間もなく、「ロックの日」、6月9日にオープンするLOUD GARDENでは、無論、GIEVES & HAWKESとA WORKROOMで培った経験を活かしたテイラードウェア軸のオーダーラインおよびレディメイドラインを主に展開しますが、取扱うのはそれだけではありません。
むしろ、それ以外の展開、ヴィジョンこそが、僕がA WORKROOMを解散させてまで立ち上げたRyoji’s new projectの最初の矢、LOUD GARDENのとても重要な要素だと思っています。
いくつか候補があった中でLOUD GARDENという名前を選んだ理由もそこにあります。
まずは私事を。
僕は、たまたま運良くファッション業界に入ったとほぼ同時に希望だったGIEVES & HAWKESの日本展開における企画に就くことが出来、たまたま運良くすぐに企画のヘッドになり年に何回もLondonを中心とした海外出張に行くことが出来、たまたま運良く自身が考えたA WORKROOMというブランド/ショップを社内ヴェンチャーのようなかたちで好き勝手に立ち上げることが出来、たまたま運良く世界最大級のメンズウェア見本市PITTI IMMAGINE UOMOに自身の名前を掲げて出展することが出来、たまたま運良く素敵なお客さんや仲間に恵まれてLOUD GARDENを始めとする様々な新展開にチャレンジすることが出来、今に至ります。
齢、現在四十、だいぶ時間がかかったけれど(笑)。
一方で、たまたま運に恵まれていない人がたくさんいるのも事実です。
この就職難の時代です、アルバイトで生計を立てながら作品を発表している人、熱いハートと優れたテクニックを持っていながら心ならずもやりたいことと違う仕事に就いている人、一応は入りたい会社に入っていてもなかなか思うような部署に入れないでいる人などなど、そんな連中を日本でもヨーロッパでも数多く見てきました。
そこで、僕はこう考えたのです。
せっかく店という「場」を持つ訳だから、その「場」を若くて才能にあふれていて、熱い魂を持った、そしてインディペンデントな立場で日々を闘っている連中が渾身の作品を発信出来る空間、いや文字通り「天井知らず」の庭園(GARDEN)にしよう、と。
そして、もちろん、僕のコンセプト、といいますかスローガンである、”Love, Passion and the Heart of Rock’n Roll!”とどこか重なる部分がある作品でないと置くつもりはない(それがどんなに秀逸な作品でも)ので、それはそれはLOUDな作品群が揃うと思います(笑)。
そうです、そんな作品群が生むLOUDな空気が充満した果てしなく広がる庭園、それがLOUD GARDENなのです!
単純に言い換えれば、「若くて熱くてインディペンデントな活動をしているタレント(才能)のセレクトショップ」、かな?
今まで「たまたま運良く」来れたのは先輩や仲間たちのお陰な訳で、その恩返しを次世代に、なんてこともちょっと考えたりしています。
例えば、浅草で一生懸命ウィメンズのブーツを作っている奴、柴又で何ともユニークな文房具をクリエイトしている音楽好き、世田谷で力強いウィメンズのドレスをデザインしている美女、姫路で美しいシューズを作っている友達、鎌倉でポップなバタフライを考えている異邦人、今までにないマッサージを考案中のコ、心の灯を燃やし続けているミュージシャン、RockなiPhoneケースを企画している先輩、CoolなTシャツをデザインしているFrancesco、新たにイタリアの小さなレザーバッグファクトリーのクリエイティヴディレクターに就任したNick、などなどなどなど。
かような彼らの作品を発信するLOUD GARDENが生む、彼らと僕、彼らと彼ら同士のシンパシーが連鎖、連帯とまで昇華した時、事態はきっと大事になりますよ(笑)。
ゆるやかでありながらも強固な「心の灯」のアライアンスによる世界進出、LOUD GARDENはそれを目指しているのです!
「どうせやるなら、世の中を変えたい、それがどんなに小さい変化でも。それをやるにはまず自分が変わらないとな」そう考えて、Ryoji’s new projectをスタートさせました。
そして、その最初の矢がLOUD GARDENという店になります。
乞うご期待です!!
ということで、「なになに、面白そうじゃん!」と感じられる、アーティスト/デザイナーの方がいらしたら、一度ご連絡下さい!
ただし、我々LOUD GARDEN側のアーティスト/デザイナーに対する心の濃度が薄まらないように、基本的には1アイテム1アーティスト/デザイナーの取扱いを考えておりますので、取組む相手が決まっているアイテムについてはお断りすることがありますのでご了承下さい。

19th. May. 2012
Ryoji Okada