昨年は「水難の相」が出ていたのか、店舗の漏水問題に悩まされました。
このDiaryでも何度か書いたとおり漏水は大きく分けると3つのルートで発生、最終的にそれらを完全に止めて天井や床のクリーニングが終わったのは今年2月でした汗。
幸いにも商品や什器への被害は僅かでご注文品への被害はなかったのですが、色々大変でそれはそれは忌々しかったです。
でもそれも過去の話、ここ数ヶ月はすこぶる快調でした。
上述の通り最終的な作業完了が2月だったので「水難の相は昨年で終わったのか?」という一抹の不安はありましたが。。。
さて、7月に猛烈なゲリラ豪雨?線状降水帯による豪雨?があったのを覚えている方もいらっしゃると思います。
その際にまた別のルートから漏水が発生しました、ハハハ。
なけでなく、その後立て続けに発生した豪雨により昨年解決したはずのルートからの再漏水も含む3ルートまで漏水は拡大しました。
うち1ルートは今までなかった箇所です。。。
不安的中ですね。。。
今回は昨年から業者さんが行ってきた配管の交換・改修・補修工事と7月最初の発生から再度始めてくれた対応によって既に収束していますが、水というのは本当に恐ろしいです。
まあ、LOUD GARDENが入っている建物はめちゃくちゃ古いので、他のテナントさんもことごとく漏水に悩まされている/いたみたいですけれど。
そして、その古さがよくって入居した部分もありますから、ある程度は仕方がないのかもしれませんね。
でも、これにて少なくとも数年はビシッと止まって欲しいです!
ちなみに、僕たち夫婦は2018年に建てられたLOUD GARDENから程近い賃貸マンションに住んでいます。
確か、2020年に入居しているのでほぼ新築状態でした。
エアコン(2018年製)は部屋に2台ついていて、業者さんによればいずれもなかなか上等な代物らしいです。
そのエアコンですが、昨年1台から漏水がありました。
「やっぱり水難の相だ〜!」などと妻と嘆いていましたが、エアコンの漏水はほぼほぼドレンホースの詰まりが原因だそうです。
そこで、amazonでドレン詰まり取りポンプなるものを購入して作業をしました。
その後漏水はなくなったので「ドレンホースなんて今までの人生で詰まったことがないけど。。。あるものなんだね」「そうだね〜」などと話していました。
そもそも、エアコンから漏水したこと自体が初めてです。
しかしながら、今年また発生。
しかも今年は(若干症状は違うとはいえ)2台とも漏水。
エアコンのフィルター清掃は妻が頻繁にやってくれているし、あれ以来ドレン詰まり取りポンプも時々使っているし。。。なんで???と思い妻が管理会社さんにコンタクトした(めちゃくちゃ時間がかかるみたいです!)ところ、先週の月曜日に業者さんを送り込んでくれました。
が、きちんと状況を説明していたにも関わらず、業者さんは「ドレンホースの詰まりだろう」と思っていた節があり「これは私では無理ですね」と別の業者さんが来ることになりました。
それが昨日でした。
その業者さんはリヴィングルームにあるエアコンを分解して修理パーツみたいなものを仕込んで対応してくれました。
今のところ、漏水は止まっています。
でも、ベッドルームのエアコンについては「これは壁に穴を開けないといけない作業になりますので私ではなく別の者になります」「管理会社さんに再度コンタクトを取るしかないです」とのことでした。
それが真実かは分かりませんけれど、業者さんによれば漏水はいずれも「施工時の問題」で発生したらしいです。
入居した時にトイレットペーパーホルダーの設置位置が変(トイレットペーパーを入れられない位置)だったり、洗面台の鏡に内蔵されている電気がつかなかったり。。。
天下の三菱地所さんが展開している、そして家賃がそこそこするマンションなんですがこんなにも問題があるとは!?
前に住んでいた人もそれにうんざりしてすぐに転居したのかもしれません笑。
僕たちはこのマンションをすごく気に入っているので粘り強く直してもらうつもりでいますけれど。
という訳で、近く水難の相のお祓いに行ってこようかと思っている今日この頃です。
散々な気もしますが、トラブルは家族や仲間の絆をより強固にする側面もありますので「悪いことばかりではないな」とポジティヴに捉えている自分もいます。
ところで。
「ポジティヴ」といえば。
いよいよ今日からオーダーメイドシャツ用新作コレクションのご紹介を始めます!
何事も「鉄は熱いうちに打て!」が鉄則だと信じている僕ですが、(諸般の事情により初日が予定より3日間遅れたこともあり)既に入荷から10日ほどが経ってしまいました汗。
まったくもって、諸般の事情があったとはいえ、その事情がポジティヴなものだったとはいえ、こんなことではいけません。
ですが、過ぎたことは仕方がないのも事実。
もし10日ほどの間に失われたモノがあるとすれば、いつも以上に熱く丁寧にご紹介することで取り返す所存です。
そして。。。
この土日も商況は激しく厳しかったのでとにかく気合いを入れないと(死んでしまう。。。)汗。
という訳で今日からいつも以上に魂を込めて始めます!!
初日の今日はLOUD GARDENにいらしてくださるこだわりが強いお得意様にもファンが多いThomas Masonの新作をご紹介します。
今回入荷した新作も素晴らしく素敵です。
ご来店の際にはぜひともじっくりとチェックをしてください。
今回入荷したThomas Masonの新作は ↓こちらの7マーク↓ です。
左3マークは細番手:経糸(タテイト)・緯糸(ヨコイト)ともに120番手双糸(ソウシ)の個性派ブルーストライプで右4マークは「(僕のような)自宅洗濯派」には嬉しい*Easy Careシリーズの新作です。
*Easy Careシリーズ:Wrinkle Freeシリーズほどの形状記憶機能は持ちませんがお洗濯後整えてから干していただければ乾いた時にほとんどシワが残らない高機能シリーズ
いずれも品質は100% Cottonです。
ご覧の通り、どれもすごく「いい顔」をした素材ですよね!
1週間前にご紹介したポルカドットシリーズも作りたい(というか作ります!)ですけれど、スマート&ハンサムなThomas Masonの新作でもとっても作りたいです。
僕が特に気になるのは左上とその下かな?
皆さんはどれがお好きですか。
ちなみに。。。
皆さんもご存知かと思いますが。。。
Thomas MasonはUKルーツの名門ブランドですが、現在は世界最大手のシャツテキスタイルメーカーであるAlbiniの傘下に入っているためすべての素材がmade in Italyです。
とはいえ、企画チームはルーツを大事にしているのでそのコレクションには確かなUKフレイヴァーが薫ります。
そのUKフレイヴァーこそが「LOUD GARDENに集う粋人たちから高い支持を集めている理由」だと思います。
では、寄り画像とともにより詳しく素材をご説明していきます!
お電話・e-mail・SNSのメッセージ等でご注文・お問い合わせの際には寄り画像左上に記すFMから始まる品番でご依頼ください。
FM89263/264/265
こちらの3マークは上述の通り経糸・緯糸ともに120番手双糸使いですので肌触りが抜群にいいです!
というクオリティ面も魅力ですが、やっぱりこの3マークの最も大きな魅力は色柄ですよね〜。
いずれもすごくカッコいいストライプだと思います。
これも上述の通り、個人的に強く惹かれるのは上2マークですが、下のボールドストライプも相当クールなんですよね。
もしドットを作っていなかった/作る予定がなかったら、3マークとも(あるいは厳選して2マークを)作りたいのですが。。。
零細小売店主の現時点における懐事情を考えたら作れても1マークです汗。
という僕の話は置いておいて、それぞれの説明を進めます!
FM89263(左上):ブルーグラデーションのクラシックなオルタネイトストライプ素材です。ブルーの配置がすべて同じではなく交互に反転しているのがいいですよね!クラシックでありながらもモダンなドレスシャツが仕上がること間違いなしです。僕はこちらなら「ユーロクラシックワイドスプレッドカラー + ミラノカフス + フレンチフロント(裏前立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン + カラー&カフスの裏面はブルー系のLibertyプリント素材」で作りたいです。最高にスマートかつスタイリッシュな1枚が仕上がると思います。組織はポプリン/ブロード(平織)です。
FM89264(中央):「地組織(明るめのブルー部分)がエンドオンエンド(ハケメ)でストライプ部分がポプリン/ブロード」という組織変化に由来する独特の立体感が楽しいストライプ素材です。エンドオンエンドもポプリン/ブロードと同じく平織組織ですが、文字通り「刷毛で掃いた」ようにさりげない感じで白糸が表面に混ざって現れるので通常の無地より爽快で少しカジュアルな印象になります。そんなエンドオンエンドの上にシャープかつインテレクチュアルなブルー&ホワイトのストライプをポプリン/ブロード組織で配したこの素材!力強さと柔和さが高い次元で見事な化学反応を起こした逸品だと思います。僕はこちらなら「ループ仕様のラウンドタブカラー + 大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + ギャザー仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフスの裏面はブルー系のLibertyプリント素材」で作りたいです。ギャザー仕様なので少しゆったり目に作ってフワッと仕上げるのもアイディアかもしれません。いずれにしても超スーパー優雅な1枚が仕上がると思います。
FM89265(右下):かなりワイド巾:約1.4cm巾のボールドストライプ素材です。やっぱりワイドなストライプってすごくカッコいいですよね!また、グレイッシュなブルーというカラーも堪らなく洗練されていると思います。大胆さと洗練さ。相反する要素が絶妙なハーモニーを奏でている素晴らしい素材だと思います。僕はこちらなら思いっきり優雅なデザイン(FM89264と同じ)にするか、敢えてリラックス&レイドバックしたカジュアルシャツを作ると思います。後者の場合「ゆったりサイズ&ロング丈 + バンドカラー + 6.0cm巾のフレアシングルボタンカフス + 本前立 +ボタン止めフラップつきパッチ/アウトポケット + 4.0cm厚の高瀬貝ボタン + カラーのみホワイト無地」といったイメージでしょうか。アウターとしても機能しそうです!組織はポプリン/ブロード(平織)です。
オーダーメイドシャツ(税込):¥26,400~
FM89266/267
Easy Careシリーズの最新作その①:ヘリンボンのホワイト(左)とサックスブルー(右)です。
糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸、ヘリンボンなので組織はツイル(綾織)です。
*ヘリンボンは綾線を交互に配することで表現されます(なので日本語では「杉綾」などと呼ばれます)
まずは細番手糸を使用したヘリンボンということで「ご覧の通り」な美しい光沢が白眉です。
そして、極めてシルキーな肌触りも素晴らしいです。
思わず「これは140番手双糸くらいじゃな?」と思ってしまったくらいです。
また、端正極まりないピュアホワイトとサックスブルーもすごくいいですよね。
しかもEasy Care!!
「ひと味、いやふた味違うけれどぱっと見はクラシカルなドレスシャツを作りたい!」という方に絶対のオススメです。
僕は特に「ホワイトと並べて見ないとホワイトに見えるくらいライトトーンのスーパーラグジュアリーなサックスブルー」が気に入っています。
実際に高級な素材ではありますが、価格以上の高級感を感じさせる1枚に仕上がると思います。
僕はこちらなら「ワイドピンホールカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」で作りたいです。
オーダーメイドシャツ(税込):¥30,800~
FM89268/269
Easy Careシリーズの最新作その②:ヘリンボンのストライプ(左)とハウンズトゥース風のマイクロパターン(右)です。
糸番手は経糸・緯糸ともに100番手双糸、組織は左がツイルで右はドビーです。
いずれもひとつ上でご紹介したヘリンボンに肉薄する高級感が魅力です。
そして、ジェントルかつシャープな色柄も素晴らしい!
しかも。。。
Easy Careでなくても欲しいくらい魅力的な色柄なのにEasy Care!
最高です。
僕はいずれも好きですが、敢えてセレクトするなら左のストライプがより好きでしょうか。
僕はこちらなら「Newセミワイドスプレッドカラー + ラウンドダブルボタンカフス + フレンチフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」で作りたいです。
きっとクール&ダンディな1枚が仕上がると思います。
オーダーメイドシャツ(税込):¥30,800~
以上です。
皆さんのハートにビビッとくる素材があったとしたら嬉しいです。
ご注文お待ち申し上げております。
明日はCancliniの新作をご紹介予定です。
乞うご期待ください。
2nd. Sep. 2024
Ryoji Okada