prayからは ↓こちら↓ をセレクトしました。


Di PrayのSilkブレンドボディはどれも素晴らしいです!
以前から興味津々でしたが、今シーズンデビューしたこの2カラーには魅了されました。
なにしろ、素晴らしく美しくモード感もある「顔」ですから!
僕はこの2カラーを巧みに使ったややミリタリー&MODなダブルブレステッドジャケットを作りたいです。
具体的には「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で作りたいです。
ボタンはくるみボタン、ライニングはLiberty Fabricsからモノトーン系のフローラルプリントライニングをセレクトにしたいです。
「2カラーの巧みな使い方」ですが、メインは右のGreyにして、カラー(上衿)・くるみボタン・胸ポケット・ウエストポケット/アウトサイドティケットポケットの両玉縁といったパーツは左を使いたいです。
ちなみに、リリースによれば左はNavy Blueですが僕には何度確認してもBlackに見えます。。。
なので、仮にNavy Blueでもこのコンビネーションがイイと思いました!
そして、カラークロスとフラワーホールとボタンホールの一部はBlackにしたいです。
Miyukiからは ↓こちら↓ をセレクトしました。


御幸毛織さんの新作も全マークが素敵なので悩みました。。。
が、今日の僕はこちらに最も心惹かれました。
シックなLight Greyのストライプがすごくイイですよね〜!!
これからの季節にこちらの素材で作ったダンディなスーツをまとい涼しげな顔をして街を闊歩する。。。
サイコーに違いありません!
僕はこちらならタイトフィット&クラシカルなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×2つがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ボタンはBrownマザーオブパール(茶蝶貝)ボタン、ライニングはBrown系のポップなプリントライニングにしたいです。
そして、ストライプおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホールや一部ボタンホールはBrownにしたいです。
以上です。
今日ご紹介したJacket & TrousersもそうでしたがJecketingのバンチブックは大量のミル(の新作)が凝縮されているケースが多いのでやっぱり「撮影 + 下調べ + テキスト作成」等々にめちゃくちゃ時間がかかります。
特にこのバンチブックは1マークのみしかコンパイルされているミルも多く。。。
結局なんと7時間以上を費やしました。。。
かといって、生成AIなるものにテキストを書かせるわけにもいきません。。。
もちろん、楽しみにしてくださっているお得意様が少なからずいらっしゃることを知っているのと準備および作業をするとすごく勉強になるので心折れることは決してありません。
という訳で、数日以内に「節目の15回」をご紹介予定です!
乞うご期待ください。
3rd. Apr. 2026
Ryoji Okada