いよいよ明後日!
球春到来!!
という訳で、あれこれ始まっていますね。
例えば評論家やアナリストの順位予想とか。
セ・リーグはTの2連覇予想が圧倒的に多いです。
まあそうでしょうね〜。
才木投手と佐藤選手がMLBに挑戦していればまた変わっていたかもしれませんが戦力的には抜けているように見えます。
カープの予想は5位が多かったです。
悔しい気もしますがそれも納得!
ただ、ドラフト1位カルテット:平川選手・中村奨選手・小園選手・佐々木選手を筆頭にした若手が躍動してチームが噛み合えばAクラスは十分に狙えると思います。
加えて。。。
左右のエース床田投手と森下投手が沢村賞を争うくらいの活躍をして、正捕手の坂倉選手が攻守ともにキャリアハイを記録して、秋山選手と菊池選手が全盛期に近い状態でシーズンを完走して、助っ人4人全員が及第点の成績を残して、栗林投手と岡本投手と塹江投手の「配置転換」が成功して、現状は「はずれドラ1」になってしまっている常廣投手と斉藤投手が本領を発揮して、一軍経験者の田村選手や末包選手や矢野選手が二軍で無双して一軍に上がってきて、「勝利の方程式」がしっかり機能する。
これくらいのことがあれば優勝もあり得ると思います。
あれもこれも全部うまくいく訳はありませんが。。。
あ、あと某選手のおかげで空いた枠をどう使うかも大事だと思います!
とにもかくにもあと2日!!
Go! CARP!
ところで。
「素材」といえば。
今日は2日振りに新作バンチブックをご紹介します。
閑散期の2月を今までにない好調さで乗り切り、3月上旬も好調さをキープしていたLOUD GARDENですが、3連休から完全なる不調期に入っています汗。
先の3連休はThe Loudest Voice vol.42がお得意様のご自宅に着荷して最初の週末だったし、「オーダーメイドシャツ ¥3,300 off キャンペーン」および「オーダーメイドネクタイ/ベルト ¥2,200 off キャンペーン」がスタートした直後(というか初日が3連休初日)だったし、お天気も初日以外は良好な予報だったし、2枚キャンペーンのお出来上がりを取りにいらっしゃるお得意様が複数ご来店になる予測がありましたし、エトセトラ。
ここで不調期に入るとはまったく想像していませんでした。
いや、それどころか、3連休前の数日前から少しイヤな予感が漂い始めていたものの、「3連休で流れを断ち切ろう!いや、断ち切れる!」と思っていたくらいです。
ここ最近立て続けに4月および5月のご来店/ご注文予約が入っていたりもしましたしね。。。
なので、正直かなりのショックを受けています。
上記のオーダーメイドシャツ/ネクタイ/ベルトのキャンペーンも先行受注こそ好調だったものの会期がスタートしてからの受注はネクタイとベルトがそれぞれ1本のみですし。。。
しかも、ネクタイはFacebookのメッセンジャーでいただいた(つまり、ご来店なしでいただいた)ご注文ですし。。。
でも、泣き喚いても、落胆し続けても、立ちすくんでも何も始まりません。
今できることを熱い気持ちを込めて丁寧にやるのみです!
という訳で、今日は予定を繰り上げてなんとか時間を捻出してバンチブックのご紹介をすることにしました。
楽しみにしていると仰ってくださるお得意様も多数いらっしゃいますから。
かくかくしかじかです。
残り少ない3月ですが、春本番が近づいているこのタイミングでのご注文をぜひともよろしくお願いします!
それはともかく。。。
10回目の今日は8回目にご紹介したLoro Piana/ロロピアーナとともにItalianミルの最高峰(= 世界最高峰)と評されるErmenegildo Zegna/エルメネジルドゼニアの新作をご紹介します。
何度かこのDiaryでも書いた通りErmenegildo Zegnaは諸般の事情というか大人の事情というか、色々あってA WORKROOM時代から積極的には取り扱ってきませんでした。
なぜかご要望をいただくことがあまりなかったというのも理由のひとつですけれど、積極的に取り扱わなかったのはやはり「事情」の方が大きいでしょうか汗。
書くと長くなりそうなので「事情」の詳細は割愛しますが、もしも知りたいという方がいらっしゃいましたらお気軽に店頭でお尋ねください。
そんなErmenegildo Zegnaですが、2022 Spring/Summerシーズンから、つまり4年前から「単独で収録されているバンチブック」の手配を始めました。
複数のItalianミルで構成されたバンチブックにErmenegildo Zegnaの素材が収録されていたことはしばしばありましたけれど、単独収録のバンチブックとなるとどうでしょう。。。
あの時が超久し振り。。。
というよりもLOUD GARDENをオープンさせてから初めてでした!
なので、僕もすごく入荷を楽しみにしていたのですがやっぱり素晴らしかったです。
webで見たり、この業界にいる数少ない友人の店舗で見せてもらったりしていたためコレクションの概要は少なからず知っていたのですが、やっぱり現物を手元に置いてじっくり見て触ると全然違いますもんね。
4年前に「おお!やっぱイイな〜!」と感嘆したことを今でも鮮明に覚えています。
今日ご紹介するのは単独収録のバンチブックを取り扱い始めて8シーズン目となるErmenegildo Zegnaの新作です。
果たして半年振りの新作の内容はどうでしょうか!?
早速見ていきましょう!
*これまでにご紹介した9回分のリンク集は末尾にあります
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

Ermenegildo Zegnaをフルコレクション揃えるとなるとかなり膨大な量になりますので今シーズンも「いいところ取り」をしたバンチブックのみを手配しました。
具体的には「15 MilMil 15、Traveller、TrofeoといったErmenegildo Zegnaを代表するボディの新作」と「JerseyやLoopといった2020年代らしいボディの新作」がナイスなバランスでコンパイルされた1冊です。
また、Spring/Summer向けのSuiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)とAll Season向け/Four Seasons扱いのSuitingがこれまたナイスバランスなのも嬉しい限りの1冊です。
*ここ最近は後者をお求めの方が多いせいかこのバンチブックも後者のヴォリュームが「厚め」です
とにもかくにも、「さすがZenga!」な極めて充実した素晴らしいコレクションに仕上がっていますのでご来店の際にはぜひともじっくりと時間をかけてご覧になってください。
もちろん引き続き、お電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも大歓迎で承っています。
気になる素材があってご来店が難しいようでしたらどうぞお気軽にご連絡ください。
ご来店なしでもお作りいただけるように工夫をします。
では、今日も気合を入れて、できるだけ丁寧に全マークをじっくりご紹介してから最後に「僕のBest 5」を披露します。
皆さんが「おっ!?」と心惹かれるナイスな素材がありますように!
Jersey



Spring/Summerシーズンは冒頭に、Autumn/Winterシーズンは巻末にJerseyコレクションがコンパイルされているのがこのバンチブックの特徴のひとつです。
やっぱりというかなんというか。。。
より快適性が求められるSpring/Summerシーズンの方がJerseyのニーズが高まるのかもしれません。
LOUD GARDENはそんなに多くJerseyで承るテイラーではなせいか、Spring/SummerシーズンとAutum/Winterシーズンで受注着数はあまり変わない気がしますけれど。。。
それはともかく!
こちらは2019年にZegnaグループの傘下に入ったJerseyのスペシャリストDondiとコラボレートしたコレクションです。
( Dondiではなく)Ermenegildo Zegnaの名を冠してあるだけあってとてもシックな「顔」に仕上がっていると思います。
*Dondiの名を冠しているコレクションも存在します
1番上の画像は87% Cotton + 13% Polyester(320/350g/m *145cm巾)のニューボディです。
ウエイトはそこそこありますが、かなり涼しげなタッチのJerseyです。
Jerseyですから快適かつ発汗性・速乾性も高いですしこちらは通気性にも優れています。
なので、夏にもバッチリだと思います!
それでいて、冬にもきれそうな「顔」なのが嬉しいですよね。
そして。。。
なによりナイスなのが3.2cmピッチのボールドストライプ!
これはカッコいいですよ、はい!!
ボールドストライプのJerseyってあまりないのでスマッシュヒットを記録する予感がビンビンします!!!
中画像は定番となったLinenベースのJerseyです。
*品質の詳細は後述します
伸縮性に乏しいといわれるLinenを使ったJersey素材とは「さすがはErmenegildo Zegna!」だと思います。
Linen由来の通気性、清涼感、カジュアル感、豊かな発色、野趣味に恵まれると同時にJerseyならではの伸縮性と快適性に富んでいる訳ですから素晴らしいの一言ですよね!
伸縮性に富んでいるということは、(テンションが分散されるため)シワになりにくいということも意味するので「Linenはシワがちょっと」という方にも胸を張ってオススメできます!!
清涼感あふれるカラーリングのトラディショナルチェックも◎ではないでしょうか。
ちなみに、LinenブレンドではありますがErmenegildo Zegna目線だとこちらもAll Season扱いになります。
ウエイトもそこそこありますし、それも納得です!
が、個人的には色柄を含め「やっぱりSpring/Summerシーズンがメインになるのかな?」と思います。
では、詳細を。
上2マーク:60% Cotton + 40% Linen(400/440g)のグレンチェックです。優しいナチュラルカラーが素敵ですよね!こちらはダブルフェイス仕上げで裏面はハウンズトゥースになっています。裏面のご確認はぜひ店頭にて!
上から3番目/4番目:96% Linen + 4% Polyamide(340/380g *140cm巾)のハウンズトゥースです。GoldとSilverにも見えるBrownとMideum Greyがとってもナイスではないでしょうか?「ほぼほぼオールLinenでもここまで伸びるんだ!?」と少々びっくりなストレッチ性の高さも「すごい」です!他よりローゲージゆえのザックリとした質感もイイ感じです!こちらはダブルフェイスではありません。
上から5/6/7番目:60% Cotton + 40% Linen(310/340g)のハウンズトゥースです。これからの季節に快適なこと間違いなしの素晴らしいJerseyだと思います!こちらもダブルフェイスではありません。また、触った感じは表記されているウエイトよりもずっと軽く感じます。
下画像はWoolベースのJerseyです。
Jersey(編み物)っぽさがほとんどない織物のような優雅な「顔」が自慢です。
では、詳細を。
1番上:All Season向けのWool + Cottonl Jerseyです。シャープなBlack + WhiteのハウンズトゥースがとてもスタイリッシュなJerseyです。品質は52% Wool + 48% Cotton(340/380g *145cm巾)です。こちらはダブルフェイスに仕上がっていて裏面はミニサイズのハンズトゥースになっています。さりげなく「いくつかのディテイルに裏面を使う」といったギミックが楽しいに違いないです!
上から2番目:All Season向けのWool + Cotton Jerseyです。完全に「織物の顔」をしているグレンチェックが極めてダンディなJerseyです。品質は62% Wool + 38% Cotton(350/390g *140cm巾)です。こちらもダブフェイス仕上げで裏面はNavy Blue無地になっています。こちらはジャケットだけではなくスーツにも使えるボディです。
1番下:All Season向けのCotton + Wool Jerseyです。立体感のあるギンガムチェックがとってもクール&モダンクラシックな素材です。品質は43% Cotton + 42% Wool + 15% Polyester(350/390g)です。こちらもダブルフェイス仕上げで裏面はBlue無地になっています。また、こちらもジャケットだけではなくスーツにも使えるボディです。
毎シーズンのことながら、Ermenegildo ZegnaのJersey Collectionはかようにたくさんの異なるテイスト・アプローチを持った素材が百花繚乱したナイスな内容に仕上がっています!
皆さんはどのジャージーがお好きですか?
僕は。。。
後述します!
15 MilMil 15



「高品質素材だけを生産しているErmenegildo Zegnaの中でも最高級との誉れ高いSuiting:15 MilMil 15」は、15μ(マイクロン)という極細の原毛を使用していることからその名前がつけられた超絶にラグジュアリーなボディです。
Ermenegildo Zegnaは「Super表記」を嫌います(例えば、Super 130’sと表記してしまうと他のSuper 130’s表記をしている有象無象と同じクオリティだと思われてしまう恐れがあるためだそうです。まったくもって素晴らしい矜持ですよね!)のでこの素材にもSuper表記はありません。
そんな背景があるのにこれを書くのは少々野暮かもしれませんが。。。
仮に15μ原毛をSuper表記で表現するとSuper 170’sに該当します。
*Super表記は原毛の(繊維の)細さを表現する国際的な基準です(紡績後の糸の細さを表現する糸番手とはまた異なる基準です)
*Super表記はSuperに続く数字が大きいほど原毛の細さが細いことを意味します
*Super表記は糸番手とは異なる基準ながらSuperに続く数字が大きいほど細番手糸を紡績しやすいという特徴を有します
*一般的にSuperに続く数字が大きい原毛ほど高級です
我々の業界では細番手糸を使用した素材をSuper Fineという言葉で表現しますが、こちらならどうでしょう。。。
単純な細番手ボディではなく究極ともいえる原毛を使っている訳ですからね。
Extremely Super FineとかUltimate Super Fineといった言葉が的確かもしれません。
その品質の素晴らしさは触っていただければ「瞬時に」お分かりいただけると思います。
King of Zegna’s fabricという異名をとるのも納得です。
次の次にご紹介するErmenegildo Zegnaのマスターピース:Trofeoが一般的なSutingの頂点だとしたら15MilMil 15は規格外の絶品です。
ぜひともご来店の際には実際に触ってみてください。
14.5μのSuper 180’s原料を使っているDragoのSkyfallも甲乙付け難いほどに素晴らしいのですが、その出自の影響もあるのかあちらは敢えて少しハードに仕上げている素材が少なくありません。
一方、この15 MilMil 15は「原料の秀逸さを極限まで活かそう」というコンセプトで織られているため、単純に肌触りの「とろみ」で比べたらSkyfallより格段に「上」です。
ちなみにLOUD GARDENではまだ承ったことがないのです(汗)が、この素材で仕立てた先輩のスーツは見たことがあります。
惚れ惚れするほどの美しさでした!
僕も人生で一度は作ってみたいです。
品質は100% Wool(220/230g/m)です。
15 MilMil 15はクインディッチ・ミルミル・クインディッチと読みますが、この業界では短縮して「ミルミル」と呼ぶのが一般的です。
ミルミルというワードの響きは少々アレですよね。
でも、この業界では「やっぱりミルミルは最高だよね」という会話を大真面目にすることが頻繁にあります笑。
上:スーパーシックなグレンチェック2マークです。グレンチェックの15 MilMil 15って。。。贅沢以外の何物でもありませんね!興味津々です。
中:エレガントの極致なストライプとヘリンボンとシャドウストライプ5マークです。組織変化が15 MilMil 15の美しい光沢を極限まで引き立てています!静止画像だけではその美しさの真髄・全貌をお伝えしきれないのがもどかしいです汗。
下:完全な無地7マークです。今シーズンからGreen(1番上)が追加されました!Greenの15 MilMil 15かぁ。。。作ってみたいですね〜。
LOUD GARDENではまだご注文いただいたことがありませんが、仕入先に伺うとかなり売れているそうです!?
この時代に。。。
いや、この時代だからこそ。。。
15 MilMil 15のような雲上素材を求める人が増えているのかもしれません。
LOUD GARDENもこの波に乗り遅れていはいけない!!
という訳で、どなたかぜひともご注文をお願いします。
本当に超ウルトラスーパー素晴らしい素材です。
僕も。。。
いつか。。。
必ず。。。
絶対に。。。
作りたいです!
Traveller



Travellerはその名の通り移動や出張の多いビジネスパーソンに向けて開発された「優れた強撚糸使いによる反発力の強さ」に由来する「高い抗シワ性」と「抜群のシワ回復力」を誇るErmenegildo Zegnaのベストセラーボディです。
「シワになりにくい」「移動の多い方に最適」といったワードを至るところで目にする昨今ですが、その元祖に近い存在がこのTravellerです。
それが証拠に。。。
Gieves & Hawkesでデザイン/企画をしていた頃(24年から31年くらい前の期間?)にIdea BiellaやPremière VisionといったEurope各地で行われていた/行われている素材展へ頻繁に出かけていたのですが、その頃からTravellerはあったと記憶しています。
Travellerより歴史が古いHigh Performanceももちろんありましたが、その頃はTravellerの方がよりプッシュされていたと思います。
25年前あるいは30年前というと「世界最高峰の高級毛織物産地」であるBiella/ビエラ地区で高機能素材を取り扱っているミルはほぼ皆無でした。
記憶に残っているのは、Trabaldo Tognaのナチュラルストレッチボディ:EstratoとこのTraveller(およびHigh Performance)くらいです。
「そっち系」の素材はPrato/プラート地区のミルがやる/得意という棲み分けがあったんですよね。
Pratoでやっていた(今もやっているかな?)展示会:Prato Expoも何度か見に行きましたがBiellaのミルが集結する豪華な展示会:Idea Biellaとは全然違いました。
Biellaエリアに拠点を構えるトップミルの人たちはその多くがかなりのプライドを持っていて「Prato?見るものあるの?」といった感じだったのも印象的です。
そういったことも高機能素材に懐疑的だったミルが多かった理由になっていたのでは?と想像します。
僕も当時は「高機能素材なんて邪道でしょ!」と思っていましたし笑。
そんな時代から高機能素材の開発に取り組んでいたとは。。。
Ermenegildo Zegnaの高い先見性が垣間見えるエピソードではないでしょうか。
そうそう、Travellerの新作を見るといつもTravellerで作ったスーツを愛用していたErmenegildo Zegnaを愛するダンディなT先輩が出張後に「岡ちゃん、Travellerはやっぱええわ!」とよく自慢していた旧き佳き思い出も蘇ります!
T先輩もそろそろ定年かな?
それから、まだ時々は谷町四丁目駅近くにあったピーナツの殻を地面に落とすスタイルのジャズバーに通っているかな?
一昨年久し振りに天満橋に行ったらだいぶ様子が変わっていたように見えたのであのジャズバー自体がないかもしれませんね。
*色々と「記憶違い」があったらすみません汗
いずれにしても、世界中のアパレル企業やテイラーが長きに渡ってフューチャーし続けている事実、つまり世界中のビジネスパーソンから長く支持されているという事実はTravellerが誇る機能性の素晴らしさを明確に証明していると思います。
もちろんこの素材の素晴らしさは機能性だけではなく、最上級原料しか使わないErmenegildo Zegnaならではの高いクオリティにもあります。
優雅な光沢、しっとりとした滑らかな肌触り、そして繊細な色柄とたくさんの魅力が詰まった逸品です!
Autumn/Winter向けとAll Season向けの2ボディが存在するTravellerですが、こちらのバンチブックには後者のみがコンパイルされています。
品質はすべて100% Wool(250g/m)です。
画像上から順番に簡単なご説明を加えていきます。
画像①:バーズアイ5マークとピンヘッドをより細かくしたようなピンドット2マークの織柄無地7マークです。昨今かなり少なくなっているバーズアイが5マークもコンパイルされているのが◎!そしてピンドットがかなりシャープな「顔」なのもナイスだと思います。
画像②:極めて繊細なヘリンボン3マークと気品あふれるシャークスキン2マークです。「完全な無地は味気ないけれど柄物はちょっと」という方に大オススメしたい5マークです!
画像③:完全な無地7マークです。Indigo Blueっぽい上から2番目と鮮やか極まりないBlueが眩しい上から3番目を含めBlueのヴァリエーションが白眉過ぎます!1番下はBlackです。
Trofeo

実は昨シーズンが「このバンチブック初登場」だったTrofoe/トロフェオはErmenegildo Zegnaのコレクション中で最もポピュラーなSuitingかもしれません。
謳い文句が超スーパー盛りだくさんな上に、ある意味で「規格外」的な存在である先にご紹介した15 MilMil 15を除けばトップクオリティボディですからそれも納得です。
僕も密かに「このバンチブックにTrofeoがあるとより一層嬉しいな」と思っていました。
さて、そのTrofeoというネーミングの由来は英語でいうTrophy、つまり「優勝杯」からきています。
Ermenegildo Zegnaは毎年ブリーダーを集めて「Australian Woolの品評会」を開催するのが恒例です。
この品評会にて優勝した最優秀ブリーダーによって採取された原毛の中から集めた16μ級(Super 150’sクラス)の超極細原毛を原料として生み出される極上品がTrofeoです。
16μとはCashmereに匹敵する繊細さで、まさにトップクオリティといえるでしょう。
*上記の通りご紹介する15 MilMil 15はある意味で「規格外」です
最優秀ブリーダーの手で採取された超良質な原料を更に選りすぐって生み出されるTrofeo。
優勝杯という名前にふさわしい王者の風格漂うSuitingです。
ここまで、つまり15 MilMil 15とTravellerとTrofeoはAll Season向けのボディです。
ここからはSpring/Summerシーズン向けのボディをご紹介します。
Bielmonte

強力なヴィンテージテイストを感じさせる豊かなハリとコシを特徴に持つBielmonteです。
今日のDiaryをここまで読み進めてくださっているマニアックな方たちには「釈迦に説法」というやつだとは思いますが。。。
一般的にItalianミルの素材はその滑らかな肌触りと豊かな光沢感が持ち味です。
そして、Ermenegildo ZegnaはItalianミルを代表する存在です。
が、こちらのBielmonteはその持ち味の「真逆」をいくかなりのハードタッチが印象的なボディです。
そのはハードタッチは強撚した中番手糸をしっかりと打ち込んで織り上げたゆえです。
いわゆるポーラのようなボディで、先日ご紹介したSpringRam by SpringRamのライトウエイトボディに少し近いでしょうか。
個人的には「大好物」ですがちょっと「Ermenegildo Zegnaらしくないボディ」かもしれません!
でも、それがイイですよね〜。
品質は90% Wool + 10% Silk(250g/m)です。
このハードなタッチでSilkブレンドというのも「にくい」ところです!
それだけなく、Bielmonteは環境保護の視点から「染めや仕上げの段階でクロムを筆頭にした環境や身体に有害な物質を一切使用しない」という素晴らしい特徴も持っています。
環境にやさしい素材で作った服を長く着る!
これほどサステイナブルなことはないと思います。
ちなみに、ガンガン着てもそう簡単にはへたらないこと間違いなしのハードさです!
Cool Effect

Cool Effectは「温暖化が進む世界に生きるすべてのビジネスパーソンに過酷な夏を少しでも快適に過ごして欲しい」というErmenegildo Zegnaの熱い想いを実現する目的で独自開発した「太陽光を反射させる特殊トリートメント」を施した素材です。
そのトリートメントを施した素材は表面温度を約10度も低くするという実験結果が得られています。
加えて、強撚糸で織り上げているため耐久性に優れ抗シワ性も高いと同時にしなやかさと光沢に恵まれているのも魅力です。
ウエイトも200g前後と超軽量、盛夏にスタイリッシュなビジネススタイルを装うのにこれ以上の素材は存在しないと思います!
1番上:端正極まりないシャドウストライプ3マークです。こちらはのみツイル(綾織)組織で100% Wool(220g)です。
下2マーク:こちらプレインウィーヴ/トロピカル(平織)組織です。品質はストライプが100% Wool(200g)で無地(Midnight Blueです)が100% Wool(220/230g/m)です。
いずれも「いかにも」な涼しげな色柄ではなくシックかつエレガントな色柄なのがすごくイイですよね。
Loop

Loopは数年前にリリースされたエコフレンドリーなボディです。
具体的には「紡績の際に発生するこれまでは廃棄していた余剰羊毛をブレンド/ミックスして織り上げられたSuiting」です。
それゆえの「Loop/ループ = 循環」という名称です。
前回ご紹介したHarrisonsのSpringRamや次回ご紹介予定のFratelli Tallia Di DelfinoのHoney Wayもそうですが、多くのミルがそれぞれのやり方で循環やサステイナブルや環境について考えている昨今です。
こういった流れに対して冷ややかな皮肉屋も世の中には少なからずいると思いますが、実際の行動に起こしているのはとってもプレシャスですよね。
僕も見習わなくては!
また、肝心のクオリティですが「廃棄していた余剰な原料を使っている」としてもそこは天下のErmenegildo Zegnaです!
しっとりした肌触りと洗練されたカラーが魅力の素晴らしい「作品」に仕上がっています。
それもそのはず。。。
余剰羊毛には15 MilMil 15やTrofeoから出たモノも含まれているとか。。。
なんと贅沢な「余剰」「廃棄」でしょうか!!
品質は100% Wool(240g)、組織はトロピカルです。
1番下はBlackです。
全マークのご紹介は以上です。
最後に、今日の「僕のBest 5」をご紹介します。
いつも書いていますけれど、あくまで「今日の」なので、そしてどれも素晴らしい素材なので明日には変わっているかもしれません!
Jerseyからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

このボールドストライプ!
ひと目惚れしました!!
このストライプなら、Jerseyであろうがなかろうが大好きです。
が、Jerseyであるのはすごく魅力的ですよね。
その一方でJerseyっぽくない「顔」もすごく気に入りました。
僕はこちらならカジュアルなJerseyだからこそややフォーマルテイストが強めのデザインで「料理」したいです。
具体的には「ワイド巾:10.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイウエストのシングルブレステッド1ボタン + カッタウェイフロント + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmのハッキング/スランテッドポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + センターヴェント」といった感じです。
ボタンはマザーオブパール(白蝶貝)ボタンにしたいです。
また、Jerseyの特性を活かすために毛芯も肩パッドもたれ綿も排除したアンコンストラクテッド仕立て&大身返しにしたいです。
きっと快適そのものな1着に仕上がることでしょう!
着脱時等のスムーズさのためにボディライニングは背中にちょこっとだけ観音開きでつけて袖裏は通常通りにしたいです。
このカラーのJerseyですからライニングはWhite無地がいいかな?
でも、完全な無地ではなくジャカードにしたいです。
既製品ではまず見つけられないであろうOne of a kindなJerseyジャケットが仕上がると思います。
15 MilMil 15からは ↓こちら↓ をセレクトしました。

15 MilMil 15からはこちらをセレクトしました。
グレンチチェックはどちらも捨てがたい魅力に溢れているししこういう雲上素材こそ完全な無地で作っておくべきではないか?などとも思います。
が、しかし。。。
今日の僕は超スーパーエレガントなこちらに最も強く心惹かれました。
深く高貴なNavy Blue、美麗で豊かな光沢、遠目には無地にも見えるさりげないストライプ、そして15 MilMil15ボディ。
「究極のエレガントスーツ」にこれ以上にない素材だと思います。
LOUD GARDENが15周年を迎えられたら。。。とか
僕が60歳になった時に。。。とか。
節目を迎えた時に自分へのご褒美として作りたいですね。
クラシックに作るのもいいかもしれませんけれど、どうせならばLOUD GARDEN/RYOJI OKADAらしいスリーピーススーツを作ってみたいです。
いつか必ず!!!
*何度か撮り直したのですがこの画像では「美麗で豊かな光沢」がリアルに捉えられていません汗。ぜひともご来店時には現物をご覧ください!
Travellerからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

このDenim風味あふれる「顔」に惚れました!
Denimっぽいのにエレガントな光沢が際立っているのもすごくイイですよね〜。
僕はこちらならタイトフィット&クラシカルなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×2つがけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。
ボタンはmade in EnglandのNavy Blueリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはRedが効いたロックなスカルプリントライニングにしたいです。
そして、ライニングおよびストライプとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールはRedにしたいです。
Bielmonteからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

すごくイイ感じのグレンチェックですよね!
僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、昨春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
こちらはその有力な候補です!
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
ボタンはくるみボタン、ライニングはLiberty LiningsからGreen系のフローラルプリントライニングをセレクトしたいです!
そして、ライニングおよびストライプとの「ストーリー」でカラークロスフラワーホールや一部ボタンホールはGreenにしたいです。
Cool Effectからは ↓こちら↓ をセレクトしました。

Cool Effectですからね〜。
日本の厳しい夏にこの素材で仕立てたスーツで街を闊歩したい!
できれば涼しい顔をして汗もかかずに!!
という素材です。
とはいえ、日本の夏を考えると。。。
涼しい顔は可能でも汗をかかないのは不可能ですね!
それはともかく、Cool Effectであることに加えて、端正なNavy BlueにBlackという珍しいカラーリングのストライプが最高にスタイリッシュな素材ではないでしょうか?
僕はこちらなら個性派ジェントルマンスタイルで「料理」したいです。
はい、ストライプですから、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」のアレンジヴァージョンで作りたいです。
「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。
あちらはジャケットのデザインがオリジナルの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。
具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」したいです。
ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケットポケットつき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ
ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断
トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム
ボタンはmade in EnglandのNavy Blueリアルホーンボタン、ライニングはBlackが効いているロックなプリントライニングをセレクトしたいです。
そして、ストライプおよびライニングとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはBlackにしたいです。
以上です。
今月の目標は「10回目まで」でしたが、こうなればなんとか1回でも多く更新して不調期脱出策のひとつにしたいです。
もちろんそれだけではまったく足りないと思うので更にあれこれやります!
どうか引き続きの温かい応援をよろしくお願いします!!
25th. Mar. 2026
Ryoji Okada