昨日の日本は肌寒いお天気ながらも「スーパーホットな Baseball Day」と化した1日でしたね!
なにせ。。。
の合計17もの試合が予定されていたのですから!?
しかも、第97回選抜高校野球大会の第1試合にはS.Suzukiの出身校である二松學舍大学附が、第2試合はS.Ohtaniの出身校である花巻東が登場した訳ですからね〜。
なんというか、すごい巡り合わせの1日だと思いました。
もし定休日だったら1日中観戦していた可能性が高いです!
ちなみに、二松學舍大学附と花巻東はともに勝利!
また、MLB Tokyo Seriesの第1戦は皆さんご存知の結果でした。
そして、カープですが。。。
1軍のオープン戦は最終テストとしてLとのオープン戦@ベルーナドームに先発した常廣投手が課題を残す内容で先発ローテーション争いから脱落(だと思います)、打線もまたまた湿りに湿って散発5安打で零封負けでした。。。
ファームの公式戦は降雪(!?)のた途中でノーゲームとなりました。
1軍のオープン戦は今日あるので、今日は快勝して欲しいですね。
Go! CARP!
ところで。
「スーパーホット」といえば。
予告通り、今日からしばらくはオーダーメイドシャツ用の新作コレクションを全力でご紹介します。
はい、土曜日に着荷したばかりのスーパーホットなコレクションです!
今シーズンはここ数シーズンと同様に3ヶ月連続で新作投入がなされるのですが、3ヶ月連続の場合「初月:ドレッシーな色柄が中心で最もマーク数が多め」「2ヶ月目:個性的なカジュアル素材が多めになりマーク数も(初月ほどではないけれど)多め」「3ヶ月目:個性的な色柄オンリーでマーク数は少なめ」という流れになる傾向が強いです。
果たして今シーズンは。。。
全体的なテイストの流れ(1ヶ月目:ドレッシーな素材が中心 → 2ヶ月目:カジュアル系素材が増える)こそ今までと同じながら、マーク数の「山」が変わりました。
具体的には1ヶ月目より2ヶ月目(= 今月)の方が10マーク以上も多くなりました。
ほほぅ。。。
これは。。。
気候の変化もありここ数年Spring/SummerシーズンもAutumn/Winterシーズンも立ち上がりが少し遅れるケースが増えていることを(通常コレクションを手配している)シャツファクトリーさんがケアしているゆえかもしれません。
展示会にお邪魔した時にいただいた資料等を見てこの変化に気づいていれば意向を確認できたのですが、浅薄にも気づけませんでした汗。
なので、またの機会に聞いておきます。
とにもかくにも、そういう状況ですから、オーダーメイドシャツの通常コレクションは今月がかなり「熱い」状況にあるということであります!
ご来店の際はぜひとも自慢の新作コレクションをじっくり見てやってください!
*3ヶ月目の傾向は従来通りの模様です
もちろん電話/e-mail/SNSでのご注文・お問い合わせも可能です。
その際には個別画像左上に記す「FMから始まる品番」でご依頼ください。
では、早速ご紹介しましょう!
初日の今日ご紹介するのはLibertyの新作4マークです。
2025 Spring/Summerシーズンは創業150周年、Libertyの記念すべきアニヴァーサリーシーズンです。
Arthur Lasenby Libertyは1875年にLondonのRegent Streetに最初の店舗をオープンしました。
Arthurtは妻のEmmaと世界中を旅し、織物や装飾品や工芸品から芸術作品までユニークでスタイリッシュな商品を探し集め、型破りな店を個性的な商品で埋め尽くしました。
その中には日本で買い付けた品々も多くあったそうです。
当時のLondonにおいて極めてユニークだった1号店は圧倒的な成功を収めます。
19世紀後半のLibertyはLondonで最もファッショナブルなショッピングスポットのひとつでした。
常連客でもあった「あの」Oscar Wildeが1889年に「Libertyは芸術的な顧客に選ばれる店だ」と書いていることや、1890年代に多くのイギリス人デザイナーと強い関係を築いたのはその最たる証左です。
Archibald Knoxを含むこれらのデザイナーの多くは、Arts and Crafts movementやArt Nouveauとして知られる芸術スタイルを実践しており、Libertyはそのようなデザイナーを奨励することでArt Nouveauの発展に貢献しました。
イタリアではArt NouveauがLondonの店舗にちなんでStile Liberty(Liberty Styleのイタリア語)として知られるようになったほどです。
そんなLibertyに魅了された影響力のあるアーティストやデザイナーたちは個性とキャラクターにあふれた最強に刺激的なミューズでもありました。
その後、1924年にGreat Marlborough Streetに2隻の木材船を利用したテューダー様式の壮大な店舗を構えました。
それが現在のLiberty本店です。
以降も順調な成長を続ける中で、その革新的なジュエリーコレクションがデザインとテクニックの限界を押し広げ、コンテンポラリースタイルに強い影響を与え続けてきたことは有名な話です。
加えて、Parisにアトリエを併設したことでファッションにおいても繁栄を極め、Libertyは当時の著名なクチュリエたちに多大なインスピレーションを与えました。
もちろん、永きに渡ってLibertyの象徴的な存在であり続けているLibertyプリントが今もなお世界中で人気を集め続けていることも見逃せません。
かように偉大にして華麗な歴史を誇るLibertyは次のステージに進むべく、創業者Arthur Lasenby Libertyの精神を受け継ぎ新たな冒険を始めています。
テキスタイル部門においては、新世代のデザイナーたちがデジタル作品からクラシックなデザインの再構築までテクノロジーの限界に挑んでいます。
そして、Libertyは今春「伝統と未来を称える」というベースコンセプトを持った150周年記念コレクション Retold を発表しました。
今回入荷したこちらの4マークはいずれもRetoldからセレクトされた極上素材です。
*LOUD GARDENで取り扱うLiberty専用バンチブック:Liberty Fabricsは「毎シーズン膨大なマーク数がリリースされる英国Liberty社のニューコレクション」からシャツファクトリーさんの企画チームが厳選した素材を新作として迎え入れています
いずれもシルキーな肌触りを追求して生まれた定番のタナローンボディで品質は100% Cotton、糸番手は経糸(タテイト)が70番手単糸(タンシ)で緯糸(ヨコイト)が100番手単糸です。
また、今シーズン入荷した素材はすべてmade in Italyです。
節目の150周年ということもあり、前置きが少し長くなりましたが。。。
ご覧の通り、とっても華やかで優雅なLibertyらしい4マークが入荷しました。
*来月も4マークが入荷予定です
どれもすごく作ってみたくなりますよね!
Libertyの人気柄は比較的完売するのが早いので「お!」とお思いになられた方は「善は急げ!」でお願いします。
続いて、全マークを「個別画像」で見ていきましょう!
が、その前に。
Libertyはリピートの大きいパターンが多いため、入荷したバンチブック用のカットサンプルだけだと全貌が分かりにくい、あるいは仕上がりをイメージしにくいという問題があります。
そこで、少しでも全貌を把握しやすいように/仕上がりをイメージしやすいようにカットサンプル画像の下にもうひとつ画像をおつけします。
これは2.5年くらい前に導入された「バンチブックのカットサンプル裏に貼ってある品番シール横のQRコード」にスマートフォンをかざすと出てくる画像です。
QRコード自体は「通常コレクション」の全マークについています。
「QRコードを取り込んで仕上がりイメージを確認する作業」はなかなかどうして楽しいので、ご来店の際にはぜひともスマートフォンをかざしてみてください!
オーダーメイドシャツ:¥23,100~
*今回入荷した新作はすべて100% Cottonです
*今回入荷した新作はすべて(Libertyとしては)レアなmade in Italyです
*LOUD GARDENで取り扱っているLiberty FabricsコレクションはLiberty Londonが毎シーズンリリースする膨大なパターン/素材の中から選りすぐった素材のみをコンパイルしています
FM78302:Phoebe Amelia
アイコニックな旗艦店に対する心からのトリビュートであり、そのユニークなディテイルや特徴を称えるためにLondonのスタジオで手描きされたThe Liberty Stageという新作パターンがあります。
天空を思わせる天井、木製の梁、ドレープのかかったファブリック、クラシックなフローラルモチーフなど、「ステージとなった店内におけるショウ」の準備が整っているかのような躍動感あふれるパターンです。
こちらのPhoebe Ameliaは、そのThe Liberty Stageで描かれたポップな花々からインスピレーションを得たデザインで、手描きされた花と果実のメドレーを取り入れた魅力的なコーディネートプリントパターンです。
小さなハート、ミニストライプ、アーティスティックな花びらの模様が、原作:The Liberty Stageの遊び心と共鳴しています。
The Liberty Stageもナイスパターンなのですが、シャツになった時には間違いなくこちらPhoebe Ameliaの方がよさそうだと個人的には思いました。
シャツファクトリーさんの慧眼だと思います!
華やか極まりないカラーリングもすごくイイですよね。
僕はこちらなら最近のお気に入りデザイン/スタイルである「ギャザースタイル + ラージラウンドカッタウェイカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント(比翼仕立)+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパール(白蝶貝)ボタン」で作りたいです。
カラー&カフスの裏面をイエローかオレンジが効いたプリント素材にしてもより楽しいかもしれませんし、カラーとカフスにイエロー糸でハンドスティッチを入れても更に楽しいかもしれません!
上画像と下画像は少しカラートーンが異なりますが、いずれの素材も上画像の方がリアルに近いです。
FM78303:Floral Ovation
1951年にLibertyが試し刷りをした紙がベースになった、軽やかで明るくて浮き立つような存在感が印象深い多方向のフローラルパターンです。
極めて繊細なアウトラインとフレッシュなカラーリングで描き直されたこのFloral Ovationは、公演を祝してステージに花が楽しげに投げ込まれる爽快な瞬間を捉えています。
それを知ると「なるほど!」と感じると同時に「パターンが持つメッセージの理解を深めて作るとより楽しい1枚が仕上がるに違いない!」と思いましたがいかがでしょうか?
モダンレトロなデザインと爽やかかつ品のあるカラーリングが素晴らしいと思います!
しかし。。。
74年前の試し刷りが残っているのがすごいですよね!
僕はこちらなら「ギャザースタイル + ループ仕様のNewラウンドタブカラー + ラウンドフレンチカフス(ダブルカフス)+ フライフロント + 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン + カラー&カフスはピンク無地のブロード/ポプリン(平織)素材」で作りたいです。
最近何枚かこのデザインで作ったところすごく具合がイイんです!
そして、この素材が持つ個性とメッセージがより際立つデザインだと思います!!
FM78304:Emporium
賑やかなバザールでもあったLiberty StoreへのオマージュであるEmporiumは、1880年代に創業者Arthur Lasenby LibertyがLondonに持ち込んだ工芸品のひとつであるアジアの伝統的な扇子の精巧な職人技を称えています。
アーカイヴデザインからインスパイアされたこの作品は、装飾が施された扇の形が複雑に絡み合いペイズリー調のモチーフが緻密に配置されています。
見事なまでに直線と曲線が融合したアーティスティックな逸品だと思います。
そして、どこかエスニックでほのかにロックテイストを感じる快作だとも思います。
スマートなカジュアルシャツを作ってもよさそうですし敢えてのドレスシャツを作ってもよさそうです。
「本命」は前者だとは思いますが。。。
僕はこちらならほのかなロックテイストを活かすべくロングシャツを作って羽織アイテムとして活用したいです。
皆さんはいかがですか?
FM78305:Vigers’ Sketch
建築家でありデザイナーでもあったAllan Francis Vigersが、1903年にWilliam Morrisの出版物向けに考案した精巧なイラストからインスピレーションを得たVigers’ Sketchです。
ご覧の通り素晴らしくLibertyらしい「うねるような枝に宝石のごとく取りつけられた花々が美しくシンクロして咲き誇るArts and Crafts movementの真髄」ともいえる傑作です。
メリハリのあるキレイなカラーリングも白眉ではないでしょうか。
僕はこちらなら最近のお気に入りデザイン/スタイルである「ギャザースタイル + ラージラウンドカッタウェイカラー + コンヴァーチブル仕様の大丸シングルボタンカフス + フライフロント+ 胸ポケットレス仕様 + 二重タライデザインのマザーオブパールボタン」も考えましたが。。。
敢えてのダボダボサイズでアロハっぽいショートスリーヴシャツを作ってもよさそうに感じました!
ややチンピラ感のあるデザインなれど、いかにもLibertyらしいVigers’ Sketchが持つ上品さが絶妙に作用してOne of a kindな1枚に仕上がると思います。
以上です。
今日ご紹介した4マークは。。。
本当に全マーク作ってみたいです!
次回はThomas Masonをご紹介予定です。
乞うご期待ください!
19th. Mar. 2025
Ryoji Okada