The list of the [ Ryoji Okada ] category.
昨日は大切な友人であり、LOUD GARDENのお得意様であり、恐ろしく博学なジェントルマンO君と会食に行きました。
O君は大学時代の同級生なのですが特に1年生・2年生の時はよくつるんであれこれやりました。
その「あれこれ」ですが、お互いに覚えている事柄が多数ある一方で、彼ははっきり覚えているものの僕は記憶が曖昧な事柄やその逆の事柄が少なからずあるのが面白いです。
なんだかちょっとした「答え合わせ」みたいで!
そんなO君とは大学卒業後に一度再会した(その時は三宿に住んでいたんじゃないかな?)のですが、僕が大阪に住んでいたこともありその後少し疎遠になり。。。
7年、いや8年くらい前かな?
Facebookを介して再度の再会を果たしました。
それ以来たくさんのご注文をいただいたり、定期的に一献を愉しんだりしています。
昨日もイイお酒でした!
僕もたいがい音楽が好きですが、彼は僕をはるかにしのぐ音楽好きです。
なので、音楽の話が多いのですが昨日も新たな音楽知識を得ることができました!
O君、昨日はお疲れ様でした。
フィールドジャケットの仮縫いが仕上がったらまたご連絡します!
ところで。
「LOUD GARDEN」といえば。
LOUD GARDENのアイコンパターン: “♡ Camo”。
創業年にソックスをリリースして以降、Shirting(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)やSuitig(スーティング:スーツ向けテキスタイル)等々に展開を広げているのは皆さんご存知の通りです。
ライニングおよびレディトゥウエア(既製品)のネクタイやポケットスクウェア(チーフ)用に初年度から1年に2カラーをリリースし続けている “♡ Camo” silkも「展開」のひとつです。
その “♡ Camo” silkですが、13周年カラーの c/# BGRとc/# blue/charcoalは数ヶ月前に過去最速で完売しました。
これも多くの方がご存知の通りだと思います。
さて、今日の本題です!
12周年カラーとしてリリースした “♡ Camo” silk c/# red, white and blueの在庫が100cmだけ発見されました!
このカラーもすごく人気でかなり早い段階で完売したんですよね。
ですが、ひょんなことからキープしておいた分が発見されたのであります。
100cmだとジャケットのボディライニング(胴裏)には足りませんがヴェストの背表(後ろ身頃の表面)には十分足ります!
ジャケットをパッと脱いだときに見える鮮やかなRed, White and Blueの “♡ Camo” silk!!
素敵ですよね〜!!!
という訳で、どなたか「それなら使いたい!」という方はいらっしゃらないでしょうか?
もしいらっしゃればぜひともご連絡ください。
すぐにキープします!
よろしくお願いします。
ちなみに。。。
僕もすごく興味津々なので、今月末までにご連絡がなければ僕が次に作るスリーピーススーツのヴェスト(の背表)で使います!
↓こちら↓ のライニングです!

このカラーの復刻は今のところ考えていません!
ということはラストチャンスです!!
“♡ Camo” silk好きの皆さん。
Red, White and Blue好きの皆さん。
ぜひともご連絡ください!!
お待ちしています。
8th. Mar. 2026
Ryoji Okada
いよいよWBCが開幕しました!
日本は初陣を大勝で飾りました。
今日も試合があるので必ずや2日連続で勝利して1次リーグ突破を確実にして欲しいです。
Go! JAPAN!
そして、昨日もこのDiaryで書いた通り3月最初の「山場」と位置づけているこの金土日ですが。。。
昨日は結果に恵まれませんでした汗。
「山場」ですから2日連続で沈む訳にはいきません。
幸いにもバンチブックは入荷が遅れている数冊を除いて予定していた全冊が入荷済みです!
なだけでなく、オーダーメイドシャツやオーダーメイドネクタイの新作も入荷済みです!!
そして、おとといまでの雨予報から一転、今日はお天気にも恵まれそうです。
つきましては、ご来店(あるいはご来店なしでのご注文)をどうぞよろしくお願いします。
Go! LOUD GARDEN!
ところで。
「2日連続」といえば。
2日連続で新作バンチブックをご紹介します。
何度か書いた通り新作バンチブックのご紹介は今月中に10回目までを終えたいと考えています。
*今までにご紹介したバンチブックのページには末尾のリンク集からも飛ぶことができます
逆算すると3日あるいは4日に1回のペースをキープできれば達成できるのですが、いつ何が起きるか分かりません!
そして、昨日も書いた通り「楽しみにしている」と仰ってくださるお得意様がたくさんいらっしゃいますし、水曜日にご来店くだっさったN様(ご注文ありがとうございました!)も「最近紹介されていたHolland & Sherryの新作見れますか?」と仰ってくださったし、新作バンチブックからのご注文が入り始めているし。。。
かくかくしかじかで今日もご紹介することにしました。
5回目の今日ご紹介するのも3回目・4回目と同じくHolland & Sherryの新作です。
が、しかし、今日ご紹介するRivieraは3回目にご紹介したAiresco・4回目にご紹介したSummer Targetと異なりかなりクラッシー&ダンディーなコレクションに仕上がっています。
この辺の懐の深さもHolland & Sherryの魅力ですよね!
早速ご紹介します。
今日ご紹介するバンチブック(というかブックレット)は ↓こちら↓ です。


厳選された上質なMerino Woolと高度な技術で生み出されたPolyesterのブレンド糸で織り上げられた、つまり「天然繊維と化学繊維の利点」を兼ね備えたRivieraは、Holland & Sherryの言葉を借りるとずばり「Classic Summer Suiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)」です。
僕も作ったことがある絶品Techlanaを筆頭に、UKマーチャントとしては早い段階から「化学繊維を効果的にブレンドした斬新な素材」の開発に成功してきたHolland & Sherryならではのとてもナイスなボディだと思います。
具体的な品質は60% Super 120’s Wool + 40% Polyester(280g/m)、組織はツイル(綾織)です。
Holland & Sherry目線だとSummer Suitingのようですが、細番手糸を使用したクリアカットのツイルボディですから、日本だと(盛夏を除いた)All Season Suitingという表現の方が適切かもしれません。
というRivieraの魅力は細番手に紡績した上質なWool由来の美しい光沢と贅沢な肌触りと豊かなドレープ性、そしてPolyester由来の優れた耐久性と高い抗シワ性の「両立」です。
お手入れが簡単なのも嬉しい限りです!
また、色柄も比較的クラシックですから、ご出張時にも最高のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。
着用者にあふれる気品と高い快適性をもたらすRiviera。。。
鮮やかにキメたい方には少々不向きですがクラシックかつ快適にキメたい方には大オススメです。
*前者の方:鮮やかにキメたい方にはAirescoとSummer Targetをごオススメします!
続いて、早速全マークを公開。。。
いや、その前に。。。
まずは再度Holland & Sherryについて簡単にご説明します。
Holland & Sherryは1836年にOld Bond Street 10, LondonにてStephen George HollandとFrederick Sherryによって創立された世界最大級の規模を誇る超名門マーチャントです。
ルーツは別々で後年になってGievesとHawkesが合併したGieves & Hawkesと異なりHolland & Sherryは初めからHolland & Sherryだったんですね。
1836年といえば産業革命を経て翌年にヴィクトリア女王が即位するなどUKが繁栄を極めた時期の真っ只中です。
国の繁栄とともにHolland & Sherryも着実にビジネスを大きくしていき、創立50周年となる1886年には毛織物ビジネスの中心地であったLondonのGolden Squareに本社を移転、更に規模を拡大していきます。
その後も長い年月をかけて合計で約20社におよぶ企業をグループの傘下に収めるなど成長を続けました。
その結果ともいえるでしょう、当時Golden Squareで活動していたマーチャントの中で現在も残っているのはHolland & Sherryだけだそうです。
また、Holland & Sherryは創立当初から国外市場を重視しており競合他社に比べかなり早い段階でワールドワイドな展開を始めました。
その早くからのワールドワイド展開が「バンチブック販売を世界で最初に始めたという逸話」や「年間平均で約3,000ものパターンを揃えるといわれる総量世界一を誇る圧巻のコレクション」を生み出しました。
伝統に根ざした質実剛健なクオリティとともに開拓者としての先見性と果敢な挑戦者ならではの提案力もHolland & Sherryの大きな魅力なのです。
その後もHolland & Sherryの躍進はとまりません。
20世紀初頭にはNYCに営業所を構え南北America大陸でのビジネスを一層強固なものにします。
現在も機能しているRussia第2の都市:Saint Petersburgにある倉庫はRussia革命(1917年)前の時点で成功を収めていたそうです。
1968年にはScotlandはEdinburgh近郊に位置するPeeblesのマーチャントも傘下に収めそのPeeblesに本社を移転します。
Peeblesは確か二度だけ行ったことがあるのですがすごくイイところでした!
そして、1982年にはLondonの拠点をSavile Row 9-10, Londonに移転(2022年に31に移転)して現在に至ります。
ご存知の通り/上記の通りHolland & Sherryはマーチャントですが、直営のミル(機屋・織物工場)を国内外に所有し、従来のファッションアイテム向けに加えてインテリア向けのテキスタイルを生産するなど多岐に渡る事業を展開している点も極めてユニークです。
2002年からはUS最高峰との呼び声が高い縫製工場:Oxxford Clothes等を所有するIndividualized Apparel Groupの傘下に入っています。
以上です。
それでは、中身を見ていきましょう!
中表紙:Feeler Pageです。

このページには我々がFeeler(フィーラー)と呼ぶ「実際に触って素材感をFeelして/感じてもらう目的で大きめにカットされた見本」が貼られています。
一般的にFeelerは続いて出てくる全マーク見本で再度登場することが多いのですが、Airescoもそうだった通りHolland & Sherryのブックレットはそれがありません。
つまり、Feelerの色柄はこのページでご確認いただくことになります。
なので、Rivieraのブックレットをチェックする際はぜひともこちらもお忘れなくお願いします!
こちらもヴェリーグッドなストライプなので!!
続いて、いよいよ中身を見ていきます!
Page 1

Page 1にはストライプとマイクロチェック(左列下2マーク)とグレンチェックがコンパイルされています。
確かにとってもClassic Suitingな色柄です。
が、さりげなく(?)シックなGreenや鮮やかなBlueが入っていたりとHolland & Sherryらしさは確かに封じ込められています。
皆さんはどの素材がお好きですか?
僕は。。。
後述します!
Page 2

Page 2にはハウンズトゥース、バーズアイ、ヘリンボン、シャークスキンといったトラディショナルな無地系マイクロパターンがコンパイルされています。
充実のラインナップ!
素晴らしい!!
Brown系のヴァリエーションがあるのも嬉しいですね。
Page 3

Page 3には圧巻の無地24マークがコンパイルされています。
まず、スーツのベイシックカラーであるGreyとNavy Blueに複数の魅力的なヴァリエーションがあるのがナイス!
そして、極めてレアなピースダイ(後染め)のライトカラー:左列下5マークが◎!!
最後に、完全な無地に比べてより一層上下セパレートでも愉しみやすい(= トラヴェルスーツに一層相応しい)組織変化のある無地:右列下4マークがあるのも心憎い!!!
はい、最高にナイスな無地コレクションだと思います。
Holland & Sherryが昨今プッシュされている(と思われる)Greenがコンパイルされているのもイイですね!
全マークのご紹介は以上です。
次に、僕が特に気になる「本日のイチオシ」ベスト3をご紹介します。
*あくまで「本日の」なので&これだけ素晴らしいコレクションなので明日には変わっている可能性もあります汗
本日のイチオシ 3-1

ストライプからはこちらをセレクトしました。
シック&ディープなNavy BlueベースにノーブルなGreenストライプ。
クラシックな中に感じる確かな個性。
すごくカッコいい色柄ですよね!
僕はこちらなら、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」のアレンジヴァージョンで作りたいです。
「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。
あちらはジャケットのデザインがオリジナルの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。
具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」したいです。
ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ
ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断
トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム
ボタンはmade in EnglandのNavy Blueリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはBlueグラデーションのSkullプリントライニングにしたいです。
そして、ストライプとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはGreenにしたいです。
本日のイチオシ 3-2

グレンチェックからはこちらをセレクトしました。
このDiaryでも何度か書いた通り、僕のフェイヴァリットカラーは生まれてからずっとRedで、ここ数年はRedにYellowも加わりました。
更にここ最近はGreenがすごく気になっています。
という訳で、こちらもとっても作ってみたいです。
僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、今春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
ボタンはくるみボタン、ライニングはLiberty LiningsからGreenが効いたフローラルプリントライニングをセレクトしたいです!
また、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツは同素材のGreen無地にしたいです。
そして、パーツ使いをしたGreen無地でもトラウザースを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいですね!
本日のイチオシ 3-3

無地からはこちらをセレクトしました。
モダンレトロなBrownに惚れました!
僕はこちらならノーフォークジャケットとニッカボッカーズのセットアップスーツを作りたいです。
カラーやウエストベルトといった一部パーツはこちらの次にコンパイルされているカラー違いのGreenを使いたいです。
さりげなくカラーが異なる一部パーツ。。。
すごくイイですよね!
ボタンはBrownマザーオブパール(茶蝶貝)ボタン、ライニングはLiberty LiningsからGreen系のフローラルプリントライニングをセレクトしたいです。
そのライニングおよびカラー違いのGreen無地を使う一部パーツとの「ストーリー」でカラークロス(カラー裏のフェルト)やボタンホールの一部等をGreenにしたいです。
素材が持つモダンレトロテイストが引き立つ極上の1着に仕上がると思います!
加えて、同素材でニュースボーイキャップとボウタイも作りたいです。
以上です。
できれば水曜日までに次回のご紹介をしたいと思います!
今までの5回でまだ一度もご紹介できていないので次回はMade in Italy素材がコンパイルされたバンチブックをご紹介予定です。
乞うご期待ください。
7th. Mar. 2026
Ryoji Okada
今月から半年弱に及ぶ「週休1日生活」に戻った訳ですが、だからこそ定休日はしっかりと充実した24時間を過ごしたい。
そんな風に思っています。
という定休日だった昨日は通常と同じ時間に起床して、午前中に事務仕事や洗濯等をして、お昼前に日用品の買い出しを済ませて、午後からGGに出動/トレーニングをして、店に出て少し仕事をして、夕方に散歩をして、晩は妻とディナーを愉しみました。
本当は午後の仕事は回避したかったのですが、依然としてバタバタしている日々なので&己のキャパシティが小さいので仕方がありません。
やるべき仕事があるのは幸せなことですしね!
という感じで充実の24時間を過ごせました。
そして、今日からの3日間:金土日は3月最初の「山場」です!
なんとか頑張り抜いてイイ感じで乗り切れればと考えています。
つきましては、もしお時間がありましたらぜひともご来店ください。
予定していた新作バンチブックも既にほぼすべてが入荷済です!
ところで。
「充実」「新作バンチブック」といえば。
今日は4日振りに新作バンチブックをご紹介します。
前回も書いた通り新作バンチブックのご紹介は今月中に10回目までを終えたいと考えています。
逆算すると3日あるいは4日に1回はご紹介をする必要があります。
「楽しみにしている」と仰ってくださるお得意様がたくさんいらっしゃいますし、水曜日にご来店くだっさったN様(ご注文ありがとうございました!)も「最近紹介されていたHolland & Sherryの新作見れますか?」と仰ってくださったし、新作バンチブックからのご注文が入り始めているし。。。
それを糧に頑張ります!
4回目の今日ご紹介するのは前回予告した通りHolland & SherryのSummer Targetです!
超スーパー大充実した傑作コレクションに仕上がっていますのでご来店の際にはぜひともじっくりご覧ください。
それでは、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するバンチブックは ↓こちら↓ です。

Summer Targetは「Spring/Summerシーズンの軽快にして洗練された装い」に最適なライトウエイトSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)コレクションです。
*鮮やかなカラーリングの素材が多いので前回ご紹介したAiresco同様にジャケット/ボトムス単品でのオーダーも◎なコレクションです
品質は100% Super 120’s Wool(220g/m)、組織はプレインウィーヴ/トロピカル(平織)です。
「厳選されたMerino Wool原料を丁寧に紡績した細番手糸」を使用したライトウエイトボディながら、「UKマーチャントらしいやや強めの打ち込み」により極めて良好なバランスの素材感に仕上がっているのがその特徴です。
具合的には贅沢さ、美しさ、滑らかさ、快適さに加えて強度と仕立て映えのよさを兼ね備えた素材感に仕上がっています。
(このあとご紹介する)素晴らしく魅力的な色柄に目がいきがちなコレクションですが、品質自体も大きな魅力の逸品!
それがSummer Targetです。
その名前ですが。。。
Hollad & Sherryのコレクションには同じSuper 120’s Wool原毛を使用したTargetというベストセラーコレクションが存在します。
また、そのギャバディンヴァージョンのTarget Gabadineというコレクションも存在します。
Holland & SherryのTargetシリーズは、その高い品質、優れた機能性、そして魅力的な色柄で長きに渡り世界中で高い評価を得てきました。
そのSpring/Summer向けの最新コレクションがSummer Targetという訳です。
もちろんSummer TargetもTargetシリーズの伝統を受け継いでいます。
それが証拠に、Holland & Sherry社は「トラディショナルなSuitingに求められるすべての要素を満たしたSummer Targetは時代を超えてエレガントに着こなせる究極の1着が仕上がる圧倒的コレクションです」と自ら評しています。
ちなみに、同じ文章中で「控えめで主張し過ぎないストライプとチェックで構成される」とも述べていますが、僕はそう(= 控えめで主張し過ぎない)思いません笑。
かなり華やかで主張があると思いますが、皆さんはいかがお感じですか?
いずれにせよ、Summer Targetは日本の厳しい夏でも快適さと気品に満ちたスタイルを叶えてくれるマスターピースです!
全59マーク。
本当に素晴らしいコレクションです。
早速全マークを公開。。。
いや、その前に。。。
まずは再度Holland & Sherryについて簡単にご説明します。
Holland & Sherryは1836年にOld Bond Street 10, LondonにてStephen George HollandとFrederick Sherryによって創立された世界最大級の規模を誇る超名門マーチャントです。
ルーツは別々で後年になってGievesとHawkesが合併したGieves & Hawkesと異なりHolland & Sherryは初めからHolland & Sherryだったんですね。
1836年といえば産業革命を経て翌年にヴィクトリア女王が即位するなどUKが繁栄を極めた時期の真っ只中です。
国の繁栄とともにHolland & Sherryも着実にビジネスを大きくしていき、創立50周年となる1886年には毛織物ビジネスの中心地であったLondonのGolden Squareに本社を移転、更に規模を拡大していきます。
その後も長い年月をかけて合計で約20社におよぶ企業をグループの傘下に収めるなど成長を続けました。
その結果ともいえるでしょう、当時Golden Squareで活動していたマーチャントの中で現在も残っているのはHolland & Sherryだけだそうです。
また、Holland & Sherryは創立当初から国外市場を重視しており競合他社に比べかなり早い段階でワールドワイドな展開を始めました。
その早くからのワールドワイド展開が「バンチブック販売を世界で最初に始めたという逸話」や「年間平均で約3,000ものパターンを揃えるといわれる総量世界一を誇る圧巻のコレクション」を生み出しました。
伝統に根ざした質実剛健なクオリティとともに開拓者としての先見性と果敢な挑戦者ならではの提案力もHolland & Sherryの大きな魅力なのです。
その後もHolland & Sherryの躍進はとまりません。
20世紀初頭にはNYCに営業所を構え南北America大陸でのビジネスを一層強固なものにします。
現在も機能しているRussia第2の都市:Saint Petersburgにある倉庫はRussia革命(1917年)前の時点で成功を収めていたそうです。
1968年にはScotlandはEdinburgh近郊に位置するPeeblesのマーチャントも傘下に収めそのPeeblesに本社を移転します。
Peeblesは確か二度だけ行ったことがあるのですがすごくイイところでした!
そして、1982年にはLondonの拠点をSavile Row 9-10, Londonに移転(2022年に31に移転)して現在に至ります。
ご存知の通り/上記の通りHolland & Sherryはマーチャントですが、直営のミル(機屋・織物工場)を国内外に所有し、従来のファッションアイテム向けに加えてインテリア向けのテキスタイルを生産するなど多岐に渡る事業を展開している点も極めてユニークです。
2002年からはUS最高峰との呼び声が高い縫製工場:Oxxford Clothes等を所有するIndividualized Apparel Groupの傘下に入っています。
以上です。
では、圧巻の中身を見ていきましょう!!
その美しさたるや。。。
ある意味で言葉は必要ないと思いますので一気にご紹介します!
冒頭から順番にご紹介します。












ご覧の通り、クラシカルなトーンからモダンなトーンまでSpring/Summerシーズンのスピリットを反映した多彩なカラーパレットで描かれたチェック、ストライプ、そして繊細な無地系/無地が見事なコレクションです。
Holland & Sherryでしか表現できないと思われる絶妙なトーンがこの万能なボディを新たな次元へと押し上げている。
僕はそんなふうに思うのですがいかがでしょうか?
また、一部カラー&ラインを「共有」しているストライプとチェック、カラーを「共有」しているチェックがあるのも見逃せません!
皆さんはどの素材がよさそうに思いますか?
僕は。。。
たくさんあり過ぎて困っています汗。
が、ここは絞らなくてはいけません!
という訳で。。。
今日は4回目の新作バンチブック紹介ですし。。。
僕が特に気になる「本日のイチオシ」ベスト4をご紹介します。
*あくまで「本日の」なので&これだけ素晴らしいコレクションなので明日には変わっている可能性もあります汗
本日のイチオシ 4-1

このDiaryでも何度か書いている通り、ここ数年Redに匹敵するくらい好きなカラーがYellowな僕です。
なので、こちらと冒頭(トップ)にコンパイルされているYellowのグレンチェックには激しくビビビっときました
どちらもすごくイイですよね!
どちらをセレクトするか/セレクトしないかをすごく悩みましたが、2026.3.6 Friの僕はこちらにより惹かれました。
決め手は、ヴィンテージテイストあふれるウインドウペーンの「切り方」です。
少しぼやけた感じのタッチがスーパーカッコいいですよね!
ベースの鮮やかBlueのハウンズトゥースもサイコーです。
爽やかにして軽快な素材ですが。。。
僕はこちらなら敢えて少々フォーマルテイストが香る濃い目のスリーピーススーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:11.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジションのシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.5cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ライニングはYellowベースのフローラルプリントライニング、ボタンはくるみボタンにしたいです。
そして、ウインドウペーンおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはYellowにしたいです。
本日のイチオシ 4-2

ストライプもかなり悩みました!
具体的にはこちらと上から5番目の画像に写っているLight Blue(下から2番目)のストライプと悩みました。
後者ですが、こんなにもピュア&イノセントなLight Blueストライプのスーツ。。。
考えただけでもカッコいいです!!
が、2026.3.6 Friの僕は超僅差でこちらに軍配をあげました。
ニュアンスが効いたベースカラーはもちろんのこと、White(あるいはLight Pink?)とRedのダブルストライプが気に入りました!
僕はこちらなら、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」のアレンジヴァージョンで作りたいです。
「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。
あちらはジャケットのデザインがオリジナルの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。
具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」したいです。
ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケットポケットつき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ
ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断
トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム
ライニングはLiberty LiningsからRed, White and Blueのフローラルプリントライニングをセレクトして、ボタンはくるみボタンにしたいです。
そして、ストライプおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはRedにしたいです。
プラス、どこかにWhiteも使いたいですね!
いつもラペル(下衿)裏に入れている文字刺繍の糸がイイかな?
本日のイチオシ 4-3

シックなRedのグレンチェックです。
水曜日にご来店くださったN様が「これは岡田さん好きそうですよね!」と仰いましたが。。。
完全に当たりです!
はい、大好きです!!
僕はこちらならクラシカル&タイトフィットなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×2つがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ライニングはRedが効いたロックなプリントライニング、ボタンはRedに染めたマザーオブパール(白蝶貝)釦にしたいです。
ドレススタイルはもちろんスマートカジュアルスタイルでもガンガン使いたいです!
後者の場合、インナーはRedあるいはWhiteの100% LinenシャツやRedあるいはPinkのシーアイランドコットンポロ/タートルネックニットにしたいですね。
本日のイチオシ 4-4

4-3より一段と鮮やかなRed。
モダンレトロなメランジ。
そして、同カラーの柄違い!
サイコーです。
僕はこちらならこの2種を巧みに使ってミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、今春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.5cm巾のターンナップヘム」です。
ライニングはLiberty LiningsからRed系のフローラルプリントをセレクトして、ボタンはくるみボタンにしたいです。
「2種の巧みな使い方」ですが、メインはグレンチェック(右)にしたいです。
そして、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツはハウンズトゥース(左)にしたいです。
そして、パーツ使いをしたハウンズトゥースでもトラウザースを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいですね!
以上です。
このバンチブックの素材はどれも現物の方がよりキレイです!
ご来店の際にはぜひとも全59マークをご覧ください。
6th. Mar. 2026
Ryoji Okada
先月末にブルースマンのJOHN HAMMONDが亡くなりました。
僕は大学生の時に生ライヴを見たJUNIOR WELLSとOTIS RUSH経由でブルースの凄さを知りました。
その後、BUDDY GUYやLUCKY PETERSONが当時リリースした名盤および生ライヴに衝撃を受けて更に夢中になりました。
これが何を意味するかといえば、僕の場合必ずしもブルースは「ロックと地続き」ではありませんでした。
もう少し噛み砕いて書くと、例えばCREAMあたりのロックバンドやSTEVIE RAY VAUGHANといったロック色強めのブルースマンを経由していません。
なので、若い頃は「ブルースは黒人でないといけない!」などとかなり真剣に思っていました。
特にがなり立てるタイプの白人ブルースマンは苦手でした。
そんな原理主義的思想(?)を持つクソ生意気な若造の僕が好きだった唯一の白人ブルースマンがJOHN HAMMONDでした。
大学2年生の時だったかな、当時よく音源を買っていた/聴いていたVirgin傘下のPointblankというレーベルからリリースされたGot Love If You Want It(1992年作品)をリアルタイムで購入して魅了されたのがきっかけでした。
Got Love If You Want Itをとにかく気に入ったので、彼の音源は過去作品を含めてかなり購入しましたし1998年には生ライヴも観ました。
もしJOHN HAMMONDのブルースに出会わなかったら、ELVIN BISHOPやROY RODGERSやTOMMY CASTROを愛聴することもなかったでしょう。
出会いに感謝!!
という訳で、月曜日からずっとJOHN HAMMONDの音源を聴いています。
エモーショナルなヴォーカルと卓越したギター、そしてでっかいブルース愛がサイコーです。
どうぞ安らかに。
*最後にサイコーにシビれるライヴ動画を貼りますのでお時間があればぜひとも見て/聴いてください
ところで。
「ギター」といえば。
今日は現在日本全国をツアー中のクラシックギタリストK様からご注文いただいたシャツをご紹介します。
おとといお渡ししたばかりの1枚です。
K様からはおととい新たにスーツをご注文いただいたのと、少し遅れて仕上がるシャツがもう1枚あるのでそれらをご紹介する際にまたゆっくり「ご縁」等々も書きたいと思います。
木曜日は定休日かつ依然としてバタバタ忙しい日々が続いているので、今日はシャツだけを簡単にご紹介します!
K様にお作りいただいたシャツは ↓こちら↓ です。



BookⅢにコンパイルされているハウンズトゥースジャカードのホワイト無地でお作りした1枚です。
すごく素敵ですよね!
ライヴでもお召ししただけると伺っています。
嬉しい!!
以上です。
K様、火曜日はお忙しい合間を縫ってのご来店誠にありがとうございました。
厚く御礼を申し上げます。
今日から始まる関西ツアーもどうぞ大成功させてください!
◆本日の一曲◆
Walking Blues
JOHN HAMMOND
やば〜〜っ!
めちゃくちゃカッコいい!!
ご冥福を。
5th. Mar. 2026
Ryoji Okada
すぐ上にも書いていますが。
3月から、つまり今日から水曜日営業を再開します。
水曜日は時短営業(14:00-20:00)かつ「木曜日とともに定休日だ」とお思いのお得意様が多いこともあり他の平日に比べてご来店はかなり少ないです。
具体的には、ご来店「0」という日もしばしばあります汗。
なので、ご来店があるだけで僕は超スーパーハッピーです!
10年くらい前だったかな?
一時期だけ「水曜日のみ予約制」という形式をとったこともあるのですが、現在は水曜日も予約制ではありません。
なので、「できればゆっくりオーダーをしたいな」といった方は水曜日にご来店なさるのも妙案かもしれません!
という訳で!!
ぜひともご来店ください。
ところで。
「ハッピー」といえば。
今日はとてもスマートでハンサムなヤングジェントルマンM様がご注文くださったとてもスマートでハンサムなスーツをご紹介します!
上前(ウワマエ:左手側の前身頃)のラペル(下衿)裏にHappy Accidentsというとっても奥深く粋なワード刺繍が入った1着です。
M様は先日ご紹介したBlack & Gold Tweedのダブルブレステッドスーツをお作りいただいたM様のご子息です。
遡ること10年近く前。
お得意様のM様(M様とは別のM様)が、(上記のダブルブレステッドスーツをご注文くださった)M様をご紹介くださったことがご縁の始まりです。
その後、M様だけでなくM様のご夫君(M様)もご注文をたくさんしてくださることになります。
そして今回、大学の入学お祝いとしてご子息(M様)のスーツやシャツ等々をご注文/お買い上げいただく運びとなりました。
そのスーツが今日ご紹介するスーツという訳です。
つながるご縁に感謝しかありません!
僕と比べること自体が失礼だとは思いますが。。。
M様はかなりのクソガキだった(と思う)高校3年生時代の僕とはかけ離れた落ち着いた雰囲気と品格、そして知性をお持ちの若人です。
その上、羨ましいくらいハンサムでファッションにもかなりお詳しいです。
さすがはM様ご夫婦のお子様です!
そんなM様がご注文くださったスーツは一見とってもエレガントながらそこここにウィットが効いたギミックが封じ込まれたとってもエキサイティングな1着です。
はい、昨日に続きかなりの自信作です。
では、その自信作を早速ご紹介しましょう。
↓こちら↓ です。


とても上質なディープなNavy Blue Suiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)でお作りしたシングルブレステッドスーツ。
手前味噌ですが極めてスマート&ハンサム、ニート&ノーブル、クラッシー&インテレクチュアルですよね!
僕もたまにはこのようなスーツを作って知的に見せたい。。。
そんなふうに思いました。
素材は昨日ご紹介したピンドットスーツと同じく「子会社だったItalyを代表するマーチャントDrapersを完全吸収するなどますます勢いに乗る名門ItalianミルVBC」謹製です。
品質は100% Super 120’s Wool(260g/m)、いわゆるFour Seasonsタイプのツイル(綾織)組織ボディです。
VBCのコレクション中では、Super 110’s原毛を利用した定番のPrunelle 110’sよりランクがひとつ上の高級素材です。
いろいろご覧いただいた中でこちらをお選びになるとは。。。
「成人前にしてなんと高い審美眼をお持ちなんだ!」と少々びっくりしました。
ジャケット:ややナロウ巾:7.5cm&ややハイゴージーラインのセミノッチドラペル + ロープドショルダー + 段返り/真ん中一つどめのシングルブレステッド3ボタン + クラシックフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差5.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ややハイウエスト + サイドヴェンツ
トラウザース:ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + ゆるやかなテイパードシルエット + ストレートヘム
ボタンはmade in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはエレガントかつさりげなくポップなDark Silver Greyのフローラルジャカードライニングにしました。
続いて、ディテイル等を「寄り画像」で見ていきましょう。
バストアップの「寄り画像」です。

通常のノッチドラペルより少し(1.0cmほど)先端が上がっている密かに個性的なセミノッチドラペル。
実際に細いロープを入れて構築するマスキュリンなロープドショルダー。
美しくも丁寧に入れられたピックステッチ。
ボディライニング(胴裏)とカラー違い:Light Pinkのフローラルジャカードライニングを使用してポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるようにしたチェストポケットの袋地。
Wine Red糸を使用したフラワーホール(衿穴)。
エトセトラ。
バストアップだけでもこだわりのギミックがてんこ盛り状態です!
最後の「チェストポケット袋地のポケットスクウェア仕様」はLOUD GARDEN/RYOJI OKADAの「標準仕様」なのですが、「極めて小粋な便利ディテイル」と仰ってくださる方が多くとても好評です。
通常はボディライニングと同じライニングを使うのですが、オーダーメイドですからもちろんこのような「変化球」も可能です。
また、ポケットとしてもちゃんと機能するので、例えばWhite無地のポケットスクウェアやペンを入れることも可能です。
ここで書くまでもなく本来ペンはチェストポケットに入れない方がイイ訳ですけれど。。。
カラークロス(上衿裏のフェルト生地)です。

セオリーは表素材に近いカラー:Navy Blueなのですが。
こちらのスーツはWIne RedやPurpleやLight Pinkがアクセントカラーになっているので、カラークロスはアクセントカラーとの「ストーリー」を表現できるVioletにしました。
思わず「衿立て」をしたくなりますね!
ラペル裏のHappy Accidents刺繍です。

どういった理由でこのワードをセレクトなさったのは不明(ご来店後にe-mailで伺いましたのでご質問できませんでした)ですが、とても素敵ですよね!
刺繍糸はPurpleです。
フロントボタンです。

この画像には第1ボタンと第2ボタンが写っていますが。。。
お分かりでしょうか?
第1ボタンのみWine Red糸を使用しています。
第2ボタンと第3ボタンは表素材に近いNavy Blue糸を使用しています。
スリーヴボタンのボタンホール糸をカラー違いにする方は多いのですがフロントボタンは結構レアです!
さすがはM様です!
ウエストポケットです。

前後差5.5cmの急アングルがとてもクールかつシャープですよね!
*LOUD GARDEN/RYOJI OKADAではハッキング/スランテッドポケットのアングルを前後差0.5cm単位で指定しています
工房によれば「アングルは急なほど縫製が難しい」とのことです。
また、一般的なハッキング/スランテッドポケットのアングルは1.5cm~3.0cm程度だとのことです。
そして、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAにおける「標準」は4.5cmです。
はい、「標準」でも急アングルです!
が、こちらは更に「1.0cm増し」で急アングル!!
やっぱりシャープさがより際立ちますね。
ちなみに、今までで最も急だったアングルは11.0cmでした!?
あれはすごいアングルでした!
ライニングです。

ライニングは2022年4月に起こった工場火災以来一時的に在庫が僅少になっていた(だいぶ「復活」しましたが現在も一部の定番は在庫がありません汗)made in Japanの100% Cuproライニングコレクションからセレクトいただきました。
上述の通りボディライニングにセレクトいただいたのはDark Sliver Greyのフローラルジャカードです。
表素材のベースカラーであるNavy Blueとのクールなハイコントラストがカッコいいですよね!
100% Cuproならではの優雅な光沢もナイスだと思います。
写真を撮り漏れたのですが汗。。。
スリーヴライニングはカラー違いのWine Redをセレクトいただきました。
スリーヴボタンです。

スリーヴボタンにもこだわりがたくさん!
具体的には以下の通りです。
—–
—–
いずれアップチャージ不要のディテイルです。
フロントボタンのボタンホール糸はカラー違いにしているのにスリーブボタンは敢えてカラー違いにしないアンダーステイトメントも◎だと思います。
最後にトラウザースのディテイルを。

クラシカルサイドアジャスターとブレイシズ(サスペンダー)用ボタンをおつけしました。
以上です。
M様!
この度はご入学本当におめでとうございます。
ご注文も誠にありがとうございました。
そして、お母様のM様とお父様のM様!!
そしてそして、お母様のM様をご紹介してくださったM様!!!
いつも本当にありがとうございます。
心より厚く御礼を申し上げます。
M様だらけで分かりにく恐縮です汗。
4th. Mar. 2026
Ryoji Okada