火曜日にご紹介した「ミュージックレジェンドたちがさりげなく（？）描かれたゴキゲンなトランププリント」や水曜日にご紹介した「ナイスなカラーリングが楽しい恐竜プリント」や昨日ご紹介した「両面プリント」と同じ「シャツファクトリーさんがプロデュースしているバンチブック：通常コレクション」でも「通常コレクション以外の（問屋さんがプロデュースしている）バンチブック：スペシャルコレクション」でもなく、「LOUD GARDEN/RYOJI OKADAが独自ルートで手配する特殊素材集：エクスクルーシヴコレクション」の新作です。

はい、つまり一般的なテイラーさんでは取り扱いがないと思われる希少なコレクションの新作です！

トランププリント、恐竜プリント、両面プリントと異なりこちらはジャカードですので「くくり」はまったく異なりますが、そして見た目のインパクトには欠けますがとある理由から個人的にはすごく嬉しい入荷です。

というのも。。。

一部のお得意様はご存知の通りジャカードの無地シリーズはBookⅢに多数コンパイルされています。

LOUD GARDEN開業時から人気が高いシリーズで昨今もほぼ毎シーズン新柄がリリースされています。

が、今シーズンは新柄の入荷がありませんでした。

そして、先月、あるお得意様から「オススメのブルー系ジャカードはありますか？」とご連絡をいただきました。

上記の通り今シーズンは入荷がありませんでしたが、昨シーズン以前に入荷した素材が複数あるので普通ならなんの問題もなくご提案可能です。

が、しかし、そのお得意様はブルー系のジャカード無地をコンプリートしてくださっていらっしゃる方でした。

以前にセレクトくださった素材で再度お作りしても、違うデザイン/仕様で承れば「違うシャツ」に仕上がるとは思いますけれど、コンプリートしていらっしゃるのでご提案したら全マークがかぶる訳で。。。

少々困りました。

そんな訳で、シャツファクトリーさんの企画責任者Fさんに今後のことを伺いました。

すると「なかなかジャカードも売れなくなってきましたし。。。そもそも新たな柄のネタがないんですよね」と仰っていました。

が〜〜〜ん！！！

という経緯を経て、エクスクルーシヴラインでお世話になっているG社のOさんを頼って入手したのが今日ご紹介する新作です。

このような素晴らしい素材見本を手配いただき感謝の気持ちでいっぱいです！

仮に上記の理由がなくともすごくスタイリッシュな素材だったのも嬉しい限りです。

という訳で、ご来店の際にはぜひともじっくりチェックをしてみてください。

エクスクルーシヴコレクションはメイン接客テーブル左端に陳列しているファイルに綴じられています。

では、早速ご紹介しましょう！

今日ご紹介する新作Shirtingは ↓こちら↓です。

タイトルにもあるように優雅極まりないフローラルジャカードです。

遠目には無地に見えるけれど、近寄るとかなりはっきりとしたスケールの大きな美しいフローラルモチーフが浮かび上がってくる逸品です。

品質は89% Cotton + 11% Linenです。

Linenブレンドということで「春夏物？」とお感じになる方も少なくないと思います。

が、新作バンチブックのご紹介時にも何度か書いた通り、近年はAutumn/Winterシーズン向け素材にLinenブレンドが増えています。

世界最大手のシャツテキスタイルメーカーAlbiniが数年前にリリースしてスマッシュヒットを記録した100% Linen Shirting：Winter Linenシリーズも依然として人気ですしね。

はい、Linenの個性がシーズンを問わず尊ばれる昨今という訳です。

なので、こちらもSpring/Summer向けではなくAll Seasonタイプという理解が正解な素材です。

カラーは左上からブラック、ネイヴィブルー、グリーン、ブラウンベイジュ、ホワイトです。

どれもいいカラーですよね！

僕はブラックでロックな1枚を作りたいです。

具体的には「セミワイドスプレッドラウンドティップカラー + カーヴドトリプルボタンカフス + フライフロント（比翼仕立）+ 胸ポケットレス仕様」で作りたいです。

そして、「ブラックマザーオブパール（黒蝶貝）ボタン」「ブラックのハンドスティッチ仕様（カラー＆カフス）」「カラーとカフスの裏面にブラック×ホワイトのドットプリント素材使用」といったロックなギミックも加えたいです。

衿先にはレッド糸でローズ刺繍も入れたいかも！？

絶対にスーパークールな1枚に仕上がると思います。

皆さんはどのカラーがお好きですか。

オーダーメイドシャツ（税込価格）：¥33,000~

*エクスクルーシヴコレクションはあらゆるキャンペーン/フェアの対象外コレクションです

*made in Japanです

「柄のリピート」がかなり長い（シャツ1枚を作るのに通常の倍近い長さが必要になる）ことと（ジャカードとしては）レアなLinenブレンドゆえに国産素材としては少しプライシングが高めでですが、上述の通り通常コレクションでは希少になる予感がするジャカードの無地です。

作る価値やアリ！だと思います。

ぜひともよろしくお願いします！

9th. Nov. 2024

Ryoji Okada

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