1年のうちで最閑散な8月も残すところあと4日!
と書くと、9月に入ったら急に閑散期が終わってパッとご来店が増えるように見えますね。
でも、もちろんそんなことはありません。
暑い日々も続きそうですし。。。
お得意様やまだお会いしたことが方に「そろそろ秋冬モノを見に行こうかな?」「LOUD GARDENに頼んでみようか!」と思っていただけるようコツコツと丁寧にガンガンと強烈に努力を積み重ねるのみです!
The Loudest Voiceもやっと昨日入稿できました。
という訳で、まずは最閑散期の残り4日間を盛り上がって終わりたいです!
Ryoji Okada weekも8.31 Monまで延長しましたしね。
つきましては、今日も元気いっぱいに営業しますのでお近くまでいらした折にはぜひともお立ち寄りください。
ご来店(あるいはご来店なしでのご注文)を心よりお待ちしています!
Go! LOUD GARDEN!
ところで。
「8月」といえば。
3日振りに新作バンチブックをご紹介します!
昨年は8月中にご紹介できた新作バンチブックは3冊でした。
なので、「最低でも4冊!」「目標は5冊!」「できるなら6冊あるいは7冊!」という思いで日々に取り組んでいました。
結果、今日で7冊目。
新作バンチブックのご紹介は比較的順調にきています。
そして、Regency by Harrisons、Moleskin by W.Bill、Wool Denim by Nikkeは既にお問合わせ等々をいただいています!
本当に嬉しいです!!
あとは。。。
Autumn/Winterシーズンを順調に立ち上がらせるのみ!!
頑張ります!!
7回目の今日ご紹介するのはUKを代表する名門マーチャントHuddersfield Fine Worsteds(以下HFW)のReflex – Voyagerです。
サブタイトル:Luxury Wool Stretch Collectionにある通りとても贅沢かつ優雅なストレッチ機能つきWool Suiting(スーティング:スーツ向けテキスタイル)コレクションです。
詳しくは後述しますが、ReflexとVoyagerという2ボディがコンパイつされており全56マークが無地というなかなかどうして大胆不敵かつ見どころ満載の1冊に仕上がっています。
なにしろ、56マークがオール無地ですからね!
「おお!こんなカラーもあるんだ!?」というレアカラーもコンパイルされていますのでご来店の際にはぜひとも全マークをじっくりご覧になってください。
もちろんお電話/e-mail/SNS等でのご注文/お問い合わせも可能です。
例えば「Reflexの1番濃いPuepleがすごくキレイなので前回と同じサイズ/デザインでジャケットを作っておいて!ライニングはお任せで!」とか「VoyagerのイチオシメランジBlueがよさそうなんだけどより分かりやすい画像と動画で見ることはできない?」といったご質問やご要望がありましたらどうぞお気軽にお申しつけください。
*Suitingといっても多岐に渡るカラーがコンパイルされているのでジャケットやトラウザース単品で作る方もいらっしゃると思います
すぐにご対応します!
なお、これまでにご紹介した6回分のリンク集は最後にあります。
それではご紹介します!
今日ご紹介するのは ↓こちら↓ のバンチブックです。

まずはHFWについてご説明します。
HFWはUKにおける「高級毛織物の聖地:England北部に位置するYorkshire西部の街Huddersfield」に拠点を置く、そして「UK王室御用達の証:Royal Warrantを授かるHardy Minnis」や「Frescoのオリジネイターとしても有名なMartin Sons & Co.」を傘下に収める世界最大級のマーチャントです。
といっても、我が国ではそこまで知られていない気がします。
が、しかし、世界的な視点で見ると、Frescoを筆頭とした「歴史と伝統に最大限の敬意を表した豊かなコレクション」が長きに渡ってSavile Rowのビスポークテイラーや世界的ビッグブランドから絶大な信頼を集めている「テイラードウェア業界になくてはならない存在」です。
それが証拠に、僕がGieves & Hawkesのクリエイションに携わっていた1995年から2004年頃の間、本国のReady-to-wearコレクションでは必ず毎シーズンHFWの素材が複数使われていました。
もちろんBespoke部門ではバンチブックも取り扱っていたと記憶しています。
その一方で、made in Italyの素材を積極的に取り入れるなど、HFWがクリエイティヴィティを重視した極めて柔軟な方針を示していることもテイラードウェア業界内では有名です。
最近は多くのUKマーチャントが 「コレクションにmade in England/made in Scotland/made in Ireland以外の素材を組み込むこと」に躊躇がなくなりましたが、HFWはかなり早い時期からその方針をとっています。
という「クラシック/トラディショナルとモダン/アヴァンギャルドの両面を大事にする企業哲学」が見事に反映されたヴァラエティ豊かなHFWのバンチブックコレクションは圧巻の一言です。
FrescoやCasual Classic Linensは前者の代表例で、3回目でご紹介したBambooやアジアではごくわずかしか流通していないという触れ込みのロックかつレアなBash Ⅱ(←もちろんLOUD GARDENでも取り扱っています!)やLOUD GARDENでも大人気のスーパーファンシーなライニングコレクション:Flash Liningsシリーズは後者の代表例といえるでしょう。
今日ご紹介するReflex / Voyagerは後者です!
Made in Italyですしね。
Reflex / VoyagerはいずれもHFWによって開発・製造された革新的なストレッチ素材です。
具体的には、厳選されたAustralian Merino Wool Super 100’sを丁寧に紡いだ糸にストレッチ性に優れた繊維:Lycra®を絶妙なバランスでブレンドすることで高いパフォーマンスを発揮するよう設計されています。
Luxury Wool Stretch Collectionというサブタイトルの通り、一見するとストレッチ素材だとは分からない優雅なアピアランスもナイスだと思います!
また、マーチャントは提携ミル(織元)が元々展開しているボディを採用することが少なからずあります。
が、今日ご紹介するReflexとVoyagerはいずれもHFWのエクスクルーシヴボディです。
それもまたナイスですよね!
なお、両者はパッと見こそよく似ていますがいくつか大きな違いがあります。
その違いについては後述します。
なお、LOUD GARDENではHFWのバンチブックも(フルコレクションではありませんが)かなりの冊数を取り扱っていますのでご来店の際にはぜひともチェックをしてみてください。
続いて、内容をじっくり見ていきましょう。
今日も端折ることなく魂を込めて全マークを出来るだけ丁寧にご紹介します!
Reflex



Reflexは経糸(タテイト)と緯糸(ヨコイト)の両方に7%のLycra®を使用することで(縦方向・横方向ともにストレッチする)2wayストレッチを実現したHFWの “Highest” パフォーマンスボディです。
品質は93% Wool + 7% Lycra®(300g/m)です。
クリアカットのツイル(綾織)組織で300g/mということは盛夏を除くオールシーズン的なボディですね。
触った感じはもっと薄そうでいわゆるFour Seasonsっぽい感じですが!
Reflexの最大の特徴は2wayストレッチです。
近年はメンウズウエアマーケットでも横方向に伸びる素材がかなり増えていますが、縦方向にも伸びる2wayストレッチはそこまで浸透していません。
縫製が難しいのでテイラードウエア業界になると尚更です。
が、Reflexは2wayストレッチながら安定性も高いボディなので仕立て上がりもバッチリだと聞いています。
確かに素材感からすると仕立て映えしそうですね!
その2wayストレッチですが縦方向にも伸びることで快適性が格段に上がります。
また、ストレッチ性が高いということはテンションが分散されることを意味するのでシワにもなりにくいです。
というReflexは、例えば座敷にあがっての会食が多い方や車や列車や飛行機での移動が多い方やご出張時の荷物/ウエアを極力少なくしたいという方にとって強い味方になるに違いありません!
また、カラートレンドの進化に合わせ、従来のGrey・Blue・Brownを超えて拡大した豊かなパレットも見逃せません。
具体的には「フォーマルウエアにも使えるWhite」「鮮やかで高貴なPink/Purple/Wine Redレンジ」「絶妙なニュアンスが加えられたBlueレンジ」「より柔らかく彩度を抑えたトーンで表現されたGreen/Terracottaレンジ」がポイントです。
皆さんはどのカラーがお好きですか?
僕はGreen(1番下画像の下から3番目)に興味津々です!
Greenならミリタリーテイストあり&MODなダブルブレステッドスーツを作りたいです。
はい、1.5年前にDark GreyのヴィンテージTonikで作ったダブルブレステッドスーツと同じデザイン/スタイルです。
具体的なデザインは、ジャケットが「8.5cm巾のピークトラペル + ダブルブレステッド6ボタン×3がけ + ロープドショルダー + ウェルト(箱)仕様のチェストポケット + 前後差8.5cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケット(チェンジポケット)つき + フレアスリーヴ + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、トラウザースが「ハイライズ + ベルトループレス + ピストル型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ + 6.5cm巾のターンナップヘム」です。
ライニングは “♡ Camo” silk c/# Blue/Yellowにしてボタンはくるみボタンにしたいです。
そして、ライニングとの「ストーリー」でカラークロス(上衿裏のフェルト生地)やフラワーホール(衿穴)や一部ボタンホールをBlueにしたいです。
カラー(上衿)や胸ポケット等を同素材のNavy Blueにするのもナイスアイディアかもしれません!
Voyager




Voyagerは緯糸(ヨコイト)にのみLycra®を使用することで横方向にのみストレッチを実現したHFWのハイパフォーマンスボディです。
品質は97% Wool + 3% Lycra®(270g/m)です。
Reflexの後で見てしまうと。。。
比較的一般的なラグジュアリーストレッチSuitingといった感じのボディに見えてしまいます。
が、その肌触りは抜群にナイスです!!
おそらくかなり細番手に紡績した糸を使っているはずです。
Reflexの素晴らしいのですがそれ以上に極上の肌触り!
ぜひとも店頭で触ってみてください。
また、HFWが「ファッショナブルなカラーからクラシックなカラーまでを完全に網羅した圧倒的な品揃え」「メランジ(霜降り)やヘザー(杢)の見事かつ多様なトーン」と豪語するカラーヴァリエーションも素晴らしいの一言です。
僕はメランジのBlue(上から2番目画像の下から4番目)がすごく気になります。
メランジBlueならフォーマルテイストが薫るスリーピーススーツを作りたいです。
具体的にはジャケットを「ワイド巾:11.0cm巾&ラウンドシェイプのピークトラペル + ロープドショルダー + シングルブレステッド1ボタン + クラシックフロント + ウェルト仕様のチェストポケット + 前後差8.0cmの急アングルハッキング/スランテッドウエストポケット + アウトサイドティケットポケットつき + ターンバックカフス仕様 + サイドヴェンツ」で、ヴェストを「ラペルレス + ダブルブレステッド8ボタン」で、ボトムスを「ハイライズ + ベルトループレス + 剣型サイドアジャスターつき + 2インプリーツ + テイパードシルエット + ボタンフライ +ストレートヘム」で作りたいです。
ライニングはBlueグラデーションのロックなスカルライニングにしてボタンはくるみボタンにしたいです。
間違いなくスーパースタイリッシュな1着が仕上がるはずです!!
以上です。
オーダーメイドシャツの新作コレクションが入荷したので次回の新作バンチブック紹介は来月になると思います!
「流れ」も大事なので、次回もHFWを考えています!!
乞うご期待ください。
28th. Aug. 2026
Ryoji Okada