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New bunch book collection for 2025-2026 Autumn/Winter vol.1: Perennial Classics by Holland & Sherry

Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

☑︎ 8月は「水・木定休」に戻して営業いたします

☑︎ 新作 “♡ Camo” socks in store now!

☑︎ ヒョウ柄スカルハット(のサンプル)仕上がる

☑︎ “♡ Camo” silk 2カラーとも仕上がる!

☑︎ 13周年Tシャツ既製品在庫情報

☑︎ LOUD GARDEN迷彩キャップ再生産決定!

 

 

 

「今年のお盆は一般的な会社(= 暦通りにお休みがある会社)にお勤めの皆さんにとってかなり良好な曜日配置だった」という認識は正しいでしょうか?

リアルなお盆は4日間:8.13 Wed-8.16 Satだったと思うのですが、その4日間を3連休と日曜日がほぼサンドイッチ状態にしていましたもんね。

それが証拠にこの土日も南青山はかなり静かでした(土曜日の晩だけは神宮外苑の花火大会があったので人出は多かったようです)し、多くの近隣にある飲食店さんがお休みしていましたし、お取引先の多くも8.9 Satから8.17 Sunまで夏季休業をしていたようです。

お休みが長ければ長いほど調子を戻すのに苦労しがちですよね。

ひと足早く久し振りに長めの休暇を取った僕も本調子になるまで少し時間がかかりました汗。

という訳で、昨日までお休みだった皆さん!

くれぐれも無理はなさらないように頑張ってください!!

 

 

 

ところで。

「頑張る」といえば。

この土日以外はお盆期間中もなんだかんだとかなり忙しかったLOUD GARDENですが、先週火曜日に上方修正した目標枚数をなんとか達成して無事にオーダーメイドシャツ2枚キャンペーンを終えることができた(本当にありがとうございました!)し、暑さはまだまだ続きそうだし、僕のお誕生日も終わったし。。。

あくまで予測ですがこの1週間はかなりご来店が少なくなりそうです。

という訳で、しばらくの間は休暇前とお盆期間中にいただいたご注文の処理(指図書やデザイン画作成)をしながら、きたる2025-2026 Autumn/Winterシーズンの準備を全力で頑張りたいです!

後者を具体的に書くとThe Loudest Voiceの中面作成(実は早くも表紙と裏表紙は完成させました!)とか、既に10冊以上が入荷しているバンチブックの勉強およびご紹介とか、自分向け新作スーツの仕込みとかです。

とはいえ、もちろん、これは当たり前のことですけれど、ご来店くださるお客様のご対応が最優先です。

この1週間は恐らく1年で最もご来店が少ない1週間だと思います。

ということは、つまり「1年で最もゆっくりオーダーができる1週間」でもあります。

「それなら!」という方がいらっしゃいましたらぜひともご来店ください。

スタッフ一同心よりお待ちしています。

という訳で!

今日は2025-2026 Autumn/Winterシーズン向けバンチブック紹介の初回をお届けします。

まだ休暇/Austria旅行の熱狂が覚めやらない今日この頃、そして久し振りのバンチブック紹介なので、例えばDarrow Daleに代表されるヴォリュームが強烈な「ブツ」は心身両面から無理そう(笑)ゆえ、今日はリハビリテーションも兼ねて「ご紹介しやすい」コレクション:Holland & SherryのPerennial Classicsをセレクトしました。

今回入荷したPerennial Classicsは全72マークのヴォリュームながら見開き4ページ(+ Feeler 1ページ)のサンプルブック形式なので、写真撮影等にそこまで労力がかからない(つまりご紹介しやすい)と思った次第です。

もちろん、ご紹介しやすいとはいえ、そこはHolland & Sherryのコレクションです!

はい、内容は濃厚至極です!!

ご来店の際にはぜひともその濃厚さをお確かめください。

その濃厚さを披露する前に!

まずはHolland & Sherryについて簡単にご説明します。

Holland & Sherryは1836年にOld Bond Street 10, LondonにてStephen George HollandとFrederick Sherryによって創立された世界最大級の規模を誇る超名門マーチャントです。

ルーツは別々で後年になってGievesとHawkesが合併したGieves & Hawkesと異なりHolland & Sherryは初めからHolland & Sherryだったんですね。

1836年といえば産業革命を経て翌年にヴィクトリア女王が即位するなどUKが繁栄を極めた時期の真っ只中です。

国の繁栄とともにHolland & Sherryも着実にビジネスを大きくしていき、創立50周年となる1886年には毛織物ビジネスの中心地であったLondonのGolden Squareに本社を移転、更に規模を拡大していきます。

その後も長い年月をかけて合計で約20社におよぶ企業をグループの傘下に収めるなど成長を続けました。

その結果ともいえるでしょう、当時Golden Squareで活動していたマーチャントの中で現在も残っているのはHolland & Sherryだけだそうです。

また、Holland & Sherryは創立当初から国外市場を重視しており競合他社に比べかなり早い段階でワールドワイドな展開を始めました。

その早くからのワールドワイド展開が「バンチブック販売を世界で最初に始めたという逸話」や「年間平均で約3,000ものパターンを揃えるといわれる総量世界一を誇る圧巻のコレクション」を生み出しました。

はい、伝統に根ざした質実剛健なクオリティとともに開拓者としての先見性と果敢な挑戦者ならではの提案力もHolland & Sherryの大きな魅力なのです。

その後もHolland & Sherryの躍進はとまりません。

20世紀初頭にはNYに営業所を構え南北アメリカ大陸でのビジネスを一層強固なものにします。

現在も機能しているロシア第2の都市:Saint Petersburg/サンクトペテルブルクにある倉庫はロシア革命(1917年)前の時点で成功を収めていたそうです。

1968年にはScotlandはEdinburgh近郊に位置するPeeblesのマーチャントも傘下に収めそのPeeblesに本社を移転します。

Peeblesは一度(あるいは二度)行ったことがあるのですがすごくイイところでした!

そして、1982年にはLondonの拠点をSavile Row 9-10, Londonに移転(2022年に31に移転)して現在に至ります。

ご存知の通り/上記の通りHolland & Sherryはマーチャントですが、直営のミル(機屋・織物工場)を国内外に所有し、従来のファッションアイテム向けに加えてインテリア向けのテキスタイルを生産するなど多岐に渡る事業を展開している点も極めてユニークです。

2002年からはアメリカ最高峰との呼び声が高い縫製工場:Oxxford Clothes等を所有するIndividualized Apparel Groupの傘下に入っています。

以上です。

では、早速ご紹介しましょう。

 

 

 

今日ご紹介するのは ↓こちらのバンチブック/サンプルブック↓ です。

 

 

「永続的な」「多年草」「四季を通じて続く」といった意味を持つPerennialと「古典」「最高傑作」「一級品」といった意味を持つClassciを組み合わせた名前が冠せられたこのPerennial ClassicsはHollans & Sherryを代表するSuting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)コレクションです。

具体的には「上質なMerino Wool原料を2/2のツイル(綾織)組織で織り上げた100% Wool(280m/g)のクリアカットボディ」「Perennialというワードが表す通りFour Seasons(オールシーズン)着用可能なボディ」のトラディショナルパターン&プレインコレクションです。

Four SeasonsといってもそこはもちろんUKを代表する名門マーチャントHolland & Sherryのmade in Englandコレクションです、一般的なイタリアンミルのそれとは異なり強めの打ち込みに由来するしっかりとした素材感を誇ります。

Savile RowのビスポークテイラーからもNapoliのサルトリアからも大人気というのも納得です。

もちろんMinami-aoyamaのアヴァンギャルドテイラー(= LOUD GARDEN)も大好きです!

競業他社のコレクションだと比較的HarrisonsのRegencyに似ているでしょうか?

色柄はこの素材感だからこそ映えるトラディショナルパターン(グレンチェック/ハウンズトゥース/ピンストライプ/ボールドストライプ/シャークスキン等)とプレイン(無地)で構成されています。

Four SeasonsrタイプのクラシカルなSutingコレクションとしては相当「完成度」が高いと思います!

いや、「これ以上にない完成度」という表現の方が正しいかもしません。

という名コレクションPerennial Classicsですが、今日ご紹介するサンプルブックは2025-2026 Autumn/Winterシーズンにリニュアルされた最新作です。

「ご紹介しやすい」ということは「全貌を確認しやすい」ということでもあります。

ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてみてください!

続いて、全ページをご紹介します。

 

 

 

一気にご紹介します!

 

 

 

 

 

 

画像上からご説明を加えていきます。

画像1:上述したFeelerのページです。我々の業界では「素材感や色柄を把握しやすくする目的」で他の見本より大きくカットされた見本のことをFeeler(フィーラー)と呼んでいます。こちらのヴェリークラシックなグレンチェックは、以下にご説明を加える見開き4ページには含まれていませんのでチェックする際はぜひとも見落とさないようお気をつけください。

画像2:見開き4ページの1ページ目です。左列にはグレンチェックとハウンズトゥース(最近知ったのですがこれくらい小さなハウンズトゥースをパピートゥースと呼ぶこともあるようです)が、右列にはクラシックストライプがコンパイルされています。どれもすごくイイですよね〜!

画像3:見開き4ページの2ページ目です。左列にはワイド巾のクラシックストライプが、右列にはシャークスキンがコンパイルされています。個人的にはストライプに心惹かれますがシャークスキンのカラーヴァリエーションもナイスですよね!上から4番目:Greenや5番目:少しPurpleがかったFresh Blueのシックさなんて。。。「さすがはHolland & Sherry!」の一言ではないでしょうか!?

画像4:見開き4ページの3ページ目です。左列には比較的パンチのあるハウンズトゥースとグレンチェックおよびクラシカルなバーズアイが、右列にはバーズアイの続きとヘリンボンがコンパイルされています。個人的には左列の上5マークが気になります。また、ヘリンボンのグレイがいずれも絶妙なトーンなのも見逃せません。

画像5:見開き4ページの4ページ目です。左列にはヘリンボンの続きと少しファンシーな柄物が、右列には完全な無地9マークがコンパイルされています。左列の下4マークはモダンレトロなテイストがすごくイイですよね〜!無地がいずれもナイスなのは書くまでもありません。

以上です。

皆さんはどの素材がお好きですか?

もし「見開き2ページ目左列1番上のストライプは前回作ったスーツの素材と似てる?」とか「見開き3ページ目左列真ん中のブラウン系グレンチェックが気になる」とか「見開き4ページ目左列1番下のオーヴァーチェックをもう少しはっきりした画像で見たい」といったご質問やご要望があればどうぞお気軽にお申しつけください。

すぐにご対応します!

ちなみに1ページの大きさはほぼA4サイズです。

続いて僕が特に気になる素材をご紹介します。

 

 

まずはワイド巾のトラディショナルボールドストライプでを。

 

 

いかにもイギリス人好みなワイド巾:約2.0cm巾のボールドストライプ!

やっぱりカッコいいですよね〜!

端正で威厳があり知的ですしね。

このストライプはこちらの全5マーク展開ですが、正直全マーク作ってみたいです!

Austria旅行でまあまあ散財しましたし絶対に無理ですけれど汗。

どうしても1マークに絞るなら。。。

1番上のBlueかな?

あるいは下から2番目のGrey。

1番下のBrownも訴えかけてくるものがありますね!

いずれにしても、僕はこのストライプなら個性派ジェントルマンスタイルで「料理」したいです。

となると、やっぱりお得意の 「縦横斜め」な ↓こちら↓ がイイでしょうか!?

ジャケット:7.5cm巾のセミノッチドラペル + シングルブレステッド&段返りの3ボタン + ロープドショルダー + クラシックフロント + 前後差8.0cmのスランテッド/ハッキングポケット + ホリゾンタル裁断したアウトサイドチケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ

ヴェスト:ラペルレス + シングルブレステッド6ボタン + 上前(ウワマエ:前身頃の左手側)を正バイアス裁断 + 下前(シタマエ:前身頃の右手側)をホリゾンタル裁断 +ウェルトポケット仕様のウエストポケットをヴァーティカル裁断

ボトムス:ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム

間違いなくスーパースタイリッシュに仕上がると思います!

ボタンは made in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタン、ライニングはロックなプリントライニングにしたいです。

 

 

続いてモダンレトロなストライプを。

 

 

ベースの組織がシャークスキンでそのシャークスキンを織変化させることでストライプを生み出している「ヒネリ」がイイですよね!

僕は3マークとも気になっているのですが、今日:8.18 Monは真ん中のGreyが「気分」です。

ベースカラーのGreyとさりげなく(?)配されたLavender系ストライプの絶妙以外の何物でもないカラーリングも素晴らしいと思います。

ありそうでなかなかない色柄、素晴らしい逸品だと思います。

僕はこちらならクラシカル&タイトフィットなダブルブレステッドスーツを作りたいです。

具体的にはジャケットを「10.0cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×2つがけ + ロープドショルダー + 前後差6.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.0cm巾のターンナップヘム」で作りたいです。

ボタンはmade in EnglandのDark Greyリアルホーンボタンが、ライニングは “♡ Camo” silkのニューカラーc/# BGRにしたいです。

そして、ライニングとの「ストーリー」で、カラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールをRedにしたいです!

 

以上です。

 

次回は「今週末あたりに」と考えています。

乞うご期待ください。

 

 

 

18th. Aug. 2025

Ryoji Okada

 



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