いよいよWBCが開幕しました!
日本は初陣を大勝で飾りました。
今日も試合があるので必ずや2日連続で勝利して1次リーグ突破を確実にして欲しいです。
Go! JAPAN!
そして、昨日もこのDiaryで書いた通り3月最初の「山場」と位置づけているこの金土日ですが。。。
昨日は結果に恵まれませんでした汗。
「山場」ですから2日連続で沈む訳にはいきません。
幸いにもバンチブックは入荷が遅れている数冊を除いて予定していた全冊が入荷済みです!
なだけでなく、オーダーメイドシャツやオーダーメイドネクタイの新作も入荷済みです!!
そして、おとといまでの雨予報から一転、今日はお天気にも恵まれそうです。
つきましては、ご来店(あるいはご来店なしでのご注文)をどうぞよろしくお願いします。
Go! LOUD GARDEN!
ところで。
「2日連続」といえば。
2日連続で新作バンチブックをご紹介します。
何度か書いた通り新作バンチブックのご紹介は今月中に10回目までを終えたいと考えています。
*今までにご紹介したバンチブックのページには末尾のリンク集からも飛ぶことができます
逆算すると3日あるいは4日に1回のペースをキープできれば達成できるのですが、いつ何が起きるか分かりません!
そして、昨日も書いた通り「楽しみにしている」と仰ってくださるお得意様がたくさんいらっしゃいますし、水曜日にご来店くだっさったN様(ご注文ありがとうございました!)も「最近紹介されていたHolland & Sherryの新作見れますか?」と仰ってくださったし、新作バンチブックからのご注文が入り始めているし。。。
かくかくしかじかで今日もご紹介することにしました。
5回目の今日ご紹介するのも3回目・4回目と同じくHolland & Sherryの新作です。
が、しかし、今日ご紹介するRivieraは3回目にご紹介したAiresco・4回目にご紹介したSummer Targetと異なりかなりクラッシー&ダンディーなコレクションに仕上がっています。
この辺の懐の深さもHolland & Sherryの魅力ですよね!
早速ご紹介します。
今日ご紹介するバンチブック(というかブックレット)は ↓こちら↓ です。


厳選された上質なMerino Woolと高度な技術で生み出されたPolyesterのブレンド糸で織り上げられた「天然繊維と化学繊維の利点」を兼ね備えたRivieraは、Holland & Sherryの言葉を借りればずばり「Classic Summer Suiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)」です。
僕も作ったことがある絶品Techlanaを筆頭に、UKマーチャントとしては早い段階から化学繊維を効果的にブレンドした斬新なボディの開発に成功してきたHolland & Sherryならではのとてもナイスなボディだと思います。
具体的な品質は60% Super 120’s Wool + 40% Polyester(280g/m)、組織はツイル(綾織)です。
Holland & Sherry目線だとSummer Suitingのようですが、細番手糸を使用したクリアカットのツイルボディですから、日本だと(盛夏を除いた)All Season Suitingという表現の方が適切かもしれません。
というRivieraの魅力は細番手糸仕様に由来す美しい光沢と贅沢な肌触りと豊かなドレープ性、そしてPolyester由来の優れた耐久性と高い抗シワ性の「両立」です。
お手入れが簡単なのも嬉しい限りです!
また、色柄も比較的クラシックですから、ご出張時にも最高のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。
着用者にあふれる気品と高い快適性をもたらすRiviera。。。
鮮やかにキメたい方には少々不向きですがクラシックかつ快適にキメたい方には大オススメです。
*前者の方:鮮やかにキメたい方にはAirescoとSummer Targetをごオススメします!
続いて、早速全マークを公開。。。
いや、その前に。。。
まずは再度Holland & Sherryについて簡単にご説明します。
Holland & Sherryは1836年にOld Bond Street 10, LondonにてStephen George HollandとFrederick Sherryによって創立された世界最大級の規模を誇る超名門マーチャントです。
ルーツは別々で後年になってGievesとHawkesが合併したGieves & Hawkesと異なりHolland & Sherryは初めからHolland & Sherryだったんですね。
1836年といえば産業革命を経て翌年にヴィクトリア女王が即位するなどUKが繁栄を極めた時期の真っ只中です。
国の繁栄とともにHolland & Sherryも着実にビジネスを大きくしていき、創立50周年となる1886年には毛織物ビジネスの中心地であったLondonのGolden Squareに本社を移転、更に規模を拡大していきます。
その後も長い年月をかけて合計で約20社におよぶ企業をグループの傘下に収めるなど成長を続けました。
その結果ともいえるでしょう、当時Golden Squareで活動していたマーチャントの中で現在も残っているのはHolland & Sherryだけだそうです。
また、Holland & Sherryは創立当初から国外市場を重視しており競合他社に比べかなり早い段階でワールドワイドな展開を始めました。
その早くからのワールドワイド展開が「バンチブック販売を世界で最初に始めたという逸話」や「年間平均で約3,000ものパターンを揃えるといわれる総量世界一を誇る圧巻のコレクション」を生み出しました。
伝統に根ざした質実剛健なクオリティとともに開拓者としての先見性と果敢な挑戦者ならではの提案力もHolland & Sherryの大きな魅力なのです。
その後もHolland & Sherryの躍進はとまりません。
20世紀初頭にはNYCに営業所を構え南北America大陸でのビジネスを一層強固なものにします。
現在も機能しているRussia第2の都市:Saint Petersburgにある倉庫はRussia革命(1917年)前の時点で成功を収めていたそうです。
1968年にはScotlandはEdinburgh近郊に位置するPeeblesのマーチャントも傘下に収めそのPeeblesに本社を移転します。
Peeblesは確か二度だけ行ったことがあるのですがすごくイイところでした!
そして、1982年にはLondonの拠点をSavile Row 9-10, Londonに移転(2022年に31に移転)して現在に至ります。
ご存知の通り/上記の通りHolland & Sherryはマーチャントですが、直営のミル(機屋・織物工場)を国内外に所有し、従来のファッションアイテム向けに加えてインテリア向けのテキスタイルを生産するなど多岐に渡る事業を展開している点も極めてユニークです。
2002年からはアメリカ最高峰との呼び声が高い縫製工場:Oxxford Clothes等を所有するIndividualized Apparel Groupの傘下に入っています。
以上です。
それでは、中身を見ていきましょう!
中表紙:Feeler Pageです。

このページには我々がFeeler(フィーラー)と呼ぶ「実際に触って素材感をFeelして/感じてもらう目的で大きめにカットされた見本」が貼られています。
ちなみに。。。
一般的にFeelerは続いて出てくる全マーク見本で再度登場することが多いのですが、Airescoもそうだった通りHolland & Sherryのブックレットはそれがありません。
つまり、Feelerの色柄はこのページでご確認いただくことになります。
なので、Rivieraのブックレットをチェックする際はぜひともこちらもお忘れなくお願いします!
続いて、いよいよ中身を見ていきます!
Page 1

Page 1にはストライプとマイクロチェック(左列下2マーク)とグレンチェックがコンパイルされています。
確かにとってもClassic Suitingな色柄です。
が、さりげなく(?)、シックなGreenや鮮やかなBlueが入っていたりとHolland & Sherryらしさは確かに封じ込められています。
皆さんはどの素材がお好きですか?
僕は。。。
後述します!
Page 2

Page 2にはハウンズトゥース、バーズアイ、ヘリンボン、シャークスキンといったトラディショナルな無地系マイクロパターンがコンパイルされています。
充実のラインナップ!
素晴らしい!!
Brown系のヴァリエーションがあるのも嬉しいですね。
Page 3

Page 3には圧巻の無地24マークがコンパイルされています。
まず、スーツのベイシックカラーであるGreyとNavy Blueに複数の魅力的なヴァリエーションがあるのがナイス!
そして、極めてレアなピースダイ(後染め)のライトカラー:左列下5マークが◎!!
最後に、上下セパレートでもより愉しみやすい(= トラヴェルスーツに一層相応しい)組織変化のある無地:右列下4マークがあるのも心憎い!!!
はい、最高にナイスな無地コレクションだと思います。
Holland & Sherryが昨今プッシュされている(と思われる)Greenがコンパイルされているのもイイですね!
全マークのご紹介は以上です。
次に、僕が特に気になる「本日のイチオシ」ベスト3をご紹介します。
*あくまで「本日の」なので&これだけ素晴らしいコレクションなので明日には変わっている可能性もあります汗
本日のイチオシ 3-1

ストライプからはこちらをセレクトしました!
シック&ディープなNavy BlueベースにノーブルなGreenストライプ。
クラシックな中に感じる確かな個性。
すごくカッコいい色柄ですよね!
僕はこちらなら、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのアイコンモデル的存在である「縦横斜め:Vertical, horizontal and diagonalなスリーピーススーツ」のアレンジヴァージョンで作りたいです。
「アレンジヴァージョン」とは、昨秋ノンフィクションライターの石戸諭様からご注文いただいたCrown Flannelのスリーピーススーツとほぼ同じデザインです。
あちらはジャケットのデザインがオリジナルの「縦横斜め」とかなり違うんですよね。
具体的には ↓こんなデザイン/ディテイル↓ で「料理」したいです。
ジャケット:10.5cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ややハイポジション&着脱式拝みボタン仕様のシングルブレステッド1ボタン + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + クラシックフロント + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ
ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 + ウェルト仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断
トラウザース:ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム
ボタンはmade in EnglandのNavy Blueリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはBlueグラデーションのSkullプリントとにしたいです。
そして、ストライプとの「ストーリー」でカラークロスやフラワーホールや一部ボタンホールはGreenにしたいです。
本日のイチオシ 3-2

グレンチェックからはこちらをセレクトしました。
このDiaryでも何度か書いた通り、僕のフェイヴァリットカラーは生まれてからずっとRed、ここ数年はYellowです。
それに加えて、ここ最近はGreenがすごく気になっています。
という訳で、こちらもとっても作ってみたいです。
僕はこちらならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、今春Dark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」です。
ボタンはくるみボタン、ライニングはLiberty LininsからGreenが効いたフローラルプリントライニングをセレクトしたいです!
また、カラー(上衿)やターンバックカフスやくるみボタン等のパーツは同素材のGreen無地にしたいです。
そして、パーツ使いをしたGreen無地でもトラウザースを作っておいて時々ジャケット単品とセットアップして愉しみたいですね!
本日のイチオシ 3-3

無地からはこちらをセレクトしました。
モダンレトロなBrownに惚れました!
僕はこちらならノーフォークジャケットとニッカボッカーズのセットアップスーツを作りたいです。
カラーやウエストベルトといった一部パーツはこちらの次にコンパイルされているカラー違いのGreenを使いたいです。
さりげなくカラーが異なる一部パーツ。。。
すごくイイですよね!
ボタンはBrownマザーオブパール(茶蝶貝)ボタン、ライニングはLiberty LinignsからGreen系のフローラルプリントライニングをセレクトしたいです。
そのライニングとの「ストーリー」でカラークロス(カラー裏のフェルト)やボタンホールの一部等をGreenにしたいです。
素材が持つモダンレトロテイストが引き立つ極上の1着に仕上がると思います!
加えて、同素材でニュースボーイキャップとボウタイも作りたいです。
以上です。
できれば水曜日までに次回のご紹介をしたいと思います!
今までの5回でまだ一度もご紹介できていないので次回はMade in Italy素材がコンパイルされたバンチブックをご紹介予定です。
乞うご期待ください。
7th. Mar. 2026
Ryoji Okada