2025-2026 Autumn/Winterシーズン最初の3連休。
今までにない反響をいただいているThe Loudest Voice vol.41をご発送して最初の週末。
ポツポツとながら少し秋らしい日が出てきた今日この頃。
気合いと期待で胸をいっぱいに臨んだ3日間でしたが。。。
残念ながご来客には恵まれませんでした汗。
気を取り直して&切り替えて今日からまた猛烈に頑張らないと!
つきましては。。。
引き続きの温かい応援をよろしくお願いします!!
ところで。
「2025-2026 Autumn/Winterシーズン」といえば。
3日連続で2025-2026 Autumn/Winterシーズン向けの新作バンチブックをご紹介します。
8回目までUK素材が続いたので「しばらくmade in Italy素材のバンチブックを!」と思っていたのですが。。。
11回目の今日は予定を変更してPorter & Hardingの名バンチブックGlenroyalをご紹介します。
*今までに更新した10回のリンク集は末尾にあります
予定変更の理由は3つ。
ひとつめは僕も大好きでLOUD GARDENのお得意様からも人気が高いGlenroyalが久し振り(9年振り?)にリニュアルされたこと。
ふたつめはそのリニュアルされたバンチブックが予告なし&数日前に電撃入荷したこと。
3つめは最近よく妻と一緒に見ているYouTubeの某旅番組があるのですが、一昨晩と昨晩でその番組の3回におよぶScotland回(Edinburgh 2回 + Glasgow 1回)を見たこと。
いやはや、これなら予定を変更せざるを得ないですよね!
しかしながら。。。
TV大好き野郎を自称する僕は今までYouTubeをあまり利用していませんでした。
利用するのは主に「好きなミュージシャン/バンドの新譜を購入するかどうか判断するためにリードトラックを試し聴きする時」くらいでした。
が、ここ1ヶ月ほど、人生最高の旅となったAustria旅行の「次なる目的地」を見つけるために見始めた旅番組にハマってしまい多く利用しています。
いや、もう、本当に楽しくって!
TVの旅番組もよく見ていたのですが、見たい時に見たい都市をやっているとは限らないし、YouTubeのようにディープじゃないことが多いんですよねぇ。
こうなると。。。
TVなんて。。。
一部の報道番組とMLBの試合(と期間限定で世界陸上)を見る以外はまったく必要ないですね笑。
Amazon PrimeやDAZN等にも入っているのですが今までこんな風に思うことはなかったんですけどねぇ。。。
ちなみに、Edinburghの回を見てかなりびっくりしました。
というのも、僕はEdinburghには一度かな?二度かな?行ったことがあるのですが、見ていない名所が山のようにあったのであります!
正直、以前に訪れた時はEdinburghの素晴らしさをほとんど見ていなかったと同じでした笑。
そして、また行きたくなりました!
はい、「次なる目的地」の候補になりました。
Glasgowもよさそうでしたが「次なる目的地」の候補にするには現代都市過ぎるように見えました。
くだらない前置きが長くなりましたが。。。
そういう訳で、今日は今秋リニュアルされたScottishツイードの傑作:Glenroyalをじっくりとご紹介します。
今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック↓ です。

Porter & Hardingは1947年にJohn PorterとBill Hardingによって設立されたScotlandのカントリー素材専門マーチャントです。
ふたりにとって泥濘の中を歩き、風雨に打たれながら丘や水辺の景色を眺めている時以上に幸せな時間はありませんでした。
また、ふたりは狩猟、射撃、釣りといったカントリースポーツを愛していました。
そんなふたりが第二次世界大戦後に「自分たちが着たいスポーツウェアを作るために設立した会社」がPorter & Hardingです。
素晴らしい設立動機ですよね!
そして、ふたりがアウトドアの過酷な日々を過ごすために開発した技術や工夫が今も変わらず受け継がれているのもまた素晴らしいの一言です。
例えば、Porter & Hardingのベストセラーである「耐久性に優れたチェビオット種ウールから紡がれた糸を使用し他に類を見ないほど緻密な織り方をしているThornproof」は厳しい天候、アザミ、トゲから身を守ってくれます。
もうひとつのベストセラーHartwistも「色(の精度)と強度を高めるために粗い糸としなやかな糸を撚り合わせる」というThornproofに負けず劣らずの強いこだわりを持って作られています。
*Hatwistについては後段でもう少し詳しく説明します
また、全コレクションのカラーがScotlandの自然をインスピレーション源にしているという溢れんばかりのロマンも見逃せません。
そんな「質実剛健かつBritishジェントルマンのカントリーライフを豊かに彩るPorter & Hardingのコレクション」はUK国内だけではなくそんなカントリーライフに共感を抱く世界中の粋人たちから愛されてきました。
設立後順調にLondonやParis、NYCにオフィスを構えていった歴史がその何よりの証左かもしれません。
*現在はUK最大のマーチャントグループであるHarrisonsグループの傘下に入っています
厳しい気候のムーア(荒野)に鍛えられた堅牢で暖かく美しいPorter & Hardingの素材は、まさに「男のための1着」に相応しいマスターピースなのです!
さて。。。
Porter & Hardingの素材を指名するほとんどのクライアントはクラシックなカントリースタイルを気に入っています。
と同時に、多くのクライアントは寒い雨の日にアザミの中を歩き回るのが好きではありません。
という(恐らくかなり的を射た)推測に基づいて、Porter & Hardingは温暖な気候や都会の暮らしにぴったりな彼ららしいツイードの開発にも心血を注いできました。
具体的には「クラシックな色と柄はそのままに従来品より軽量で高級感のあるツイード」を開発しました。
その「代表選手」が今日ご紹介するGrlenroyalです。
もちろんすべてのツイードがScotlandで丁寧に織り上げられているので、Glenroyalに代表される比較的新しいボディのツイードを身にまとい都会の室内にこもっていたとしてもScotlandの「空気」を少なからず感じることができることでしょう。
Porter & Hardingが押すそんな太鼓判もすごく清々しいです!
Porter & Hardingの代名詞的ツイードであるHartwistととほぼ共通のスペックで織り上げられるGlenroyalは、Hartiwistの軽量ヴァージョンとして開発された「Porter & Hardingのディープな世界観をしっかりと表現しながら『気軽にカントリースーツ/ジャケットを愉しみたい』という要望に応えた『シティーユースにも最適な汎用性の高いカントリーツイード』」です。
とはいえ。。。
品質は100% Wool(435g/m)です。
確かにHatwistの560g/mより軽量ではあります。
が、まあまあヘヴィです!!
はい、上記の見解はあくまで「Porter & Hardingの視点」によるものです。
昨今のトレンドから考えたら、また日本人の視点で見たらGlenroyalもかなり「本物のカントリーツイード」だと思います!
でも、それこそがGlenroyalの魅力だとも思います!
なにせGlenroyalがリリースされたのは、僕がまだA WORKROOMをやっている時期で恐らく15年以上前ですからね〜。
当時は僕らも「おお、Porter & Hardingにしてはすごくソフト!これなら色々なお客様にオススメしやすいかな?」と思った記憶があります。
しかしながら、時代は変わりました。
Glenroyalはよき意味で時代から外れてきて孤高の存在になりつつあるように見えます。
そんなGlenroyalの19年振りとなるリニュアル!
必見です!!
なお、今回のリニュアルに際しては「新規マーク」と「継続マーク」が混在しています。
どれが新規でどれが継続か?
先代のバンチブックも店頭にありますので比べながら見ていただくのも一興かもしれません。
ちなみに、Hartwistはチェヴィオット種とクロスブレッドと呼ばれる混血種のウールから紡がれた2種類のヤーンを使って織り上げられたハード&ヘヴィなツイードです。
上記の2種類の糸:硬くて粗くて頑丈な糸と柔らかくて滑らかでしなやかな糸がツイストされることで双方の特徴を併せ持ったユニークな個性が表現されています。
それは「カントリーシーンで必須の耐久性」と「着用者を優しく包み込む柔軟性」の共存です。
Hartwistも開発当初は「カントリーとシティーの両シーンで活躍する」という前提でリリースされたそうです。
現在ではスーパークラシックなツイードという位置づけになっていますが、それもまさに時代の変化によるもの。
Glenroyalもいつかその域に達する日が来るのかもしれませんね。
そうなるとHartwistやThornproofは「生きた化石」みたいな存在になってしまうかもしれませんが笑。
*Hartwist・Thornproofのバンチブックも店頭にあります
続いて、冒頭から全マークをご紹介します!
一気にいきます!












全62マーク!
圧巻のGlenroyalでした!!
繰り返しになりますが、Scotlandの自然をインスピレーション源にしているというカラーリングも見事の一言ですよね。
が、しかし、深いカラートーンの真髄すべてを僕の稚拙な撮影技術と古めのスマートフォン(iPhon11Pro)で完全再現するのは無理があるのも事実です。
また、大きめのチェックが少なくないGlenroyalですので柄の全貌が極めて分かりにくい素材もあると思います。
加えて、Glenroyalの素晴らしい風合いはぜひとも実際に触っていただきたいです。
つきましてはご来店の際にはどうぞじっくりチェックをしてみてください。
もちろん、引き続きお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも絶賛承っていますので「上から3番目画像の上から4番目のBlueはどんなチェックなの?」とか「ヘリンボンのBlueがどれもよさそうだからBlueだけで比べたい気がする。。。そういう画像はない?」とか「Best 5の2番目がよさそうなので前回と同じデザイン/サイズでスーツを作っておいて」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申しつけください。
極力早くご対応します!
ちなみに。。。
皆さんはどれが1番よさそうに思いますか?
僕は。。。
以下に今日の「僕のBest 5」をご紹介します。
いつも書いている通りあくまで「今日の」なので、そして惜しくも今日は選外になった素材も素晴らしい色柄ばかりなので明日には変わっているかもしれませんが。。。
今日の「僕のイチオシ」5-1

今回のリニュアルに際してデビューしたニューカラーリングのグレンチェックです。
鮮やかなBlueのウインドウペーンが映えるモダンクラシックなグレンチェック!
イイですよね〜!!
Glenroyalのボディとも相性抜群!!!
僕の「大好物」なタイプの素材です。
僕はこちらならモッズテイストあふれるシングルブレステッドスーツを作ってみたいです。
具体的にはジャケットが「6.5cm巾のノッチドラペル + シングルブレステッド3ボタン×3つがけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + カッタウェイフロント + ターンバックカフス仕様 + センターベント」で、ボトムスが「ややローライズ + ベルトループつき + 0プリーツ + スキニーシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
ボタンはくるみボタン、ライニングはLiberty LiningsからBlue系の華やかなフローラルプリントをセレクトしたいです。
また、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツは同じGrenroyalのBlueヘリンボンにしたいです。
そして、パーツ使いをしたヘリンボンでもボトムスを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいです。
もし本当に作るなら、ウィンドウペーンに近いBlue&ローゲージのタートルネックニットも購入したいところです!
今日の「僕のイチオシ」5-2

シックなGreyグラデーションのウインドウペーン!
ツイードにはあまりないタイプのカラーリングが渋くてセクシー!!
これもすごく気に入りました。
こちらも今回のリニュアルに際して投入されたニューカラーです。
僕はこちらならフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + シングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + クラシックフロント + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ」で作りたいです。
ライニングは “♡ Camo” silk c/# BGR、ボタンはくるみボタンにしたいです。
そして、カラー(上衿)や胸ポケットといった一部パーツは似た素材のBlack無地にしたいです。
*潔いことにGlenroyalにはBlackがありません
加えて、その一部パーツに呼応させてカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)糸や一部ボタンホール糸はBlackにしたいです。
Grenroyalで作るフォーマルテイスト強めのスリーピーススーツ!!
ロマンしかありません!!
今日の「僕のイチオシ」5-3

こちらはいずれも前回からのリピートです。
以前から僕が狙っていた素材なので今回のリニュアルでドロップしなくてよかった!
今まではいずれでもクラシカルなスリーピーススーツを作ってみたい気がしていました。
が、今日の僕はちょっと違って、上のCharcoalでダブルブレステッドジャケットを上のLight Greyでボトムスを作りたいです。
そして、ディテイルにそれぞれの素材を「クロス使い」したいです。
ダブルブレステッドジャケットは「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3つがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスは「ハイライズ + グルカパンツ仕様 + 2インプリーツ + テイパードシルエット + 6.0cm巾のターンナップヘム + ボタンフライ」で作りたいです。
「クロス使い」するのはジャケットがカラーとチェストポケットとウエストポケットおよびアウトサイドティケットポケットの両玉縁、ボトムスが腰帯とピスポケット(ヒップポケット)の両玉縁あたりかな?
ボタンはmade in EnglandのCharcoalリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングは “♡ Camo” silk c/# blue/charcoalにしたいです。
が、しかし、嬉しいことに、もうそろそろ “♡ Camo” silk c/# blue/charcoalは完売なんですよね。。。
なので、実際に作るとしたらLiberty LiningsからBlue系のフローラルプリントをセレクトしたいです!
いずれの場合でも、ライニングとウィンドウペーンとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホール糸や一部ボタンホール糸はBlueにしたいです。
今日の「僕のイチオシ」5-4

こちらは僕にとっても思い入れが深い、そしてLOUD GARDENでもベストセラーを記録しているウインドウペーンです。
僕はA WORKROOM時代に1着、LOUD GARDENになってから1着、この素材で店頭サンプル兼用のスリーピーススーツを作っています。
いずれもほとんど着ないうちにお客様から「作っている時間がないのでどうしてもこの現物を譲って欲しい」とご懇願いただき手放しました。
なので、もう一回作ろうかどうか常々考えています。
なにせ。。。
鮮やかなGreenとRedのカラーコンビネーションがサイコーにカッコいいですもんね〜〜!
また、サンプルがあったせいかこれまで何着もこの素材でスーツ、ジャケット、ボトムスのご注文をいただいています。
いやはや5-3同様にドロップしていなくて本当によかったです!!
作るとしたら同じ以前と同じデザインがイイかな?
となると、ジャケットが「7.0cm巾の着脱式スロートタブつきノッチドラペル + シングルブレステッド5ボタン×4つがけ + ロープドショルダー + 両玉縁&フラップ仕様のチェストポケット + 前後差4.5cmの逆アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + カッタウェイフロント + エルボウパッチつき + サイドヴェンツ」で、ヴェストが「5.0cmのノッチドラペル + シングルブレステッド8ボタン + チェストポケットレス + 両玉縁&フラップ仕様のウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき」で、ボトムスが「ローライズ + ベルトループレス + サイドアジャスタ付き + 0プリーツ + 適度なテイパードシルエット + ボタンフライ + やや短めレンクス + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
ボタンはDark Brownレザーボタン、ライニングはLiberty Fabricsから鮮やかなRedが入ったフローラルプリントをセレクトしたいです。
また、ライニングとウィンドウペーンとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホール糸や一部ボタンホール糸はRedにしたいです。
「二度あることは三度ある」といいますし。。。
作ってもまたすぐに売れてしまうかもしれませんね!
だとしたら、それはそれですごく嬉しいですけれど。
今日の「僕のイチオシ」5-5

鮮やかなRedベースのマルチカラーオーヴァーチェックです。
こちらも以前から気になっていました!
はい、リピート品番です!!
こちらは以前から「こうしたい」というイメージを持っているんですよね。
具体的には。。。
—–
1.キャスケット
2.ノーフォークジャケット
3.ニッカボッカーズ
4.ボウタイ
—–
上記の4点セットを作ってフォーピーススーツにしたいイメージです。
ピーコックジェントルマンとでも表現しましょうか?
間違いなくロックなクラシックスタイルが完成しますよね!
作ってみたいな〜〜〜。
以上です。
次回はまたmade in Italyに戻ります。
Glenroyalの濃厚さに太刀打ちできるバンチブックといえば。。。
Loro Pianaかな?
乞うご期待ください。
16th. Sep. 2025
Ryoji Okada