先日もこのDiaryの冒頭で書きましたが明日:5.14 Thuから妻と函館に行ってきます。
諸般の事情から、今夏は昨年のように中期休暇をとっての海外旅行に行けそうもないのためこのタイミングで超短期休暇をとることにしました。
函館には2泊して美味しい料理を堪能してきます。
先週、つい最近家族旅行で函館に行かれた北海道出身のお得意様と現在札幌に在住なさっているお得意様がご来店くださったので色々と情報をいただきました。
東京はシャツ1枚でも問題ない気候になりつつありますが、函館はやはりジャケット必須、その日の気温にもよるけれど朝晩はジャケットを着ていても寒いかもしれないとのことでした。
なので、お気に入りのフィールドコートも持って行くことにします。
小旅行って装いが決まるとより気分が上がりますよね!
楽しみです。
という訳で、5.15 Friと5.16 Satは僕がお休みします。
何卒ご了承ください。
もちろん、店自体は通常営業します。
ご来店を心よりお待ちしています!
ところで。
「ジャケット」といえば。
今日は先月下旬にお渡ししたジャケットをご紹介します!
とっても通好みなItalianミルCarlo Barbera/カルロバルベラ謹製の極上素材でお作りした1着です。
Carlo Berberaは僕もすごく好きなミルです。
その素晴らしく高いクオリティとクリエイティヴ極まりない色柄はもちろんのこと、バンチブックにコンパイルされることがほとんどないというレアさもイイんですよね〜!
今回セレクトいただいた素材も本当に素敵です。
という訳で、早速ご紹介します。
今日ご紹介するジャケットは ↓こちら↓ です。


美しく。
気品にあふれ。
知的。
そして、とてもスタイリッシュなジャケットですよね!
手前味噌ですが最高にカッコいいと思います。
はい、自信作です!!
詳細のご説明はまず素材から。
品質は62% Wool + 18% Silk + 18% Cotton + 2% Polyamide(275g/m)です。
極めて繊細にして超スーパー優雅なSummer Tweedといった感じの素材です。
この繊細さと優雅さは「メインで使われているWoolが極めて細番手であること」と「贅沢に18%もブレンドされたSilkが最高品質であること」に由来します。
触っていただくとその滑らかさとしっとりとした質感に驚く方もいらっしゃると思います。
それでいて、「ただただリッチな素材」に終わらせていないところも「さすがバルベラ!」だと思います。
具体的にはさりげないカジュアル感を表現するためにCottonをSilkと同じ18%ブレンドしている小技も見逃せません。
加えて、クルーなGreyグラデーション + 優しいBronw Beigeのカラーリングも白眉です。
まだご紹介できていないバンチブックにコンパイルされている(次回あるいは次々回にご紹介予定です!汗)のですが本当に素晴らしい逸品です!
こちらを迷わずセレクトなさるとは。。。
さすがは高い審美眼を誇る粋人Y様です。
続いて、Carlo Barberaについて簡単にご説明しましょう。
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Carlo Barberaは「その強烈ともいえる素材作りへのこだわりがファッション業界ではつとに有名」な1949年創業のItalianミルです。
素材の良し悪しに最もうるさく厳しいファッション業界内でCarlo Barberaが「世界最高のミル」と評されることが多い理由は彼ら自慢の「独自製法」にあります。
その「独自製法」を象徴しているのが「天然で採取できる最も細くて長い繊維のみを使用し最高品質の素材を生産する」という信念、そして「Australiaのオークションで買いつけた最上級原毛を紡績した糸を地下倉庫で一度寝かせる」こだわりです。
地下倉庫は、糸の緊張を解くため、1年を通して気温が約7度・湿度が75%に保たれているそうです。
かなりじめっとした環境ですね。
もちろん製織と整理工程にもこだわりが貫かれています。
そんなCarlo Barberaの極上素材は長きに渡ってKitonを筆頭にした数多の最高級ブランドやファクトリーに愛されています。
僕がかつて頻繁にItaly北部で行われていた素材展:Idea Biellaに足を運んでいた頃(Gieves & Hawkesをやっていた頃なので25年~30年前くらいでしょうか?)に印象深かったのは、コレクションの素晴らしさと同時にスタッフさん(多分ほとんどがBarbera一族の方たち)のスタイリッシュさでした。
数あるミルの中でも群を抜いて粋な装いのスタッフさんが揃っていました。
「きっと、売れる素材ではなく自分たちが着たい素材を作ろう!という意識が徹底されているんじゃないかな?」と想像して清々しい気持ちになったものです。
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僕も久し振りにそんな素晴らしきCarlo Barberaの素材で自分用の「作品」を作ってみたいです!
デザインはシャープ&モダンにキメました。
具体的には「ややナロウ巾:7.5cm&ハイゴージーラインのピークトラペル + シングルブレステッド2ボタン + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 4.5cmとやや急アングルなハッキング/スランテッド仕様のウェストポケット + モダンクラシックフロント + サイドヴェンツ」でお作りしました。
結果、素材が持つ魅力が際立つ素晴らしい1着に仕上がったと思います。
ボタンはmade in JapanのBrownに染め上げたリアルナット(ヤシの実)ボタン、ライニングは100% CuproのBrownハウンズトゥースジャカードライニングにしました。
続いて、そのライニングを含めてエキサイティングなディテイルを「寄り画像」で見てみましょう。
バストアップの「寄り画像」です。

ややナロウ巾:7.5cmと高めのゴージーラインがとてもシャープかつスタイリッシュなピークトラペル。
シックかつ軽快なナチュラルショルダー。
(この素材&画像だとやや見えにくいですが。。。)美しくも丁寧に入れられたピックステッチ。
ライニングを使用してポケットスクウェア(チーフ)代わりに出せるようにしたチェストポケットの袋地。
バストアップだけでもこだわりのギミックがてんこ盛り状態です!
最後の「チェストポケット袋地のポケットスクウェア仕様」はLOUD GARDEN/RYOJI OKADAの「標準仕様」なのですが、「極めて小粋な便利ディテイル」と仰ってくださる方が多くとても好評です。
もちろんポケットとしてもちゃんと機能するので、例えばWhite無地のポケットスクウェアやペンを入れることも可能です。
ここで書くまでもなく本来ペンはチェストポケットに入れない方がイイ訳ですけれど。。。
カラークロス(上衿裏のフェルト生地)はBrownベースのウインドウペーンにしました。

はい、表素材のアクセントカラーであるBrown Beigeとの「ストーリー」でを考えてのセレクトです。
「さりげないハイコントラスト」がすごく素敵ですよね!?
*通常は表素材と同系色無地のカラークロスがつきます
ご注文くださったY様はスーパージェントルマンなのでそのようなことはなさらないと思いますが。。。
思わず「衿立て」をしたくなります。
ポケットです。

前後差4.5cmの急アングルがとってもシャープですよね!
*LOUD GARDEN/RYOJI OKADAではハッキング/スランテッドポケットのアングルを前後差0.5cm単位で指定しています
工房によれば「アングルは急なほど裁断&縫製が難しい」とのことです。
また、一般的なハッキング/スランテッドポケットのアングルは1.5cm~3.0cm程度だとのことです。
が、こちらは4.5cmのアングル!!
やっぱりシャープさがより際立ちますね。
ちなみに、今までで最も急だったアングルは11.0cmでした!?
あれはすごいアングルでした!
ライニングです。

こちらも表素材のアクセントカラーであるBrown Beigeとの「ストーリー」を考えてのセレクトです。
表素材とライニングが奏でるとても洗練されたカラーコントラスト&ハーモニーが自慢です!
なだけでなく、オーヴァーチェックとハウンズトゥースというトラディショナルパターンの絶妙なコントラスト&ハーモニーも素敵だと思います。
スリーヴボタンです。

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はい、いずれもアップチャージ不要のディテイルです。
以上です。
Y様、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
次はシャツが仕上がり次第またご連絡いたします!
また、先日は今まで食べた中で最も美味しいイチゴをお送りくださいまして誠にありがとうございました!!
13th. May. 2026
Ryoji Okada