Ryoji Okada Official Website

Diary

Super cool and chic floral overcoat!

Loud Garden / Ryoji Okada

 

< News! >

  ☑︎ 5月の水曜日は「14:00-20:00」で営業いたします

  ☑︎ Made-to-order “Skull Hat/スカルハット”

  ☑︎ “Music Legends on Cards!” Shirting入荷!

  ☑︎ “Dinosaurs” Shirting入荷!

  ☑︎ “Hearts! Hearts! Hearts!” Shirting入荷!

  ☑︎ “Flowers!” Shirting入荷!

  ☑︎ “Crooked Plaid” Shirting入荷!

  ☑︎ 俺のCool Black Shirt

  ☑︎ 俺のInto The MysticなBlack Three Piece Suit

  ☑︎ 俺のDon’t Look BackなDouble-breasted Suit

  ☑︎ “♡ Camo” Socks の新作作成中

  ☑︎ 13周年Tシャツのカラー&サイズオーダー受付中

  ☑︎ シャツのオプションフリーキャンペーン開催中

 

< New bunch book collection >

  ☑︎ vol.1: William Halstead

  ☑︎ vol.2: Holland & Sherry – Crystal Springs –

  ☑︎ vol.3: Smith Woollens – Abacus –

  ☑︎ vol.4: TCS

  ☑︎ vol.5: Drago

  ☑︎ vol.6: Fratelli Tallia Di Delfino

  ☑︎ vol.7: Bower Roebuck / Lassiere Mills etc.

  ☑︎ vol.8: E.Thomas / Dondi / Marlene etc.

  ☑︎ vol.9: Novara / Baird McNutt / Drago etc.

  ☑︎ vol.10: Dormeuil – Celebration –

  ☑︎ vol.11: Holland & Sherry – Bespoke #31 –

  ☑︎ vol.12: Loro Piana

  ☑︎ vol.13: Marzotto

  ☑︎ vol.14: Ermenegildo Zegna

  ☑︎ vol.15: Tollegno 1900

  ☑︎ vol.16: Liberty Linings by HFW

  ☑︎ vol.17: M by Biellesi

  ☑︎ vol.18: Darrow Dale

  ☑︎ vol.19: VBC – Abito & Giacca / Supersonic –

  ☑︎ vol.20: VBC – Le Stagioni –

  ☑︎ vol.21: Carlo Barbera / Drago / VBC etc.

 

 

 

昨日は母の日でしたね。

父の日やこどもの日の需要はちょっとだけあるLOUD GARDENですが、母の日はなかなか。。。

母の日ギフトとしてご注文があったのは創業後の13年間で2回だけだと思います。

まあ、基本的に既製品がない小売店ですし、わずかにある既製品もメンズのソックスや “♡ Camo” silkのネクタイ/ポケットスクウェア(チーフ)ですし、周年Tシャツの既製品も5月にはまだ出来上がっていませんし。。。

そりゃあ需要も生まれません笑。

そもそもウィメンズよりメンズの方が得意なテイラーですしね。

それはともかく、僕も毎年母の日ギフトを贈っているのですが今年はやらかしてしまいました。

「これって以前にも贈ったかも?あれは父親用だったかな?いや、結局やめたんだっけ?」などと思いつつも贈ったアイテムが。。。

10年くらい前に贈ったアイテムと同じでした!

しかも、似寄りアイテムではなくまったく一緒という笑。

情けなくも面目ない限り汗。

なので、急遽別アイテムを追加で贈りました。

まったく困ったものです。。。

なにはともあれ。

親愛なる母よ、いつもありがとうございます。

どうかいつまでも元気で!

 

 

 

ところで。

「ウィメンズ」といえば。

冒頭で「そもそもウィメンズよりメンズの方が得意なテイラーですしね」と書きました。

確かにその通りです。

が、しかし、最近はウィメンズアイテムの受注にも力を入れているLOUD GARDENであります!

それが証拠に。。。

例えば、Rumi Rock × LOUD GARDENのオーダーメイドシャツは合計15枚中6枚がウィメンズ(女性のお客様からオーダーいただいたメンズ仕立ても含む)でした。

例えば、昨年は超本格的なキルトスカートやエレガントでチャーミングなディテイルを満載にしたワンピースをお作りしましたし今年は女性のお客様用にトラッカージャケットをお作りしました。

例えば、現在も女性のお客様から承ったダブルブレステッドジャケットやロングジャケット等をお作りしています。

そして。。。

今日ご紹介するスーパークールでヴェリーシックなフローラルオーヴァーコートも(メンズ仕立て&ウィメンズフロントの)ウィメンズです。

まったくもって手前味噌ながら最高にナイスな仕上がりだったので先月初旬に仕上がったタイミングで即お披露目したかったのですが、新作バンチブックおよびオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介やJoji Shimamoto × LOUD GARDENイヴェントのPR活動があったのでこのタイミングになってしまいました汗。

でも、ここ数日はやたらと肌寒い日があったので逆にタイムリーかもしれません。

もしかしたら、ここ数日もお召しになってくださったかもしれませんしね!

だとしたら作り手の僕も嬉しいです。

という訳で、早速ご紹介しましょう!

 

 

 

今日ご紹介するオーヴァーコートは ↓こちら↓ です。

 

 

素材は “♡ Camo” silk生産の段取りをしてくれたり、「(シャツファクトリーさんが在庫を積んでいる)通常コレクションでも(国内の問屋さんが在庫を積んでいる)スペシャルコレクションでもないエキサイティング&レアなShirting(シャーティング:シャツ向けテキスタイル)コレクション:エクスクルーシヴコレクション」の多くを供給してくれたり、お客様からご希望いただいたものの通常の手段ではどうしても見つからないタイプの素材を探す手助けをしてくれたりするGF社のOさんが昨冬見本を送ってくれた「フローラルプリントとディジタルカモフラージュの両面プリント素材」です。

品質は100% Cotton、組織はポプリン/ブロード(平織)です。

と書くと一般的なShirtingのように思えるかもしれませんが、かなりの高密度かつ両面プリントということから一般的なShirtingより少し厚手でかなりパリッとしています!

羽織る感じで着るオーヴァーコート、スプリングコートにはピッタリだと思います。

そういえば、金曜日に僕が “Hearts! Hearts! Hearts! Shirting” で仕込んだシャツ2枚が仕上がったのですが、そのゴキゲン極まりない “Hearts! Hearts! Hearts! Shirting” もOさんが見本を送ってくれました。

OさんはLOUD GARDENの隠れたKey Personなんですよね。

確か僕より一回り前後年上だったような気がしますが、ぜひとも隠居せずに長くご活躍を続けて欲しいものです。

ちなみに、シャツは2枚ともシビれるカッコよさだったので近日中にご紹介します!

それはともかく!

いかがでしょうか!?

すっごく素敵ですよね!?

薄手の羽織りコート、スプリングコートって。。。

気候の変化に拍車がかかっている昨今ではそう頻繁に見なくなったアイテム、10年後には絶滅危惧種になるかもしれないアイテムです。

でも、それだからこそ薄手の羽織りコート、スプリングコートって超スーパー粋ですよね!

デザインは「セミステンカラー + シングルブレステッド4ボタン + ラグランスリーヴ + ウェルト(箱)仕様の*縦ポケット + センターベント」、フィッティングはややゆったり、シルエットはAラインでお作りしました。

*縦ポケット:実際には手を入れやすくするために少し斜めにしています

とってもフェミニンにしてロック&ロール!!

間違いなくOne of a kindな1着だと思います。

そして、上記の通りかなりパリッとしたCottonですから2年、3年、5年と着込むうちにイイ感じに柔らかく、クタッとしてくると思います。

はい、経年変化も楽しい1着だと思います。

とにもかくにも、大いなる自信作です!!

では、ディテイルを「寄り画像」で見ていきましょう。

 

 

カラーです。

 

 

 

ウィメンズということもあってカラーはやや小さめにしました。

僕のような顔デカ男ならもうちょっと大きい方がイイのは間違いありません笑!

が、スマートな淑女I様からのご注文なので、そしてI様は「こういうカラー」というかなり明確なイメージをお持ちだったのでやや小さめにしました。

「やや」にとどめたのは、思いっきり小さめにするとかなり可愛らしくなってしまうからです。

「メンズっぽさを残しながらウィメンズらしくした」という訳です!

カラーの裏面は素材の両面プリントを活かしてディジタルカモフラージュ面を使いました。

コートは「衿立て」が問題ないアイテムですからね!

時としてぜひとも「衿立て」をしていただきたいです。

ボタンはnavy blueに染め上げたmade in Englandのリアルホーン(本水牛)ボタンです。

 

 

ライニングです。

 

 

 

「軽快かつ羽織る感じのコート」ということで大身返しも考えたのですが、表素材を多く使う大身返しより通常仕様の方が実際には軽いことととても素敵なライニングをセレクトいただいたことを鑑みて前身頃は通常仕様にしました。

バックは手間のかかる&テンションが分散されるためにより快適な着心地が生まれる観音開き仕様のハーフライニングにしました。

美しいピックステッチと丁寧なパイピングも見逃せません。

それにしても。。。

フローラルプリント + ディジタルカモフラージュプリント + ジグザグプリントのクリエイティヴ極まりないハーモニー!

Blue系:表素材とGreen & Redを軸にしたマルチカラー:ライニングのロックなハイコントラスト!

サイコーにカッコいいです!!

さすがI様です。

そして、やはり大身返しにしなかったのは「正解」でした!

 

 

最後に職人の矜持が光る柄合わせを。

 

 

 

 

上画像:フロントです。

中画像:バックです。

下画像:ウエストポケットです。

いずれもとてもキレイに柄合わせがなされているのが嬉しい限りです。

バックシーム(背中心の縫い目)は完全な直線ではない(Aラインなのでヘムに近づくほど広がる)ので、下にいけばいくほど柄がズレる訳ですがそれでもすごく美しい仕上がりと思います。

また、フロントはシャツのようにボタンを止めている時に柄が合う仕様ではなく、ボタンをはずしている時に柄が合うかなりスペシャルな仕様です。

裁断師さんが「経験上、ある程度ゆったり目のフィッティングならこの方がイイと思う」というアドヴァイスをしてくれたので考えた末にそうしてもらいました。

また、彼は「そもそもこんな素材で。。。しかもコートで柄合わせを頼んでくるデザイナーさんは岡田さんくらいですよ!ほとんどのメゾンブランドもそんなことをしていないのでコレクションブック等を見てください」と笑いながらぼやいてもいました汗。

確かにそうかも汗汗。

なにはともあれ、という職人技を含めて自信の1着です!!

僕も久し振りにラグラスリーヴのスプリングコートを作ってみたくなりました!

 

以上です。

 

I様、いつも本当にありがとうございます。

心より御礼を申し上げます。

また、ほぼほぼ毎度のことながら仕上がりまで予定以上の時間をいただいてしまい誠に失礼いたしました。

次のご注文品が仕上がり次第またご連絡申し上げます。

 

 

 

12th. May. 2025

Ryoji Okada

 



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