先週のある日、某お取引先のトップがLOUD GARDENを訪ねてくれました。
コロナ禍の時にやっていたZoom展示会等でお名前とお顔とお声は認識していましたが実際にお会いするのは初めてでした。
アポイントなしでのご来店は大歓迎なのですがまったく予期せぬ来訪だったので少々びっくり、そして「ぎょっ!あまりにややこし過ぎて怒られるのかな汗」と不安に陥りました。
が、そんなことではなく「こちらのミスが多くご迷惑をおかけしています」「ミスはお互いの損失なのでなんとかより分かりやすい方法を考えましょう」という涙が出るくらい嬉しいお話をしてくださいました。
また「我々が御社との取引をやめる検討をしていると岡田さんが思っているようだとどこかから耳にしたのですがそんなことはありませんから」とも仰ってくださいました。
加えて「指図書等を見るといつもとても丁寧に書いてくださっている」というお言葉もいただきました。
乱筆ではありますが、お客様のお顔を思い浮かべながら丁寧にそして一筆入魂で書いているつもりなので感激でした。
いやはや本当に清々しい気持ちでいっぱいになったひとときでした!
でも、その一方で、ややこし過ぎでご迷惑をおかけしているのも事実!
今後は昨日ご提案いただいた新たな指図書をベースに「(縫製の)現場が理解しやすいよりシンプルなフォーマット」にアップグレードしていければと思いました。
お取引先といえば、特殊アイテムやこども服等々を時々お願いしていた職人さんが3月から入院、縫製業から引退しました。
大川さんがいた時からお願いしていたのでおつきあいはもう10年以上です。
その職人さんを「失う」のはとても痛いですが何よりも健康第一です。
ぜひとも早期に快復して新たな路でまた躍動していただきたいです!
その職人さんには最後までお願いしていた仕事があります。
しかしながら、どうしても2月末までに間に合わないご注文品が発生したためそれらは別の職人さんおよびこちらで引き継ぎました。
そして、こちらで引き継いだ分はその作業中に疑問点等が出てくると心苦しくも問い合わせをします。
するとその日のうちにご返信をいただけます。
なんという真摯な対応、高い矜持でしょうか!?
感謝しかありません。
でも、これ以上はもう問い合わせをしないようにしたいです。
最後に5月に2回目となるコラボレイトイヴェントを開催することになっているRumi Rockさんにちょっとした相談をしました。
するととても丁寧かつプロフェッショナルな回答をいただけました。
その相談がどのように実現するか/しないかは分かりませんがこれまた大感謝しました。
そんなことに感激&感謝している日々に、僕がやや苦手としている某お取引先の御仁がまたイラつかせてくれました。
どうしたらあのような雑かつ不誠実な対応しかできないのだろう。。。
困ったものです。
竹林君と重ねたやり取りの中での対応だったのですが、竹林君とも話をして「俺たちは絶対にああいう風にはならないぞ!」と改めて意を強くしたのであります!
ところで。
「清々しい」といえば。
今日は清々しいほどにキレイなSky Blueの100% Cotton素材でお作りしたトラウザースをご紹介します。
新作バンチブックのご紹介もしたかったのですが。。。
日曜日からまたちょっとバタバタしていたのとこのトラウザースもどこかで絶対にご紹介したいと思っていたので今日はそうしました!
土曜日に会食に行った僕の大切な友人であり、LOUD GARDENのお得意様であり、恐ろしく博学なジェントルマンO君からのご注文品です。
そうそう!
冒頭でチラッと触れたRumi Rockさんへの相談にはO君も絡んでいるので、その流れからも今日はこちらのご紹介こそが「正解」だったかも!
それはともかく、すごくゴキゲンな1本に仕上がりました。
諸般の事情で仕上がりが遅れてしまったのは恐縮でした(申し訳ありませんでした!)が自信作です!!
という訳で、早速ご紹介しましょう。
今日ご紹介するトラウザースは ↓こちら↓ です。

最高にキレイなSky Blueですよね〜!
*メーカーさんはMint Blueと表現していますがどう見てもMint風味はありませんのでSky Blueとします!
ここ数日は「寒の戻り」で肌寒いですが。。。
これからの季節にぴったりのキレイさ、清々しさ、爽やかさだと思います。
さて、今回Light Blue系のワイドシルエットトラウザースを作るにあたって、O君の脳内にはある程度バチっとしたカラーイメージがありました。
こだわりのO君ですから妥協は考えられません!
そして、W.BillやHarrisonsやLarusmiani等々のバンチブック/ブックレットにコンパイルされているLight Blue素材にはピンとこないご様子でした。
そこで、made in Japanの素材見本を幾つか取り寄せて見てもらいました。
結果、この素材が最もイメージに近いと相成りました。
納得のいくカラーが見つかってよかったです!
ご覧の通りワイドなシルエットとの相性も◎ですよね!!
このカラーとこのシルエットとこのデザインの組み合わせはレディトゥウエア(既製服)ではまずなさそうですし!
ちなみに裾巾は27.0cmで仕上げました。
土曜日に試着&ピックアップしてもらいましたが、爽やかで軽快ながらもどこかエレガントな佇まいがサイコーでした。
エレガントさは素材が持つ控えめながらも確かな光沢とワイドシルエット由来の豊かなドレープゆえだと思います。
ちなみに素材が少しシワっぽく見えるのは縫製前に素材自体をワンウォッシュしているからです。
ワンウォッシュ加工は「新品の時から風合いにアジを出す目的」と「お洗濯時の縮みを極力防ぐ目的」で行いました。
こちらのトラウザースは膝裏レス仕様にするなどご家庭でのお洗濯ができるように仕上げました。
O君がご家庭でお洗濯するかは別として、生素材のまま仕上げてしまうと水洗い時にかなり縮む可能性があるのでそうしたという訳です。
もちろん業務用のワンウォッシュです。
といったさりげない裏技もLOUD GARDEN/RYOJI OKADAの得意分野です!
続いて、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。
ヒップポケットです。

ヒップポケットはデニムパンツ風のホームベース型にしました。
ホームベース型のアウト/パッチポケットはカジュアルテイストが増しますね!
しかし。。。
キレイなSky Blueですよね!?
バックのベルトループです。


スーツのトラウザースや単品トラウザースの場合、バックのベルトループは2本にすることが多いのですが、こちらはヒップポケットがホームベース型でもあることも鑑みて1本にしました。
1本の方がカジュアルですし、デニムパンツは1本のことが多いですからね。
ちなみに、バックループ1本でもVスリットはなくしたくなかったので「ふらし」というつけ方をしました。
1本仕様のバックループとVスリットはともに背中心に位置しますので「共存」させるには「ふらし」しか方法がありません。
そして、「ふらし」は少々手間がかかります。
そしてそして、「ふらし」は少し見た目が個性的でカッコいいですよね!
かくかくしかじかで、今回は「ふらし」にしました。
また、LOUD GARDEN/RYOJI OKADAのトラウザースは通常ベルトループが本返しという手法で作られます。
そして、本返しにすれば表面にステッチが出ないように仕上げられるからです。
その方がエレガントですから!
が、こちらはカジュアルなトラウザースなので敢えて本返しではなく通常の作り方でステッチが見えるようにお作りしました。
オーダーメイドには「芸の細かさ」もすごく大事ですからこの辺はあれこれ思案して決めています!
以上です。
O君、いつも本当にありがとうございます。
心より御礼を申し上げます。
土曜日はサイコーに楽しかったです。
ぜひまた一献まいりましょう!
また、昨日はわざわざありがとうございました。
美味しくいただきます!
11th. Mar. 2026
Ryoji Okada